JP5402424B2 - コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ - Google Patents

コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ Download PDF

Info

Publication number
JP5402424B2
JP5402424B2 JP2009206273A JP2009206273A JP5402424B2 JP 5402424 B2 JP5402424 B2 JP 5402424B2 JP 2009206273 A JP2009206273 A JP 2009206273A JP 2009206273 A JP2009206273 A JP 2009206273A JP 5402424 B2 JP5402424 B2 JP 5402424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
connector
interposer
contacts
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009206273A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011060462A (ja
Inventor
亮 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009206273A priority Critical patent/JP5402424B2/ja
Priority to US12/859,847 priority patent/US8057241B2/en
Publication of JP2011060462A publication Critical patent/JP2011060462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5402424B2 publication Critical patent/JP5402424B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7082Coupling device supported only by cooperation with PCB
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/22Contacts for co-operating by abutting
    • H01R13/24Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted

Landscapes

  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

本発明はコネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザに関する。
従来、半導体集積回路(IC)を回路基板上に実装する場合は、ICパッケージの側面に設けられたリードを回路基板上の回路パターンのランド部に設けられたスルホールに挿入し、半田付けによってランド部に電気的に接続していた。一方、近年、ICの集積密度の向上によりICの入出力端子数が増大し、更に、ICの動作周波数が高くなり、高周波特性の向上要求から、回路基板への高密度実装、短距離接続、狭ピッチ化の要求高くなってきている。
このような要求の下で、入出力端子を効率的に配置するために、例えば、BGAまたはLGAのようにICパッケージの底面に格子状に入出力端子を設け、回路基板に表面実装する技術が提案されている。なお、ICパッケージと回路基板との間に中継基板としてインターポーザを用いた表面実装技術が提案されている。ここで、インターポーザとは、絶縁素材のシートに、ICパッケージのグリッドアレイ状の入出力端子に対応する孔を開け、この孔に絶縁素材のシートの表裏方向を導通させる導電体(コネクタ)を挿入したものである。回路基板上にも同様のグリッドアレイ状の端子パターンが設けられている。インターポーザを用いたICパッケージの回路基板上への実装を、図1を用いて説明する。
図1(a)は、インターポーザ2が回路基板3とICパッケージ1の間に配置される状態を示すものである。また、図1(b)は図1(a)の状態を側面方向から見たものであり、インターポーザ2のみ断面が示してある。ICパッケージ1の裏面には入出力端子(電極)4がグリッドアレイ状に設けられており、回路基板3のICパッケージ1の取り付け部位には、この入出力端子4に対向する位置にそれぞれ端子パターン(電極)6が形成されている。
インターポーザ2は、ICパッケージ1と回路基板3との間に取り付けられ、ICパッケージ1の裏面にある入出力端子4を回路基板3の上の端子パターン6にそれぞれ中継接続するものである。このようなインターポーザ2は、絶縁素材のシート(以後インターポーザ基板という)8に、ICパッケージ1のグリッドアレイ状の入出力端子4に対応する孔9を開け、この孔9にコネクタ5が挿入されている。コネクタ5は全て同じ長さであり、インターポーザ基板8の表裏方向を導通させる導電体から構成されている。
このようなインターポーザ2は一般に、図1(c)に示すようなソケット7の内側に取り付けられて使用され、このソケット7が回路基板に半田付け等によって実装される。ソケット7を使用すると、ICパッケージ1の回路基板からの着脱が容易になる。
以上のように構成されたインターポーザ2においては、インターポーザ基板8の表裏方向を導通させる導電体から構成されるコネクタ5の構造が重要である。コネクタ5は、ICパッケージ1の裏面にある入出力端子4と回路基板3の上の端子パターン6に挟まれて圧縮されるので、上下からの圧力に対して収縮しながら両者間を導通させる弾力性を持たせることが行われている。
コネクタ5に弾力性を持たせた構造としては、特許文献1に圧縮可能な絶縁性コアの周りに柔軟な導体素子を巻き付け、このコアの周囲に弾性体からなる圧縮可能なアウターシェルが設けられた構成が開示されている。特許文献1にはまた、アウターシェルをゴム等の弾性体で構成することや、アウターシェルをコアと絶縁層を介して導線の網、又は連続した金属層のシールド層にしてコアを取り囲む構成が開示されている。
しかしながら、コネクタに弾力性を持たせる構造として、特許文献1に開示の構造は、弾性体の本体にジグザグ、ひだ状、又はコイル状にしたワイヤを組み込んだ構造や、金属ばねを組み込む構造であり、物理的に小型化に限界があるという課題があった。また、構造が複雑であり、コストが高いという問題点があった。
この問題点に対して、図2(a)に示すような伸縮接続体52を用いたコネクタが提案されている。U字状の導電性のばね部53を備えた伸縮接続体52をコネクタとして、これを図2(b)に示すようにインターポーザ基板8の孔9に取り付けたものである。
伸縮接続体52のばね部53の両端部は接触部54,55となっている。インターポーザが回路基板3の上の決められた位置に置かれ、インターポーザの上にICパッケージ1が取り付けられると、図2(c)に示すように、インターポーザ基板8から突出する接触部54,55がそれぞれICパッケージ1の入出力端子4と回路基板3の端子パターンに接触し、ばね部53が撓んで圧力を吸収するようになっている。
図2(d)は、図2(a)から(c)で説明した構造のコネクタ50と類似の構造を持つコネクタ60を備えたインターポーザ70を示すものであり、特許文献2に記載されているものである。インターポーザ70は、穿孔69が設けられたインターポーザ基板68と、この穿孔69内に設けられたコネクタ60とから構成されている。コネクタ60のハウジング64内に接触子65が設けられている。接触子65には2つの接触部61,62と、接触部61,62を接続するばね部63とがある。接触部61,62はそれぞれインターポーザ基板68の上側の表面と下側の表面から突出している。図2(a)から(c)で説明した構造のコネクタ50と同様に、接触部61にICパッケージの入出力端子、接触部62に回路基板の端子パターンが接続される。
特開2001−176580号公報(図2、3、7)
米国特許第4969826号(図1,3)
しかしながら、図2(a)〜(c)のように、U字状の導電性ばねをインターポーザに組み込んだ構成のものは、金属ばねの所定の変形量を確保するためには小型化の限界があり、設計が困難であると共に、電流経路が長くて電気抵抗が大きいという問題点があった。また、特許文献2に開示の構造には、図7(a)に示すように、接触部の接触量(接触の為の変形レンジ)に対して接触圧のレンジが大きく、接触圧のバラツキが大きいという課題があった。
本明細書に開示のコネクタは、上下に対向状態で位置する外部の電極同士を導通させるコネクタであって、剛体の一対の接触子からなる可動導電素子と、弾性変形して前記可動導電素子の移動による荷重を受け止める弾性構造体とを備え、可動導電素子の接触子は、力点、支点、作用点を有する作用部が略L字状をなし、弾性構造体は、接触子の支点が当接するベース部と、ベース部に対向して接触子の作用点を保持する保持部と、ベース部から保持部まで延在する弾性部とを備えることを特徴とする。
本明細書に開示のインターポーザによれば、電気経路となる金属と、弾性変形する金属とを分割し、電気経路となる金属を小さくして電気経路長の短いインターポーザを形成したことにより、ICパッケージと回路基板との間を最短で接続でき、構造が簡単であるので廉価に製造可能である。更に、高速で大型パッケージのスタック実装(リムーバブル)の信号品質と信頼度の高さを向上させることができる。
従来のインターポーザを示す。 従来のコネクタの一例の構成を示す。 本発明の第1の実施例に係るコネクタを示す。 本発明の第2の実施例に係るコネクタを示す。 本発明の第2の実施例の変形例を示す。 本発明の第3の実施例を示す。 コネクタの変形量と接触圧との関係を示す。 本発明の第4の実施例を示す。
以下、添付図面を用いて本発明の一実施例におけるコネクタ、及びこのコネクタを複数個用いたインターポーザについて詳細に説明する。
図3(a)は、本発明の第1の実施例のコネクタ10を示すものである。このコネクタ10は、ハウジングとして、ベース11、ベース11の端部から突出する2本のフレーム16、及び2本のフレームの先端部に設けられた位置決め壁17とから構成される。この実施例では、2本のフレーム16はベース11に対して直角に設けられており、位置決め壁17は2本のフレーム16に直角に取り付けられている。従って、この実施例では位置決め壁17はベース11に対して平行になっている。
ベース11、2本のフレーム16、及び位置決め壁17で囲まれる空間内には、ベース11側から板状のばね体12が突設されている。そしてばね体12の先端部には保持壁13が取り付けられている。保持壁13と位置決め壁17との間には十分な空間が残っている。保持壁13は導電体から構成される。ベース11、ばね体12、及び保持壁13は、後述する接触子14,15の移動による荷重を受け止める弾性構造体として機能する。
更に、ベース11と保持壁13との間には、略L字状をした2つの接触子14,15が嵌め込まれる。接触子14,15は導電体から構成される。接触子14には長軸14Dと短軸14Eがある。長軸14Dの端部が作用部14Aであり、長軸14Dと短軸14Eの交差部分に摺動部14Bがあり、短軸14Eの端部が接触部14Cとなっている。同様に、接触子15には長軸15Dと短軸15Eがある。長軸15Dの端部が作用部15Aであり、長軸15Dと短軸15Eの交差部分に摺動部15Bがあり、短軸15Eの端部が接触部15Cとなっている。作用部14A,15Aが保持壁13に保持され、摺動部14B,15Bがベース11の内面に当接し、接触部14C,15Cがフレーム16から外側に突出するように、接触子14,15がベース11と保持壁13との間に嵌め込まれる。
なお、ベース11と保持壁13の間に嵌め込まれた接触子14,15が外れないようにするために、図4(a)に示すように、保持壁13の内面側に、接触子14,15の作用部14A,15Aを受け入れるための凹部18を設けてもよい。接触子14,15がベース11と凹部18を備えた保持壁13の間に嵌め込まれた状態が図4(b)に示される。
接触子14,15がベース11と保持壁13との間に嵌め込まれたコネクタ10は、誘電材料からなるインターポーザ基板8に開けられた孔9に嵌め込まれる。ベース11の外面と位置決め壁17の外面の間の距離が孔9の長尺方向の長さに等しく、ベース11と位置決め壁17の幅が孔9の幅に等しい。孔9の長尺方向の長さと短尺方向の長さの比は、1.4:1程度である。コネクタ10がインターポーザ基板8に開けられた孔9に嵌め込まれた状態を図3(b)に示す。即ち、第1の実施例のコネクタ10を、図1(a)に示したコネクタ5の代わりにインターポーザ基板8に嵌め込めば、第1の実施例のインターポーザ10Pとなる。
図3(c)は、図3(b)に示したインターポーザ10Pの上部側にICパッケージ1が取り付けられ、下部側が回路基板3に載置された状態を示すものである。インターポーザ10Pの接触子14の接触部14Cが入出力端子4に押され、接触子15の接触部15Cが端子パターン6に押されると、接触部14C、15Cが力点、摺動部14B,15Bが支点、作用部14A,15Aが作用点となる。即ち、力点(接触部14C、15C)に押圧力が加わると、支点(摺動部14B,15B)がベース11の内面上を摺動し、作用点(作用部14A,15A)が保護壁13を押す。これにより、ばね体12が変形し、保護壁13が移動(変位)する。
接触子14,15は互いの接触により、或いは導体である保護壁13を介して導通している。従って、接触子14,15の接触部14C−15C間の電気信号長は、接触子14,15の長さに等しく、図2で説明した伸縮接続体52を使用した場合に比べて短い。そして、接触子14,15は剛体で形成される場合、移動してもその長さは変わらない。つまり、図3(b)に示す、ICパッケージ1の搭載前の状態(図3(b))における接触子14,15の接触部14C−15C間の電気信号長と、図3(c)に示す、ICパッケージ1の搭載後の状態における接触子14,15の電気信号長とは同じである。
次に、図4(c)は、本発明に係る第2の実施例のコネクタ20の構成を示すものである。第2の実施例のコネクタ20が第1の実施例のコネクタ10と相違する点は、フレーム16及び位置決め壁17が無い点である。その他の構成は第1の実施例のコネクタ10と同じであるので、これ以上の説明を省略する。第2の実施例のコネクタ20をインターポーザ基板8に設けられた孔9に挿入する場合には、ベース11の裏面を孔9の内面に接着すれば良い。また、図4(d)に示すように、インターポーザ基板8に設ける孔9に、ベース11を嵌め込み可能な溝部9Aを設けておけば、コネクタ20を孔9に嵌め込んで取り付けることも可能である。
図5(a)は、図4(c)に示した第2の実施例のコネクタ20がインターポーザ基板8に開けられた孔9に挿入された状態を示すものである。また、図5(b)は図5(a)に示したコネクタ20の接触子14,15の接触部14C,15Cが2つの電極により押された状態を示すものである。接触子14,15の移動により作用部14A,15Aが保持壁13を押すと、ばね体12が湾曲することにより、保持壁13が移動する。接触子14,15は剛体であるので変形しない。
図5(c)は、図5(a)に示したコネクタ20の第1の変形例のコネクタ20Aを使用したインターポーザを示すものである。この変形例では、保持壁13をばね体12に対して斜めに取り付けている。それ以外の構成はコネクタ20と同じである。この変形例では、コネクタ20Aが2つの電極で圧縮された時には図5(d)に示す状態になり、ICパッケージ1の搭載状態において保持壁13がベース11に対して平行になるので、接触子14,15が安定して保持壁13に保持される。
図5(e)は(a)に示したコネクタ20の第2の変形例のコネクタ20Bを示すものである。この変形例では、ばね体12を蛇腹式のばね体12Bにしている。それ以外の構成はコネクタ20と同じである。第2の変形例では、コネクタ20Bが2つの電極で圧縮された時には図5(f)に示す状態になり、蛇腹式のばね体12Bが伸びてICパッケージ1の搭載状態において保持壁13がベース11に対して平行になる。このため、第2の変形例でも、接触子14,15がより安定して保持壁13に保持される。なお、ばね体12の形状は蛇腹式に限定されるものではない。
図6(a)は本発明に係る第3の実施例のコネクタ30の構成を示すものである。第3の実施例のコネクタ30が第2の実施例のコネクタ20と相違する点は、保持壁13の構成と接触子14,15の保持壁13への係合部の形状にある。その他の構成は第2の実施例のコネクタ20と同じであるので、これ以上の説明を省略する。第3の実施例のコネクタ30では、保持壁13の内面に半球状の凹部31を設けると共に、接触子34,35の作用部32,33を球面状に形成している。34B,35Bは摺動部、34C,35Cは接触部である。接触子34,35は第1、第2の実施例のコネクタ10,20と同様にベース11と保持壁13の凹部31の間に嵌め込まれる。
図6(b)は図6(a)に示したコネクタ30を組み立ててインターポーザ基板8の取付孔9に組み込んだ状態を平面視したものである。接触子34,35の作用部32,33は保持壁13に設けられた半球状の凹部31内に収容されている。この状態からコネクタ30の上下にICパッケージ1の入出力端子(電極)と回路基板3の端子パターン(電極)が接続されると、コネクタ30の接触子34,35の接触部34C,35Cが2つの電極により押され、図6(c)に示す状態となる。
図6(c)の状態では、接触子34,35の移動により作用部32,33が保持壁13を押し、ばね体12が湾曲して保持壁13が移動している。しかし、第3の実施例では保持壁13の凹部31が半球状をしているので、接触子34,35の作用部32,33はより安定して半球状の凹部31に保持され、接触子34,35の作用部32,33が凹部31から外れ難い。
なお、接触子14,15,34,35の摺動部14B,15B,34B,35Bがベース11上を摺動する際に、ベース11から外れないようにするために、ベース11の内面側に、接触子14,15,34,35の摺動部14B,15B,34B,35Bを受け入れるための凹部を設けてもよい。
次に、図7(b)は本発明の一実施例に係るコネクタの変形量と接触圧との関係を示すものである。弾性部材から可動部材が受けるバネ荷重がリニアに変化することがわかる。本発明に係るコネクタでは、図7(a)に示す比較例に比べ、接触部の接触量(接触の為の変形レンジ)に対して接触圧のレンジが小さく、接触圧のバラツキが小さい。このため、本発明の一実施例に係るコネクタを備えるインターポーザでは、多ピン接続でも安定しており、信頼度が高いという効果がある。従って、本発明のコネクタを使用したインターポーザでは、高速で大型パッケージのスタック実装(リムーバブル)の信号品質と信頼度を向上させ、より高速化、高密度化した装置を開発することができる。
図8(a)から(d)は本発明に係る第4の実施例のコネクタ40の構成を示すものである。第4の実施例のコネクタ40が第3の実施例のコネクタ30と相違する点は、ベース11、ばね体12、保持壁13、及び第1と第2の接触子44,45の形状である。第4の実施例のコネクタ40では、まず、ベース11の形状が、側面から見て背が低い横長のW字状をしており、2つの窪んだ内面部には、後述する第1と第2の接触子44,45がベース11から外れないようにするために、2つの独立した凹部41B,42Bが設けられている。凹部41B,42Bはその境界部をつなげて1つの凹部としても良い。また、保持壁13のベース11との対向面にはW字状の溝43が設けられている。溝43の中に更に凹部を設けても良い。
ベース11と保持壁13は、図8(c)に示すように、その側面がばね体12で接続されている。一方、第4の実施例における第1と第2の接触子44,45の形状は、側面から見た形状がr字状をしている。接触子44,45にはそれぞれ3つの端部があり、端部44A,45Aが前述の接触子14,15の作用部に対応し、端部44B,45Bが前述の接触子14,15の摺動部に対応し、端部44C,45Cが前述の接触子14,15の接触部に対応する。
第4の実施例の接触子44,45は、ベース11と保持壁13との間に、作用部44A,45Aが保持壁13の凹部43に保持され、摺動部44B,45Bがそれぞれベース11に設けられた凹部41B,42Bに保持された状態で嵌め込まれる。この状態では、図8(b)に示すように、接触部44C,45Cがベース11の外側に突出する。保持壁13と接触子44,45は、前述の実施例と同様に導電体から構成される。
第4の実施例のコネクタ40では、図8(d)に示すように、接触部44C,45Cがその上下方向から力Fで押圧されると、接触子44,45の摺動部44B,45Bがそれぞれベース11の中央部側に移動する。摺動部44B,45Bの移動により作用部44A,45Aが保持壁13を押し、ばね体12が湾曲して保持壁13が移動する。第4の実施例では、摺動部44B,45Bがベース11の凹部41B,42Bに保持され、作用部44A,45Aが保持壁13の溝部43に保持されているので、接触子44,45が外れ難い。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 上下に対向状態で位置する外部の電極同士を導通させるコネクタであって、
剛体の一対の接触子からなる可動導電素子と、
弾性変形して前記可動導電素子の移動による荷重を受け止める弾性構造体と、を備えることを特徴とするコネクタ。
(付記2) 前記可動導電素子の接触子は、力点、支点、作用点を有する作用部が略L字状をなし、
前記弾性構造体は、前記接触子の支点が当接するベース部と、前記ベース部に対向して前記接触子の作用点を保持する保持部と、前記ベース部から前記保持部まで延在する弾性部とを備えることを特徴とする付記1に記載のコネクタ。
(付記3) 前記一対の接触子の力点にそれぞれ外部の電極が押し当てられた時に、前記接触子の支点が前記ベース上を摺動し、前記作用点が前記弾性部材を変形させて前記保持部を移動させることを特徴とする付記2に記載のコネクタ。
(付記4) 前記弾性構造体は、平面視コ字状をしていることを特徴とする付記2または3に記載のコネクタ。
(付記5) 前記保持部に、前記接触子の作用点が保持される凹部が設けられていることを特徴とする付記2から4の何れかに記載のコネクタ。
(付記6) 前記保持部の凹部が半球状であり、
前記接触子の作用点は球面となっていることを特徴とする付記5に記載のコネクタ。
(付記7) 前記ベース部に、前記接触子の支点が保持される凹部が設けられていることを特徴とする付記2から6の何れかに記載のコネクタ。
(付記8) 前記弾性部が板ばねから構成されることを特徴とする付記1から7の何れかに記載のコネクタ。
(付記9) 前記保持部が導電部材から構成されていることを特徴とする付記1から8の何れかに記載のコネクタ。
(付記10) 誘電材料からなり、複数の貫通孔が形成されている平板状基板と、
前記貫通孔に挿入され、上下に対向状態で位置する外部の電極同士を導通させるコネクタと、を備え、
前記コネクタは、剛体の一対の接触子からなる可動導電素子と、弾性変形して前記可動導電素子の移動による荷重を受け止める弾性構造体とを有することを特徴とするインターポーザ。
(付記11) 前記コネクタの接触子は、力点、支点、作用点を有する略L字状をなし、
前記接触子の力点は、前記平板状基板から突出していることを特徴とする付記10に記載のインターポーザ。
(付記12) 前記弾性構造体は、前記接触子の支点が当接するベース部と、前記ベース部に対向して前記接触子の作用点を保持する保持部と、前記ベース部から前記保持部まで延在する弾性部とを備えることを特徴とする付記11に記載のインターポーザ。
(付記13) 前記一対の接触子の力点にそれぞれ外部の電極が押し当てられた時に、前記接触子の支点が前記ベース上を摺動し、前記作用点が前記弾性部材を変形させて前記保持部を移動させることを特徴とする付記12に記載のインターポーザ。
(付記14) 前記弾性構造体は、平面視コ字状をしていることを特徴とする付記12または13に記載のインターポーザ。
(付記15) 前記保持部に、前記接触子の作用点が保持される凹部が設けられていることを特徴とする付記12から14の何れかに記載のインターポーザ。
(付記16) 前記保持部の凹部が半球状であり、
前記接触子の作用点は球面となっていることを特徴とする付記15に記載のコネクタ。
(付記17) 前記ベース部に、前記接触子の支点が保持される凹部が設けられていることを特徴とする付記12から16の何れかに記載のインターポーザ。
(付記18) 前記貫通孔に、前記ベース部を受け入れて前記コネクタの前記貫通孔内の位置決めを行う溝部が設けられていることを特徴とする付記12から17の何れかに記載のインターポーザ。
(付記19) 前記保持部が導電部材から構成されていることを特徴とする付記12から18の何れかに記載のインターポーザ。
(付記20) 前記平板状基板の周囲に誘電体材料からなるソケットが取り付けられており、前記ソケットの上面には電極を底部に備えた集積回路を収容する凹部、下面には前記ソケットを電極を上面に備えた回路基板に固定する固定部が設けられていることを特徴とする付記12から19の何れかに記載のインターポーザ。
1 ICパッケージ
2 インターポーザ
3 回路基板
4 入出力端子
5 コネクタ
6 端子パターン
7 ソケット
8 インターポーザ基板
9 孔
10、20、30、40 コネクタ
10P インターポーザ
11 ベース
12 ばね体
13 保護壁
14,34、44 第1の接触子
15,35、45 第2の接触子
14A,15A、32,33、44A,45A 作用部(作用点)
14B,15B、34B,35B、44B,45B 摺動部(支点)
14C,15C、34C,35C、44C,45C 接触部(力点)
17 位置決め壁
18,31,41B,42B 凹部
43 溝

Claims (7)

  1. 上下に対向状態で位置する外部の電極同士を導通させるコネクタであって、
    剛体の一対の接触子からなる可動導電素子と、
    弾性変形して前記可動導電素子の移動による荷重を受け止める弾性構造体とを備え、
    前記可動導電素子の接触子は、力点、支点、作用点を有する作用部が略L字状をなし、
    前記弾性構造体は、前記接触子の支点が当接するベース部と、前記ベース部に対向して前記接触子の作用点を保持する保持部と、前記ベース部から前記保持部まで延在する弾性部とを備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記一対の接触子の力点にそれぞれ外部の電極が押し当てられた時に、前記接触子の支点が前記ベース上を摺動し、前記作用点が前記弾性部材を変形させて前記保持部を移動させることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記弾性構造体は、平面視コ字状をしていることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記保持部に、前記接触子の作用点が保持される凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記保持部の凹部が半球状であり、
    前記接触子の作用点は球面となっていることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記ベース部に、前記接触子の支点が保持される凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のコネクタ。
  7. 請求項1から5の何れか1項に記載のコネクタを備え、
    前記コネクタは、剛体の一対の接触子からなる可動導電素子と、弾性変形して前記可動導電素子の移動による荷重を受け止める弾性構造体とを有することを特徴とするインターポーザ。
JP2009206273A 2009-09-07 2009-09-07 コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ Expired - Fee Related JP5402424B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009206273A JP5402424B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ
US12/859,847 US8057241B2 (en) 2009-09-07 2010-08-20 Connector and interposer using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009206273A JP5402424B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011060462A JP2011060462A (ja) 2011-03-24
JP5402424B2 true JP5402424B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=43648127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009206273A Expired - Fee Related JP5402424B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8057241B2 (ja)
JP (1) JP5402424B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9426918B2 (en) * 2009-02-05 2016-08-23 Oracle America, Inc. Socket package including integrataed capacitors
US8718550B2 (en) 2011-09-28 2014-05-06 Broadcom Corporation Interposer package structure for wireless communication element, thermal enhancement, and EMI shielding
JP6194580B2 (ja) * 2012-12-03 2017-09-13 富士通株式会社 ソケット及び電子部品搭載構造
KR101488266B1 (ko) * 2013-08-06 2015-01-30 주식회사 유니드 착탈형 전기 접속 구조와 이를 구비한 전기 접속용 커넥터, 반도체 패키지 조립체 및 전자기기
CN104319508A (zh) * 2014-08-29 2015-01-28 中航光电科技股份有限公司 “8”字型弹性接触件及使用该接触件的电连接器
DE102015117687A1 (de) * 2015-10-16 2017-05-04 Kathrein Werke Kg Intermodulationsfreier elektrischer Kontakt für HF-Anwendungen
US10312613B2 (en) * 2017-04-18 2019-06-04 Amphenol InterCon Systems, Inc. Interposer assembly and method
US10050367B1 (en) 2017-06-06 2018-08-14 Amphenol Corporation Spring loaded electrical connector
US10615530B2 (en) 2017-06-06 2020-04-07 Amphenol Corporation Spring loaded electrical connector
US20240063562A1 (en) * 2022-08-17 2024-02-22 Neoconix, Inc. Electrical connector with integrated ground plane

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4969826A (en) * 1989-12-06 1990-11-13 Amp Incorporated High density connector for an IC chip carrier
US5167512A (en) * 1991-07-05 1992-12-01 Walkup William B Multi-chip module connector element and system
FR2703839B1 (fr) * 1993-04-09 1995-07-07 Framatome Connectors France Connecteur intermédiaire entre carte de circuit imprimé et substrat à circuits électroniques.
JPH10326653A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ
US6273731B1 (en) * 1999-01-19 2001-08-14 Avx Corporation Low profile electrical connector
US6132220A (en) * 1999-08-11 2000-10-17 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Land grid array socket
US6164978A (en) * 1999-10-08 2000-12-26 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Land grid array connector
US6264476B1 (en) 1999-12-09 2001-07-24 High Connection Density, Inc. Wire segment based interposer for high frequency electrical connection
US6957963B2 (en) * 2000-01-20 2005-10-25 Gryphics, Inc. Compliant interconnect assembly
US6257899B1 (en) * 2000-07-26 2001-07-10 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Soft internal touch contact for IC socket
JP4128815B2 (ja) * 2002-07-09 2008-07-30 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP4050166B2 (ja) * 2003-03-07 2008-02-20 アンリツ株式会社 マイクロ接点機構及びテストフィクスチャ
TW588865U (en) * 2003-03-21 2004-05-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
US6921270B2 (en) * 2003-06-11 2005-07-26 Cinch Connectors, Inc. Electrical connector
US7625216B2 (en) * 2003-06-11 2009-12-01 Cinch Connectors, Inc. Electrical connector
WO2005008838A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-27 Gryphics, Inc. Normally closed zero insertion force connector
US7186119B2 (en) * 2003-10-17 2007-03-06 Integrated System Technologies, Llc Interconnection device
TWI282645B (en) * 2004-04-16 2007-06-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical contact
TWM266621U (en) * 2004-08-02 2005-06-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Land grid array electrical connector
TWI373166B (en) * 2008-05-12 2012-09-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical contact

Also Published As

Publication number Publication date
US20110059631A1 (en) 2011-03-10
US8057241B2 (en) 2011-11-15
JP2011060462A (ja) 2011-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5402424B2 (ja) コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ
JP3768183B2 (ja) 狭ピッチicパッケージ用icソケット
CN103238078B (zh) 顺应式电接点与组件
JP4973988B2 (ja) コンタクト及びこれを用いたicソケット
JP5359617B2 (ja) コネクタ及び該コネクタを使用したインターポーザ
US8657635B2 (en) Terminal and connector using the same
JP4862697B2 (ja) スイッチ装置
WO2014156531A1 (ja) 電気接触子及び電気部品用ソケット
CN102376485A (zh) 滑动移位接触开关
JP3141137U (ja) コネクタ用導電端子
JP4680846B2 (ja) コンタクト及びこれを用いたicソケット
JPWO2009093644A1 (ja) スライド式スイッチ
JP3323449B2 (ja) 半導体用ソケット
JP3108315U (ja) 電気コネクタ
EP2375500A1 (en) Scalable contact member for electrical connectors
JP5267635B2 (ja) コンタクト及びこれを用いたicソケット
JP2010108856A (ja) コネクタ
JP2009032440A (ja) 電気コネクタ
JP2011181419A (ja) コネクタ
JP4492996B2 (ja) コンタクト
JP2006073442A (ja) 電気コネクタ
JP4559797B2 (ja) コンタクトピン及びそれを用いるicソケット
WO2024106101A1 (ja) 回路基板用ソケット
JP4313251B2 (ja) Lga電気コネクタ
CN214798043U (zh) 电连接器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131014

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees