JP6194580B2 - ソケット及び電子部品搭載構造 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は、ソケット及び電子部品搭載構造に関する。
基板上に電子部品を搭載する構造では、ソケットを基板と電子部品との間に介在させる構造が採られることがある。
たとえば、ソケット本体上のヒートスプレッダに形成した受容孔を、電子部品に電気的に接続されたコンタクトピンと、電子部品に接続されていないコンタクトピンの双方が貫通することで、新たな放熱経路を形成した構造が知られている。
特開2008−111722号公報
基板上に電子部品を搭載する構造において、電子部品の基板側の面から効率的に放熱することが難しい場合がある。
本願の開示技術は、基板上に電子部品を搭載する構造において、電子部品の基板側の面からの効率的な放熱を可能とすることが目的である。
本願の開示する技術では、複数の接続部材により、電子部品の端子と基板の端子とを電気的に接続できる。接続部材は保持部材により非接触で保持され、接続部材間の一部では、シート部材が電子部品及び基板と接触する。保持部材及びシート部材は絶縁性を有するので、接続部材は短絡されない。シート部材は熱拡散性を有しているので、このシート部材が電子部品及び基板と接触することで、電子部品の基板側の面から効率的に放熱することが可能となる。
本願の開示する技術によれば、基板上に電子部品を搭載する構造において、電子部品の基板側の面からの効率的な放熱が可能となる。
第1実施形態のソケットを示す斜視図である。 第1実施形態のソケットを部分的に拡大して示す斜視図である。 第1実施形態の電子部品搭載構造をソケットにおける図2の3−3線断面で示す断面図である。 第1実施形態のソケットを示す図2の4−4線断面図である。 第1実施形態のソケットの保持部材及び接続部材を部分的に拡大して示す斜視図である。 第1実施形態のソケットの単体シートを部分的に拡大して示す斜視図である。 第1実施形態のソケットを製造する途中の工程を図4と同様の断面で示す断面図である。 第1実施形態のソケットを示す図2の8−8線断面図である。 第1実施形態の電子部品搭載構造をソケットにおける図4と同様の断面で示す三面図である。 第1実施形態の電子部品搭載構造をソケットにおける図8と同様の断面で示す三面図である。 第1実施形態のソケットを枠体に収容した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の電子部品搭載構造を電子部品が反った状態で示す断面図である。 第1実施形態の電子部品搭載構造を電子部品が反った状態で示す断面図である。
第1実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図3に示すように、第1実施形態の電子部品搭載構造62に用いられるソケット12は、基板14上に電子部品16を搭載する構造において、基板14と電子部品16とを電気的に接続する部材である。本実施形態の電子部品16は、平板状のパッケージ基板18の上に、複数の積層部品20(図示の例では論理回路部22やメモリ部24など)が積層された構造である。
なお、図3は、電子部品搭載構造62示す断面図であるが、ソケット12における図2の3−3線に対応する断面で示している。
図1及び図2に示すように、ソケット12は、シート部材26、保持部材28及び接続部材30を有している。以下では、シート部材26の2つの面を、それぞれ表面26A及び裏面26Bとして区別するが、表面26Aと裏面26Bとで、特に構造上の差異が設けられるものではない。
シート部材26は、本実施形態では2枚の同形状(略直方体状)の単体シート32を備えている。これらの単体シート32は重ね合わされており、全体としてシート部材26になっている。
単体シート32は、絶縁性及び熱拡散性を有する材料によって、略長方形のシート状に形成されている。この「絶縁性」とは、1000MΩm以上の抵抗率をいう。また、「熱拡散性」とは、5W/m・K以上の熱伝導率をいう。
単体シート32の例として、具体的には、沖電気工業製の放熱シート(商品名「まず貼る一番」)が挙げられる。単体シート32の厚みT1は、たとえば0.3mm程度とすることで、単体シート32は可撓性を有し、シート部材26としても可撓性を有する。シート部材26の厚みT2は、単体シート32の2枚分となる(上記の例では0.6mm程度)。単体シート32は、絶縁性が高く、熱拡散性も高いが、ソケット12の接続部材30の保持のためには、より高い剛性を有していることが望まれる。
図4及び図5に詳細に示すように、保持部材28は、複数のブロック部34を有している。ブロック部34のそれぞれは、本実施形態では、シート部材26の厚みT2と同程度の高さH1を有する円柱状に形成されている。そして、複数のブロック部34が、棒状の連結部36で、幅方向(矢印W方向)及び奥行方向(矢印D方向)互いに連結されることで、保持部材28は全体として格子状になっている。連結部36の幅W1は、ブロック部34の外径D1よりも短くされている。
ブロック部34は、格子における交点部分に位置しており、ブロック部34どうしの相対的な位置が、保持部材28によって維持されている。保持部材28を平面視(矢印A方向視)したときの全体的な面積は、シート部材26を平面視した面積よりも、小さくされている。ブロック部34のそれぞれの形状は、後述するように、基板14と電子部品16とが接続部材30で接続されたときの伝送特性(信号の減衰や劣化を抑制して伝送できる能力)を向上させるために、特性インピーダンスが整合されている。
ブロック部34のそれぞれには、接続部材30が貫通している。接続部材30は、導電性を有する材料、たとえば銅などの金属によって長尺状に形成されている。接続部材30の長手方向の中央部分は、ブロック部34に埋め込まれて固定される埋込部38となっている。
埋込部38をブロック部34に埋め込む方法としては、ブロック部34に接続部材30を挿入する挿入孔を形成しており、この挿入孔に接続部材30を圧入すればよい。あるいは、保持部材28を金型によって成形する前に、金型内の所定位置に接続部材30をインサートしておき、その後に保持部材28を形成する方法(いわゆるインサート成形)を用いてもよい。
接続部材30の長手方向の両端部分(埋込部38以外の部位)は、ブロック部34の2つの底面34Bに対し傾斜して延出される延出部40となっている。延出部40は、後述するように、基板14の接触部50又は電子部品16の接触部52と接触する。ただし、図9に示すように、延出部40が底面34Bと平行になった姿勢でも、延出部40どうしが接触しないように延出部40の形状が決められている。したがって、複数の接続部材30は、保持部材28を介して、格子の交点の位置を維持すると共に、互いに非接触状態となるように連結された構造になっている。
本実施形態では、延出部40は、保持部材28を平面視したときに格子の対角線DLに沿う方向に延出されている。すなわち、平面視では、保持部材28の連結部36とは異なる位置に延出部40が存在している。
図6に示すように、単体シート32のそれぞれには、ブロック部34と同数の貫通孔42が形成されている。貫通孔42のそれぞれは、ブロック部34に対応する位置で、貫通孔42の内側にブロック部34を収容可能となるように、平面視で円形に形成された円形部44を有している。
さらに貫通孔42は、円形部44から径方向外側へと部分的に広げられた略四角形状の拡径部46を有している。拡径部46は、接続部材30の延出部40に対応する位置及び形状に形成されている。拡径部46は、延出部40が通過可能な位置及び形状とされている。
したがって、ソケット12の製造工程では、図7に示すように、複数の接続部材30がそれぞれブロック部34に取り付けられた保持部材28に対し、厚み方向の両側から1枚ずつ単体シート32で挟み込むことが可能である。このとき、貫通孔42の円形部44をブロック部34が通過し、拡径部46を接続部材30の延出部40が通過する。そして、保持部材28を矢印A方向で視たしたときに連結部36が存在していない箇所では、図4に示すように、2枚の単体シート32が密着している。換言すれば、格子状とされた保持部材28の両面側から、2枚の単体シート32が貼り付けられて、シート部材26となっている。
ブロック部34の高さは、シート部材26の厚みT2と同程度である。このため、ブロック部34の底面34Bが、シート部材26の表面26Aあるいは裏面26Bと面一になって露出する。
また、図8から分かるように、連結部36が存在している箇所では、単体シート32が連結部36に接触している。これにより、シート部材26が連結部36の位置では厚み方向の外側へと部分的に膨出し、膨出部48となっている。具体的には、図8において上側の単体シート32は、連結部36が存在している箇所で上側に膨出しており、膨出部48となっている。また、下側の単体シート32は、連結部36が存在している箇所で下側に膨出し、膨出部48となっている。
このようにして、ソケット12が形成される。シート部材26の厚み方向の両面では、ブロック部34の底面34Bがそれぞれ露出している。そして、底面34Bからは、延出部40が底面34Bに対して斜め方向に延出されている。すなわち、複数の接続部材30は、シート部材26の表面26A側から裏面26B側へと連続している。
延出部40は金属性であるため、上下から挟み込み方向の力を受けると、表面26A又は裏面26Bへと回転するように、矢印R1方向(図4参照)へ撓み変形可能である。特に、基板14と電子部品16との間で基板14と電子部品16とを接続している状態では、延出部40が単体シート32に接触している。そして、接続部材30の2つの延出部40が平行になっている。
図3、図9及び図10に示すように、第1実施形態のソケット12を用いた電子部品搭載構造62では、基板14に対し、ソケット12によって電子部品16が電気的に接続される。このとき、基板14と電子部品16とで、ソケット12を厚み方向に挟み込み、加圧する。基板14側の延出部40は、基板14上の接触部50に接触する。また、電子部品16側の延出部40は、パッケージ基板18の接触部52に接触する。
これにより、電子部品16と基板14とが、接続部材30によって電気的に接続される。接続部材30はブロック部34に固定されており、ブロック部34のそれぞれは連結部36で連結されて相対的な位置を維持している。したがって、延出部40どうしの不用意な接触も抑制される。
しかも、ブロック部34の特性インピーダンスは整合されている。したがって、基板14と電子部品16とが接続部材30で接続されたときの伝送特性が、このように特性インピーダンスが整合されていない構造と比較して良好になっている。
なお、接続部材30の延出部40と電子部品16及び基板14の接触部50、52との接触状態を良好に維持するために、必要に応じて、延出部40と接触部50、52との間がハンダにより接合される。ハンダに代えて、導電性接着剤により接着してもよい。
また、図11に示すように、ソケット12を、枠体54内に収容した構造としてもよい。枠体54の所定位置には、爪部56が形成されており、この爪部56に基板14及び電子部品16を係止させて、延出部40と接触部50、52との接触状態を良好に維持する構造としてもよい。
図3及び図10に示すように、シート部材26の上側の単体シート32は、パッケージ基板18に接触している。したがって、パッケージ基板18からシート部材26へと熱が伝わる伝熱経路(熱拡散険路)HFが生じる。すなわち、パッケージ基板18にシート部材26の一部が接触しない構造と比較して、パッケージ基板18の基板14側の面から熱が拡散されやすくなり、効率的な放熱が可能である。
特に、本実施形態では、シート部材26に膨出部48(図8参照)が形成されている。膨出部48は、図10に示すように、電子部品16に接近する方向へ膨出しているので、このような膨出部48が形成されない構造と比較して、電子部品16への接触状態を良好に維持できる。
本実施形態では、図3及び図9に示すように、2枚の単体シート32が、連結部36が存在しない箇所では接触している。したがって、パッケージ基板18から上側の単体シート32に拡散された熱が、さらに下側の単体シート32にも拡散される。このため、2枚の単体シート32が接触しない構造と比較して、より効率的な放熱が可能である。
特に本実施形態では、図5から分かるように、保持部材28を平面視したときに保持部材28の連結部36とは異なる位置、すなわち対角線DLに沿って延出部40が存在している。膨出部48とパッケージ基板18の間を避けて延出部40が位置していることになるので、シート部材26とパッケージ基板18との接触面積を、より広く確保できる。
しかも、本実施形態では、図3、図9及び図10に示すように、電子部品16の積層部品20(メモリ部24)にヒートシンク58を接触させて配置している。したがって、メモリ部24の熱がヒートシンク58から拡散される。すなわち、電子部品16のパッケージ基板18の熱は、シート部材26により放熱でき、メモリ部24の熱はヒートシンク58により放熱できる。
ヒートシンク58は放熱部材の一例であり、積層部品20から効果的に放熱できれば、放熱部材としては、ヒートシンク58に限定されない。
さらに、本実施形態では、シート部材26の両面から延出された延出部40によって、基板14と電子部品16とを電気的に接続している。接続部材30の実質的な高さは、実質的にシート部材26に厚みと等しい。
ここで、ソケットとして、上記実施形態のソケット12と異なり、板状の部材の両面から高剛性のピンが突出された構造を考える。このような構造では、ピンが基板や電子部品に突き当たるため、ソケットの高さが高くなるので、電気信号の伝送損失が多くなる。これに対し、本実施形態では、表面26A側と裏面26B側とで延出部40の間隔が短い。これにより、基板14と電子部品16との電気的な接続における伝送損失が少なくなり、伝送特性が良好になる。
図12に示すように、パッケージ基板18の外周部分が基板14から離間する方向へと反った場合は、ソケット12の延出部40が弾性反力で底面34Bから立ち上がり、パッケージ基板18との接触状態を維持できる。さらに、図13に示すように、パッケージ基板18の反りが大きい場合には、基板14側の延出部40の弾性反力で、保持部材28の外周部分がパッケージ基板18側へとわずかに湾曲する。これにより、パッケージ基板18の反りが大きい場合であっても、保持部材28がこの反りに追従し、パッケージ基板18との接触状態を維持できる。
なお、上記では、円柱状に形成されたブロック部34を例として挙げているが、ブロック部34の形状は円柱状に限定されず、たとえば、角柱状や球状であってもよい。ただし、円柱状にすると、平面視したときの形状が円形であるので、剛性や強度に関し方向依存性が無くなる。また、円柱状にすると、軸方向と直交する方向の断面では、同一の断面となるので、軸方向での強度も一定となる。
接続部材30としては、上記のような、ブロック部34と連結部36とを有する構造に限定されない。たとえば、棒状の連結部36のみを用いて格子形状の接続部材を形成し、交点部分に接続部材30を固定してもよい。ブロック部34を有する構造では、接続部材30の広い範囲を固定することになるので、より確実な固定が可能である。
また、連結部36の幅W1は、ブロック部34の外径D1よりも短いので、単体シート32どうしが接触する部分を広く確保できる。
さらに、接続部材30の全体的形状も、上記した格子状に限定されない。たとえば、ブロック部34(接続部材30)を斜め方向(対角線DLに沿った方向)に連結する連結部を有する形状でもよい。ただし、接続部材30が、横方向及び縦方向に一定の間隔を明けて整列される構造では、接続部材30を格子状とすれば、簡単な形状で、接続部材30の相対的な位置を維持できる。
接続部材30の形状としても、上記では、埋込部38とその両側の延出部40とを有する形状を挙げているが、これに限定されない。たとえば、接続部材を長手方向で2分割し、ブロック部34の内部で2つの接続部材30を接触させる構造でもよい。これに対し、1つの接続部材30に、中央の埋込部38とその両側の延出部40を設けた構造では、埋込部38と2つの延出部40とが一体なので、部品点数が少なくなる。また、ブロック部34への固定する作業も容易になる。
延出部40は、シート部材26の表面26A又は裏面26Bから傾斜している必要はなく、たとえば、シート部材26の表面26A又は裏面26Bから垂直に立設している構造でもよい。ただし、延出部40がシート部材26の表面26A又は裏面26Bから垂直に立設されていると、基板14あるいは電子部品16でソケット12を挟み込むときに、延出部40が想定外の方向に倒れ込むおそれがある。これに対し、延出部40がシート部材26の表面26A又は裏面26Bから傾斜していると、基板14あるいは電子部品16でソケット12を挟み込むときに、延出部40の変形方向(倒れ込む方向)が安定する。また、延出部40がシート部材26の表面26A又は裏面26Bから傾斜していると、適度な弾性反力を発揮して、パッケージ基板18や基板14との接触状態を良好に維持できる。
2枚の単体シート32は、必ずしも互いに接触している必要はない。すなわち、非接触であっても、電子部品16に接触している単体シート32には、電子部品16の熱が拡散されるので、単体シート32を有さないソケットと比較すると、放熱効果は高い。2枚の単体シート32が接触していると、電子部品16側の単体シート32から基板14側の単体シート32にも熱が拡散するので、放熱効果がより高くなる。実質的に放熱に寄与する部分の熱容量も、2枚の単体シート32が接触している構造のほうが、接触していない構造よりも大きくなる。
シート部材26として、2枚の単体シート32を有する構造には限定されない。たとえば、シート部材26が1枚の単体シート32のみを有する構造でもよい。ただし、単体シート32が1枚の場合では、保持部材28の連結部36を厚み方向で挟み込む構造を採ることができないため、実質的に、基板14側の単体シート32がない構造となる。これに対し、2枚の単体シート32が連結部36を厚み方向で挟み込む構造とすれば、シート部材26の全体での体積(熱容量)が多くなるので、熱の拡散性に優れる。かかる観点からは、3枚以上の単体シートでシート部材を構成してもよい。ただし、3枚以上の単体シートを用いると、部品点数が増大すると共に、接合の工程も多くなるので、製造コストの増加を招くおそれがある。シート部材26として2枚の単体シート32を用いる構造では、部品点数を過度に増加させず、また、接合の工程も1回で済むので、製造コストの低減に寄与できる。
単体シート32の絶縁性は、上記したように、1000MΩm以上の抵抗率であればよい。すなわち、抵抗率が1000MΩm以上であれば、図9及び図10に示したようにソケット12によって基板14と電子部品16とが接続された状態で延出部40が単体シート32に接触していても、延出部40間での導通を抑制できる。このような観点からは、抵抗率の下限は特に制限されない。
単体シート32の熱拡散性は、上記したように、5W/m・K以上の熱伝導率であればよい。すなわち、熱伝導率が5W/m・K以上であれば、図9及び図10に示したようにソケット12によって基板14と電子部品16とが接続された状態で、単体シート32により、効率的に電子部品16のパッケージ基板18から放熱できる。このような観点からは、熱伝導率の上限は特に制限されない。
電子部品搭載構造62において、基板14に搭載される電子部品としては、上記した構造、すなわち、パッケージ基板18上に積層部品20(論理回路部22やメモリ部24)が積層された構造に限定されない。このように積層部品20がパッケージ基板18上に積層された電子部品では、電子部品16内での回路や各種素子が3次元で立体的に配置されていることになるので、高集積化を図ることが可能である。また、パッケージ基板18が小型化でき、半導体の発熱を伴うリーク電流の増大や、配線間の信号遅延といった不都合を抑制できる。
このように、パッケージ基板18上に積層部品20が積層された構造の電子部品16において、積層部品20にヒートシンク58を接触配置することで、積層部品20から放熱することが可能となる。
そして、パッケージ基板18に積層部品20が積層されている部位では、ヒートシンク58を接触させることができないが、積層部品20の反対側でソケット12が接触しているので、パッケージ基板18からも効率的に放熱できる。
もちろん、ヒートシンク58が無くても積層部品20から十分に放熱できる場合には、ヒートシンク58を省略してもよい。
さらに、電子部品16としては、たとえば、パッケージ基板18の面に平面状のパッドを格子状に並べた構造のLGA(Land Grid Arrey)の電子部品を挙げることができる。LGAでは、電極であるパッドが平面状であるため、上記実施形態の接続部材30では、弾性力で接触状態をより良好に維持できる。特にLGAの場合には、図11に示したように、ソケット12を、枠体54内に収容した構造とすれば、爪部56により、接続部材30とLGAとの接触状態を維持できる。ハンダや導電性接着剤を用いないため、LGAの交換が容易である。
電子部品16としては、LGAの他にも、たとえば、パッケージ基板の面にハンダにより半球状の電極が設けられたBGA(Ball Grid Arrey)の電子部品を挙げることができる。また、電子部品16としては、平板状のパッケージ基板18の上に、複数の積層部品20などが積層されている必要はない。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
電子部品の端子と接触する第1端部と、基板の端子と接触する第2端部とを有し、電子部品の端子と基板の端子とを電気的に接続する導電性の複数の接続部材と、
絶縁性を有し前記複数の接続部材を互いに非接触で保持する保持部材と、
前記接続部材間の一部において、前記電子部品及び前記基板と接触する、絶縁性及び熱拡散性を有するシート部材と、
を有するソケット。
(付記2)
前記保持部材が、前記シート部材の平面視で前記複数の接続部材を連結する格子状に形成されている付記1に記載のソケット。
(付記3)
前記保持部材が、
前記複数の接続部材がそれぞれ貫通する複数のブロック部と、
前記ブロック部を格子状に連結する連結部と、
を有する付記2に記載のソケット。
(付記4)
前記ブロック部が、前記シート部材の厚み方向を軸方向とする円柱状に形成されている付記3に記載のソケット。
(付記5)
前記接続部材が、
前記ブロック部に埋め込まれる埋込部と、
前記埋込部の両端から連続し前記ブロック部の底面のそれぞれから延出される延出部と、
を有する付記3又は付記4に記載のソケット。
(付記6)
前記延出部が、前記シート部材の前記表面又は前記裏面から傾斜している付記5に記載のソケット。
(付記7)
前記シート部材の平面視において前記延出部が前記連結部と異なる位置にある付記5又は付記6に記載のソケット。
(付記8)
前記シート部材が、
前記保持部材の少なくとも一部を厚み方向に挟み込む複数の単体シートを有している付記1〜付記7のいずれか1つに記載のソケット。
(付記9)
前記複数のシート単体が厚み方向で部分的に互いに接触している付記8に記載のソケット。
(付記10)
前記シート部材が、前記保持部材に接触している部位において厚み方向外側に膨出している付記1〜付記9のいずれかに記載のソケット。
(付記11)
付記1〜付記10のいずれか1つに記載のソケットと、
前記ソケットの前記表面の前記接続部材に接触配置される基板と、
前記ソケットの前記裏面の前記接続部材及び前記シート部材に接触配置される電子部品と、
を有する電子部品搭載構造。
(付記12)
前記電子部品が、
前記ソケットの前記裏面の前記接続部材に接触されるパッケージ基板と、
前記ソケットの反対側で前記パッケージ基板に積層される積層部品と、
を有する付記11に記載の電子部品搭載構造。
(付記13)
前記積層部品に接触され積層部品からの放熱用の放熱部材、を有する付記12に記載の電子部品搭載構造。
12 ソケット
14 基板
16 電子部品
18 パッケージ基板
20 積層部品
26 シート部材
28 保持部材
30 接続部材
32 単体シート
34 ブロック部
34B 底面
36 連結部
38 埋込部
40 延出部
42 貫通孔
48 膨出部
50 接触部
52 接触部
58 ヒートシンク
62 電子部品搭載構造

Claims (6)

  1. 電子部品の端子と接触する第1端部と、基板の端子と接触する第2端部とを有し、電子部品の端子と基板の端子とを電気的に接続する導電性の複数の接続部材と、
    絶縁性を有し前記複数の接続部材を互いに非接触で保持する保持部材と、
    前記接続部材間の一部において、前記電子部品及び前記基板と接触する、絶縁性及び熱拡散性を有するシート部材と、
    を有し、
    前記保持部材が、前記複数の接続部材がそれぞれ貫通する複数のブロック部と、前記ブロック部を格子状に連結する連結部と、を有し、前記シート部材の平面視で前記複数の接続部材を連結する格子状であるソケット。
  2. 前記接続部材が、
    前記ブロック部に埋め込まれる埋込部と、
    前記埋込部の両端から連続し前記ブロック部の底面のそれぞれから延出される延出部と、
    を有する請求項1に記載のソケット。
  3. 前記延出部が、前記シート部材の表面又は裏面から傾斜している請求項2に記載のソケット。
  4. 前記シート部材の平面視において前記延出部が前記連結部と異なる位置にある請求項2又は請求項3に記載のソケット。
  5. 前記シート部材が、
    前記保持部材の少なくとも一部を厚み方向に挟み込む複数の単体シートを有している請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のソケット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のソケットと、
    前記ソケットの表面の前記接続部材に接触配置される基板と、
    前記ソケットの裏面の前記接続部材及び前記シート部材に接触配置される電子部品と、
    を有する電子部品搭載構造。
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