JP5401904B2 - トルク変動吸収ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、トルク変動吸収ダンパに関する。
また、本発明は、自動車用エンジン若しくは一般産業機械用のクランク軸先端に用いて有用なトルク変動吸収ダンパに関する。
車両の内燃機関からの駆動力の一部は、クランクシャフトの先端に設けられたプーリから無端ベルトを介して例えばオルタネータやウォーターポンプ等の補機に与えられるが、クランクシャフトは内燃機関の各行程によるトルク変動を伴って回転されるので、前記プーリにはトルク変動を吸収して伝達トルクの平滑化を図るためのトルク変動吸収ダンパが用いられる。
従来の技術によるこの種のトルク変動吸収ダンパとしては、例えば特許文献1〜5に記載されたものが知られている。
この種のトルク変動吸収ダンパは、第一弾性体と環状質量体で構成される動的吸振部が、所定の振動数域において捩り方向へ共振することによる動的吸振効果によって、クランクシャフトの捩り振動を低減すると共に、クランクシャフトからハブへ入力された駆動トルクを、第二弾性体の捩り方向剪断変形作用によってトルク変動を吸収しながら、プーリへ伝達するものである。
具体的構造を図6に基づいて説明する。
すなわち、この種トルク変動吸収ダンパは、ハブ100にダンパゴム200を介して環状質量体300が連結されたダイナミックダンパ部Dと、このダイナミックダンパ部D側に第1のベアリング400を介して支持されているプーリ600が、ハブ100にカップリングゴム500を介して連結されたフレキシブルカップリング部(F)とから構成されている。
また、環状質量体300とプーリ600との間隙に、外部から第1のベアリング400側に土砂等の浸入を阻止するための、第1のダストシール800が設けられている。
更に、ハブ100の外方鍔部110とプーリ600の内方鍔部610との間にスラスト荷重を受ける第2のベアリング410を配すると共に、この第2のベアリング410外周側には、外方鍔部110と内方鍔部610との間から第2のベアリング410側に土砂等の浸入を阻止するための第2のダストシール810が設けられている。
しかし、この種従来のトルク変動吸収ダンパにおいては、環状質量体300に対してプーリ600を円周方向相対変位可能に支持している第1のベアリング400に外部からダストが侵入することは防げるが、カップリングゴム500の発熱やダンパ内圧力の上昇により、カップリングゴム500自身から発生するブルーム粉塵や摩耗粉が、第1のベアリング400に浸入することは、防ぐことが出来なかった。
特開2004−278726号公報 特開2007−100852号公報 特開2007−107637号公報 特開2004−116640号公報 特開2007−170477号公報
本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたもので、その主な技術的課題とするところは、ベアリングによるプーリの支持力を長期にわたって維持することの可能なトルク変動吸収ダンパを提供することにある。
本発明のトルク変動吸収ダンパは、ハブにダンパゴムを介して環状質量体が連結されたダイナミックダンパ部と、前記ダイナミックダンパ部側に第1のベアリングを介して支持されているプーリが、前記ハブにカップリングゴムを介して連結されたフレキシブルカップリング部とからなるトルク変動吸収ダンパにおいて、
前記第1のベアリングと前記カップリングゴムとの間の連通を遮断する第1のシール手段を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明のトルク変動吸収ダンパによれば、第1のベアリングとカップリングゴムとの間の連通を遮断する第1のシール手段を設ける構成としているため、カップリングゴム自身から発生するブルーム粉塵や摩耗粉が、第1のベアリングに浸入することを効果的に防止出来るため、第1のベアリングの摺動部の摩耗や劣化を防止して、その耐久性を向上することができると共に、ハブの外方鍔部とプーリの内方鍔部との間にスラスト荷重を受ける第2のベアリングを設けた構造のものに有効である
また、請求項2記載の発明のトルク変動吸収ダンパによれば、第1のシール手段の成形が容易である。
更に、請求項3記載の発明のトルク変動吸収ダンパによれば、プーリを支持する第1のベアリングの外側が、第1のダストリップによって外部と遮断されているため、ダストが介入することによるベアリング5の摺動部の摩耗や劣化を防止して、その耐久性を向上することができる。
以下本発明に係るトルク変動吸収ダンパを図1に基づいて説明する。
図1は本発明に係るトルク変動吸収ダンパの好ましい第1の形態の断面図である。
図1において、本発明に係るトルク変動吸収ダンパは、ハブ1にダンパゴム2を介して環状質量体3が連結されたダイナミックダンパ部Dと、このダイナミックダンパ部D側に第1のベアリング4を介して支持されているプーリ6が、ハブ1にカップリングゴム5を介して連結されたフレキシブルカップリング部Fとから構成されている。
そして、第1のベアリング4とカップリングゴム5との間には、第1のベアリング4とカップリングゴム5との連通を遮断するための第1のシール手段7が設けられている。
このことにより、カップリングゴム自身から発生するブルーム粉塵や摩耗粉が、第1のベアリングに浸入することを効果的に防止出来る。
また、この第1のシール手段7は、ダンパゴム2から一体的に軸方向に伸びて、プーリ6の側面に弾性接触している。
更に、環状質量体3とプーリ6との間隙に、外部から前記第1のベアリング4側に土砂等の浸入を阻止するための第1のダストシール8が設けられている。
このことにより、外部から、ダストが介入することによるベアリング5の摺動部の摩耗や劣化を防止出来る。
一方、ハブ1の外方鍔部11とプーリ6の内方鍔部61との間には、スラスト荷重を受ける第2のベアリング41が、配置されている。
このため、第2のベアリング41の内周側には、第2のベアリング41とカップリングゴム5との間の連通を遮断するための第2のシール手段71を設け、更に、第2のベアリング41の外周側には、外方鍔部11と内方鍔部61との間から第2のベアリング41側に土砂等の浸入を阻止するための第2のダストシール81がそれぞれ設けられている。
ついで、図2に基づき、参考形態1に係るトルク変動吸収ダンパを説明する。
第1の形態と本質的に相違する点は、プーリ6が、ダンパゴム2を介さず、ハブ側に直接第1のベアリングを介して支持される構成としている点である。
そして、第1のシール手段7は、カップリングゴム5の外周端部から、ハブ1の筒状内周面12に弾性接触する様に伸びている。
ついで、図3に基づき、参考形態2に係るトルク変動吸収ダンパを説明する。
第1の形態と本質的に相違する点は、プーリ6が、環状質量体3側にカップリングゴムを介して連結された構造としている点である。
そして、第1のシール手段7は、カップリングゴム5から、環状質量体3の筒状部32の端面に弾性接触している。
ついで、図4基づき、参考形態3に係るトルク変動吸収ダンパを説明する。
第1の形態と本質的に相違する点は、ハブ1の外周面に嵌合固定されたセンシングプレート9にダンパゴム2を介して環状質量体3が連結された構造としている点である。
そして、第1のシール手段7は、カップリングゴム5の外周側から、プーリ6の内方鍔部61の側面と、環状質量体3の筒状内周面31とに弾性接触する構成となっている。
ついで、図5基づき、参考形態4に係るトルク変動吸収ダンパを説明する。
第1の形態と本質的に相違する点は、プーリ6が、連結プレート51を有する二層構造のカップリングゴム5を介して、ハブ1側に連結された構造としている点である。
そして、第1のシール手段7は、ダンパゴム2からプーリ6の内方鍔部61の側面に弾性接触している。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明に係るトルク変動吸収ダンパの好ましい第1の形態の断面図である。 参考形態1に係るトルク変動吸収ダンパの断面図である。 参考形態2に係るトルク変動吸収ダンパの断面図である。 参考形態3に係るトルク変動吸収ダンパの断面図である。 参考形態4に係るトルク変動吸収ダンパの断面図である。 従来技術に係るトルク変動吸収ダンパの断面図である。
符号の説明
1 ハブ
2 ダンパゴム
3 環状質量体
4 第1のベアリング
5 カップリングゴム
6 プーリ
7 第1のシール手段
8 第1のダストシール
9 センシングプレート

Claims (3)

  1. ハブ(1)にダンパゴム(2)を介して環状質量体(3)が連結されたダイナミックダンパ部(D)と、前記ダイナミックダンパ部(D)側に第1のベアリング(4)を介して支持されているプーリ(6)が、前記ハブ(1)にカップリングゴム(5)を介して連結されたフレキシブルカップリング部(F)とからなるトルク変動吸収ダンパにおいて、前記第1のベアリング(4)と前記カップリングゴム(5)との間の連通を遮断する第
    1のシール手段(7)を設けると共に、前記ハブ(1)の外方鍔部(11)と前記プーリ(6)の内方鍔部(61)との間にスラスト荷重を受ける第2のベアリング(41)を配すると共に、前記第2のベアリング(41)の内周側には、前記第2のベアリング(41)と前記カップリングゴム(5)との間の連通を遮断する第2のシール手段(71)を設け、前記第2のベアリング(41)の外周側には、前記外方鍔部(11)と前記内方鍔部(61)との間から前記第2のベアリング(41)側に土砂等の浸入を阻止するための第2のダストシール(81)を設けたことを特徴とするトルク変動吸収ダンパ。
  2. 前記第1のシール手段(7)が前記ダンパゴム(2)から一体的に伸びており、前記プーリ(6)側に弾性接触していることを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収ダンパ。
  3. 前記環状質量体(3)と前記プーリ(6)との間隙に、外部から前記第1のベアリング(4)側に土砂等の浸入を阻止するための第1のダストシール(8)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のトルク変動吸収ダンパ。
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