JP5400898B2 - エージング特性に優れる振動子用電極材料及び該材料を用いた圧電振動子並びに該材料からなるスパッタリングターゲット - Google Patents

エージング特性に優れる振動子用電極材料及び該材料を用いた圧電振動子並びに該材料からなるスパッタリングターゲット Download PDF

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Description

本発明は、励振電極として適用される水晶振動子等の振動子用電極材料に関し、特に圧電振動子の製造時バラツキ及びエージング特性(周波数経時特性)を良好なものとし、更に、安価な振動子用電極材料に関する。また、これを用いた圧電振動子、及び、その電極を形成するのに好適なスパッタリングターゲットに関する。
圧電振動子、特に、水晶振動子は周波数制御素子として周知され、各種電子機器の周波数・時間の基準源として内蔵される。近年では、民生用のデジタル制御機器にも不可欠の部品となり、需要も高まる一方であり、これに伴い、品質をさらに向上させた上での低価格化が求められている。
図4は、水晶振動子の一例である表面実装型の水晶振動子の構成を示す。水晶振動子は、積層セラミックからなる容器本体1に水晶片2を収容し、金属カバー3を被せて密閉封入されてなる。容器本体1の内底面には水晶保持端子4を、外底面には4角部に実装端子5を有する。金属カバー3は容器本体1の開口端面に設けた不図示の金属リングにシーム溶接によって接合される。そして、水晶保持端子4は一組の対角部の実装端子5に、金属カバー3は、他組の対角部の実装端子5に貫通電極を含む導電路によって電気的に接続される。
水晶片2は、例えば人工水晶から切り出された水晶ウェハを、さらに研磨・切断加工等して個々に分割され、平面視を矩形状とされたものである。水晶片2の両主面には、厚みすべり振動を励起する励振電極6が形成され、水晶片2の一端部両側には引出電極6aが延出形成される。そして、引出電極6aの延出した水晶片2の一端部両側が、金属カバー3による封止前に、導電性接着剤7によって水晶保持端子4に固着される。
この水晶振動子の製造方法としては、真空チャンバー内(真空雰囲気中)でのスパッタリングや蒸着によって、励振電極6及び引出電極6aを水晶片2に形成する。尚、この際、励振電極6の付着強度確保のため、水晶片2と馴染みが良いCr(クロム)、Ni(ニッケル)あるいはNiCr合金膜を下地電極として形成し、その上に励振電極6を形成するのが一般的である。励振電極を形成後、真空チャンバーから水晶片2を取り出し、大気雰囲気中で引出電極6aの延出した水晶片2の一端部両側を容器本体1の内底面に固着する。
次に、水晶片2を収容した容器本体1を再度真空雰囲気中に収容して、励振電極6にガスイオンを照射し、励振電極6の表面の一部を削り取って質量を減じる。これにより、水晶振動子の振動周波数が低い方から高い方に調整される。そして、最後に、再びの大気中に戻した後に、例えば常圧とした窒素ガス雰囲気中で金属カバー3を開口端面に接合して、水晶振動子を完成させる。尚、水晶振動子とは一般に水晶片2が密閉封入された状態を指し、クリスタルユニットとも呼ばれている。
ところで、水晶振動子において、製造者及びユーザ(使用者)の求める条件の一つとして、水晶振動子の完成時に振動周波数がばらつく製造時バラツキ、及び、使用時における時間の経過とともに振動周波数が変化する周波数経時特性(エージング特性)が挙げられる。ここでの製造時バラツキは、振動周波数の公称値(ユーザの求める振動周波数)f0に対する周波数偏差Δf0/f0(ppm)で示される。尚、Δf0は公称周波数からのずれ周波数量である。また、周波数経時特性は、水晶振動子の完成後の振動周波数を基準値f1とした周波数偏差Δf1/f1(ppm)で示され、この場合のΔf1は振動周波数f1からのずれ周波数量となる。
そして、これらの製造時バラツキ及び周波数経時特性は、水晶片2の表面上に形成される特に励振電極6(引出電極6a含む)の構成材料に依存することが多い。ここで、励振電極6の構成材料としては、一般には、Au(金)、Ag(銀)又はAu−Ag合金が使用されている。
励振電極6の構成材料として最も好ましいのはAuである。Auは化学的に極めて安定であり酸化、硫化による質量変化が少なく、また、電気伝導性も良好な電極材料である。そのため、上記の水晶振動子の製造工程において、周波数調整後に大気中に戻した後にも酸化し難く完成時の製造時バラツキが少ない。また、月や年単位での長期間にわたる周波数経時特性も良好で振動周波数が時間の経過とともに概ね平坦な特性になる。
但し、Auは材料コスト面において他の金属よりも高価で不利な面がある。そこで、Auの代替材料としてAg等の適用がなされているが、それら金属は水晶振動子の特に製造時バラツキ及び周波数経時特性を十分に満足させるものではない。
即ち、例えば、Agは比較的容易に酸化、硫化が生じる傾向があるため、電極形成時には純Agであっても、その後、容器本体1に水晶片2を固着する際(大気中)、表面が酸化する。そして、それ以上の酸化の進行は抑止され、化学的には安定化する。しかし、水晶片2の固着作業後の、周波数調整は再度真空中で処理するものであり、削り取られた露出面は再度純Agになって活性化する。そして、周波数調整後に大気にさらされることでその露出面が再度酸化する。そのため、周波数調整をしたにも拘わらず、酸化によって質量が増加し、完成した水晶振動子の製造時バラツキが生じ易くなる。また、このような水晶振動子は、水晶片2を固着する導電性接着剤7から放出される有機ガス成分等の影響により使用中にも酸化、硫化が進行し、時間の経過と共に振動周波数が低下して周波数経時特性が悪化する。
また、特許文献1では、Auを使用することなく、Ag、Pdからなる二元合金を用いた励振電極が示されている。しかし、この場合には、励振電極として基本的にAgが用いられているので、周波数調整後における大気中でのAgの酸化や硫化による質量増加に起因して、特に製造時バラツキを悪化させる問題がある。
特開平11−168343号公報
そこで、本発明は、Auよりも安価とすることを基本とし、製造時バラツキ及びエージング特性をAuとほぼ同等以上にすることができる振動子用電極材料及びこれを用いた圧電振動子並びに該材料からなるスパッタリングターゲットを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決すべく、新たな励振電極材料としてAuを主体とした合金の適用を検討した。Auを主体とするのは、上記の通り、化学的安定性というAuが有する特性を重視したことによる。そして、高価なAuであっても、他の金属との合金化により材料全体の低コスト化を図ることができると考えたからである。
そして、本発明においては、製造時バラツキ及び周波数経時特性の改善も課題としている。この点、製造時のバラツキ(Δf0/f0)の軽減については、Auという安定性の高い金属を基本とした合金を適用することで達成できると考えられる。一方、周波数経時特性(Δf1/f1)について、本発明者等は、各種金属の周波数経時特性を検討したところ、周波数を低下させる傾向を示す金属と、上昇させる傾向を示す金属が存在することを見出した。そして、本発明者等は、化学的に安定で周波数経時特性を平坦とするAuに対して、互いに反対方向の周波数経時特性となって相殺し合うそれぞれの金属を合金化して三元系合金とすることで合金全体による製造時バラツキ及び周波数経時特性を安定化することができるとして本発明に想到した。
即ち、本発明は、Auと、2種の金属M1、M2との3元系合金からなり、圧電片に振動を励起する励振電極としての振動子用電極材料であって、前記2種の金属は、(a)金属M1:圧電振動子の周波数経時特性(Δf1/f1)が基準値f1よりも減少する傾向となる金属、(b)金属M2:圧電振動子の周波数経時特性(Δf1/f1)が基準値f1より増加する傾向となる金属である振動子用材料である。但し、f1は圧電片の密閉封入時の振動周波数、Δf1は時間の経過とともに変化する振動周波数と基準値f1との差周波数である。
本発明に係る振動子用電極材料は、Auの合金成分によって化学的に安定な性質を維持するので、酸化等を起こしにくい。したがって、特に真空中での周波数調整後に大気中に戻してカバー封止した圧電振動子の完成前後での振動周波数の製造時バラツキを抑制できる。
そして、本発明は、周波数経時特性に相反する作用を有する金属M1、M2を化学的に安定なAuに合金化し、それぞれの金属の作用をバランスさせて、合金全体よる製造時バラツキ及び周波数経時特性を安定化させるものである。
この金属M1、M2の合金化による周波数経時特性の安定化について、詳細に説明すると、図1のようになる。図1(a)は、Au、金属M1、M2のそれぞれの周波数経時特性を示すものである。この図1(a)は、M1、M2の例としてAg、Pdについての、周波数経時特性のデータを基に作成されたものである(後述の従来例1〜3参照)。上記したように周波数経時特性は、完成時の水晶振動子の振動周波数を基準値f1とし、時間経過と共に測定される水晶振動子の振動周波数をfとしたときのf1からのずれ周波数量(f−f1)をΔf1としたとき、Δf1/f1を経時的にプロットしたものである。そして、Auは、図1(a)で示すように、周波数経時特性が良好であり、時間経過があってもΔf1/f1の変動が少なく、その軌跡は略水平となる。
本願発明における金属M1、M2の周波数経時特性は、図1(a)のようなものとなる。つまり、金属M1は、これを電極としたときに時間経過と共に周波数が減少し、Δf1/f1が低下する(マイナス方向に変動する)特性を有する金属である。逆に、金属M2は、時間経過と共に、周波数が増加し、Δf1/f1が増加する(プラス方向に変動する)特性を有する金属である。
本願発明に係る電極材料は、かかる特性を有する金属M1、M2をAuに合金化させることで、Δf1/f1の変化について、それぞれの金属が有する作用を相殺させ、図1(b)のように合金全体のΔf1/f1の経時的変動を抑制することを狙うものである。
金属M1、M2について、上記のような周波数経時特性を示す理由については、必ずしも全てが明確ではないが、本発明者等の推察としては、周波数が減少傾向に推移する金属M1とは、比較的に酸化、硫化等の化学的変化が生じやすい金属であり、それによる質量変化が周波数経時特性に変化を与えていると考える。また、周波数が増加傾向に推移する金属M2は、励振電極となる薄膜製造後の時間経過に伴う機械的性質(硬度等)に変化が生じる金属であると考える。これは、金属M2は、スパッタリングによる成膜時に内部応力が蓄積されやすく、この内部応力が時間経過により緩和され、周波数経時特性が変化するものと考えている。
そして、本発明者等は、金属M1、M2の範囲について、特に好適な金属を検討した。その結果、金属M1は、Ag、Al、Niの少なくともいずれかであり、金属M2は、Pd、Ru、Pt、Ir、Rh、Cuの少なくともいずれかとするのが好ましいとした。これらの金属は、Auとの合金化において、明確な周波数特性への影響を有し、これらのバランスをとることで周波数特性の安定化に寄与するからである。また、金属M1、M2の特に好ましい組合せとしては、金属M1をAgとし、金属M2をPdとする、Au−Ag−Pd合金である。尚、金属M1、M2は、上記の各金属を複数含んでも良い。
本発明に係るAu合金からなる励振電極としての振動子用電極材料について、各構成金属の含有量は、Au濃度20〜70質量%とし、M1、M2の合計濃度を80〜30質量%とするのが好ましい。圧電振動子の振動周波数に関する製造時バラツキを抑制するためにはある程度のAu濃度の確保を要し、少なくとも20質量%とすることが好ましい。また、材料全体のコストを考慮すれば、Au濃度は70質量%までの配分とすることが好ましい。
また、M1、M2の合計濃度を80〜30質量%としたとき、それぞれ濃度の質量比は2:8〜8:2の範囲内とするのが好ましい。両金属の作用が過度に偏ると周波数経時特性が安定し難くなるからである。この質量比については、より好ましくは3:7〜7:3、更に好ましくは4:6〜6:4とすれば、周波数経時特性が更に安定する。
これらの場合、Auの濃度が高いほど、Auの周波数経時特性が支配的になるので、金属M1及びM2の質量比は2:8又は8:2の方向にシフトしても許容される。これに対し、Auの濃度が低いほど、金属M1及びM2の合計濃度が高まって、これによる周波数経時特性が支配的になる。したがって、この場合には、金属M1とM2との重量比を4:6〜6:4の均等にし、金属M1による右下がりと金属M2による右上がりとなる周波数経時特性が相殺する必要がある。
また、図1aのグラフから分かるように、Auの周波数経時特性は概ね平坦であるが、100時間以降では微視的には右下がりとなる減少傾向になる。したがって、金属M1とM2の質量比によって基準値よりも増加する右上がりの周波数経時特性を形成し、Auによる右下がりの周波数経時特性を相殺し、Au単体よりも優れた周波数経時特性を得ることも可能となる。
尚、本発明での三元合金(Au、Ag、Pd)からなる励振電極としての振動子用電極材料は、製造工程中に含有される不純物についての明示はないが、現実にはこれら不純物の混入は不可避であり、仮に不純物が混入されたとしてもその不可避の範囲内でこれらを排除するものではない。例えば、目安として不純物(酸素、炭素、硫黄)の合計が150ppm以下であれば格別の問題はない。より好ましくは100ppm以下とする。特にO(酸素)、S(硫黄)の混入は電極膜中のAg、Pd等を酸化あるいは硫化させ周波数経時特性を不安定にするため好ましくない。また、C(炭素)の混入は電極の抵抗を増加させるために好ましくない。
以上説明した本発明に係る振動子用電極材料からなる電極が形成された圧電片を備える圧電振動子は、完成時における振動周波数の製造時バラツキも少なく、使用段階においても長期に周波数経時特性を維持できる。本発明は、特に、圧電片を水晶片とする水晶振動子として有用であり、励振電極が水晶片の表面に形成されたものに有用である。
また、実施形態では、水晶振動子は表面実装型として説明したが、これに限らず、例えば金属ベースとしてリード線が導出したリード型でも適用でき、要するに、水晶片等を含む圧電片に振動を励起する励振電極を有する圧電振動子に適用でき、弾性表面波を励起するIDT電極のようなものも含まれる。
本発明に係る振動子用電極材料を電極として形成するためには、真空蒸着等の薄膜形成法も適用できるが、効率的な製品製造のためにスパッタリング法が好ましい。
本発明に係る振動子用電極材料は、スパッタリングにも好適に対応している。これは、Ag(スパッタレート:2.20)、Cu(スパッタレート:1.59)、Pd(スパッタレート:1.41)は、スパッタレートがAu(スパッタレート:1.65)に近いことから、ターゲット組成との乖離のない組成の薄膜を形成することができるからである。よって、電極形成のためのスパッタリングターゲットとして上記したAu合金からなるターゲットが適用できる。
ターゲットの不純物濃度は低減されているものが好ましい。ターゲット中の不純物は、製造される薄膜(電極)の不純物の要因となり、その特性を損なうおそれがある。ターゲットに含まれる可能性のある不純物としてとしては、O、C、Sが考えられるが、これらの不純物量の合計が150ppm以下であることがこのましく、更に好ましくは100ppm以下とする。特にO、Sの混入は電極膜中のAg、Pd等を酸化あるいは硫化させ周波数経時特性を不安定にするため好ましくない。また、Cの混入は電極の抵抗を増加させるために好ましくない。
より好ましくは、個々の不純物について、酸素含有量、炭素含有量、硫黄含有量の少なくともいずれか(好ましくは全部)が80ppm以下であるのが好ましい。
更に、より均質な組成の電極を形成するためには、ターゲットも均質であることが好ましい。この点、ターゲットも多結晶構造を有する合金金属であるがその平均粒界径が50〜200μmであるものが好ましい。平均粒界径50μmよりも小さいとスパッタリング中にパーティクルが発生しやすく、200μmよりも大きいと偏析が生じやすく電極膜の合金組成がばらつくからである。また、結晶粒界における偏析は好ましくないことから、粒界内の組成と全合金の平均組成とのずれについて、Au濃度で0.05質量%〜1.0質量%の範囲内であることが好ましい。
尚、本発明に係るスパッタリングターゲットの製造方法としては、溶解鋳造法の他粉末冶金法によっても製造可能である。
以上説明したように、本発明に係る電極材料によれば、Au単体ではなくAuを含む三元合金として、圧電振動子の製造時バラツキを抑制すると共に、周波数経時特性もAuとほぼ同等以上に良好なものとすることができる。また、従来のAuからなる電極材料に対して、合金化によりAuの使用量を低減し、材料コストの低減にも寄与することができる。
Au、金属M1、M2、及び本発明に係る合金の周波数経時特性を模式的に説明する図。 各実施例に係る水晶振動子の製造時バラツキである、公称周波数f0に対する初期周波数f1の周波数偏差Δf0/f0の分布を示す図。 各実施例に係る水晶振動子の周波数経時特性である初期振動周波数f1に対する周波数偏差Δf1/f1を示す図 表面実装型の水晶振動子の構成を示す図。 各実施例の望目特性を示す図。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、各種組成のAu3元系合金からなるスパッタリングターゲットを製造し、これを基に水晶振動子を製造した。また、対比のため、2元系のAu合金についても同様の検討を行った。
合金ターゲットの製造:Au合金ターゲットは次のような方法で製造した。Au塊、Ag塊、Pd塊を所定の質量比になるように秤量し、アルミナるつぼ中に挿入した。これらの塊を大気中で高周波溶解炉にて攪拌しつつ溶融させた後、角型鋳型に流し込んで合金インゴットを製造した。そして、合金インゴットについて圧延及び熱処理を繰り返し、厚さ30mmの板材とした。圧延および熱処理は結晶粒界が50μm以上200μm以下になるように制御しながら行った。この板材を円盤状に切り出されAu合金ターゲットを作成した。本実施形態で製造したAu合金ターゲットの種類、不純物含有量は表1の通りである。また、結晶粒界は平均値を表1に示した。
製造後のターゲットについては、O濃度を酸素窒素分析装置(LECO TC−600)を用いて赤外線吸収方式により、C、S濃度を炭素硫黄分析装置(HORIBA EMIA−920V)を用いて赤外線吸収方式により測定した。また、結晶粒界の平均値は、倍率140倍の金属顕微鏡写真に無作為に平行な直線を引き、その直線が合金相と重なった全ての部分の長さを計測し、その長さの平均値を算出することにより求める。金属顕微鏡写真に引く平行な直線の本数は、合金相と重なる部分が200点以上となる本数とする。
Figure 0005400898
水晶振動子の製造:ここで製造した水晶振動子は、図4と同様の表面実装型の水晶振動子である。人工水晶からATカットして切り出された水晶ウェハを、さらに研磨・切断加工等して矩形状に分割する。そして、上記の各ターゲットを用いたスパッタリング法で水晶片の両主面に励振電極6及び引出電極6aを形成した。尚、このAu合金からなる電極形成の前に、水晶片に、下地電極としてCr(クロム)膜をスパッタした。下地電極は、水晶片と馴染みがよくその上に形成するAu合金の付着強度を確保するものである。ここでの下地電極の厚さは50Åとした。励振電極6の厚さは、一般には振動周波数が高いほど小さくなり、この例では振動周波数を26MHzとして、Au換算で1600Åとした。
なお、励振電極6は、材料がいずれであれ、振動周波数が同じ(水晶片の厚みが同じ)場合は、質量を同一とすることが求められる。したがって、使用する電極材料の比重によって励振電極6の厚みは異なる。このことから、電極材料がいずれであっても、一般的なAuの厚みに換算して電極厚みの比較を容易にする。例えば前述のAu換算で1600Åは、Agで3000Åの厚みとなる。
上記の励振電極6の形成後、容器本体1の内底面の水晶保持端子4に水晶片2の引出電極6aが延出した一端部両側を導電性接着剤7によって固着した。そして、水晶片2が固定された容器本体1を真空チャンバーに導入し、励振電極6にガスイオンを照射して表面の一部を削り取って振動周波数の調整を行った。ここでの調整周波数は、前述の26MHzに設定した。振動周波数の調整後、窒素ガス雰囲気中で金属カバー3を容器本体1の開口端面に接合して水晶振動子とした。ちなみに、容器本体1の平面外形は3.2×2.5mmであり、水晶片は2.1×1.4mmである。
水晶振動子の特性評価:以上で製造した水晶振動子について、製造時バラツキ及び周波数経時特性の評価を行った。まず、水晶片2を密閉封入した水晶振動子の完成時における振動周波数の製造時バラツキの評価を行った。この評価では、製造後の水晶振動子(100個)について初期振動周波数f1を測定し、公称周波数f0に対する初期振動周波数f1の周波数偏差Δf0/f0(但し、Δf0=f1−f0)を算出し、統計を取った。その結果を図2に示す。
図2から、従来品であるAuを励振電極6とした水晶振動子は、周波数偏差Δf0/f0が収束しており製造時におけるバラツキの少ない良好なものといえる(従来例1)。そして、3元系Au合金を励振電極6とした水晶振動子は、Auとほぼ同等の特性を有する(実施例1〜7、比較例1)。これに対し、Agを励振電極6とした水晶振動子は、周波数偏差Δf0/f0に分散が見られバラツキが多いことがわかる(従来例2)。また、Pdの場合はAgよりも変化幅(ばらつき)は小さく、Auでの変化幅に接近したグラフとなる(従来例3)。これは、PdがAuに次いで化学的に安定な材料であることに起因する。尚、製造時バラツキの評価(Δf0/f0)の観点から見ると、Agに比べて化学的に安定な材料を用いた場合は良好な結果となり、特にAuを含有した2元系合金も良好な結果になるといえる(参考例1、2)。
次に、周波数経時特性の評価を行った。この検討は、各水晶振動子を所定温度の恒温槽に収容し、10、100、500、1000、2000、3000時間毎に振動周波数fを測定し、水晶片2を密閉封入した完成時の初期振動周波数f1の周波数偏差Δf1/f1(ppm)=(f−f1)/f1×1,000,000を算出した。但し、水晶振動子の試料数はそれぞれ10個である。ここでの恒温槽の温度は85℃で行った。尚、試験温度85℃についての1000時間では、概ね、2年後の振動周波数に相当し、2000時間では4年後、3000時間では6年後の振動周波数に相当する。この結果を図3に示す。
この電極材料の周波数経時特性の評価について、85℃、1000時間における周波数偏差Δf1/f1が±2ppm以内であることを合格条件としたとき、Auは、85℃における周波数偏差Δf1/f1は長時間経過しても周波数偏差Δf1/f1が低く周波数経時特性の安定性が確認された(従来例1)。これに対して、Agの場合は、全体として周波数が下がる傾向にあり、1000時間経過前に周波数偏差が−2ppmを下回るものがみられた(従来例2)。また、Pdの場合には、全体として周波数が上がる傾向にあり、1000時間経過前に周波数偏差が2ppmを上回るものがみられた(従来例3)。尚、Pdについては、試験時間が1000時間を越えて例えば約5000時間経過すると、周波数偏差の下降が生じる。但し、周波数偏差の降下が生じても、それ以降の長時間にわたり依然としてプラスの領域内にあることにかわりはない。
これらの金属では上記結果が出た一方で、3元系Au合金については、Auとほぼ同等以上の周波数経時特性の安定性を示した(実施例1〜7、比較例1)。
但し、組成がAu-60%Ag-30%Pdの場合(比較例1)、合格条件は満たすものの、1000時間後における各水晶振動子(10個)間の周波数偏差のバラツキが大きくなる。すなわち、例えばAu-50%Ag-30%Pd(実施例7)としてAuの質量比を20%以上とした他の実施例1〜7と比較して1000時間後の周波数偏差が大きくなる。この1000時間後のバラツキは、Ag濃度が60質量%と高く、Auが10質量%と低いことが要因の一つと考えられる。従って、周波数偏差のバラツキを抑制するためには、Au合金中のAu濃度は少なくとも20質量%確保する必要がある。この場合、合金全体の抵抗値(クリスタルインピーダンス)を考慮すると、Pdの濃度は30質量%以内となるので、Agの濃度は最大でも50質量%となる。したがって、周波数経時特性を±2ppm以内にして、しかも1000時間でのバラツキを抑制するので信頼性も高められる。
尚、2元系のAu合金もAgと比較して一応の効果はあるものと考えられる(参考例1、2、従来例2)。しかし、長時間経過の測定結果を参照すると、3元系合金と比較して効果は薄いものといえる。尚且つ、Agを添加すればするほど、周波数偏差がマイナス方向に変化する影響が大きくなり、周波数経時特性の安定性を維持することが難しくなる。そのため、Au合金中のAu量を減らしつつ、その性能を維持するという目的においては、2元系のAu合金は期待することができない。
図5は、各実施例のエージング後の安定性を示したものである。これは、周波数経時特性の評価1000時間までのΔfからゼロ望目のSN比を計算したものであり、SN比が大きいほど性能が安定しているといえる。
以下にゼロ望目のSN比算出方法を記載する。85℃に暴露した水晶振動子(10個)の振動周波数変化Δf=(f-f1)(Hz)を1000時間まで測定した。fはt時間後における振動周波数、f1は初期振動周波数(エージング前(0時間)の振動周波数)である。Δf値は変化しないことが好ましいので、ゼロが良い望目特性としてSN比ηxを計算した。
評価は10点のサンプルを用いて行い、水晶振動子の放置時間は0h、50h、100h、200h、400h、700h、1000hとして、合計60点のΔfを測定した。0hを除いた各経過時間におけるΔfを、Δf50、Δf100、Δf200、Δf400、Δf700、Δf1000とした場合、σ=((Δf50)+(Δf100+(Δf200+(Δf400+(Δf700+(Δf1000)/60より、ηx=-log(σ)(db)でSN比を計算する。
図5から、3元系Au合金は、Auと同様に、AgやPdよりも性能が安定していることがわかる。また、Au濃度が低い場合には、PdよりもAgの質量比率が高い方が、性能が安定する結果となっている(実施例1〜3、実施例5)。
以上の試験結果から、実施例に示す3元系Au合金は、製造時バラツキ、及び使用時のエージング特性において、Auとほぼ同等以上であり、いずれも良好なものであった(実施例1〜7)。その中でも、Ag、Pdそれぞれの周波数経時特性がAu合金のエージング特性(SN比)に与える影響が、Au濃度に応じて変化する傾向がみられた。
その傾向とは、例えば、合金中のAu濃度が高い場合において、Pdの有する周波数経時特性の増加傾向及びAgの有する同減少傾向は、Au合金に対してほぼ均等に影響してくる、というものである。かかる傾向は、Au濃度60質量%、Ag、Pd濃度の質量比が5:5であるAu合金の場合に、そのSN比が、AuのSN比と同等であることからも明らかであり(図5の実施例4と従来例1)、AgとPdの増減傾向が均等である結果、Auと同等に安定したエージング特性を示している。
但し、Au濃度が高いことによって、Auそのものの有する周波数経時特性が平坦である作用が、Au合金の特性に大きく影響することも確かである。そのため、Ag、Pdの質量比に多少の変動があっても、Au濃度が高いことで、Au合金そのものの周波数経時特性は安定する。その後の追加試験によれば、Au濃度が50質量%より多く70質量%まで、と高めの場合、Au合金中のAg、Pd濃度の質量比は8:2〜2:8の範囲内とすれば、Au合金のエージング特性に問題はない。かかる質量比は、より好ましくは7:3〜3:7、更に好ましくは6:4〜4:6の範囲内とすれば、Au合金のエージング特性が更に安定する。
一方で、Au濃度が低い場合には、AgをPdよりも多く添加することにより、エージング特性が安定する傾向がある。この傾向は、Au濃度50質量%、あるいは40質量%の場合において、AgをPdよりも多く添加した方が、エージング特性(SN比)が安定していることからも明らかである(図5の実施例1と2、実施例3と5)。その後の追加試験によれば、Au濃度20〜50質量%と低めの場合、Au合金中のAg、Pd濃度の質量比は8:2〜4:6の範囲内とすれば、エージング特性に問題はない。かかる質量比は、より好ましくは8:2〜5:5、更に好ましくは8:2〜6:4の範囲内とすれば、エージング特性が更に安定することとなる。
また、表2は、各実施例の励振電極膜の平均粒子径を測定した結果を示すものである。測定は、走査型プローブ顕微鏡(Veeco社製 innova)を使用し、1μm×1μmの表面を走査した。走査後の表面形状を解析ソフト(SPMLab Analyssis V7.00)で表示し、画面中の粒子を無作為に20個抽出した。抽出した粒子は画面上で直径を求め、これらの平均値を平均粒子径とした。表2から、3元系Au合金は、Auや2元系Au-Ag合金と比べて、励振電極膜の平均粒子径が小さくなることがわかる。
Figure 0005400898
本発明は、圧電振動子の電極材料として有用であり、完成時の振動周波数の製造時バラツキが少なく、また、使用段階においても長期に周波数経時特性を維持できる圧電振動子に適用できる。また、その材料コスト低減にも資することができる。
1 容器本体
2 水晶片
3 カバー
4 水晶保持端子
5 実装端子
6 励振電極
7 導電性接着剤

Claims (8)

  1. Auと、2種の金属M1、M2との3元系合金からなり、圧電片に振動を励起する励振電極としての振動子用電極材料であって、
    前記金属M1は、Ag、Al、Niの少なくともいずれかであり、前記金属M2は、Pd、Ru、Pt、Ir、Rh、Cuの少なくともいずれかであって、
    更に、Au濃度20〜70質量%であり、M1、M2の合計濃度が80〜30質量%である振動子用電極材料。
  2. 金属M1は、Agであり、金属M2はPdである請求項1記載の振動子用電極材料。
  3. Au濃度が50質量%より多く70質量%までであり、M1、M2の濃度の質量比が8:2〜2:8の範囲内にある請求項1又は請求項2記載の振動子用電極材料。
  4. Au濃度20〜50質量%であり、M1、M2の濃度の質量比が8:2〜4:6の範囲内にある請求項1又は請求項2記載の振動子用電極材料。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の材料からなる励振電極が形成された圧電片を備える圧電振動子。
  6. 圧電片は水晶片であり、励振電極が前記水晶片の表面下地電極上に形成されたものである請求項5記載の圧電振動子。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の材料からなるAu合金スパッタリングターゲットであって、不純物として、O含有量、C含有量、S含有量の合計が150ppm以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  8. 平均粒界径が50〜200μmである組織を有する、請求項7記載のスパッタリングターゲット。
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