JP2006157509A - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子 Download PDF

Info

Publication number
JP2006157509A
JP2006157509A JP2004345513A JP2004345513A JP2006157509A JP 2006157509 A JP2006157509 A JP 2006157509A JP 2004345513 A JP2004345513 A JP 2004345513A JP 2004345513 A JP2004345513 A JP 2004345513A JP 2006157509 A JP2006157509 A JP 2006157509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
piezoelectric vibrator
piezoelectric
electrode
fine particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004345513A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumoto Honda
晃基 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Crystal Device Corp
Original Assignee
Kyocera Crystal Device Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Crystal Device Corp filed Critical Kyocera Crystal Device Corp
Priority to JP2004345513A priority Critical patent/JP2006157509A/ja
Publication of JP2006157509A publication Critical patent/JP2006157509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 圧電発振器に組み込む圧電振動子や弾性表面波素子の励振電極に用いる電極材料が、圧電振動子や弾性表面波素子の小型化に対応できる励振電極に適した電極金属を得ることを目的とする。
【解決手段】 課題を解決するために本発明は、圧電素板の主面に金属材料を形成し励振電極を設けて、前記励振動電極に電圧を印加することで発振動作する圧電振動子において、前記圧電素板に形成する金属材料をナノメートル粒子の金属微粒子と前記金属微粒子と結合可能な分散材から成る電極金属を用いたことにより課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電発振器に組み込む圧電振動子や弾性表面波素子の励振電極に用いる電極材料に関する。
近年、圧電振動子は圧電素板を容器内部で片持ち支持の状態で圧電素板の支持構造を構成して気密封止したものが一般的となっている。要する圧電素板上に形成する励振電極を経由し電圧を印加することにより圧電振動子を振動させることで、安定した周波数特性を得ることができる。
また、先述の圧電振動子を容器の内部に搭載し、加えて半導体部品などからなる発振回路を搭載した構成の水晶発振器は、より安定な周波数の制御基準信号発生器として、近年では特に移動体通信の端末や基地局、画像処理などの分野での需要が増大し、その用途も急速に拡大している。
一方、最近の傾向では通信分野の伝送系装置等を中核として、その搭載部品についての非常に急激な市場からの小型化や低背化、更に加えて軽量化や低価格化などの要求があるのが現状であるが、そのために先の圧電素板を圧電振動子の容器内部において、片持ち支持の状態で支持構造を構成して気密封止した外形形状をより小さく薄く出来る圧電振動子、及びそれを搭載した小型の圧電発振器を使用することが一般的となってきている。
上述の外形形状が出来うるだけ小さく薄い圧電振動子を製造する場合、例えば圧電振動子における圧電素板を絶縁基板上に載置する場合においては絶縁基板の電極上、または圧電素板の側に導電性接着剤やはんだペーストをディスペンサーを用いて塗布、もしくはスクリーン印刷をして、更にその絶縁基板の上に圧電素板を載置して、内部が高温の雰囲気となっている炉内を通過させて、先の導電性接着剤やはんだペーストを硬化させ圧電振動子を組み立てる工程を一般的に用いている。
なお、圧電素板に形成する励振電極材料は、蒸着方法やスパッタリング工法により、電極を形成する金属材料には金、銀、アルミ材料が用いられているのが一般である。
特開平09−093075号公報
しかしながら、製品の小型化に伴い上述の市場要求に応えるために、従来の技術にも記載する圧電素板に形成する励振電極材料は、金、銀、アルミ材料が一般的であることから、製品の小型化に伴う圧電素板に形成する電極材料についても今まで用いていた材料より粒子密度が小さく細かな材料が必要となっている現状にある。
電極用材料としては金、銀、アルミ材料を用いるが、その中のひとつを例に挙げて記述すると、例えば銀(Ag)材料で考えると銀フィラー粒子が大きい為、そのフィラー粒子の大きさに制約されて微小の範囲での電極形成が困難と成っていまうことが考えられる。また、銀(Ag)材料中の銀フィラー粒子が大きい為に、電極材料自体の導通抵抗が大きく、その結果として圧電振動子のインピーダンスが大きくなるおそれがあるといった問題があった。
本発明は、以上のような技術的背景のもとでなされたものであり、従ってその目的は、電極材料として用いる金属材料を改善することで、小型化に対応し生産性と品質の向上を図るものである。
課題を解決するために本発明は、圧電素板の主面に金属材料を形成し励振電極を設けて、前記励振動電極に電圧を印加することで発振動作する圧電振動子において、前記圧電素板に形成する該金属材料をナノメートル粒子の金属微粒子と前記金属微粒子と結合可能な分散材から成る電極金属を用いたことを特徴とする圧電振動子である。
上述する金属微粒子は平均粒径が1〜100nmの、金、銀、銅、白金、パラジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウム、鉄、錫、亜鉛、コバルト、ニッケル、クロム、チタン、タンタル、タングステン、インジウム、ケイ素の中の少なくとも1種類、あるいは2種類以上の金属合金の微粒子を用いることを特徴とし、分散材とにはアミン、アルコール、チオールを用いるものである。そして、圧電素板に上記電極金属材料を形成するには、スクリーン印刷により行うものである。
本発明により圧電素板の主面に形成する励振電極を高密度に形成でき、また、電極を形成後の強度を向上することができ。その結果圧電振動子自体の品質も向上することができる。
以下、添付図面に従ってこの発明の実施例を説明する。なお、各図において同一の符号は同様の対象を示すものとする。図1は本発明の圧電振動子の励振電極を形成する一例を示す工程図であるが、励振電極の形状については従来技術と同様で、外観上では大きな変化が無いために図示はしていない。
図1に示す工程フローに示すように、圧電素板を洗浄仕上げたものを準備し、整列ジグなどに配列した後、プラズマ洗浄あるいはUV洗浄を行い圧電素板表面を再洗浄する。その後、以下に記述する印刷手法により、励振金属材料を形成し乾燥させることで圧電素板上に励振電極を形成することができる。なお、励振電極の形成量(厚み)は、印刷と硬化の工程を繰り返して行うことで、所望の周波数まで追い込むことになる。
このとき、金属微粒子は平均粒径が1〜100nmの、金、銀、銅、白金、パラジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウム、鉄、錫、亜鉛、コバルト、ニッケル、クロム、チタン、タンタル、タングステン、インジウム、ケイ素の中の少なくとも1種類、あるいは2種類以上の金属合金の微粒子を用いるもので、分散材にはアミン、アルコール、チオールを用いることを特徴とするものである。
なお、本発明の電極金属材料を用いて励振電極を形成する場合には、スクリーン印刷あるいはインクジェットにより塗布し、その後の乾燥は硬化炉により加熱して行う。なお、硬化時の温度は250℃以下の温度雰囲気中で封止するものである。
以上のように数ナノメートル粒子の金属微粒子と前記金属微粒子と結合可能な分散材を励振電極に用いることで、従来の課題を解決することができる。
本発明の励振電極形成フローを示す図である。

Claims (4)

  1. 圧電素板の主面に金属材料を形成し励振電極を設けて、前記励振動電極に電圧を印加することで発振動作する圧電振動子において、
    前記圧電素板に形成する該金属材料をナノメートル粒子の金属微粒子と前記金属微粒子と結合可能な分散材から成る電極金属を用いたことを特徴とする圧電振動子。
  2. 請求項1記載の金属微粒子は平均粒径が1〜100nmの、金、銀、銅、白金、パラジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウム、鉄、錫、亜鉛、コバルト、ニッケル、クロム、チタン、タンタル、タングステン、インジウム、ケイ素の中の少なくとも1種類、あるいは2種類以上の金属合金の微粒子を用いることを特徴とする圧電振動子。
  3. 請求項1記載の分散材とはアミン、アルコール、チオールであることを特徴とする圧電振動子。
  4. 請求項1記載の励振電極は、スクリーン印刷により形成することを特徴とする圧電振動子。
JP2004345513A 2004-11-30 2004-11-30 圧電振動子 Pending JP2006157509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004345513A JP2006157509A (ja) 2004-11-30 2004-11-30 圧電振動子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004345513A JP2006157509A (ja) 2004-11-30 2004-11-30 圧電振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006157509A true JP2006157509A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36635243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004345513A Pending JP2006157509A (ja) 2004-11-30 2004-11-30 圧電振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006157509A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011077766A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 日本電波工業株式会社 エージング特性に優れる振動子用電極材料及び該材料を用いた圧電振動子並びに該材料からなるスパッタリングターゲット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299833A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Harima Chem Inc 多層配線板およびその形成方法
JP2003347894A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Murata Mfg Co Ltd 縦結合型マルチモード圧電フィルタ装置及び電子部品
JP2004335731A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Shin Etsu Polymer Co Ltd 有機ntc素子

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299833A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Harima Chem Inc 多層配線板およびその形成方法
JP2003347894A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Murata Mfg Co Ltd 縦結合型マルチモード圧電フィルタ装置及び電子部品
JP2004335731A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Shin Etsu Polymer Co Ltd 有機ntc素子

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011077766A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 日本電波工業株式会社 エージング特性に優れる振動子用電極材料及び該材料を用いた圧電振動子並びに該材料からなるスパッタリングターゲット
CN102687396A (zh) * 2009-12-25 2012-09-19 日本电波工业株式会社 耐老化特性优良的振子用电极材料及使用该材料的压电振子、以及由该材料构成的溅射靶材
JP5400898B2 (ja) * 2009-12-25 2014-01-29 日本電波工業株式会社 エージング特性に優れる振動子用電極材料及び該材料を用いた圧電振動子並びに該材料からなるスパッタリングターゲット
CN102687396B (zh) * 2009-12-25 2015-02-25 日本电波工业株式会社 耐老化特性优良的振子用电极材料及使用该材料的压电振子、以及由该材料构成的溅射靶材
TWI485268B (zh) * 2009-12-25 2015-05-21 Tanaka Precious Metal Ind 具優質時效特性之震動子用電極材料以及使用該材料之壓電震動子與由該材料所構成之濺鍍靶材
US9065418B2 (en) 2009-12-25 2015-06-23 Nihon Dempa Kogyo Co. Ltd. Resonator electrode material excellent in aging property, piezoelectric resonator using the same material, and sputtering target made of the same material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100930144B1 (ko) 수정 디바이스 및 그 시일링 방법
JP5076166B2 (ja) 圧電デバイス及びその封止方法
KR100830269B1 (ko) 압전 디바이스 및, 그 제조 방법
US20100059244A1 (en) Microstructure Apparatus and Method for Manufacturing Microstructure Apparatus
JP2012235511A (ja) デバイス
JP5275155B2 (ja) 電子デバイスの製造方法
US20090009037A1 (en) Piezoelectric vibrating pieces and piezoelectric devices
JP2003315813A5 (ja)
JP2007274104A (ja) 圧電振動デバイスおよび圧電振動デバイスの製造方法
JP4859996B1 (ja) 金属配線形成用の転写基板による金属配線の形成方法
TW201025689A (en) Electronic-parts package and manufacturing method therefor
US7579762B2 (en) Piezoelectric vibrating piece and piezoelectric vibrating device
JP4815800B2 (ja) 圧電振動デバイス
JP2005317793A (ja) 電子部品容器及びその封止方法
JP2006157509A (ja) 圧電振動子
JP2014192712A (ja) 水晶デバイス
JP2006211089A (ja) 圧電振動デバイス
KR100219290B1 (ko) 압전 공진자 및 이것을 사용한 압전 부품
US20220231663A1 (en) Resonance device and method for manufacturing same
JP2005318330A (ja) 圧電振動子
JP2014049966A (ja) 水晶デバイス
JP2006101244A (ja) 圧電振動子、及びその製造方法
JP6574647B2 (ja) 水晶デバイス
JP5751800B2 (ja) 圧電振動子
JP5026197B2 (ja) 圧電デバイス、及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928