JP5400581B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ周方向に延びるリブ状の陸部を備え、当該陸部に隣接し、タイヤ周方向に延びる周方向溝が形成されたタイヤに関する。
従来、乗用自動車などに装着されるタイヤでは、制動性能を向上するため、タイヤ周方向に延びるリブ状の陸部に、トレッド幅方向に延びる横溝を形成するトレッドパターンが広く採用されている。例えば、リブ状の陸部にトレッド幅方向に延び、陸部を分断する多数の補助横溝が形成されたタイヤが知られている(例えば、特許文献1)。このようなタイヤによれば、多数の補助横溝によって、いわゆるエッジ成分が増大するため、制動性能が向上する。
また、このようなタイヤでは、車両の走行に起因するタイヤノイズ(例えば、パターンノイズ、ロードノイズ)を低減するため、タイヤ周方向における陸部のピッチを変化させるピッチバリエーションも広く採用されている(例えば、特許文献2)。
特開2004−66922号公報(第4頁、第1図) 特開2007−168572号公報(第5頁、第1図)
一般的に、タイヤの加硫成型工程では、タイヤ周方向に沿って複数(例えば、9つ)に分割された金型(割モールド)が用いられる。このため、上述したピッチバリエーションが採用されたタイヤの場合、それぞれの金型を同一形状にできず、タイヤ周方向における位置に応じたパターンの異なる金型をそれぞれ製作する必要がある。つまり、ピッチバリエーションが採用されたタイヤの場合、ピッチが一定であるタイヤと比較して金型コストが上昇する問題がある。
そこで、本発明は、金型コストに起因する製造コストの上昇を抑制しつつ、車両の走行に起因するタイヤノイズの発生を抑制し、制動性能が向上したタイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、タイヤ周方向(タイヤ周方向TC)に延びる周方向溝(周方向溝)が形成されたタイヤ(例えば、空気入りタイヤ1)であって、前記周方向溝は、トレッド幅方向に延びる第1溝部(浅溝部40)と、タイヤ周方向において前記第1溝部に隣接し、トレッド幅方向に延びる第2溝部(深溝部50)とを含み、前記第2溝部は、前記第1溝部の溝底を上端として、前記第1溝部よりもタイヤ径方向(タイヤ径方向TR)内側に凹み、前記第1溝部の繰り返し周期(λ1)は、前記タイヤの全周において略一定であることを要旨とする。
かかる特徴によれば、第1溝部の繰り返し周期λ1は、タイヤの全周(タイヤ周方向)において略一定(いわゆる、モノピッチ)である。これによれば、金型の少なくとも一部において、タイヤ周方向に分割されるそれぞれの金型を同一形状にできる。このため、ピッチバリエーションが施されたトレッドパターンを形成する金型のように、パターンが異なる金型を製作する必要がなくなる。従って、金型コストに起因する製造コストの上昇を抑制できる。
また、第1溝部及び第2溝部は、周方向溝に含まれる。このため、摩耗初期においては、第1溝部及び第2溝部が接地することがないため、第1溝部及び第2溝部が接地することによる騒音(いわゆる、パターンノイズ)が発生しない。一方、摩耗初期から一定量の摩耗後において、第1溝部及び第2溝部が接地しても、摩耗初期に発生するパターンノイズほど、摩耗後に発生するパターンノイズは問題とならない。この結果、車両の走行に起因するタイヤノイズの発生を抑制できる。
さらに、第2溝部は、第1溝部の溝底を上端として、第1溝部よりもタイヤ径方向内側に凹んでいる。これによれば、摩耗初期から一定量の摩耗後(摩耗後期)において、第1溝部及び第2溝部が陸部の踏面に出現する。このため、摩耗後期において、第1溝部及び第2溝部によって踏面でのエッジ成分が増大し、制動性能を向上できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、タイヤ周方向に延びるリブ状の陸部(陸部)を備え、前記陸部の路面(トレッド踏面10)は、前記タイヤに正規荷重が加えられた状態、かつ路面と接地した状態において、空隙がない平滑面を形成することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記周方向溝は、トレッド幅方向において複数並んで形成され、前記第1溝部及び前記第2溝部は、タイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)を基準とした一方の前記陸部の踏面に形成された前記周方向溝に含まれることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至3の特徴に係り、前記第1溝部と前記第2溝部とのうち、少なくとも前記第1溝部の側壁(側壁40a)は、トレッド幅方向及びタイヤ径方向(タイヤ径方向TR)に沿った断面視において、前記陸部の前記周方向溝側端を通り、タイヤ赤道線と平行な直線(直線PL)との距離(距離CP)が前記第1溝部の溝底(溝底40c)に向かうに連れて長くなるように傾斜していることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記第1溝部の側壁の形状は、前記断面視において、タイヤ径方向内側に凹む半月状であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、金型コストに起因する製造コストの上昇を抑制しつつ、車両の走行に起因するタイヤノイズの発生を抑制し、制動性能が向上したタイヤを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の一部を示す展開図である。 図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の一部を示す斜視図である。 図3(a)は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の一部を示す断面図である。図3(b)は、図3(a)の周方向溝31を示す拡大模式図である。 図4は、浅溝部40及び深溝部50を示す拡大模式図である。 図5は、変更例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド踏面10Aの一部を示す展開図である。 図6は、変更例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド踏面10Aの一部を示す斜視図である。 図7は、変更例2に係る空気入りタイヤ1Bのトレッド踏面10Bの一部を示す展開図である。 図8は、変更例2に係る空気入りタイヤ1Bのトレッド踏面10Bの一部を示す斜視図である。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)空気入りタイヤの全体構成、(2)周方向溝の構成、(3)変更例、(4)比較評価、(5)作用・効果、(6)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)空気入りタイヤの全体構成
まず、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の全体構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の一部を示す展開図である。なお、空気入りタイヤ1には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスが充填されてもよい。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向TCに延びるリブ状の陸部を備える。陸部のトレッド踏面10には、当該陸部に隣接し、タイヤ周方向TCに延びる周方向溝が形成される。
具体的には、陸部は、図1の左側から右側にかけて、陸部21と、陸部22と、陸部23と、陸部24、陸部25とによって構成される。一方、周方向溝は、図1の左側から右側にかけて、周方向溝31と、周方向溝32と、周方向溝33と、周方向溝34とによって構成される。
この周方向溝のうちの周方向溝31は、浅溝部40(第1溝部)と、深溝部50(第2溝部)とを含む。すなわち、浅溝部40及び深溝部50は、タイヤ赤道線CLを基準とした一方の陸部のトレッド踏面10に形成された周方向溝31に含まれる。なお、周方向溝31の詳細については、後述する。
陸部には、複数の補助横溝が設けられる。本実施形態では、タイヤ赤道線CLを基準とした一方(図1の左側)の陸部のトレッド踏面10には、補助横溝(溝及び凹部)が形成されていない。また、タイヤ赤道線CLを基準とした他方(図1の右側)の陸部のトレッド踏面10には、補助横溝が形成されている。
具体的には、陸部21及び陸部22には、補助横溝が形成されていない。陸部23、陸部24及び陸部25のぞれぞれには、タイヤ周方向TCに向かって所定間隔置きに複数の補助横溝63、複数の補助横溝64及び複数の補助横溝65が形成される。補助横溝63、補助横溝64及び補助横溝65は、トレッド踏面視においてトレッド幅方向TWに沿って湾曲する。補助横溝63のトレッド幅方向TW外側に位置する一端は、周方向溝33に開口する。一方、補助横溝63のタイヤ赤道線CL側に位置する他端は、陸部23内(タイヤ赤道線CL上)で終端する。
補助横溝63及び補助横溝64は、補助横溝65に沿った延長線上に設けられる。補助横溝63、補助横溝64及び補助横溝65のそれぞれは、周方向溝31、周方向溝32、周方向溝33及び周方向溝34のトレッド幅方向TWに沿ったそれぞれの幅よりも細い幅を有する。
このような補助横溝63、補助横溝64及び補助横溝65の繰り返し周期(いわゆる、ピッチ)は、空気入りタイヤ1の全周(タイヤ周方向TC)において変化している。つまり、陸部23、陸部24及び陸部25のトレッド踏面10には、タイヤ周方向TCにおけるピッチを変化させるピッチバリエーションが施されている。
ここで、陸部のトレッド踏面10は、空気入りタイヤ1に正規荷重が加えられた状態、かつ路面と接地した状態において、空隙がない平滑面を形成する。すなわち、陸部21及び陸部22には、補助横溝が形成されていない。また、路面と接する陸部に形成された補助横溝(例えば、補助横溝63及び補助横溝64)は、路面と接地した状態において閉鎖する。これにより、陸部のトレッド踏面10は、平滑面を形成する。
(2)周方向溝の構成
次に、上述した周方向溝31の詳細構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の一部を示す斜視図である。図3(a)は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の一部を示す断面図である。すなわち、図3(a)は、図1のA−A線におけるタイヤ径方向TRに沿った断面を図1のB方向から見た図を示す。図3(b)は、図3(a)の周方向溝31を示す拡大模式図である。図4は、浅溝部40及び深溝部50を示す拡大模式図である。
図1〜図4に示すように、浅溝部40は、互いに隣接する陸部21及び陸部22の間に形成される。浅溝部40の側壁40aの形状は、トレッド幅方向断面において、タイヤ径方向TR内側に凹む半月状である(図2及び図3参照)。
図3(b)に示すように、浅溝部40と深溝部50とのうち、少なくとも浅溝部40の側壁40aは、トレッド幅方向断面において、陸部の周方向溝31側端を通り、タイヤ赤道線CLと平行な直線PLとの距離CPが浅溝部40の最深部40bに向かうに連れて長くなるように傾斜している。浅溝部40は、内側浅溝41と、外側浅溝42とによって構成される(図1〜図3参照)。
内側浅溝41は、周方向溝31のトレッド幅方向TWを通る溝内中心線DCLよりもタイヤ赤道線CL側に位置する。外側浅溝42は、内側浅溝41と連なるとともに、溝内中心線DCLよりもトレッド幅方向TW外側に位置する。
内側浅溝41及び外側浅溝42は、タイヤ周方向TCに対して逆向きになるように、それぞれ湾曲している。具体的には、図4に示すように、内側浅溝41が湾曲することによって突出する外凸部41a、及び外側浅溝42が湾曲することによって突出する外凸部42aは、それぞれ溝内中心線DCL側に位置している。つまり、内側浅溝41と外側浅溝42とは、溝内中心線DCL上に位置する浅溝部40の中心点P1を基準として、点対称に設けられる。また、内側浅溝41における陸部22側の端部41pと、外側浅溝42における陸部21の端部42pとは、タイヤ周方向TCにずれて配置されている。
深溝部50は、タイヤ周方向TCにおいて浅溝部40に隣接し、トレッド幅方向TWに延びる。具体的には、深溝部50は、トレッド踏面視においてトレッド幅方向TWに沿って湾曲するように延びる。深溝部50は、浅溝部40の溝底40cを上端として、浅溝部40よりもタイヤ径方向TR内側に凹んでいる。
このような浅溝部40(内側浅溝41及び外側浅溝42)の繰り返し周期λ1は、空気入りタイヤ1の全周(タイヤ周方向TC)において略一定(いわゆる、モノピッチ)である。
深溝部50は、トレッド幅方向断面において、浅溝部40よりも矩形状である。具体的には、深溝部50の側壁50aの形状は、トレッド幅方向断面おいて、タイヤ径方向TRに沿った直線状である。深溝部50の溝底50bの形状は、トレッド幅方向断面において、トレッド幅方向TWに沿った直線状である。側壁50aと溝底50bとの境目は、トレッド幅方向断面において、曲線状に連なる。深溝部50は、内側深溝51と、外側深溝52とによって構成される(図1〜図4参照)。
内側深溝51は、溝内中心線DCLよりもタイヤ赤道線CL側に位置する。外側深溝52は、内側深溝51と連なるとともに、溝内中心線DCLよりもトレッド幅方向TW外側に位置する。
内側深溝51及び外側深溝52は、タイヤ周方向TCに対して逆向きになるように、それぞれ湾曲している。具体的には、図4に示すように、内側深溝51が湾曲することによって突出する外凸部51a、及び外側深溝52が湾曲することによって突出する外凸部52aは、それぞれ溝内中心線DCL側に位置している。つまり、内側深溝51と外側深溝52とは、溝内中心線DCL上に位置する深溝部50の中心点P2を基準として、点対称に設けられる。また、内側深溝51における陸部22側の端部51pと、外側深溝52における陸部21の端部52pとは、タイヤ周方向TCにずれて配置されている。
このような深溝部50(内側深溝51及び外側深溝52)の繰り返し周期λ2は、浅溝部40の繰り返し周期λ1と同様に、空気入りタイヤ1の全周において略一定である。
以上のように、本実施形態では、タイヤ赤道線CLを基準とした一方(図1の左側)の陸部のトレッド踏面10は、モノピッチが施されたトレッドパターンである。一方、タイヤ赤道線CLを基準とした他方(図1の右側)の陸部のトレッド踏面10は、ピッチバリエーションが施されたトレッドパターンである。
(3)変更例
次に、上述した実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10の変更例について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド踏面10と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
(3−1)変更例1
まず、変更例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド踏面10Aの構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、変更例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド踏面10Aの一部を示す展開図である。図6は、変更例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド踏面10Aの一部を示す斜視図である。
上述した実施形態では、陸部21及び陸部22には、補助横溝が形成されていない。これに対して、変更例1では、図5及び図6に示すように、陸部21及び陸部22には、補助横溝が形成されている。
具体的には、陸部21には、タイヤ周方向TCに向かって所定間隔置きに複数の補助横溝61が形成される。補助横溝61は、周方向溝31に開口する開口溝61Aと、陸部21内で終端する終端溝61Bとによって構成される。陸部22には、タイヤ周方向TCに向かって所定間隔置きに複数の補助横溝62が形成される。補助横溝62は、周方向溝31及び周方向溝32に開口する。
このような補助横溝61(開口溝61A及び終端溝61B)及び補助横溝62の繰り返し周期λ3は、空気入りタイヤ1の全周(タイヤ周方向TC)において略一定である。すなわち、タイヤ赤道線CLを基準とした一方(図1の左側)の陸部のトレッド踏面10は、モノピッチが施されたトレッドパターンである。
この場合であっても、陸部のトレッド踏面10は、空気入りタイヤ1に正規荷重が加えられた状態、かつ路面と接地した状態において、空隙がない平滑面を形成する。すなわち、補助横溝61、補助横溝62、補助横溝63、補助横溝64及び補助横溝65は、路面と接地した状態において閉鎖する。これにより、陸部のトレッド踏面10は、平滑面を形成する。
(3−2)変更例2
次に、変更例2に係る空気入りタイヤ1Bのトレッド踏面10Bの構成について、図面を参照しながら説明する。図7は、変更例2に係る空気入りタイヤ1Bのトレッド踏面10Bの一部を示す展開図である。図8は、変更例2に係る空気入りタイヤ1Bのトレッド踏面10Bの一部を示す斜視図である。
上述した実施形態では、内側浅溝41における陸部22側の端部41pと、外側浅溝42における陸部21の端部42pとは、タイヤ周方向TCにずれて配置されている。また、実施形態では、内側深溝51における陸部22側の端部51pと、外側深溝52における陸部21の端部52pとは、タイヤ周方向TCにずれて配置されている。
これに対して、変更例3では、図7及び図8に示すように、内側浅溝41における陸部22側の端部41pと、外側浅溝42における陸部21の端部42pとは、タイヤ周方向TCに対して同一位置に配置されている。つまり、内側浅溝41及び外側浅溝42は、タイヤ赤道線CL(溝内中心線DCL)を基準として、線対称に設けられる。
同様に、内側深溝51における陸部22側の端部51pと、外側深溝52における陸部21の端部52pとは、タイヤ周方向TCに対して同一位置に配置されている。また、内側深溝51及び外側深溝52は、タイヤ赤道線CL(溝内中心線DCL)を基準として、線対称に設けられる。
(4)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(4−1)各空気入りタイヤの構成、(4−2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(4−1)各空気入りタイヤの構成
まず、比較例及び実施例に係る空気入りタイヤについて、簡単に説明する。なお、空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 225/45R17
・ リムサイズ : 7J−17
・ 車両条件 : 国産FF車(排気量2000cc)
・ 内圧条件 : 正規内圧
・ 荷重条件 : ドライバーの荷重+600N
比較例に係る空気入りタイヤでは、周方向溝に、実施形態で説明した浅溝部40及び深溝部50が形成されていない。また、各陸部には、各周方向溝に連通する補助横溝が形成される。この補助横溝は、実施形態で説明した補助横溝の幅よりも太い幅を有する。
一方、実施例に係る空気入りタイヤは、周方向溝に浅溝部40及び深溝部50が形成されている。すなわち、実施例に係る空気入りタイヤのトレッド踏面10には、溝及び凹部が形成されていない。
なお、比較例及び実施例に係る空気入りタイヤは、上述した実施形態(図1〜図4)に示すトレッドパターンであるものとする。比較例及び実施例に係る空気入りタイヤでは、周方向溝の構成、補助横溝の構成以外については同様である。
(4−2)評価結果
次に、各タイヤ(新品時及び摩耗時)が装着された車両の制動性能、ノイズ性能の評価結果について、表1を参照しながら説明する。
Figure 0005400581
(4−2−1)制動性能
タイヤ新品時における制動性能は、水深2mmのテストコースにおいて、比較例に係る空気入りタイヤが装着された車両が速度60km/hからフルブレーキを欠けて停止するまでの距離(減速度)を‘100’とし、実施例の空気入りタイヤが装着された車両の減速度をプロドライバーによりフィーリング評価した。なお、指数が大きいほど、制動性能に優れている。
この結果、表1に示すように、実施例に係る空気入りタイヤが装着された車両は、比較例に係る空気入りタイヤが装着された車両と比べ、制動性能に優れていることが判った。
(5)作用・効果
実施形態では、浅溝部40の繰り返し周期λ1は、空気入りタイヤ1の全周(タイヤ周方向TC)において略一定(いわゆる、モノピッチ)である。つまり、浅溝部40に隣接する深溝部50の繰り返し周期λ2は、空気入りタイヤ1の全周において略一定である。これによれば、金型の少なくとも一部において、タイヤ周方向TCに分割されるそれぞれの金型を同一形状にできる。このため、ピッチバリエーションが施されたトレッドパターンを形成する金型のように、パターンが異なる金型を製作する必要がなくなる。従って、金型コストに起因する製造コストの上昇を抑制できる。
また、浅溝部40及び深溝部50は、周方向溝31に含まれる。このため、摩耗初期においては、浅溝部40及び深溝部50が接地することがないため、浅溝部40及び深溝部50が接地することによる騒音(いわゆる、パターンノイズ)が発生しない。一方、摩耗初期から一定量の摩耗後において、浅溝部40及び深溝部50が接地しても、摩耗初期に発生するパターンノイズほど、摩耗後に発生するパターンノイズは問題とならない。この結果、車両の走行に起因するタイヤノイズの発生を抑制できる。
さらに、深溝部50は、浅溝部40の溝底40cを上端として、浅溝部40よりもタイヤ径方向TR内側に凹んでいる。これによれば、摩耗初期から一定量の摩耗後(摩耗後期)において、浅溝部40及び深溝部50がトレッド踏面10に出現する。このため、摩耗後期において、浅溝部40及び深溝部50によるトレッド踏面10でのエッジ成分が増大し、制動性能を向上できる。
また、深溝部50が浅溝部40の溝底40cを上端として浅溝部40よりもタイヤ径方向TR内側に凹んでいることによって、周方向溝に浅溝部40の溝底40cを下端としてタイヤ径方向TR外側に突出する突起が形成される場合と比較して、周方向溝の体積が増大する。この結果、ウエット路面での排水性が向上し、ウエット路面での制動性能を向上できる。
ところで、摩耗初期において、補助横溝が形成された従来の陸部のように、陸部のエッジ成分を発揮させる溝が設けられている場合、陸部の高さが高く、当該溝の深さが深い。このため、陸部のブロック剛性(せん断剛性)が低くなる。従って、タイヤ装着車両の制動時に陸部に形成される溝側の端部がめくれるように変形し、制動性能が低下してしまうことがある。
これを考慮して、実施形態では、トレッド踏面10は、空気入りタイヤ1に正規荷重が加えられた状態、かつ路面と接地した状態において、空隙がない平滑面を形成する。すなわち、陸部21及び陸部22には、補助横溝が形成されていない。また、路面と接地する陸部に形成された補助横溝(例えば、補助横溝63及び補助横溝64)は、路面と接した状態において閉鎖する。これによれば、路面に接した状態で補助横溝が閉鎖しない場合と比較して、陸部のブロック剛性(せん断剛性)を確保しやすい。このため、空気入りタイヤ1の摩耗初期において、タイヤ装着車両の制動時における陸部の変形が抑制され、制動性能を向上できる。
実施形態では、浅溝部40及び深溝部50は、タイヤ赤道線CLを基準とした一方の陸部(陸部21及び陸部22)のトレッド踏面10に形成された周方向溝31に含まれる。これによれば、トレッド幅方向に2つに分割する2つ割モールドの場合、少なくとも一方のモールド(いわゆる、サイドモールド)において、タイヤ周方向TCに分割されるそれぞれの金型を同一形状にできる。このため、ピッチバリエーションが施されたトレッドパターンを形成する金型のように、パターンが異なる金型を製作する必要がなくなる。
また、実施形態では、タイヤ赤道線CLを基準とした他方の陸部(陸部23、陸部24及び陸部25)のトレッド踏面10は、ピッチバリエーションが施されたトレッドパターンである。このため、補助横溝(例えば、補助横溝63、補助横溝64及び補助横溝65)により分断された陸部23、陸部24及び陸部25に起因する騒音のエネルギーを分散できる。このため、音圧のピークを低減(いわゆる、ホワイトノイズ化)し、車両の走行に起因するタイヤノイズの発生を抑制できる。
ところで、従来のように、陸部21及び陸部22に補助横溝が形成されていると、ウエット路面において、周方向溝内の雨等の流れが補助横溝によって乱流となり、排水性(ハイドロプレーニング性能)が低下してしまう。しかし、実施形態では陸部21及び陸部22のトレッド踏面10には、補助横溝(溝及び凹部)が形成されていないことによって、周方向溝31内の水の流れが乱流になりにくく安定する。この結果、ウエット路面での排水性が向上し、ウエット路面での制動性能を向上できる。
実施形態では、浅溝部40の側壁40aは、トレッド幅方向断面において、陸部の周方向溝側端を通り、タイヤ赤道線CLと平行な直線PLとの距離CPが浅溝部40の溝底40cに向かうに連れて長くなるように傾斜している。本実施形態では、浅溝部40の側壁40aの形状は、トレッド幅方向断面において、タイヤ径方向TR内側に凹む半月状である。つまり、摩耗初期においては、陸部のブロック剛性が低くなることに伴う陸部の端部のめくれを防止するように、トレッド踏面10でのエッジ成分を少なくしている。一方、摩耗後期においては、摩耗の進行とともに陸部のブロック剛性が徐々に高くなるにつれて、トレッド踏面10でのエッジ成分を徐々に増大させている。このため、摩耗初期から一定量の摩耗後までより安定した制動性能を発揮できる。
実施形態では、深溝部50は、トレッド幅方向断面において、浅溝部40よりも矩形状である。これによれば、陸部の摩耗とともに浅溝部40が摩耗しても、摩耗の進行が深溝部50に達するまでの間、トレッド踏面10でのエッジ成分を確実に確保できる。このため、摩耗初期から一定量の摩耗後までさらに安定した制動性能を発揮できる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、タイヤとして、空気や窒素ガスなどが充填される空気入りタイヤ1であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。
また、空気入りタイヤ1のトレッドパターンは、実施形態で説明したものに限定されるものではなく、目的に応じて適宜設定できることは勿論である。すなわち、陸部や周方向溝、補助横溝の構成(形状や本数)などについては、目的に応じて適宜設定できる。
また、浅溝部40及び深溝部50は、必ずしもタイヤ赤道線CLに対して最も左側に位置する周方向溝31のみに設けられる必要はなく、例えば、タイヤ赤道線CL付近に位置する周方向溝32や周方向溝33のみに設けられていてもよく、タイヤ赤道線CLに対して最も右側に位置する周方向溝34のみに設けられていてもよく、全ての周方向溝に設けられていてもよい。
また、浅溝部40及び深溝部50は、トレッド踏面視においてトレッド幅方向TWに沿って湾曲するように延びるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、直線状に延びていてもよい。なお、浅溝部40の形状や深溝部50の形状についても、実施形態で説明したものに限定される必要はなく、目的に応じて適宜設定できる。
また、トレッド踏面10は、タイヤ赤道線CLを基準とした一方の陸部においてモノピッチが施されたトレッドパターンとなり、タイヤ赤道線CLを基準とした他方の陸部においてピッチバリエーションが施されたトレッドパターンとなるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、全てがモノピッチが施されたトレッドパターンであってもよい。
また、陸部のトレッド踏面10は、平滑面を形成するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、平滑面を形成しなくてもよい。すなわち、補助横溝は、路面と接地した状態において閉鎖しなくてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1,1A,1B…空気入りタイヤ、10,10A,10B…トレッド踏面、21〜25…陸部、31〜34…周方向溝、40…浅溝部(第1溝部)、40a…側壁、40b…最深部、40c…溝底、41…内側浅溝、41a…外凸部、41p…端部、42…外側浅溝、42a…外凸部、42p…端部、50…深溝部(第2溝部)、50a…側壁、50b…溝底、51…内側深溝、51a…外凸部、51p…端部、52…外側深溝、52a…外凸部、52p…端部、61〜65…補助横溝

Claims (4)

  1. タイヤ周方向に延びる周方向溝が形成されたタイヤであって、
    前記周方向溝は、
    トレッド幅方向に延びる第1溝部と、
    タイヤ周方向において前記第1溝部に隣接し、トレッド幅方向に延びる第2溝部とを含み、
    前記第2溝部は、前記第1溝部の溝底を上端として、前記第1溝部よりもタイヤ径方向内側に凹み、
    前記第1溝部の繰り返し周期は、前記タイヤの全周において略一定であり、
    前記第1溝部と前記第2溝部とのうち、少なくとも前記第1溝部の側壁は、トレッド幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面視において、前記陸部の前記周方向溝側端を通り、タイヤ赤道線と平行な直線との距離が前記第1溝部の溝底に向かうに連れて長くなるように傾斜しているタイヤ。
  2. タイヤ周方向に延びるリブ状の陸部を備え、
    前記陸部の踏面は、前記タイヤに正規荷重が加えられた状態、かつ路面と接地した状態において、空隙がない平滑面を形成する請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記周方向溝は、トレッド幅方向において複数並んで形成され、
    前記第1溝部及び前記第2溝部は、タイヤ赤道線を基準とした一方の前記陸部の踏面に形成された前記周方向溝に含まれる請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記第1溝部の側壁の形状は、前記断面視において、タイヤ径方向内側に凹む半月状である請求項に記載のタイヤ。
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