JP5399999B2 - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、インパクト回転工具などの構造体の回転軸に加わるトルクを非接触検出する磁歪式トルクセンサに関するものである。
従来から、図4に示すような、構造体の回転軸に加わるトルクを非接触検出する磁歪式トルクセンサが提案されている(特許文献1参照)。
この磁歪式トルクセンサは、加えられるトルクによって透磁率が変化する磁歪効果部10を有する回転軸1と、円筒状のコイルボビン8と、コイルボビン8の外周に巻かれるコイル4と、コイルボビン8の最外周部に取り付けられるヨーク9と、からなる。
回転軸1は、構造体2内部に軸回転自在に取り付けられるものであり、円筒状のコイルボビン8は、回転軸1と同心に配置されるとともに磁歪効果部10から径方向に離れて配置されるものである。また、コイル4は、磁歪効果部10の透磁率の変化を検出して、回転軸1に加えられるトルクの大きさを検出するものであり、ヨーク9は、コイル4の磁路を強化するとともに外部磁気を遮断するものである。
上述の構成の磁歪式トルクセンサは、最外周部に位置するヨーク9が筒状の構造体2の内周面に固定されて、構造体2内部に取り付けられる。
特開2002−257648号公報
しかし、上記構成の磁歪式トルクセンサであっては、ヨーク9とコイルボビン8の寸法誤差が加え合わさると、コイルボビン8の外周に円環状に巻かれたコイル4の中心軸の位置が回転軸1の中心軸11の位置からずれてしまうことがある。その場合には、コイル4で透磁率の変化をうまく検出することができず、トルク検出を精度良く行うことが難しいという問題があった。
また、構造体2の振動により構造体2に固定されたヨーク9に応力が働いてヨーク9が変形することがあり、その場合には、ヨーク9の磁気特性(コイル4の磁路強化と外部磁気の遮断)が変化して、トルク検出精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、回転軸と、コイルボビンに巻かれたコイルの、中心軸のずれを抑制するとともにヨークの磁気特性の変化を抑えて、トルク検出精度を向上させることができる磁歪式トルクセンサを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の磁歪式トルクセンサは、加えられるトルクによって透磁率が変化する磁歪効果部を有するとともに筒状の構造体内部に軸回転自在に取り付けられる回転軸と、前記回転軸と同心に配置されるとともに前記磁歪効果部から径方向に離れて配置される円筒状のコイルボビンと、前記コイルボビンの外周に巻かれて前記透磁率を検出するコイルと、前記コイルが巻かれた前記コイルボビンの外周に取り付けられるヨークと、からなる磁歪式トルクセンサにおいて、前記コイルボビンに、前記構造体に接触して前記構造体内部での前記コイルボビンの位置を保持する位置決め突起を形成し、前記ヨークと前記構造体を非接触に設け、前記回転軸は、前記構造体内部に固定された軸受を介して前記構造体内部に軸回転自在に取り付けられ、前記位置決め突起は、軸方向に延びて前記軸受に接触する軸受接触部を有することを特徴とする。
また、前記コイルボビンは、軸方向の両端部に前記位置決め突起を形成していることが好ましい。
また、前記位置決め突起は、前記コイルボビンの所定の直径を基準として、軸方向から視たときに、前記直径と直交する方向に突出するものと、前記直径と同一直線上に突出するものの、両方又は一方であることが好ましい。
本発明の磁歪式トルクセンサは、回転軸と、コイルボビンに巻かれたコイルの、中心軸のずれを抑制するとともにヨークの磁気特性の変化を抑えて、トルク検出精度を向上させることができる。
本発明の実施形態の磁歪式トルクセンサの正面断面図を示す。 同上の磁歪式トルクセンサのコイルボビンを示し、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 同上の磁歪式トルクセンサのコイルボビン及びヨークを示し、(a)は分解側面図であり、(b)は、分解斜視図であり、(c)は、組み合わせた状態の斜視図である。 従来の磁歪式トルクセンサの正面断面図を示す。
以下、本発明の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の磁歪式トルクセンサは、インパクト回転工具などの構造体の回転軸に加わるトルクを非接触検出するものである。なお、この磁歪式トルクセンサが取り付けられるインパクト回転工具の詳しい構成については説明を省略し、磁歪式トルクセンサに関する構成のみ説明を行なう。
本実施形態の磁歪式トルクセンサは、図1に示すように、加えられるトルクによって透磁率が変化する磁歪効果部10を有する回転軸1と、コイルボビン3と、コイル4と、ヨーク5と、から構成される。以下においては、図1における各構成を組み合わせた状態を基準とし、図1の左右方向を軸方向として、各構成の説明を行う。
図1に示すように、構造体2は、軸方向に延びる筒状に形成されていて、内周面20が断面円形状となっている。この内周面20には、径方向に対向する位置に回転軸1を軸受けする一対の軸受7,7が固定されている。この一対の軸受7,7は、軸方向に距離をおいて2組(つまり2対)設けてある。この2対の軸受7,7を介して、円柱状の回転軸1が、回転軸1の中心軸11を中心に軸回転自在に構造体2内部に取り付けられる。なお、これらの対をなす軸受7,7は、内周面20の周方向全周に亘って設けた一体のものであってもよいし、内周面20の周方向全周に亘って複数の軸受7を所定の間隔をおきながら設けたものであってもよい。
回転軸1には、周方向全周に亘って、磁歪効果部10が設けてある。この磁歪効果部10は、回転軸1にトルクが加わって捩れが生じると、透磁率が変化する部分である。本実施形態においては、磁歪効果部10は、回転軸1の外周面の周方向全周に亘って、アモルファス箔をエポキシ系接着剤で強固に固定したものである。このアモルファス箔には、スリットパターン(図示せず)が周方向全周に亘って設けられている。回転軸1が捩れると、このスリットパターンが捩れて、透磁率がそれに併せて変化する。ここで、この磁歪効果部10の軸方向の長さは、2対の軸受7,7間の軸方向の長さと略同じ長さとなっている。なお、磁歪効果部10は、回転軸1の捩れに応じて透磁率が変化するようなものであれば、上述の構成に限定されない。
上述した構成の回転軸1は、磁歪効果部10が2対の軸受7,7の間に位置するように構造体2内部に配置される。この回転軸1と同心となるように略円筒状のコイルボビン3が配置される。コイルボビン3は、内径が回転軸1の外径よりも若干大きく、図1に示すように、コイルボビン3の内周面が回転軸1の磁歪効果部10から径方向に所定の距離離れた箇所に位置することとなる。
コイルボビン3は、図2(b)に示すように、軸方向に延びる円筒状の基部34の外周面から、周方向全周に亘って、巻付け用突起35と端部突起36とがそれぞれ突出したものである。以下においては、図2(a)の左右方向を幅方向として説明を行う。なお、図2(b)では左右方向が軸方向となっている。ここで、図2(a)の上下方向に伸びるコイルボビン3の直径を、所定の直径6とする。
巻付け用突起35と端部突起36とは突出長さが同じで、リング状となっている。端部突起36は、基部34の外周面の軸方向の両端部にそれぞれ1つずつ設けてあり、巻付け用突起35は、その両端部突起36の間に軸方向に並んで2つ設けてある。端部突起36の軸方向の長さは、強度をつけるために、巻付け用突起35の軸方向の長さの倍程度に形成されている。隣り合う巻付け用突起35と端部突起36との間の基部34が、コイル4が巻かれる巻線部40となる。
端部突起36の外周面からは、図2(a)に示すように、複数の位置決め突起30が突出している。位置決め突起30は、コイルボビン3の所定の直径6と同一直線上の一方向(図2(a)の上方向)に延びる位置決め突起31と、この所定の直径6と直交する方向(図2(a)の左方向及び右方向)に延びる一対の位置決め突起32,32とからなる。
一対の位置決め突起32,32は、直径6の直線方向に離れて2組形成されている。位置決め突起31と、2対の位置決め突起32,32とは、それぞれ直径6の直線方向に略同じ間隔(コイルボビン3の直径6の3分の1程度の長さ)をおいて設けられている。位置決め突起31,32の突出先端面38は、突出した部分の端部突起36の外周面と平行にそれぞれ形成されている。両端部突起36,36に設けられた位置決め突起31,32は、図2(b)に示すように、それぞれ軸方向に並んでいる。
また、位置決め突起31,32は、軸方向に沿ってコイルボビン3の外方に突出した軸受接触部301をそれぞれ有する。軸受接触部301は、位置決め突起31,32の突出先端部分の構成であり、軸受接触部301の径方向の外端面は、位置決め突起31,32の突出先端面38となっている。
2つの巻付け用突起35,35からは、図2(b)に示すように、コネクタ取付部33が突出している。コネクタ取付部33は、巻線部40に巻かれたコイル4の一端と他端とを保持する部分である。このコネクタ取付部33にコネクタ(図示せず)が接続されて、コイル4が外部の検出回路と電気的に接続される。コイル4は、外部の検出回路と電気的に接続されることで磁束を発生させ、この磁束が捩れによって変化することから磁歪効果部10の透磁率の変化を検出して、回転軸1に加わるトルクを検出することができる。
コネクタ取付部33は、図2(a)に示すように、コイルボビン3の所定の直径6と同一直線上の一方向(図2(a)の下方向)に突出している。また、コネクタ取付部33は、コネクタ取付部33の突出方向に向けて開口するコネクタ取付凹部37を有する。このコネクタ取付凹部37にコネクタが差し込まれる。
上述した構成のコイルボビン3の巻線部40,40にコイル4がそれぞれ巻き付けられる。コイル4の一端と他端とは、コネクタと電気的に接続可能な状態でコネクタ取付部33に保持される。このようにコイル4が巻き付けられたコイルボビン3の外周には、ヨーク5が取り付けられる。ヨーク5は、コイルボビン3の外周に巻き付けたコイル4を、周方向全周に亘って覆って、コイル4の磁路強化と外部磁気の遮断を行うものである。
ヨーク5は、図3に示すように、略円筒状のものを半分に割った2つの半割ヨーク50,50からなる。この半分に割った箇所は、上述したコイルボビン3の所定の直径6と同一直線上となっている。
この半割ヨーク50,50を組み合わせたヨーク5は、図3(b)に示すように、円筒状の基部51と、位置固定用突起52とからなる。位置固定用突起52は、基部51の内周面の軸方向の両端部から、周方向全周に亘って、基部51の中心軸の方向に向かって突出したものであり、コイルボビン3に接触してコイルボビン3に対するヨーク5の位置を固定するものである。基部51の内径は、コイルボビン3の巻付け用突起35の外径と略同じとなるように形成されている。また、基部51の外径は、コイルボビン3の位置決め突起30の突出先端面38から、コイルボビン3の中心軸までの距離よりも、若干短くなるように形成されている。位置固定用突起52は、軸方向に所定の厚みを有するリング状に形成されている。位置固定用突起52の内径はコイルボビン3の端部突起36の外径よりも若干短くなるように形成されている。また、両位置固定用突起52,52間の軸方向の長さは、コイルボビン3の基部34の軸方向の両端間の長さと略同じとなるように形成されている。位置固定用突起52の軸方向の所定の厚みは、端部突起36の軸方向の外端面361から位置決め突起30の軸方向の外端面302までの軸方向の長さよりも、若干短くなるように形成されている。
また、ヨーク5には、2つの半割ヨーク50,50を組み合わせた際に、位置決め突起31,32が位置する箇所に差込孔53を貫通させて設けている。位置決め突起31に対応する2つの差込孔53は、ちょうど2つの半割ヨーク50,50を組み合わせる箇所に位置しており、2つの半割ヨーク50,50の組み合わせる端部にそれぞれ差込孔53が形成されている。それぞれの差込孔53は、対応する位置決め突起31,32が突出する方向と逆方向から視て、対応する位置決め突起31,32と同形で若干大きい断面形状となっている。
また、ヨーク5には、2つの半割ヨーク50を組み合わせた際に、コネクタ取付部33が位置する箇所にコネクタ用孔54を貫通させて設けている。ここで、コネクタ用孔54は、ちょうど2つの半割ヨーク50,50を組み合わせる箇所に位置しており、2つの半割ヨーク50,50の組み合わせる端部にそれぞれコネクタ用孔54が形成されている。コネクタ用孔54は、コネクタ取付部33が突出する方向と逆方向から視て、コネクタ取付部33と同形で若干大きい断面形状となっている。
コイルボビン3とヨーク5とを上記構成とすることで、コイルボビン3の所定の直径6と直交する方向から2つの半割ヨーク50,50を組み合わせると、図3(c)に示すように、対応する差込孔53に、位置決め突起31,32がそれぞれ略隙間無く嵌まりこむ。また、コネクタ用孔54に、コネクタ取付部33が略隙間無く嵌まりこむ。
以上のように、位置決め突起31,32、コネクタ取付部33、差込孔53及びコネクタ用孔54を、半割ヨーク50,50の組み合わせを邪魔しない形状でそれぞれ形成したことで、本実施形態のコイルボビン3及びヨーク5は組立性が向上したものとなっている。
また、上述したような寸法および形状で各部位を形成することで、ヨーク5はコイルボビン3に軸方向及び径方向にずれ難い状態で取付可能となっている。
また、コイルボビン3にヨーク5を取り付けたものは、図3(c)に示すように、コイルボビン3の中心軸から離れる方向(径方向及び幅方向)の最外部および軸方向の最外部にコイルボビン3の位置決め突起30がそれぞれ位置する。
以上のように、最外部にコイルボビン3の位置決め突起30が位置する、コイル4及びヨーク5を取り付けたコイルボビン3が、図1に示すように、構造体2内部に配置される。
この配置された状態で、コイルボビン3の位置決め突起30の突出先端面38は、構造体2の内周面20にそれぞれ面接触する。なお、本実施形態においては、コイルボビン3のコネクタ取付部33の突出先端面39も構造体2の内周面20に面接触しており、位置決め突起を兼ねている。つまり、コイルボビン3は、構造体2の内周面20の周方向全周に亘って、所定の間隔をおきながら接触することで、構造体2内部での、径方向及び幅方向の位置が固定される。
また、コイルボビン3の位置決め突起30の軸受接触部301の軸方向の外端面302は、2対の軸受7,7にそれぞれ接触する。つまり、コイルボビン3は、構造体2に固定された軸受7に接触することで、軸方向への移動が抑制され、構造体2内部での、軸方向の位置が固定される。
以上のようにして、コイルボビン3の構造体2内部での、径方向及び軸方向の位置が固定されることで、コイルボビン3の外周に巻き付けた円環状のコイル4の軸方向及び径方向の位置が固定されることとなる。
このとき、ヨーク5は、構造体2の内周面20との間に隙間を有しており、構造体2の内周面20に非接触な状態となっている。つまり、ヨーク5を介してコイルボビン3は構造体2に固定されていないので、ヨーク5の寸法誤差を原因とする円環状のコイル4の中心軸のずれの発生を抑制することができる。また、ヨーク5は、構造体2に非接触な状態であるので、構造体2の振動によって、変形したり温度が変化したりして磁気特性(コイル4の磁路強化と外部磁気の遮断)が変化することが抑制されたものとなっている。
上述したように、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、加えられるトルクによって透磁率が変化する磁歪効果部10を有するとともに筒状の構造体2内部に軸回転自在に取り付けられる回転軸1を有する。そしてさらに、回転軸1と同心に配置されるとともに磁歪効果部10から径方向に離れて配置される円筒状のコイルボビン3と、コイルボビン3の外周に巻かれて透磁率を検出するコイル4とを有する。そしてさらに、コイル4が巻かれたコイルボビン3の外周に取り付けられるヨーク5を有する。そして、コイルボビン3に、構造体2に接触して構造体2内部でのコイルボビン3の位置を保持する位置決め突起30を形成し、ヨーク5と構造体2を非接触に設けたものである。
このような構成とすることで、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、コイルボビン3に形成した位置決め突起30を構造体2に接触させて、コイル4を外周に巻いたコイルボビン3の構造体2内部での位置を保持することができる。そして、このコイルボビン3の外周に取り付けたヨーク5を構造体2に対して非接触とすることができる。
そのため、ヨーク5を介して、コイルボビン3を構造体2内部に固定させなくてもよいので、ヨーク5の寸法誤差に起因するコイルボビン3の外周に巻きつけたコイル4の中心軸のずれを抑制することができる。
また、ヨーク5が構造体2に接触しないので、構造体2の振動によって、ヨーク5が変形したりヨーク5の温度が変化したりすることを抑制できる。そのため、それを起因とするヨーク5の磁気特性(外部磁気を遮断することやコイル4の磁路を強化すること)の低下を抑制することができる。
以上から、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、図4等の従来例と比べると、回転軸1とコイルボビン3に巻かれたコイル4の中心軸のずれを抑制するとともにヨーク5の磁気特性の変化を抑えることができるので、トルク検出精度を向上させたものとなっている。
また、本実施形態の磁歪式トルクセンサにおいては、コイルボビン3は、軸方向の両端部に位置決め突起30を形成したものである。
このような構成とすることで、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、コイルボビン3の軸方向の両端部に形成した位置決め突起30で、コイルボビン3の構造体2内部での位置を保持することができる。そのため、コイルボビン3の中心軸がコイルボビン3の軸方向の両端部に亘ってずれることを抑制することができるので、このコイルボビン3の外周に巻かれたコイル4の中心軸と、回転軸1の中心軸のずれをさらに抑制することができる。
また、本実施形態の磁歪式トルクセンサにおいては、位置決め突起30は、コイルボビン3の所定の直径6を基準として、軸方向から視たときに、直径6と直交する方向に突出する位置決め突起31と、直径6と同一直線上に突出する位置決め突起32と、からなるものである。
このような構成とすることで、ヨーク5の位置決め突起31,32に対応した箇所に差込孔53を設ければ、コイルボビン3の所定の直径6と同一直線上で円筒状のものを半分に割った2つの半割ヨーク50,50からヨーク5を構成することができる。そのため、この2つ半割ヨーク50,50をコイルボビン3の所定の直径6と直交する方向から組み合わせるだけで、コイルボビン3の外周全周に亘ってヨーク5を取り付けることができる。よって、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、組立性のよいものとなる。
ここで、この位置決め突起31に対応する差込孔53は、コイルボビン3の所定の直径6と直交する方向から視て、位置決め突起31と略同じ形状に形成することができる。また、位置決め突起32に対応する差込孔53は、コイルボビン3の所定の直径6と同一線上の方向から視て、位置決め突起32と略同じ形状に形成することができる。そのため、2つの半割ヨーク50,50を組み合わせた際に、位置決め突起31,32と差込孔53との間にほとんど隙間ができないようにできるので、コイル4の磁路強化や外部磁気の遮断を効率良く行うことができる。
また、本実施形態の磁歪式トルクセンサにおいては、回転軸1は構造体2内部に固定された軸受7を介して構造体2内部に軸回転自在に取り付けられ、コイルボビン3の位置決め突起32は軸方向に延びて軸受7に接触する軸受接触部301を有するものである。
このような構成とすることで、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、コイルボビン3の位置決め突起32の軸方向に延びる軸受接触部301を、構造体2内部に固定された軸受7に接触させることができる。そのため、コイルボビン3の構造体2内部での軸方向の位置決めが容易となって、本実施形態の磁歪式トルクセンサは、安定してトルク検出を行うことができ、トルク検出精度を向上させたものとなっている。
なお、本実施形態においては、位置決め突起30の突出先端面38を、突出した部分の端部突起36の外周面と平行になるようにそれぞれ形成したことで、コイルボビン3を、構造体2の円筒状の内周面20内にスムーズに配置することができる。
(変更例)
上述した本実施形態においては、各位置決め突起30は、径方向に略同じ間隔となるようにそれぞれ設けたが、周方向に略同じ間隔となるようにそれぞれ設けても構わない。また、両端部突起36に同じ配置となるように各位置決め突起30をそれぞれ設けたが、両端部突起36で違う配置となるように各位置決め突起30を設けてもよい。また、位置決め突起32の数は、上記実施形態に限定されない。
また、上述した本実施形態においては、コイルボビン3のコネクタ取付部33が構造体2の内周面20に接触するようにしていたが、コネクタ取付部33は構造体2の内周面20に接触しないようにしても構わない。
また、本実施形態においては、位置決め突起30が、直径6と直交する方向に突出する位置決め突起31と、直径6と同一直線上に突出する位置決め突起32とから構成されているが、そのうち、一方だけであっても構わない。
また、磁歪効果部10の軸方向の長さは上述した長さに限定されず、回転軸1の表面全体に亘って設けてあっても構わない。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 回転軸
10 磁歪効果部
2 構造体
3 コイルボビン
30 位置決め突起
301 軸受接触部
4 コイル
5 ヨーク
6 直径
7 軸受

Claims (3)

  1. 加えられるトルクによって透磁率が変化する磁歪効果部を有するとともに筒状の構造体内部に軸回転自在に取り付けられる回転軸と、前記回転軸と同心に配置されるとともに前記磁歪効果部から径方向に離れて配置される円筒状のコイルボビンと、前記コイルボビンの外周に巻かれて前記透磁率を検出するコイルと、前記コイルが巻かれた前記コイルボビンの外周に取り付けられるヨークと、からなる磁歪式トルクセンサにおいて、
    前記コイルボビンに、前記構造体に接触して前記構造体内部での前記コイルボビンの位置を保持する位置決め突起を形成し、前記ヨークと前記構造体を非接触に設け
    前記回転軸は、前記構造体内部に固定された軸受を介して前記構造体内部に軸回転自在に取り付けられ、
    前記位置決め突起は、軸方向に延びて前記軸受に接触する軸受接触部を有することを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
  2. 前記コイルボビンは、軸方向の両端部に前記位置決め突起を形成していることを特徴とする請求項1に記載の磁歪式トルクセンサ。
  3. 前記位置決め突起は、前記コイルボビンの所定の直径を基準として、軸方向から視たときに、前記直径と直交する方向に突出するものと、前記直径と同一直線上に突出するものの、両方又は一方であることを特徴とする請求項1または2に記載の磁歪式トルクセンサ
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