JP2019068522A - モータ - Google Patents

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大輔 ▲高▼木
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Abstract

【課題】ロータの接触から基板を保護することがする。【解決手段】モータ100は、中心軸CAを中心にして回転可能なロータ1と、ロータを回転駆動するステータ2と、ロータの軸方向一方側に設けられてロータと軸方向に対向する基板3と、基板の軸方向一方側に設けられるプレート部材5と、を備える。基板は、軸方向に貫通する開口32を有する。プレート部材は、開口を通じて基板よりも軸方向他方側に突出する突起部51を有する。突起部は、ロータと軸方向に対向する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
従来、ロータの軸方向一方側に基板が設けられたモータが知られている。たとえば、特許文献1は、ロータ、ステータコア、ハウジング、基台、磁気式センサなどを支持する配線基板、及びエンドプレートを備えるインナーロータ型のモータを教示している。ステータコアは、マグネットを有するロータの周囲に位置する。ハウジングは、ステータコアの周囲及び前端部を覆う。基台は、ハウジングの後端部を塞ぐように配置される。配線基板は、基台の後面に固定される。エンドプレートは、基台との間に配線基板を挟む。このモータでは、ロータが基板側に移動した場合、基板は基台により保護される。
特開2016−13035号公報
しかしながら、特許文献1のモータでは、ロータは、基板側に移動すると、回転しながら基台に接触する。また、ロータが回転していない場合でも、たとえばモータの輸送時において、ロータが基板側に移動して基台に衝撃を与えることもある。これらの際、ロータが基台に与える衝撃、摩擦に起因する応力が基板に作用することがある。このような応力は、基板に実装された電子部品及びその配線にも影響を及ぼす恐れがある。特許文献1は、このような問題について何ら言及していない。
本発明は、ロータの接触から基板を保護することができるモータを提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、中心軸を中心にして回転可能なロータと、前記ロータを回転駆動するステータと、前記ロータの軸方向一方側に設けられて前記ロータと軸方向に対向する基板と、前記基板の軸方向一方側に設けられるプレート部材と、を備え、前記基板は、軸方向に貫通する開口を有し、前記プレート部材は、前記開口を通じて前記基板よりも軸方向他方側に突出する突起部を有し、前記突起部は、前記ロータと軸方向に対向する構成とされる。
本発明の例示的なモータによれば、ロータの接触から基板を保護することができる。
図1は、モータの構成例を示す断面図である。 図2は、モータの外観図である。 図3は、基板が取り付けられたプレート部材の一例を示す斜視図である。 図4は、突起部の構成例を示す斜視図である。 図5Aは、突起部の構成の第1変形例を示す斜視図である。 図5Bは、突起部の構成の第2変形例を示す斜視図である。 図6は、突起部の構成の第3変形例を示す断面図である。 図7は、突起部の構成の第4変形例を示す断面図である。 図8は、基板が取り付けられたプレート部材の他の一例を示す斜視図である。
以下に図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。
本明細書では、モータ100において、中心軸CAと平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。さらに、軸方向において、後述する基板3から後述するロータ1に向かう方向を「軸方向上側」と呼び、ロータ1から基板3に向かう方向を「軸方向下側」と呼ぶ。また、各々の構成要素において、軸方向上側における端部を「上端部」と呼び、軸方向下側における端部を「下端部」と呼ぶ。各々の構成要素の表面において、軸方向上側に向く面を「上面」と呼び、軸方向下側に向く面を「下面」と呼ぶ。
また、中心軸CAに直交する方向を「径方向」と呼び、中心軸CAを中心とする周方向を「周方向」と呼ぶ。さらに、径方向において、中心軸CAに向かう方向を「径方向内側」と呼び、中心軸CAから離れる方向を「径方向外側」と呼ぶ。また、各々の構成要素の側面において、径方向内側における端部を「内端部」と呼び、径方向外側における端部を「外端部」と呼ぶ。各々の構成要素の側面において、径方向内側に向く側面を「内側面」と呼び、径方向外側に向く側面を「外側面」と呼び、周方向に向く側面を「周方向側面」と呼ぶ。
なお、以上に説明した方向、面、及び、端部の呼称は、実際の機器に組み込まれた場合での位置関係及び方向などを示すものではない。
<1.実施形態>
<1−1.モータの概略構成>
図1は、モータ100の構成例を示す断面図である。図2は、モータ100の外観図である。図1は、モータ100の中心軸CAを含む切断面で切断したモータ100の断面構造下部を図示している。
図1に示すように、モータ100は、ロータ1と、ステータ2と、基板3と、電子部品31と、ケース4と、プレート部材5と、ベアリング6と、を備える。
ロータ1は、上下方向に延びる中心軸CAを中心として回転可能である。ロータ1は、シャフト10と、保持部材11と、マグネット12と、を有する。
シャフト10は、中心軸CAに沿って上下方向に延びる回転軸であり、ロータ1とともに回転可能である。
保持部材11は、マグネット12を保持する部材であり、シャフト10の径方向外側に固定されている。マグネット12は、保持部材11の外側面に保持され、ステータ2の内側面と対向する。
ステータ2は、ロータ1を回転駆動する。ステータ2は、中心軸CAを中心とする環状のステータコア21と、インシュレータ(不図示)を介してステータコア21に導線221が巻き付けられた複数のコイル部22と、を有する。コイル部22は、ステータコア21の径方向内側に設けられている。導線221は、基板3と電気的に接続されている。
基板3は、たとえば電子部品31を搭載した樹脂製の回路基板であり、コイル部22の導線221と電気的に接続されている。基板3は、ロータ1及びステータ2よりも軸方向下側に設けられている。基板3の一部は、ケース4内に収容されている。基板3の他の一部は、ケース凹部41を通じて、ケース4の外部に設けられている。ケース4内において、基板3は、ロータ1及びステータ2と軸方向に対向している。こうすれば、たとえばプレート部材とともに基板3を保持したり基板3の上面を保護したりする目的で板状の部材をロータ1と基板3との間に設ける構造と比べて、組み立て工程が少なくなる。従って、モータ100の製造効率を向上させることができる。さらに、モータ100の部品点数、又は上記板状の部材に用いる材料を削減できるので、モータ100の製造コストを軽減できる。
また、基板3の該一部は、中心軸CAを中心とする環状となっている。より具体的には、ケース4内に収容された基板3の一部の中央には、軸方向に基板3を貫通する開口32が設けられている。言い換えると、基板3は、開口32を有している。開口32には、シャフト10と後述する突起部51が挿通されている。開口32は、中央開口32aと、側部開口32bと、を含んでいる。中央開口32aには、中心軸CAが通じ、シャフト10が配置されている。側部開口32bは、中央開口32aから径方向外側に向かって凹んでおり、軸方向に基板3を貫通している。側部開口32bには、突起部51の一部が配置されている。言い換えると、側部開口32bは、ケース4内に収容された基板3の一部の内周縁に設けられている。また、軸方向から見て、突起部51の少なくとも一部が側部開口32bと重なる。なお、側部開口32bの数は、本実施形態では3個であるが、この例示に限定されず、突起部51の数以上であればよい。
電子部品31は、基板3の上面である搭載面3aに搭載され、ロータ1と軸方向に対向している。電子部品31は、ロータ1の回転角度を検出するセンサ311を含んでいる。センサ311は、たとえばホールICである。
ケース4は、軸方向に延び且つ上端部が閉じられた有蓋筒状であり、ロータ1、ステータ2、基板3の一部などを収容する。ケース4は、下端部において軸方向上側に凹むケース凹部41を有している。
プレート部材5は、ケース4の下端部に取り付けられ、該下端部を覆っている。また、プレート部材5は、基板3の軸方向下側に設けられている。プレート部材5は、プレート部材5から軸方向上側に延びる3つの突起部51を有している。なお、この例示に限定されず、突起部51の数は、単数、又は3以外の複数であってもよい。また、突起部51は、複数である場合、不均等な間隔で周方向に並べられていてもよいが、好ましくは周方向において等間隔で配置される。言い換えると、複数の突起部51は、好ましくは等配される。こうすれば、回転するロータ1が複数の突起部51に当たっても、各々の突起部51にロータ1の衝撃、摩擦を均等に作用させ易くなる。従って、ロータ1の衝撃、摩擦がいずれかの突起部に偏って作用することを抑制又は防止できる。よって、突起部51の耐久性を向上させることができる。突起部51の構成は後に説明する。
ベアリング6は、シャフト10を回転可能に支持する。ベアリング6は、軸方向から見て突起部51よりも径方向内側において、プレート部材5に保持されている。本実施形態では、たとえば、ボールベアリングなどの転がりベアリングが用いられている。なお、この例示に限定されず、ベアリング6には、たとえばスリーブベアリングなどが用いられていてもよい。
<1−2.突起部の構成>
次に、突起部51の構成を説明する。図3は、基板3が取り付けられたプレート部材5の斜視図である。図4は、突起部51の構成例を示す斜視図である。
突起部51は、開口32を通じて基板3の搭載面3aよりも軸方向上側に突出している。より具体的には、突起部51の少なくとも一部は、側部開口32bを通じて突出している。周方向において、突起部51の周方向側面は、基板3に近接して対向し、特に側部開口32bの内壁面に近接して対向している。突起部51と側部開口32bの内壁面との間の周方向におけるクリアランスは小さくすることにより、突起部51に対する基板3の周方向における移動が抑制されている。従って、突起部51を側部開口32bに挿通することにより、基板3に搭載されたホールICなどの電子部品31の周方向における位置をより正確に位置決めすることができる。
軸方向において、突起部51は、ロータ1と対向している。なお、軸方向において突起部51は、本実施形態では保持部材11と対向しているが、マグネット12と対向していてもよい。これにより、軸方向において、突起部51の上端部は、基板3の搭載面3aよりも軸方向上側に位置する。従って、たとえば回転するロータ1が基板3に向かって軸方向下側に動いても、突起部51が基板3よりも先にロータ1に接触してロータ1の移動を妨げるので、ロータ1が基板3に当たることを抑制又は防止できる。また、仮にロータ1が基板3に接触しても、突起部51によって、ロータ1が基板3に与える衝撃、摩擦を緩和できる。従って、たとえば基板3上の電子部品31が実装される領域に作用する応力を低減することができる。よって、ロータ1の接触から基板3を保護することができる。
搭載面3aから突起部51の上端部までの軸方向長さは、搭載面3aから電子部品31の上端部までの最大の軸方向長さよりも長くなっている。また、突起部51の上端部とロータ1との間の軸方向間隔D1は、電子部品31の上端部とロータ1との間の最小の軸方向間隔D2mよりも短くなっている。なお、軸方向間隔D2mは、より具体的には、搭載面3aのうちの軸方向から見てロータ1と重なる領域に少なくとも一部が設けられた電子部品31の上端部とロータ1との間の最小の軸方向間隔D2mである。そのため、たとえば回転するロータ1が基板3に向かって軸方向下側に動いても、突起部51が電子部品31よりも先にロータ1に接触してロータ1の移動を妨げる。従って、ロータ1が電子部品31に当たることを抑制又は防止できる。また、仮にロータ1が電子部品31に接触しても、突起部51によって、ロータ1が電子部品31に与える衝撃、摩擦を緩和できる。また、本実施形態では、突起部51は樹脂製であるので、ロータ1が突起部51に接触する際の衝撃もより緩和される。従って、ロータ1の接触から電子部品31を保護することができる。特に、突起部51はセンサ311の軸方向長さよりも長くなっているので、ロータ1の接触からセンサ311を保護することができる。
軸方向から見て、突起部51は、センサ311の近傍に位置している。こうすることにより、たとえば回転するロータ1がセンサ311に向かって軸方向下側に動いても、ロータ1の回転角度を検出するセンサ311よりも先に、突起部51がロータ1に接触してロータ1の移動を妨げる。そのため、ロータ1がセンサ311に当たることを抑制又は防止できる。従って、ロータ1の接触からセンサ311を保護でき、たとえば回転するロータ1の摺動によりセンサ311が摩擦を受けることを抑制又は防止できる。
また、突起部51は、センサ311よりも径方向内側に位置している。こうすれば、回転するロータ1が突起部51に接触する際、突起部51がセンサ311よりも径方向外側に位置する場合よりも、突起部51に対してロータ1が摺動する距離が短くなる。従って、回転するロータ1の摺動により突起部51が受ける摩擦を軽減できる。
次に、突起部51は、第1面取り部511と、第2面取り部512と、角部513と、を有している。
第1面取り部511は、突起部51の上端部のうちの周方向端部に設けられている。なお、第1面取り部511は、本実施形態では該上端部のうちの周方向両側における端部に設けられているが、この例示に限定されず、該上端部のうちの周方向一方側の端部に設けられていてもよい。すなわち、第1面取り部511は、突起部51の上端部のうちの周方向の少なくとも一方側における端部に設けられていればよい。こうすれば、第1面取り部511のガイドにより、突起部51が基板3の側部開口32bに挿通され易くなる。たとえば、ホールICなどの電子部品31の周方向における位置決めをより正確にするため、前述のように突起部51と側部開口32bの内壁面との間の周方向におけるクリアランスは小さく設計される。このような設計であっても、第1面取り部511によって基板3の側部開口32bに突起部51をよりスムースに挿通できる。また、周方向に回転するロータ1が突起部51に当たっても、第1面取り部511が設けられない場合と比べて、ロータ1に対する突起部51の接触面積が狭くなる。従って、ロータ1の摺動によって突起部51が受ける摩擦を軽減できる。
また、第1面取り部511は、R面取りされた曲面であってもよいし、C面取りされたテーパ面であってもよい。より具体的には、第1面取り部511は、突起部51の上面と突起部51の周方向側面との間に設けられる曲面であってもよい。該曲面の上端部は突起部51の上面と連続的且つ滑らかに接続され、該曲面の下端部は突起部51の周方向側面と連続的且つ滑らかに接続される。或いは、第1面取り部511は、突起部51の上面と突起部51の周方向側面との間に設けられる平面であってもよい。該平面は、突起部51の上面との間に所定角度を成し、突起部51の周方向側面との間に所定角度を成す。
第2面取り部512は、突起部51の上端部のうちの径方向内側における端部に設けられている。こうすれば、プレート部材5にベアリング6を取り付ける際、第2面取り部512のガイドによりベアリング6が取り付け易くなる。
また、第2面取り部512は、R面取りされた曲面であってもよいし、C面取りされたテーパ面であってもよい。より具体的には、第2面取り部512は、突起部51の上面と突起部51の内側面との間に設けられる曲面であってもよい。この場合、該曲面の上端部は突起部51の上面と連続的且つ滑らかに接続され、該曲面の下端部は突起部51の内側面と連続的且つ滑らかに接続される。或いは、第2面取り部512は、突起部51の上面と突起部51の内側面との間に設けられる平面であってもよい。この場合、該平面は、突起部51の上面との間に所定角度を成し、突起部51の内側面との間に所定角度を成す。
角部513は、突起部51の上端部のうちの径方向外側に設けられている。言い換えると、突起部51の上端部のうちの径方向外側には、R面取り又はC面取りが施されていない。こうすれば、回転するロータ1が突起部51に接触する際、回転するロータ1から受ける衝撃、摩擦に対する突起部51の強度を確保できる。
<1−3.突起部の構成の変形例>
<1−3−1.第1変形例>
軸方向から見て、突起部51は、本実施形態では四角形状となっているが、この例示に限定されない。図5Aは、突起部51の構成の第1変形例を示す斜視図である。軸方向から見て、突起部51は、図5Aに示すように円弧形状であってもよい。こうすれば、回転するロータから受ける衝撃、摩擦に対する突起部の強度を向上させることができる。
<1−3−2.第2変形例>
また、図5Bは、突起部51の構成の第2変形例を示す斜視図である。軸方向から見て、突起部51は、図5Bに示すように環形状であってもよい。このようにしても、回転するロータ1から受ける衝撃、摩擦に対する突起部51の強度を向上させることができる。
また、突起部51の上端部のうちの径方向外側における端部には、角部513が設けられていてもよいが、図5Bに示すように第3面取り部513aが設けられることが好ましい。言い換えると、突起部51は、第2面取り部512と、第3面取り部513aと、を有する構成であることが好ましい。こうすれば、第3面取り部513aのガイドにより、突起部51を基板3の開口32に挿通し易くなる。なお、第3面取り部513aは、R面取りされた曲面であってもよいし、C面取りされたテーパ面であってもよい。より具体的には、第3面取り部513aは、突起部51の上面と突起部51の外側面との間に設けられる曲面であってもよい。該曲面の上端部は突起部51の上面と連続的且つ滑らかに接続され、該曲面の下端部は突起部51の外側面と連続的且つ滑らかに接続される。或いは、第3面取り部513aは、突起部51の上面と突起部51の外側面との間に設けられる平面であってもよい。該平面は、突起部51の上面との間に所定角度を成し、突起部51の外側面との間に所定角度を成す。
さらに、プレート部材5は、図5Bに示すように、位置決め突起52を有していてもよい。位置決め突起52は、プレート部材5の外端部において、軸方向上側に突出している。また、基板3は、基板3の外端部において、径方向内側に向かって凹む基板凹部3bを有している。位置決め突起52は、軸方向において基板凹部3bに嵌る。周方向において、位置決め突起52の周方向側面は、基板3に近接して対向又は接し、特に基板凹部3bの内壁面に近接して対向又は接している。このように、位置決め突起52が基板凹部3bに嵌ることにより、位置決め突起52と基板凹部3bの内壁面との間の周方向におけるクリアランスを小さくし、位置決め突起52に対する基板3の周方向における移動を防止できる。従って、基板3、及び、基板3に搭載されたホールICなどの電子部品31の周方向における位置をより正確に位置決めすることができる。
<1−3−3.第3変形例>
また、図6は、突起部51の構成の第3変形例を示す断面図である。突起部51は、図6に示すように、開口32の外部において、基板3に引っ掛けられる爪部514をさらに有していてもよい。より具体的には、開口32の縁において、爪部514の下面は、基板3の上面に接している。爪部514を基板3の上面に引っ掛けることにより、突起部51を有するプレート部材5に基板3を容易に取り付けることができる。
<1−3−4.第4変形例>
また、突起部51は、上述の実施形態では第1面取り部511及び第2面取り部512を有しているが、この例示に限定されない。図7は、突起部51の構成の第4変形例を示す断面図である。突起部51は、図7に示すように、第1面取り部511及び第2面取り部512を有していなくてもよい。すなわち、回転するロータ1から受ける衝撃、摩擦に対する突起部51の強度の確保を優先する場合、突起部51の上端部のうちの径方向端部及び周方向端部には、R面取り又はC面取りが施されていなくてもよい。
<1−3−5.第5変形例>
また、突起部51は、上述の実施形態では開口32を通じているが、この例示に限定されない。図8は、基板3が取り付けられたプレート部材5の他の一例を示す斜視図である。なお、図8では、構成を見易くするため、電子部品31の図示を省略している。突起部51は、図8に示すように、基板3に設けられた開口32以外の貫通孔33を通じ、開口32よりも径方向外側において基板3から突出していてもよい。
<2.まとめ>
上述の実施形態によれば、モータ100は、中心軸CAを中心にして回転可能なロータ1と、ロータ1を回転駆動するステータ2と、ロータ1の軸方向下側に設けられてロータ1と軸方向に対向する基板3と、基板3の軸方向下側に設けられるプレート部材5と、を備える。基板3は、軸方向に貫通する開口32を有する。プレート部材5は、開口32を通じて基板3よりも軸方向上側に突出する突起部51を有する。突起部51は、ロータ1と軸方向に対向する。
このようにすれば、ロータ1と軸方向に対向する突起部51が、基板3よりも軸方向上側に突出する。そのため、軸方向において、突起部51の軸方向上側における端部は、基板3の搭載面3aよりも軸方向上側に位置する。従って、たとえば回転するロータ1が基板3に向かって軸方向下側に動いても、突起部51が基板3よりも先にロータ1に接触してロータ1の移動を妨げるので、ロータ1が基板3に当たることを抑制又は防止できる。また、仮にロータ1が基板3に接触しても、突起部51によって、ロータ1が基板3に与える衝撃、摩擦を緩和できる。従って、たとえば基板3上の電子部品31が実装される領域に作用する応力を低減することができる。よって、ロータ1の接触から基板3を保護することができる。
また、基板3をロータ1と軸方向に対向させることにより、たとえば基板3とロータ1との間に板状の部材を設ける構造と比べて、組み立て工程が少なくなるためにモータ100の製造効率を向上させることができる。さらに、モータ100の部品点数、又は上記板状の部材に用いる材料を削減できるので、モータ100の製造コストを軽減できる。
上述の実施形態によれば、モータ100は、基板3に搭載されてロータ1と軸方向に対向する電子部品31をさらに備える。突起部51の軸方向上側における端部とロータ1との間の軸方向間隔は、電子部品31の軸方向上側における端部とロータ1との間の最小の軸方向間隔よりも短い。
このようにすれば、突起部51の軸方向上側における端部とロータ1との間の軸方向間隔D1は、電子部品31の軸方向上側における端部とロータ1との間の最小の軸方向間隔D2mよりも短い。そのため、たとえば回転するロータ1が基板3に向かって軸方向下側に動いても、突起部51が電子部品31よりも先にロータ1に接触してロータ1の移動を妨げるので、ロータ1が電子部品31に当たることを抑制又は防止できる。また、仮にロータ1が電子部品31に接触しても、突起部51によって、ロータ1が電子部品31に与える衝撃、摩擦を緩和できる。従って、ロータ1の接触から電子部品31を保護することができる。
上述の実施形態によれば、電子部品31は、ロータ1の回転角度を検出するセンサ311を含む。
さらに、軸方向から見て、突起部51は、センサ311の近傍に位置する。
これらのようにすれば、たとえば回転するロータ1が軸方向下側に動いても、ロータ1の回転角度を検出するセンサ311よりも先に突起部51がロータ1に接触してロータ1の移動を妨げるので、ロータ1がセンサ311に当たることを抑制又は防止できる。従って、ロータ1の接触からセンサ311を保護でき、たとえば回転するロータ1の摺動によりセンサ311が摩擦を受けることを抑制又は防止できる。
上述の実施形態によれば、突起部51は、センサ311よりも径方向内側に位置する。
このようにすれば、回転するロータ1が突起部51に接触する際、突起部51がセンサ311よりも径方向外側に位置する場合よりも、突起部51に対してロータ1が摺動する距離が短くなる。従って、回転するロータ1の摺動により突起部51が受ける摩擦を軽減できる。
上述の実施形態によれば、突起部51は、樹脂製である。
このようにすれば、ロータ1が突起部51に接触する際の衝撃を緩和できる。
上述の実施形態によれば、突起部51は、突起部51の軸方向上側における端部のうちの周方向の少なくとも一方側に設けられる第1面取り部511を有する。
このようにすれば、第1面取り部511のガイドにより突起部51を基板3の開口32に挿通し易くなる。たとえば、ホールICなどの電子部品31の周方向における位置決めをより正確にするため、突起部51と開口32の内壁との間の周方向におけるクリアランスは小さく設計されるが、このような設計であっても、第1面取り部511によって基板3の開口32に突起部51をよりスムースに挿通できる。
また、周方向に回転するロータ1が突起部51に当たっても、第1面取り部511が設けられない場合と比べて、ロータ1に対する突起部51の接触面積が狭いので、ロータ1の摺動によって突起部51が受ける摩擦を軽減できる。
上述の実施形態によれば、開口32は、中心軸CAが通る中央開口32aと、中央開口32aから径方向に延びる複数の側部開口32bと、を含む。突起部51は、複数であり、周方向において等間隔に配置される。各々の突起部51の一部は、側部開口32bに配置されている。
このようにすれば、回転するロータ1が複数の突起部51に当たっても、各々の突起部51にロータ1の衝撃、摩擦を均等に作用させ易くなる。従って、ロータ1の衝撃、摩擦がいずれかの突起部51に偏って作用することを抑制又は防止できる。よって、突起部51の耐久性を向上させることができる。
上述の実施形態によれば、軸方向から見て、突起部51は、円弧形状である。
このようにすれば、回転するロータ1から受ける衝撃、摩擦に対する突起部51の強度を向上させることができる。
上述の実施形態によれば、軸方向から見て、突起部51は、環形状である。
このようにすれば、回転するロータ1から受ける衝撃、摩擦に対する突起部51の強度を向上させることができる。
上述の実施形態によれば、基板3は、径方向外側における端部において径方向内側に凹む基板凹部3bをさらに有する。プレート部材5は、プレート部材5の径方向外側における端部において軸方向他方側に突出する位置決め突起52をさらに有する。位置決め突起52は、軸方向において基板凹部3bに嵌る。
このようにすれば、位置決め突起52が基板凹部3bに嵌ることにより、基板3の周方向における移動を防止できる。従って、基板3、及び、基板3に搭載されたホールICなどの電子部品31の周方向における位置をより正確に位置決めすることができる。
上述の実施形態によれば、モータ100は、軸方向を中心にして回転可能なシャフト10を支持するベアリング6をさらに備える。ベアリング6は、軸方向から見て突起部51よりも径方向内側においてプレート部材5に保持される。突起部51は、突起部51の軸方向上側における端部のうちの径方向内側に設けられる第2面取り部512を有する。
このようにすれば、プレート部材5にベアリング6を取り付ける際、第2面取り部512のガイドによりベアリング6が取り付け易くなる。
上述の実施形態によれば、突起部51は、突起部51の軸方向上側における端部のうちの径方向外側に設けられる角部513を有する。
このようにすれば、回転するロータ1から受ける衝撃、摩擦に対する突起部51の強度を確保できる。
上述の実施形態によれば、突起部51は、基板3に引っ掛けられる爪部514を有する。開口32の縁において、爪部514の軸方向下側を向く面は、基板3の軸方向上側を向く面に接する。
このようにすれば、爪部514を基板3に引っ掛けることにより、突起部51を有するプレート部材5に基板3を容易に取り付けることができる。
<3.その他>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
たとえば、本発明は、上述の実施形態ではインナーロータ型のモータ100に適用されているが、この例示に限定されず、アウターロータ型のモータにも適用可能である。
本発明は、基板がロータと軸方向に対向するモータに有用であり、たとえば産業用ロボット及びコミュニケーションロボットなどの分野に適用可能である。
100・・・モータ、1・・・ロータ、10・・・シャフト、11・・・保持部材、12・・・マグネット、2・・・ステータ、21・・・ステータコア、22・・・コイル部、221・・・導線、3・・・基板、3a・・・搭載面、3b・・・基板凹部、31・・・電子部品、311・・・センサ、32・・・開口、32a・・・中央開口、32b・・・側部開口、33・・・貫通孔、4・・・ケース、41・・・ケース凹部、5・・・プレート部材、51・・・突起部、511・・・第1面取り部、512・・・第2面取り部、513・・・角部、513a・・・第3面取り部、514・・・爪部、52・・・位置決め突起、6・・・ベアリング、CA・・・中心軸

Claims (14)

  1. 中心軸を中心にして回転可能なロータと、
    前記ロータを回転駆動するステータと、
    前記ロータの軸方向一方側に設けられて前記ロータと軸方向に対向する基板と、
    前記基板の軸方向一方側に設けられるプレート部材と、を備え、
    前記基板は、軸方向に貫通する開口を有し、
    前記プレート部材は、前記開口を通じて前記基板よりも軸方向他方側に突出する突起部を有し、
    前記突起部は、前記ロータと軸方向に対向する、モータ。
  2. 前記基板に搭載されて前記ロータと軸方向に対向する電子部品をさらに備え、
    前記突起部の軸方向他方側における端部と前記ロータとの間の軸方向間隔は、前記電子部品の軸方向他方側における端部と前記ロータとの間の最小の軸方向間隔よりも短い、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記電子部品は、前記ロータの回転角度を検出するセンサを含む、請求項2に記載のモータ。
  4. 軸方向から見て、前記突起部は、前記センサの近傍に位置する、請求項3に記載のモータ。
  5. 前記突起部は、前記センサよりも径方向内側に位置する、請求項3又は請求項4に記載のモータ。
  6. 前記突起部は、樹脂製である、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記突起部は、前記突起部の軸方向他方側における端部のうちの周方向の少なくとも一方側に設けられる第1面取り部を有する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のモータ。
  8. 前記開口は、中心軸が通る中央開口と、前記中央開口から径方向に延びる複数の側部開口と、を含み、
    前記突起部は、複数であり、周方向において等間隔に配置され、
    各々の前記突起部の一部は、前記側部開口に配置されている請求項1〜請求項7のいずれかに記載のモータ。
  9. 軸方向から見て、前記突起部は、円弧形状である、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のモータ。
  10. 軸方向から見て、前記突起部は、環形状である、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のモータ。
  11. 前記基板は、径方向外側における端部において径方向内側に凹む基板凹部をさらに有し、
    前記プレート部材は、前記プレート部材の径方向外側における端部において軸方向他方側に突出する位置決め突起をさらに有し、
    前記位置決め突起は、軸方向において前記基板凹部に嵌る、請求項10に記載のモータ。
  12. 軸方向を中心にして回転可能なシャフトを支持するベアリングをさらに備え、
    前記ベアリングは、軸方向から見て前記突起部よりも径方向内側において前記プレート部材に保持され、
    前記突起部は、前記突起部の軸方向他方側における端部のうちの径方向内側に設けられる第2面取り部を有する、請求項1〜請求項11のいずれかに記載のモータ。
  13. 前記突起部は、前記突起部の軸方向他方側における端部のうちの径方向外側に設けられる角部を有する、請求項12に記載のモータ。
  14. 前記突起部は、前記基板に引っ掛けられる爪部を有し、
    前記開口の縁において、前記爪部の軸方向一方側を向く面は、前記基板の軸方向他方側を向く面に接する、請求項1〜請求項13のいずれかに記載のモータ。
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