JP5399791B2 - 静電チャック - Google Patents

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Description

本発明は、静電チャックに関し、例えば、電気絶縁性基板を静電吸着する用途に用いられるシリカガラス製の静電チャックに関する。
半導体上に回路を作製するためのステッパーなどのリソグラフィ装置に使用されるパターニング用マスクは、シリカガラスなどの電気絶縁性材料から構成されている。
このマスクを装置内で固定する方法としては、クランプ等で機械的に固定する方法もあるが、近年では静電チャックの吸着面上に対して、不均一な電界を形成させることにより発生するグラディエント(Gradient)力を利用して、電気絶縁性である基板を保持する方法が用いられている。
従来、グラディエント(Gradient)力を利用した静電チャックには、要求される十分な吸着力が得にくいという問題点があり、これを解決するためのさまざまな技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、絶縁性の基板に使用可能で、かつ低電圧で動作する絶縁性の基板をクランプするための静電クランプが提案されており、裏面圧の少なくとも2Torrに逆らって絶縁性の基板をクランプするために、ベース上に形成された電極の電極幅及び間隔を十分に小さくすることが記載されている。
具体的には、特許文献1に記載された静電クランプは、基材に相当するベースにガラスが用いられ、前記ベースの主表面上に形成されている誘電体層に相当する絶縁層が、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム、窒化ボロンもしくはそれらの組合せにより形成されている。また、前記ベース上に配列された電極が絶縁層で覆われている。
また、特許文献1には、前記電極の幅寸法が100μm以下(実施形態の記載では20〜100μm)であり、隣接する電極同士の間隔が100μm以下(実施形態では20〜40μm)であり、誘電体層に相当する絶縁層の垂直方向の厚さ寸法が10μm以下(実施形態は10μm)であることが記載されている。
また、例えば、特許文献2には、低い印加電圧で大きなグラディエント力を発現させるために電極間隔を狭くかつ誘電体層厚みを薄くする必要があることが記載され、その要件を満たす静電チャックの構成が提案されている。
具体的には、特許文献2に記載の静電チャックは、アルミナなどのセラミックスやガラスで形成された母材となる基材と、前記基材上に形成され入り組んで対をなした複数の電極と、前記複数の電極を覆うように形成した誘電体層(アルミナ等のセラミックス)とを備えている。
また、特許文献2には、前記電極の幅寸法が10〜300μm(実施形態で100μm)であり、隣接する電極同士の間隔が10〜300μm(実施形態で100μm)であり、誘電体層の垂直方向の厚さ寸法が3〜100μm(実施形態として10μm)であることが記載されている。
また、例えば、特許文献3には、ガラス質の絶縁層と基盤とを一体化することで、電極間の絶縁性をガラス質のバルク並みに充分大きな値を確保し、かつガラス質の絶縁層または基盤に対して微細な溝加工を行い電極形成することにより、電極間隔を狭くして所望のグレーディエント力を発揮させることが記載されている。
具体的には、特許文献3に記載されている静電チャックは、基板に相当するガラス基盤と、誘電体層に相当するガラス質絶縁層との間に電極を有し、ガラス基盤とガラス質絶縁層が一体化した構造を採用している。
また、特許文献3には、前記電極の主表面に対する垂直方向の厚さ寸法(成膜の厚み)が0.01〜100μm(実施形態では0.1〜5μm)であり、電極の主表面方向の幅寸法が50〜2000μmであり、隣接する電極同士の主平面方向の間隔が50〜500μmであることが開示されている。
また、特許文献3には、前記幅と前記間隔との比率が「10:1」から「1:2」の間にあり、好ましくは「3:1」から「1:1」の関係であることが開示されている。
また、例えば、特許文献4には、反りが小さく、かつ静電吸着力の面内均一性が高い静電チャックが提案されている。
具体的には、特許文献4に記載された静電チャックは、電気絶縁性セラミックスからなる板状体中に電極が埋め込まれた構造を有し、当該電極が静電吸着面と板状体の中心との間に配置される。また、静電吸着面に対向する裏面と該中心との間に少なくとも、セラミックスよりも電極の材料に近い熱膨張係数を有する材料または電極の材料と同じ熱膨張係数を有する材料からなる層が配置され、その層は該中心に対して、電極と対称的に配置されている。
特表2000−502509号公報 特開2005−223185号公報 特開2008−294174号公報 特開2000−246574号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜4は、それぞれ、以下に示す技術的課題を有している。
具体的には、特許文献1に記載された発明は、絶縁層(誘電体層)の厚さ寸法を10μm以下に形成しているが、絶縁層をこのような厚さ寸法に形成するのは、特にシリカガラスを用いる場合に、研磨自体の加工精度の難易度が高くかつ平坦性を確保することが困難であった。その結果、特許文献1に記載された発明は、歩留まりを含めた製造コストの増加を招くという技術的課題を有していた。
また、特許文献1には、電極の幅寸法が100μm以下(実施形態の記載では20〜100μm)であり、電極の間隔が100μm以下(実施形態では20〜40μm)であることが記載されているが、シリカガラスでこのような細かいパターンを形成した場合、形成したパターン電極同士がつぶれて結合する虞があった。
また、特許文献2に記載の発明は、誘電体層をシリカガラスにより形成した場合に、電極の幅寸法及び電極間隔を狭くしたとしても、大きい吸着力を発揮できないという技術的課題を有している。
具体的には、特許文献2には、誘電体層がアルミナにより形成され、その吸着力が「10gf/cm2(約1.0kPa)」であること記載されている。
そして、特許文献2に記載された静電チャックにおいて、アルミナよりも吸着力が出ないシリカガラスで誘電体層(例えば、厚さ寸法が10μmの誘電体層)を形成した場合、電極の幅寸法及び電極間隔をそれぞれ10μmまで狭くしたとしても、1kPa以上の大きい吸着力を出すことは困難である。
また、電極の幅寸法及び電極の間隔を10μm程度に形成する微細な電極パターンの作製は、難易度が高く製造コストの上昇を招くことから実用的ではない。
また、特許文献3の吸着力に関する記載を参照すると、「吸着力に関してみると、電極間隔と絶縁層厚みの比率を、3:1〜1:1にすることでグレーディエント力の低下が抑制されるとしており、例えば垂直方向の静止摩擦係数0.2gf/cm2以上に相当する1gf/cm2以上の吸着力が得られ、好適である」と述べられている。
即ち、特許文献3に記載の発明は、「1gf/cm2」程度の吸着力を得るための構成であり、例えば1kPa(約10gf/cm2)以上の強力な吸着力を想定したものとは言い難い。
また、特許文献4の方法は、チャックの製造に複数の材料を必要とし、さらに異種材料同士の接合と積層工程が必要であるため、工程が複雑化しコスト高も招くという技術的課題を有している。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造に構成され、かつ高い吸着力を発揮する静電チャックを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の静電チャックは、シリカガラスからなる基材と、前記基材の一方の主表面上に形成されるシリカガラスからなる誘電体層と、前記誘電体層と前記基材との間に埋設されている、帯状の電極を所定の電極パターンに配列した電極部とを備えた、少なくとも1.5kPaの吸着力を有する静電チャックであって、前記電極は、前記基材の主表面に対する垂直方向の厚さ寸法が0.2μm以上1.0μm以下になされ、前記誘電体層は、前記基材の主表面に対する垂直方向の厚さ寸法が40μm以上100μm以下になされ、前記電極の幅寸法は、前記誘電体層の前記厚さ寸法が40μm以上75μm未満の場合に100μm以上330μm以下になされ、前記誘電体層の前記厚さ寸法が75μm以上100μm以下の場合に200μm以上430μm以下になされ、前記電極部の隣接する前記電極同士の間隔は、80μm以上300μm以下になされ、前記電極部は、前記電極の上面と前記誘電体層の吸着面との間隔が、前記誘電体層の中央部で最大値をとり、該誘電体層の外周端部で最小値をとり、かつ前記中央部から前記外周端部にかけて連続して減少する形状であり、前記誘電体層の中央部の吸着面と前記電極との間隔が、前記誘電体層の外周端部の吸着面と前記電極との間隔の1.05倍以上2.0倍以下であることを特徴としている。
本発明の静電チャックは、上記構成を採用することにより、簡易な構成になされかつ高い吸着力を発揮することができる。
特に、前記電極部は、前記電極の上面と前記誘電体層の吸着面との間隔が、前記誘電体層の中央部で最大値をとり、該誘電体層の外周端部で最小値をとり、かつ前記中央部から前記外周端部にかけて連続して減少する形状であり、前記誘電体層の中央部の吸着面と前記電極との間隔が、前記誘電体層の外周端部の吸着面と前記電極との間隔の1.05倍以上2.0倍以下に構成されているため、静電チャックの吸着力を均一化することができる。また、この場合、治具の型を比較的簡単に設計できるため、設計が簡易で製造コストの上昇を招くことはない。
また、前記誘電体層と前記基材の少なくともいずれか一つが、チタニアを6重量%以上8重量%以下含むシリカガラスからなることが望ましい。
このように熱膨張係数の小さいチタニアを含有するシリカガラスを用いることで、低熱膨張の基材を吸着する場合に、基材と誘電体層の熱膨張係数が最適化され、静電チャックの反りを抑制できるため、歪みや変形を抑制した静電チャックが提供され、吸着面全体の吸着力を均一にすることができる。
本発明によれば、簡易な構造に構成され、かつ高い吸着力を発揮する静電チャックを提供することができる。
本発明の実施形態の静電チャックの構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態の静電チャックの電極部の断面形状を示した模式図である。 本発明の実施形態の静電チャックの電極パターンの一例を示す平面図である。 静電チャックの吸着力の測定に用いられる吸着力測定装置の構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の実施形態の静電チャックの構成について、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の静電チャックの構成を示す概略断面図である。また、図2は、本実施形態の静電チャックの電極の断面形状を示した模式図である。また、図3は、本実施形態の静電チャックの電極パターンの一例を示す平面図である。
本願の発明者らは、製造コストの上昇を招くことがない簡易な構造により、高い吸着力を発揮できる静電チャックについて鋭意検討した結果、図示する構成を採用することにより、簡易な構成でかつ高い吸着力を発揮し、吸着力の面内均一性に優れた静電チャックを提供できることを見出した。
具体的には、図1に示すように、本実施形態の静電チャックZは、シリカガラスからなる板状の基材1と、基材1の一方の主表面1aの上に形成されるシリカガラスからなる誘電体層3と、誘電体層3と基材1との間に埋設された、帯状の電極2aを所定の電極パターン(例えば、図3に示す電極パターン)に配列した電極部2とを備えている。
また、電極2aは、基材1の主表面1aに対する垂直方向(図示するY方向)の厚さ寸法a(以下、「厚さ寸法a」という)が「0.2μm以上1.0μm以下」になされている。
また、誘電体層3は、基材1の主表面1aに対する垂直方向の厚さ寸法d(以下、「厚さ寸法d」という)が「40μm以上100μm以下」になされている。
また、前記電極2aは、基材1の主表面方向(径方向(図示するX方向))の幅寸法b(以下、「幅寸法b」という)が、前記誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm以上75μm未満」の場合に「100μm以上330μm以下」になされ、前記誘電体層3の前記厚さ寸法dが「75μm以上100μm以下」の場合に「200μm以上430μm以下」になされている。
また、隣接する電極同士の間隔c(主表面方向(図示するX方向)の間隔c)は、「80μm以上300μm以下」になされている。
以下、静電チャックZの吸着力に影響を与える構成について詳細に説明する。
静電チャックZの吸着力を決定する要因として、電極2aの垂直方向(図示するX方句)の厚さ寸法a、電極2aの幅寸法b、隣接する電極同士の間隔c(間隔cの最小値)、及び誘電体層3の垂直方向の厚さ寸法d等が挙げられる。
また、上述した従来技術にもあるように、隣接する電極同士の間隔cが狭く、電極2aの幅寸法bが小さく、誘電体層3の厚さ寸法dが薄い方が吸着力は大きくなる。一方、これらの3つの要素を小さくするほど、実際の静電チャック製造工程にはより高い加工精度が求められ、歩留まりを含めた製造コストは増加する。
また、誘電体層3の厚さ寸法dも、被吸着物や組み込む装置の設計上の制約から吸着力を優先して決定できない。
すなわち、静電チャックの構造を設計する場合、いくつかの制約の中で最適な値を取りうる範囲が存在することと、その範囲を的確にすることが重要になっている。
そこで、本願発明者らが鋭意検討したところ、電極2aの幅寸法b及び電極2aの間隔cが50μmを下回ると誘電体層3の圧着時に電極パターンが押しつぶされ変形し、横方向に広がることによる寸法誤差が発生することを見出した。
したがって、電極2aの幅寸法b及び電極2aの間隔cは、いずれも、製造コストを勘案すると、50μm以上になされていることが望ましい。
また、前記電極2aの厚さ寸法aは、「0.2μm以上1.0μm以下」であることが好ましく、「0.25μm以上0.5μm以下」がさらに好ましい。
このように構成するのは、電極2aの厚さ寸法aが「0.2μm未満」では、グラディエント(Gradient)力を発生させるに足りうる電界が十分発生せず好ましくなく、電極2aの厚さ寸法aが「1.0μm」を越えると誘電体層3を圧着するときに電極2aがつぶれて広がる分量が多くなり、電極パターンがつぶれてしまう虞があるので好ましくないためである。
また、前記誘電体層3の厚さ寸法dは、「40μm以上100μm以下」が好ましく「50μm以上75μm以下」がさらに好ましい。
このように構成するのは、前記誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm未満」では、シリカガラスの設計上生ずる平坦性の悪化が、誘電体層の厚さへの影響が増加することから好ましくないためである。また、前記誘電体層3の厚さ寸法dが「100μm」を超えると吸着力の低下の影響が大きくなるので、これも好ましくないためである。
また、前記電極2aの幅寸法bは、誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm以上75μm未満」の場合に「100μm以上330μm以下」になされていることが好ましく、「200μm以上300μm以下」になされていることがさらに好ましい。
このように構成するのは、前記検討の結果、本願発明者らが、誘電体層3の厚さ寸法dと、電極2aの幅寸法bとには一定の相関があることを見出だし、電極2aの幅寸法bが、誘電体層3の厚さ寸法dとの関係で上記のように構成されていることが好ましいことがわかったためである。
具体的には、上記のように構成するのは、誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm以上75μm未満」の場合において、電極2aの幅寸法が「100μm未満」では、電極幅が狭すぎて、グラディエント力が発生する面積が小さくなってしまうため好ましくないためである。
また、誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm以上75μm未満」の場合において、電極2aの幅寸法bが「330μm」を超えるとグラディエント力があまり発生しない中間部が長くなりすぎるので、これも好ましくないためである。
また、電極2aの幅寸法bは、誘電体層3の厚さ寸法dが「75μm以上100μm以下」の場合は、「200μm以上430μm以下」が好ましく、「250μm以上400μm以下」がさらに好ましい。
このように構成するのは、誘電体層3の厚さ寸法dが「75μm以上100μm以下」の場合において、電極2aの幅寸法aが「200μm未満」では、電極幅が狭すぎてグラディエント力が発生する面積が小さくなってしまうため好ましくないためである。また、電極2aの幅寸法aが「430μm」を超えるとグラディエント力があまり発生しない中間部が長くなりすぎるので、これも好ましくないためである。
また、隣接する電極同士の間隔cは、「80μm以上300μm以下」であることが好ましく、「100μm以上200μm以下」であることがさらに好ましい。
このように構成するのは、隣接する電極同士の間隔cが「80μm未満」では、隣接する電極の両端が接近しすぎて、材料の絶縁耐圧によって、印加できる電圧が制限され、高吸着力を発生させることが困難となるため好ましくないためである。また、前記間隔cが「300μm」を超えると、間隔が広すぎ吸着面の単位面積当たりの吸着力が減少するので、これも好ましくないためである。
また、本実施形態では、基材1および誘電体層3がシリカガラスにより形成されているが、基材1および誘電体層3の少なくともいずれか一方が、チタニアを6重量%以上8重量%以下であるシリカガラスからなることが好ましい。
もともとシリカガラスは熱膨張係数が小さく、静電チャックZの使用環境の温度変化による変形、反り、歪みの影響が小さいことが特徴であるが、さらに1〜2桁熱膨張係数の小さいチタニアを含有するシリカガラスを用いることで、静電チャックZの吸着面全体の吸着力がより均一になる方向に向かう。
これにより、特に大面積のマスクを逆さに吸着している場合は、マスク面内の吸着力が分布をもつと、単に吸着力の絶対値が大きいだけではマスクが落下する確率が高くなるが、この危険性をより小さくすることが可能となる。
さらには、静電チャックZ自体の反りを抑制もしくは制御する目的で、基材1と誘電体層3の一方のみチタニアを含有するシリカガラスとするか、あるいは両方ともチタニアを含有するシリカガラスとして、チタニアの含有量を異なるものにしてもよい。
このような構成を採用することにより、基材1と誘電体層3の熱膨張係数の違いを利用して効果的に歪みを相殺、緩和する効果が得られる。
また、本実施形態の静電チャックZの電極部2は、電極2aの上面と、誘電体層3の吸着面との間隔が、静電チャックZの主表面における中央部(図2の矢印Aで指す範囲)で最大値をとり、主表面における外周端部(図2の矢印Bで指す範囲)で最小値をとり、かつ中央部から外周端部にかけて連続して減少する形状になされている。
なお、中央部Aとは、図2において、静電チャックZの主表面中心Dから電極部2との主表面最外周端Eまでの距離に対して、主表面中心Dから10%以内の領域を指し、外周端部Bとは、静電チャックZの主表面中心Dから電極部2との主表面最外周端Eまでの距離に対して、電極部2aの主表面最外周端Eから主表面中心Dに向け3%の領域を指すものとする。
また、前記主表面中央部の吸着面と電極2aとの間隔eが、外周端部の吸着面と電極2aの間隔fの1.05倍以上2.0倍以下になっている。
このように電極部2を形成したのは以下の理由による。
具体的には、図2に示すように、静電チャックZは、実用上および設計上の制約から電極2aが、面内において外終端部までは配置されず、若干の外周端取り代部Cが必要となる。その取り代部Cには吸着力が生じないので静電チャック中央部に対して、外周端部の方が吸着力は弱い傾向にある。
一方で誘電体層3の吸着面には高い平坦性が要求されるので、電極部2の形状の方を本実施形態のような凹型形状にして、誘電体層3の厚さを中央部より外周端部のほうを小さくすることで、面内全体において吸着力を均一化することができる。
なお、電極部2を凹型形状に形成する場合、治具の型を比較的簡単に設計でき、設計が簡易で製造コストも下げられる。
また、前記最大値と前記最小値の差は、吸着する対象物の材質、面積、重量、使用環境によって適時設計できるが対象物がシリカガラスの場合、中央部の吸着面と電極との間隔eが、外周端部の吸着面と電極との間隔fの1.05倍以上2.0倍以下であることが好ましいが、1.1倍以上1.7倍以下であることがさらに好ましい。
なお、上下限ともこの範囲を外れてくると、吸着力の面内均一性の制御が困難になるので好ましくない。
なお、電極部2の形状は、中央部が誘電体層3の厚さの最大値をとり外周端部が最小値になっており、その間は連続した直線状または曲線状に形成されていればよく、電極2aがごく狭い領域で極端に変形した形状でなければ、ほぼ直線状、2次曲線形状、楕円形状、緩やかに波打ちした形状でも差し支えない。
次に、本実施形態の静電チャックZの製造方法について説明する。
先ず、基材1に、図3に示す電極パターンを有する電極部2を配置し、誘電体層3を重ね合わせてその後加圧・加熱して、基材1と誘電体層3を一体化させる。このとき、加圧する治具の形状を凸型にすることで、加圧したときの誘電体層3及び電極部2は、凹型形状になる。
その後誘電体層3の表面を平坦に研磨することで、吸着面を平坦で電極3が凹型形状になされた静電チャックZが得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、簡易な構成でかつ高い吸着力を発揮し、吸着力の面内均一性に優れた静電チャックを提供できる。
また、本実施形態によれば、熱膨張係数を最適化して静電チャック自体の反りを制御することにより、歪みや変形をさらに抑制することができる。
続いて、本実施形態の静電チャックZについて、以下に示す実施例および比較例に基づいて検証する。
なお、本発明は、下記実施例により制限されるものではない。
また、本実施例および比較例において、語句の定義は以下の通りとする。
上述した実施形態と同様、電極2aの厚さ寸法は図1のa、電極2aの幅寸法は図1のb、隣接する電極同士の間隔は図1のc、誘電体層3の厚さ寸法は図1のdで示す。
また、下記の表1、3、5、7、9に示す「誘電体層厚さの外周端部に対する中央部の比」とは、誘電体層3の中央部の吸着面と電極2aとの間隔e(図2参照)と、誘電体層3の外周端部の吸着面と電極2aとの間隔f(図2参照)との比(e/f)のことをいう。
また、電極2aの厚さ寸法a、幅寸法b、間隔c、および誘電体層3の厚さ寸法dは、実物の作製において生ずる誤差や個体差は実用上ほとんど影響しないものとして考慮せず、静電チャック吸着面内のいずれの箇所でも同じ値であるとして扱う。
また、本実施例及び比較例でいうところの吸着力は、特に指定のない限りグラディエント(Gradient)力を指すものとする。
具体的には、基材1として、直径150mm×厚さ5.1mmの合成シリカガラス製の板を用意し、これを電極形成面側のRaが0.01μmに、反対側の面のRaが0.01μm、さらに最終的な厚さを5.0mmとなるように研磨、加工する。
この基材上に、図3に示す電極パターンを有する電極部2を配置し、この上に誘電体層3を重ねて圧着して一体化し、さらに給電端子を取り付けて静電チャックを形成する。
このときの電極2aの厚さ寸法a、電極2aの幅寸法b、隣接する電極同士の間隔c、誘電体層3の厚さ寸法d、及び誘電体層3の厚さの外周端部に対する中央部の比は、下記の表1、3、5、7、9に示した実施例および比較例の値とした。
なお、電極2aの材料はモリブデンを用いているが、シリカガラスとの融着が可能な材料であればよく、この他タングステン、ニッケル、チタン、白金、あるいはこれら2以上からなる合金などでもよい。
また、吸着物として、静電チャックZと同面積で厚さ1mmのシリカガラス板を用い、表1、3、5、7、9に示した各条件と印加電圧±1kVを用いて数値解析により吸着力を算出した。
また、吸着力の測定は、図4に概略を示した測定装置を用い、下記の表1、3、5、7、9に示した実施例および比較例の値の静電チャックZの上に、被吸着物である石英ガラスWを積載し、真空中(1×10-2Pa以下)で、所定の電圧を印加させた後に、該被吸着物を垂直に引き上げ、該被吸着物が静電チャックZの表面から離れたときの荷重を測定し、その荷重を被吸着物の面積で割った値を、面内平均吸着力とした。
なお、測定装置10の構成を簡単に説明すると、測定装置10は、真空容器11と、真空容器11の内部に収容された静電チャックZの電極2aに電力を供給する電源12と、シリカガラス板Wを吸着している静電チャックZの吸着力を検出するロードセル13とを備えている。
また、吸着力の判断は、1.5kPa未満を×、1.5kPa以上1.9kPa未満を△、1.9kPa以上を○とする。
また、吸着力の面内均一性は、吸着力を直径10mmの石英ガラスとし、前記と同様の方法で静電チャックの中心部1箇所と、外周端部の90度間隔で4箇所での吸着力の最大差で判断する。
また、吸着力の面内均一性の判断は、中心部の吸着力に対する外周端部の吸着力との比が1.3以上を×、1.2以上1.3以下を△、1.2未満を○として判断する。
また、その他の要因として、作製した電極やチャックに対して何らかの不具合の有無、吸着力や面内均一性の挙動に対しての影響を、その他特記事項として評価を行い、これら3つの項目に対して総合判断を行う。
この総合判断は、×が一つでもある場合は×、△または特記事項記載の少なくともいずれか一つある場合は△、すべての項目で○かつ特記事項記載なしを、○として判断する。本発明の一実施例および比較例では、△および○を合格と判断する。
そして、下記表1、3、5、7、9に示した各条件の静電チャックZの測定結果及び判断結果を下記表2、4、6、8、10に示している。
具体的には、下記表1は、上述した実施形態の静電チャックZの電極2aの厚さ寸法aを検証するために用いた静電チャックZ(実施例1〜6及び比較例1〜4)の各条件を示したものであり、下記表2は、表1に示した静電チャックZの測定結果及び判断結果を示している。
また、下記の表3は、上述した実施形態の静電チャックZの誘電体層3の厚さ寸法dを検証するために用いた静電チャックZ(実施例7〜10及び比較例5〜8)の各条件を示したものであり、下記表4は、表3に示した静電チャックZの測定結果及び判断結果を示している。
また、下記の表5は、上述した実施形態の静電チャックZの電極2aの幅寸法(電極幅)bを検証するために用いた静電チャックZ(実施例11〜18及び比較例9〜16)の各条件を示したものであり、下記表6は、表5に示した静電チャックZの測定結果及び判断結果を示している。
また、下記表7は、上述した実施形態の静電チャックZの隣接する電極同士の間隔(電極間隔)cを検証するために用いた静電チャックZ(実施例19〜22及び比較例17〜20)の各条件を示したものであり、下記表8は、表7に示した静電チャックZの測定結果及び判断結果を示している。
また、下記表9は、上述した実施形態の誘電体層3の厚さの外周端部に対する中央部の比を検証するために用いた静電チャックZ(実施例23〜27及び比較例21〜24)の各条件を示したものであり、下記表10は、表9に示した静電チャックZの測定結果及び判断結果を示している。
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上記の表1及び表2に示す実施例1〜6に示すように、電極2aの厚さ寸法aが「0.2〜1.0μm」である場合、高い吸着力(いずれも2kPa以上)が得られた。また、電極2aの厚さ寸法aが「0.2μm」、「0.23μm」、「0.75μm」、「1.0μm」の場合に吸着力面内均一性が「△(1.2以上1.3以下)」であり、「0.25μm」、「0.5μm」の場合に、吸着力面内均一性が「○(1.2未満)」であった。
一方、上記の表1及び表2に示す比較例1〜4により、電極2aの厚さ寸法aが「0.15μm」、「0.1μm」の場合(「0.2μm以下」の場合)には、高い吸着力を得ることができず、電極2aの厚さ寸法aが「1.2μm」、「1.5μm」の場合、吸着力を測定できなかった(電極周辺に隙間が発生して使用できなかった)。
これにより、電極2aの厚さ寸法aは、「0.2μm以上1.0μm以下」であることが好ましく、「0.25μm以上0.5μm以下」がさらに好ましいことが確認された。
上記の表3及び表4に示す実施例7〜10に示すように、誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm」、「50μm」、「75μm」である場合、高い吸着力(いずれも1.9kPa以上)が得られ、誘電体層3の厚さ寸法が「100μm」の場合、1.5kPaの吸着力が得られた。
また、誘電体層3の厚さ寸法が「40μm」の場合、吸着力面内均一性が「△(1.2以上1.3以下)」であり、誘電体層3の厚さ寸法が「50μm」、「75μm」、「100μm」の場合、吸着力面内均一性が「○(1.2未満)」であった。
一方、上記の表3及び表4に示す比較例5〜8に示すように、誘電体層3の厚さ寸法dが「20μm」、「30μm」の場合には、吸着力を測定することができなかった。また、誘電体層3の厚さ寸法dが「110μm」、「150μm」の場合には、いずれも高い吸着力を得ることができなかった。
これにより、誘電体層3の厚さ寸法dは、「40μm以上100μm以下」が好ましく「50μm以上75μm以下」がさらに好ましいことが確認された。
また、上記表5及び表6に示す実施例11〜14に示すように、誘電体層3の厚さ寸法dが「60μm」の場合において、電極2aの幅寸法bが「100μm」、「330μm」の場合に1.5kPaの吸着力が得られ、電極2aの幅寸法bが「200μm」、「300μm」の場合に1.9kPa以上の高い吸着力が得られた。
また、実施例12〜14においては、いずれも、吸着力面内均一性が「○(1.2未満)」であった。
一方、上記表5及び表6に示す比較例9〜12に示すように、誘電体層3の厚さ寸法dが「60μm」の場合において、電極2aの幅寸法bが「50μm」、「90μm」、「400μm」、「450μm」の場合には、いずれも高い吸着力を得ることができなかった。
これにより、電極2aの幅寸法bは、誘電体層3の厚さ寸法dが「40μm以上75μm未満(実施例では60μmの場合を例示している)」の場合に「100μm以上330μm以下」になされていることが好ましく、「200μm以上300μm以下」になされていることがさらに好ましいことが確認された。
また、上記表5及び表6に示す実施例15〜18に示すように、誘電体層3の厚さ寸法dが「90μm」の場合において、電極2aの幅寸法bが「200μm」、「430μm」の場合に1.5kPaの吸着力が得られ、電極2aの幅寸法bが「250μm」、「400μm」の場合に1.6kPa以上の吸着力が得られた。
また、実施例15〜18においては、いずれも、吸着力面内均一性が「○(1.2未満)」であった。
一方、上記表5及び表6に示す比較例13〜16に示すように、誘電体層3の厚さ寸法dが「90μm」の場合において、電極2aの幅寸法bが「150μm」、「190μm」、「450μm」、「500μm」の場合には、いずれも高い吸着力を得ることができなかった。
これにより、電極2aの幅寸法bは、誘電体層3の厚さ寸法得dが「75μm以上100μm以下(実施例では90μmの場合を例示している)」の場合は、「200μm以上430μm以下」が好ましく、「250μm以上400μm以下」がさらに好ましいことが確認された。
また、上記表7及び表8に示す実施例19〜22に示すように、隣接する電極同士の間隔cが「80μm」、「100μm」、「200μm」の場合には、いずれも、高い吸着力(1.9kPa)を得ることができた。また、隣接する電極同士の間隔cが「300μm」の場合には、1.5kPaの吸着力が得られた。
また、隣接する電極同士の間隔cが「80μm」の場合、吸着力面内均一性が「△(1.2以上1.3以下)」であり、隣接する電極同士の間隔cが「100μm」、「200μm」、「300μm」の場合、吸着力面内均一性が「○(1.2未満)」であった。
一方、上記表7及び表8に示す比較例17〜20に示すように、隣接する電極同士の間隔cが「50μm」、「70μm」の場合には、吸着力を測定することができなかった(電極間が絶縁破壊した)。また、隣接する電極同士の間隔cが「350μm」、「400μm」の場合には、いずれも高い吸着力を得ることができなかった。
これにより、隣接する電極同士の間隔cは、「80μm以上300μm以下」であることが好ましく、「100μm以上200μm以下」であることがさらに好ましいことが確認された。
上記表9及び表10に示す実施例23〜27に示すように、誘電体層3の中央部の吸着面と電極2aとの間隔e(図2参照)と、誘電体層3の外周端部の吸着面と電極2aとの間隔f(図2参照)との比が、「1.05」、「1.1」、「1.3」、「1.7」、「2.0」の場合、いずれも高い吸着力を得ることができた。
また、上記の比が、「1.05」及び「2.0」の場合、吸着力面内均一性が「△(1.2以上1.3以下)」であり、上記の比が、「1.1」、「1.3」、「1.7」の場合、吸着力面内均一性が「○(1.2未満)」であった。
一方、上記表9及び表10に示す比較例21〜24に示すように、上記の比が、「1.0」、「1.02」、「2.2」、「2.5」の場合、吸着力面内均一性が「×(1.3以上)」であった。
これにより、誘電体層3の中央部の吸着面と電極2aとの間隔e(図2参照)が、誘電体層3の外周端部の吸着面と電極2aとの間隔f(図2参照)の1.05倍以上2.0倍以下であることが好ましく、1.1倍以上1.7倍以下であることがさらに好ましいことが確認された。
このように、上述した表1〜表10に示す実施例及び比較例から明らかなように、本発明の実施形態の静電チャックによれば、電極パターンを実用上十分な設計範囲において、1.5kPa以上、さらには2.0kPa以上の吸着力を得ることができ、また、良好な吸着力の均一性も併せ持つことが可能となる。
Z 静電チャック
W シリカガラス板
1 基材
1a 主表面(基材)
2 電極部
2a 電極(電極部)
3 誘電体層
10 測定装置
11 真空容器
12 電源
13 ロードセル

Claims (2)

  1. シリカガラスからなる基材と、
    前記基材の一方の主表面上に形成されるシリカガラスからなる誘電体層と、
    前記誘電体層と前記基材との間に埋設されている、帯状の電極を所定の電極パターンに配列した電極部とを備えた、少なくとも1.5kPaの吸着力を有する静電チャックであって、
    前記電極は、前記基材の主表面に対する垂直方向の厚さ寸法が0.2μm以上1.0μm以下になされ、
    前記誘電体層は、前記基材の主表面に対する垂直方向の厚さ寸法が40μm以上100μm以下になされ、
    前記電極の幅寸法は、前記誘電体層の前記厚さ寸法が40μm以上75μm未満の場合に100μm以上330μm以下になされ、前記誘電体層の前記厚さ寸法が75μm以上100μm以下の場合に200μm以上430μm以下になされ、
    前記電極部の隣接する前記電極同士の間隔は、80μm以上300μm以下になされ、
    前記電極部は、前記電極の上面と前記誘電体層の吸着面との間隔が、前記誘電体層の中央部で最大値をとり、該誘電体層の外周端部で最小値をとり、かつ前記中央部から前記外周端部にかけて連続して減少する形状であり、
    前記誘電体層の中央部の吸着面と前記電極との間隔が、前記誘電体層の外周端部の吸着面と前記電極との間隔の1.05倍以上2.0倍以下であることを特徴とする静電チャック。
  2. 前記誘電体層と前記基材の少なくともいずれか一つが、チタニアを6重量%以上8重量%以下含むシリカガラスからなることを特徴とする請求項1に記載の静電チャック。
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