JP5397729B2 - トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5397729B2
JP5397729B2 JP2008129429A JP2008129429A JP5397729B2 JP 5397729 B2 JP5397729 B2 JP 5397729B2 JP 2008129429 A JP2008129429 A JP 2008129429A JP 2008129429 A JP2008129429 A JP 2008129429A JP 5397729 B2 JP5397729 B2 JP 5397729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
toner cartridge
tube
image forming
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008129429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009276659A (ja
Inventor
誠司 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008129429A priority Critical patent/JP5397729B2/ja
Publication of JP2009276659A publication Critical patent/JP2009276659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5397729B2 publication Critical patent/JP5397729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置に関するものである。
近年、画像形成装置に用いられるトナーは、低温定着化と小粒径化が進み、耐熱性能が劣る傾向にあるため、例えば輸送中に高温環境にさらされると凝集し最悪固化し、トナー収納容器から画像形成装置への供給が不可能になる虞がある。このトナーの凝集、固化は、同じ温度環境であれば湿度が高いほうが著しく発生しやすいことがわかっている。ユーザーへトナーを供給する経路は様々で、その環境を管理することはできない。例えば陸路、空路、海路による輸送があるがそれらの温度及び湿度を管理することは困難である。対策として輸送環境を制御するコンテナを用いる方法もあるが、全輸送経路において対応することは不可能で、また費用がかかる課題がある。
図8は特許文献1及び2に記載の、トナーカートリッジの構成を示す斜視図(一部部材の符号について修正あり)である。図9は、特許文献1及び2記載の、トナーカートリッジの構成を示す分解斜視図(一部部材の符号について修正あり)である。このトナーカートリッジ100は、図8に示すように、トナーを収容するトナー収容部であるボトル部101と、これを回転自在に保持する容器保持部材であるホルダー部102とを有している。ボトル部101の内部には、螺旋状の突起103が形成されている。上記ホルダー部102は、図9に示すように、トナー補給装置側に固定された管部材たる吸引ノズルが挿入されるノズル挿入部104と、ボトル部101の先端に設けられた図示しない開口を覆うキャップ部105と、トナーを一時的に貯留するトナー貯留部106とを有している。ノズル挿入部104には、吸引ノズルを受け入れるためのノズル受入口109や、吸引ノズルを挿入する際の位置決めピン受入口110が形成されている。トナー貯留部106は、円筒状のキャップ部105の内径よりも小径の円筒状に形成され、キャップ部105内にリングシール118を介して嵌合せしめられている。
図10は、特許文献1及び2に記載の、トナー補給装置の一部となっているカートリッジ連結部を示す部分拡大斜視図(一部部材の符号について修正あり)である。図10に示すように、カートリッジ連結部121は、トナーを搬送するための搬送管122の上端に、吸引ノズル123が水平方向に延在するように固定されている。吸引ノズル123の先端部には、トナーを受け入れるためのトナー受入口124が形成されている。また、吸引ノズル123の両脇には、位置決めの役割を果たす棒状の位置決めピン125が、水平方向(ボトル部の回転軸線と並行な方向)に延在するようにそれぞれ固定されている。カートリッジ連結部121の凸部たる位置決めピン125は、先端部が吸引ノズル123の先端よりも出っ張るようになっている。トナーカートリッジ100が図示しないトナー補給装置のカートリッジ載置台にセットされる際には、ホルダー部102(ノズル挿入部104)の端面に設けられた2つの位置決めピン受入口110に、カートリッジ連結部の2つの位置決めピン125が挿入される。これにより、トナーカートリッジ100のトナー補給装置、ひいてはプリンタ本体に対する位置決めがなされる。そして、ボトル部101の回転に伴うホルダー102の位置ズレを回避することができる。
図11は、特許文献1及び2に記載の、トナーカートリッジの先端部の構成を示す構成図(一部部材の符号ついて修正あり)である。図12は、特許文献1及び2記載の、トナー補給装置に装着された状態のトナーカートリッジの構成を示す構成図(一部部材の符号について修正あり)である。図11及び図12に示すように、ホルダー部102におけるノズル挿入部104の挿入通路115内に吸引ノズル73が挿入されると、トナー貯留部106の底部にある連通路114の直下に位置していたシャッタ部材116が、挿入通路115に差し込まれた吸引ノズル73の先端に押されて図中右側から左側へとスライド移動する。そして、シャッタ部材116が連通路114の直下から待避するとともに、吸引ノズル123の先端部に設けられたトナー受入口124が連通路114の直下に位置する。これにより、トナー貯留部106内と吸引ノズル123内とが連通する。吸引ノズル123やシャッタ部材116がスライド移動可能な挿入通路115の内周面には、非通気性材料であるゴムからなる2つのOリング117が固定されている。
上記2つのOリング117のうち、一方は、挿入通路115の内壁における連通路114よりも入口側(ノズル受入口側)の箇所に固定されており、この箇所で挿入通路115と吸引ノズル123との間をシーリングしている。これにより、挿入通路115の入口(トナー受入口)と吸引ノズル123との隙間から挿入通路115内へのエアー流入を阻止している。もう一方のOリング117は、挿入通路115の内壁における連通路114よりも出口側の箇所に固定されており、この箇所で挿入通路115と吸引ノズル123との間をシーリングしている。これにより、挿入通路115の出口と吸引ノズル123との隙間から挿入通路115内へのエアー流入を阻止している。
上記構成のトナーカートリッジ100は、トナー補給装置にセットされると、ボトル部101の先端部に形成されたギヤ部111を、トナー補給装置に固定された原動ギヤ126に噛み合わせる。図示しない駆動源によって原動ギヤ126が回転駆動されると、これとギヤ部111との噛み合いにより、ボトル部101がホルダー部102に保持されながら回転する。この回転により、ボトル部101内のトナーが、ボトル部101内に設けられた螺旋状の突起103によってボトル後端側から先端側に向けて移送され、ホルダー部102のトナー貯留部106内に流入し底部にある連通路114上に堆積する。
吸引ノズル123に連結している搬送管122の図示しない領域には、吸引ポンプが接続されており、これの作動によって搬送管122内の空気やトナーが吸引される。すると、その吸引力が、搬送管122内、吸引ノズル123内を介して、連通路114内やトナー貯留部106内に伝わる。そして、トナー貯留部106内や連通路114内のトナーが、吸引ノズル123内へと吸引される。上述したように、挿入通路115とこれに差し込まれた吸引ノズル123との間は、非通気性シール部材たるOリング117よってシーリングされている。一方、ホルダー部102のキャップ部105と、これに係合しているボトル部101との間は、通気性シール部材たるリングシール118によってシーリングされている。かかる構成では、挿入通路115と吸引ノズル73との間の気密性が、ボトル部101とこれに係合したキャップ部105との間の気密性よりも高くなる。そして、吸引ポンプによる吸引に伴って吸引ノズル123内、連通路114及びトナー貯留部106内が負圧になると、外部からのエアー流入が、図中矢印で示したように、気密性に劣るボトル部101とキャップ部105との間で起こる。具体的には、エアーが、キャップ部105の内周面とこれに挿入されたボトル部101のトナー貯留部の外周面との間の摺動部を経由し、ボトル部101とトナー貯留部106との間に介在している通気性のリングシール118の内部を経由して、トナー貯留部106内に流入する。挿入通路115と吸引ノズル123との間の気密性は、Oリング117によって高く保たれているので、ここからエアーを流入させて、吸引ノズル123内に吸い込ませるといった事態は生じない。このため、トナー貯留部106内から吸引ノズル123内に向けての吸引力を良好に発揮させることができる。よって、トナー貯留部106内からプリンタ本体側の現像装置に向けて安定した量のトナーを排出することができる。
なお、トナーカートリッジ100の内部と外部との気密性が高すぎると、吸引ポンプによるトナー吸引に伴うカートリッジ内への外気流入が全く行われなくなり、過剰な負圧によってボトル部101を変形させてしまう。しかしながら、本プリンタのトナーカートリッジ100では、リングシール118として通気性材料たるスポンジからなるものを用いている。このため、トナー吸引に伴ってトナー貯留部106が少し負圧になると、適量の外気がリングシール118内を通ってトナー貯留部106に流れ込む。よって、過剰な負圧によるボトル部101の変形を回避することができる。
特開2006−58698 特開2006−47811
上記トナーカートリッジ100は、ボトル部101とこれに回転自在に係合されたホルダー部102との間がリングシール118によりシーリングされ、気密性が高められている。しかしながら、上記トナーカートリッジ100は、保管時にトナー漏れを防止できても、外気や水分が通気性材料よりなるリングシール118を通ってボトル部101内に侵入できることになり、外部環境の影響を受けやすくなる。リングシール118を非通気性材料により構成することも考えられるが、やはり上記係合部(図中ではホルダー部102のキャップ部105の内周面とトナー貯留部106の外周面との間の摺動部)の気密性は完全でないことから、実際には外気や水分がボトル部101内に侵入してしまう。ここで、後述するように、トナーカートリッジ100の保管時には、ボトル部101の開口部を封印部材により封印することも考えられる。しかし、上述したようにボトル部101の開口部にはホルダー部102が取り付けられ、このホルダー部102にはノズル挿入部104やこれとは別にキャップ部105やトナー貯留部106等の部材が取り付けられて構造が複雑で、開口部を封印することは考慮されていなかった。さらに、上記トナーカートリッジ100は、ボトル部101とホルダー部102との係合部が露出し、この係合部をシーリングするリングシール118に弾性材料を用いているため、製品落下時の変形によるトナー漏れの虞もある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、保管時に外部環境の影響を受けにくく、トナー漏れが生じにくいトナーカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーを収容するためのトナー収納容器を備え、該トナー収納容器の回転に伴って該トナー収納容器内のトナーを開口部方向に移送するトナーカートリッジにおいて、画像形成装置本体に設けられた管部材を挿入するための管挿入部材が該トナー収納容器の開口部内に固定されており、該管挿入部材は、上記管部材のトナー受入用開口が形成されている先端部が挿入に伴って移動する経路を構成するやぐら状部分を有し、トナーカートリッジを上記画像形成装置本体に装着した時に、当該やぐら状部分は該管部材のトナー受入用開口と対向することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1のトナーカートリッジにおいて、上記管挿入部材は、上記管部材が進入可能な穴を有する上記トナー収納容器の開口部内への取付部分を有し、上記やぐら状部分は、該取付部分から上記トナー収納容器の内側に延在するように設けられられていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2のトナーカートリッジにおいて、上記やぐら状部分は、上記管挿入部材における上記管部材が進入可能な穴を塞ぐためのシャッタを上記管部材挿入方向に移動可能に保持するとともに、該シャッタを該穴に向けて付勢する手段を備え、該シャッタ部材における上記管部材の挿入方向下流側の端部は、上記管部材の挿入完了状態で、上記やぐら状部分における上記管部材の挿入方向下流側の端部よりも該挿入方向下流側へ突出することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3のトナーカートリッジにおいて、上記シャッタの外径と上記やぐら状部分の内径とは、略同径に構成され、上記やぐら状部分は、上記シャッタを上記管部材挿入方向にスライド移動可能に保持することを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4のトナーカートリッジにおいて、上記トナー収納容器の開口部を封印する封印部材を備えていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5のトナーカートリッジにおいて、上記封印部材は、上記トナー収納容器の開口部に対し螺合して取り付けられており、使用時に、取り外されることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項6のトナーカートリッジにおいて、上記封印部材は、鍔からなる把持部を有することを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項5、6又は7のトナーカートリッジにおいて、上記管挿入部材が上記トナー収納容器の開口部と通気性部材を介して連結されていることを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のトナーカートリッジにおいて、上記管挿入部材は、上記トナー収納容器内のトナーと接触する面の形状が上記トナー収納容器の開口部に向かって小径になる円錐形状であることを特徴とするものである。
請求項10の発明は、記録体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段に供給するためのトナーを収容し且つ画像形成装置本体に着脱可能に構成されたトナーカートリッジとを備える画像形成装置において、上記トナーカートリッジとして請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の何れかのものを用いるとともに、該トナーカートリッジの管挿入部材に挿入するための管部材と、上記トナー収納容器内のトナーを該管部材を介して上記トナー像形成手段に搬送する搬送手段とを設けたことを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項10の画像形成装置において、上記搬送手段は、上記トナーカートリッジ内に負圧を生じさせることによってトナーを吸引搬送する吸引搬送手段であることを特徴とするものである。
請求項12の発明は、請求項11の画像形成装置において、上記吸引搬送手段は、モーノポンプであることを特徴とするものである。
本発明のトナーカートリッジは、トナー収納容器の開口部内に画像形成装置本体に固定された管部材を挿入するための管挿入部材が固定されて取り付けられている。そのため、トナーカートリッジの保管時には、管挿入部材が取り付けられたトナー収納容器の開口部をキャップ等の封印部材で封印すれば、外気や水分の通り道となる個所となる管挿入部材の開口部も封印される。従来のトナーカートリッジにおいては、上述したように保管時に開口部を封印することは考慮されていなかった。これに対し、本発明のトナーカートリッジは、トナー収納容器の開口部内に管挿入部材が取り付けられているため、開口部に封印部材を取り付けることが容易である。また、管挿入部材は、トナー収納容器の開口部内に固定されトナー収納容器によって保護されているため、外力による変形を受けにくい。よって管挿入部材からのくトナー漏れも生じにくい。さらに、トナー収納容器を包装する緩衝材や個装箱を低減することができ、使用材料の低減により環境負荷を低減することができる。なお、本発明のトナーカートリッジは、上述した従来のトナーカートリッジのようにトナー収納容器の位置精度を確保するための容器保持部材を備えていないが、トナー収納容器及び管挿入部材の加工精度により十分に位置精度を確保できるものである。
本発明によれば、保管時に外部環境の影響を受けにくく、トナー漏れが生じにくいトナーカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタの構成を示す構成図である。同図において、本プリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ1Y、M、C、Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
次に、Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ1Yについて詳しく説明する。他色用のプロセスカートリッジ(1M、C、K)についても用いるトナーが異なる以外は同様の構成である。図2は、プロセスカートリッジの構成を示す構成図である。図2に示すように、プロセスカートリッジ1Yは、ドラム状の感光体2Y、ドラムクリーニング装置3Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像装置5Y等を備えている。このプロセスカートリッジ1Yは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2Yの表面を一様帯電せしめる。同図においては、図示しない電源によって帯電バイアスが印加されながら、図中反時計回りに回転駆動される帯電ローラ6Yを感光体2Yに当接させることで、感光体2Yを一様帯電せしめる方式の帯電装置4Yを示した。帯電ローラ6Yの代わりに、帯電ブラシを当接させるものを用いてもよい。また、スコロトロンチャージャーのように、感光体2Yに対して非接触で帯電処理を施すものを用いてもよい。帯電装置4Yによって一様帯電せしめられた感光体2Yの表面は、後述する光書込ユニットから発せられるレーザ光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
現像装置5Yは、第1搬送スクリュウ7Yが配設された第1剤収容部8Yを有している。また、透磁率センサからなるトナー濃度センサ(以下、Tセンサという)9Y、第2搬送スクリュウ10Y、現像ロール11Y、ドクターブレード12Y等が配設された第2剤収容部13Yも有している。これら2つの剤収容部8、13内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとからなる図示しないY現像剤が内包されている。第1搬送スクリュウ7Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、第1剤収容部8Y内のY現像剤を図中手前側から奥側へと搬送する。そして、第1剤収容部8Yと第2剤収容部13Yとの間の仕切壁に設けられた図示しない連通口を経て、第2剤収容部13Y内に進入する。第2剤収容部13Y内の第2搬送スクリュウ10Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、Y現像剤を図中奥側から手前側へと搬送する。搬送途中のY現像剤は、第1剤収容部13Yの底部に固定されたTセンサ9Yによってそのトナー濃度が検知される。このようにしてY現像剤を搬送する第2搬送スクリュウ10Yの図中上方には、図中反時計回りに回転駆動せしめられる非磁性パイプ14Y内にマグネットローラ15Yを内包する現像ロール11Yが平行配設されている。第2搬送スクリュウ10Yによって搬送されるY現像剤は、マグネットローラ15Yの発する磁力によって非磁性パイプ14Y表面に汲み上げられる。そして、非磁性パイプ14Yと所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード12Yによってその層厚が規制された後、感光体2Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体2Y上のY用の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体2Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ロール11Yの非磁性パイプ14Yの回転に伴って第2搬送スクリュウ10Y上に戻される。そして、図中手前端まで搬送されると、図示しない連通口を経て第1剤収容部8Y内に戻る。
Tセンサ9YによるY現像剤の透磁率の検知結果は、電圧信号として図示しない制御部に送られる。Y現像剤の透磁率は、Y現像剤のYトナー濃度と相関を示すため、Tセンサ9YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。上記制御部はRAMを備えており、この中にTセンサ9Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたM、C、K用のTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。現像装置5Yについては、Tセンサ9Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、後述するY用のトナー補給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。この駆動により、現像に伴ってYトナーを消費してYトナー濃度を低下させたY現像剤に対して第1剤収容部8Yで適量のYトナーが供給される。このため、第2剤収容部13Y内のY現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。
感光体2Y上に形成されたYトナー像は、後述する中間転写ベルトに中間転写される。ドラムクリーニング装置3Yは、中間転写工程を経た後の感光体2Y表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体2Y表面は、図示しない除電装置によって除電される。この除電により、感光体2Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色用のプロセスカートリッジ1M、6C、6Kにおいても、同様にして感光体2M、C、K上にM、C、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト上に中間転写される。
プロセスカートリッジ1Y、M、C、Kの図中下方には、光書込ユニット20が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット20は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、各プロセスカートリッジ1Y、M、C、Kにおける各感光体に照射する。これにより、感光体2Y、M、C、K上にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザ光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体2Y、M、C、Kに照射するものである。
光書込ユニット20の図中下側には、第1給紙カセット31、第2給紙カセット32が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット31、32内には、それぞれ、記録体たる転写紙Pが複数枚重ねられた転写紙束の状態で収容されており、一番上の転写紙Pには、第1給紙ローラ31a、第2給紙ローラ32aがそれぞれ当接している。第1給紙ローラ31aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第1給紙カセット31内の一番上の転写紙Pが、カセットの図中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。また、第2給紙ローラ32aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第2給紙カセット32内の一番上の転写紙Pが、給紙路33に向けて排出される。給紙路33内には、複数の搬送ローラ対34が配設されたおり、給紙路33に送り込まれた転写紙Pは、これら搬送ローラ対34のローラ間に挟み込まれながら、給紙路33内を図中下側から上側に向けて搬送される。
給紙路33の末端には、レジストローラ対35が配設されている。レジストローラ対35は、搬送ローラ対34から送られてくる転写紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスカートリッジ1Y、M、C、Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト41を張架しながら図中反時計回りに無端移動せしめる転写ユニット40が配設されている。この転写ユニット40は、中間転写ベルト40の他、ベルトクリーニング装置42、第1ブラケット43、第2ブラケット44等を備えている。また、4つの1次転写ローラ45Y、M、C、K、2次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、補助ローラ48、テンションローラ49等も備えている。中間転写ベルト41は、これら8つのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。4つの1次転写ローラ45Y、M、C、Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト41を感光体2Y、M、C、Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY、M、C、K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、その表面に感光体2Y、M、C、K上のY、M、C、Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
2次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された2次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで2次転写ニップを形成している。先に説明したレジストローラ対35は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト41上の4色トナー像は、2次転写バイアスが印加される2次転写ローラ50と2次転写バックアップローラ46との間に形成される2次転写電界やニップ圧の影響により、2次転写ニップ内で転写紙Pに一括2次転写される。そして、転写紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニング装置42によってクリーニングされる。
2次転写ニップの図中上方には、加圧ローラ61や定着ベルトユニット62等を備える定着装置60が配設されている。この定着装置60の定着ベルトユニット62は、定着ベルト64を、加熱ローラ63、テンションローラ65、駆動ローラ66によって張架しながら、図中反時計回りに無端移動せしめる。加熱ローラ63は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包しており、定着ベルト64を裏面側から加熱する。このようにして加熱される定着ベルト64の加熱ローラ63掛け回し箇所には、図中時計回りに回転駆動される加圧ローラ61がおもて面側から当接している。これにより、加圧ローラ61と定着ベルト64とが当接する定着ニップが形成されている。
2次転写ニップを通過した転写紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着装置60内に送られる。そして、定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト64によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が定着せしめられる。
このようにして定着処理が施された転写紙Pは、排紙ローラ対67のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部68が形成されており、排紙ローラ対67によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部68に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Y、M、C、Kトナーを収容する4つのトナーカートリッジ70Y、M、C、Kが配設されている。トナーカートリッジ70Y、M、C、K内のY、M、C、Kトナーは、それぞれプロセスカートリッジ1Y、M、C、Kの現像装置に適宜供給される。これらトナーカートリッジ70Y、M、C、Kは、プロセスカートリッジ1Y、M、C、Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。なお、トナーカートリッジ70内には、トナー単体ではなく、所定のトナー濃度に調整された現像剤を収容してもよい。
以上の構成の本プリンタにおいては、4つのプロセスカートリッジ1Y、M、C、K、光書込ユニット20、転写ユニット40等の組合せにより、記録体たる転写紙Pにトナー像を形成するトナー像形成手段が構成されている。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。図3はトナーカートリッジの構成を示す構成図である。トナーカートリッジ70Y、70M、70C、70Kは、収容するY、M、C、Kトナーが異なる以外は同様の構成となっているので、以下添字を省略して説明する。図3に示すように、トナーカートリッジ70は、図示しないトナーを収容するボトル状のボトル部71と、ボトル部よりも小径に形成されて開口する開口部72と、開口部72の外周面に立設されたギヤ73とが一体的に構成されている。ボトル部71には、外側から内側に向けて突出するようスクリュー状の突起71aがその円周面に沿うようにエンボス加工されている。トナーカートリッジ70は、図示しないトナー補給装置に装着されると、ギヤ73をトナー補給装置に固定された原動ギヤ81に噛み合わせる。図示しない駆動源によって原動ギヤ81が回転駆動されると、原動ギヤ81とギヤ73との噛み合いによりトナーカートリッジ70が回転する。トナーカートリッジ70の回転によりボトル部71内のトナーは開口部72に向かい移動する。
図4は、トナー補給装置に装着される前のトナーカートリッジの様子を説明する構成図である。図4に示すように、トナーカートリッジ70の開口部72には、トナー補給装置側の管部材82を挿入するための管挿入部材74が固定されて取り付けられている。この管挿入部材74は、開口部72を塞ぐフランジ部材75、フランジ部材75に貼り付け固定される弾性部材76、フランジ部材76の管挿入経路内をスライド移動可能なシャッタ部材77及びスプリング部材78によって構成される。フランジ部材75には、開口部72の内径と略同径の外径となるように筒状に形成された管挿入部75aと、やぐら状に形成された管挿入経路75bとからなる。フランジ部材75の管挿入部75aには弾性部材76が両面テープ等により固定され、管挿入部75a及び弾性部材76の中央部には管部材82より若干径の小さい(本実施形態では約1mm小さい径)穴が設けられている。シャッタ部材77はこの穴よりも若干径が大きい(本実施形態では約1mm大きい径)円柱形状となり、弾性部材76とシャッタ部材77とは隙間がない状態で接触する。弾性部材76には発泡ウレタン等の材料が用いられる。シャッタ部材77にはポリアセタール等、円柱部の寸法精度が高い材料が好ましい。
トナー補給装置側の管部材82は、フレキシブルなチューブ83を介して密閉状態で粉体ポンプ84に連結されている。粉体ポンプ84にはモーノポンプ等を用いることができるが、吸引能力があるものなら特定されない。管部材82の上部には開口部82aが設けられ、その開口部82aは管部材82の中心線よりも上部に位置していることが望ましい。また開口部82aの開口面積は管部材82の内径の面積より小さい方が望ましい。
図5は、トナー補給装置に装着されたトナーカートリッジの構成を示す構成図である。図5に示すように、トナーカートリッジ70が図示しないトナー補給装置に装着され、トナー補給装置側の管部材82が管挿入部材74に挿入されると、管部材82の先端がシャッタ部材77を押し、スプリング78を圧縮しながらシャッタ部材77を図中左方向にスライドさせ、管部材82が所定の位置にセットされる。その後、トナーカートリッジ70のボトル部71内のトナーは、トナーカートリッジ70の回転により開口部72方向に移送され、管部材82内の開口部82aを介してトナー補給装置へ供給される。このとき、トナー補給装置に固定された管部材82と、トナーカートリッジ70の開口部72に取り付けられた管挿入部材74の弾性部材76は摺動する。ボトル部71内のトナーは、ポンプ84により吸引されるが一時的にボトル部71内は負圧になる。しかし管部材82と弾性部材76との摺動部からエアーが僅かに侵入するため、負圧は解消され、トナー吸引に影響を与えない。弾性部材76に通気性部材を用いれば、負圧の解消は確実である。
一方、トナー補給装置からトナーカートリッジ70を取り外す際には、管挿入部材72のスプリング78によりシャッタ部材77が図中右方向にスライドし、弾性部材76に戻される。これにより、トナーカートリッジ70の開口部72の開口を自動で栓をすることができ、トナー飛散を無くすことができる。このとき、弾性部材76が例えば発泡材であれば、トナーカートリッジ70の抜きさし時に管部材82に付着したトナーを発泡セルに閉じ込めることができ、汚れなくトナーカートリッジ70を外すことができる。
図6は、トナーカートリッジの管挿入部材の別の構成を示す構成図である。トナーカートリッジ70のボトル部71内のトナーをポンプ84により安定して吸引する為には、管部材82の開口部82aに常にトナーが存在したほうが良い。もしトナーが存在しない場合、ポンプ84が空気を吸引してしまい、トナーの吸引量にバラツキが生じる。その対策として、図6に示すように、管挿入部材90は、開口部72を塞ぐフランジ部材91、フランジ部材91に貼り付け固定される弾性部材92、フランジ部材91の管挿入経路内をスライド移動可能なシャッタ部材93及びスプリング部材94によって構成される。フランジ部材91は、開口部72の内径と略同径の外径となるように筒状に形成された管挿入部91aと、やぐら状に形成された管挿入経路91bとからなる。ここで、管挿入部91aのボトル側の形状が、すなわちトナーと接触する面の形状が、開口部72向かって小径になる円錐形状(円錐面91c)となっている。この管挿入部91の円錐面91cに連続したスパイラル溝を設けてもよい。このように管挿入部のトナーと接触する面の形状を円錐面91cとすると、トナーカートリッジ70の回転により開口部72に集まったトナーを管部材82の開口部82の上方にスムーズに集めることができる。
図7は、トナーカートリッジの保管状態を示す構成図である。なお、図7中、上述した部材と同一部材には同一符号を付し説明を省略する。図7に示すように、トナーカートリッジ70は、保管時(未装着時)には開口部72が封印部材であるキャップ95により封印されている。このキャップ95は、開口部72の外径と略同等の内径となる円筒状の筒部95aと、開口部72の開口を覆うように内設された覆板部95bと使用者が把手しやすいように立設された把手部95cとから構成されて、トナーカートリッジ70の開口部72に取り付けられる。トナーカートリッジ70の開口部72の外周面とキャップ95(筒部95a)の内周面に互いに螺合する凸部と凹部を設ければ、キャップ95の開閉が容易となる。キャップ95には、高密度ポリエチレン等の材料を用いることができる。このように、トナーカートリッジ70の開口部72をキャップ95により封印することによりトナーカートリッジを密閉でき、保管時にボトル部71及び開口部72内に空気や水分が侵入することを防止することができる。トナーカートリッジ50の開口部72の開口とキャップ95の覆板部95bとの間にパッキン材96を設ければ、密着がより確実となり密閉性が増す。また、図8に示す従来のトナーカートリッジ100は、落下時等、ボトル部101とキャップ部102との係合部が変形しやすくトナー漏れの虞もあるが、上述したトナーカートリッジ70は、管挿入部材75は開口部72内に固定されているため、外部からの力を受けにくくトナー漏れの心配がない。なお、キャップ95の形状はこれに限定されるものではなく、トナーカートリッジ70を密閉状態にできるものであればよい。
以上、本実施形態に係るプリンタのトナーカートリッジ70においては、開口部72内にプリンタ本体に固定された管部材82を挿入するための管挿入部材74が固定されて取り付けられている。そのため、トナーカートリッジ70の保管時には、管挿入部材74が取り付けられた開口部72を封印すれば、トナー収容部70内に外気や水分が侵入することを抑制することができる。また、管挿入部材74は、トナーカートリッジ70の開口部72内に固定され保護されているため、外力による変形を受けにくい。よって管挿入部材74からのトナー漏れも生じにくい。
また、上記トナーカートリッジ70においては、保管時(未装着時)は開口部72が封印部材であるキャップ95によって封印されている。よって、上述したように、トナー収容部70内に外気や水分が侵入することを抑制することができ、外部環境の影響を受けず安定した品質のトナーを補給することができる。また、上記トナーカートリッジ70においては、容器を包装する緩衝材や個装箱を削減することができ、使用材料の低減により環境負荷を低減できる。
また、上記トナーカートリッジ70においては、管挿入部材74が開口部72と通気性部材である弾性部材76を介して連結されている。そのため、トナーカートリッジ70内がトナー吸引に伴って負圧になっても、適量の外気が弾性部材76を介して通過できるため、トナー吸引安定性を得ることができる。
また、上記トナーカートリッジ70においては、管挿入部材74は、トナー収容部71内のトナーと接触する面の形状が開口部72に向かって小径になる円錐形状となっている。そのため、管挿入部材74に挿入される管部材82の開口部82aにトナーを集めやすく、トナー吸引安定性を得ることができる。
また、上記トナーカートリッジ70においては、管部材82の取り外しによって管挿入部材74の開口が自動で栓をされる構成となっている。よって、トナーカートリッジ70をトナー補給装置から取り外す際のトナー汚染を抑制することができる。
また、本実施形態に係るプリンタにおいては、上述したトナーカートリッジ70を備えているため、安定した品質のトナーを用いることができ、高品質な画像を得ることができる。
本実施形態に係るプリンタの構成を示す構成図。 同プリンタのプロセスカートリッジの構成を示す構成図。 同プリンタのトナーカートリッジの構成を示す構成図。 同プリンタのトナー補給装置に装着される前のトナーカートリッジの状態を示す構成図。 同トナー補給装置に装着されたトナーカートリッジの構成を示す構成図。 同トナーカートリッジの管挿入部材の別の構成を示す構成図。 同トナーカートリッジの保管状態を示す構成図。 従来のトナーカートリッジの構成を示す斜視図。 同トナーカートリッジの構成を示す分解斜視図。 同トナーカートリッジが装着されるトナー補給装置の一部となっているカートリッジ連結部を示す部分拡大斜視図。 同トナーカートリッジの先端部の構成を示す構成図。 同トナーカートリッジがトナー補給装置に装着されている状態の構成を示す構成図。
符号の説明
70 トナーカートリッジ
71 ボトル部
72 開口部
73 ギヤ
74、90 管挿入部材
75、91 フランジ部材
76、92 弾性部材
77、93 シャッタ部材
78、92 スプリング部材
82 管部材
95 キャップ

Claims (12)

  1. トナーを収容するためのトナー収納容器を備え、該トナー収納容器の回転に伴って該トナー収納容器内のトナーを開口部方向に移送するトナーカートリッジにおいて、
    画像形成装置本体に設けられた管部材を挿入するための管挿入部材が該トナー収納容器の開口部内に固定されており、
    該管挿入部材は、上記管部材のトナー受入用開口が形成されている先端部が挿入に伴って移動する経路を構成するやぐら状部分を有し、
    トナーカートリッジを上記画像形成装置本体に装着した時に、当該やぐら状部分は該管部材のトナー受入用開口と対向することを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 請求項1のトナーカートリッジにおいて、
    上記管挿入部材は、上記管部材が進入可能な穴を有する上記トナー収納容器の開口部内への取付部分を有し、
    上記やぐら状部分は、該取付部分から上記トナー収納容器の内側に延在するように設けられていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  3. 請求項2のトナーカートリッジにおいて、
    上記やぐら状部分は、上記管挿入部材における上記管部材が進入可能な穴を塞ぐためのシャッタを上記管部材挿入方向に移動可能に保持するとともに、該シャッタを該穴に向けて付勢する手段を備え、
    該シャッタ部材における上記管部材の挿入方向下流側の端部は、上記管部材の挿入完了状態で、上記やぐら状部分における上記管部材の挿入方向下流側の端部よりも該挿入方向下流側へ突出することを特徴とするトナーカートリッジ。
  4. 請求項3のトナーカートリッジにおいて、
    上記シャッタの外径と上記やぐら状部分の内径とは、略同径に構成され、
    上記やぐら状部分は、上記シャッタを上記管部材挿入方向にスライド移動可能に保持することを特徴とするトナーカートリッジ。
  5. 請求項1、2、3又は4のトナーカートリッジにおいて、
    上記トナー収納容器の開口部を封印する封印部材を備えていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  6. 請求項5のトナーカートリッジにおいて、
    上記封印部材は、上記トナー収納容器の開口部に対し螺合して取り付けられており、
    使用時に、取り外されることを特徴とするトナーカートリッジ。
  7. 請求項6のトナーカートリッジにおいて、
    上記封印部材は、鍔からなる把持部を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  8. 請求項5、6又は7のトナーカートリッジにおいて、
    上記管挿入部材が上記トナー収納容器の開口部と通気性部材を介して連結されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のトナーカートリッジにおいて、
    上記管挿入部材は、上記トナー収納容器内のトナーと接触する面の形状が上記トナー収納容器の開口部に向かって小径になる円錐形状であることを特徴とするトナーカートリッジ。
  10. 記録体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段に供給するためのトナーを収容し且つ画像形成装置本体に着脱可能に構成されたトナーカートリッジとを備える画像形成装置において、
    上記トナーカートリッジとして請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の何れかのものを用いるとともに、該トナーカートリッジの管挿入部材に挿入するための管部材と、上記トナー収納容器内のトナーを該管部材を介して上記トナー像形成手段に搬送する搬送手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10の画像形成装置において、
    上記搬送手段は、上記トナーカートリッジ内に負圧を生じさせることによってトナーを吸引搬送する吸引搬送手段であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11の画像形成装置において、
    上記吸引搬送手段は、モーノポンプであることを特徴とする画像形成装置。
JP2008129429A 2008-05-16 2008-05-16 トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置 Active JP5397729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129429A JP5397729B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129429A JP5397729B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009276659A JP2009276659A (ja) 2009-11-26
JP5397729B2 true JP5397729B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=41442142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008129429A Active JP5397729B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5397729B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5488571B2 (ja) * 2010-12-03 2014-05-14 株式会社リコー 粉体収納容器、粉体補給装置及び画像形成装置
JP5786572B2 (ja) * 2011-09-09 2015-09-30 株式会社リコー 粉体収納容器、粉体補給装置及び画像形成装置
KR101574460B1 (ko) 2010-12-03 2015-12-11 가부시키가이샤 리코 분체 수납 용기, 분체 공급 장치 및 화상 형성 장치
JP5435380B1 (ja) * 2011-11-25 2014-03-05 株式会社リコー 粉体収納容器及び画像形成装置
MX368873B (es) 2011-11-25 2019-10-21 Ricoh Co Ltd Recipiente para polvo y aparato formador de imagen.
AU2016277648B2 (en) * 2011-11-25 2019-02-07 Ricoh Company, Limited Powder Container And Image Forming Apparatus
JP6372050B2 (ja) * 2012-06-03 2018-08-15 株式会社リコー 粉体収納容器及び画像形成装置
KR102407411B1 (ko) 2012-06-03 2022-06-10 가부시키가이샤 리코 분체 용기 및 화상 형성 장치
JP6086319B2 (ja) 2012-06-03 2017-03-01 株式会社リコー 粉体収納容器及び画像形成装置
JP2014164037A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Ricoh Co Ltd 容器取り扱い方法、粉体収容器、及び画像形成装置
US9465317B2 (en) 2013-02-25 2016-10-11 Ricoh Company, Ltd. Nozzle insertion member, powder container, and image forming apparatus
CN105283810B (zh) 2013-03-15 2019-11-01 株式会社理光 粉末容器和图像形成设备
JP5549766B1 (ja) * 2013-03-15 2014-07-16 株式会社リコー 粉体収容容器及び画像形成装置
JP6303551B2 (ja) * 2013-03-15 2018-04-04 株式会社リコー 粉体収容容器及び画像形成装置
CN110716406B (zh) 2013-03-15 2022-10-28 株式会社理光 粉末容器和图像形成设备
JP6248726B2 (ja) * 2013-05-21 2017-12-20 株式会社リコー トナー収容容器、及び画像形成装置
SG11201602353WA (en) * 2014-03-17 2016-04-28 Ricoh Co Ltd Powder container and image forming apparatus
RU2695298C2 (ru) 2014-03-17 2019-07-22 Рикох Компани, Лимитед Приемник сопла, контейнер порошка и устройство формирования изображения
JP6394351B2 (ja) * 2014-03-17 2018-09-26 株式会社リコー 粉体収容容器及び画像形成装置
JP6930078B2 (ja) 2016-09-15 2021-09-01 株式会社リコー 粉体収納容器、トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2023182460A (ja) 2022-06-14 2023-12-26 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 トナー収容具及び画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5740506A (en) * 1996-01-11 1998-04-14 Xerox Corporation Toner cartridge breather cap
US5576816A (en) * 1996-01-11 1996-11-19 Xerox Corporation Toner cartridge internal plug
JP2000305346A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Ricoh Co Ltd トナー容器
JP4017320B2 (ja) * 2000-07-04 2007-12-05 株式会社リコー 粉体収納容器および画像形成装置
JP2002072650A (ja) * 2000-09-01 2002-03-12 Ricoh Co Ltd 現像剤収納容器および画像形成装置
JP2002357946A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Canon Inc トナー補給容器、トナー補給装置及び封止部材
JP2003084552A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Ricoh Co Ltd トナーボトル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009276659A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5397729B2 (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置
JP4456957B2 (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
US20100129118A1 (en) Powder supplying device and image forming apparatus
JP5527010B2 (ja) 粉体搬送装置及び画像形成装置
JP2017191182A (ja) 粉体補給装置及び画像形成装置
JP2014178540A (ja) 画像形成装置
JP4009492B2 (ja) 粉体収容器、粉体搬送装置及び画像形成装置
JP6016120B2 (ja) 画像形成装置及びトナー収容器
JP4621463B2 (ja) トナーカートリッジ、画像形成装置及びトナーカートリッジ再生方法
JP4563196B2 (ja) 粉体補給装置及び画像形成装置
JP4332472B2 (ja) 現像装置
JP2004220012A (ja) 粉体搬送装置及び画像形成装置
JP5534443B2 (ja) 粉体収容器及び画像形成装置
JP2004317992A (ja) 粉体収容器、粉体搬送装置及び画像形成装置
JP5812391B2 (ja) 粉体収納容器、及び画像形成装置
JP2008076495A (ja) 粉体搬送装置、及び画像形成装置
JP2006163056A (ja) 画像形成装置
JP2005062422A (ja) カラー画像形成装置
JP5966474B2 (ja) 現像剤補給装置、画像形成装置及び現像剤補給制御方法
JP2014013362A (ja) 画像形成装置
JP5376349B2 (ja) 画像形成装置
JP2021076726A (ja) 画像形成装置、及び、保管方法
JP2017058610A (ja) 粉体補給装置及び画像形成装置
JP2009086131A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2013097162A (ja) トナー容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131010

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5397729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151