JP2005062422A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カラー画像形成装置において、各色ごとに装置本体から脱着可能なプロセスカートリッジ6が、他の色のプロセスカートリッジ6を装着するべき装着箇所に、誤って装着することを防止するための誤セット防止手段として、プロセスカートリッジ6のトナー補給部58とトナー搬送パイプ43との接続部の組み合わせを、各色ごとに互いに異なるように構成した。
【選択図】 図9
Description
以上の問題は、各色ごとに脱着可能な対象が、プロセスカートリッジではなく現像ユニットである場合にも同様に起こり得る。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、異なる色のトナーが混入することに起因する不具合を確実に防止し、更に、装置の小型化を図ることができるカラー画像形成装置を提供することである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナー補給部と上記トナー搬送手段との嵌合の組み合わせを、各色ごとに異なる位置となるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナー補給部と上記トナー搬送手段との嵌合の組み合わせを、各色ごとに異なる形状となるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1,2又は3の画像形成装置において、上記現像ユニットが上記現像装置であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1,2又は3の画像形成装置において、上記現像ユニットが、上記現像装置を含んだプロセスカートリッジであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、静電潜像を担持する潜像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電装置と、現像剤を現像剤担持体に担持し該像担持体に対向する現像領域に搬送して該像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置と、現像後のトナー像を転写材に転写した後に該像担持体上に残留する転写残トナーを除去するクリーニング装置とを有する画像形成装置内で、上記潜像担持体と、上記現像装置、上記帯電装置及び上記クリーニング装置から選択された少なくとも上記現像装置を含む装置とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して、脱着自在なプロセスカートリッジにおいて、該プロセスカートリッジが、上記請求項上記請求項1、2、3、4又は5の画像形成装置に用いられるものであることを特徴とするものである。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタの概略構成図である。図において、このプリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像装置5Y等を備えている。このプロセスカートリッジ6Yは、プリンタ100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
そして第1現像剤収容部53Y及び第2現像剤収容部54Yには現像剤を攪拌搬送するための、現像スクリュ55Yが設けられている。
図3に示すように、トナーボトル32Yは、ボトル本体33Yの先端部に樹脂ケース34Yが設けられている。また、この樹脂ケース34Yには把手35Yが一体で形成されている。また、ボトル本体33Yの樹脂ケース34Y側には、ボトル本体33Yと一体で回転するギヤ37Yが設けられている。
トナーボトル32Yをプリンタ100本体に取り付ける場合は、先ずスタック部30を上方に開放してボトル収容器31を露出させる。そして、図4に示すように、トナーボトル32Yをボトル収容器31上に載置した後、上記把手35Yを回転させる。すると把手35Yと一体に構成された樹脂ケース34Yが回転して、シャッタ36Yが樹脂ケース34Yの周方向に移動して開いてトナー排出口(不図示)が開放されると同時に、樹脂ケース34Yとボトル収容器31とが連結し固定される。一方、トナーボトル32Yをプリンタ100本体から取り外すには、把手35Yを逆方向に回転させることで、樹脂ケース34Yとボトル収容器31との連結が解除され、同時にシャッタ36Yが閉じてトナー排出口が閉鎖される。そして、そのまま把手35Yを掴んだ状態でトナーボトル32Yをプリンタ100本体から取り出すことができる。このように、トナーボトル32Yをプリンタ100本体の上側から載置して脱着できるので、トナーボトル32Yの交換作業が判り易く、しかも簡単に行うことができる。また、樹脂ケース34Yには把手35Yが形成されているので、樹脂ケース34Yを回転してトナー収容器31への固定が容易に行える。
なお、トナーボトル32Yをプリンタ100本体から取り外した状態では、樹脂ケース34Yの把手35Yを回転させても、シャッタ36Yは開かないようになっている。これにより、トナーボトル32Yの交換作業の際に誤ってシャッタ36Yが開いてしまい、内部のトナーがこぼれるのを防止することができる。
このトナー搬送装置40Y,M,C,Kは、中間転写ユニット15の側方であって、プリンタ100本体に設けられている。このため、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kもしくはトナーボトル32Y,M,C,Kにトナー搬送手段を設けなくてよいため、従来に比べてプロセスカートリッジ6Y,M,C,KもしくはトナーボトルY,M,C,Kの小型化を図れる。また、従来プロセスカートリッジとトナーボトルとを近接して配置していたので、設計上の制限があったが、本実施形態ではプロセスカートリッジとトナーボトルとを離れて配置することができる。よって、設計上の自由度が向上し、プリンタの小型化を図ることができる。
また、トナーボトル32Y,M,C,Kの排出口と、トナー搬送手段40Y,M,C,K40と、現像装置5Y,M,C,Kの第2現像剤収容部54Y,M,C,Kのトナー補給口とを中間転写ユニット15の一端側の側方に配置している。よって、トナー搬送手段40Y,M,C,Kのトナー搬送経路を最短にすることができ、プリンタの小型化やトナー搬送中の詰まり防止を図ることができる。
図5において、このトナー搬送装置40Yは駆動モータ41Yと、駆動ギヤ42Yと、トナー搬送パイプ43Yとから主に構成されている。トナー搬送パイプ43Yの内部には図示しない樹脂製のコイルが内設されている。上記駆動ギヤ42Yはトナーボトル32Yのギヤ37Yと噛合っており、駆動モータ41Yを回転させると、トナーボトル32Yのギヤ37と一体で回転するボトル本体33Yが回転する。そして、図2に示す現像装置5Yの濃度検知センサ56Yが第2現像剤収容部54Yでトナー濃度の不足を検知すると、制御部57Yからの補給信号により、駆動モータ41Yが回転する。図5において、ボトル本体33Yの内壁内面には螺旋状のトナー案内溝38Yが形成されているため、回転により内部のトナーがボトル本体33Y奥側から先端の樹脂ケース34Y側に搬送される。そして、ボトル本体33Y内のトナーは樹脂ケース34Yの排出口(不図示)からトナー搬送装置40Yのトナー受け部(不図示)に落下する。トナー受け部はトナー搬送パイプ43Yにつながっており、駆動モータ41Yを回転させると、ボトル本体33Yが回転すると同時に、トナー搬送パイプ43Y内のコイル(不図示)が同時に回転する。このコイルの回転により、トナー受け部に落下したトナーは、トナー搬送パイプ43Yの先端部まで搬送される。
トナー搬送パイプ43Yの先端まで搬送されたトナーは、トナー補給部58Yから現像装置5Yの第2現像剤収容部54に補給される。このようにして、現像装置5Y内のトナー濃度を調整する。
プロセスカートリッジ6の基本的な構造は、4色とも同じものである。色ごとに接続する位置を異ならせるために、ある一つの色のプロセスカートリッジ6のトナー補給部58の位置を基準として、他の3色のトナー補給部58のプロセスカートリッジ6における位置を、X方向、Y方向のいずれか少なくとも一方向に互いに異なる位置にずらす。そして、それぞれの色のプロセスカートリッジ6に対応した接続部となるように、トナー搬送パイプ43の位置を決定する。ずらす距離は他の色のプロセスカートリッジが嵌らない程度、且つ、プロセスカートリッジ6やトナー搬送パイプ43の形状が大きく変わらない程度である。
このように、各色のプロセスカートリッジ6と搬送パイプ43との組み合わせごとに接続する位置を異なるものすると、誤った色のプロセスカートリッジを装着することができず、プロセスカートリッジの誤セットを防ぐことができる。具体例として、イエローのプロセスカートリッジ6Yが装着されるべき装着箇所に、誤ってブラックのプロセスカートリッジ6Kを装着しようとする場合について説明する。ブラック用のプロセスカートリッジ6Yをイエロー用のプロセスカートリッジの装着箇所に装着しようとすると、プロセスカートリッジ6Yと6Kは補給部58の位置が異なるため、搬送パイプ43Yをトナー補給部58Kに接続することができない。これにより、ユーザーはプロセスカートリッジ6と装着箇所の組み合わせが誤っていることに気付く事ができ、誤セットを確実に防止することができる。
図9は、それぞれのプロセスカートリッジ6Y、M、C、Kとトナー搬送パイプ43Y、M、C、Kとの組み合わせごとに異なる形状を用いた構成の説明図である。これは、トナー搬送パイプ43Y、M、C、Kの誤セット防止凸部60Y、M、C、Kとトナー補給部58Y、M、C、Kの誤セット防止凹部61Y、M、C、Kとの位置を各色間で互いに異ならせることにより、各色ごとに互いに異なる形状の嵌合の組み合わせを構成している。また、図10はイエロー用プロセスカートリッジ6Yを正しい設置位置にセットする時の、プロセスカートリッジ6Y側のトナー補給部58Yと、トナー搬送パイプ43Yの先端部を拡大した斜視図である。
セットする位置が正しい時は、トナー補給部58Yが矢印a方向に移動すると、誤セット防止凸部60Yが誤セット防止凹部61Yに嵌り、搬送パイプ43Yの先端部が補給部58Yに挿入され、セットを完了することができる。
誤セットしようとした時の一例として、イエロー用のプロセスカートリッジ6Yを装着するべき装着箇所に、誤ってシアン用のプロセスカートリッジ6Cを装着しようとする場合について説明する。図9の下、接続部の断面図に示すように、イエロー用の搬送パイプ43Yでは誤セット防止凸部60Yを周方向上部に設けているのに対して、シアン用のプロセスカートリッジ6Cのトナー補給部58Cでは誤セット防止凹部60Cを周方向下部にを設けている。ここで、シアン用プロセスカートリッジ6Cをイエロー用プロセスカートリッジ6Yが装着されるべき装着箇所にセットしようとすると、嵌合部の凹凸部の位置が異なる。よって、、シアン用プロセスカートリッジ6Cをセットすることができない。これにより、ユーザーはプロセスカートリッジ6と装着箇所の組み合わせが誤っていることに気付く事ができ、誤セットを確実に防止することができる。
また、嵌合する部分の形状が、各色ごとに異なっていれば良い。本変形例では嵌合部における凹凸の位置による異なる形状の組み合わせを示したがこの限りではない。
また、トナー搬送手段とプロセスカートリッジとの接続部について述べたが、トナー搬送パイプと接続するものがプロセスカートリッジではなく、現像装置単体で脱着できる場合でも、同様に適用することができる。
2Y、M、C、K 感光体のクリーニング装置
5Y、M、C、K 現像装置
6Y、M、C、K プロセスカートリッジ
7 露光装置
8 中間転写ベルト
9Y、M、C、K 1次転写装置
10 中間転写ベルトのクリーニング装置
12 2次転写バックアップローラ
13 クリーニングバックアップローラ
14 テンションローラ
15 中間転写ユニット
19 2次転写ローラ
20 定着装置
26 紙収容カセット
27 給紙ローラ
28 レジストローラ対
29 排紙ローラ対
30 スタック部
31 ボトル収容器
32Y、M、C、K トナーボトル
33Y、M、C、K トナーボトル本体
34Y,M,C,K 樹脂ケース
35Y、M、C、K 把手
36Y、M、C、K シャッタ
37Y、M、C、K ギヤ
38Y、M、C、K トナー案内溝
40Y、M、C、K トナー搬送装置
41Y、M、C、K 駆動モータ
42Y、M、C、K 駆動ギヤ
43Y、M、C、K 搬送パイプ
44Y、M、C、K パイプシャッタ
45Y、M、C、K パイプシャッタスプリング
51Y、M、C、K 現像スリーブ
52Y、M、C、K ドクタ
53Y、M、C、K 現像剤収容部
54Y、M、C、K 第2現像剤収容部
55Y、M、C、K トナー搬送スクリュ
56Y、M、C、K 濃度検知センサ
57Y、M、C、K 制御部
58Y、M、C、K トナー補給部
60Y、M、C、K 誤セット防止凸部
61Y,M,C,K 誤セット防止凹部
Claims (6)
- 表面に現像剤を担持して、潜像担持体と対向する現像領域まで現像剤を搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像剤収容部とを有し、該現像剤担持体に現像剤収容部の現像剤を供給する現像装置を含む現像ユニットと、
該現像剤収容部に補給用トナーを補給する補給用トナー容器とを、それぞれ互いに異なる2色以上のトナーごとに備え、
上記現像ユニットが各色個別に画像形成装置本体から脱着可能に構成され、
該補給用トナー容器から上記現像剤収容部へトナーの搬送を行うトナー搬送手段を画像形成装置本体に設けたカラー画像形成装置において、
各色ごとに脱着可能な上記現像ユニットが、他の色の現像ユニットを装着するべき装着箇所に、誤って装着することを防止するための現像ユニット誤セット防止手段として、
上記現像ユニットのトナー補給部と上記トナー搬送手段との接続部を、各色ごとに互いに異なるように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記トナー補給部と上記トナー搬送手段との接続部の位置を、各色ごとに異なるように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記トナー補給部と上記トナー搬送手段との接続部の形状を、各色ごとに異なるように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1,2又は3の画像形成装置において、
上記現像ユニットが上記現像装置であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1,2又は3の画像形成装置において、
上記現像ユニットが、上記現像装置を含んだプロセスカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。 - 静電潜像を担持する潜像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電装置と、
現像剤を現像剤担持体に担持し該像担持体に対向する現像領域に搬送して該像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置と、現像後のトナー像を転写材に転写した後に該像担持体上に残留する転写残トナーを除去するクリーニング装置とを有する画像形成装置内で、
上記潜像担持体と、上記現像装置、上記帯電装置及び上記クリーニング装置から選択された少なくとも上記現像装置を含む装置とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して、脱着自在なプロセスカートリッジにおいて、
該プロセスカートリッジが、上記請求項上記請求項1、2、3、4又は5の画像形成装置に用いられるものであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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JP2003291664A JP2005062422A (ja) | 2003-08-11 | 2003-08-11 | カラー画像形成装置 |
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Cited By (3)
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US8019235B2 (en) | 2005-12-21 | 2011-09-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Toner cartridge and image forming apparatus |
JP2019120849A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2003
- 2003-08-11 JP JP2003291664A patent/JP2005062422A/ja active Pending
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