JP2014013362A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014013362A
JP2014013362A JP2012256080A JP2012256080A JP2014013362A JP 2014013362 A JP2014013362 A JP 2014013362A JP 2012256080 A JP2012256080 A JP 2012256080A JP 2012256080 A JP2012256080 A JP 2012256080A JP 2014013362 A JP2014013362 A JP 2014013362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
sub hopper
forming apparatus
image forming
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012256080A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Mikuniya
三國谷健太郎
Kiyonori Tsuda
津田清典
Nobuo Takami
高見伸雄
Junichi Matsumoto
松本純一
Yutaka Takahashi
高橋裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012256080A priority Critical patent/JP2014013362A/ja
Publication of JP2014013362A publication Critical patent/JP2014013362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】簡単かつ低コストで、トナー容器内のトナーを空気とともに吸引してサブホッパーに送り出す各ポンプのトナー搬送力が均一に保たれる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する少なくとも1つの現像装置9と、現像装置の上部に配置され、各色のトナーを一時的に貯留して現像装置にトナーを補給する少なくとも1つのサブホッパー20と、各色のトナーを収容する少なくとも1つのトナー容器60と、サブホッパーの上部に配置され、トナー容器内のトナーを空気とともに吸引してサブホッパーに送り出す少なくとも1つのエアーポンプ30と、エアーポンプとトナー容器を接続するトナー搬送経路の少なくとも一部を構成する可撓性チューブ53とを有し、チューブはその長さに応じて異なる内径を有することを特徴とする画像形成装置により解決される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はそれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ又はファクシミリなどの画像形成装置において用いられるトナー粉体、或いはトナーとキャリアを有する粉体の2成分系現像剤、又はその他の各種粉体をポンプによって移送することは従来より周知である。このような粉体ポンプとして、ケースとダイヤフラムによって区画された作動室内に、ケースに形成した入口から流体を流入させ、次いでその作動室内の流体を出口から排出させるポンプが公知であり、このポンプの入口と出口は、ダイヤフラムの作動によって動作する入口弁と出口弁によって開閉される。
ところが、このようなダイヤフラムを用いる従来のポンプでは、各色のポンプと各色のトナー容器の距離などが異なることで各ポンプのトナー搬送力が異なり、トナー搬送力が低いポンプでは高画像面積印字時などにトナー補給が間に合わなくなったり、トナー搬送力が高いポンプではサブホッパーが満杯になり現像装置へのトナー溢れが発生したりする恐れがあった。
例えば、特許文献1は、ダイヤフラムを有するポンプを粉体移送用に使用できるようにし、小型かつ低コストで、長期の使用に耐え得る粉体ポンプを開示している。
そこで、本発明は、簡単かつ低コストで、トナー容器内のトナーを空気とともに吸引してサブホッパーに送り出す各ポンプのトナー搬送力が均一に保たれる画像形成装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する少なくとも1つの現像装置と、該現像装置の上部に配置され、各色のトナーを一時的に貯留して該現像装置にトナーを補給する少なくとも1つのサブホッパーと、各色のトナーを収容する少なくとも1つのトナー容器と、該サブホッパーの上部に配置され、該トナー容器内のトナーを空気とともに吸引して該サブホッパーに送り出す少なくとも1つのエアーポンプと、該エアーポンプと該トナー容器を接続するトナー搬送経路の少なくとも一部を構成する可撓性チューブと、を有する画像形成装置において、該可撓性チューブはその長さに応じて異なる内径を有する、ことを特徴とする画像形成装置を提案する。
エアーポンプとトナー容器を接続する各色のトナー搬送経路のチューブ内径を長さに応じて調整することで、各色のチューブの長さの差による圧力損失の差を補正することができる。各色のトナー容器でのトナー吸引圧が等しくなるため、各色のトナー搬送効率が等しくなり、サブホッパーのトナー量を保つためのダイヤフラムポンプの種類や、ダイヤフラムポンプ用の駆動手段の出力や、その制御を等しくすることができる。
複合機の全体概要図である。 現像装置及びトナー補給装置の説明図である。 ダイヤフラムポンプとトナー容器の接続の一例を示す複合機の部分概略図である。 トナーエンドセンサでの検知とダイヤフラムポンプ用の回転駆動モータのON/OFFを示すタイムチャートである。
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式のカラー複合機(以下、複合機500という)の粉体搬送装置であるトナー補給装置に適用した一実施形態について、複数の実施例を挙げ、図を用いて説明する。まず、各実施例に共通する本実施形態の複合機500の全体概要について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る複合機500の全体概要図である。
本実施形態における複合機500は、いわゆるタンデム式の画像形成装置であって、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いた2成分現像方式を採用したものである。この複合機500は、複合機本体100、複合機本体100を載置する給紙テーブル200、複合機本体100上に取り付けるスキャナー300、及びスキャナー300の上部に取り付ける原稿自動搬送装置400から構成されている。この複合機500では、スキャナー300から読み取った画像情報である画像データを受け取って、又はパソコン等の外部機器からの印刷データを受け取って、記録媒体であるシートP上に画像形成を行う。複合機本体100には、図に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色用の4個の潜像担持体である感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkが並設されている。これら感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkは、駆動ローラを含む回転可能な複数のローラに支持された無端ベルト状の中間転写ベルト5に接触するように、そのベルト移動方向に沿って並んで配置されている。
また、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkの周りには、それぞれ、帯電器2Y,2M,2C,2Bk、各色対応の現像装置9Y,9M,9C,9Bk、感光体クリーニング装置4Y,4M,4C,4Bk、除電ランプ3Y,3M,3C,3Bk等の電子写真プロセス用部材がプロセス順に配設されている。そして、各感光体ドラム1の上方には、光書込装置17が設けられている。また、各感光体ドラム1の中間転写ベルト5を介して対向する位置には、それぞれ1次転写手段である1次転写ローラ6Y,6M,6C,6Bkが配置されている。
中間転写ベルト5は、支持ローラ11,12,13及びテンションローラ14に架け渡されており、不図示の駆動源により回転駆動される駆動ローラである支持ローラ12の回転により回転駆動される。ここで、支持ローラ13の中間転写ベルト5を介して対向する位置には、ベルトクリーニング装置19が設けられており、2次転写後に中間転写ベルト5上に残留する残トナーを除去する。また、支持ローラ11は、2次転写手段である2次転写ローラ7に対向する2次転写対向ローラであり、中間転写ベルト5を介して2次転写ローラ7との間に2次転写ニップ部を形成する。
この2次転写ニップ部のシート搬送方向下流側には、支持ローラ対16に架張されたシート搬送ベルト15が設けられており、トナー像が2次転写されたシートPを定着装置18まで搬送する。定着装置18は、加熱ローラと加圧ローラとから構成された定着ローラ対8を備えており、その定着ニップ部で熱及び圧力を加えて、未定着のトナー像をシートP上に定着する。
次に、本実施形態における複合機500のコピー動作について説明する。本実施形態に係る複合機500でフルカラー画像を形成する場合、まず、原稿自動搬送装置400の原稿台401に原稿をセットする。又は、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナー300のコンタクトガラス301上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じて押さえる。その後、ユーザーがスタートスイッチ(不図示)を押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときには、原稿がコンタクトガラス301上に搬送される。そして、スキャナー300が駆動して第1走行体302および第2走行体303が走行を開始する。これにより、第1走行体302からの光がコンタクトガラス301上の原稿で反射し、その反射光が第2走行体303のミラーで反射されて、結像レンズ304を通じて読取センサ305に案内される。このようにして原稿の画像情報を読み取る。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、モータ(不図示)が駆動し、駆動ローラである支持ローラ12が回転駆動して中間転写ベルト5が回転駆動する。また、これと同時に、感光体駆動装置(不図示)により、感光体ドラム1Yを図中矢印の方向に回転駆動しながら帯電器2Yで一様帯電する。その後、光書込装置17からの光ビームLyを照射して感光体ドラム1Y上にY静電潜像を形成する。このY静電潜像は、現像装置9Yにより、現像剤中のYトナーにより現像される。現像時には、現像ローラと感光体ドラム1Yとの間に所定の現像バイアスが印加され、現像ローラ上のYトナーは、感光体ドラム1Y上のY静電潜像部分に静電吸着する。
このように現像されて形成されたYトナー像は、感光体ドラム1Yの回転に伴い、感光体ドラム1Yと中間転写ベルト5とが接触する1次転写位置に搬送される。この1次転写位置において、中間転写ベルト5の裏面には、1次転写ローラ6Yにより所定のバイアス電圧が印加される。そして、このバイアス印加によって発生した1次転写電界により、感光体ドラム1Y上のYトナー像を中間転写ベルト5側に引き寄せ、中間転写ベルト5上に1次転写する。以下、同様にして、Mトナー像、Cトナー像、Bkトナー像も、中間転写ベルト5上のYトナー像に順次重ね合うように1次転写される。また、2次転写後の中間転写ベルト5上に残留した転写残トナーは、ベルトクリーニング装置19により除去される。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、ユーザーが選択したシートに応じた給紙テーブル200の給紙ローラ202が回転し、給紙カセット201の1つからシートPが送り出される。送り出されたシートPは、分離ローラ203で1枚に分離して給紙路204に入り込み、搬送ローラ205により複合機本体100内の給紙路101まで搬送される。このようにして搬送されたシートPは、レジストローラ102に突き当たったところで止められる。また、給紙カセット201にセットされていないシートを使用する場合、手差しトレイ105にセットされたシートPを給紙ローラ104により送り出し、分離ローラ108で1枚に分離した後、手差し給紙路103を通って搬送される。そして、同じくレジストローラ102に突き当たったところで止められる。
中間転写ベルト5上に4色重なった合成トナー像は、中間転写ベルト5の回転にともない、2次転写ローラ7と対向する2次転写位置に搬送される。また、レジストローラ102は、上記のようにして中間転写ベルト5上に形成された合成トナー像が2次転写位置に搬送されるタイミングに合わせて回転を開始し、シートPを2次転写位置に搬送する。そして、この2次転写位置において、2次転写ローラ7によりシートPの裏面に所定のバイアス電圧が印加され、そのバイアス印加により発生した2次転写電界及び2次転写位置での当接圧により、中間転写ベルト5上の合成トナー像がシートP上に一括して2次転写される。その後、合成トナー像が2次転写されたシートPは、シート搬送ベルト15により定着装置18に搬送されて、定着装置18に設けられた定着ローラ対8により定着処理が行われる。そして、定着処理が行われたシートPは、排紙ローラ対106により、装置外に設けられた排紙トレイ107上に排出されてスタックされる。
次に、容積式の往復動ホンプを用いた粉体搬送装置であるトナー補給装置70の例について、図2を用いて説明する。また、各現像装置9Y、9M、9C、9Bkには、同一構成のトナー補給装置70により、各色に対応した補給トナーがされているので、以下、各色に対応する符号Y,M,C,Bkを省略して説明する。
図2は、現像装置9及びトナー補給装置70の説明図である。
図示のように、トナー補給装置70は、現像装置9に補給する微粉体である補給トナーを一旦貯留するサブホッパー20と、サブホッパー20と現像装置9とを接続して補給トナーを通過させる補給路であるトナーダクト54を備えている。また、サブホッパー20の上部に設けられた容積式の往復動ポンプであるダイヤフラムポンプ(膜ポンプ)30と、このダイヤフラムポンプ30と複合機本体100に対して着脱可能なトナー容器60とを接続して、ダイヤフラムポンプ30により空気とともに吸引される補給トナーを通すトナー搬送経路を構成するチューブ53も備えている。
また、ダイヤフラムポンプ30は、補給トナーの搬送元であるトナー容器60からチューブ53を介して、その内部空間に補給トナーを空気とともに取り込む。その後、ダイヤフラムポンプ30は、下方に接続された搬送先であるサブホッパー20に補給トナーを排出することで、トナー容器60からサブホッパー20に補給トナーを搬送する。そして、サブホッパー20に搬送された補給トナーは、サブホッパー20内に設けられた搬送手段により現像装置9内に補給されることとなる。
また、本実施例のトナー補給装置70により補給トナーを補給する補給先である2成分現像方式の現像装置9は、トナーとキャリアとからなる現像剤を感光体ドラム1に対向する現像領域まで担持搬送する現像ローラ92を有している。また、この現像装置9の現像ケース91内には現像剤が貯蔵されている。現像装置9は、第1の攪拌・搬送スクリュー93aを設けた攪拌・搬送部と、攪拌・搬送スクリュー93aを設けた現像ローラ92に現像剤を供給するとともに、現像に供されなかった現像剤を回収する供給・回収部とを備えている。そして、攪拌・搬送部と供給・回収部とは各攪拌・搬送スクリュー93の軸方向両端部に連通部が設けられており、貯蔵されている現像剤は各攪拌・搬送スクリュー93による搬送により攪拌・搬送部と供給・回収部とを循環する。そして、供給・回収部で、現像ローラ92に供給されるとともに、現像に供されなかった現像剤が回収されることとなる。
現像ローラ92は、供給・回収部内で攪拌された現像剤を磁力によってローラ表面に保持しながら、現像領域まで担持・搬送し、感光体ドラム1上の静電潜像を現像してトナー像を形成するためのローラである。また、供給・回収部から現像ローラ92により現像領域に担持・搬送される現像剤の層厚を規制するドクターブレード95が、現像ケース91に形成された現像ローラ92を露出させるための開口の上端部(現像ローラ92の回転方向下流側)に設けられている。
また、現像装置9の第1の攪拌・搬送スクリュー93aを設けた攪拌・搬送部の上部には、補給トナーが一旦貯留されるサブホッパー20が配置されている。サブホッパー20から排出された補給トナーはトナーダクト54内を自由落下して現像装置9の攪拌・搬送部に供給される。また、現像装置9には不図示のトナー濃度センサが取り付けられており、現像装置9内のトナーが消費されると、このトナー濃度センサによって検知され、サブホッパー20から消費された分の補給トナーが補給され、現像装置9内のトナー濃度が一定に保たれる。
サブホッパー20は、並列して設けられた2つの搬送槽を有した2槽式のホッパーである。詳しくは後述するダイヤフラムポンプ30から空気とともに排出される補給トナーを受ける上流側搬送槽と、トナーダクト54に接続される下流側搬送槽がホッパーケース21に設けられている。上流側搬送槽には搬送手段である上流側搬送スクリュー22aが、下流側搬送槽には搬送手段である下流側搬送スクリュー22bがそれぞれ設けられている。現像装置9のトナー濃度センサの検知したトナー濃度に基づいて、各搬送スクリュー22の回転により一定量の補給トナーが、下流側搬送槽からトナー排出口部23に設けた開口(トナー排出口)に接続されたトナーダクト54を介して現像装置9内に補給される。
また、サブホッパー20の上流側搬送槽が設けられたホッパーケース21の側壁には、上流側搬送槽内の補給トナー量を検知するトナー量検出手段としてのトナーエンドセンサ25が設けられている。そして、サブホッパー20内の補給トナーが消費されていくと、トナーエンドセンサ25によって検知され、上流側搬送槽の上部に接続されたダイヤフラムポンプ30を動作させトナー容器60から補給トナーを搬送しサブホッパー20に補充する。
ダイヤフラムポンプ30のポンプケース32は、合成樹脂等の材料で成形加工された簡単な構成を有しており、低コストで製造することができる。ポンプケース32内の吸入口には吸入弁36が配置されており、その基端部を中心として揺動することにより、吸入口を開閉する。排出口33には排出弁35が配置されており、その基端部を中心として揺動して排出口33を開閉する。吸入弁36の開動作により吸入口から空気とともに補給トナーを吸引し、排出弁35の開動作により排出口33から空気とともに補給トナーをサブホッパー20に向けて排出するように、ダイヤフラムポンプ30は駆動される。
ダイヤフラム31は、駆動手段としての回転駆動モータ41の回転駆動によりカム43を介して上下方向に移動し、これにより吸入弁36と排出弁35が圧力によって開閉駆動され、空気とともに補給トナーが吸引・排出される。回転駆動モータ41に連結したカム43から延在する偏心ピンが、ダイヤフラム31の端部に設けられた穴44に遊嵌しており、カム43が回転するとダイヤフラム31が上下方向に移動することで、ポンプケース32内を減圧又は増圧させることができる。モータ41とカム43は、ダイヤフラム31を作動させる駆動手段の一例である。
具体的には、ダイヤフラム31がモータ41の作動によって上方に持ち上げられると(不図示)、ポンプケース32の体積が拡大してポンプケース32内の圧力が下がる。これによって吸入弁36が作動し、吸入口が開放される。このとき、排出弁35は、ポンプケース32内の負圧によって排出口33を閉じている。このようにして、圧力の下がったポンプケース32内に、吸入口を通して補給トナーが流入する。
引き続くモータ41の作動によってダイヤフラム31が下方に押し下げられると(不図示)、ポンプケース32の体積が小さくなってポンプケース32内の圧力が高まる。これによって吸入弁36は吸入口を閉じ、逆に排出弁35は排出口33を開放し、圧力の高まったポンプケース32内の補給トナーは、排出口33から外部に排出される。この動作を繰り返すことにより、弁36,33を用いた補給トナーの吸引・排出を行うことができる。
図2に示したポンプでは、吸入口からポンプケース32内に流入した粉体が、ポンプケース32内において吸入口の側から排出口33側へ落下し易いように、チューブ53に接続するその吸入口がサブホッパー20に向かう排出口33よりも上方に配置されている。これにより、ポンプケース32内での補給トナーの円滑な流れが助長される。
また、本実施例のトナー補給装置70により現像装置9に搬送する補給トナーの搬送元であるトナー容器60は、トナー収容部61と口金部62からなり、複合機本体100に対して着脱可能に構成されている。口金部62には、円筒状のシャッタ52が図2図中左右に移動可能に設けられている。そして、ダイヤフラムポンプ30に接続されるチューブ53のトナー容器60側の端部に差し込まれて固定されたノズル51が口金部62に接続されていない場合、つまり、トナー容器60のセットが完了していない状態では、常時、図示していないバネ等によって、シャッタ52は図2図中左方向に付勢されている。このようにシャッタ52が付勢されることで、複合機本体100にトナー容器60を取り付ける前の状態、及び複合機本体100からトナー容器60を外した状態で、トナー容器60に収容した補給トナーが漏れるのを防ぐことができる。
また、ノズル51が、トナー容器60の口金部62に挿入されるとシャッタ52が押し出されるように移動して、トナー容器60のトナー収容部61内部とノズル51が差し込まれたチューブ53とが連通される。すなわち、チューブ53の他端側に接続されたダイヤフラムポンプ30のポンプケース32に形成された吸入口部34とトナー容器60のトナー収容部61内部とが連通される。そして、ダイヤフラムポンプ30の駆動により、トナー収容部61内部に収容された補給トナーがサブホッパー20に搬送されることとなる。また、チューブ53の材料としては、フレキシブルで耐トナー性に優れたゴム材料、例えばポリウレタン、ニトリル、EPDM等を用いることが好ましい。
図3は、ダイヤフラムポンプとトナー容器の接続の一例を示す複合機500の部分概略図である。
感光体ドラム1に対向する現像装置9の上方には、サブホッパー20が配置され、サブホッパー20の上方には、ダイヤフラムポンプ30が配置されている。また、複合機500の右側において、ダイヤフラムポンプ30Bkの近傍且つ上方に、トナー容器60Bk,60C,60M,60Yが配置されている。各色のトナー容器60Bk,60C,60M,60Yは、可撓性のあるチューブ53Bk,53C,53M,53Yを介して、ダイヤフラムポンプ30Bk,30C,30M,30Y及びサブホッパー20Bk,20C,20M,20Yに接続されている。トナー容器60をダイヤフラムポンプ30よりも高い位置に配置することで、これらを接続するチューブは基本的に上から下に延びることになり、重力を利用してトナーを搬送し易くなる。
このように、Y色ではトナー容器60Yとダイヤフラムポンプ30Yの距離が長く、Bk色ではトナー容器60Bkとダイヤフラムポンプ30Bkの距離が短い。よって、トナー容器60とダイヤフラムポンプ30を接続する各色のチューブ53の長さも異なり、Y色とBk色では補給トナーの搬送距離が大きく異なってしまう。
トナー補給装置70は、トナー容器60とダイヤフラムポンプ30との間に負圧を作り出して補給トナーを搬送するが、そのトナー搬送経路の長さや径が異なると、ポンプ圧力のトナー容器への伝わり方が異なり、このままではトナー搬送力も異なってしまう。また、トナー搬送経路が上下に湾曲している場合、重力方向に沿う下り経路ではトナーを搬送し易いが、重力方向に逆らう上り経路では搬送し難くなる。
各色のポンプのトナー搬送力が違いすぎると、トナー搬送力が低いポンプでは高画像面積印字時などにトナー補給が間に合わなくなったり、トナー搬送力が高いポンプではサブホッパーが満杯になり現像装置へのトナー溢れが発生したりする。また、各色のポンプのトナー搬送力の差を補償するためにダイヤフラムポンプの種類やポンプ用の駆動手段の種類を変えると、装置が複雑となり、コストアップを招いてしまう。
そこで、図示のように、4色のトナーの搬送経路を構成するチューブ53の内径をチューブ長さに応じて変更する手段が有効である。トナー容器60とダイヤフラムポンプ30の間の距離が長くなるにつれてトナー搬送力が低下するが、図示のように、長いチューブほどその内径を大きくすることで、長い搬送距離によるトナー搬送力の低下を補うことができる。これにより、4色のトナーに対応するダイヤフラムポンプに同じポンプを用い、またこれを同じ駆動手段により適切に制御することができる。
例えば、Bk色のチューブ53Bkは内径6mm、C色のチューブ53Cは内径6.25mm、M色のチューブ53Mは内径6.5mm、Y色のチューブ53Yは内径6.75mmとする。これにより、4色のトナーのための同じダイヤフラムポンプ30を同じ駆動手段・同じ駆動制御により使用しても、同等のトナー搬送力を実現することができる。従って、装置の構成が簡単になり、低コストで製造することができる。
ただし、トナー搬送力は、チューブ材質、トナー搬送経路であるチューブの曲がり具合、揚程などによって異なるため、チューブの内径もそれぞれの装置によって適宜最適化するのが望ましい。
また、ポンプの駆動・停止を制御することで、4色のトナーに対応するダイヤフラムポンプ30に同じポンプを用い、またこれを同じ駆動手段により適切に制御することができる。すなわち、ポンプの駆動を停止する時間を設定すればサブホッパー20に搬送されたトナーの粉面が下がり、トナーエンドセンサ25により正確なトナー量を検出することが可能となる。その結果、サブホッパー20へのトナー搬送量を全トナー補給装置70で均一化させることができる。
但し、エアーポンプを使用する場合、トナー容器60からサブホッパー20までの搬送距離(チューブ53の長さ)に応じて単位時間あたりのトナー搬送量が増減してしまう。よって、各トナー補給装置70のポンプの停止時間を単純に長く設定すると、トナー搬送距離が長くトナー搬送力が小さいY色の場合では、高画像面積の画像を連続で通紙した際にトナー供給が不足してしまう。逆に、トナー搬送力が大きいポンプによりサブホッパー20内に必要以上にトナーを送り込んでしまうと、サブホッパー20の隙間からトナーが噴出したり、現像装置9にトナーが流出したりするという不具合が生じる。そこで、トナーエンドセンサ25で検知される各トナー補給装置70のポンプのトナー搬送力に応じて、各ポンプの駆動を別個に制御する。これにより、サブホッパー20へ送り出すトナー量をポンプ毎に調整することが可能となる。
図4は、トナーエンドセンサ25での検知とダイヤフラムポンプ30用の回転駆動モータ41のON/OFFを示すタイムチャートである。
例えば、トナーエンドセンサ25は400ms毎にサブホッパー20内の補給トナー量を検知する。トナーエンドセンサ25でトナー無し又はトナー不足が検知されると、回転駆動モータ41はON状態となりサブホッパー20へのトナー補給を開始する。だが、トナー無し又はトナー不足が連続して検知されていても、回転駆動モータ41は適切なタイミング(例えば、トナー量が或る閾値を超えたとき)でOFF状態となり一定時間駆動を停止する。その後、回転駆動モータ41は再びON状態となり駆動を開始する。すると、トナーエンドセンサ25でトナー有りが検知されたため、回転駆動モータ41はすぐにOFF状態となり駆動を停止する。停止時間を設けたことで、正確なトナー量を検出することが可能となり、サブホッパー20へのトナー搬送量を各色のトナー補給装置70で均一化させることができる。
トナーエンドセンサ25は例えば圧電素子センサである。サブホッパー20内でトナーが流動化しているとき、圧電素子センサは検知できないので、停止時間を設けることでトナーがある程度締まった状態で検知することができる。また、停止時間を設けることで、特にトナー搬送力が大きいポンプによってサブホッパー20内に一度に大量のトナーが搬送されて、圧電素子センサが反応する前に次々にトナーが搬送されることもない。よって、サブホッパー20の隙間からトナーが噴出したり、現像装置9にトナーが流出したりすることもない。
このとき、Bk色のようにトナー搬送距離が短い場合は、エアーポンプの圧力損失が少なくトナー搬送力が大きいので、停止時間を長く設定する。一方、Y色のようにトナー搬送距離が長い場合は、エアーポンプの圧力損失が大きくトナー搬送力が小さいので、停止時間を短く設定する。このように、トナー搬送力の大きさに応じて回転駆動モータ41の停止時間を制御することにより、トナー搬送力を均一化してサブホッパー20に搬送されるトナー量を適量とするとともに、トナー溢れ等が生じることなく十分なトナー供給が可能となる。
また、図4に示すように、ポンプの停止時間の制御に代えて又は加えて、ポンプの駆動時間を制御することで、サブホッパー20に搬送されるトナー量を適量に調節することが可能となる。その結果、サブホッパー20へのトナー搬送量を全トナー補給装置70で均一化させることができる。
但し、エアーポンプを使用する場合、トナー容器60からサブホッパー20までの搬送距離(チューブ53の長さ)に応じて単位時間あたりのトナー搬送量が増減してしまう。よって、各トナー補給装置70のポンプの駆動時間を単純に短く設定すると、トナー搬送距離が長くトナー搬送力が小さいY色の場合では、高画像面積の画像を連続で通紙した際にトナー供給が不足するという問題が生じてしまう。
そこで、Bk色のようにトナー搬送距離が短い場合は、エアーポンプの圧力損失が少なくトナー搬送力が大きいので、駆動時間を短く設定する。一方、Y色のようにトナー搬送距離が長い場合は、エアーポンプの圧力損失が大きくトナー搬送力が小さいので、駆動時間を長く設定する。このように、トナー搬送力の大きさに応じて回転駆動モータ41の駆動時間を制御することにより、トナー搬送力を均一化してトナーホッパー20に搬送されるトナー量を適量とするとともに、トナー溢れ等が生じることなく十分なトナー供給が可能となる。
9 現像装置
20 サブホッパー
25 トナーエンドセンサ(トナー量検出手段)
30 エアーポンプ
41 回転駆動モータ(駆動手段)
53 チューブ
60 トナー容器
500 複合機(画像形成装置)
特許第3575948号公報

Claims (7)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する少なくとも1つの現像装置と、
    該現像装置の上部に配置され、各色のトナーを一時的に貯留して該現像装置にトナーを補給する少なくとも1つのサブホッパーと、
    各色のトナーを収容する少なくとも1つのトナー容器と、
    該サブホッパーの上部に配置され、該トナー容器内のトナーを空気とともに吸引して該サブホッパーに送り出す少なくとも1つのエアーポンプと、
    該エアーポンプと該トナー容器を接続するトナー搬送経路の少なくとも一部を構成する可撓性チューブと、を有する画像形成装置において、
    該可撓性チューブはその長さに応じて異なる内径を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記可撓性チューブがより長い場合に、前記可撓性チューブはより大きい内径を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する少なくとも1つの現像装置と、
    該現像装置の上部に配置され、各色のトナーを一時的に貯留して該現像装置にトナーを補給する少なくとも1つのサブホッパーと、
    各色のトナーを収容する少なくとも1つのトナー容器と、
    該サブホッパーの上部に配置され、該トナー容器内のトナーを空気とともに吸引して該サブホッパーに送り出す少なくとも1つのエアーポンプと、
    該エアーポンプと該トナー容器を接続するトナー搬送経路の少なくとも一部を構成する可撓性チューブと、
    該サブホッパー内のトナー量を検知する少なくとも1つのトナー量検出手段と、
    該エアーポンプを駆動する少なくとも1つの駆動手段と、を有する画像形成装置において、
    各トナー量検出手段の検出結果に応じて各駆動手段を別個に制御する、ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記可撓性チューブがより短い場合に、前記駆動手段の停止時間をより長く設定する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記可撓性チューブがより短い場合に、前記駆動手段の駆動時間をより短く設定する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー容器は前記エアーポンプよりも高い位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記エアーポンプはダイヤフラムポンプであり、前記可撓性チューブに接続する該ダイヤフラムポンプの吸入口は、前記サブホッパーに向かう排出口よりも上方に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2012256080A 2012-06-06 2012-11-22 画像形成装置 Pending JP2014013362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012256080A JP2014013362A (ja) 2012-06-06 2012-11-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012128725 2012-06-06
JP2012128725 2012-06-06
JP2012256080A JP2014013362A (ja) 2012-06-06 2012-11-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014013362A true JP2014013362A (ja) 2014-01-23

Family

ID=50109066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012256080A Pending JP2014013362A (ja) 2012-06-06 2012-11-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014013362A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121767A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 株式会社リコー 現像剤搬送装置と画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121767A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 株式会社リコー 現像剤搬送装置と画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8369770B2 (en) Collection container, cleaning unit, and image forming apparatus capable of collecting waste toner efficiently
US8121498B2 (en) Image forming apparatus and developer supply method therefor
JP5124231B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP4402066B2 (ja) トナー補給装置、現像装置および画像形成装置
US9176425B2 (en) Developer replenishing device to transport developer from developer container, image forming apparatus including same, and conveyance device to transport powder or fluid from container
US9547257B2 (en) Developer pump with restricted detection time and image forming device
JP2013218094A (ja) 粉体搬送装置、及び画像形成装置
JP5039352B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009210743A (ja) 画像形成装置
US8989635B2 (en) Intermediate hopper and image forming apparatus
JP2019056802A (ja) 画像形成装置
JP2009047891A (ja) 画像形成装置
JP2010160205A (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置
JP5352543B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
US11086265B2 (en) Image forming apparatus
JP2019164199A (ja) 画像形成装置
JP2014013362A (ja) 画像形成装置
JP5158473B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009063710A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5239325B2 (ja) 画像形成装置
JP5081655B2 (ja) 剤充填済み現像剤収容器の製造方法、剤充填済み現像剤収容器、現像剤補給装置、画像形成装置
JP2018194624A (ja) 画像形成装置
JP2010217328A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2013064780A (ja) 画像形成装置
JP2011112674A (ja) 画像形成装置及びトナー補給方法