JP5396970B2 - 温風暖房機 - Google Patents
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Description
また、仕切板10は枠体1の内壁面と油受け皿8の上面に接続して、前記送風経路12とは区画されたカートリッジタンク収納部Bを形成したから、室内対流ファン6の風が送風経路12に送られても、送風経路12内を流れる風は仕切板10で遮られてカートリッジタンク収納部Bへ流入することはなく、カートリッジタンク収納部B内のカートリッジタンク9や油受け皿8の上面付近には室内対流ファン6の風の流れが発生しないから、油受け皿8内の燃料の臭い成分の拡散が起こりにくくなり、臭気の発生を防ぐことができるものとなった。
また、流出口15aを温風吹出口7の内側に設けることで、枠体1の外壁に空気排出用の開口を設ける必要はなくなり、枠体の外観上のデザインが向上できるものである。
27は放熱部Aの前方の温風吹出口7の内側に設けた平板状の送風邪魔板、28はルーバ26と吹出口前板15との間に構成する送風間隔であり、放熱部Aの前方に吹き出す温風の一部は送風邪魔板27にぶつかって方向を変えて、送風間隔28に流れるので、枠体1の前面に横幅広く配置した温風吹出口7の全体から温風を吹き出すことができる。
また、実施例に示す温風暖房機のようにカートリッジタンク9を枠体1内に装着しているときにはカートリッジタンク9が高温になるとトラブルを起こす恐れがあるから、カートリッジタンク9にも何らかの遮熱構造が必要である。
このため、送風経路12内には燃焼制御機器収納部Cに向かう空気流が形成され、制御基板13や燃料ポンプ14はこの空気流によって冷却されて低温度を維持することができるから、高温に弱い燃焼制御機器をバーナ2や送風路5の熱から保護して誤作動や故障の発生を防ぐことができるものとなった。
15aは吹出口前板15に形成したスリット状の流出口であり、開口11から送風経路12内に流入した空気は燃焼制御機器収納部Cを冷却したあと枠体1の前面に向かって流れるから、吹出口前板15に設けた流出口15aから枠体1外へ排出され、送風路5を通過してきた温風と一緒に温風吹出口7から室内へ吹出す構成としている。
また、送風経路12内の空気が流出口15aに向かって流れやすくなることで、送風経路12内の空気の滞留が起こりにくくなるから、送風経路12からカートリッジタンク収納部Bへの空気の流入を確実に防ぐことができ、油受け皿8やカートリッジタンク9の燃料の臭い成分の拡散を確実に防ぐことができるものとなった。
さらに、この構成では枠体1の外壁に枠体1内の空気を排出するための流出口が不要となり、流出口15aを設けた吹出口前板15はルーバ26の内側に位置しており、流出口15aは温風吹出口7の一部として目立たないから、外観のデザインが向上できた。
17は置台1aの上に取り付けたコ字状の部材で構成する遮熱板であり、油受け皿8はこの遮熱板17の上に取り付けている。16は油受け皿8と枠体1の置台1aとの間に形成した間隔であり、遮熱板17の上に取り付けた油受け皿8はバーナ2より高所に位置している。この構造によって、油受け皿8を高温となるバーナ2から離れた位置に設定でき、バーナ2の熱が遮熱板17によって遮られて油受け皿8に直接伝わることはないから、油受け皿8の燃料の温度上昇を防止して臭気の発生を防止することができる。
また、燃料ポンプ14の位置が送風路12内を流れる風に接近させることができるから、送風経路12内を流れる風によって直接燃料ポンプ14冷却して低温度に維持できるものである。
更に、枠体1の置台1aと油受け皿8との間に間隔16を設けたときは、燃焼ファン18のファンモータを間隔16に配置することができるから、枠体1内の部品を効率よく配置することができ、枠体1のコンパクト化をすすめることができる。
B カートリッジタンク収納部
C 燃焼制御機器収納部
1 枠体
1a 置台
2 バーナ
3 燃焼室
4 熱交換器
5 送風路
6 室内対流ファン
7 温風吹出口
8 油受け皿
9 カートリッジタンク
10 仕切板
11 開口
12 送風経路
13 制御基板
14 燃料ポンプ
15 吹出口前板
15a 流出口
16 間隔
17 遮熱板
Claims (3)
- 枠体(1)の片側に寄せてバーナ(2)を配置し、該バーナ(2)の上部に燃焼室(3)と熱交換器(4)を設けて放熱部(A)を構成し、該放熱部(A)の周囲には枠体(1)の背部と前部とを連通する送風路(5)を設け、
送風路(5)の枠体(1)背面側には室内対流ファン(6)を取付け、枠体(1)前面に設けた温風吹出口(7)から送風路(5)の温風を室内に吹出すと共に、
枠体(1)の他側には送風路(5)と並べて前記バーナ(2)に供給する燃料を蓄える油受け皿(8)と、油受け皿(8)の上面開口部に装着して燃料を油受け皿(8)に供給するカートリッジタンク(9)と、前記油受け皿(8)の燃料を前記バーナ(2)に送る燃料ポンプ(14)と、暖房機の制御基板(13)とを配置し、
前記放熱部(A)より室内対流ファン(6)側の送風路(5)壁には枠体(1)内と連通する開口(11)を設け、
前記開口(11)から室内対流ファン(6)の風が送られて前記枠体(1)内の温度上昇を抑制する温風暖房機において、
前記枠体(1)内にはカートリッジタンク(9)を収納するカートリッジタンク収納部(B)と前記送風路(5)壁との間に仕切板(10)を配置し、
前記送風路(5)壁と前記仕切板(10)との間には前記開口(11)から室内対流ファン(6)の風が送られる送風経路(12)を形成し、その送風経路(12)内には前記制御基板(13)と前記燃料ポンプ(14)を収納する燃焼制御機器収納部(C)を設け、
前記温風吹出口(7)と対向する送風経路(12)の前方には前記送風路(5)壁と前記枠体(1)の側壁とに接続する吹出口前板(15)を形成し、該吹出口前板(15)には送風経路(12)と温風吹出口(7)とを連通する流出口(15a)を設け、
前記送風経路(12)内には前記開口(11)から前記燃焼制御機器収納部(C)を経て前方の流出口(15a)に向かう空気流を形成し、前記燃焼制御機器収納部(C)の温度上昇を抑制すると共に、
前記仕切板(10)は前記枠体(1)の内壁面と前記油受け皿(8)の上面に接続して前記カートリッジタンク収納部(B)を前記送風経路(12)と区画し、
前記送風経路(12)内の空気流を前記流出口(15a)から流出させ、前記カートリッジタンク収納部(B)への空気の流入を防止することを特徴とする温風暖房機。 - 前記温風吹出口(7)の内側の前記放熱部(A)の前方に送風邪魔板(27)を設け、
前記吹出口前板(15)と前記温風吹出口(7)との間に送風間隔(28)を形成し、
前記送風邪魔板(27)によって前記送風間隔(28)に向かう温風が、前記吹出口前板(15)の前面に沿って流出口(15a)の前方を流れ、
前記送風経路(12)内の空気を流出口(15a)から流出させることを特徴とする請求項1に記載した温風暖房機。 - 前記油受け皿(8)は前記バーナ(2)よりも高所に位置するように枠体(1)の置台(1a)との間に間隔(16)をあけて配置し、
前記燃料ポンプ(14)を前記開口(11)から前記送風経路(12)内に流入する空気流に接近して配置し、
前記油受け皿(8)の底面には前記バーナ(2)の熱を遮る遮熱板(17)を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載した温風暖房機。
Priority Applications (1)
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JP2009085424A JP5396970B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009085424A JP5396970B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 温風暖房機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010236794A JP2010236794A (ja) | 2010-10-21 |
JP5396970B2 true JP5396970B2 (ja) | 2014-01-22 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2009085424A Active JP5396970B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
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2009
- 2009-03-31 JP JP2009085424A patent/JP5396970B2/ja active Active
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