JP3182256B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3182256B2 JP15149893A JP15149893A JP3182256B2 JP 3182256 B2 JP3182256 B2 JP 3182256B2 JP 15149893 A JP15149893 A JP 15149893A JP 15149893 A JP15149893 A JP 15149893A JP 3182256 B2 JP3182256 B2 JP 3182256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油ファンヒータ等の
燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置の一例としてブ
ンゼン方式石油ファンヒータを図面を参照しつつ説明す
る。図4は従来の石油ファンヒータの正面縦断面図、図
5は従来の石油ファンヒータの側面縦断面図である。図
において、11は液体燃料を供給する給油タンク、12
は給油タンク11を保持し液体燃料を一旦溜めておく油
受皿、13は液体燃料を気化する気化器、14は油受皿
12の液体燃料を気化器13に送る送油ポイプ、15は
気化器13で気化された燃料と燃焼用空気を混合して燃
焼させるバーナである。
【0003】また、16は気化器13に設けられたソレ
ノイドバルブ、17は気化器13内部の残留燃料を油受
皿12に戻すための戻しパイプ、18は送油パイプであ
る。さらに、21はバーナ15で発生する燃焼熱を上方
に導くための燃焼室、22は室内空気を装置内に取り入
れる送風ファン、23は温風吹出口、24は燃焼熱を温
風にかえて温風吹出口23に導く風洞、25はバーナカ
バー、26は装置外部である。
【0004】前記気化器13には、図外の電気ヒータが
組み込まれており、気化器13を高温に保持するように
なっている。
【0005】次に動作を説明する。給油タンク11によ
り供給された液体燃料は逐次油受皿12に一定量だけ溜
められ、これに装着された送油ポンプ14によって送油
パイプ18を通り気化器13に送られ、気化して気化ガ
スとなる。気化ガスは気化器13に設けられたノズル1
31より噴出し、エジェクター効果により適度な燃焼用
空気をバーナ15に吹き込み、互いに混合しあってバー
ナ15の上面で燃焼する。燃焼により発生する燃焼熱
は、黒矢印に示すように、燃焼室21を上昇し、送風フ
ァン22によって吸い込まれた室内空気からの送風を温
風とし、白矢印に示すように風洞24を通って装置外部
26の前面に位置する温風吹出口23より吹き出し、室
内を暖める。
【0006】前記ソレノイドバルブ16は、点火時及び
消火時に一定時間にわたって通電され、これに連動する
図外のニードルを駆動させることにより、ノズル131
の図外の孔を閉じて気化ガスの噴出を止める。また、ソ
レノイドバルブ16の通電中のみ気化器13内部の残留
燃料が戻しパイプ17を経て油受皿12に戻る。
【0007】前記給油タンク11、気化器13、バーナ
15、ソレノイドバルブ16等は装置全体を小型化する
ために横並びに配置され、油受皿12のすぐ上に気化器
13が配設された構造になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年、燃焼装
置全体の大きさはより小型化が進み、装置内部の各部
品、すなわち気化器13、バーナ15、ソレノイドバル
ブ16等が高密度化されてきた。また、液体燃料を供給
するための手間をできるだけ少なくする必要から、給油
タンク11と油受皿12が大容量化するにもかかわら
ず、装置全体を大きくしないという市場動向から、給油
タンク11と油受皿12以外の各部品配置の高密度化が
さらに促進されるようになってきた。そのために、装置
内部の温度上昇が大きくなってきている。
【0009】しかしながら、従来の石油ファンヒータ
は、前記したように、液体燃料が溜まっている油受皿1
2のすぐ上に高温の気化器13が配置されている。従っ
て、油受皿12が加熱されると危険性が増し、安全上の
問題も生じてくる。このため、石油ファンヒータの温度
対策が設計上の重要課題となっている。また一方、快適
性の向上が重視される中で、前記のように油受皿12の
すぐ上方に気化器13、ソレノイドバルブ16が配置さ
れていると、気化器13、バーナ15、ソレノイドバル
ブ16等からなる燃焼部全体の位置を現状より下方に下
げることができないので、温風吹出口の下方取付位置も
制限されてくる。
【0010】一般に、床面近傍が低い温度であると足元
が寒く感じるものである。従って、室内温度分布をより
均一化し、生活空間をより快適にしようとするために
は、室内床面近傍の温度を上げることが必要となる。そ
のためにも、少しでも温風吹出口を低く配置するのが望
ましいが、従来の石油ファンヒータでは温風吹出口をあ
る高さから低くすることが構造上困難であった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、安全性を高め、足元暖房効果を向上させた燃焼装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る燃焼装置
は、液体燃料を供給する給油タンクと、給油タンクを保
持し液体燃料を一定量溜めておく油受皿と、油受皿より
送られた液体燃料を気化させる気化器と、気化器で気化
された燃料を空気と混合して燃焼させるバーナと、気化
器と油受皿とを連結する戻しパイプとを具備しており、
かつ前記気化器の輻射熱に給油タンク及び油受皿がさら
されないように、前記気化器はバーナの一方の側に、給
油タンク及び油受皿はバーナの他方の側に横並びに配置
されている。
【0013】
【0014】さらに、前記気化器は、気化器と戻しパイ
プとの接合部が戻しパイプと油受皿との接合部よりも低
い位置となるように設けられてる。
【0015】
【作用】気化器は給油タンクに隣接せず、また油受皿の
すぐ上方に配置されていないので、給油タンク及び油受
皿は気化器の輻射熱にさらされない。また、気化器、バ
ーナ、ソレノイドバルブが油受皿と横並びに配置可能と
なるので、これらを従来より低い位置に設けることがで
きる。従って、温風吹出口の位置も低くすることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明に係る燃焼装
置の一実施例をブンゼン式石油ファンヒータについて説
明する。図1は第1の実施例を示す正面縦断面図、図2
は第2の実施例を示す正面縦断面図、図3は第3の実施
例を示す概略的平面配置図である。なお、従来のものと
略同一の部品等には同一の符号を付して説明を行う。
【0017】第1の実施例に係る石油ファンヒータ1
は、図1に示すように、給油タンク11、油受皿12、
気化器13、送油ポンプ14、バーナ15、ソレノイド
バルブ16、戻しパイプ31等を含んでいる。そして、
図4に示す従来のものに比して、気化器13とバーナ1
5との配置が入れ替わっており、気化器13はバーナ1
5を挟んで給油タンク11及び油受皿12と対向して配
置されている。従って、気化器13と給油タンク11及
び油受皿12との距離間隔が従来のものより非常に大き
くなっている。そのため、戻しパイプ31及び送油パイ
プ32の全長が従来の戻しパイプ17及び送油パイプ1
8よりも長くなっている。
【0018】石油ファンヒータ1の動作は従来技術と同
様である。給油タンク11から油受皿12に溜められた
液体燃料は、送油ポンプ14によって装置内部の図1図
示左側近傍に位置する気化器13に送油ポンプ14によ
って送油パイプ32を介して送られ、ここで気化されて
ノズル131よりバーナ15の方向(図1では右方向)
に噴射し、バーナ15上面で燃焼する。実施例では、燃
焼中、気化器13は常に約300℃に保持されており、
バーナ15の底面は約180℃、バーナカバー25底面
は約60℃になっている。
【0019】前記したように、気化器13が従来のよう
に給油タンク11に隣接せず、遠く離れて配置されてお
り、かつ油受皿12のすぐ上方に配置されていないの
で、給油タンク11及び油受皿12が高温である気化器
13からの輻射熱にさらされることがない。
【0020】従って、給油タンク11及び油受皿12の
温度上昇が抑えられる。また、燃料補給時に、給油タン
ク11の脱着によって油受皿12の上面に液体燃料がこ
ぼれることがあるが、このような場合でも高温の気化器
13が油受皿12の上方に配置されていないので、きわ
めて安全である。
【0021】さらに、液体燃料が自然蒸発して油受皿1
2から洩れ出て装置外部26の隙間から室内に漂い臭い
の原因になるということも軽減される。
【0022】次に、第2の実施例について説明する。第
2の実施例に係る石油ファンヒータ2は、構成部品が第
1の実施例の石油ファンヒータ1と略同様で、給油タン
ク11、油受皿41、気化器13、送油ポンプ14、バ
ーナ15、ソレノイドバルブ16、戻しパイプ42を含
んでいる。
【0023】図2に示すように、油受皿41は第1の実
施例に示す油受皿12を僅かに小さくすることにより、
油受皿41、気化器13、バーナ15、ソレノイドバル
ブ16を横並びに配置している。これにより、図4及び
図1に示すものに比し、燃焼部全体の位置を大幅に低く
することができる。
【0024】また、前記燃焼部全体の位置を低くしたこ
とに伴い、気化器13は気化器13と戻しパイプ42と
の接合部Aが戻しパイプ42と油受皿41との接合部B
よりも低くなるように配置されている。
【0025】前記したように、室内温度分布を改善する
ためには、装置外部26の温風吹出口23をできるだけ
低い位置に設け、室内床面近傍の温度上昇を速めるのが
効果的である。そのためには、燃焼部全体をできるだけ
低く配置した構造にすることが必要となるが、従来及び
第1の実施例の石油ファンヒータ1にあっては、気化器
13、ソレノイドバルブ16が油受皿12の上方に位置
するため燃焼部全体を低くすることができなかった。
【0026】しかし、本石油ファンヒータ2において
は、油受皿41とすることで、燃焼部全体の位置を下げ
ることができるので、温風吹出口23の位置も低くする
ことが可能となる。そして、低い位置からの温風吹き出
しによって前記した室内の温度分布が改善される。
【0027】また、従来装置の構造のままで、燃焼部全
体の位置を低くしていると、消火時等にソレノイドバル
ブ16に通電されて気化器13の残留燃料が油受皿12
に戻す際に、残留燃料の戻りが悪くなる傾向があった。
【0028】しかし、本石油ファンヒータ2において
は、前記したように従来と比して気化器13は給油タン
ク11から離れた位置に設けられているので、気化器1
3の熱が油受皿41に影響を及ぼさない。それ故、従来
に比して気化器温度を高く設定することができる。従っ
て、気化器13の位置を低く配置したことに伴い、戻し
パイプ42との接合部Aが他方の接合部Bよりも低位置
となっても、気化器13を従来よりも高温に保持するこ
とができるので、残留燃料の戻りが悪くなることがなく
スムーズである。
【0029】なお、前記第1及び第2の実施例は、同一
の燃焼装置に対して併用し得るものであることはいうま
でもない。
【0030】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例に係る石油ファンヒータ3は、主要部品構成
が第1及び第2の実施例の石油ファンヒータ1及び2と
略同様であるが、部品配置が相違している。すなわち、
図3に示すように、気化器13とバーナ15と油受皿1
2の配置を平面視形状が三角形のそれぞれの頂点に位置
するように設けられている。
【0031】本石油ファンヒータ3の動作及び効果は前
記に準じるので、その説明を省略する。本実施例による
と前記と略同様の効果を奏するとともに、より小型化が
可能になる。なお、本実施例及び第2の実施例は、同一
の燃焼装置に対して併用し得るものであることはいうま
でもない。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る燃焼装置は上記のような構
成であるから、気化器の輻射熱に給油タンク及び油受皿
がさらされることがなく、気化器の輻射熱の影響が給油
タンク及び油受皿に及ぼすのを確実に防止することがで
き、気化器、給油タンク及び油受皿のそれぞれの間隔を
最小限あけるだけで良く、安全性も良好となり、また、
給油タンクの容量を大きくするために給油タンクの外形
状を大きくしても燃焼装置全体をコンパクトに形成する
ことができる。また、気化器、バーナ、ソレノイドバル
ブを従来より低い位置に配置することにより、温風吹出
を低くできるので、より温風の下吹き出しが可能とな
る。従って、室内の床面近傍を暖め、足元暖房効果を向
上させることができるので、快適であり、まことに都合
がよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す正面縦断面図である。
【図2】第2の実施例を示す正面縦断面図である。
【図3】第3の実施例を示す概略的平面配置図である。
【図4】従来の石油ファンヒータの正面縦断面図であ
る。
【図5】従来の石油ファンヒータの側面縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11 給油タンク 12 油受皿 13 気化器 15 バーナ 16 ソレノイドバルブ 17 戻しパイプ 22 送風ファン 23 温風吹出口 31 戻しパイプ 41 油受皿 42 戻しパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 和雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−115822(JP,U) 実開 昭61−8748(JP,U) 実開 昭64−31341(JP,U) 実開 平2−122916(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を供給する給油タンクと、給油タ
    ンクを保持し液体燃料を一定量溜めておく油受皿と、油
    受皿より送られた液体燃料を気化させる気化器と、気化
    器で気化された燃料を空気と混合して燃焼させるバーナ
    と、気化器と油受皿とを連結する戻しパイプとを具備し
    ており、かつ前記気化器の輻射熱に給油タンク及び油受
    皿がさらされないように、前記気化器はバーナの一方の
    側に、給油タンク及び油受皿はバーナの他方の側に横並
    びに配置されていることを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記気化器は気化器と戻しパイプとの接合
    部が戻しパイプと油受皿との接合部よりも低い位置とな
    るように設けられているとを特徴とする請求項1記
    の燃焼装置。
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