JP2697341B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2697341B2 JP7629491A JP7629491A JP2697341B2 JP 2697341 B2 JP2697341 B2 JP 2697341B2 JP 7629491 A JP7629491 A JP 7629491A JP 7629491 A JP7629491 A JP 7629491A JP 2697341 B2 JP2697341 B2 JP 2697341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体燃料燃焼装置、さら
に詳しくは気化器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、液体燃料燃焼装置の構成を示す
断面図で、図において、1は気化器、2は気化室、3は
スロート、4は予熱ヒータ、5は給油管、6は噴出ノズ
ル、6aはノズル孔、7は連結パイプ、8はニードルパ
イプ、9はニードル、10は電磁弁、11は弁機構、1
2は気化器1の温度を検出するサーミスタ、13は一次
空気を取り入れる空気取入孔、14は送油管、15は電
磁ポンプ、16は油受皿、17はカートリッジタンク、
18はカートリッジタンク17の給油口キャップ、19
は給油口キャップ18の口を開口する口金、20は遮熱
板、21は燃焼筒、22は気化器1の周囲を囲う気化器
カバー、23はパッキン、24は気化器カバー22を支
える気化器取付脚、25は風洞、26は送風機、27は
炎孔板、28は火炎、29の矢印は燃焼ガス、30はケ
ーシングである。
【0003】次に動作について説明する。運転スイッチ
(図示せず)をON状態とし、予熱ヒータ4に通電を行
い、液体燃料燃を気化するのに必要な温度まで気化器1
を予熱する。気化器1の予熱が完了すると、サーミスタ
12がこれを検知して運転が開始され、電磁ポンプ15
が動作して、油受皿16から液体燃料が送油管14,給
油管5を介して気化室2へ送り込まれ、気化室2で加熱
されて気化され気化ガスとなる。そして、気化室2内に
充分に気化ガスが満たされた時点で、本来の燃焼動作に
移行すべく電磁弁10が開かれ、噴出ノズル6のノズル
孔6aから燃料ガスが噴出される。
【0004】ノズル孔6aから噴出される燃料ガスは、
エジェクター効果により、ノズル孔径,スロート径で決
定される一定量の一次空気が、空気取入孔13から吸引
されて一定の一次空気比の混合ガスとなる。そして、混
合ガスが炎孔板27に設けられた炎孔から燃焼筒21内
に噴出され、適宜の着火源(図示せず)により着火され
て火炎28を形成し、高温の燃焼ガス29となる。高温
の燃焼ガス29は燃焼筒21を上昇し、燃焼筒21より
出たところで送風機26から送られてくる冷風と混合し
て温風となり、風洞25を通って温風吹出口(図示せ
ず)から前方に放出され、これによって室内を暖房して
いる。そして、暖房温度の調節は電磁ポンプ15の動作
周波数を制御し、気化室2へ送る燃料の供給を調節する
ことにより行われる。
【0005】図5は、従来の液体燃料燃焼装置における
気化室2周辺の構造を示す要部断面図で、図において、
図4と同一符号は同一部分を示し、31は気化部材であ
る。図に示すように、燃焼動作中おける液体燃料の気化
は、気化器1からの受熱により気化室2内で気化部材3
1を媒介として行われるが、一定の暖房温度で運転中に
暖房温度を下げようとして電磁ポンプ15の動作周波数
を下げ、気化室2へ送り込まれる燃料を少なくした場
合、気化室2内で燃料が気化するために奪う熱が少なく
なり、気化室2が必要以上に高温になり、この熱が給油
管5に伝達されてしまい、そのため燃料の一部が気化室
2へ届く前の給油管5内で気化されてしまう現象が起こ
る。
【0006】このような問題を解決すべく、本願出願人
は平成2年7月16日に特許出願を行い(特願平2−1
87596号「液体燃料燃焼装置」,以下、この出願を
先出願と言う)、図6に示すように、給油管5の構造
を、内管5aと外管5bとの二重構造とし、内管5aと
外管5bとの間に空気の層5cを設けて、気化室2の熱
が内管5aに伝わりにくい構造とする発明を開示してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、先出願にかかる液体燃料燃焼装置においても弱燃
焼時に発生する不快な気化音を無くしたり、安定した燃
焼を行わせたりすることが難しいと言う点にある。すな
わち、弱燃焼時には電磁ポンプの動作周波数を下げて気
化室への燃料の供給を間欠的に行うが、先出願の構造で
は構造上内管の径をあまり大きくできず、そのため気化
室内での開口部が小さくなり、燃料が気化室内へ間欠的
に噴き上げ、そのため弱燃焼時には耳障りな気化音が発
生したり、燃焼炎が脈動したりするという問題点があっ
た。本発明はかかる課題を解決するためになされたもの
で、弱燃焼時にも安定した気化が行える液体燃料燃焼装
置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる液体燃料
燃焼装置は、給油管を二重構造とすると共に、この給油
管先端の気化室内の突出部に燃料を貯める貯留部を設け
たことを最も主要な特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の液体燃料燃焼装置においては、給油管
を二重構造とすることにより、給油管内における気化を
防止すると共に、二重構造としたことによる気化室内で
の不連続な燃料の噴射を貯留部で防ぐことが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例における液体燃料燃焼装
置の運転状態を示す要部断面図、図2は本実施例におけ
る気化室2周辺の構造を示す要部断面図で、各図におい
て、1は気化器、2は気化室、5は給油管、5aは給油
管5の内管、5bは給油管5の外管、5cは外管5bと
内管5aとの間の空気の層、14は送油管、31は気化
部材、32は給油管5の先端に設けられた貯留部を示
す。
【0011】図2に示すように、外管5bの内径はその
途中で広げられており、内径が小さい下端部に内管5a
の下端部が挿入され固定されている。そして、この内管
5aの上端部はフランジ状に広げられ、広げられたフラ
ンジ端面が、外管5bの内径と密着固定され、外管5b
の内径と内管5aとの間に空気の層5cが形成されてい
る。また、外管5bの上端は、気化室2の略中央まで突
出しており、この突出部の外径には気化部材31が接し
ている。外管5bは、内管5aが密着固定された位置よ
り更に上端部で、すなわち突出部先端でその内径が更に
広げられており、ここに貯留部32が形成された構造と
なっている。
【0012】本実施例における給油管5は以上のような
構造をなし、その下部には送油管14が接合されて電磁
ポンプ15に接続されている。また、給油管5と気化器
1との接合箇所は、気化室2を囲む熱伝導性の良いアル
ミニウム合金が給油管5と密着しないように、気化器1
に切り欠き部を設け、一定の空間を設けた構造としてい
る。
【0013】次に動作について説明する。既に述べたよ
うに弱燃焼時には電磁ポンプ15の動作周波数が低く抑
えられるため、送油管14を通じて気化室2へ送られる
燃料は間欠的になる。そのため気化室2内での熱のバラ
ンスが崩れ、気化室2が高熱になり、従来の装置では気
化室2からの高熱が給油管5に伝達され、この熱で給油
管5内で燃料が気化してしまう現象が生じたが、本実施
例では給油管5を空気の層5cを挟む二重構造とするこ
とにより内管5aを断熱し、給油管5内で燃焼が気化さ
れてしまう現象を防いでいる。
【0014】また、断熱のため給油管5を二重構造とす
ると、必然的に燃料を送り込む管(この実施例の場合内
管5a)の径が小さくなり、そのため間欠的に送り込ま
れる燃料が、図6に示すように、内管5aから不連続に
噴射する現象が起こり、噴射した燃料が気化室2の上壁
にまで達するような場合があり、不連続な気化音が発生
し、気化が安定した状態で行われなくなり燃焼炎が安定
しなくなる。従って、本実施例では給油管5の先端に貯
留部32を設けることにより、この貯留部32に一旦燃
料を貯め、脈動を吸収する構造としている。そして、こ
の貯留部32を設けることにより、弱燃焼時に間欠的に
燃料が送り込まれるような場合でも、安定した気化を継
続して行わせ、不連続な気化音の発生や燃焼炎の脈動を
防止している。
【0015】なお、上記実施例では、内管5aのフラン
ジ部を直角に曲げ、矩形状の貯留部32を設けている
が、貯留部は燃料の噴射を防止できる構造であれば良
く、例えば図3に示すようなテーパー状の貯留部33と
することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体燃料燃
焼装置は、給油管を二重構造とし、その上端部に貯留部
を設けることによって弱燃焼時の間欠的な気化音の発生
や燃焼炎の脈動を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例における気化室周辺の構造を
示す要部断面図である。
【図3】本発明の他の実施例における気化室周辺の構造
を示す要部断面図である。
【図4】液体燃料燃焼装置の構成を示す断面図である。
【図5】従来の装置における気化室周辺の構造を示す要
部断面図である。
【図6】先出願の装置における気化室周辺の構造を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
1 気化器 2 気化室 5 給油管 5a 内管 5b 外管 5c 空気の層 14 送油管 31 気化部材 32,33 貯留部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 洋二 群馬県新田郡尾島町大字岩松800番地 三菱電機株式会社 群馬製作所内 (72)発明者 二見 文吉 群馬県新田郡尾島町大字岩松800番地 三菱電機エンジニアリング株式会社 東 京事業所群馬支所内 (56)参考文献 特開 昭63−101604(JP,A) 特開 平2−97808(JP,A) 特開 平3−25203(JP,A) 実開 平2−147618(JP,U) 実開 平3−14527(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油管を用いて液体燃料を気化室へ送
    込み、気化室で加熱気化して気化ガスとする液体燃料燃
    焼装置において、 上記給油管の上記気化室との接続部分を断熱層を持つ二
    重構造とし、この給油管先端の上記気化室内の突出部に
    液体燃料を貯める貯留部を備えたことを特徴とする液体
    燃料燃焼装置。
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