JP2858670B2 - 石油燃焼装置 - Google Patents

石油燃焼装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油を燃料とする石油燃焼装置に関するも
のである。
従来の技術 従来のこの種の装置は、第2図に示すように、気化筒
1にはヒータ2が内蔵され、内部には気化筒1の蓋3に
よって仕切られた気化室4が形成され、上部には受熱壁
5が設けられている。気化室4には気化筒1の入口6が
開口され、ポンプ(図示せず)に接続された送油ノズル
7を臨ませており、気化筒1の蓋3の上部にはバーナヘ
ッド8が載置されている。空気室9には気化筒1と送油
ノズル7およびバーナヘッド8がそれぞれ2個配置され
ているとともに、下部には燃焼ファン10が接続され、上
部には2次空気口11が受熱壁5の周囲に開口されてい
る。
上記構成において、ヒータ2に通電し気化筒1が所定
の温度まで加熱されると、燃焼ファン10が作動し空気室
9を介して気化筒1の入口6から気化用の空気が気化室
4に供給されるとともに送油ノズル7から燃料が供給さ
れ加熱された気化室4の壁面に接触して気化する。気化
ガスになった燃料は気化用の空気と混合して予混合気と
なり、気化筒1の蓋3の開口部を介してバーナヘッド8
の小孔から噴出し、点火器(図示せず)により点火され
燃焼する。また空気室9を介し2次空気口11から供給さ
れた2次空気によって完全燃焼が行なわれる。燃焼中、
受熱壁5は燃焼熱を受熱し気化筒1を加熱するためにヒ
ータ2への通電量が減少し燃焼中の消費電力を低減させ
る。また必要な燃焼量に応じて一方の送油ノズル7から
の燃料を供給したり停止したりすることにより一方のバ
ーナヘッド8における燃焼を継続または停止を行なって
いた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成における第1の課題
は、燃料の気化を主に行なう気化筒1の内部の壁面と底
面が近いために燃料が壁面で十分に気化できない場合温
度の低い底面に気化されない燃料が溜り易く、長時間使
用される間に燃料が熱分解されタール分となり良好な気
化を阻害する要因になっていたことである。また第2の
課題は、燃料の気化ガスと空気とを混合するための空間
が気化室4とバーナヘッド8内の空間で構成されている
ために、混合を良くするために容積を大きくすると気化
筒1全体が大きくなる。そのために気化筒1の温度を燃
料の気化に必要な温度にするために時間がかかる。一方
気化筒1の温度を速く上げるために気化室4の容積を小
さくすると燃料と空気との混合が悪くなり良好な燃料状
態を得ることができないことであった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、
第1の目的は燃料を気化させる有効な面積を拡大するこ
と等によりタール生成による燃焼の悪化を抑制すること
にある。また第2の目的は気化室の容積を大きくするこ
となく混合物の容積を大きくし、燃料気化ガスと空気と
の混合の均一化を図り良好な燃焼状態を得ることにあ
る。
課題を解決するための手段 上記の課題解決を図るために本発明の石油燃焼装置
は、燃料と空気を混合する有底箱状の混合室と、前記混
合室に接続して設けられた炎孔部と、前記炎孔部の燃焼
炎から放熱される熱を吸収する受熱部とこの受熱部で受
熱した熱によって前記燃料を気化させる気化室を形成し
た気化器と、前記気化器の下端部に設け気化室で気化さ
れない燃料を溜めて気化させる有底箱状の溜り部と、前
記気化室に燃料を噴出する燃料ノズルと、燃焼に必要な
空気を供給する燃焼ファンとを備え、前記有底箱状の溜
り部を前記有底箱状の混合室の内部に配設するととも
に、前記気化器に設けた有底箱状の溜り部の側部に、炎
孔部の方向に予混合気を噴出する予混合気出口を備えた
ものである。
作用 上記構成によって、長時間使用して気化室の壁面で気
化が完了しない場合においても燃料は溜り部に保持され
て気化を完了することができる。また溜り部を混合室内
に配置することによって、外部と熱的に遮断されるため
に気化器の上部から熱伝導によって供給される熱の放熱
が少なく溜り部の温度を高温に維持でき、溜り部の内部
に保持された燃料を十分に気化する。
また溜り部の側面に、炎孔部の方向にむかって開口し
て予混合気出口を設けることにより予混合気出口から噴
出する予混合気は低温の混合室の壁面に触れることが少
ないために予混合気の冷却による結露を防止することが
できる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において13は気化器で電気ヒータ14が埋設され
ており、温度調節装置(図示せず)によって気化器13の
温度がほぼ一定になるように通電、停止をしている。15
は気化器13の蓋でありまた、気化器13の下方には気化室
16、下端には溜り部18を構成しており、前記溜り部18は
混合室21内に配置されている。17は燃焼熱を受熱し気化
部に伝熱するための受熱フィンであり気化器13と一体で
構成され、炎孔部20の上方に臨んでいる。19は予混合気
出口で気化器13の下端部に炎孔部20のある方向に開口し
てある。そして炎孔部20で燃料の気化ガスと空気との混
合気は燃焼する。21は混合室であり、気化器13で気化し
た燃料ガスと空気との混合気を炎孔部20まで搬送する通
路である。22は燃料を気化室16内に噴出する燃料ノズ
ル、23は燃料を供給するための燃料ポンプ、24は燃料の
気化や燃焼に必要な空気を供給するための燃焼ファンで
ある 上記構成において、ヒータ14に通電し気化器13が所定
の温度(燃料が気化可能温度)まで上昇すると燃焼ファ
ン24および燃料ポンプ23が作動し、燃料は燃料ノズル22
を介して気化室16の内部に、また空気も気化室16の内部
に供給される。供給された燃料は気化器13の高温の壁面
に触れて気化し空気と混合して予混合気となり下部の予
混合気の出口19から混合室21内を経由して炎孔部20から
噴出、点火器(図示せず)によって点火され燃焼する。
燃焼が開始すると受熱フィン17が加熱され、連接した気
化器13の温度が上昇し、所定温度に達すると温度調節装
置(図示せず)によってヒータ14への通電が停止する。
これから後は気化器13が放熱等によって温度が低下する
と再び通電され通電、停止を繰り返しながら気化器13の
温度をほぼ一定に維持する。
気化室16において燃料は燃料ノズル22から加圧して吐
出されるために燃料ノズル22の先端の延長線上の気化器
13の壁面に衝突しほとんどがその部分で気化する。長期
間使用することにより同部にタール等が生成し壁面に断
熱性の被膜ができると同部では表面の温度が低下して気
化し難くなり、重力によって燃料は下方に移動し、断熱
性の被膜が形成されていない部分で気化する。したがっ
て気化器13の壁面は初期の燃料の衝突部から下方に長く
距離をとることがタール等の影響によって生ずる気化不
良を抑制する有効な手段であると言える。しかし気化面
を長くすることは気化器13を大きくすることになり熱容
量が大きくなるために初期に温度を上げるために時間が
長くなると言う不都合を生じる。
本発明の構成によれば、気化器13の下端部に有底状の
溜り部18を設けることにより、長時間使用して気化器13
の壁面で気化が完了しない場合においても燃料は溜り部
18内に保持され気化することが可能となる。したがって
気化器13の壁面を長くする必要がなく、熱容量を少なく
できるために初期の温度を上げるための時間を短くする
ことができる。また溜り部18は混合室21内に配置されて
いるために、輻射等で外部に放熱されることが少なく、
電気ヒータ14や受熱フィン17から供給される熱が有効に
伝熱され溜り部18の温度を高温に維持することができ
る。したがって溜り部18に保持された燃料は完全に気化
することができる。
次に燃料の気化ガスと空気の混合を均一にするために
は混合室21の容積を大きくすることが有効であることは
衆知のことであるが、混合ガスとの接触面積が広くなり
結露量が増加することが課題であった。本発明の構成に
よれば、予混合気が溜り部18の側面に開口した予混合気
の出口19から炎孔部20の方向に噴出する。そのために予
混合気が比較的温度の低い混合室21の壁面に触れること
が少なく予混合気の冷却による燃料の結露を抑制できる
ために容積の大きい混合室21内でも空気と燃料との混合
が可能となり、気化室16の容積を大きくすることなく良
質の燃焼状態を得ることができる。
発明の効果 以上のように本発明のごとく有底箱状の混合室と、前
記混合室に接続して設けられた炎孔部と、内部に気化
室、炎孔部側に受熱部、及び下端部に有底箱状の溜り部
とを設けた気化器を備え、前記気化器の溜り部を前記混
合室の内部に配置することと、気化器の溜り部の側面に
炎孔部の方向に向かって予混合気出口を設けた構成にす
ることによって、 (1) 溜り部でも燃料の気化が可能になったために、
気化器の熱容量を大きくすることなく、気化面積を拡大
することが可能となり、長時間使用した場合においても
タール分の生成が少なく良好な燃焼を維持することがで
きる。
(2) 予混合気が混合室の壁面に接触しにくい構成な
ので混合室での燃料の結露が抑制される。従って、混合
室の容積を大きくすることが可能となり、燃料の気化ガ
スと空気との混合の均一性が向上し、良好な燃焼状態を
得ることができる。
等の効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の石油燃焼装置の要部断面
図、第2図は従来の石油燃焼装置の断面図を示す。 13……気化器、16……気化室、17……受熱フィン、18…
…溜り部、20……炎孔部、21……混合室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/10 F23D 11/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料と空気を混合する有底箱状の混合室
    と、前記混合室に接続して設けられた炎孔部と、前記炎
    孔部の燃焼炎から放熱される熱を吸収する受熱部とこの
    受熱部で受熱した熱によって前記燃料を気化させる気化
    室を形成した気化器と、前記気化器の下端部に設け気化
    室で気化されない燃料を溜めて気化させる有底箱状の溜
    り部と、気化室に燃料を噴出する燃料ノズルと、燃焼に
    必要な空気を供給する燃焼ファンとを備え、前記有底箱
    状の溜り部を前記有底箱状の混合室の内部に配設すると
    ともに、前記気化器に設けた有底箱状の溜り部の側部
    に、炎孔部の方向に予混合気を噴出する予混合気出口を
    備えた石油燃焼装置。
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