JP2924149B2 - 石油燃焼装置 - Google Patents

石油燃焼装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、気化式の石油燃焼装置に関する。
従来の技術 従来、この種の石油燃焼装置は、第2図に示すように
気化筒21にはヒータ22が内蔵され、内部に気化筒蓋23お
よびバーナヘッドベース24により仕切られて気化室25お
よび混合室26が形成されるとともに、上端には受熱壁27
が設けられている。気化室25には気化空気口28が開口し
て気化空気管29が接続されるとともに、ポンプ30に接続
された送油ノズル31が開口している。混合室26の気化筒
21側壁にはバイパス空気口32が開口し、その外側にはバ
イパス空気管33が接続されたバイパス空気室34が設けら
れている。バーナヘッドベース24の上部にはバーナヘッ
ド35が設けられ、気化空気管29およびバイパス空気管33
には燃焼ファン36が接続されている。
上記構成において、ヒータ22に通電され気化筒21が所
定温度まで加熱されると、燃焼ファン36が作動し気化空
気管29を介して気化空気口28から気化空気が気化室25へ
流入するとともに、ポンプ30により送油ノズル31から燃
料が供給され気化される。このとき気化室25には少量の
気化空気のみが供給されるため、気化室25における気化
面の局部冷却が防止される。気化ガスとなった燃料は気
化空気と混合して濃予混合気となり、気化筒蓋23を介し
て混合室26に流入する。一方バイパス空気はバイパス空
気管33・バイパス空気室34・バイパス空気口32を介して
混合室26に流入し気化室25からの濃予混合気と混合して
燃焼に最適な混合気になり、バーナヘッドベース24を介
してバーナヘッド35から噴出し、点火器(図示せず)に
より点火されて燃焼する。また燃焼が開始されると受熱
壁27は燃焼熱を受熱し、ヒータ22への通電量を減少させ
燃焼中の電気代を低減させていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の石油燃焼装置では、燃焼熱の受熱を
行う受熱壁27と燃料の気化を行う気化室25が、間に混合
室26があるために距離が離れているとともに、バイパス
空気による冷却のために受熱壁27と気化筒21側壁との温
度差が大きくなるという問題があった。そのため気筒筒
21側壁を燃料の気化に最適な温度に保とうとすると受熱
壁27の温度が耐熱温度を越えてしまうという問題があっ
た。また気化筒21は気化室25・混合室26・受熱壁27を構
成するために大きくなり、ヒータ22による加熱時間すな
わち予熱待ち時間が長くなるという問題を有していた。
さらにバイパス空気がバイパス空気口32を通る際に加熱
され高温空気として混合室26に流入するため、バーナヘ
ッド35から噴出する混合気も高温になり、バーナヘッド
35における燃焼火炎が逆火しやすいという問題を有して
いた。
本発明は上記問題を解消するもので、気化面の局部冷
却を防止しつつ燃焼火炎による受熱時の受熱壁と気化部
との温度差を縮小し、ヒータ加熱を行う予熱待ち時間を
短縮するとともにバーナヘッドからの燃焼火炎の逆火を
も防止することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、気化面を備えた
気化室が内部に形成され前記気化面に近接して受熱フィ
ンが配置された気化器と、気化器下方の混合気口に接続
され内部に混合室が形成された混合容器と、混合容器に
接続されるとともに前記受熱フィンの下方に配置された
バーナヘッドと、燃焼空気を供給する燃焼ファンと、燃
焼空気を気化室に導く給気管および混合室に導くバイパ
ス空気管を形成するものである。
作用 本発明は上記した構成によって、受熱フィンによって
回収された燃焼熱は速やかに気化面に伝えられるため受
熱フィンと気化面との温度差が極めて縮小されるととも
に気化器の形状が小さくなりヒータ加熱を行う予熱待ち
時間が短縮される。また、気化室には燃焼空気の一部で
ある気化空気のみが供給されるため気化面の局部冷却が
防止されるとともに、バイパス空気が気化室を通過しな
いで混合室に直接供給されるため、混合気は冷却されバ
ーナヘッドからの燃焼火炎の逆火を防止できる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図において、1は気化器でヒータ2が埋設されて
おり、気化器蓋3とによりその内部に気化面4を備えた
気化室5が区画されている。気化器1の下部には混合気
口6が開口し、気化器1の側面で気化面4の裏面には受
熱フィン7が設けられている。気化器蓋3には気化空気
口8及び給油ノズル9が開口しており、気化空気口8は
吸気管10を介して燃焼ファン11に接続され、給油ノズル
9は給油管12を介して給油ポンプ13に接続されている。
混合気口6には内部に混合室14を形成した混合容器15が
接続され、受熱フィン7の下方に配置されたバーナヘッ
ド16に混合気を導いている。また、給気管10と混合室14
とはバイパス空気管17により接続されている。
上記構成において、ヒータ2が通電され気化器1が所
定温度まで上昇すると、燃焼ファン11および給油ポンプ
13が作動し、燃焼空気の一部と燃料が吸気管10・給気口
8および給油管12・給油ノズル9を介して気化室5に供
給する。供給された燃料は気化面4にて気化され燃焼空
気の一部と混合して濃予混合気になり、混合気口6を介
して混合室14に流入する。混合室14に流入した濃予混合
気は、バイパス空気管17より供給されるバイパス空気と
混合して燃焼に最適な濃度の混合気になり、バーナヘッ
ド16より噴出し、点化器(図示せず)により点火され燃
焼する。燃焼が開始されると気化器1の受熱フィン7に
より燃焼熱が回収され、ヒータ2への通電量を低減しつ
つ気化器1が所定温度に保たれることになる。
このとき気化室5には燃焼空気の一部が供給されるた
めに、気化面4における局部冷却が防止され気化面4の
表面温度が高温に保たれることになり、タールの生成が
防止される。また燃焼熱を回収する受熱フィン7は気化
面4のすぐ裏側に配置されているために受熱フィン7と
気化面4との温度差は小さくなり、局部的な高温部を生
ずることがないばかりか、回収した燃焼熱を気化面4に
伝熱するための特別な伝熱部を必要としないために気化
器1の大きさが小さくなり、ヒータ2による気化器1の
加熱時間すなわち予熱待ち時間が短縮されることにな
る。
また混合室14に供給され気化器1からの濃予混合気と
混合するバイパス空気は、給気管10から直接供給される
ため、気化器1により加熱されることなく冷たいまま供
給される。そのため混合室14にて混合・生成された予混
合気は比較的低温になり、バーナヘッド16における燃焼
時に逆火を防止できる。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明の石油
燃焼装置によれば次の効果が得られる。
(1) 燃焼空気を分割して一方を気化室に供給し、他
方を気化器を介することなく直接に混合室内に供給する
ように構成したために、気化面の局部冷却が防止されタ
ールの生成を防止できるとともに、加熱されずに混合室
に直接供給されるバイパス空気により、混合器は冷却さ
れバーナヘッドからの燃焼火炎の逆火を防止できる。
(2) 気化面に近接して受熱フィンを設け、受熱フィ
ンの下方にバーナヘッドを配置したために、受熱フィン
によって回収された燃焼熱は速やかに気化面へ伝えられ
るため受熱フィンと気化面との温度差が極めて縮小さ
れ、受熱フィンが局部的に高温になり気化器材料の耐熱
温度を越えることが防止されるとともに気化器の形状が
小さくなりヒータ加熱を行う予熱待ち時間が短縮され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における石油燃焼装置の要部
断面図、第2図は従来の石油燃焼装置の要部断面図であ
る。 1……気化器、4……気化面、5……気化室、6……混
合気口、7……受熱フィン、8……気化空気口、14……
混合室、15……混合容器、16……バーナヘッド、17……
バイパス空気管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−59841(JP,A) 実開 昭62−131217(JP,U) 実開 昭55−84419(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/10 F23D 11/40 F23D 11/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化面を備えた気化室が内部に形成され、
    前記気化面に近接して受熱フィンが配置された気化器
    と、気化器下方の混合気口に接続され内部に混合室が形
    成された混合容器と、混合容器に接続されるとともに前
    記受熱フィンの下方に配置されたバーナヘッドと、燃焼
    空気を供給する燃焼ファンと、燃焼空気を分割し一方を
    気化室に導く吸気管と他方を気化室を介することなく混
    合室に導くバイパス空気管を形成した石油燃焼装置。
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