JPH0737042Y2 - 電気温風機付石油燃焼器 - Google Patents

電気温風機付石油燃焼器

Info

Publication number
JPH0737042Y2
JPH0737042Y2 JP5047789U JP5047789U JPH0737042Y2 JP H0737042 Y2 JPH0737042 Y2 JP H0737042Y2 JP 5047789 U JP5047789 U JP 5047789U JP 5047789 U JP5047789 U JP 5047789U JP H0737042 Y2 JPH0737042 Y2 JP H0737042Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
passage
partition plate
heater
ptc heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5047789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03544U (ja
Inventor
謙之 中村
Original Assignee
株式会社トヨトミ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トヨトミ filed Critical 株式会社トヨトミ
Priority to JP5047789U priority Critical patent/JPH0737042Y2/ja
Publication of JPH03544U publication Critical patent/JPH03544U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737042Y2 publication Critical patent/JPH0737042Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は石油燃焼器と電気温風機とが兼用できる暖房
器に関する。
〔従来の技術〕
石油燃焼器の発熱量は使用する室内の広さによってほぼ
定まり、1部屋用で2300Kcal/h程度は必要である。そし
て石油燃焼器の弱燃焼器は安定燃焼を期待すると最大発
熱量の半分位であり、1部屋用で1000Kcal/h程度とな
る。この発熱量は秋から冬にかけての少し暖房がほしい
時の熱量としては大き過ぎ、取扱者はこの様な時期の為
に、またプライベート使用時の為に電気ストーブを用い
ることが多かった。
この様な状態を考慮して石油燃焼器の枠体の一部に電気
ストーブを組込み、単独使用する実施品が知られてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種の電気ストーブを組込んだ石油燃焼器は操作パネ
ルこそ同一となっているが、装置そのものは電気ストー
ブと石油燃焼器が別々に構成され、同じ枠体内に組込ん
である。この為装置としての兼用部分がないから、枠体
が大きくなり、優れたデザインにまとめにくく、価格も
電気ストーブと石油燃焼器を両方購入した時と変らない
価格になっていた。
〔問題点を解決する為の手段〕
この考案は石油燃焼器の構成部品を使って電気ストーブ
を構成することによって、石油燃焼器の中に電気ストー
ブを組込み、コストアップの少い電気温風機付石油燃焼
器を提案するものである。
即ち1は液体燃料をガス化する気化部、2は気化部1を
予熱するヒータ、3は気化した燃料ガスと空気との混合
ガスが燃焼するバーナ部であり、実施例の石油燃焼器は
側壁に多数の小孔をあけたポットを用いるものであり、
ポット底面が気化部1となり、ポット上部がバーナ部3
を構成する。13はポット上部での燃焼を安定する為にポ
ット内に取付けた制御板である。4はバーナ部3に連続
して形成した燃焼室である。
5は石油燃焼器の枠体、14は枠体5背面に設けた空気流
入口、15は枠体5前面に設けた吹出口であり、空気流入
口14には対流ファン6が取付けられ、吹出口15にはルー
バ16が取付けられ、枠体5内に空気流入口14から吹出口
15に至る対流ファン6による空気流路7が形成され、前
記燃焼室4の開口は該空気流路7に位置している。8は
空気流路7を二分する仕切板であり、該仕切板8の下部
の空気流路は室内空気と燃焼室4から排出される燃焼ガ
スとの混合ガス流路9を構成し、かつ仕切板8の上部の
空気流路は室内空気の素通り流路10を構成しており、仕
切板8は燃焼熱が直接枠体5の上部空間に伝わらない様
に遮熱板の働きをなし、また石油燃焼器使用時吹出口15
から吹出す高温度の空気流の上部に低温度の空気流を形
成し、暖房する室内に快適な温風が届く様にしている。
11は素通り流路10内に取付けたPTCヒータ、12は仕切板
8の端部付近に回動支点を設けた風向板、17は風向板12
を操作するソレノイドであり、PTCヒータ通電時風向板1
2は混合ガス流路9側に移動して、対流ファン6の風が
素通り流路10に多量に流れるようにしている。尚実施例
の風向板12は支点を中心に回動する構造を示したが、混
合ガス流路9に向ってスライドする風向板12であっても
同様な作用効果が得られる。
〔作用の説明〕
叙上の構成であるこの種の石油燃焼器は予熱ヒータ2に
通電して気化部1を加熱し、予熱完了後図示せざる燃料
供給装置によって燃料を気化部に送り、発生した燃料ガ
スは空気と混合してバーナ部3で燃焼を行い、バーナ部
3で発生した燃焼炎と燃焼ガスは燃焼室4へ送られる。
而して対流ファン6に通電すると空気流入口14から枠体
5内に入った室内空気は燃焼室4から流出する燃焼ガス
と混合し、加熱した燃焼室と熱交換して高温となり、枠
体5前部の吹出口から吹出すものである。この時枠体5
内の空気流路7に仕切板8を取付けることによって、仕
切板8上部に室内空気の素通り流路10が形成でき、かつ
この流路10を通って吹出口15から吹出す空気は前記吹出
口15から吹出す高温度の空気流の上方に位置するように
なり、高温度の為に上方へ向いやすい空気流の流れをお
さえ、温風が遠くまで届かせて室内温度の均一化を得る
働きがある。
一方PTCヒータに通電して発熱させた時、PTCヒータは高
温度になると通電量を自然に減少させ、発熱量を少くす
る働きがあり、PTCヒータを通過する風量が多ければPTC
ヒータの温度上昇がおさえられ、代りに発熱量が大とな
る性質を持っている。
この考案はPTCヒータ11を素通り流路10に取付け、かつ
仕切板8の端に混合ガス流路9へ向う空気流を素通り流
路10へ導びく風向板12を取付けたもので、PTCヒータ11
通電時風向板12を混合ガス流路9へ移動し、対流ファン
6に通電すると、素通り流路10へ向う空気流が増加し、
多量の空気流はPTCヒータ11で加熱されて温風となり、
前面吹出口15から吹出すものである。
PTCヒータ11の能力として多量の空気流を通過させた時1
000w/h位の通電量が得られるものを設置すれば発熱量と
して800Kcal/hの能力があり、対流ファン6による送風
量を減少すれば発熱量は更に絞ることができるものであ
る。
一方石油燃焼器のバーナが燃焼中は風向板12が混合ガス
流路9の空気流を減ずると良好な放熱ができなくなるの
で、PTCヒータ11に通電する時は石油燃焼器不使用時と
石油燃焼器の予熱ヒータ2通電時とに設定しており、電
気ヒータの単独使用だけでなく、石油燃焼器使用時も予
熱が完了するまでの間は電気ヒータの使用を可能として
いる。
また石油燃焼器使用中は風向板12が移動して混合ガス流
路9の空気流は正常になり、かつ素通り流路10にPTCヒ
ータ11が取付けてあっても、PTCヒータ11は通電時と同
様充分な空気を通過することができるものである。
〔効果の説明〕
以上の様にこの考案では石油燃焼器の空気流路7に於る
素通り空気流路10に着目して、この部分にPTCヒータ11
を取付け、かつPTCヒータ11通電時混合ガス流路9に向
う空気流を減少し、素通り流路10に向う空気流を増加さ
せる風向板12を取付けたもので、石油燃焼器の枠体は電
気ストーブが内装されていても全く同じ枠体が使用でき
るようになり、従来の電気ストーブを取付けた石油燃焼
器の様に枠体形状が一回り大きくなってしまう問題点は
防ぐことができ、デザインも電気ヒータを意識させない
石油燃焼器としてのデザインがそのまま使え、すっきり
まとめることができたものである。
また枠体5内で可動する部分はソレノイド17駆動の風向
板12だけであり、PTCヒータ11と同様従来の石油燃焼器
の構成を変えることなく簡単に組込むことができ、わず
かなコストアップで対応することができたもので、従来
の電気ストーブ付石油燃焼器と比べて、石油燃焼器並の
価格で購入できるようになったものである。
また石油燃焼器の通常の温風吹出口15から電気ストーブ
による温風を吹出すから、取扱者は全く抵抗なく取扱い
ができるようになり、石油燃焼器をスタートさせた直後
の予熱中でも吹出口からPTCヒータ11による温風を吹出
すことができ、秋から冬にかけての時期だけでなく、冬
期石油燃焼器使用時にも簡単に使用できるようになり、
使い勝手が非常によくなったものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案品の断面図である。 1……気化部、2……予熱ヒータ、3……バーナ部、4
……燃焼室、5……枠体、6……対流ファン、7……空
気流路、8……仕切板、9……混合ガス流路、10……素
通り流路、11……PTCヒータ、12……風向板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料をガス化する気化部1を予熱する
    ヒータ2と、気化部1で気化した燃料ガスと空気との混
    合ガスが燃焼するバーナ部3と、該バーナ部3の燃焼炎
    や燃焼ガスが流入する燃焼室4と、室内空気を燃焼室4
    から出る燃焼ガスと混合して枠体5前方に吹出す対流フ
    ァン6とを備え、該対流ファン6による枠体5内の空気
    流路7に仕切板8を設け、該仕切板8の下部は室内空気
    と燃焼ガスの混合ガス流路9とし、かつ仕切板8の上部
    は室内空気の素通り流路10とすると共に、素通り流路10
    内にPTCヒータ11を設置し、かつ仕切板8の端部に風向
    板12を位置せしめ、PTCヒータ11通電時仕切板8に続く
    風向板12を混合ガス流路9側に移動させ、対流ファン6
    に通電することを特徴とする電気温風機付石油燃焼器。
  2. 【請求項2】PTCヒータ11は石油燃焼器不使用時もしく
    は予熱ヒータ2通電時に導通できる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の電気温風機付石油燃焼器。
JP5047789U 1989-04-29 1989-04-29 電気温風機付石油燃焼器 Expired - Lifetime JPH0737042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5047789U JPH0737042Y2 (ja) 1989-04-29 1989-04-29 電気温風機付石油燃焼器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5047789U JPH0737042Y2 (ja) 1989-04-29 1989-04-29 電気温風機付石油燃焼器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03544U JPH03544U (ja) 1991-01-07
JPH0737042Y2 true JPH0737042Y2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=31569056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5047789U Expired - Lifetime JPH0737042Y2 (ja) 1989-04-29 1989-04-29 電気温風機付石油燃焼器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737042Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5648393B2 (ja) * 2010-09-24 2015-01-07 株式会社トヨトミ ハイブリッド式暖房装置
JP6640655B2 (ja) * 2016-06-10 2020-02-05 株式会社コロナ 暖房機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03544U (ja) 1991-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5092313A (en) Gas log fireplace with high heat output
US20160334109A1 (en) Energy harvesting burner for cooktop
JP3973551B2 (ja) ハイブリッド式温風暖房器
JPH0737042Y2 (ja) 電気温風機付石油燃焼器
CN220648400U (zh) 一种新能源液体燃料暖风柜
JPS6314180Y2 (ja)
JPS599136Y2 (ja) 液体燃料燃焼装置
JPS6246977Y2 (ja)
US12267A (en) Gas-heater
JPS6112527Y2 (ja)
US3247838A (en) Fuel burner
JPS6238192Y2 (ja)
JPS6222734Y2 (ja)
JPH0120511Y2 (ja)
JPS6246976Y2 (ja)
JPH0447562Y2 (ja)
JP3320460B2 (ja) 燃焼装置
JP2811993B2 (ja) 石油燃焼装置
JPS6326677Y2 (ja)
JPS6144116Y2 (ja)
US407933A (en) Gas-stove
JPS622669B2 (ja)
JP3320459B2 (ja) 燃焼装置
JPS5919850Y2 (ja) ガス燃焼器具
JPH0619930Y2 (ja) 低NOxバーナ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term