JP5394824B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンルーム内に取り付けられる電気接続箱に関するものである。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。これら多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車には、電源と前記電子機器との間の適宜箇所に、コネクタ、リレー、ヒューズ等の電気部品が集約されて構成された電気接続箱が配置されている。
なお、電気接続箱は、ジャンクションブロック、ヒューズブロック、リレーボックス、とも呼ばれる。本明細書では、前述したジャンクションブロック、ヒューズブロック、リレーボックスを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
図6は、従来の電気接続箱を分解して示す分解斜視図である。前述した電気接続箱101(例えば、特許文献1参照)は、箱状に形成されてその内側に各種電気部品(図示しない)が収容される箱本体102と、一端がこれら複数の電気部品に接続されかつ他端側が後述する筒状の通し部106の内側に通されて箱本体102の外に引き出されるハーネス107と、を備えている。
箱本体102は、本体部103と、該本体部103に着脱自在に取り付けられるロアカバー105と、前記箱本体102を構成する外壁に設けられているとともに、その内側に前記ハーネス107が通されて、該ハーネス107を箱本体102から外に引き出す通し部106と、を備えている。
通し部106は、箱本体102を構成する外壁から突出して設けられかつ、その内側にハーネス107を通す円筒状に形成されている。通し部106は、半筒状に形成されて本体部103から突出して設けられた第1部材162と、半筒状に形成されてロアカバー105から突出して設けられた第2部材166と、前記第1部材162に設けられかつ、前記第2部材166のロック受け部133に係止するロック部152と、ロック受け部133と、を備えている。通し部106は、第1部材162と、第2部材166とで分割組み立て可能に構成されている。
ハーネス107は、箱本体102に収容される各種電気部品と、前記自動車に搭載された各種電子機器と、を互いに接続する複数本の電線が束ねられたものである。
上述した電気接続箱101は、ハーネス107を通し部106の第1部材162と、第2部材166との間に挟むようにして取り付けて、ロック受け部133がロック部152を係止する。こうして、通し部106が組み立てられるとともに、本体部103にロアカバー105が組み付けられる。こうして、電気接続箱101が組み立てられている。
実開平4−93423号公報
しかしながら、特許文献1に示された電気接続箱101の通し部106には、ロック部152とロック受け部133と、が設けられており、通し部106の周方向の寸法が固定されている。このため、通し部106に該通し部106より太さの細いハーネス107を通した際には、通し部106と該通し部106内を通されるハーネス107との間に隙間が生じるため、該隙間から箱本体102の内部に水が浸入し易いという問題があった。
従って、本発明は、ハーネスの通し部から電気接続箱の内部に水が浸入することを防止することができる電気接続箱を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明の電機接続箱は、箱本体と、該箱本体を構成する外壁から突出して設けられた筒状の通し部と、該通し部の内側に通されて、前記箱本体の外に引き出されるハーネスが前記通し部の内側に通された状態で、前記通し部及び前記ハーネスの外周に巻きつけられて、前記箱本体と前記ハーネスとを固定する固定部材と、を備えた電気接続箱において、前記通し部が、複数の部材に分割されて構成されており、前記複数の部材が、前記通し部の周方向に互いに間隔をあけて設けられた撓み部を備え、該撓み部が、弾性変形自在に設けられ、前記部材が、前記箱本体の前記外壁に連なる基端部と、該基端部に連なる前記撓み部とを備え、前記基端部の厚みが、前記撓み部の厚みよりも厚く形成され、前記固定部材が、前記通し部及び前記ハーネスの外周に巻きつけられることにより、前記撓み部が、前記ハーネスの外周面に近付けられるように弾性変形して、前記ハーネスの外周面に密接されることを特徴としている。
請求項2に記載の電気接続箱は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記複数の部材は、前記通し部の正面視が円形になるように配置されていることを特徴としている。
請求項に記載の電気接続箱は、請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、前記撓み部に設けられかつ、前記通し部の外方向に向かって凸に設けられた見返し部を備えていることを特徴としている。
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、通し部が、複数の部材としての第1部材と第2部材とに分割されている。そして、第1部材及び第2部材の撓み部が、前記通し部の周方向に互いに間隔をあけて設けられているとともに、これら撓み部が、互いに近付く方向に弾性変形自在に設けられている。こうして、通し部の内側にハーネスが通された状態で、撓み部とハーネスとの外周に粘着テープが巻かれる際には、撓み部(の内周面)が、ハーネス(の外周面)に近付く方向に弾性変形することにより、撓み部の内周面がハーネスの外周面に当接させるように圧接されて粘着テープによって巻きつけられる。また、これら撓み部は、通し部の周方向に互いに間隔をあけて設けられているため、撓み部の周方向の縁同士が互いに重ねられずにハーネスの外周面に当接して、撓み部の内周面がハーネスの外周面に密接する。こうして、水滴や塵等が箱本体の内部への浸入することを防止することができる。
また、このような通し部を備えた電気接続箱は、太さの異なるハーネスにも幅広く対応
することができる。また、箱本体の外壁に連なる基端部の厚みが、該基端部に連なる撓み部の厚みよりも厚く形成されている。こうして、ハーネスの配策方向を規制することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、第1部材及び第2部材の撓み部は、通し部の正面視が円形になるように配置されている。こうして通し部の内側にハーネスが通されて粘着テープが巻かれる際には、撓み部の内周面がハーネスの外周面に隙間が設けられることなく密接する。こうして、水滴や塵等が箱本体の内部への浸入することを更に防止することができる。
請求項に記載の本発明によれば、撓み部には、通し部の外方向に向かって凸に設けられた見返し部が設けられている。この見返し部によって、撓み部の外周に巻きつけられた粘着テープがずれることなくハーネスが通し部(即ち箱本体)に組み付けられる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の側面図である。 図1に示された電気接続箱の組立作業を説明するための説明図であり、通し部に固定部材としての粘着テープが巻きつけられていない状態を示す側面図である。 図1に示された電気接続箱の組立作業を説明するための説明図であり、通し部にハーネスが通されていない状態で、本体部にロアカバーが取り付けられている様子を示す断面図である。 図1に示された電気接続箱の斜視図である。 図4に示された電気接続箱の組立作業を説明するための説明図であり、通し部に固定部材としての粘着テープが巻きつけられていない状態を示す斜視図である。 従来の電気接続箱を分解して示す分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる電機接続箱を、図1乃至図5に基づいて説明する。本発明の電気接続箱1は、自動車のエンジンルームなどに取り付けられて、前記自動車に搭載された多種多様な電子部品に電力を供給するものである。また、本明細書では、ジャンクションブロック、ヒューズブロック、リレーボックスを、総称して以下電気接続箱1と呼ぶ。
前述した電気接続箱1は、箱状に形成されてその内側に各種電気部品(図示しない)が収容される箱本体2と、一端がこれら各種電気部品に接続されかつ箱本体2の後述する筒状の通し部6の内側に通されて箱本体2の外に引き出されるハーネス7が、前記通し部6の内側に通された状態で、前記通し部6及び前記ハーネス7の外周に巻きつけられて、前記箱本体2と前記ハーネス7とを固定する固定部材8と、を備えている。
箱本体2は、筒状に形成された本体部3と、該本体部3の図1中上側に位置する上面に着脱自在に取り付けられるアッパーカバー4と、該本体部3の図1中下側に位置するとともに、前記上面から離れる方向の下面に着脱自在に取り付けられるロアカバー5と、本体部3にロアカバー5が取り付けられることによって形成される通し部6と、を備えている。
本体部3は、その内側に前記電気部品が装着される。本体部3は、絶縁性の合成樹脂からなりかつ、周知の射出成形により成形される。本体部3は、複数の外壁31と、アッパーカバー4の後述するロックアーム42に係止するロック突起32と、ロアカバー5の後述するロック部52に係止するロック受け部33と、を備えている。本体部3は、複数の外壁31によって四角筒状に形成されている。
アッパーカバー4は、絶縁性の合成樹脂からなりかつ、周知の射出成形により成形される。アッパーカバー4は、複数の外壁41と、ロックアーム42と、を備えている。アッパーカバー4は、複数の外壁41によって有底筒状に形成されている。
ロアカバー5は、絶縁性の合成樹脂からなりかつ、周知の射出成形により成形される。アッパーカバー4は、複数の外壁51と、複数のロック部52と、を備えている。ロアカバー5は、複数の外壁51によって有底筒状に形成されている。
通し部6は、箱本体2を構成する外壁31、41から突出して設けられ、かつ、その内側にハーネス7を通す。そして、通し部6は、一端が各種電気部品に接続されたハーネス7の他端側が通されて、箱本体2の外に前記ハーネス7の他端側を引き出す。通し部6は、箱本体2の内部と外部とに亘って連通している。通し部6は、本体部3の前記下面の縁から樋状に立設した第1部材6Aと、前記下面の縁と重なるロアカバー5の縁から樋状に立設した第2部材6Bと、を備えている。また、これら第1部材6Aと第2部材6Bとは、通し部6の正面視(図1に示す矢印X1から見た図)が円形となるように配置されている。そして、本体部3にロアカバー5が取り付けられることによって、これら第1部材6Aと第2部材6Bとは互いの周方向の縁同士が近付けられて通し部6を構成する。こうして、通し部6は、第1部材6Aと第2部材6Bとによって分割組み立て可能に構成されている。なお、特許請求項の範囲に示された「複数の部材」とは、第1部材6A及び第2部材6Bとをなしている。
第1部材6Aは、樋状に形成されている。第1部材6Aは、外壁31に連なる基端部64と、該基端部64に連なる撓み部62と、見返し部63と、第1部材6Aと第2部材6Bとを結束する結束バンド9が通される結束バンド取付部65と、を備えている。第1部材6Aは、基端部64と、該基端部64に連なる撓み部62とによって構成されている。
基端部64は、その先端部に結束バンド取付部65を設けている。第1部材6Aに第2部材6Bが組み付けられると、第1部材6Aの基端部64の周方向の縁と、後述する第2部材6Bの基端部66の周方向の縁同士は、隙間があけられることなく重ねられる。
撓み部62は、その先端部に見返し部63を設けている。撓み部62の厚みは、箱本体2を構成する外壁31、41、51の厚みよりも薄く形成されている。勿論、撓み部62の厚みは、前述した基端部64の厚みよりも薄く形成されている。こうして、撓み部62は、箱本体2を構成する外壁31、41、51及び基端部64よりも撓み易く形成されている。こうして第1部材6A及び後述する第2部材6Bの撓み部62は、互いに近付く方向に弾性変形可能に形成されている。
また、撓み部62は、その周方向の寸法が、後述する基端部64の周方向の寸法よりも短く設けられている。こうして、第1部材6Aに第2部材6Bが組み付けられると、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62が、通し部6の周方向に互いに間隔をあけて設けられている。このように、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62との間に間隔が設けられていることで、通し部6の内側にハーネス7が通されて粘着テープ8が巻かれる際には、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62の周方向の縁同士が互いに近付けられてハーネス7の外周面に当接するため、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62の内周面がハーネス7の外周面に密接する。
見返し部63は、通し部6の外方向に向って凸に設けられている。即ち見返し部63は、通し部6の正面視が半円状に形成されている。
結束バンド取付部65は、2つ設けられている。2つの結束バンド取付部65は互いに間隔をあけて、基端部64の周方向に沿って並べられている。結束バンド取付部65は、一対の立設片95と、これら一対の立設片95とを連結する連結片96と、を一体に備えている。一対の立設片95は、基端部64の外周面から外方向に立設している。一対の立設片95は、基端部64の長手方向(即ち矢印X1)に沿って互いに間隔をあけて設けられている。一対の立設片95の間隔は、通し部6にハーネス7を結束する結束バンド9を通すことが可能に形成されている。連結片96は、一対の立設片95の基端部64から離れた端を互いに連結している。
こうして、結束バンド取付部65は、一対の立設片95と連結片96とを備えて略コ字状に形成されている。結束バンド取付部65は、その内側(即ち一対の立設片95間でかつ基端部64の外周面と連結片96との間)に、前述した結束バンド9を通すことができる。
第2部材6Bは、樋状に形成されている。第2部材6Bは、外壁51に連なる基端部66と、該基端部66に連なる撓み部62と、見返し部63と、を備えている。第2部材6Bは、基端部66と、該基端部66に連なる撓み部62とによって構成されている。
ハーネス7は、周知の被覆電線である。該ハーネス7は、一端が各種電気部品に接続されかつ、前述した通し部6から箱本体2の外に引きだされた他端側が一束に結わえられてワイヤハーネス(図示しない)を構成する。
固定部材としての粘着テープ8は、通し部6の内側にハーネス7が通された状態で、撓み部62の外周及び、ハーネス7の外周に巻きつけられる。この際、粘着テープ8は通し部6の長手方向(即ち矢印X1)の隣り合う粘着テープ8と粘着テープ8との間に隙間があかないように巻きつけられるとともに、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62が弾性変形することによって、撓み部62の内周面がハーネス7の外周面に近付けられる。こうして、粘着テープ8は、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62(の内周面)が、ハーネス7(の外周面)に当接させるように圧接されて巻きつけられる。
上述した電気接続箱1の組立手順について説明する。まず、本体部3にハーネス7の一端及び前記電気部品を取り付ける。そして、ハーネス7がロアカバー5の第2部材6Bの内側に載置された状態で、第2部材6Bの周方向の縁と、第1部材6Aの周方向の縁同士を互いに近づける。そして、ロアカバー5の外壁51に設けられたロック部52に本体部3の外壁31に設けられたロック受け部33が係止することにより、通し部6が組み付けられるとともに本体部3にロアカバー5が組み付けられる。次に、本体部3の上面を覆うようにアッパーカバー4を近づけて、アッパーカバー4のロックアーム42が本体部3のロック突起32に嵌まることで、本体部3にアッパーカバー4が組み付けられる。
次に、結束バンド取付部65の前記内側に結束バンド9の先端部を通して、結束バンド9を、基端部64、66の外周に巻きつけて結束する。こうして、ハーネス7が配策される方向を規制するとともに、ハーネス7が箱本体2に組み付けられる。そして、粘着テープ8を、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62の外周及び、ハーネス7の外周に巻きつける。この際、粘着テープ8は、通し部6の長手方向の隣り合う粘着テープ8と粘着テープ8との間に隙間があかないように巻きつけるとともに、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62が、弾性変形することによって、撓み部62の内周面がハーネス7の外周面に近付けられる。こうして、粘着テープ8は、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62(の内周面)が、ハーネス7(の外周面)に当接させるように圧接されて巻きつけられる。こうして電気接続箱1が完成する。
上述した電気接続箱1によれば、通し部6が、複数の部材としての第1部材6Aと第2部材6Bとに分割されている。そして、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62が、前記通し部6の周方向に互いに間隔をあけて設けられているとともに、これら撓み部62が、互いに近付く方向に弾性変形自在に設けられている。こうして、通し部6の内側にハーネス7が通された状態で、撓み部62とハーネス7との外周に粘着テープ8が巻かれる際には、撓み部62(の内周面)が、ハーネス7(の外周面)に近付く方向に弾性変形することにより、撓み部62の内周面がハーネス7の外周面に当接させるように圧接されて粘着テープ8によって巻きつけられる。また、これら撓み部62は、通し部6の周方向に互いに間隔をあけて設けられているため、撓み部62の周方向の縁同士が互いに重ねられずにハーネス7の外周面に当接して、撓み部62の内周面がハーネス7の外周面に密接する。こうして、水滴や塵等が箱本体2の内部への浸入することを防止することができる。
また、このような通し部6を備えた電気接続箱1は、太さの異なるハーネス7にも幅広く対応することができる。
また、第1部材6A及び第2部材6Bの撓み部62は、通し部6の正面視が円形になるように配置されている。こうして通し部6の内側にハーネス7が通されて粘着テープ8が巻かれる際には、撓み部62の内周面がハーネス7の外周面に隙間が設けられることなく密接する。こうして、水滴や塵等が箱本体2の内部へ浸入することを更に防止することができる。
また、箱本体2の本体部3の外壁31に連なる基端部64の厚みが、該基端部64に連なる撓み部62の厚みよりも厚く形成されている。こうして、ハーネス7の配策方向を規制することができる。
また、撓み部62には、通し部6の外方向に向かって凸に設けられた見返し部63が設けられている。この見返し部63によって、撓み部62の外周に巻きつけられた粘着テープ8がずれることなくハーネス7が通し部6(即ち箱本体2)に組み付けられる。
なお、上述した本発明の電気接続箱1によれば、通し部6は、第1部材6A及び第2部材6Bとの2部材によって構成されているが、本発明はこれに限ったものではない。通し部6は、通し部6の長手方向に沿って分割された3部材によって構成されていてもよい。通し部6は、通し部6の長手方向に沿って分割された4部材によって構成されていてもよい。即ち通し部6は、通し部6の長手方向に沿って分割された複数の部材によって構成されていてもよい。
また、上述した本発明の電気接続箱1によれば、第1部材6Aは、基端部64と、該基端部64に連なる撓み部62とで構成されている。しかしながら、本発明はこれに限ったものではない。第1部材6Aは、撓み部62のみで構成されていてもよい。
また、上述した本発明の電気接続箱1によれば、第1部材6A及び第2部材6Bそれぞれに撓み部62が設けられている。しかしながら本発明はこれに限ったものではない。撓み部62は、第1部材6Aまたは第2部材6Bのどちらか一方に設けられていればよい。こうして、撓み部62が設けられていない第1部材6Aまたは第2部材6Bは、撓まないことでハーネス7の配策方向を規制することができる。
また、上述した本発明の電気接続箱1によれば、第1部材6Aの基端部64の厚みは、第2部材6Bの基端部66の厚みよりも厚く形成されている。しかしながら、本発明はこれに限ったものではない。第2部材6Bの基端部66の厚みが、第1部材6Aの基端部64の厚みと同様の厚みに形成されていてもよい。即ち基端部66の厚みが、撓み部62の厚みよりも厚く形成されていてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電気接続箱
2 箱本体
31、41、51 外壁
6 通し部
62 撓み部
63 見返し部
64 基端部
6A 第1部材(部材)
6B 第2部材(部材)
7 ハーネス
8 粘着テープ(固定部材)

Claims (3)

  1. 箱本体と、
    該箱本体を構成する外壁から突出して設けられた筒状の通し部と、
    該通し部の内側に通されて、前記箱本体の外に引き出されるハーネスが前記通し部の内側に通された状態で、前記通し部及び前記ハーネスの外周に巻きつけられて、前記箱本体と前記ハーネスとを固定する固定部材と、
    を備えた電気接続箱において、
    前記通し部が、複数の部材に分割されて構成されており、
    前記複数の部材が、前記通し部の周方向に互いに間隔をあけて設けられた撓み部を備え、該撓み部が、弾性変形自在に設けられ、
    前記部材が、前記箱本体の前記外壁に連なる基端部と、該基端部に連なる前記撓み部とを備え、
    前記基端部の厚みが、前記撓み部の厚みよりも厚く形成され、
    前記固定部材が、前記通し部及び前記ハーネスの外周に巻きつけられることにより、前記撓み部が、前記ハーネスの外周面に近付けられるように弾性変形して、前記ハーネスの外周面に密接されることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記複数の部材は、前記通し部の正面視が円形になるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記撓み部に設けられかつ、前記通し部の外方向に向かって凸に設けられた見返し部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
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