JP5389737B2 - 時計のボタンロック機構、該機構を備えた時計用ムーブメント及び該ムーブメントを備えた時計 - Google Patents

時計のボタンロック機構、該機構を備えた時計用ムーブメント及び該ムーブメントを備えた時計 Download PDF

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Description

本発明は時計のボタンロック機構、該機構を備えた時計用ムーブメント及び該ムーブメントを備えた時計に係る。
なお、この明細書において、ボタンの「ロック」とは、ボタンの(少なくとも一つの)動作を規制ないし禁止することをいう。
ケース側壁に設けたボタンを操作してカレンダ修正その他の操作を行うようにした腕時計において、押しボタンが誤って押されることによる誤動作を避けることが望まれる。そのために、ボタンの押圧に要する力(押し重さ)を大きくしたり、ボタンの頭部が周囲に対して突出する突出長を最小限にしたり実際上非突出状態にしたりする(沈頭ボタンの形態を採る)ことは知られているけれども、これらの手段を採った場合、必要なときでもボタンの押圧自体を行い難くなることから、これらの手段は必ずしも望ましい手段ではない。
一方、ボタンの頭部部分にボタンをロックする(ボタンの本体の押込みを規制ないし禁止する)機構を組み込むことは、種々提案されている(例えば、特許文献1〜4)。
しかしながら、特許文献1〜4等に提案されている機構の場合、ボタンの頭部内にロック機構を備えることから、ボタンの頭部が大きくなってしまうことを避け難い。
また、ケース側壁に設けたボタンの外側に該ボタンを覆い隠す位置と該ボタンを露出させる位置との間で可動なカバーないし蓋を設けることも提案されている(特許文献5)。
しかしながら、この提案の機構では、ケースの側壁に可動壁をもうけることから、ケース自体が大きくなるのを避け難い。
しかも、これらの特許文献1〜5のロック機構は、いずれも、時計のケースないし外装部品にロック機構を設けるものであるから、時計の本体ないしムーブメント自体では、ロック機能を欠いたままであり、同じムーブメントを使用する場合でも、外装が異なると個別にロック機構を設ける必要が生じる。
特開2007−101380号公報 特開2003−222684号公報 特開2002−163949号公報 特開平8−262150号公報 特開2005−292139号公報
本発明は、前記した点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、ムーブメント自体で、ボタンのロックを確実に行い得る時計のボタンロック機構、該機構を備えた時計用ムーブメント及び該ムーブメントを備えた時計を提供することにある。
本発明の時計のボタンロック機構は、前記目的を達成すべく、巻真の出し入れに応じて設定位置と設定解除位置との間で揺動可能な設定レバーと、該設定レバーの揺動に応じて揺動可能であり、該設定レバーが設定位置に設定されるとロック位置に設定され、設定レバーが設定解除位置に設定されるとロック解除位置に設定される第一のボタンロックレバーとを有し、巻真の出し入れに応じて、設定レバーが設定位置に設定されると第一のボタンロックレバーがロック位置に設定されて第一のボタンの変位を妨げ、設定レバーが設定解除位置に設定されると第一のボタンロックレバーがロック解除位置に設定されて第一のボタンの変位を許容するように構成される。
本発明の時計のボタンロック機構では、「巻真の出し入れに応じて、設定レバーが設定位置に設定されると第一のボタンロックレバーがロック位置に設定されて第一のボタンの変位を妨げ、設定レバーが設定解除位置に設定されると第一のボタンロックレバーがロック解除位置に設定されて第一のボタンの変位を許容する」ので、設定レバー及び第一のボタンロックレバーが第一のボタンとは別に配置されるから、ロックされたりロック解除される第一のボタン自体を大きくする必要がないだけでなく、設定レバー及び第一のボタンロックレバーの動作が巻真の出し入れによって制御され得るから、ボタンのロックやロック解除が容易且つ確実に行われ得る。なお、設定レバーや第一のボタンロックレバーは、時計のムーブメントに組み込まれ得るので、本発明の時計のボタンロック機構は、時計のムーブメント自体によって実現され得る。
本発明の時計のボタンロック機構において、第一のボタンは曜修正の如きカレンダ修正用のレバーを押して該レバーを回動させるもので、第一のボタンロックレバーは、典型的には、該カレンダ修正用のレバーの回動を禁止したり許容したりする。すなわち、本発明の時計のボタンロック機構において、典型的には、第一のボタンロックレバーは、直接的にはカレンダ修正用のレバーの回動を禁止することによって第一のボタンの押圧動作を間接的に規制ないし禁止する。但し、所望ならば、第一のボタンロックレバーが、第一のボタンの押圧動作を直接的に規制ないし禁止するようになっていてもよい。
本発明の時計のボタンロック機構において、典型的には、巻真が押込まれた通常位置(0段目位置)にある通常使用状態ないし通常使用位置では、設定レバーが設定位置に設定されると第一のボタンロックレバーがロック位置に設定されて第一のボタンの変位を禁止し、(第一のボタンをロックし)、巻真が引き出された場合、設定レバーが設定解除位置に設定され第一のボタンロックレバーがロック解除位置に設定されて第一のボタンの変位を許容する(第一のボタンのロックを解除する)。
本発明の時計のボタンロック機構では、典型的には、設定レバーが巻真の出し入れに応じて回動されるおしどりからなる。
その場合、巻真の引き出し位置において時刻修正ないし針回しなどを可能にする該おしどりの回動動作がそのまま第一のボタンロックレバーの揺動動作の制御にも併せて用いられ得る。但し、おしどりとは別個に別の設定レバーを巻真に係合させて該巻真の出し入れに応じて揺動するようにしてもよい。
本発明の時計のボタンロック機構では、典型的には、設定レバーが係合ピンを備え、第一のボタンロックレバーは、設定レバーの係合ピンが係合される非直線状の長穴を備えると共に、ロック位置に設定された際に第一のボタンの変位経路内に位置しロック解除位置に設定された際に第一のボタンの変位経路外に位置する係止部を備える。
その場合、設定レバーの揺動に応じて設定レバーの係合ピンが揺動され該揺動に応じてピンが長穴内に沿って移動し得るように第一のボタンロックレバーが揺動され、第一のボタンロックレバーの係止部が例えばロック位置からロック解除位置に移動されて第一のボタンのロックを解除する。
本発明の時計のボタンロック機構では、典型的には、第一のボタンロックレバーの揺動が回動中心軸のまわりにおける回動であり、第一のボタンロックレバーの該回動中心軸が、第一のボタンの変位経路の延長線上に位置する。
その場合、第一のボタンロックレバーによる第一のボタンのロック及び該ロック解除が確実に行われ得る。但し、対応する修正レバーの揺動を確実に規制(禁止)及び許容し得るかぎり、他の位置で他の方向に変位されるようになっていてもよい。すなわち、このボタンロック機構が後述する第一の(カレンダ)修正レバーの回動を規制する場合、第一の修正レバーのうち第一のボタンによって押込まれる部位と第一のボタンロックレバーによって規制される部位(背後から支えられる部位)とが離れたところにある場合には、二つの部位の揺動ないし回動方向に応じた配置や向きを選ぶことにより修正レバーの揺動を確実に規制(禁止)及び許容することも可能である。
なお、上述のように、設定レバーや第一のボタンロックレバーの「揺動」は、上述のように、典型的には、夫々の回動中心軸線のまわりでの回動であるけれども、所望ならば、一軸性の回動でなくてもよい。回動である場合、第一のボタンが押しボタンであるときは、第一のボタンロックレバーの回動中心は、該第一のボタンの押し込み方向の延長線上に実際上位置する。但し、所望ならば、ある程度離れていてもよい。
本発明の時計のボタンロック機構では、例えば、第一のボタンロックレバーの揺動に応じて揺動可能であり、第一のボタンロックレバーがロック位置に設定されると第二レバーロック位置に設定され、第一のボタンロックレバーがロック解除位置に設定されると第二レバーロック解除位置に設定される第二のボタンロックレバーを更に有し、巻真の出し入れに応じて設定レバーが設定位置に設定されると、第一のボタンロックレバーがロック位置に設定されることにより第二のボタンロックレバーが第二レバーロック位置に設定されて第二のボタンの変位を妨げ、巻真の出し入れに応じて設定レバーが設定解除位置に設定されると、第一のボタンロックレバーがロック解除位置に設定されることにより第二のボタンロックレバーが第二レバーロック解除位置に設定されて第二のボタンの変位を許容するように構成される。
その場合、巻真の出し入れが、設定レバーから第一のボタンロックレバーを介して第一のボタンのロック及びロック解除を制御し得るだけでなく、設定レバーから第一のボタンロックレバーを経由して第二のボタンロックレバーを揺動させ該第二のボタンロックレバーを介して第二ボタンのロック及びロック解除を制御し得る。ここで、設定レバーが共用されることになる。但し、所望ならば、設定レバー及びボタンロックレバーの組を二組もうけて、巻真から夫々の設定レバーを介して対応する夫々のボタンロックレバーを揺動させ、該夫々のボタンロックレバーによって対応する夫々のボタンのロック又はロック解除を行うようにしてもよい。
なお、この場合にも、前述の第一のボタンロックレバーの該回動中心場合と同様に、典型的には、第二のボタンロックレバーの揺動が回動中心軸のまわりにおける回動であり、第二のボタンロックレバーの該回動中心軸が、第二のボタンの変位経路の延長線上に位置する。
本発明の時計用ムーブメントは、前記目的を達成すべく、上述のようなボタンロック機構と、第一のボタンロックレバーがロック解除位置に設定されている際に第一のボタンの押圧に伴う該第一のボタンの変位に応じて該第一のボタンによって揺動される第一の修正レバーと、第一の修正レバーの揺動に応じて回動される第一のカレンダ修正車とを有する。
その場合、巻真を出し入れして、第一のボタンロックレバーをロック解除位置に設定しておき第一のボタンを作動させることにより第一の修正レバーを介して第一のカレンダ修正車を回動させて第一のカレンダ修正を行い得る。また、単に、巻真を出し入れして(典型的には通常位置まで押込んでおいて)、第一のボタンロックレバーをロック位置に設定しておき第一のボタンの作動をロックする(禁止する)ことにより第一の修正レバーを介した第一のカレンダ修正車の回動を禁止して第一のカレンダ修正が誤って行われるのを禁止し得る。
ここで、「カレンダ修正」とは、典型的には、従来どおり、「曜修正」や「日修正」等(例えば、「月修正」等であってもよい)を指すけれども、この明細書では、より広義に、例えば、時差のあるところの時刻表示のための「時差修正」等も含むものとする。
本発明の時計用ムーブメントでは、典型的には、第二のボタンロックレバーが第二レバーロック解除位置に設定されている際に第二のボタンの押圧に伴う該第二のボタンの変位に応じて該第二のボタンによって揺動される第二の修正レバーと、第二の修正レバーの揺動に応じて回動される第二のカレンダ修正車とを有する。
その場合、巻真の出し入れの際に、第一のボタンロックレバーによる第一のボタンのロックないしロック解除と、第二のボタンロックレバーによる第二のボタンのロックないしロック解除とを同時に行い得る。
ここで、第一のボタンの操作による第一のカレンダ修正と第二のボタンの操作による第二のカレンダ修正とは典型的には異なるカレンダ事項についての処理であって、たとえば、第一のカレンダ修正が曜修正である場合、第二のカレンダ修正が日修正からなる。ただし、所望ならば、第二のカレンダ修正は、時差修正のように第一のカレンダ修正とは全く異なる種類のことであってもよい。逆に、第一のカレンダ修正が曜日を進めるものであり第二のカレンダ修正が曜日を戻すものである等のように同種のカレンダ修正について異なる(逆)の操作を行うようなものであってもよい。
本発明の時計用ムーブメントでは、典型的には、巻真が引き出されておらず通常位置にある場合に設定レバーが設定位置に設定され、巻真が一段だけ引き出された場合に設定レバーが設定解除位置に設定され、巻真が二段だけ引き出された場合に設定レバーが設定解除位置に保たれると共に巻真の回転に応じてカレンダ修正が行われるように構成される。
その場合、ボタンの押圧などで行うに適した操作と巻真の引き出し位置を変えた状態で巻真を回転させることにより行うに適した操作とを使い分けるよいにしし得る。
本発明の時計は、前記目的を達成すべく、上述のようなボタンロック機構又は上述のような時計用ムーブメントを備える。
本発明の好ましい一実施例の時計のボタンロック機構を備えたムーブメントを有する時計の一部の断面説明図。 図1の時計のうち、曜表示及び修正機構の概要を示した平面説明図。 図1の時計のうち、曜修正機構の押しボタンによる操作を規制(禁止)したり許容したりするボタンロック機構の概要を示した平面説明図。 図1の時計を文字板側から見た外観を示した平面説明図。 図1の時計において、巻真が0段目にある際のボタンロック機構並びに曜表示及び修正機構の概要を示した平面説明図。 図1の時計において、巻真が1段目にある際のボタンロック機構並びに曜表示及び修正機構の概要を示した平面説明図。 本発明の別の好ましい一実施例のボタンロック機構を備えたムーブメントを有する時計の一部についての図3と概ね同様な平面説明図であって、(a)は巻真0段目の通常状態で押しボタンの押圧が禁止(規制)されたボタンロック状態の平面説明図、(b)は巻真1段目で押しボタンの押圧が許容されたボタンロック解除状態の平面説明図、(c)は巻真2段目で押しボタンの押圧が許容されたボタンロック解除状態で針回し位置(状態)の平面説明図。 図7の時計の一例を文字板側から見た外観を示した平面説明図。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
本発明の好ましい一実施例のボタンロック機構1を備えた時計用ムーブメント2を有する本発明の好ましい一実施例の時計3は、例えば、図4に示したような外観で、中心軸線Cのまわりで回転する時針10a、分針10b及び秒針10cを備えると共に、文字板15の概ね2時の位置に曜窓17を備える。この時計3では、図4に示したように、竜頭9及び該竜頭9が取り付けられた巻真12(図3等)がE2方向に押込まれた状態では曜修正押ボタン11のB1方向の押込みが規制ないし禁止され、例えば、後で詳述するように、竜頭9をE1方向に引いて該竜頭9を巻真12(図3等)と共にE1方向に引き出した状態では曜修正ボタン11をB1方向に押すことにより、曜修正が行われる。8は時計ケースである。
時計3のムーブメント2は、図1の断面説明図に示したように、例えば、地板21及び該地板21の文字板15側に位置する第二地板22を備え、第二地板22と文字板15との間に曜表示修正機構5が配置され、地板21と第二地板22との間にボタンロック機構1が配置されている。
曜表示修正機構5は、図1の断面説明図に加えて図2の平面説明図に示したように、曜表示機構40と曜修正機構50とからなる。
曜表示機構40は、曜回し第一中間車41と、曜回し第二中間車42と、歯車部43及び曜回し爪44を備えた曜回し車45と、曜星車46及び曜板47を備えた曜車48と、曜ジャンパ49とを含む。
曜回し第一中間車41は、筒車24と同心且つ一体的で12時間毎に中心軸線Cの周りで一回転する。曜回し第二中間車42は、曜回し第一中間車41に噛合し、曜回し車45は歯車部43で曜回し第二中間車42に噛合していて24時間毎に一回転する。曜回し車45の曜回し爪44は、曜車48の曜星車46の歯に24時間に1回係合して、曜ジャンパ49で躍制された曜星車46を一歯分だけ回転させる。曜星車46は外周に7つの係合歯46aを備え、曜板47は、文字板15の曜窓17と重なる環状領域に沿って7つの曜日表示を備え、曜星車46と一体回転する。
曜修正機構50は、曜修正ボタンないし曜修正用の押しボタン11によって作動される曜修正レバー51を含む。曜修正レバー51は、基端側腕部52及び該腕部52に対して斜めに延びた先端側腕部53を備えたレバー本体54を有する。レバー本体54は、基端部55において第二地板22によってA1,A2方向に回動可能に支持されている。レバー本体54の先端側腕部53の先端部56の一側には、曜修正爪部57が横向きに突出している。曜修正レバー51の曜修正爪部57の先端部57aは、曜星車46に対面する位置にある。レバー本体54の先端側腕部53の外側部には押しボタン11からのB1方向の押圧力を受ける押圧力受部58が形成されている。曜修正機構50は、更に、曜修正レバー戻しバネ59を備え、該曜修正レバー戻しバネ59は、先端部59aで曜修正レバー51の本体54の先端側腕部53の内側面53bに当接して、該曜修正レバー本体54に対して、A2方向の回動偏倚力を及ぼしている。曜修正レバー51の曜修正爪部57には該爪57の延在方向に沿って延びた長穴57bが形成され、該長穴57bには第二地板22に突設されたピン22aが遊嵌されて、曜修正レバー51のA1,A2方向の回動範囲を規定している。
曜修正機構50の曜修正レバー51は、押しボタン11のB1方向押圧がない場合には、曜修正レバー戻しバネ59の作用下で、ピン22aが長穴57bの一端に当接するところまでA2方向に回動変位されている。一方、押しボタン11のB1方向押圧に伴ない押圧力受部58を介して曜修正レバー51がA1方向に回動されると、曜修正爪部57が先端部57aで曜星車46の係合歯46aに係合して、該曜星車46を曜ジャンパ49の躍制作用の下で、D1方向に一歯分だけ回転させる。
ボタンロック機構1は、例えば、図3に示したように、設定レバー機構60とボタンロックレバー70とを有する。
設定レバー機構60は、設定レバーとしてのおしどり61及びかんぬき押さえ64に加えて、かんぬき67を含む。この設定レバー機構60は、おしどり61が、次に説明するように、ボタンロックレバー70と係合する尾部のピン(係合ピン)61fを有する点を除き、従来の時計の「おしどり、かんぬき押さえ及びかんぬき」と同様に構成され得る。
小径部12cを備えた巻真12にはつづみ車14等が該巻真12の延在方向Eに沿ってE1,E2方向に相対変位可能に嵌合されている。時計ケースの外側に突出する巻真12の外側端部12aには竜頭9が取付けられ、巻真12は、竜頭9をもってE1,E2方向に出し入れ可能である。
おしどり61は、回動中心軸61aのまわりで回動可能であり、おしどり形状部の突出頭部61bにおいて巻真12の小径部12cに係合され、おしどり形状部の脚部のピン61d,61dにおいてかんぬき押さえ64の凹部64c,64cに係合され、おしどり形状部の尾部のピン61fにおいてボタンロックレバー70の長穴75に係合されている。おしどり61は、更に、おしどり形状部の後側脚部の突出部61gにおいてかんぬき67の凹部67dに係合されている。
従って、巻真12がE2方向に最大限押込まれた通常位置P0からE1方向に引き出されると、巻真12のE1方向引き出し量に応じて、おしどり61が回動中心軸61aのまわりでG1方向に回動され、おしどり61の該G1方向回動に応じて、おしどり61のピン61d,61f及び突出部61gがG1方向に回動される。
かんぬき押さえ64は、二股になった一方の腕部の先端の凹部64bでおしどり61の回動軸部61aに遊嵌され、二股のうちの弾性腕部の形態の他方の腕部の内側縁に形成された複数の凹部64cのうちの二つの凹部64c,64cで所望回動状態にあるおしどり61の脚部のピン61d,61dに係合されて、おしどり61を支える。
かんぬき67は、レバー67aの形態で、該レバー67aの基端部において回動中心軸67bのまわりでH1,H2方向に回動可能である。かんぬき67は、レバー67aの先端部につづみ車14の中央小径部14aに係合した係合端部67cを備えるとともにレバー67aの中間部の一側に複数の小凹部67eを含む係合凹部67dを備える。かんぬき67は、更に、レバー67aの基端部から一体的に延びたかんぬきばね67gを備え、該ばね67gによってH1方向偏倚力を受けている。
以上の如く構成された設定レバー機構60では、巻真12がE2方向に押込まれた通常位置すなわち0段目P0にある場合、おしどり61がG2方向に最大限回動された基準位置(図3において実線でしめす位置)PS0を採り、おしどり61のピン61d,61dがかんぬき押さえ64の複数の凹部64cのうち左端側の部分64c,64cに嵌る。
なお、このとき、おしどり61の突出部61gがかんぬきばね67gによりバネ負荷されたかんぬき67の凹部67dのうち左端側の小凹部部分67eに嵌まり、かんぬき67の先端の係合端部67cがH1方向に回動偏倚された位置を採り、つづみ車14を巻真12に対してE1方向に最大限相対変位させている。
従って、時計3が機械式時計である場合には、巻真12が中心軸線JのまわりでJ1方向に回転されると、巻真12の回転がつづみ車14及びきち車15からぜんまい巻上げ輪列(図示せず)を介して伝達されてぜんまいの巻上げが行われる。
一方、巻真12がE1方向に引かれて一段階だけ引き出された1段目位置P1に設定されると(例えば後述の図6)、おしどり61がG1方向に回動されて図3において一点鎖線61i1で示す巻真一段目位置PS1を採り、おしどり61のピン61d,61dがかんぬき押さえ64の凹部64cのうち中間の凹部部分64c,64cに嵌る。このとき、おしどり61の突出部61gが、かんぬき67の凹部67dのうち中間の小凸部部分67fに係合して、かんぬき67の先端の係合端部67cをH2方向に回動させ、つづみ車14を巻真12に対してE2方向に相対変位させる。
その場合、文字板15に日窓があって日付が表示される種類の時計であるときには、所望ならば、巻真12と日修正輪列(図示せず)が係合するようにしておき、巻真12を回すことにより日修正輪列をまわして日車による日付表示を変更できるようにすることも可能である。
また、巻真12が、更にE1方向に引かれて2段目位置P2に設定されると、おしどり61が図3において二点鎖線61i2で示す巻真2段目位置PS2を採り、おしどり61のピン61d,61dがかんぬき押さえ64の凹部64cのうち右端の凹部部分64c,64cに嵌る。このとき、おしどり61の突出部61gは、かんぬき67の凹部67dのうち右端(先端)側の小凹部部分67eに嵌まり、かんぬき67の先端の係合端部67cが更にH2方向に回動されて、つづみ車14を巻真12に対して更にE2方向に相対変位させる。
従って、所望ならば、つづみ車14が小鉄車のごとき中間車(図示せず)を介して日の裏車(図示せず)に噛合い、巻真12を回すことにより日の裏車を介して時分針の針合わせを行なうようにすることも可能である。
ボタンロック機構1のボタンロックレバー70は、ロックレバー本体部71と、該本体部71の先端に位置する肥大部71aに形成されたレバー位置決め入力部72と、該レバー本体部71の先端から更に延設部71bを介して延設された延設端部に形成されたボタン押込み規制部73とを有し、基端部にある回動中心軸74のまわりでK1,K2方向に回動可能に第二地板22によって支持されている。
肥大部71aのレバー位置決め入力部72には、おしどり61の係合ピン61fが遊嵌される概ね「L」字状の長穴75が形成されている。長穴75は、全体として「L」字状になるようにつながった穴部75a及び75bからなる。穴部75a,75b間の角度は典型的には鈍角をなす。おしどり61が巻真ゼロ(0)段目位置PS0を採る際におしどり61の係合ピン61fが長穴75のうち穴部75aの先端部75cに遊嵌された状態を採り、巻真12がE1方向に引き出されて1段目位置P1を採って、おしどり61が巻真1段目位置PS1を採る際におしどり61の係合ピン61fが長穴75のうち穴部75a,75bの折れまがり接続部75dに遊嵌された状態を採り、巻真12がE1方向に更に引き出されて2段目位置P2を採って、おしどり61が巻真2段目位置PS2を採る際におしどり61の係合ピン61fが長穴75のうち穴部75bの端部75eに遊嵌された状態を採るように構成される。
延設端部に位置するボタン押込み規制部73は、図3に加えて図1からわかるように、ロックレバー本体部71及び延設部71bに対して大きくおれまがって延びた支持部76と、該支持部76の先端が概ね直角に折り曲げられてなる力受け部77とを備える。ボタン押込み規制部73の力受け部77は、巻真12がゼロ段目位置P0にあっておしどり61が巻真ゼロ段目位置PS0にある際に、回動中心軸74と同様に、実際上、押ボタン11の押込み方向線(仮想線)Bの延長上に位置する。
次に詳述するように、巻真12が0段目位置P0にある場合、ボタンロックレバー70の先端に位置するボタン押込み規制部73の支持部76の力受け部77が曜修正レバー51の押圧力受部58の背後に位置して押しボタン11のB1方向の押圧を規制ないし禁止し、巻真12がE1方向に引き出されると、押ボタン11のB1方向の押圧を許容する。
以上の如く構成された時計3において、図5に示したように巻真12がE2方向に押込まれた0段目位置P0にある場合、おしどり61がG2方向に回動された巻真0段目位置PS0を採り、おしどり61の係合ピン61fがボタンロックレバー70の長穴75の端部75cに位置して該ボタンロックレバー70をK2方向に回動させ、ボタンロックレバー70の先端のボタン押込み規制部73の支持部76の力受け部77が、曜修正レバー51の押圧力受部58の丁度背後に位置するロック位置としてのボタン押込み禁止位置Q0を採り、曜修正レバー51のA1方向回動を規制ないし禁止する。従って、この巻真0段目P0において、押ボタン11に誤ってB1方向の押圧力が加えられても、押しボタン11のB1方向変位は、ボタンロックレバー70の力受け部77によりA1方向回動が禁止された曜修正レバー51の押圧力受部58によって規制ないし禁止されるから、押ボタン11の誤操作が行われるのを避け得る。
一方、時計3において、巻真12が図5に示した0段目位置P0から図6に示した1段目位置P1までE1方向に引き出されると、設定レバー機構60のおしどり61が回動中心軸61aのまわりでG1方向に回動される。このG1方向回動に伴い、ボタンロックレバー70の長穴75に遊嵌されたおしどり61の係合ピン61fが、該長穴75内で端部75cから接続部75dに移動し、該係合ピン61fの移動に伴いボタンロックレバー70が図5のロック位置としてのボタン押込み禁止位置Q0から図6のロック解除位置としてのボタン押込み許容位置Q1へとK1方向に回動される。ボタンロックレバー70がロック位置としてのボタン押込み許容位置Q1に達すると、図6からわかるように、ボタンロックレバー70の先端の支持部76の力受け部77が押しボタン11の変位経路B又はその延長線上から外れる。
従って、押ボタン11がB1方向に押されると、該押ボタン11の先端部が曜修正レバー51の押圧力受部58に当たって該押圧力受部58をB1方向に押込み、曜修正レバー51がA1方向に回動されて、先端の曜修正爪部57で曜星車46の係合歯46aを押して曜車45をD1方向に回転させ、曜日を一日分だけ進める。なお、曜日を更に進めるには、押ボタン11のB1方向押圧を一旦解除した後で再度B1方向押込みを繰り返せばよい。
すなわち、この例の場合、巻真12をE1方向に一段引き出した巻真1段目位置P1に設定することにより、設定レバー機構60を介してボタンロックレバー70をボタン押込み禁止位置Q0からボタン押込み許容位置Q1に変位させ、押ボタン11の押圧を行う。逆に言えば、巻真12がE2方向に押込まれた巻真0段目位置P0(図5)では、巻真12に係合した設定レバー機構60がボタンロックレバー70をボタン押込み禁止位置Q0に設定するので、押しボタン11のB1方向押込みが禁止される。このとき、押しボタン11の先端部と曜修正レバー51の押圧力受部58との間の隙間を最小限にし得るから、押ボタン11の操作が有効な場合における押ボタンの押圧ストロークを最低限に抑え得る。
なお、この例の場合、ボタンロックレバー70は支持部76の力受け部77が曜修正レバー51の押圧力受部58を背後から支えることにより押しボタン11のB1方向押圧を禁止するように構成されているけれども、ボタンロックレバー70は支持部76の力受け部77が曜修正レバー51の押圧力受部58の前面において押しボタン11の先端部に直接当接して押しボタン11のB1方向押圧を禁止するようになっていてもよい。
以上の通り、この時計1では、巻真12が通常位置(0段目位置)P0にある場合には、該巻真12によって巻真0段目位置PS0に設定された設定レバー機構60の設定レバーとしてのおしどり61がその係合ピン61fとボタンロックレバー70の長穴75との遊嵌係合を介して該ボタンロックレバー70をボタン押込み規制(禁止)位置Q0に設定することにより、曜修正機構50の曜修正レバー51の押圧力受部58のB1方向変位を禁止して、曜修正レバー51のA1方向回動を規制し、これにより、曜修正レバー51の曜修正爪部57による曜星車46のD1方向回転駆動を禁止するから、押ボタン11に対する不測のB1方向押圧があっても、誤って曜表示が変更される虞れがない。すなわち、この時計3では、該時計3のムーブメント2自体が、巻真12、設定レバー機構60のおしどり61及びボタンロックレバー70からなるボタンロック機構1を備えるから、時計3のケースやベゼルの如き外装部品の構造等に依存することなく時計3のムーブメント2自体によって、押ボタンの誤操作を規制し得る。従って、時計3を手首に装着中に、使用者が気づかないうちにボタン11が作動する(押込まれる)虞れを避け得る。
逆に言えば、この時計3では、巻真12がE1方向に一段引き出された1段目位置P1にある場合には、該巻真12によって巻真1段目位置PS1に設定された設定レバー機構60の設定レバーとしてのおしどり61がその係合ピン61fとボタンロックレバー70の長穴75との遊嵌係合を介して該ボタンロックレバー70をボタン押込み許容位置Q1に設定することにより、曜修正機構50の曜修正レバー51の押圧力受部58のB1方向変位を許容して、曜修正レバー51のA1方向回動を許容し、これにより、曜修正レバー51の曜修正爪部57による曜星車46のD1方向回転駆動を許容するから、押ボタン11に対するB1方向押圧に応じて、曜修正レバー51がA1方向に回動されその曜修正爪部57により曜星車46を介して曜車45をD1方向に回転させることによって、曜修正が行われる。すなわち、この時計3では、該時計3のムーブメント2自体が、巻真12、設定レバー機構60のおしどり61及びボタンロックレバー70からなるボタンロック機構1を備えるから、時計3のケースやベゼルの如き外装部品の構造等に依存することなく時計3のムーブメント2自体によって、押ボタンの誤操作を避けつつ曜修正を可能にする。
なお、ここで、ボタンロックレバー70が押圧を規制(禁止)したり許容したりする押ボタン11やレバー51は、押圧されたり回動された際に曜修正を行う代わりに、日修正や時差修正や他の修正その他の動作を行うものであってもよい。
また、巻真12の出し入れに応じて、一つの押ボタンの押圧が規制(禁止)又は許容される代わりに、複数の押ボタンの押圧が規制(禁止)又は許容されるようになっていてもよい。
次に、巻真12の出し入れに応じて二つの押ボタンの押圧が規制(禁止)又は許容されるように構成されたボタンロック機構1Aを備えたムーブメント2Aを有する時計3Aについて、図7及び図8に基づいて、説明する。
このボタンロック機構1Aでは、設定レバー機構60Aの設定レバーとしてのおしどり61Aは、回動中心軸61aAのまわりで回動可能であり、おしどり形状部の突出頭部61bAにおいて巻真12Aの小径部12cAに係合され、おしどり形状部の尾部のピン61fAにおいてボタンロックレバー70Aの長穴75Aに係合されている。
なお、おしどり61Aは、図3等に示したおしどり61の場合と同様に、例えば、おしどり形状部の後側脚部の突出部61gAにおいてかんぬき(図示せず)の凹部に係合され得る。但し、おしどり61Aが設定レバーとしてボタンロック機構1Aを制御し得る限り、場合によっては、おしどり61Aが、かんぬき等と係合していなくてもよい。
この例の場合も、巻真12AがE2方向に最大限押込まれた通常位置からE1方向に引き出されると、巻真12AのE1方向引き出し量に応じて、おしどり61Aが回動中心軸61aAのまわりでG1方向に回動され、おしどり61Aの該G1方向回動に応じて、おしどり61Aのピン61fA及び突出部61gAがG1方向に回動される。
なお、時計3Aのムーブメント2Aは、例えば、図1〜図3及び図4〜図5に示した時計3のムーブメント2と同様に、押圧力受部58Aで曜修正ボタン11からのB1方向押圧力を受けて作動される曜修正レバー50Aを備えると共に、例えば、押圧力受部58Bで時差修正ボタン又は日修正ボタン13からのR1方向押圧力を受けて作動される時差修正レバー又は日修正レバー50Bを備える。この場合、日修正ボタン13がR1方向に押圧される毎に日修正レバー50BがT1方向に回動されて、例えば、一日単位で日車による日表示を進める日修正を行う。
以下では、押しボタン11及びレバー50Aによって曜修正を行ない、押しボタン13及びレバー50Bによって日修正を行なうようにした時計3Aについて、説明する。この時計3Aは、文字板15側から見た外観を図8に示したように、例えば、概ね4時の方向に日修正用の押ボタン13及び日窓18を有する。日窓18の位置は異なっていてもよい。
図7の(a)等に示したように、ボタンロック機構1Aは、ボタンロックレバー70と概ね同様な第一のボタンロックレバー70Aに加えて該第一のボタンロックレバー70Aと係合した第二のボタンロックレバー90を有する。
ボタンロック機構1Aの第一のボタンロックレバー70Aは、ロックレバー本体部71A、レバー位置決め入力部72A及びボタン押込み規制部73Aに加えて、第二のボタンロックレバー90との結合するためのリンク用腕部80を有する。ボタンロック機構1Aのレバー位置決め入力部72Aは、ロックレバー本体部71Aの一端に位置する肥大部71aAに形成され、ボタン押込み規制部73Aは、レバー本体部71Aの該一端から更に延設部71bAを介して延設された延設端部に形成されている。リンク用腕部80は、ロックレバー本体部71Aの基端部において該本体部71Aと一体につながり、ボタンロックレバー70Aが全体として「L」字状の形状をなすように、リンク用腕部80は、該基端部から該本体部71Aに対して概ね直角な方向に延びている。ボタンロックレバー70Aは、本体部71Aの基端部にある回動中心軸74AのまわりでK1,K2方向に回動可能に第二地板22によって支持されている。
レバー位置決め入力部72Aには、おしどり61Aの係合ピン61fAが遊嵌される概ね「L」字状の長穴75Aが形成されている。
長穴75Aは、全体として「L」字状になるようにつながった穴部75aA及び75bAからなる。おしどり61Aが巻真ゼロ(0)段目位置PS0を採る際におしどり61Aの係合ピン61fAが長穴75Aのうち穴部75aAの先端部75cAに遊嵌された状態を採る(図7の(a))。巻真12AがE1方向に引き出されて1段目位置P1を採って、おしどり61Aが巻真1段目位置PS1を採る際におしどり61Aの係合ピン61fAが長穴75Aのうち穴部75aA,75bAの折れまがり接続部75dAに遊嵌された状態を採る(図7の(b))。巻真12AがE1方向に更に引き出されて2段目位置P2を採って、おしどり61Aが巻真2段目位置PS2を採る際におしどり61Aの係合ピン61fAが長穴75Aのうち穴部75bAの端部75eAに遊嵌された状態を採る(図7の(c))。
ボタン押込み規制部73Aは、ボタンロックレバー本体部71Aに対して大きくおれまがっていて、巻真12Aがゼロ段目位置P0にあっておしどり61Aが巻真ゼロ段目位置PS0にある際に、回動中心軸74Aと同様に、概ね、押ボタン11Aの押込み方向線(仮想線)Bに沿って位置する。
ボタン押込み規制部73Aは、ボタンロックレバー本体部71Aの先端部から折れまがって延びた支持部76Aと、該支持部76Aの先端が概ね直角に折り曲げられてなる力受け部77Aとを備える。巻真12Aが0段目位置P0にある場合、ボタンロックレバー70Aの本体部71Aの先端側に位置する支持部76Aの力受け部77Aが曜修正レバー51Aの押圧力受部58Aの背後に位置して押しボタン11AのB1方向の押圧を規制ないし禁止し(図7の(a))、巻真12AがE1方向に引き出されると、押圧力受部58Aの背後から逃げて押ボタン11AのB1方向の押圧を許容する(図7の(b)や(c))。
第一のボタンロックレバー70Aのリンク用腕部80は、第一ボタンロックレバー70Aの本体部71Aに対して概ね直角に、回動中心軸部74Aから延設端部81まで延びている。延設端部81には、係合ピン82が植設されている。延設端部81の係合ピン82は、概ね、巻真12の延在方向に沿って位置する。
ボタンロック機構1Aでは、巻真12AのE1方向引出に応じて、おしどり61Aが回動中心軸線61aAのまわりでG1方向に回動され、これに伴い第一のボタンロックレバー70A及びその関連部分77A,82等がK1方向に回動し、巻真12AのE2方向押込みに応じて、おしどり61Aが回動中心軸線61aAのまわりでG2方向に回動され、これに伴い第一のボタンロックレバー70A及びその関連部分77A,82等がK2方向に回動する。ここで、巻真12Aが0段目位置P0を採る場合には、第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み規制(禁止)位置Q0を採り、巻真12Aが引き出された1段目位置P1や2段目位置P2を採る場合には第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み許容位置Q1を採る。
なお、このボタンロック機構1Aでは、巻真12Aが0段目位置P0を採り第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み規制(禁止)位置Q0を採る場合には、リンク腕部80の係合ピン82がボタン押込み規制(禁止)指示位置U0を採り、巻真12Aが引き出された1段目位置P1や2段目位置P2を採り第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み許容位置Q1を採る場合には、リンク腕部80の係合ピン82がボタン押込み許容指示位置U1を採る。
第二のボタンロックレバー90は、レバー位置決め入力部72A及び肥大部71aAを除いて、第一のボタンロックレバー70Aと実際上同様な形状を有し、図7の(a)〜(c)のような平面図で見て、巻真12Aの中心軸線について概ね対称である。
より詳しくは、第二のボタンロックレバー90は、第一のボタンロックレバー70Aのリンク用腕部80と概ね同様な形状で入力側のリンク用腕部91と、全体として「L」字をなすように第一のボタンロックレバー70Aの本体部71Aと同様にリンク用腕部に対して直角に延びた出力側腕部92とを有し、腕部91,92の連結部において回動軸94のまわりでV1,V2方向に回動自在である。第二のボタンロックレバー90も、第一のボタンロックレバー70Aの支持部76A及び力受け部77Aと同様に、該腕部92の先端から折れ曲がって延びた支持部96及び力受け部97とを有する。
ボタンロック機構1Aでは、巻真12Aが0段目位置P0を採って第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み規制(禁止)位置Q0を採りリンク腕部80の係合ピン82がボタン押込み規制(禁止)指示位置U0を採る場合には、該係合ピン82に入力側腕部91の係合端部93の凹部95で係合された第二のボタンロックレバー90の力受け部97がロック位置としてのボタン押込み規制(禁止)位置W0を採る。
この場合、2時の位置にある曜修正ボタン11のB1方向押込みがボタン押込み規制(禁止)位置Q0にある第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aによって禁止されると共に、4時の位置にある日修正ボタン13のR1方向押込みがボタン押込み規制(禁止)位置W0にある第二のボタンロックレバー90の力受け部97によって禁止される。すなわち、一方では、曜修正レバー51AのA1方向回動がボタン押込み規制(禁止)位置Q0にある第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aによって禁止され、他方では、日修正レバー51BのT1方向回動がボタン押込み規制(禁止)位置W0にある第二のボタンロックレバー90の力受け部97によって禁止される。これらの規制ないし禁止は、いずれも、時計ケース8の如き外装部品に依存することなく、時計3Aのムーブメント2A自体が備える機能によって実現される。
一方、巻真12Aが1段目位置P1を採って第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み許容位置Q1を採りリンク腕部80の係合ピン82がボタン押込み許容指示位置U1を採る場合には、該係合ピン82に入力側腕部91の係合端部93の凹部95で係合された第二のボタンロックレバー90の力受け部97がロック解除位置としてのボタン押込み許容位置W1を採る。
この場合、2時の位置にある曜修正ボタン11のB1方向押込みがボタン押込み許容位置Q1にある第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aによって許容されると共に、4時の位置にある日修正ボタン13のR1方向押込みがボタン押込み許容位置W1にある第二のボタンロックレバー90の力受け部97によって許容される。すなわち、一方では、曜修正レバー51AのA1方向回動がボタン押込み許容位置Q1に退避した第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aによって許容され、他方では、日修正レバー51BのT1方向回動がボタン押込み許容位置W1に退避した第二のボタンロックレバー90の力受け部97によって許容される。これらの許容ないし規制(禁止)解除も、いずれも、時計ケース8の如き外装部品に依存することなく、時計3Aのムーブメント2A自体が備える機能によって実現される。
更に、巻真12Aが2段目位置P2を採って第一のボタンロックレバー70Aの力受け部77Aがボタン押込み許容位置Q1を採りリンク腕部80の係合ピン82がボタン押込み許容指示位置U1を採る場合にも、該係合ピン82に入力側腕部91の係合端部93の凹部95で係合された第二のボタンロックレバー90の力受け部97がボタン押込み許容位置W1を採る。おしどり61Aの係合ピン61fAが長穴75Aのうち穴部75bAに沿って折れ曲がり接続部75dAから端部74eAへと変位するときは、係合ピン61fAが穴部75bAの延在方向に沿って変位するので、第一のボタンロックレバー70Aは回動変位せず、第二のボタンロックレバー90も回動変位しない。但し、所望ならば、ボタンの押込みを許容する範囲で回動変位が生じるような形状を長穴75Aが有していてもよい。
巻真12Aが図7の(c)に示した2段目位置P2においては、例えば、通常のアナログ時計(針式時計)の場合と同様に、巻真の回転を図示しない小鉄車や日の裏車を介して時車や分車の如き車を含む輪列(図7の(c)において想像線で示した領域の輪列)20に伝え、これにより針合わせ即ち針回し(時分針の指示位置の修正)が行われる。
このボタンロック機構1Aを備えたムーブメント2Aを有する時計3Aにおいても、ボタン11,13の押圧操作の規制(禁止)及び許容が、時計ケースの如き外装部品等に依存することなく、ムーブメント2Aの関連機構自体によって行われ得る。また、このボタンロック機構1Aを備えたムーブメント2Aを有する時計3Aでは、二つの押ボタン11,13の操作を制御し得るから、より複雑な操作制御の規制や許容が確実に行われ得る。
なお、以下においては押しボタン11及びレバー51Aによって曜修正を行ない、押しボタン13及びレバー51Bによって日修正を行なうようにした時計3Aについて、説明したけれども、押しボタン13及びレバー51Bは、日修正を行う代わりに、他の表示の修正ないし変更を行うもの、例えば、時差修正を行うものであってもよい。時差修正の場合、時差修正ボタン13がR1方向に押圧される毎に時差修正レバー51BがT1方向に回動されて、例えば、30分単位又は1時間単位で時針及び分針の位置を修正する時差修正を行う。
また、例えば、押しボタン11が、時差又は日を進める進み方向時差修正又は進み方向日修正ボタンであり、もう一つの押ボタン13が、時差又は日を遅らせる遅れ方向時差修正又は遅れ方向日修正ボタンあってもよく、その場合、押ボタン11又は13のB1方向又はR1方向押圧によって、時計1Aの針を時差に応じて又は日のズレに応じて進める方向又は遅らせる方向に修正し得ることになる。
1,1A (時計の)ボタンロック機構
2,2A 時計用ムーブメント
3,3A 時計
5 曜表示修正機構
8 時計ケース
9 竜頭
10a 時針
10b 分針
10c 秒針
11 押しボタン
12,12A 巻真
12a 外側端部
12c,12cA 小径部
13 押しボタン
14 つづみ車
14a 中央小径部
15 文字板
17 曜窓
18 日窓
21 地板
22 第二地板
22a ピン
24 筒車
40 曜表示機構
41 曜回し第一中間車
42 曜回し第二中間車
43 歯車部
44 曜回し爪
45 曜回し車
46 曜星車
46a 係合歯
47 曜板
48 曜車
49 曜ジャンパ
50,50A 曜修正機構
50B 日修正機構
51,51A 曜修正レバー
51B 日修正レバー
51B 修正レバー
52 基端側腕部
53 先端側腕部
53b 内側面
54 レバー本体
55 基端部
56 先端部
57 曜修正爪部
57a 先端部
57b 長穴
58,58A,58B 押圧力受部
59 曜修正レバー戻しバネ
59a 先端部
60,60A 設定レバー機構
61,61i1,61i2,61A おしどり
61a,61aA 回動中心軸
61b,61bA 突出頭部
61c 小径部
61d 脚部のピン
61f,61fA 尾部のピン(係合ピン)
61g,61gA 後側脚部の突起部
64 かんぬき押さえ
64b 先端の凹部
64c 凹部
67 かんぬき
67a レバー
67c 係合端部
67d 係合凹部
67e 小凹部
67f 小凸部
67g かんぬきばね
70,70A,90 ボタンロックレバー
71,71A ロックレバー本体部
71a,71aA 肥大部
71b,71bA 延設部
72,72A レバー位置決め入力部
73,73A ボタン押込み規制部
74,74A 回動中心軸
75,75A 長穴
75a,75b,75aA,75bA 穴部
75c,75cA 穴部先端部
75d,75dA 折れ曲がり接続部
75e,75eA 穴部端部
76,76A 支持部
77,77A 力受け部
80 リンク用腕部
81 延設端部
82 係合ピン
90 第二のボタンロックレバー
91 入力側腕部
92 出力側腕部
92a 本体部
93 係合端部
94 回動中心軸
95 凹部
96 支持部
97 力受け部
A1,A2 曜修正レバーの回動方向
B 押込み方向線(仮想線)
B1,B2 押しボタンの変位方向
C 中心軸線
D1 曜車の回転方向
E 巻真の延在方向
E1,E2 巻真の出し入れ方向
G1,G2 おしどりの回動方向
H1,H2 かんぬきの回動方向
J1 巻真の回転方向
K1,K2,V1,V2 ボタンロックレバーの回動方向
P0 巻真の0段目位置
P1 巻真の1段目位置
P2 巻真の2段目位置
PS0 巻真0段目におけるつづみ車の位置(基準位置)
PS1 巻真1段目におけるつづみ車の回動位置
PS2 巻真2段目におけるつづみ車の回動位置
Q0 ボタンロックレバーのボタン押込み規制(禁止)位置
Q1 ボタンロックレバーのボタン押込み許容位置
T1 日修正レバーの回動方向
U0 リンク用腕部の係合ピンのボタン押込み規制(禁止)指示位置
U1 リンク用腕部の係合ピンのボタン押込み許容位置
W0 第二のボタンロックレバーのボタン押込み規制(禁止)位置
W1 第二のボタンロックレバーのボタン押込み許容位置

Claims (9)

  1. 巻真の出し入れに応じて設定位置と設定解除位置との間で揺動可能な設定レバーと、
    前記設定レバーの揺動に応じて揺動可能であり、前記設定レバーが前記設定位置に設定されるとロック位置に設定され、前記設定レバーが前記設定解除位置に設定されるとロック解除位置に設定される第一のボタンロックレバーとを有し、
    前記巻真の出し入れに応じて、前記設定レバーが前記設定位置に設定されると前記第一のボタンロックレバーが前記ロック位置に設定されて第一のボタンの変位を妨げ、前記設定レバーが前記設定解除位置に設定されると前記第一のボタンロックレバーが前記ロック解除位置に設定されて前記第一のボタンの変位を許容するように構成され
    前記第一のボタンロックレバーの揺動に応じて揺動可能であり、前記第一のボタンロックレバーが前記ロック位置に設定されると第二レバーロック位置に設定され、前記第一のボタンロックレバーが前記ロック解除位置に設定されると第二レバーロック解除位置に設定される第二のボタンロックレバーを更に有し、
    前記巻真の出し入れに応じて前記設定レバーが前記設定位置に設定されると、前記第一のボタンロックレバーが前記ロック位置に設定されることにより前記第二のボタンロックレバーが前記第二レバーロック位置に設定されて第二のボタンの変位を妨げ、前記巻真の出し入れに応じて前記設定レバーが前記設定解除位置に設定されると、前記第一のボタンロックレバーが前記ロック解除位置に設定されることにより前記第二のボタンロックレバーが前記第二レバーロック解除位置に設定されて前記第二のボタンの変位を許容するように構成された時計のボタンロック機構。
  2. 前記設定レバーが前記巻真の出し入れに応じて回動されるおしどりからなる請求項1に記載の時計のボタンロック機構。
  3. 前記設定レバーが係合ピンを備え、
    前記第一のボタンロックレバーは、前記設定レバーの前記係合ピンが係合される非直線状の長穴を備えると共に、前記ロック位置に設定された際に前記第一のボタンの変位経路内に位置し前記ロック解除位置に設定された際に前記第一のボタンの変位経路外に位置する係止部を備える請求項1又は2に記載の時計のボタンロック機構。
  4. 前記第一のボタンロックレバーの揺動が回動中心軸のまわりにおける回動であり、前記第一のボタンロックレバーの前記回動中心軸が、前記第一のボタンの変位経路の延長線上に位置する請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の時計のボタンロック機構
  5. 前記第二のボタンロックレバーの揺動が回動中心軸のまわりにおける回動であり、前記第二のボタンロックレバーの該回動中心軸が、前記第二のボタンの変位経路の延長線上に位置する請求項1から4までの何れか一つの項に記載の時計のボタンロック機構
  6. 請求項1から5までのいずれか一つの項に記載の時計のボタンロック機構と、
    前記第一のボタンロックレバーが前記ロック解除位置に設定されている際に前記第一のボタンの押圧に伴う前記第一のボタンの変位に応じて前記第一のボタンによって揺動される第一の修正レバーと、
    前記第一の修正レバーの揺動に応じて回動される第一のカレンダ修正車と、
    を有する時計用ムーブメント
  7. 請求項1又は5に記載の時計のボタンロック機構と、
    前記第二のボタンロックレバーが前記第二レバーロック解除位置に設定されている際に前記第二のボタンの押圧に伴う前記第二のボタンの変位に応じて前記第二のボタンによって揺動される第二の修正レバーと、
    前記第二の修正レバーの揺動に応じて回動される第二のカレンダ修正車と、
    を有する時計用ムーブメント
  8. 前記真が引き出されておらず通常位置にある場合に前記設定レバーが前記設定位置に設定され、前記巻真が一段だけ引き出された場合に前記設定レバーが前記設定解除位置に設定され、前記巻真が二段だけ引き出された場合に前記設定レバーが前記設定解除位置に保たれると共に前記巻真の回転に応じてカレンダ修正が行われるように構成された請求項6又は7に記載の時計用ムーブメント
  9. 請求項1から5までのいずれか一つの項に記載の前記ボタンロック機構又は請求項6から8までのいずれか一つの項に記載の前記時計用ムーブメントを備えた時計
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