JP5389183B2 - ホームシアターシステム、映像音声再生装置、音声出力制御装置および音量制御方法 - Google Patents

ホームシアターシステム、映像音声再生装置、音声出力制御装置および音量制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ホームシアターシステム、映像音声再生装置および音声出力制御装置ならびにそれらの音量制御方法に関する。
地上波デジタル放送またはデジタル衛星放送等のデジタルテレビ放送では、ハイビジョン映像信号と呼ばれる高精細の映像信号が送信される。また、デジタルテレビ放送で送信される音声信号は、サラウンドと呼ばれる立体音響再生に対応している。具体的には、このような音声信号は、5.1チャンネルサラウンド方式の立体音響再生を可能としている。
5.1チャンネルは、フロント(左および右)、センター、およびサラウンド(左および右)の合計5個のスピーカー(5チャンネル)と、超低音用のサブウーハースピーカー(0.1チャンネル)とで構成される。
5.1チャンネルサラウンド方式に対応したホームシアターシステムでは、利用者の正面に表示画面を有するデジタル放送対応テレビ受信機(以下、デジタルテレビ受信装置という)が設置される。利用者の前方の左右にフロントスピーカーが設置される。利用者の正面にセンタースピーカーが配置される。サブウーハースピーカーは、利用者の前方の適当な場所に設置される。利用者の後方の左右にサラウンドスピーカーが設置される。
デジタルテレビ放送の音声を5.1チャンネルサラウンド方式で再生するために、アンプを内蔵するホームシアター装置がデジタルテレビ受信装置にHDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格に準拠するHDMIケーブルで接続される。HDMIケーブルは、映像・音声データ(映像データおよび音声データ)を送受信するデータ線と、機器間制御を行うCEC(Consumer Electronic Control)コマンドを送受信するCEC信号線とから構成される。ホームシアター装置には、上記の6個のスピーカーが接続される。
従来より、HDMI規格に準拠したCECコマンドを利用して音声再生機能を向上させる手法が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された音声制御システムでは、テレビジョン受信機にヘッドホンが接続されているか否かに応じてAV(Audio Visual)アンプにHDMIのCECライン経由で制御信号が送信される。それにより、音声出力の可否が制御される。
また、特許文献2に記載された音量補正回路システムでは、HDMI対応のSTB(セットトップボックス)からHDMIケーブルを通してHDMI対応のテレビに制御信号が送信される。それにより、STBの種類に応じてテレビの音声信号の増幅度が調整される。
さらに、特許文献3には、HDMIソース機器を含む複数の外部装置が接続される出力装置が記載される。HDMIソース機器に入力されるHDMI信号に音声信号が含まれない場合には、出力装置の操作部による音量操作が無効にされる。
特開2009−027678号公報 特開2006−352599号公報 特開2009−088646号公報
上記のように、HDMIを介して接続された機器間でのCECコマンドの送受信による種々の音声再生機能が提案されている。しかしながら、ホームシアターシステムにおいて、音量操作の操作性および応答性の向上ならびに高精度の音量調節を可能とする技術については、提案されていない。
本発明の目的は、音量操作の操作性および応答性の向上ならびに高精度の音量調節を可能とするホームシアターシステム、映像音声再生装置および音声出力制御装置ならびに音量制御方法を提供することである。
(1)本発明の一局面に従うホームシアターシステムは、映像音声再生装置と、映像を表示する表示部と、映像音声再生装置に通信媒体を介して接続された音声出力制御装置とを備え、映像音声再生装置は、音声データを取得する音声データ取得部と、音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得する音量操作情報取得部と、音声データ取得部により取得された音声データを通信媒体を介して音声出力制御装置に送信し、通信媒体を介して音声出力制御装置とコマンドの送受信を行う第1の送受信部と、音声出力制御装置の音量制御に関する音量制御状態データを記憶する記憶部と、表示部および第1の送受信部を制御する第1の制御部とを含み、音量制御状態データは、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データと、音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データとを含み、音声出力制御装置は、映像音声再生装置から通信媒体を介して音声データを受信し、通信媒体を介して映像音声再生装置とコマンドの送受信を行う第2の送受信部と、第2の送受信部により受信された音声データに基づいて音声信号を出力する増幅器と、第2の送受信部および増幅器を制御するとともに、予め定められたタイミングで、音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを第2の送受信部を介して映像音声再生装置に送信する第2の制御部とを含み、第1の制御部は、音声出力制御装置から第1の送受信部を介して音量制御状態データを受信した場合に、記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新し、音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、取得された音量操作情報および記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを第1の送受信部を介して音声出力制御装置に送信するとともに、決定された音量設定値データおよび記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させ、第2の制御部は、映像音声再生装置から第2の送受信部を介して音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて増幅器の音量を制御するものである。
このホームシアターシステムにおいては、映像音声再生装置の記憶部に音量制御状態データが記憶される。音声出力制御装置の第2の制御部は、予め定められたタイミングで、音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを第2の送受信部を介して映像音声再生装置に送信する。
映像音声再生装置の第1の制御部は、音声出力制御装置から第1の送受信部を介して音量制御状態データを受信した場合に、記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新する。また、第1の制御部は、音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、取得された音量操作情報および記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを第1の送受信部を介して音声出力制御装置に送信する。さらに、第1の制御部は、決定された音量設定値データおよび記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させる。
音声出力制御装置の第2の制御部は、映像音声再生装置から第2の送受信部を介して音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて増幅器の音量を制御する。
このように、映像音声再生装置の記憶部に音声出力制御装置の現在の音量制御状態データが記憶される。そのため、音量操作時に、第1の制御部は、記憶部に記憶された音量設定値データから音声出力制御装置の現在の音量を認識することができる。それにより、第1の制御部は、音声出力制御装置から現在の音量を取得することなく、音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間でのコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量調節の応答性を高くすることができる。
また、第1の制御部は、記憶部に記憶された最大音量値データから音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させることができる。したがって、利用者は、音声出力制御装置の最大音量に対する現在の音量を相対的に把握することができる。その結果、利用者は、音声出力制御装置の種類にかかわらず、現在の音量を直感的に把握することができる。
この場合、第1の制御部は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができる。それにより、音量表示の速度が速くなる。したがって、音声出力制御装置の音量変化が表示部の音量表示の変化に即座に反映される。
これらの結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(2)第1の制御部は、現在の音量の割合を表示部にバーで表示させてもよい。この場合、利用者は、現在の音量を直感的かつ視覚的に把握することができる。
(3)バーは、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に相当する長さを有する第1のバーと、現在の音量に相当する長さを有する第2のバーとを含んでもよい。
この場合、利用者は、第1のバーの長さに対する第2のバーの長さの割合に基づいて、現在の音量を直感的かつ視覚的に把握することができる。
(4)第1の制御部は、音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、記憶部に記憶された音量設定値データを決定された音量設定値データにより更新してもよい。
これにより、音量操作により音声出力制御装置の音量が変化した場合に、記憶部に最新の音量設定値データが記憶される。したがって、音量操作の連続性を維持することができる。
(5)映像音声再生装置は、音声出力制御装置に音声データを送信するシアターモードに設定可能に構成され、予め定められたタイミングは、映像音声再生装置がシアターモードに設定されたときを含み、第2の制御部は、映像音声再生装置がシアターモードに設定されたときに、音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを第2の送受信部を介して映像音声再生装置に送信してもよい。
この場合、映像音声再生装置がシアターモードに設定されたときに、記憶部に記憶される音量制御状態データが最新の音量制御状態データに更新される。それにより、音量操作時に、映像音声再生装置は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、最新の音量制御状態データに基づいて音量設定値データの決定および音量表示を行うことができる。その結果、高精度の音量調節が可能となる。
(6)音声出力制御装置は、増幅器の音量操作に用いられる音量操作部をさらに含み、予め定められたタイミングは、音量操作部により音量操作が行われたときを含み、第2の制御部は、音量操作部により音量操作が行われたときに、音量操作部による音量操作に基づいて音声出力制御装置の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを第2の送受信部を介して音声出力制御装置に送信し、第1の制御部は、音声出力制御装置から第1の送受信部を介して音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、記憶部に記憶された音量設定値データを受信した音量設定値データにより更新してもよい。
このような構成により、映像音声再生装置の側だけでなく、音声出力制御装置の側でも、音声出力制御装置の音量操作を行うことが可能となる。この場合、音声出力制御装置から映像音声再生装置に音量操作後の音量設定値データが送信されるので、記憶部に最新の音量設定値データが記憶される。その結果、音声出力制御装置の側で音量操作を行った後に映像音声再生装置の側で音量操作を行う場合でも、音量操作の連続性を維持することができる。
(7)音量制御状態データは、音声出力制御装置が消音状態に設定されているか否かを示す消音設定状態データをさらに含んでもよい。
この場合、映像音声再生装置の第1の制御部は、音声出力制御装置から音量制御状態データを受信することにより、最大音量値データおよび音量設定値データと同時に音声出力制御装置の消音設定状態データを取得することができる。それにより、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間で少ない回数のコマンドの送受信により映像音声再生装置が音声出力制御装置の状態を把握することができる。その結果、操作応答性が向上する。
(8)第1の制御部は、音量操作情報取得部により取得される音量操作情報が音量の増加または減少を示す場合に、音量設定値データが1よりも大きい値ずつ増加または減少するように音量設定値データを決定してもよい。
この場合、音量設定値データの送受信の回数が低減されるので、コマンドの送信時間を短縮することができる。その結果、音量操作の速度を高めることが可能となる。
(9)本発明の他の局面に従う映像音声再生装置は、音声出力制御装置に通信媒体を介して接続されるとともに表示部に接続される映像音声再生装置であって、音声データを取得する音声データ取得部と、音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得する音量操作情報取得部と、音声データ取得部により取得された音声データを通信媒体を介して音声出力制御装置に送信し、通信媒体を介して音声出力制御装置とコマンドの送受信を行う送受信部と、音声出力制御装置の音量制御に関する音量制御状態データを記憶する記憶部と、表示部および送受信部を制御する制御部とを備え、音量制御状態データは、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データと、音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データとを含み、制御部は、音声出力制御装置から送受信部を介して音量制御状態データを受信した場合に、記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新し、音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、取得された音量操作情報および記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを送受信部を介して音声出力制御装置に送信するとともに、決定された音量設定値データおよび記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させるものである。
この映像音声再生装置においては、記憶部に音声出力制御装置の現在の音量制御状態データが記憶される。そのため、音量操作時に、制御部は、記憶部に記憶された音量設定値データから音声出力制御装置の現在の音量を認識することができる。それにより、制御部は、音声出力制御装置から現在の音量を取得することなく、音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間でのコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量調節の応答性を高くすることができる。
また、制御部は、記憶部に記憶された最大音量値データから音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させることができる。したがって、利用者は、音声出力制御装置の最大音量に対する現在の音量を相対的に把握することができる。その結果、利用者は、音声出力制御装置の種類にかかわらず、現在の音量を直感的に把握することができる。
この場合、制御部は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができる。それにより、音量表示の速度が速くなる。したがって、音声出力制御装置の音量変化が表示部の音量表示の変化に即座に反映される。
これらの結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(10)本発明のさらに他の局面に従う音声出力制御装置は、映像音声再生装置に通信媒体を介して接続される音声出力制御装置であって、映像音声再生装置から通信媒体を介して音声データを受信し、通信媒体を介して映像音声再生装置とコマンドの送受信を行う送受信部と、送受信部により受信された音声データに基づいて音声信号を出力する増幅器と、送受信部および増幅器を制御するとともに、予め定められたタイミングで、音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを送受信部を介して映像音声再生装置に送信する制御部とを備え、音量制御状態データは、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データと、音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データとを含み、制御部は、映像音声再生装置から送受信部を介して音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて増幅器の音量を制御するものである。
この音声出力制御装置によれば、映像音声再生装置が音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを記憶することができる。そのため、音量操作時に、映像音声再生装置は、記憶された音量設定値データから音声出力制御装置の現在の音量を認識することができる。それにより、映像音声再生装置は、音声出力制御装置から現在の音量を取得することなく、音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間でのコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量調節の応答性を高くすることができる。
また、映像音声再生装置は、記憶された最大音量値データから音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、映像音声再生装置は、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させることができる。したがって、利用者は、音声出力制御装置の最大音量に対する現在の音量を相対的に把握することができる。その結果、利用者は、音声出力制御装置の種類にかかわらず、現在の音量を直感的に把握することができる。
この場合、映像音声再生装置は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができる。それにより、音量表示の速度が速くなる。したがって、音声出力制御装置の音量変化が表示部の音量表示の変化に即座に反映される。
これらの結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(11)本発明のさらに他の局面に従う音量制御方法は、映像音声再生装置、表示部、および映像音声再生装置に通信媒体を介して接続された音声出力制御装置を備えたホームシアターシステムにおいて音声出力制御装置の音量を制御する音量制御方法であって、映像音声再生装置において音声データを取得するステップと、取得された音声データを映像音声再生装置から通信媒体を介して音声出力制御装置に送信するステップと、音声出力制御装置において映像音声再生装置から通信媒体を介して音声データを受信するステップと、音声出力制御装置おいて受信された音声データに基づいて増幅器から音声信号を出力するステップと、映像音声再生装置において音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データおよび音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データを含む音量制御状態データを記憶部に記憶するステップと、音声出力制御装置において、予め定められたタイミングで、音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを音声出力制御装置から映像音声再生装置に送信するステップと、映像音声再生装置において音声出力制御装置から音量制御状態データを受信した場合に、記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新するステップと、映像音声再生装置において音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得するステップと、映像音声再生装置において、取得された音量操作情報および記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定するステップと、決定された音量設定値データを含むコマンドを映像音声再生装置から音声出力制御装置に送信するステップと、決定された音量設定値データおよび記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させるステップと、音声出力制御装置において、映像音声再生装置から音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて増幅器の音量を制御するステップとを含むものである。
この音量制御方法においては、映像音声再生装置の記憶部に音声出力制御装置の現在の音量制御状態データが記憶される。そのため、音量操作時に、映像音声再生装置は、記憶部に記憶された音量設定値データから音声出力制御装置の現在の音量を認識することができる。それにより、映像音声再生装置は、音声出力制御装置から現在の音量を取得することなく、音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間でのコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量調節の応答性を高くすることができる。
また、映像音声再生装置は、記憶部に記憶された最大音量値データから音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させることができる。したがって、利用者は、音声出力制御装置の最大音量に対する現在の音量を相対的に把握することができる。その結果、利用者は、音声出力制御装置の種類にかかわらず、現在の音量を直感的に把握することができる。
この場合、映像音声再生装置は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができる。それにより、音量表示の速度が速くなる。したがって、音声出力制御装置の音量変化が表示部の音量表示の変化に即座に反映される。
これらの結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(12)本発明のさらに他の局面に従う音量制御方法は、音声出力制御装置に通信媒体を介して接続されるとともに表示部に接続される映像音声再生装置において音声出力制御装置の音量を制御する音量制御方法であって、音声データを取得するステップと、取得された音声データを通信媒体を介して音声出力制御装置に送信するステップと、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データおよび音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データを含む音量制御状態データを記憶部に記憶するステップと、音声出力制御装置から音量制御状態データを受信した場合に、記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新するステップと、音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得するステップと、取得された音量操作情報および記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定するステップと、決定された音量設定値データを含むコマンドを音声出力制御装置に送信するステップと、決定された音量設定値データおよび記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させるステップとを含むものである。
この音量制御方法においては、映像音声再生装置の記憶部に音声出力制御装置の現在の音量制御状態データが記憶される。そのため、音量操作時に、映像音声再生装置は、記憶部に記憶された音量設定値データから音声出力制御装置の現在の音量を認識することができる。それにより、映像音声再生装置は、音声出力制御装置から現在の音量を取得することなく、音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間でのコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量調節の応答性を高くすることができる。
また、映像音声再生装置は、記憶部に記憶された最大音量値データから音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させることができる。したがって、利用者は、音声出力制御装置の最大音量に対する現在の音量を相対的に把握することができる。その結果、利用者は、音声出力制御装置の種類にかかわらず、現在の音量を直感的に把握することができる。
この場合、映像音声再生装置は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができる。それにより、音量表示の速度が速くなる。したがって、音声出力制御装置の音量変化が表示部の音量表示の変化に即座に反映される。
これらの結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(13)本発明のさらに他の局面に従う音量制御方法は、映像音声再生装置に通信媒体を介して接続される音声出力制御装置において音量を制御する音量制御方法であって、映像音声再生装置から通信媒体を介して音声データを受信するステップと、受信された音声データに基づいて増幅器から音声信号を出力するステップと、予め定められたタイミングで、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データおよび音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データを含む音量制御状態データを映像音声再生装置に送信するステップと、映像音声再生装置から音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて増幅器の音量を制御するステップとを含むものである。
この音量制御方法によれば、映像音声再生装置が音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを記憶することができる。そのため、音量操作時に、映像音声再生装置は、記憶された音量設定値データから音声出力制御装置の現在の音量を認識することができる。それにより、映像音声再生装置は、音声出力制御装置から現在の音量を取得することなく、音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、映像音声再生装置と音声出力制御装置との間でのコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量調節の応答性を高くすることができる。
また、映像音声再生装置は、記憶された最大音量値データから音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、映像音声再生装置は、音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する音声出力制御装置の現在の音量の割合を表示部に表示させることができる。したがって、利用者は、音声出力制御装置の最大音量に対する現在の音量を相対的に把握することができる。その結果、利用者は、音声出力制御装置の種類にかかわらず、現在の音量を直感的に把握することができる。
この場合、映像音声再生装置は、音声出力制御装置とコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができる。それにより、音量表示の速度が速くなる。したがって、音声出力制御装置の音量変化が表示部の音量表示の変化に即座に反映される。
これらの結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
本発明によれば、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るホームシアターシステムの構成を示すブロック図である。 図2は図1のホームシアターシステムにおけるデジタルテレビ受信装置およびホームシアター装置の詳細な構成を示すブロック図である。 図3aは第1の実施の形態におけるホームシアターシステムの音量バー表示の例を示す図である。 図3bは第1の実施の形態におけるホームシアターシステムの音量バー表示の例を示す図である。 図4はシアターモード設定動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。 図5は音量操作ボタンの1回押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。 図6は音量操作ボタンの長押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。 図7は音量操作ボタンの長押しによる音量調動作作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。 図8は消音設定動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。 図9は本発明の第2の実施の形態に係るホームシアター装置での音量調節操作によるデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。 図10は音量操作ボタンの1回押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信の参考例を示すシーケンス図である。 図11は音量操作ボタンの長押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信の参考例を示すシーケンス図である。 図12は消音設定動作時のデジタルテレビ受信装置とホームシアター装置との間のCECコマンドの送受信の参考例を示すシーケンス図である。 図13は本発明の第3の実施の形態に係るホームシアターシステムの構成を示すブロック図である。 図14は本発明の第4の実施の形態に係るホームシアターシステムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係るホームシアターシステムについて、図面を参照しながら説明する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)ホームシアターシステム1の構成
図1は本発明の第1の実施の形態に係るホームシアターシステム1の構成を示すブロック図である。図1には、室内に配置された5.1チャンネルサラウンド方式に対応したホームシアターシステム1が示される。
図1において、利用者310の正面に表示画面を有するデジタル放送対応テレビ受信機(以下、デジタルテレビ受信装置という)100が設置される。利用者310の前方の左右にフロントスピーカー311,312が設置される。利用者310の正面にセンタースピーカー313が配置される。サブウーハースピーカー314は、利用者310の前方の適当な場所に設置される。利用者310の後方の左右にサラウンドスピーカー315,316が設置される。
以下、フロントスピーカー311,312、センタースピーカー313、サブウーハースピーカー314およびサラウンドスピーカー315,316の各々を区別する必要がない場合には、それらを単にスピーカー311〜316と略記する。
デジタルテレビ受信装置100には、ステレオ再生用の2個の小型のスピーカーが内蔵される。デジタルテレビ放送の音声を5.1チャンネルサラウンド方式で再生するために、デジタルテレビ受信装置100にホームシアター装置200とスピーカー311〜316とが接続される。それにより、ホームシアターシステム1が構成される。ホームシアターシステム1により、利用者310は自宅にいながら、あたかも映画館、コンサートホールまたはスポーツ競技場にいるような臨場感ある立体音響再生を楽しむことが可能となる。
デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200とは、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格に準拠するHDMIケーブル320で接続される。HDMIケーブル320は、映像・音声データ(映像データおよび音声データ)を送受信するデータ線321と、機器間制御を行うCEC(Consumer Electronic Control)コマンドを送受信するCEC信号線322とから構成される。
ホームシアター装置200は、5.1チャンネルの音声データを復号し、スピーカー311〜316を後述するアンプで駆動する。5.1チャンネルの音声データは、放送信号中に含まれ、例えばAC−3(Audio Code number3)方式で圧縮されている。また、ホームシアター装置200は、デジタルテレビ受信装置100と連携して利用者310によるリモコン装置301の操作に従って音量調節および消音等の音量制御を行う。
本実施の形態に係るホームシアターシステム1では、デジタルテレビ受信装置100の表示部103(図2参照)を除く部分が映像音声再生装置として用いられ、ホームシアター装置200が音声出力制御装置として用いられ、デジタルテレビ受信装置100の表示部103(図2参照)が表示部として用いられる。
(1−2)デジタルテレビ受信装置およびホームシアター装置の構成
図2は図1のホームシアターシステム1におけるデジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200の詳細な構成を示すブロック図である。
デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200とはHDMIケーブル320で接続される。デジタルテレビ受信装置100は、テレビモードおよびシアターモードに選択的に設定可能である。ホームシアター装置200は、シアターモードまたは消音状態に選択的に設定可能である。
シアターモードとは、デジタルテレビ受信装置100により得られる音声データに基づく音声を後述するデジタルテレビ受信装置100に内蔵されたスピーカーから出力するのではなく、ホームシアター装置200に接続されたスピーカー311〜316から出力するモードである。一方、テレビモードとは、デジタルテレビ受信装置100により得られる音声データに基づく音声を後述する内蔵のスピーカーから出力するモードである。
まず、デジタルテレビ受信装置100の構成を説明する。図2に示すように、デジタルテレビ受信装置100は、チューナ101、復号部102、表示部103、音声出力部104、HDMI送受信部105、CPU106、メモリ107およびリモコン受光部108を含む。チューナ101および復号部102がコンテンツ供給源110を構成する。デジタルテレビ受信装置100には、リモコン装置301が付属する。
チューナ101は、地上波デジタル放送またはデジタル衛星放送等におけるデジタル放送信号の受信、選局および復調を行い、選択されたコンテンツの映像信号および音声信号を出力する。復号部102は、チューナ101から出力される映像信号および音声信号を復号し、映像データおよび音声データを出力する。表示部103は、復号部102から出力される映像データに基づいて画面に映像を表示する。音声出力部104は、2つのスピーカーを含み、復号部102から出力される音声データに基づいてスピーカーから音声を出力する。
リモコン装置301は、音量操作用の音量操作ボタンを有する。音量操作は、音量調節、消音設定および消音解除を含む。音量操作ボタンは、音量を増加させるための音量アップボタン、音量を減少させるための音量ダウンボタン、ならびに消音設定および消音解除を指示するための消音ボタンを含む。利用者310は、リモコン装置301の音量操作ボタンを用いて音声出力部104のスピーカーまたはスピーカー311〜316の音量操作を行うことができる。この場合、リモコン装置301は、音量操作ボタンの操作に応じた音量操作情報を光信号として送信する。リモコン受光部108は、リモコン装置301からの音量操作情報を光信号として受信すると、その光信号を電気信号に変換し、その電気信号を音量操作情報としてCPU106に与える。
デジタルテレビ受信装置100がテレビモードに設定されている場合には、CPU106は、音量操作情報に基づいて、音声出力部104のスピーカーから出力される音声の音量を制御するとともに、その制御された音量を表示部103にオンスクリーン表示させる。デジタルテレビ受信装置100がシアターモードに設定されている場合には、CPU106は、ホームシアター装置200を通してホームシアターシステム1のスピーカー311〜316から出力される音声の音量を制御するとともに、その制御された音量を表示部103にオンスクリーン表示させる。
メモリ107は、現時点のホームシアター装置200における音量制御に関する状態データ(以下、音量制御状態データと呼ぶ)を記憶する。音量制御状態データは、ホームシアター装置200における最大音量値データ、音量設定値データおよび消音設定状態データを含む。
最大音量値データとは、ホームシアター装置200において音量調節可能な範囲の最大値を示すデータである。音量制御状態データが、音量調節可能な範囲の最小値を示す最小音量値データを含んでもよい。音量制御状態データが最小音量値データを含まない場合には、最小音量値データは例えば0である。
音量設定値データとは、ホームシアター装置200において設定される音量の値(レベル)を示すデータである。消音設定状態データとは、ホームシアター装置200が消音状態に設定されているか否かを示すデータである。
表示部103は、ブラウン管、液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイ等により構成される。表示部103は、デジタル放送の映像を表示する画面を有する。また、表示部103は、CPU106の制御に基づいてデジタル放送の映像に重畳して音声出力部104のスピーカーまたはスピーカー311〜316の現在の音量を表示する。
HDMI送受信部105は、後述するホームシアター装置200のHDMI送受信部205と通信を行うことにより、ホームシアター装置200に映像・音声データおよびCECコマンドを送信し、ホームシアター装置200からCECコマンドを受信する。HDMI規格において、映像・音声データはHDMI送受信部105からHDMI送受信部205への一方向に送信され、CECコマンドはHDMI送受信部105とHDMI送受信部205との間で双方向に送信される。
デジタルテレビ受信装置100は、ホームシアター装置200における最大音量値データおよび現時点の音量設定値データの両方をメモリ107に記憶することにより、音量バー表示を容易に行うことができる。ここで、音量バー表示とは、音量をバーの長さにより表示することをいう。本実施の形態では、後述するように、音量調節可能な範囲を示すバー(以下、調節可能範囲バーと呼ぶ)および現在の音量を示すバー(以下、音量バーと呼ぶ)が表示部103の画面に表示される。
次に、ホームシアター装置200の構成を説明する。図2に示すように、ホームシアター装置200は、音量操作部201、メモリ202、アンプ203、CPU204、およびHDMI送受信部205を含む。
音量操作部201は、デジタルテレビ受信装置100がシアターモードに設定されている場合に、利用者310がホームシアター装置200に対して直接的に音量操作を行うために設けられる。音量操作部201は、音量を増加させるための音量アップボタン、音量を減少させるための音量ダウンボタン、ならびに消音設定および消音解除を指示するための消音ボタンを含む。それにより、シアターモード時には、利用者310は、リモコン装置301による音量操作だけでなく、ホームシアター装置200の音量操作部201により音量操作を行うことが可能となる。音量操作部201は、回転ダイアル式の音量調節つまみを含んでもよい。この場合、音量操作ボタンを押す操作に比べて、アナログ感覚の音量調節が可能となる。音量操作部201の音量アップボタン、音量ダウンボタン、消音ボタンおよび音量調節つまみの一部またはすべてがホームシアター装置200の本体部に設けられてもよく、ホームシアター装置200に付属するリモコン装置に設けられてもよい。
メモリ202は、CPU204の制御に基づいてアンプ203の現在の音量制御状態データを記憶する。
HDMI送受信部205は、デジタルテレビ受信装置100のHDMI送受信部105と通信を行うことにより、デジタルテレビ受信装置100から映像・音声データおよびCECコマンドを受信し、デジタルテレビ受信装置100にCECコマンドを送信する。
CPU204は、HDMI送受信部205を介してデジタルテレビ受信装置100のCPU106からCECコマンドおよび映像・音声データを受け取る。CPU204は、CECコマンドを解釈し、解釈結果に基づいてアンプ203の増幅率(利得)を制御する。また、CPU204は、音量操作部201からの指示に基づいてアンプ203の増幅率を制御する。
アンプ203は、音声データをアナログ音声信号に変換し、アナログ音声信号を制御された増幅率で増幅し、増幅されたアナログ音声信号に基づいてスピーカー311〜316を駆動する。それにより、スピーカー311〜316から音量制御された音声が出力される。
(1−3)デジタルテレビ受信装置およびホームシアター装置の概略動作
ここで、音量操作時のデジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200の動作の概要を説明する。なお、デジタルテレビ受信装置100はシアターモードに設定されている。
まず、音量操作時(音量調節時、消音設定時または消音解除時)には、利用者310がリモコン装置301の音量操作ボタンを押すと、デジタルテレビ受信装置100のCPU106は、リモコン受光部108を介して音量操作ボタンの操作に応じた音量操作情報を取得する。次に、CPU106は、音量操作情報に対応するCECコマンドをHDMI送受信部105、HDMIケーブル320およびHDMI送受信部205を介してホームシアター装置200のCPU204に送信する。このCECコマンドは、音量設定値データを含む。
CPU204は、受信したCECコマンドを解釈することによりCECコマンドから音量設定値データを抽出し、抽出した音量設定値データをアンプ203に設定する。また、CPU204は、抽出した音量設定値データをメモリ202に記憶させる。それにより、音量設定値データに基づいてアンプ203の増幅率が制御される。その結果、スピーカー311〜316から出力される音声の音量が制御される。
次に、デジタルテレビ受信装置100がホームシアター装置200から音量制御状態データを取得する動作を説明する。デジタルテレビ受信装置100のCPU106は、音量制御状態データを要求するCECコマンドをHDMI送受信部105、HDMIケーブル320およびHDMI送受信部205を介してホームシアター装置200のCPU204に送信する。
CPU204は、受信したCECコマンドを解釈し、アンプ203に設定された現在の音量設定値データを取得する。さらに、CPU204は、取得した音量設定値データをメモリ202に記憶させるとともに、音量制御状態データを含むCECコマンドをHDMI送受信部205、HDMIケーブル320およびHDMI送受信部105を介してデジタルテレビ受信装置100のCPU106に送信する。音量制御状態データは、最大音量値データ、音量設定値データおよび消音設定状態データを含む。
CPU106は、受信したCECコマンドを解釈し、CECコマンドから音量制御状態データを抽出し、抽出した音量制御状態データをメモリ107に記憶させる。また、CPU106は、抽出した音量制御状態データに含まれる最大音量値データおよび音量設定値データに基づいて調節可能範囲バーおよび音量バーを表示部103の画面上にオンスクリーン表示する。
以下、スピーカー311〜316から出力される音声の音量をアンプ203の音量またはホームシアター装置200の音量と称する。
(1−4)音量バー表示の例
図3aおよび図3bは第1の実施の形態におけるホームシアターシステム1の音量バー表示の例を示す図である。図3aに示す例では、表示部103の画面上の音量バー表示401は、ホームシアター装置200の音量調節可能な範囲を示す調節可能範囲バー402、ホームシアター装置200の現在の音量を示す音量バー403およびホームシアター装置200の現在の音量の割合を示す数字404を含む。図3bの例では、表示部103の画面上の音量バー表示401は、ホームシアター装置200の音量調節可能な範囲を示す調節可能範囲バー402およびホームシアター装置200の現在の音量を示す音量バー403を含む。
調節可能範囲バー402の全体の長さL1がホームシアター装置200の音量調節可能な範囲の最大値に相当する。音量バー403の長さL2がホームシアター装置200の現在の音量に相当する。したがって、調節可能範囲バー402の長さL1に対する音量バー403の長さL2の割合が音量調節可能な範囲に対する現在の音量の割合を示す。図3aの数字404は、音量調節可能な範囲に対する現在の音量の割合を示す。
後述するように、デジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200がシアターモードに設定されたときに、デジタルテレビ受信装置100はホームシアター装置200から音量制御状態データを取得する。音量制御状態データに含まれる最大音量値データおよび音量設定値データに基づいて図3aおよび図3bの音量バー表示401を行うことができる。
例えば、最大音量値データが100であり、最小音量値データが0であるとする。この場合、現時点の音量設定値データが50であれば、調節可能範囲バー402の長さL1(音量バー403の最大長)の50%に相当する長さL2の音量バー403が表示される。また、現在の音量の割合50%が数字404で表示される。
あるいは、最大音量値データおよび音量設定値データのdB換算により音量バー403が表示されてもよい。例えば、最大音量値データが100であり、最小音量値データが1であるとする。この場合、音量調節可能な範囲は0dBから+40dBまでである。現時点の音量設定値データが40であれば、20log40=+32[dB]であるので、現在の音量は+32dBとなる。この場合、音量調節可能な範囲に対する現在の音量の割合は32/40=80[%]となる。したがって、調節可能範囲バー402の長さL1の80%に相当する長さL2の音量バー403が表示される。また、現在の音量の割合80%が数字404で表示される。
図3aおよび図3bの例では、利用者310は、調節可能範囲バー402の長さL1に対する音量バー403の長さL2の割合に基づいてホームシアター装置200の現在の音量を直感的かつ視覚的に認識することができる。また、図3aの例では、利用者310は、数字404に基づいてホームシアター装置200の正確な音量の割合を認識することができる。
(1−5)ホームシアターシステムの詳細な動作
以下、本実施の形態に係るホームシアターシステム1の音量制御動作を詳しく説明する。以下の音量制御動作は、デジタルテレビ受信装置100のCPU106がメモリ107に記憶されたプログラムを実行するとともにホームシアター装置200のCPU204がメモリ202に記憶されたプログラムを実行することにより行われる。
このように、デジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200の制御動作の主体はそれぞれCPU106およびCPU204であるが、説明を簡単にするために、以下、デジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200を動作主体として説明する。また、適宜、CECコマンドをコマンドと略記する。
消音設定状態とは、アンプ203からアナログ音声信号がスピーカー311〜316に出力されない状態をいう。この場合、スピーカー311〜316から音声が出力されない。消音解除状態とは、アンプ203からアナログ音声信号がスピーカー311〜316に出力される状態をいう。この場合、スピーカー311〜316から音声が出力される。
以下に説明するシーケンス図では、消音設定を“消音ON”と記載し、消音解除を“消音OFF”と記載する。消音設定状態を“消音=ON状態”と記載し、消音解除状態を“消音=OFF状態”と記載する。
また、最小音量値データを0とする。消音設定状態データは、消音設定状態(消音オン)および消音解除状態(消音オフ)を表す。
(a)シアターモードへの設定動作
図4はシアターモード設定動作時のデジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。図4には、リモコン装置301によりシアターモードの設定操作が行われた場合の制御動作が示される。
図4において、リモコン装置301によりシアターモードの設定が指示されると、デジタルテレビ受信装置100は、まず、<Request to switch to Theater mode>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS201)。このコマンドは、シアターモードへの切り替えを要求するコマンドである。ホームシアター装置200は、ステップS201で受信したコマンドに応答して、アンプ203の消音状態を解除するとともに、アンプ203をシアターモードに設定する。その後、ホームシアター装置200は、<Reply completion of Theater mode>コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS202)。このコマンドは、シアターモードの設定が完了したことを示すコマンドである。これ以降、ホームシアター装置200は、デジタルテレビ受信装置100から送信される音声データを再生可能な状態に入る。
引き続き、デジタルテレビ受信装置100は、<Acquire volume status>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS203)。このコマンドは、音量制御状態データを要求するコマンドである。ホームシアター装置200は、ステップS203で受信したコマンドに応答して、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X(current volume)]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS204)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音解除状態および現在の音量設定値データ「X」を通知するコマンドである。デジタルテレビ受信装置100は、ステップS204で受信した音量制御状態データをメモリ107に記憶する。
このように、ホームシアター装置200がシアターモードに設定されるとともに、ホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に現在の音量制御状態データが送信される。それにより、デジタルテレビ受信装置100のメモリ107に記憶される音量制御状態データが最新の音量制御状態データで更新される。
(b)1回押しによる音量調節動作
以下の説明において、音量操作ボタンの1回押しとは、利用者310が音量操作ボタンを所定の時間(例えば300ms)よりも短い時間1回押す操作(ワンプッシュ操作)をいう。音量操作ボタンの1回押しによりホームシアター装置200の音量の値(音量のレベル)が「1」変化する。
図5は音量操作ボタンの1回押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。図5には、音量アップボタンの1回押しによる音量増加操作が行われた場合の音量調節の制御動作が示される。図5では、音量の値が「1」増加することを「音量1アップ」と表示する。
デジタルテレビ受信装置100は、リモコン装置301の音量アップボタンが押されたことを示す音声操作情報と、メモリ107に記憶された音量制御状態データの音量設定値データとから、ホームシアター装置200に送信すべき音量設定値データを決定する。このとき、メモリ107に記憶された音量制御状態データは、ホームシアター装置200の現在の音量設定値データが「X」であることを示している。
デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量設定値データに基づいて、<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+1]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS211)。このコマンドは、アンプ203の消音状態を解除するとともにアンプ203に音量設定値データ「X+1」を設定するコマンドである。ホームシアター装置200は、ステップS211で受信したコマンドに基づいて、アンプ203の消音状態を解除するとともに、アンプ203に音量設定値データ「X+1」を設定する。
その後、デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶される音量設定値データを最新の音量設定値データ「X+1」に更新するとともに、音量設定値データ「X+1」に基づいた音量バーを表示部103の画面上にオンスクリーン表示する。
音量ダウンボタンの1回押しによる音量減少操作が行われた場合には、ステップS211の<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+1]コマンドの代わりに<Set the volume status with>[“Mute Off”,X−1]コマンドがデジタルテレビ受信装置100からホームシアター装置200に送信される。このコマンドは、アンプ203の消音状態を解除するとともにアンプ203に音量設定値データ「X−1」を設定するコマンドである。音量減少操作時の他の動作は、音量増加操作時の動作と同様である。
このように、デジタルテレビ受信装置100からホームシアター装置200への1ステップのCECコマンドの送信によりホームシアター装置200の音量の値が「1」変化する。それにより、音量調節の応答性を向上させることが可能となる。
(c)長押しによる音量調節動作
以下の説明において、音量操作ボタンの長押しとは、利用者310が音量操作ボタンを所定の時間(例えば300ms)よりも長い時間連続的に押す操作(連続的音量調節操作)をいう。音量操作ボタンの長押しによりホームシアター装置200の音量の値(音量のレベル)が「2」以上変化する。
図6および図7は音量操作ボタンの長押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。図6および図7には、音量アップボタンの長押しによる音量増加操作が行われた場合の音量調節の制御動作が示される。図6は、音量設定値データが1ずつ連続的に増加される例を示す。図7は、音量設定値データが1よりも大きい所定値ずつ増加される例を示す。図6および図7では、ホームシアター装置200の音量の値(音量のレベル)が「1」〜「5」増加することを「音量1アップ」〜「音量5アップ」と表示する。
まず、図6の例では、メモリ107に記憶された音量制御状態データは、ホームシアター装置200の現在の音量設定値データが「X」であることを示している。
利用者310がリモコン装置301の音量アップボタンを押すと、デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶される音量設定値データに基づいて、<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+1]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS221)。このコマンドは、アンプ203の消音状態を解除するとともにアンプ203に音量設定値データ「X+1」を設定するコマンドである。ホームシアター装置200は、ステップS221で受信したコマンドに基づいて、アンプ203の消音状態を解除するとともに、アンプ203に音量設定値データ「X+1」を設定する。
デジタルテレビ受信装置100は、所定の待機時間T1(例えば300ms)の後、<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+2]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS222)。このコマンドは、アンプ203の消音解除状態を維持するとともにアンプ203に音量設定値データ「X+2」を設定するコマンドである。ホームシアター装置200は、ステップS222で受信したコマンドに基づいて、アンプ203に音量設定値データ「X+2」を設定する。
デジタルテレビ受信装置100は、待機時間T1の経過により、音量アップボタンが長押しされていると判定する。それにより、デジタルテレビ受信装置100は、音量アップボタンが離されるまで、短期間T2(例えば150ms)の経過ごとにアンプ203の消音解除状態を維持するとともにアンプ203に1ずつ増加する音量設定値データを設定するコマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS223〜S227)。すなわち、デジタルテレビ受信装置100は、ステップS223〜S227で音量設定値データ「X+3」、「X+4」、「X+5」、「X+6」および「X+7」をそれぞれ含むコマンドをホームシアター装置200に順次送信する。ホームシアター装置200は、ステップS223〜S227で受信したコマンドに基づいて、アンプ203に音量設定値データ「X+3」、「X+4」、「X+5」、「X+6」および「X+7」を順次設定する。
この間、デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶される音量設定値データを最新の音量設定値データ「X+1」〜「X+7]により更新するとともに、音量設定値データ「X+1」〜「X+7]に基づいた音量バーを表示部103の画面上にオンスクリーン表示する。
図6の例では、デジタルテレビ受信装置100が<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+7]コマンドをホームシアター装置200に送信した後(ステップS227の後)、音量アップボタンが離される。それにより、デジタルテレビ受信装置100は、CECコマンドの送信を終了する。
このように、デジタルテレビ受信装置100のリモコン装置301によりホームシアター装置200の音量のレベルを1ずつ細かく調節することができる。
音量ダウンボタンの長押しによる音量減少操作が行われた場合には、ステップS221〜S227の音量設定値データ「X+1」、「X+2」、「X+3」、「X+4」、「X+5」、「X+6」および「X+7」をそれぞれ含むCECコマンドの代わりに音量設定値データ「X−1」、「X−2」、「X−3」、「X−4」、「X−5」、「X−6」および「X−7」をそれぞれ含むCECコマンドがデジタルテレビ受信装置100からホームシアター装置200に送信される。音量減少操作時の他の動作は、音量増加操作時の動作と同様である。
次に、図7の例について説明する。図7のステップS231,S232,S234,S236,S237の処理は図6のステップS221,S222,S224,S226,S227の処理と同じである。
図7のステップS233,S235の処理は、図6のステップS223,S225の処理とは異なる。すなわち、図6の例では、デジタルテレビ受信装置100がホームシアター装置200にステップS223で<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+2]コマンドを送信し、ステップS225で<Set the volume status with>[“Mute Off”,X+5]コマンドを送信する。これに対して、図7の例では、デジタルテレビ受信装置100はステップS233およびステップS235でホームシアター装置200へのCECコマンドの送信を休止する。
音量ダウンボタンの長押しによる音量減少操作が行われた場合には、ステップS221,S222,S224,S226,S227の音量設定値データ「X+1」、「X+2」、「X+4」、「X+6」および「X+7」をそれぞれ含むCECコマンドの代わりに音量設定値データ「X−1」、「X−2」、「X−4」、「X−6」および「X−7」をそれぞれ含むCECコマンドがデジタルテレビ受信装置100からホームシアター装置200に送信される。音量減少操作時の他の動作は、音量増加操作時の動作と同様である。
このように、音量設定値データが間引かれることにより、CECコマンドの送信回数が低減される。それにより、CECコマンドの送信間隔を短縮することにより、ホームシアター装置200の音量調節を迅速に行うことができる。
(d)消音設定動作および消音解除動作
図8は消音設定動作時のデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。図8には、消音ボタンによる消音設定操作が行われた場合の消音設定の制御動作が示される。
利用者310がリモコン装置301の消音ボタンを押すことにより消音設定操作を行うと、デジタルテレビ受信装置100は、<Set the volume status with>[“Mute On”,X]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS241)。このコマンドは、アンプ203を消音状態に設定するとともにアンプ203に音量設定値データ「X」を設定するコマンドである。
ホームシアター装置200は、ステップS241で受信したコマンドに応答して、アンプ203を消音状態に設定するとともに、アンプ203に音量設定値データ「X」を設定する。また、ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute On”,X]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS242)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音設定状態および音量設定値データ「X」を通知するコマンドである。デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶される音量制御状態データをステップS242で受信した音量制御状態データにより更新する。
消音解除操作が行われた場合には、ステップS241で<Set the volume status with>[“Mute On”,X]コマンドの代わりに<Set the volume status with>[“Mute Off”,X]コマンドがデジタルテレビ受信装置100からホームシアター装置200に送信される。また、ステップS242で<Notify with>[Max Value][“Mute On”,X]コマンドの代わりに<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X]コマンドがホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に送信される。
これにより、ホームシアター装置200において音量操作部201により音量調節操作が行われた場合でも、消音設定操作時または消音解除操作時に、デジタルテレビ受信装置100がホームシアター装置200の最新の音量制御状態データを取得することができる。
消音設定操作および消音解除操作には、高速な応答性が要求されない。したがって、消音設定操作時および消音解除操作時にホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に音量制御状態データが送信されることにより、音量調節操作の応答性を損なうことなく、メモリ107に記憶される音量制御状態データを最新の音量制御状態データに更新することができる。
(1−6)第1の実施の形態の効果
このように、本実施の形態におけるホームシアターシステム1においては、デジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200がシアターモードに設定されたときに、デジタルテレビ受信装置100のCPU106がホームシアター装置200の現在の音量制御状態データを取得し、メモリ107に記憶される音量設定値データを取得した音量設定値データに更新する。そのため、音声操作時に、CPU106は、メモリ107に記憶された音量設定値データからホームシアター装置200の現在の音量を認識することができる。それにより、CPU106は、ホームシアター装置200から現在の音量を取得することなく、操作後の音量設定値データを決定することができる。したがって、音量操作時に、デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間でのCECコマンドの送受信の回数を低減することができる。その結果、音量操作の応答性を高くすることができる。
また、リモコン装置301による音量操作によりホームシアター装置200の音量が変化した場合には、メモリ107に最新の音量設定値データが記憶される。したがって、音量操作の連続性を維持することができる。
また、CPU106は、メモリ107に記憶された最大音量値データからホームシアター装置200の音量調節可能な範囲の最大値を認識することができる。それにより、ホームシアター装置200の音量調節可能な範囲の最大値に対するホームシアター装置200の現在の音量の割合を表示部103の画面に表示させることができる。
特に、利用者310は、ホームシアター装置200の種類にかかわらず、音量バー表示401における調節可能範囲バー402の長さに対する音量バー403の長さの割合に基づいて、現在の音量を直感的かつ視覚的に把握することができる。
この場合、CPU106は、ホームシアター装置200とCECコマンドの送受信を行うことなく、現在の音量の割合を表示させることができるので、音量表示の速度が速くなる。したがって、ホームシアター装置200の音量変化が表示部103の音量表示の変化に即座に反映される。
以上の結果、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
このように、本実施の形態における制御動作は、上記のCECコマンドを用いることにより容易に実現可能である。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態に係るホームシアターシステム1の構成は、図1のホームシアターシステム1の構成と同様である。また、第2の実施の形態に係るデジタルテレビ受信装置100およびホームシアター装置200の構成は、図2に示される構成と同様である。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、デジタルテレビ受信装置100のCPU106およびホームシアター装置200のCPU204における以下の制御動作である。
(2−1)ホームシアターシステム1の詳細動作
図9はホームシアター装置200での音量調節操作によるデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信を示すシーケンス図である。図9には、利用者310がホームシアター装置200の音量操作部201の音量アップボタンを1回押しした場合、音量調節つまみを回した場合、および消音ボタンを押した場合の制御動作が時系列に示される。
図9の例では、ホームシアター装置200の現在の音量設定値データは「X」である。
まず、利用者310が音量操作部201の音量アップボタンを1回押しした場合には、ホームシアター装置200は、アンプ203の消音状態を解除するとともに、アンプ203に音量設定値データ「X+1」を設定する。また、ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X+1]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS243)。このコマンドは、音量制御状態データとして、ホームシアター装置200の最大音量値データ、消音解除状態および音量設定値データ「X+1」を通知するコマンドである。
デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶される音量制御状態データをステップS243で受信した音量制御状態データにより更新する。以降、デジタルテレビ受信装置100は、リモコン装置301により音量調節操作が行われた場合に、メモリ107内の更新された音量制御状態データを用いる。それにより、ホームシアター装置200の音量操作部201により音量調節が行われた場合と、デジタルテレビ受信装置100のリモコン装置301により音量調節が行われた場合とで、音量制御状態データの連続性が保たれる。
次に、利用者310が音量操作部201の音量調節つまみ回した場合について説明する。利用者310は、音量調節つまみを回転させることによりアナログの操作感で音量調節を行うことができる。また、利用者310は、音量調節つまみを速く回転させることにより、高速の音量調節を行うことができる。ホームシアター装置200は、音量調節つまみが時計回りに一定角度回転するごとに音量設定値データを「1」ずつ増加させる。また、ホームシアター装置200は、音量調節つまみが反時計回りに一定角度回転するごとに音量設定値データを「1」ずつ減少させる。
利用者310が音量調節つまみを回し始めると、ホームシアター装置200は、アンプ203に音量設定値データ「X+2」を設定する。また、ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X+2]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS251)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音解除状態および音量設定値データ「X+2」を通知するコマンドである。デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量制御状態データをステップS251で受信した音量制御状態データにより更新する。
音量調節つまみの回転速度が遅く、音量設定値データが「1」増加するのに所定時間T3(例えば100ms)以上かかる場合には、ホームシアター装置200は、音量設定値データが「1」増加するごとに音量制御状態データを通知するコマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する。例えば、ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X+3]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS252)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音解除状態および音量設定値データ「X+」を通知するコマンドである。デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量制御状態データをステップS252で受信した音量制御状態データにより更新する。
図9の例では、音量設定値データが「X+15」に増加するまで、ホームシアター装置200が「1」ずつ増加する音量設定値データを含むコマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する。デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量設定値データを受信した音量設定値データにより順次更新する。
図9では、音量設定値データが「X+4」から「X+14」に増加するまでのコマンドの送信についての図示が省略されている。ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X+15]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS253)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音解除状態および音量設定値データ「X+15」を通知するコマンドである。デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量制御状態データをステップS253で受信した音量制御状態データにより更新する。
その後、利用者310が音量調節つまみの回転速度を高めた場合のCECコマンドが示される。CECコマンドの送信可能な時間間隔(所定時間T3)よりも音量設定値データの増加時間が短い場合には、ホームシアター装置200は、音量設定値データの増加量を「1」よりも大きい値に設定する。
図9の例では、ホームシアター装置200は「5」ずつ増加する音量設定値データを含むコマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する。ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X+20]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS254)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音解除状態および音量設定値データ「X+20」を通知するコマンドである。利用者310が音量調節つまみを速い回転速度でさらに回した場合には、ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute Off”,X+25]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS255)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音解除状態および音量設定値データ「X+25」を通知するコマンドである。
デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量制御状態データをステップS254,S255で受信した音量制御状態データにより順次更新する。
次に、利用者310が音量操作部201の消音ボタンを押した場合には、ホームシアター装置200は、アンプ203を消音状態に設定する。また、ホームシアター装置200は、<Notify with>[Max Value][“Mute On”,X+25]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS261)。このコマンドは、音量制御状態データとして、最大音量値データ、消音設定状態および現在の音量設定値データ「X+25」を通知するコマンドである。デジタルテレビ受信装置100は、メモリ107に記憶された音量制御状態データをステップS261で受信した音量制御状態データにより更新する。
第2の実施の形態に係るホームシアターシステム1におけるシアターモード設定動作、1回押し音量調節動作、長押し音量調節動作、消音設定動作および消音解除動作は第1の実施の形態と同様である。
(2−2)第2の実施の形態の効果
第2の実施の形態に係るホームシアターシステム1においては、ホームシアター装置200の側で、ホームシアター装置200の音量操作を行った場合に、ホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に音量操作後の音量設定値データが送信される。それにより、ホームシアター装置200の音量操作部201による音量操作ごとにメモリ107に最新の音量設定値データが記憶される。その結果、ホームシアター装置200の側で音量操作を行った後にデジタルテレビ受信装置100の側で音量操作を行う場合でも、音量操作の連続性を維持することができる。
この場合にも、音量操作ボタンの状態の変化ごとに1ステップのCECコマンドの送信が行われる。また、音量調節つまみの回転速度が速い場合には、音量設定値データが間引かれることにより、CECコマンドの送信回数が低減される。それにより、デジタルテレビ受信装置100の音量表示の迅速性が損なわれない。
(3)参考例の動作
以下に説明する参考例の動作においては、ホームシアター装置200の現在の音量設定値データがデジタルテレビ受信装置100のメモリ107に記憶されない。そのため、デジタルテレビ受信装置100は、音量操作時に、ホームシアター装置200からホームシアター装置200の現在の音量設定値データを音量操作を行う度に取得する必要がある。
また、参考例では、音量制御状態データの代わりに、最大音量値データを含まない音量状態データが用いられる。音量状態データは、音量設定値データおよび消音設定状態データを含む。そのため、デジタルテレビ受信装置100は、表示部103にホームシアター装置200の現在の音量の値を数字で表示する。ホームシアター装置200の種類によって同じ音量が異なる値で表わされる場合がある。したがって、利用者310は、ホームシアター装置200の音量を直感的に把握することが難しい。
(a)1回押しによる音量調節動作
図10は音量操作ボタンの1回押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信の参考例を示すシーケンス図である。図10には、音量アップボタンの1回押しによる音量増加操作が行われた場合の音量調節の制御動作が示される。
デジタルテレビ受信装置100はシアターモードに設定された状態であり、現在の音量設定値データは「X」であり、アンプ203は消音状態に設定されている。
まず、利用者310がリモコン装置301の音量アップボタンを押すと、デジタルテレビ受信装置100は、<User Control Pressed>[”Volume Up”]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS101)。このコマンドは、利用者310が音量アップボタンを押したことを示すコマンドである。
利用者310がリモコン装置301の音量アップボタンを離すと、デジタルテレビ受信装置100は、<User Control Released>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS102)。このコマンドは、利用者310音量操作ボタンを解除したことを示すコマンドである。
ホームシアター装置200は、ステップS101,S102で受信したコマンドにより、利用者310が音量アップボタンを1回押したことを認識する。それにより、ホームシアター装置200は、音量設定値データを「1」増加させる。その結果、現在の音量設定値データは「X+1」となる。
引き続き、デジタルテレビ受信装置100は、ホームシアター装置200の現在の音量設定値データを取得するために、<Give Audio Status>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS103)。このコマンドは、音量状態データを要求するコマンドである。
ホームシアター装置200は、ステップS103で受信したコマンドに応答して、<Report Audio Status>[“Mute Off”,X+1]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS104)。このコマンドは、音量状態データとして、消音解除状態および音量設定値データ「X+1」を通知するコマンドである。
デジタルテレビ受信装置100は、ステップS104で受信した音量状態データに基づいて現在の音量設定値データが「X+1」であることを確認するとともに、表示部103の画面上に音量設定値データ「X+1」に基づいて数字で音量値表示を行う。
音量ダウンボタンの1回押しによる音量減少操作が行われた場合には、ステップS101の<User Control Pressed>[“Volume Up”]コマンドの代わりに<User Control Pressed>[“Volume Down”]コマンドがデジタルテレビ受信装置からホームシアター装置に送信される。また、ステップS104の<Report Audio Status>[“Mute Off”,X+1]コマンドの代わりに<Report Audio Status>[“Mute Off”,X−1]コマンドがホームシアター装置からデジタルテレビ受信装置に送信される。音量減少操作時の他の動作は、音量増加操作時の動作と同様である。
このように、参考例の1回押しによる音量調節動作では、ホームシアター装置200の音量の値を「1」変化させるために、4ステップのCECコマンドの送受信が必要となる。したがって、図5の1回押しによる音量調節動作に比べて音量操作の応答性が低くなる。
(b)長押しによる音量調節操作
図11は音量操作ボタンの長押しによる音量調節動作時のデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信の参考例を示すシーケンス図である。図11には、音量アップボタンの長押しによる音量増加操作が行われた場合の音量調節の制御動作が示される。
デジタルテレビ受信装置100はシアターモードに設定された状態であり、現在の音量設定値データは「X」であり、アンプ203は消音状態に設定されている。
まず、利用者310がリモコン装置301の音量アップボタンを長押しすると、デジタルテレビ受信装置100は、<User Control Pressed>[“Volume Up”]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS111)。
この場合、音量アップボタンが長押しされるので、デジタルテレビ受信装置100は、図10のステップS102の<User Control Released>コマンドをホームシアター装置200に直ぐに送信せず、<Give Audio Status>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS112)。
ホームシアター装置200は、ステップS111,S112により、利用者310が音量アップボタンを長押ししていることを認識するので、音量設定値データを「1」増加させる。その結果、現在の音量設定値データが「X+1」となる。
ホームシアター装置200は、<Report Audio Status>[“Mute Off”,X+1]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS113)。デジタルテレビ受信装置100は、音量設定値データ「X+1」に基づいて音量値表示を行う。
音量アップボタンが引き続き押されている場合、デジタルテレビ受信装置100は、再び<User Control Pressed>[”Volume Up”]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS114)。
ステップS115,S116の処理は、それぞれステップS112,S113の処理と同様である。ステップS116では、ホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に音量設定値データ「X+2」が送信される。デジタルテレビ受信装置100は、音量設定値データ「X+2」に基づいて音量値表示を行う。
音量アップボタンの長押し操作がさらに続いている場合、ステップS114,S115,S116と同様のステップS117,S118,S119の処理が行われる。ステップS119では、ホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に音量設定値データ「X+3」が送信される。デジタルテレビ受信装置100は、音量設定値データ「X+3」に基づいて音量値表示を行う。
このように、音量アップボタンの長押し操作の期間中、ステップS113,S116,S119で音量設定値データがホームシアター装置200からデジタルテレビ受信装置100に送信される。それにより、デジタルテレビ受信装置100は、変化する音量設定値データに基づいて音量値表示を行うことができる。
利用者310が音量アップボタンを離すと、デジタルテレビ受信装置100は、<User Control Released>コマンドを送信する(ステップS120)。それにより、ホームシアター装置200の音量増加の制御動作が終了する。
このように、参考例の長押しによる音量調節動作ではホームシアター装置200の音量の値を「1」変化させるために3ステップのCECコマンドの送受信が必要となる。また、音量操作が長押し操作であるか1回押し操作であるかをホームシアター装置200が判別するために、<User Control Released>コマンドを受信したか否かを確認する必要がある。それにより、長押しによる音量調節の速度が低下する。
さらに、デジタルテレビ受信装置100は、ホームシアター装置200の音量設定値データに基づいて表示部103の画面に音量値表示を行うために、<User Control Pressed>[“Volume Up”]コマンドの送信ごとにホームシアター装置200から音量設定値データを含むCECコマンドを取得する必要がある。それにより、音量値表示の速度が遅くなる。この場合、利用者310が音量操作の速度を優先すると、実際にスピーカー311〜316から出力される音声の音量変化よりも遅れて音量値表示が変化するか、または音量値表示の変化が不連続となる。音量値表示の変化を音量操作に合わせるためには、利用者310は、音量操作の速度を遅くする必要がある。したがって、音量操作時の操作性が悪化する。
このように、参考例の長押しによる音量調節動作では、ホームシアター装置200の音量を調節するためのCECコマンドの送受信の回数が多くなる。したがって、図6および図7の長押しによる音量調節動作に比べて応答性が低くなる。
(c)消音設定動作
図12は消音設定動作時のデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信の参考例を示すシーケンス図である。
図12には、消音ボタンによる消音設定操作が行われた場合の消音設定の制御動作が示される。
利用者310がリモコン装置301の消音ボタンを押すと、デジタルテレビ受信装置100は、<User Control Pressed>[“Mute”]コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS131)。このコマンドは、利用者310が消音ボタンを押したことを示すコマンドである。
利用者310が直ちに消音ボタンを離すと、デジタルテレビ受信装置100は、<User Control Released>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS132)。
ホームシアター装置200は、ステップS131,S132で受信したコマンドにより、利用者310が消音ボタンを1回押したことを認識する。それにより、ホームシアター装置200は、アンプ203を消音状態に設定する。
引き続き、デジタルテレビ受信装置100は、ホームシアター装置200の現在の音量設定値データを取得するために、<Give Audio Status>コマンドをホームシアター装置200に送信する(ステップS103)。
ホームシアター装置200は、ステップS133で受信したコマンドに応答して、<Report Audio Status>[“Mute On”,X]コマンドをデジタルテレビ受信装置100に送信する(ステップS134)。このコマンドは、音量状態データとして、消音設定状態および音量設定値データ「X」を通知するコマンドである。
このように、参考例の消音設定動作では、ホームシアター装置200を消音状態に設定するために、4ステップのCECコマンドの送受信が必要となる。それにより、図8の消音設定動作に比べて、消音設定にかかる時間が長くなる。
(4)第3の実施の形態
図13は本発明の第3の実施の形態に係るホームシアターシステム1の構成を示すブロック図である。
図13のホームシアターシステム1が図1のホームシアターシステム1と異なるのは次の点である。図13のホームシアターシステム1では、デジタルテレビ受信装置100にディスク記録再生装置500が接続される。ディスク記録再生装置500は、図2のデジタルテレビ受信装置100のHDMI送受信部105、CPU106およびリモコン受光部108を含み、表示部103、音声出力部104およびメモリ107を含まない。ディスク記録再生装置500は、コンテンツ供給源110として、チューナ101および復号部102の代わりにディスク記録再生部を有する。ディスク記録再生部は、CD(コンパクトディスク)、DVD(ディジタルバーサタイルディスク)またはハードディスク等のディスクにコンテンツとして映像データおよび音声データを記録可能でかつディスクに記録された映像データおよび音声データを再生可能に構成される。
本実施の形態に係るホームシアターシステム1では、ディスク記録再生装置500が映像音声再生装置の音声データ取得部として用いられ、デジタルテレビ受信装置100のコンテンツ供給源110および表示部103を除く部分が映像音声再生装置の音声データ取得部を除く部分として用いられる。また、ホームシアター装置200が音声出力制御装置として用いられ、デジタルテレビ受信装置100の表示部103が表示部として用いられる。
デジタルテレビ受信装置100の入力源は、デジタルテレビ放送およびディスク記録再生装置500に切り替え可能である。以下、デジタルテレビ受信装置100の入力源がディスク記録再生装置500に切り替えられた場合の動作ついて説明する。
この場合、ディスク記録再生装置500により再生される映像データは、デジタルテレビ受信装置100の表示部103(図2参照)に映像として表示される。
デジタルテレビ受信装置100がテレビモードに設定されている場合には、ディスク記録再生装置500により再生される音声データは、デジタルテレビ受信装置100の音声出力部104(図2参照)により音声として出力される。
デジタルテレビ受信装置100がシアターモードに設定されている場合には、ディスク記録再生装置500により再生される音声データはデジタルテレビ受信装置100からホームシアター装置200に送信される。この場合、デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信は、第1または第2の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、デジタルテレビ受信装置100のメモリ107にホームシアター装置200の現在の音量制御状態データが記憶される。また、デジタルテレビ受信装置100のCPU106の制御動作によりメモリ107に記憶された音量制御状態データに基づいてデジタルテレビ受信装置100の表示部103の画面に音量バー表示が行われる。
本実施の形態に係るホームシアターシステム1では、ディスク記録再生装置500により再生される音声データに基づく音声をスピーカー311〜316から出力する際に、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(5)第4の実施の形態
図14は本発明の第4の実施の形態に係るホームシアターシステム1の構成を示すブロック図である。
図14のホームシアターシステム1が図1のホームシアターシステム1と異なるのは次の点である。図14のホームシアターシステム1では、ディスク記録再生装置500にホームシアター装置200がHDMIケーブル320により接続される。ディスク記録再生装置500の構成は、第3の実施の形態におけるディスク記録再生装置500の構成と同様である。ディスク記録再生装置500は、通常再生モードおよびシアターモードに設定可能である。ホームシアター装置200には、デジタルテレビ受信装置100がHDMIケーブル320により接続される。
本実施の形態に係るホームシアターシステム1では、ディスク記録再生装置500が映像音声再生装置として用いられ、ホームシアター装置200が音声出力制御装置として用いられ、デジタルテレビ受信装置100の表示部103が表示部として用いられる。
図14のディスク記録再生装置500により再生される映像データは、HDMIケーブル320、ホームシアター装置200およびHDMIケーブル320を通してデジタルテレビ受信装置100に送信される。デジタルテレビ受信装置100により受信された映像データは、表示部103(図2参照)に映像として表示される。
ディスク記録再生装置500が通常再生モードに設定されている場合には、ディスク記録再生装置500により再生される音声データは、HDMIケーブル320、ホームシアター装置200およびHDMIケーブル320を通してデジタルテレビ受信装置100に送信される。デジタルテレビ受信装置100により受信された音声データは、音声出力部104(図2参照)により音声として出力される。
ディスク記録再生装置500がシアターモードに設定されている場合には、ディスク記録再生装置500により再生される音声データは、デジタルテレビ受信装置100からHDMIケーブル320を通してホームシアター装置200に送信される。ホームシアター装置200により受信された音声データは、スピーカー311〜316から音声として出力される。この場合、ディスク記録再生装置500とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信は、第1または第2の実施の形態におけるデジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200との間のCECコマンドの送受信と同様である。
本実施の形態では、ディスク記録再生装置500のメモリ107にホームシアター装置200の現在の音量制御状態データが記憶される。また、ディスク記録再生装置500のCPU106の制御動作によりメモリ107に記憶された音量制御状態データに基づいてデジタルテレビ受信装置100の表示部103の画面に音量バー表示が行われる。
本実施の形態に係るホームシアターシステム1では、ディスク記録再生装置500により再生される音声データに基づく音声をスピーカー311〜316から出力する際に、音量操作の操作性および応答性が向上するとともに、高精度の音量調節が可能となる。
(6)他の実施の形態
上記第1、第2および第3の実施の形態では、デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200とが通信媒体としてHDMIケーブル320により接続されているが、これに限定されない。例えば、デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200とが無線通信によりCECコマンドを送受信してもよい。また、デジタルテレビ受信装置100とホームシアター装置200とが無線または有線のイーサネット(登録商標)等のネットワークにより接続されてもよい。
同様に、上記第4の実施の形態において、ディスク記録再生装置500とホームシアター装置200とが無線通信によりCECコマンドを送受信してもよい。また、ディスク記録再生装置500とホームシアター装置200とが無線または有線のイーサネット(登録商標)等のネットワークにより接続されてもよい。さらに、ホームシアター装置200とデジタルテレビ受信装置100とがアナログの通信線により接続されてもよい。
上記第1〜第5の実施の形態では、CPU106およびメモリ107が音量制御の機能を実現するが、これに限定されず、CPU106およびメモリ107が音量制御の機能に加えてデジタルテレビ受信装置100の他の機能を実現するために用いられてもよい。
上記第1〜第5の実施の形態では、調節可能範囲バー402および音量バー403が直線形状を有するが、調節可能範囲バー402および音量バー403が曲線形状を有してもよい。
(7)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
第1および第2の実施の形態では、デジタルテレビ受信装置100(表示部103を除く)が映像音声再生装置の例であり、デジタルテレビ受信装置100の表示部103が表示部の例であり、コンテンツ供給源110が音声データ取得部の例であり、リモコン受光部108が音量操作情報取得部の例であり、HDMI送受信部105が第1の送受信部(または送受信部)の例であり、メモリ107が記憶部の例であり、CPU106が第1の制御部(または制御部)の例である。
第3の実施の形態では、デジタルテレビ受信装置100(表示部103およびコンテンツ供給源110を除く)が映像音声再生装置の例であり、デジタルテレビ受信装置100の表示部103が表示部の例であり、ディスク記録再生装置500が音声データ取得部の例であり、デジタルテレビ受信装置100のリモコン受光部108が音量操作情報取得部の例であり、デジタルテレビ受信装置100のHDMI送受信部105が第1の送受信部(または送受信部)の例であり、デジタルテレビ受信装置100のメモリ107が記憶部の例であり、デジタルテレビ受信装置100のCPU106が第1の制御部(または制御部)の例である。
第4の実施の形態では、ディスク記録再生装置500が映像音声再生装置の例であり、デジタルテレビ受信装置100の表示部103が表示部の例であり、ディスク記録再生装置500のコンテンツ供給源が音声データ取得部の例であり、ディスク記録再生装置500のリモコン受光部108が音量操作情報取得部の例であり、ディスク記録再生装置500のHDMI送受信部105が第1の送受信部(または送受信部)の例であり、ディスク記録再生装置500のメモリ107が記憶部の例であり、ディスク記録再生装置500のCPU106が第1の制御部(または制御部)の例である。
第1〜第4の実施の形態では、ホームシアター装置200が音声出力制御装置の例であり、HDMIケーブル320が通信媒体の例である。また、ホームシアター装置200のHDMI送受信部205が第2の送受信部(または送受信部)の例であり、アンプ203が増幅器の例であり、CPU204が第2の制御部(または制御部)の例であり、音量操作部201が音量操作部の例である。
CECコマンドがコマンドの例であり、調節可能範囲バー402が第1のバーの例であり、音量バー403が第2のバーの例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、音声の立体音響再生が可能な種々のホームシアターシステム等に広く利用できる。

Claims (11)

  1. 映像音声再生装置と、
    映像を表示する表示部と、
    前記映像音声再生装置に通信媒体を介して接続された音声出力制御装置とを備え、
    前記映像音声再生装置は、
    音声データを取得する音声データ取得部と、
    前記音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得する音量操作情報取得部と、
    前記音声データ取得部により取得された音声データを前記通信媒体を介して前記音声出力制御装置に送信し、前記通信媒体を介して前記音声出力制御装置とコマンドの送受信を行う第1の送受信部と、
    前記音声出力制御装置の音量制御に関する音量制御状態データを記憶する記憶部と、
    前記表示部および前記第1の送受信部を制御する第1の制御部とを含み、
    前記音量制御状態データは、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データと、前記音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データとを含み、
    前記音声出力制御装置は、
    前記映像音声再生装置から前記通信媒体を介して音声データを受信し、前記通信媒体を介して前記映像音声再生装置とコマンドの送受信を行う第2の送受信部と、
    前記第2の送受信部により受信された音声データに基づいて音声信号を出力する増幅器と、
    前記第2の送受信部および前記増幅器を制御するとともに、予め定められたタイミングで、前記音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを前記第2の送受信部を介して前記映像音声再生装置に送信する第2の制御部とを含み、
    前記第1の制御部は、前記音声出力制御装置から前記第1の送受信部を介して音量制御状態データを受信した場合に、前記記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新し、前記音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、取得された音量操作情報および前記記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを前記第1の送受信部を介して前記音声出力制御装置に送信するとともに、前記決定された音量設定値データおよび前記記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する前記音声出力制御装置の現在の音量の割合を前記表示部に表示させ、
    前記第2の制御部は、前記映像音声再生装置から前記第2の送受信部を介して音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて前記増幅器の音量を制御する、ホームシアターシステム。
  2. 前記第1の制御部は、前記現在の音量の割合を前記表示部にバーで表示させる、請求項1記載のホームシアターシステム。
  3. 前記バーは、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に相当する長さを有する第1のバーと、前記現在の音量に相当する長さを有する第2のバーとを含む、請求項2記載のホームシアターシステム。
  4. 前記第1の制御部は、前記音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、前記記憶部に記憶された音量設定値データを前記決定された音量設定値データにより更新する、請求項1記載のホームシアターシステム。
  5. 前記映像音声再生装置は、前記音声出力制御装置に音声データを送信するシアターモードに設定可能に構成され、
    前記予め定められたタイミングは、前記映像音声再生装置がシアターモードに設定されたときを含み、
    前記第2の制御部は、前記映像音声再生装置がシアターモードに設定されたときに、前記音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを前記第2の送受信部を介して前記映像音声再生装置に送信する、請求項1記載のホームシアターシステム。
  6. 前記音声出力制御装置は、前記増幅器の音量操作に用いられる音量操作部をさらに含み、
    前記予め定められたタイミングは、前記音量操作部により音量操作が行われたときを含み、
    前記第2の制御部は、前記音量操作部により音量操作が行われたときに、前記音量操作部による音量操作に基づいて前記音声出力制御装置の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを前記第2の送受信部を介して前記音声出力制御装置に送信し、
    前記第1の制御部は、前記音声出力制御装置から前記第1の送受信部を介して音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、前記記憶部に記憶された音量設定値データを受信した音量設定値データにより更新する、請求項1記載のホームシアターシステム。
  7. 前記音量制御状態データは、前記音声出力制御装置が消音状態に設定されているか否かを示す消音設定状態データをさらに含む、請求項1記載のホームシアターシステム。
  8. 前記第1の制御部は、前記音量操作情報取得部により取得される音量操作情報が音量の増加または減少を示す場合に、音量設定値データが1よりも大きい値ずつ増加または減少するように音量設定値データを決定する、請求項1記載のホームシアターシステム。
  9. 音声出力制御装置に通信媒体を介して接続されるとともに表示部に接続される映像音声再生装置であって、
    音声データを取得する音声データ取得部と、
    前記音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得する音量操作情報取得部と、
    前記音声データ取得部により取得された音声データを前記通信媒体を介して前記音声出力制御装置に送信し、前記通信媒体を介して前記音声出力制御装置とコマンドの送受信を行う送受信部と、
    前記音声出力制御装置の音量制御に関する音量制御状態データを記憶する記憶部と、
    前記表示部および前記送受信部を制御する制御部とを備え、
    前記音量制御状態データは、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データと、前記音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データとを含み、
    前記制御部は、前記音声出力制御装置から前記送受信部を介して音量制御状態データを受信した場合に、前記記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新し、前記音量操作情報取得部により音量操作情報が取得された場合に、取得された音量操作情報および前記記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定し、決定された音量設定値データを含むコマンドを前記送受信部を介して前記音声出力制御装置に送信するとともに、前記決定された音量設定値データおよび前記記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する前記音声出力制御装置の現在の音量の割合を前記表示部に表示させる、映像音声再生装置。
  10. 映像音声再生装置、表示部、および前記映像音声再生装置に通信媒体を介して接続された音声出力制御装置を備えたホームシアターシステムにおいて前記音声出力制御装置の音量を制御する音量制御方法であって、
    前記映像音声再生装置において音声データを取得するステップと、
    前記取得された音声データを前記映像音声再生装置から前記通信媒体を介して前記音声出力制御装置に送信するステップと、
    前記音声出力制御装置において前記映像音声再生装置から前記通信媒体を介して音声データを受信するステップと、
    前記音声出力制御装置おいて受信された音声データに基づいて増幅器から音声信号を出力するステップと、
    前記映像音声再生装置において前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データおよび前記音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データを含む音量制御状態データを記憶部に記憶するステップと、
    前記音声出力制御装置において、予め定められたタイミングで、前記音声出力制御装置の現在の音量制御状態データを前記映像音声再生装置に送信するステップと、
    前記映像音声再生装置において前記音声出力制御装置から音量制御状態データを受信した場合に、前記記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新するステップと、
    前記映像音声再生装置において前記音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得するステップと、
    前記映像音声再生装置において、取得された音量操作情報および前記記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定するステップと、
    前記決定された音量設定値データを含むコマンドを前記映像音声再生装置から前記音声出力制御装置に送信するステップと、
    前記決定された音量設定値データおよび前記記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する前記音声出力制御装置の現在の音量の割合を前記表示部に表示させるステップと、
    前記音声出力制御装置において、前記映像音声再生装置から音量設定値データを含むコマンドを受信した場合に、受信した音量設定値データに基づいて前記増幅器の音量を制御するステップとを含む、音量制御方法。
  11. 音声出力制御装置に通信媒体を介して接続されるとともに表示部に接続される映像音声再生装置において前記音声出力制御装置の音量を制御する音量制御方法であって、
    音声データを取得するステップと、
    前記取得された音声データを前記通信媒体を介して前記音声出力制御装置に送信するステップと、
    前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値を示す最大音量値データおよび前記音声出力制御装置の音量を示す音量設定値データを含む音量制御状態データを記憶部に記憶するステップと、
    前記音声出力制御装置から音量制御状態データを受信した場合に、前記記憶部に記憶される音量制御状態データを受信した音量制御状態データにより更新するステップと、
    前記音声出力制御装置の音量操作を示す音量操作情報を取得するステップと、
    前記取得された音量操作情報および前記記憶部に記憶された音量制御状態データに基づいて操作後の音量設定値データを決定するステップと、
    前記決定された音量設定値データを含むコマンドを前記音声出力制御装置に送信するステップと、
    前記決定された音量設定値データおよび前記記憶部に記憶された最大音量値データに基づいて、前記音声出力制御装置の音量調節可能な範囲の最大値に対する前記音声出力制御装置の現在の音量の割合を前記表示部に表示させるステップとを含む、音量制御方法。
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