JP2006352599A - Hdmi接続における音量補正回路システム - Google Patents

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晃一郎 永田
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Abstract

【課題】アッテネータの切換え制御の判断基準を平均音量レベルにしていることにより、信号ソース作成側の意図と異なる音声出力となり、さらに、デジタル音声出力をHDMI接続によって、デジタル信号のまま受信機に伝送した場合には、機器ごとに最大音量が異なるという課題がある。
【解決手段】送信装置から送信された、時間軸圧縮された音声信号と制御信号とが映像信号のブランキング期間に多重化されシリアル変換された伝送信号から音声信号と制御信号を抽出し、マイコンにより制御信号から送信装置の種類を識別し、送信装置の種類に応じて、変換器により変換された音声信号の増幅度を調整する音声信号処理回路を備えたことを特徴とする受信装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、HDMI受信装置、特にTVなどの音声信号をスピーカーで出力する装置の音声処理回路に適用して好適なものである。
背景技術としては、特許文献1に記載されているように、オートゲインコントローラ、視聴補正フィルタ、平均音量測定回路、アッテネータと選択スイッチの構成により、スイッチを出力モードにあわせて同時に切替える制御を行うことでプログラムソース切替え時に平均音量を一定化できる音声処理装置を提供するものがあった。
特開2003−169270号公報
しかしながら、上記に示した発明においては、アッテネータの切換え制御の判断基準を平均音量レベルにしていることにより、平均音量を一定化しているのみで、信号ソース作成側の意図と異なる音声出力となり、正しく信号ソースを再現できなかった。例えば、全体的に音量を小さくした信号ソースにおいても、全体的に音量を大きく設定した信号ソースにおいても、出力される音量が平均的に一定化されている為、それらの信号ソースによる音量の違いが再現できないという課題が生じる。
さらに、デジタル放送受信機やDVDなどのデジタル音声信号出力装置のデジタル音声出力をHDMI接続によって、デジタル信号のまま受信機に伝送する仕組みが普及しているが、信号源の100%音声フル出力のデジタル出力レベルが送信装置によって異なるという課題がある。具体的には、DVD機器の場合は音声出力が最大の場合のデジタル出力レベルは0dBF、NTSC信号の場合は−17dBF、デジタル放送受信機の場合は−18dBF又は放送局によっては−20dBFなどである。これらの音声出力が最大の場合における音量の出力レベルの差は、運用基準によりほぼ数パターンに分類される為、平均音量の測定などが不要であり、上記の発明によれば、回路規模が大きくなるという課題が生じる。
この課題を解決するために本発明は、HDMI端子を有するHDMI受信機の音声処理回路において、HDMI送信機器側でHDMI電送信号に重畳できる送信する信号の特徴や接続機器の情報が含まれたパケット情報を受け取り、そのパケット情報により接続されている機器がDVDなのか、デジタル放送受信機なのか、音声100%変調の変調度が何dBFなのかを受信機に準備されたMPUで判断し、接続された音声デジタル信号の変調度の違いを補正する為、接続機器による音量の違い分だけ、音量の減衰量を制御することにより、視聴者に対して接続機器の違いを感じさせない音声を提供し、且つ、平均音量による補正を行っていないため、信号ソース作成側の意図を忠実に再現した音声を提供することができるものである。
以上のように本発明によれば、HDMI端子を有するHDMI受信機の音声処理回路において、HDMI送信機器側でHDMI伝送信号に重畳できる送信する信号の特徴や接続機器の情報が含まれたパケット情報を受け取り、そのパケット情報により接続されている機器がDVDなのか、デジタル放送受信機なのか、音声100%変調の変調度が何dBFなのかを受信機に準備されたMPUで判断し、接続された音声デジタル信号の変調度の違いを補正する為、接続機器による音量の違い分だけ、音量の減衰量を制御することにより、視聴者に対して接続機器の違いを感じさせない音声を提供し、且つ、平均音量による補正を行っていないため、信号ソース作成側の意図を忠実に再現した音声を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一実施例であって、本発明は、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。
また、本実施の形態において、HDMI規格の説明に用いた図は、High Definition Multimedia Interface「Specification Version 0.9」「Specification Version 1.0」「Specification Version 1.1」から引用した。
(実施の形態1)
以下に、本発明を実現するための構成について図1から図14を参照して説明する。図1は、HDMI規格により構成されたHDMI Source100とHDMI Sink200の構成を示すブロック図である。ここで、HDMI Source100とHDMI Sink200とは、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)のChannel1から4、TMDS Clock Channel及びDDC(Display Data Channel)により接続されている。HDMIケーブル及びコネクター300は、4つの差動信号線(302から308)により接続されており、3つの差動信号線(302から306)によりTMDSデータを伝送し、1つの差動信号線308によりクロック情報を伝送する。これらの差動信号線(302から308)により、映像、音声及び制御信号(補助データ)が伝送される。ここで、映像データは、RGB又はYCbCr4:4:4又はYCbCr4:4:2のフォーマットの何れにでもコード化することが可能である。
また、クロック情報を伝送する差動信号線308においては、映像信号クロックが伝送され、その映像信号クロックが上述した3つの差動信号線(302から306)により伝送されるTMDSデータにおいて使用される。さらに、HDMI Source100とHDMI Sink200とは、DDC310により接続されており、このDDC310により、HDMI Source100とHDMI Sink200との間でそれぞれの構成やそれぞれの状態等の情報が交換される。また、CEC Line312では、ユーザー環境において複数種類の映像音声機器間において、高度な制御機能を実現することが可能になるものである。
以下、図2を参照しながら、図1に示すHDMI規格により構成されたHDMI Source100とHDMI Sink200の構成を詳細に説明する。
図2において、HDMI Source100としてHDMI対応のSTB(Set Top Box)を、HDMI Sink200としてHDMI対応のTVを用いて説明する。まず、最初にHDMI対応のSTB100について説明する。HDMI対応のSTB100においては、端子102から入力されたRGB映像信号103と、端子104から入力された音声信号105と、端子106から入力された制御信号107とは、多重化回路108において、映像信号の無い映像ブランキング期間に時間軸圧縮した音声信号105と制御信号107を多重した映像音声多重信号109となり、次に、HDCPエンクリプト回路110において暗号化されてコピーガードがかけられる。暗号化に際して、HDCPエンクリプト回路110は、HDCPKEY112から必要に応じて鍵信号を受け取り暗号化を行う。次に、暗号化された信号は、TMDS送信回路114に入力され、10ビットに変換された後、TMDSエンコードされた後に差動シリアル化されて、HDMI接続端子116を介して伝送される。差動信号線302はCh0でB(Blue)信号を、差動信号線304はCh1でG(Green)信号を、差動信号線306はCh2でR(Red)信号を、差動信号線308はClock(クロック)をそれぞれ伝送する。
ここで、HDCPの鍵情報やEDID情報は、HDMI接続端子116及び202を介して、DDC(Display Data Channel)ライン310なるI2Cバスで送受信される。EDID204は、ディスプレイが許容する信号フォーマットなどのEDID情報を格納したROM等の蓄積デバイスであり、EDID情報は必要に応じてHDMI対応のSTB100のマイコン118によって読み出される。より具体的には、マイコン118が、HDMI対応のSTB100がHDMI対応のTV200に接続された事を検出して、EDID204に格納されたEDID情報を読み出す。
次に、HDMI対応のTV200について詳細に説明する。HDMI対応のTV200に入力された3系統(RGB)の信号と1系統のクロック信号はTMDS受信回路206に入力され、パラレル化及びTMDSデコード及び10/8ビット変換された後、8ビットのRGB映像信号に復元される。復元された8ビットのRGB映像信号は、HDCPデクリプト回路208で暗号が解かれて、映像信号抽出回路210、音声信号抽出回路212、制御信号抽出回路214にそれぞれ入力される。HDCPデクリプトは、HDMI対応のSTB100からの鍵情報に応答して、HDCPKEY216から鍵情報をHDMI対応のSTB100に送信して、HDMI対応のSTB100がベリファイした後に、暗号が解除される。制御信号抽出回路214は、映像ブランキング期間に重畳される制御信号107を抽出して、制御信号107はマイコン218に入力される。また、映像信号抽出回路210は、RGB映像信号をTV表示部220に伝送する。なお、ここで、図示はしていないが、OSD付加回路等を設けることにより、マイコンによって制御することにより、RGB映像信号にOSD信号を付加することも可能になる。次に、音声信号抽出回路212は、映像ブランキング期間に重畳される音声信号を抽出し、音声信号はD/A222でD/A変換された後にTV音声表示部224に出力される。
ここで、HDMI規格における信号の構成について説明する。図3は、全画面は横858画素で縦525ラインで、その中の有効画面は横720画素で縦480ラインであるSD画面を例にしている。 TMDS Period(TMDS期間)は、Control Period(コントロール期間)、Data island Period(データアイランド期間)、Video Data Period(ビデオ期間)から構成される。このデータアイランド期間でPacket data(パケットデータ)が伝送される。パケットデータは、Audio sample(音声信号)やInfo frame(信号に付帯した情報)などから構成される。このように、音声信号は、映像ブランキング期間に存在するデータアイランド期間を利用して伝送される。
次に、ここで、図4にデータアイランドの構成について説明する。データアイランドで伝送されるパケットの識別(パケットタイプ)は、パケットヘッダ(図4におけるPacket Header1及びPacket Header2)により行うことができ、TMDS信号のch0のbit2で伝送される。
ここで、図5を参照して、より詳細なデータアイランドパケットの構成を説明する。ch0のD2で伝送される32ビットのデータ(BCH block4)は、図5に示すように、8ビットごとにByte0(HB0)、Byte1(HB1)、Byte2(HB2)、パリティからなり、HB0からHB2までをパケットヘッダと呼ぶ。図6に示すように、HB0は、パケットタイプを示しており、HB1及びHB2は、packet−specific dataを示している。一方、ch1とch2の各ビットは図に示すように、8ビット(1バイト)ごとに順番に並べ替えられて、パケットボディー(PB)を構成する。具体的には、ch1のD0とch2のD0及びパリティビット8ビットを付加することにより、BCHblock0を構成する。同様に、ch1のD1とch2のD1及びパリティビットによりBCHblock1を、ch1のD2とch2のD2及びパリティビットによりBCHblock2を、ch1のD3とch2のD3及びパリティビットによりBCHblock3を構成する。ここで、BCHblock1は、Byte0からByte6からなるSubpacket0及びパリティビットにより構成されており、BCHblock1から3におけるByte0からByte6によって、PacketBodyが構成されている。以上のように、データアイランドは、HB0からHB2からなるパケットヘッダとBCHblock1からblock4により構成されるパケットボディ及びパリティビットにより構成されている。
次に、上述したパケットヘッダ及びパケットタイプについて図を参照しながら説明する。図6は、データアイランドパケットのパケットヘッダの構成を示したものである。ここで、パケットヘッダは24ビットのデータと8ビットのBCH ECC(Error Correction Code) parityにより構成されており、その内8ビットはHB0において後述するパケットタイプを示しており、残りの16ビットはPacket−specific dataを示すために使用されている。ここで、HB0におけるパケットタイプについて詳細に説明する。図7に示すように、Packet Type Valueの0x80には、EIA/CEA−861B InfoFrameのパケットが格納されている。ここで、InfoFrame Typeが0x82の領域にはAVI(Auxiliary Video Information)が格納されており、図8に示すように、各DataByteごとに伝送する情報が決められている。例えば、DataByte1では、オーバースキャン(テレビ用)・アンダースキャン(コンピュータ用)の情報、DataByte2では、アスペクトレシオの情報、DataByte4では、ビデオフォーマットの情報(480pから1080pまでの34種類がコード上で定義されている。図9参照。)などが伝送されている。また、InfoFrame Typeが0x83の領域には、Source Product Descriptor InfoFrameが格納されており、図10に示すように、各DataByteごとに伝送する情報が決められている。例えば、DataByte1から8まではVendor.name.Character(ベンダーネーム)の情報が8文字までで格納されている。OSD表示に際し、8文字以上の会社名の時は、会社名を補完して表示できるように、OSD付加回路(図示せず)に、8文字をアドレスとして完全な会社名を出力する記憶手段を有する構成としてもよい。また、DataByte9から24まではProduct.Descript.Character(モデルナンバー)の情報が格納されている。さらに、DataByte25には、Source.Device.Information(ソース機器の種類)の情報が格納されており、図11に示すように、Source Device Informationにおいて、STB(コードが16進数で1の時)やDVD(コードが16進数で2の時)などが判別できるようになっている。
ここで、本発明においては、このSource.Device.Informationの情報により、Sourceとして接続されている機器をSink側で識別することが可能になるため、後述するように、接続機器による最大音量の違いに基づいて、減衰量(増幅度)を設定することが可能になるものである。
これにより、本発明においては、HDMI端子を有するHDMI受信機の音声処理回路226において、HDMI送信機器側でHDMI伝送信号に重畳できる送信する信号の特徴や接続機器の情報が含まれたパケット情報を受け取り、そのパケット情報により接続されている機器がDVDなのか、デジタル放送受信機かを識別することにより、音声100%変調の変調度が何dBFなのかを受信機に準備されたMPUで判断し、接続された音声デジタル信号の変調度の違いを補正する為、接続機器による音量の違い分だけ、音量の減衰量(増幅度)を制御することにより、視聴者に対して接続機器の違いを感じさせない音声を提供し、且つ、平均音量による補正を行っていないため、信号ソース作成側の意図を忠実に再現した音声を提供することができるものである。
以下、上記の図1から図11及び図12から図14を参照しながら、本願発明について詳細に説明する。図12は、図2に示したHDMI対応TVのうち、音声信号を出力するための回路をより詳細に説明するブロック図である。図12に示すように、本発明におけるHDMI対応TV200においては、TMDS送信装置114により送信されたデータを取得するTMDS受信装置206と、TMDS受信装置206により受信したデータの暗号を解除するHDCPデクリプト回路208と、HDCPデクリプト回路208により暗号が解除された音声信号を抽出する音声信号抽出回路212と、HDCPデクリプト回路208により暗号が解除された制御信号107を取得する制御信号抽出回路214と、制御信号抽出回路214により抽出した制御信号107に基づいて制御を行なうマイコン218と、音声信号抽出回路212により抽出されたデジタル信号である音声信号をアナログ信号である音声信号に変換するD/A変換機222と、制御信号抽出回路214により抽出した制御信号107に基づいて、音声信号の調整を行なう音声処理回路226と、音声処理回路226により処理された音声信号105を増幅するアンプ228と、アンプ228により増幅された音声信号を外部出力するスピーカ224により構成されている。さらに、図13は、上述した音声処理回路を詳細に説明した図である。音声処理回路226は、上述したD/A変換機222により変換されたアナログ信号である音声信号を受信する音声信号受信手段230と、複数の抵抗器(232から238)と、上述したマイコン218により制御され、抵抗器238の値を調整するためのスイッチング回路240と、スイッチング回路240を介して音量を調整された音声信号を上述したアンプ228に出力するための出力回路242により構成されている。この音声処理回路226の増幅回路のゲインは、スイッチ回路240を制御することにより、抵抗器236に対して抵抗器238を並列に接続したり、開放したりして切り替えることができるものである。以上の構成に基づいて、図14を参照しながらHDMI対応TV200の具体的な処理について説明する。
図14に示すように、本発明のHDMI対応TV200においては、まずステップ100において、TMDS送信回路114により送信された図3に示したTMDS Period(TMDS期間)中のData island Period(データアイランド期間)のPacket data(パケットデータ)において伝送された、Audio sample(音声信号)やInfo frame(信号に付帯した情報)を受信する。次に、ステップ102において、TMDS受信装置206により受信したパケットデータをHDCPデクリプト回路208において暗号を解除する。次に、ステップ104において、パケットデータ中における音声信号を音声信号抽出回路212により、また、パケットデータ中における図5に示すパケットヘッダの情報を制御情報抽出回路214により抽出する。次に、ステップ106において、音声信号抽出回路212により抽出した音声信号のD/A変換を行い、アナログの音声信号を生成する。次に、ステップ108において、制御情報抽出回路214により抽出したパケットヘッダから、マイコン218を用いて図6に示すHB0のパケットタイプを識別する。次に、ステップ110において、ステップ108において識別したパケットタイプのうちのPacket Type Valueの0x80+InfoFrame TypeのEIA/CEA−861B InfoFrameから0x85までのデータを抽出する。次に、ステップ112において、ステップ110において抽出した0x83に記載されたSource Product Descriptor InfoFrameのデータを抽出する。なお、このSource Product Descriptor InfoFrameのデータには、上述したように、図10に記載された内容が含まれている。次に、ステップ114においては、ステップ112において抽出したSource Product Descriptor InfoFrameのData Byte25のデータを抽出する。なお、このData Byte25には、図11に示すように、Source Device Informationとして、ソース側がどのような機器であるかを示している。次に、マイコンによってステップ112で取得したソース側の機器の情報に基づいて上述した音声処理回路を制御する処理について説明する。一般的に、送信機器がDVDの場合(Code=02h)、デジタル音声信号の音声100%変調の変調度は、変調度0dBFであり、一般的なデジタル放送受信機の音声100%変調の変調度−17dBFに対して音量が大きい。従って、D/Aコンバータ12から出力されるアナログ音声信号の音量は、デジタル放送受信機に対してDVDの方が大きい。従って、例えば、音量が大きなDVDが接続されていることをマイコンが認識した場合は、ステップ116において、マイコンの制御により、図14のスイッチ回路240を閉じて増幅回路の増幅度を下げ、音量が大きくなりすぎないように切り替える。一方、デジタル放送受信機が接続されていることをマイコンが認識した場合は(Code=01h)、ステップ118において、マイコンの制御により、スイッチ回路240を開放して増幅回路の増幅度を上げ、音量が小さくなりすぎないように切り替える。
以下にステップ114からステップ118の処理について、図13を参照しながら、詳細に説明する。図13におけるマイコン218から上述したように、HDMISourceの機器が何であるかを識別して、その機器ごとに応じて、スイッチ回路240の開閉を制御する。上述したように、最大音量が大きい機器の場合には、スイッチ回路240を閉じることにより、抵抗器238が接続されることから増幅回路での増幅度を抑えることが可能になり、この結果音量が大きくなりすぎることを防止することが可能になる。一方、最大音量が小さい機器の場合には、スイッチ回路240を開くことにより抵抗器238が接続されないため、増幅回路での増幅度を上げることが可能になり、この結果音量が小さくなりすぎることを防止することが可能になる。このようにスイッチング回路240の開閉により増幅回路の増幅度を調整した音声信号を平均音量による補正を行なうことなく出力回路242によりプリアンプ及び出力アンプ228を経由してスピーカーに出力される。
このような処理を音声処理回路226が行うことにより、DVD接続時とデジタル放送受信機の接続時の機器固有の音量差を補正することが可能になるものである。これにより、送信機器側において受信機器の種別を認識して、音声処理回路を構成する増幅回路の増幅度を切替えることにより、聴視者に対して、HDMIに接続している機器が変化しても、接続機器による音量の差が発生させることがなく、接続機器の違いによる音量差によるユーザーの不快感を解消することが可能になり、且つ、平均音量による補正を行っていないため、信号ソース作成側の意図を忠実に再現した音声を提供することができるものである。
なお、本実施の形態においては、デジタル信号の場合について説明したが、デジタル信号とアナログ信号とにより、最大音量が異なるため、デジタル信号とアナログ信号の場合であっても、上述した処理を行なうことにより、機器ごとに応じた適切な音量の増幅度を調整することが可能になり、視聴者に対して接続機器の違いを感じさせない音声を提供し、且つ、平均音量による補正を行なっていないため、信号ソース作成側の意図を忠実に再現した音声を提供することが可能になり、且つ、平均音量による補正を行っていないため、信号ソース作成側の意図を忠実に再現した音声を提供することができるものである。
本発明にかかるHDMI接続における音量補正回路システムは、HDMI受信装置、特にTVなどの音声信号をスピーカーで出力する装置の音声処理回路等において有用である。
本発明の構成の概略を示すブロック図 本発明の構成を示すブロック図 本発明のHDMI規格における信号の構成を示す図 本発明のデータアイランドの構成を示す図 本発明のデータアイランドパケットの構成を示す図 本発明のデータアイランドのパケットヘッダの構成を示す図 本発明のPacketTypeValueの構成を示す図 本発明のAVIに格納されたデータの構成を示す図 本発明のビデオフォーマットの種類を示す図 本発明のSourceProductDescriptionInfoFrameの構成を示す図 本発明のSourceDeviceInformationの構成を示す図 本発明のHDMISinkの構成を示すブロック図 本発明の音声処理回路の構成を示すブロック図 本発明のHDMISinkでの処理を示すフローチャート
符号の説明
100 HDMI対応STB
102 映像信号入力用端子
103 映像信号
104 音声信号入力端子
105 音声信号
106 制御信号入力端子
107 制御信号
108 多重回路
109 多重信号
110 HDCPエンクリプト回路
112 HDCPKEY
114 TMDS送信回路
116 HDMI接続端子
118 マイコン
200 HDMI対応TV
202 HDMI接続端子
204 EDID
206 TMDS受信回路
208 HDCPデクリプト回路
210 映像信号抽出回路
212 音声信号抽出回路
214 制御信号抽出回路
216 HDCPKEY
218 マイコン
220 TV表示部
222 D/A変換器
224 スピーカー
226 音声信号処理回路
228 アンプ
230 音声信号受信手段
232 抵抗器
234 抵抗器
236 抵抗器
238 抵抗器
240 スイッチング回路
242 出力回路
300 HDMI接続配線
302 差動信号線のCh0
304 差動信号線のCh1
306 差動信号線のCh2
308 差動信号線のClockChannel
310 DDCライン
312 CECライン

Claims (5)

  1. 送信装置から送信された、時間軸圧縮された音声信号と制御信号とが映像信号のブランキング期間に多重化されシリアル変換された伝送信号を受信する受信回路と、前記受信回路により受信した音声信号を抽出する音声抽出回路と、前記受信回路により受信した制御信号を抽出する制御信号抽出回路と、前記制御信号抽出回路により抽出された制御信号から送信装置の種類を識別するマイコンと、前記音声抽出回路により抽出された音声信号をデジタルアナログ変換する変換器と、マイコンにより識別された送信装置の種類に応じて、前記変換器により変換された音声信号の増幅度を調整する音声信号処理回路と、前記音声信号処理回路により増幅度を調整された音声信号を平均音量による調整を行なうことなくアンプを介して出力する出力回路とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信装置は、さらに、前記送信装置の種類ごとの最大音量値を記憶した記憶手段を備えており、前記音声信号処理回路は、前記記憶手段に記憶された送信装置の種類ごとの最大音量値に応じて音声信号の増幅度を調整することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記音声信号処理回路は、少なくとも一つ以上の抵抗器と、前記抵抗器の接続を制御するためのスイッチング回路とを備えており、前記マイコンにより抽出された送信装置の種類に応じて、前記スイッチング回路の接続を変更することにより、前記音声信号の増幅度を調整することを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. 前記マイコンによる送信装置の種類の識別は、送信装置から伝送された伝送信号のブランキング期間に配置されたソースデバイス情報に基づいて識別することを特徴とする請求項1から3いずれか記載の受信装置。
  5. HDMI端子を介して送信装置から送信された、時間軸圧縮された音声信号と制御信号とが映像信号のブランキング期間に多重化されシリアル変換された伝送信号を受信する受信回路と、前記受信回路により受信した伝送信号の暗号化を解除するデクリプト回路と、前記デクリプト回路により暗号化が解除された音声信号を抽出する音声抽出回路と、前記デクリプト回路により暗号化が解除された制御信号のパケットヘッダを抽出する制御信号抽出回路と、前記パケットヘッダに含まれるPacketTypeのSourceProductDescriptorInfoFrameに格納されたSourceDeviceInformationにより記載された値に基づいて送信装置の種類を識別するマイコンと、前記音声抽出回路により抽出された音声信号をデジタルアナログ変換する変換器と、マイコンにより抽出された送信装置の種類に応じて、前記変換器により変換された音声信号の増幅度を調整する音声信号処理回路と、前記音声信号処理回路により増幅度を調整された音声信号を平均音量による調整を行なうことなくアンプを介して出力する出力回路とを備えたことを特徴とする受信装置。
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