JP5386380B2 - 防振ブッシュ及び防振ブッシュの製造方法 - Google Patents
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Description
防振ブッシュが車体側に取付けられた状態で、外筒に軸方向に過大入力が加わっても、外筒の内方突出部がシャフトの外方突出部に当たり、外筒の軸方向の変位が規制される。
弾性部材の溝部に対応する位置の半径方向の厚さが溝部以外の部分の厚さと同様に確保される。
外筒に取付けられたアーム部材の変位が防振ブッシュによって規制される。
外筒の内方突出部とシャフトの外方突出部とが軸方向に重なると、外筒の変位がシャフトの外方突出部によって規制される。
従って、シャフト両端部のストッパを予めシャフトに一体に設けるあるいは移動不能に取付けたとしても、防振ブッシュを容易に組み立てることができる。
図1に示すように、車体側に前後一対の防振ブッシュ11,11及び防振ブッシュ12,12が取付けられ、防振ブッシュ11,11にサスペンションを構成するアッパアーム13が上下スイング可能に取付けられ、防振ブッシュ12,12にサスペンションを構成するロアアーム14が上下スイング可能に取付けられ、これらのアッパアーム13及びロアアーム14のそれぞれの先端部にナックル16が取付けられ、このナックル16の車軸16aに車輪17が回転可能に取付けられる。
車体側取付部25b,27は、車体側に取付ける際にボルトを通すボルト挿通穴25e,27aが開けられている。
外方突出部26c、26cの外方へ最も突出する部分と、内方突出部22d,22dの内方へ最も突出する部分は、共に鉛直方向に延びる直線30上に位置する。
図4(a)に示すように、環状屈曲部22bは、外筒22の全周に形成されている。
図4(b)に示すように、環状屈曲部22bは、楕円又は長円形状に近い横長の穴部22eを有する。
以上より、第2ストッパ26が外筒22の穴部22eに挿入されるように、シャフト21に外筒22を嵌合させることが可能になる。
図5(a)に示すように、シャフト21における第2ストッパ26(ここでは、輪郭を太線で示している。(図5(b),(c)も同じ。))の外方突出部26c、26cを上下に配置し、外筒22における穴部22eの穴側部22g,22gを上下に配置する。
この状態では、DS1<DH2、DS2<DH1であり、第2ストッパ26の外形寸法よりも穴部22eの内形寸法が大きい。
この結果、内方突出部22d,22dが、第2ストッパ26の外方突出部26c,26cに軸方向に重なる。図中の着色した部分が内方突出部22d,22dと外方突出部26c,26cとの軸方向の重なり部35,35である。
この状態で、シャフト21と外筒22との間をゴムで加硫接着する。これで、防振ブッシュ11の組立が完了する。
1.図3において、両端部に一体にあるいは移動不能に設けられたストッパ25a,26を備えるとともに、周方向の他の部分よりも半径方向外側に突出する外方突出部26c,26cをストッパ25a,26のうちの少なくとも一方のストッパ26に有するシャフト21を準備し、図4において、周方向の他の部分よりも半径方向内側に突出する内方突出部22d,22dを有する外筒22を準備する。
3.図5(b)において、外筒22をシャフト21に嵌合させる。
これで、防振ブッシュ11(図2(a),(b)参照)の製造が完了する。
図6に示すように、防振ブッシュ40は、車体側に取付けられるシャフト41と、このシャフト41の半径方向外側を囲むように配置された外筒22と、これらのシャフト41及び外筒22のそれぞれに加硫接着されたゴム43とからなる。
円柱部45aは、端部に環状のくびれ部45bが形成されている。
図7に示すように、防振ブッシュ50は、車体側に取付けられるシャフト51と、このシャフト51の半径方向外側を囲むように配置された外筒52と、これらのシャフト51及び外筒52のそれぞれに加硫接着されたゴム53とからなる。
円柱部55aは、両端に環状のくびれ部55b,45bが形成されている。
ゴム53は、円筒状の筒部53aと、この筒部53aの両端部に設けられるとともに筒部53aよりも小径にされた端部筒部53b,53bとからなり、これらの筒部53a、端部筒部53b,53bは共に、くびれ部45b,55bを含む円柱部55a及び外筒52に臨む部分全体、及び第1ストッパ25a、第2ストッパ26に接着されている。
図8(a)に示すように、防振ブッシュ60は、車体側に取付けられるシャフト61と、このシャフト61の半径方向外側を囲むように配置されるとともにアッパアーム13(図1参照)の車幅方向内端が取付けられる外筒22と、これらのシャフト61及び外筒22のそれぞれに加硫接着されたゴム23とからなる。
第2ストッパ66は、シャフト本体65の小径部65cに嵌合する嵌合穴66aが開けられている。
シャフト本体65と第2ストッパ66とは、図示せぬ回り止め構造(例えば、キー、ピン)にて回り止めされている。
外方突出部66c、66cの外方へ最も突出する部分と、内方突出部22d,22dの内方へ最も突出する部分は、共に鉛直方向に延びる直線30上に位置する。
そして、シャフト21と外筒22との間をゴム23で加硫接着する。
Claims (4)
- 両端部に車体側へ取付けられる取付部を有するシャフトと、このシャフトの外周部に取付けられる弾性部材と、この弾性部材の外周部に取付けられる外筒とを有し、前記シャフトに対する前記外筒の軸方向変位を規制するために前記シャフトの両端部にストッパが設けられた防振ブッシュにおいて、
前記ストッパは、前記シャフトの両端部に一体にあるいは移動不能に設けられ、
これらのストッパのうちの少なくとも一方は、周方向の他の部分よりも半径方向外側に突出する外方突出部を有し、
前記外筒に周方向の他の部分よりも半径方向内側に突出する内方突出部を有し、
前記シャフトの前記外方突出部の外径は、前記外筒の前記内方突出部の内径よりも大きく形成されるとともに前記外筒の前記内方突出部を除く部分の内径よりも小さく形成され、
前記シャフトの前記外方突出部を除く部分の外径は、前記外筒の前記内方突出部の内径よりも小さく形成され、
前記防振ブッシュの車体側への取付状態では、前記外方突出部と前記内方突出部とは軸方向に重なるように配置されることを特徴とする防振ブッシュ。 - 前記外筒の前記内方突出部の半径方向内側で且つ前記シャフトの外周部に環状の溝部が形成され、この溝部の内面にも前記弾性部材が取付けられることを特徴とする請求項1記載の防振ブッシュ。
- 前記防振ブッシュは、前記外筒に取付けられるとともに車輪を支持するアーム部材の車幅方向内端に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防振ブッシュ。
- 両端部に車体側へ取付けられる取付部を有するシャフトと、このシャフトの外周部に取付けられる弾性部材と、この弾性部材の外周部に取付けられる外筒とを有し、前記シャフトに対する前記外筒の軸方向変位を規制するために前記シャフトの両端部にストッパが設けられた防振ブッシュの製造方法であって、
両端部に一体にあるいは移動不能に設けられたストッパを備えるとともに、周方向の他の部分よりも半径方向外側に突出する外方突出部を前記ストッパのうちの少なくとも一方に有する前記シャフト、及び周方向の他の部分よりも半径方向内側に突出する内方突出部を有する前記外筒とを準備する工程と、
前記外筒の内方突出部と前記シャフトの外方突出部とが軸方向に重ならない状態で前記外筒を前記シャフトに嵌合させる工程と、
前記外筒の内方突出部と前記シャフトの外方突出部とが軸方向に重なるように前記外筒と前記シャフトとを相対回動させる工程と、
前記シャフトと前記外筒との間をゴムで加硫接着する工程とを含む防振ブッシュの製造方法。
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