JP5385107B2 - 放射線画像撮影システム、放射線変換器、処理装置、放射線変換器及び処理装置の選択装置、プログラム、放射線変換器及び処理装置の選択方法、並びに、放射線画像撮影方法 - Google Patents

放射線画像撮影システム、放射線変換器、処理装置、放射線変換器及び処理装置の選択装置、プログラム、放射線変換器及び処理装置の選択方法、並びに、放射線画像撮影方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線変換器及び/又は処理装置が複数ある場合に、1つの放射線変換器及び1つの処理装置を選択する選択装置及び選択方法と、該選択装置に実行させるプログラムに関する。
また、本発明は、選択した1つの放射線変換器により被写体を透過した放射線を放射線画像に変換し、1つの処理装置により前記放射線画像を処理する放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法に関する。
さらに、本発明は、複数の処理装置から1つの処理装置を選択する放射線変換器と、複数の放射線変換器から1つの放射線変換器を選択する処理装置とに関する。
例えば、病院等の医療機関においては、下記の放射線画像撮影システムが構築されている。この放射線画像撮影システムにおいて、医師は、被写体の所望の放射線画像を取得するため、RIS(Radiology Information System)を用いて、当該被写体の氏名、性別、年齢等の被写体情報、撮影方法、撮影部位、使用する撮影装置、該当する撮影部位に照射する放射線量を決定するための曝射条件等の撮影条件を設定する。これらの情報は、放射線科に設置されたコンソール(処理装置)に供給される。一方、現場の技師が処理装置を操作すると、指定された撮影装置が曝射条件に従って制御され、前記被写体の放射線画像が取得される。前記放射線画像は、所定の画像処理が施された後、医師による読影診断を行うビューアに供給される。
ところで、規模の大きな医療機関の放射線科には、撮影装置を構成する放射線源が各撮影室にそれぞれ設置され、前記各撮影室には、処理装置がそれぞれ設置されている。この場合、技師は、任意の撮影室に放射線変換器を持ち込んで、該放射線変換器を被写体に対する所定位置に配置する。これにより、当該撮影室内の放射線源は、処理装置により設定された撮影条件に従って前記被写体に放射線を照射する。従って、前記放射線変換器は、前記被写体を通過した前記放射線を放射線画像に変換して前記処理装置に送信する。前記処理装置は、受信した前記放射線画像に対して画像処理を行う。その際、前記放射線変換器と前記処理装置とが正しく関連付けられていないと、被写体に対する適切な放射線画像を取得することができない。
そこで、特許文献1には、技師が処理装置の入力操作部を入力操作することにより、複数の処理装置の中から1つの処理装置を選択し、選択した前記1つの処理装置と、1つの放射線変換器とを対応付けることが提案されている。
特開2006−247141号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、技師が1つの処理装置と1つの放射線変換器との対応付けを行っているので、該処理装置を自動的に選択することができない。そのため、前記技師による前記対応付けの作業に手間がかかり、該対応付けを効率よく行うことができない。
また、前記1つの処理装置と1つの放射線変換器との間で放射線画像を送受信できる程度の通信状態が確保されていなければ、前記1つの処理装置と前記1つの放射線変換器との間で対応付けが取れたとしても、前記放射線画像の安定した送受信を行うことができない。この結果、前記1つの処理装置は、被写体に対応した適切な放射線画像を取得することができない。
上記の説明では、一例として、複数の処理装置中の1つの処理装置と1つの放射線変換器とを対応付ける場合の不具合について説明した。しかしながら、実際には、この説明に限らず、複数の放射線変換器中の1つの放射線変換器と1つの処理装置とを対応付ける場合や、複数の放射線変換器中の1つの放射線変換器と複数の処理装置中の1つの処理装置とを対応付ける場合にも、同様の不具合が発生するものと予想される。
本発明の目的は、1つの処理装置と1つの放射線変換器との対応付けを自動的に行って、該対応付けの作業を効率よく行うと共に、前記処理装置と前記放射線変換器との間の通信状態を確保して、放射線画像を安定して送受信することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、下記の特徴を備えている。
すなわち、本発明に係る放射線変換器及び処理装置の選択装置は、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けることを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、選択装置に実行させるプログラムであって、
最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択するステップと、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けるステップとを有することを特徴としている。
さらに、本発明に係る放射線変換器及び処理装置の選択方法は、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、
最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る放射線画像撮影システムは、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、
前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置と、
前記放射線変換器及び/又は前記処理装置が複数ある場合に、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付ける選択部と、
を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る放射線画像撮影方法は、被写体を透過した放射線を、上記の選択方法により選択された1つの放射線変換器により放射線画像に変換して1つの処理装置に送信し、前記1つの処理装置により前記放射線画像を処理することを特徴としている。
さらに、本発明に係る放射線変換器は、被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器において、
前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置が複数ある場合に、複数の前記処理装置の中から最適な通信状態にある1つの処理装置を選択し、選択した前記1つの処理装置と前記放射線変換器とを対応付ける選択部を有することを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る処理装置は、放射線画像に対する処理が可能な処理装置において、
被写体を透過した放射線を前記放射線画像に変換する放射線変換器が複数ある場合に、複数の前記放射線変換器の中から最適な通信状態にある1つの放射線変換器を選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記処理装置とを対応付ける選択部を有することを特徴としている。
上述した各発明によれば、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択部又は選択装置が自動的に選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを自動的に対応付ける。これにより、技師による対応付けの作業が不要となり、該対応付けを効率よく行うことができる。
また、最適な通信状態にある前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択するので、前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置との間の通信状態が確保されて、放射線画像を安定に送受信することが可能となる。
一方、本発明では、複数の放射線変換器と複数の処理装置とがある場合には、これらの放射線変換器及び処理装置を通信状態が良い順に優先順位を付けて対応付けることも可能である。
すなわち、本発明に係る放射線変換器及び処理装置の選択装置は、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付けることを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、選択装置に実行させるプログラムであって、
前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付けるステップを有することを特徴としている。
さらに、本発明に係る放射線変換器及び処理装置の選択方法は、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、
前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付けることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る放射線画像撮影システムは、
被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する複数の放射線変換器と、
前記放射線画像に対する処理が可能な複数の処理装置と、
前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択部と、
を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る放射線画像撮影方法は、被写体を透過した放射線を、上記の選択方法により対応付けた放射線変換器により放射線画像に変換して処理装置に送信し、前記処理装置により前記放射線画像を処理することを特徴としている。
さらに、本発明に係る放射線変換器は、被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器において、
前記放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択部を有することを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る処理装置は、放射線画像に対する処理が可能な処理装置において、
前記処理装置と、被写体を透過した放射線を前記放射線画像に変換する放射線変換器とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択部を有することを特徴としている。
上述した各発明によれば、選択部又は選択装置が、複数の放射線変換器と複数の処理装置との対応付けを、通信状態の良い順に優先順位を付けて行う。これにより、技師による対応付けの作業が不要となり、該対応付けを効率よく行うことができる。
また、通信状態の良い順に優先順位を付けて対応付けを行うので、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間の通信状態が確保されて、放射線画像を安定に送受信することが可能となる。
本発明によれば、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択部又は選択装置が自動的に選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを自動的に対応付けるので、技師による対応付けの作業が不要となり、該対応付けを効率よく行うことができる。
この場合、最適な通信状態にある前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択するので、前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置との間の通信状態が確保されて、放射線画像を安定に送受信することが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムのブロック図である。 図1の放射線変換器の概略構成図である。 図2の放射線変換パネルの回路構成図である。 図1の放射線画像撮影システムの一部の構成ブロック図である。 図1の放射線画像撮影システムの一部の構成ブロック図である。 図6Aは、1つのコンソールの選択を説明するためのブロック図であり、図6Bは、1つの放射線変換器の選択を説明するためのブロック図である。 図7Aは、1つのコンソールの選択を説明するためのブロック図であり、図7Bは、1つの放射線変換器の選択を説明するためのブロック図である。 図8A及び図8Bは、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの選択を説明するためのブロック図である。 図1の放射線画像撮影システムの一部の他の構成ブロック図である。 図10Aは、1つのコンソールの選択を説明するためのブロック図であり、図10Bは、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの選択を説明するためのブロック図である。 図1の放射線画像撮影システムの一部の他の構成ブロック図である。 図12Aは、1つの放射線変換器の選択を説明するためのブロック図であり、図12Bは、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの選択を説明するためのブロック図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影システムの動作を示すフローチャートである。 図13のフローチャートを一部変更したフローチャートである。 図13のフローチャートを一部変更したフローチャートである。
図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10のブロック図である。
放射線画像撮影システム10は、病院内の医療事務処理を管理する医事情報システム(HIS:Hospital Information System)12と、HIS12の管理下において、放射線科での放射線画像の撮影処理を管理する放射線科情報システム(RIS)14と、医師による読影診断を行うためのビューア16と、放射線科の複数の撮影室18、20、22に隣接する各処理室に設置され、撮影装置34や放射線変換器38を管理制御するコンソール(処理装置)24、26、28とを備え、これらが院内ネットワーク30によって相互に接続されている。
撮影室18には、臥位状態の被写体32の撮影を行う撮影装置34と、撮影装置34で使用する放射線変換器38(カセッテ)の充電処理を行うクレードル40とが設置される。撮影装置34は、撮影台42と、撮影台42に載置される放射線変換器38に対して被写体32を介して放射線36を照射する放射線発生装置44とを備える。なお、他の撮影室20、22にも、同様にして、任意の撮影装置及びクレードルが設置される。
図2は、撮影装置34に用いられる放射線変換器38の概略構成図である。
放射線変換器38は、放射線36を透過させる材料からなるケーシング46を有し、ケーシング46の内部には、放射線36が照射されるケーシング46の照射面側から、被写体32による放射線36の散乱線を除去するグリッド48、被写体32を透過した放射線36を電荷情報に変換する放射線変換パネル50、及び、放射線36のバック散乱線を吸収する鉛板52が順に配設される。なお、ケーシング46の照射面をグリッド48としてもよい。
ケーシング46の内部には、放射線変換器38の電源であるバッテリ54と、バッテリ54から供給される電力により放射線変換器38を駆動制御する制御部56と、放射線変換器38によって変換された被写体32の放射線画像を撮影室18に接続されたコンソール24に送信する送受信部(第1通信部、無線送受信部)58とが収容される。また、ケーシング46の側部には、放射線変換器38を起動するための電源スイッチ60が配設される。
なお、送受信部58は、コンソール24、26、28の送受信部96(図4参照)との間で、UWB(Ultra Wide Band)又は無線LAN(Local Area Network)を用いた無線通信による信号の送受信を行うことが可能である。
図3は、図2の放射線変換パネル50の回路構成図である。
放射線変換パネル50は、放射線36(図1及び図2参照)を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層62を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)64のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量66に蓄積した後、各行毎にTFT64を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図3では、光電変換層62及び蓄積容量66からなる1つの画素68と1つのTFT64との接続関係のみを示し、その他の画素68の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、撮影台42内に放射線変換パネル50を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素68に接続されるTFT64には、行方向と平行に延びるゲート線70と、列方向と平行に延びる信号線72とが接続される。各ゲート線70は、ライン走査駆動部74に接続され、各信号線72は、読取回路を構成するマルチプレクサ76に接続される。
ゲート線70には、行方向に配列されたTFT64をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部74から供給される。この場合、ライン走査駆動部74は、ゲート線70を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ78とを備える。アドレスデコーダ78には、制御部56からアドレス信号が供給される。
また、信号線72には、列方向に配列されたTFT64を介して各画素68の蓄積容量66に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器80によって増幅される。増幅器80には、サンプルホールド回路82を介してマルチプレクサ76が接続される。マルチプレクサ76は、信号線72を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ84を備える。アドレスデコーダ84には、制御部56からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ76には、A/D変換器86が接続され、A/D変換器86によってデジタル信号に変換された放射線画像が制御部56に供給される。制御部56は、取得した放射線画像を送受信部58を介して無線通信によりコンソール24に供給する。
なお、スイッチング素子として機能するTFT64は、CMOS(Complementary Metal−Oxside Semiconductor)イメージセンサ等、他の撮像素子と組み合わせて実現してもよい。さらにまた、TFTで言うところのゲート信号に相当するシフトパルスにより電荷をシフトしながら転送するCCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサに置き換えることも可能である。
図4は、コンソール24、及び、コンソール24によって管理される撮影室18内の撮影装置34の構成ブロック図である。なお、コンソール26、28及び撮影室20、22も同様に構成される。
撮影装置34を構成する放射線変換器38は、放射線変換パネル50からの放射線画像を画像信号として記憶する画像メモリ92と、放射線変換器38を特定するID情報(識別情報)を記憶するIDメモリ(識別情報保持部)94とを備える。
コンソール24は、院内ネットワーク30を介して、HIS12、RIS14、ビューア16、コンソール26、28との間で信号の送受信を行うと共に、撮影室18内の撮影装置34との間で信号の送受信を行う送受信部(第2通信部、無線送受信部)96を有する。また、コンソール24は、制御部98により制御される。
制御部98には、オーダ情報記憶部(オーダ情報登録部)100と、撮影条件記憶部(撮影条件登録部)102と、画像処理部104と、IDメモリ(識別情報登録部)106と、入力操作部108と、表示部(出力部)110とが接続される。
そして、放射線変換器38の送受信部58と、コンソール24(26、28)の送受信部96とには、選択部(選択装置)85が接続されている。選択部85は、放射線源87から被写体32への放射線36の照射が行われる前(撮影前)に、図示しないメモリに格納されたプログラムを実行することにより、放射線画像撮影システム10内で最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとを選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソールとを対応付け、対応付けた結果を報知信号として、放射線画像撮影システム10内の放射線変換器38及びコンソール24、26、28に送信する。なお、図4において、選択部85は、有線を介して送受信部58、96に接続されているが、図5に示すように、無線を介して送受信部58、96に接続されていてもよい。
ここで、図4〜図12Bを参照しながら、選択部85と、放射線変換器38に備わり且つ選択部85の機能を有するコンソール探索部(選択部)90と、コンソール24、26、28に備わり且つ選択部85の機能を有する放射線変換器探索部(選択部)91とを説明する。
図6A〜図8Bは、選択部85による放射線変換器とコンソールとの対応付けを模式的に説明したブロック図である。なお、図6A〜図8Bでは、例示的に、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と3つのコンソール24、26、28との関係、3つの放射線変換器38a〜38cと1つのコンソール24(26、28)との関係、及び、3つの放射線変換器38a〜38cと3つのコンソール24、26、28との関係を図示しているが、対応付けが行われる放射線変換器及びコンソールの各個数は、これらの図面に示された個数に限定されないことは勿論である。
また、図6A〜図8B中、選択部85と放射線変換器38(38a〜38c)とを接続する直線と、選択部85とコンソール24(26、28)とを接続する直線とは、それぞれ実線で示している。これらの実線は、選択部85と放射線変換器38(38a〜38c)との間、及び、選択部85とコンソール24(26、28)との間での送信信号又は受信信号の入出力関係を示すための直線であり、有線又は無線を示しているものではない。従って、図6A〜図8Bの各例に示す対応付けは、選択部85と放射線変換器38(38a〜38c)との間、及び、選択部85とコンソール24(26、28)との間の送信信号又は受信信号の送受信が有線(図4参照)又は無線(図5参照)のどちらによるものであっても適用可能である。
図6A及び図7Aの場合、選択部85は、複数のコンソール24、26、28の中から1つの放射線変換器38と最適な通信状態にある1つのコンソールを選択し、選択した1つのコンソールと1つの放射線変換器38とを対応付ける。図6B及び図7Bの場合、選択部85は、複数の放射線変換器38a〜38cの中から1つのコンソール24(26、28)と最適な通信状態にある1つの放射線変換器を選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)とを対応付ける。図8A及び図8Bの場合、選択部85は、複数の放射線変換器38a〜38cと複数のコンソール24、26、28との中から最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとを選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソールとを対応付ける。なお、図8A及び図8Bの場合には、3つの放射線変換器38a〜38cと3つのコンソール24、26、28とがあるので、対応付けられた1つの放射線変換器と1つのコンソールとの組み合わせが最大で3組あってもよいことは勿論である。
ここで、図6A〜図8Bの各例において選択部85が行う、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとの選択について、より具体的に説明する。
先ず、図6Aの例において、選択部85が図示しないスペクトラムアナライザ等の信号計測手段を具備していれば、選択部85は、撮影前に、放射線変換器38の送受信部58(図4及び図5参照)に計測用の送信信号を送信する。送受信部58は、受信した送信信号を電波として放射する。コンソール24、26、28の送受信部96は、受信した電波を受信信号に変換して選択部85に送信する。
この場合、選択部85では、各送受信部96で得られた受信信号の信号レベルの大きさ、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の伝送距離、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の通信速度(ビットレート)、受信信号の信号レベルの時間変動、送信信号及び受信信号より得られる符号誤り率(ビットエラーレート、BER)のうちの少なくとも1つに基づいて、1つのコンソールを選択する。
具体的に、受信信号の信号レベルの大きさに基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、信号レベルの時間平均が最大の受信信号を送信してきたコンソールを1つのコンソールとして選択する。この場合、送受信部58と各送受信部96との間の電波状況等により受信信号が時間的に変動する可能性があるので、選択部85は、送受信部58に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して送受信部58から各コンソール24、26、28の送受信部96への複数回の無線通信を行わせ、各送受信部96で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(受信電界強度)を測定して、測定した受信電界強度の時間平均が最大のコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
また、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の伝送距離に基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、最短の伝送距離を示す受信信号を送信してきたコンソールを1つのコンソールとして選択する。この場合、選択部85は、特定の長さのデータの送信信号を送受信部58に送信して送受信部58から各コンソール24、26、28の送受信部96への無線通信を行わせ、受信完了時間(この場合は、送受信部58に対する送信信号の送信開始時点から送受信部96における受信信号の受信完了時点までの時間)が最も短い受信信号を送信してきたコンソールを、伝送距離が最短となる1つのコンソールとして選択する。すなわち、伝送距離が長ければ、受信完了時間も長くなるので、選択部85は、最も短い受信完了時間の受信信号を、最短の伝送距離を示す受信信号と判定する。
さらに、送受信部58、96間のビットレートに基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、最速のビットレートを示す受信信号を送信してきたコンソールを1つのコンソールとして選択する。
例えば、技師が撮影室18(20、22)に放射線変換器38(38a〜38c)を持ち込んだ場合、放射線変換器38とコンソール24、26、28との位置関係が変わって、放射線変換器38とコンソール24、26、28との間の通信状態が変化する。
そこで、選択部85は、技師の操作による放射線変換器38の起動時、あるいは、放射線変換器38の動作中における所定のタイミング毎(1枚の放射線画像の撮影完了後、又は、送受信部58、96間での通信開始の直前)に、送受信部58に送信信号(所定のビット数のテストデータ)を送信し、送受信部58から各コンソール24、26、28の送受信部96に対して無線通信を行わせる。そして、選択部85は、各コンソールからの受信信号のうち、前記テストデータの受信時間(転送時間)が最も短い受信信号を最速のビットレートを示す受信信号と判断し、当該受信信号を送信してきたコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
さらに、受信信号の信号レベルの時間変動に基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、信号レベルの時間変動が最小の受信信号を送信してきたコンソールを1つのコンソールとして選択する。この場合、受信信号の信号レベルの大きさに基づくコンソールの選択の場合と同様に、選択部85は、送受信部58に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して送受信部58から各コンソール24、26、28の送受信部96への複数回の無線通信を行わせ、各送受信部96で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(受信電界強度)を測定して、測定した受信電界強度の時間変動が最小のコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
さらにまた、BERに基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、BERが最も低い受信信号を送信してきたコンソールを1つのコンソールとして選択する。この場合、選択部85は、デジタルデータの送信信号を送受信部58に送信して送受信部58から各コンソール24、26、28の送受信部96への無線通信を行わせ、各送受信部96で得られたデジタルデータの受信信号より、送信信号のデジタルデータに対する受信信号のデジタルデータ中の誤りデータの比率(BER)を算出し、算出したBERが最低のコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
このような選択処理により1つのコンソールを選択できた場合に、選択部85は、1つのコンソールと1つの放射線変換器38(38a〜38c)との間で最適な通信状態が確保され、且つ、該1つのコンソールと1つの放射線変換器38(38a〜38c)とが対応付けられていることを示す報知信号を放射線変換器38(38a〜38c)及び各コンソール24、26、28に送信する。
次に、図6Bの場合、選択部85は、撮影前に、コンソール24(26、28)の送受信部96に送信信号を送信する。送受信部96は、受信した送信信号を電波として放射する。放射線変換器38a〜38cの送受信部58は、受信した電波を受信信号に変換して選択部85に送信する。
この場合、選択部85では、図6Aの例と同様に、各送受信部58で得られた受信信号の信号レベルの大きさ、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の伝送距離、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の通信速度、受信信号の信号レベルの時間変動、送信信号及び受信信号より得られるBERのうちの少なくとも1つに基づいて、1つの放射線変換器を選択する。
具体的に、受信信号の信号レベルの大きさに基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、送受信部96に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して送受信部96から各放射線変換器38a〜38cの送受信部58への複数回の無線通信を行わせ、各送受信部58で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(受信電界強度)を測定して、測定した受信電界強度の時間平均が最大の放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
また、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の伝送距離に基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、特定の長さのデータの送信信号を送受信部96に送信して送受信部96から各放射線変換器38a〜38cの送受信部58への無線通信を行わせ、受信完了時間(この場合は、送受信部96に対する送信信号の送信開始時点から送受信部58における受信信号の受信完了時点までの時間)が最も短い受信信号を送信してきた放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
さらに、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の通信速度(ビットレート)に基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、所定のビット数のテストデータを送信信号として送受信部96に送信し、送受信部96から各放射線変換器38a〜38cの送受信部58に対して無線通信を行わせる。選択部85は、前記テストデータの受信時間が最も短い受信信号(最速のビットレートを示す受信信号)を送信してきた放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
さらにまた、受信信号の信号レベルの時間変動に基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、送受信部96に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して送受信部96から各放射線変換器38a〜38cの送受信部58への複数回の無線通信を行わせ、各送受信部58で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(受信電界強度)を測定して、測定した受信電界強度の時間変動が最小の放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
さらにまた、BERに基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、デジタルデータの送信信号を送受信部96に送信して送受信部96から各放射線変換器38a〜38cの送受信部58への無線通信を行わせ、各送受信部58で得られたデジタルデータの受信信号よりBERを算出し、算出したBERが最低の放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
図6Bの例での選択処理により1つの放射線変換器を選択できた場合に、選択部85は、1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)との間で最適な通信状態が確保され、且つ、該1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)とが対応付けられていることを示す報知信号を各放射線変換器38a〜38c及びコンソール24(26、28)に送信する。
一方、図7Aの例において、選択部85は、撮影前に、コンソール24と放射線変換器38(38a〜38c)との間での送信信号の送信及び受信信号の受信と、コンソール26と放射線変換器38(38a〜38c)との間での送信信号の送信及び受信信号の受信と、コンソール28と放射線変換器38(38a〜38c)との間での送信信号の送信及び受信信号の受信とを、異なる時間帯でそれぞれ行う。すなわち、同時に行うと、電波の混信や受信信号の混信が発生するおそれがあるためである。
この場合、放射線変換器38(38a〜38c)の送受信部58は、送信信号に対するモニタ用受信機として機能する。すなわち、送受信部58は、送受信部96からの電波を受信信号に変換することで、送信信号をモニタしていることになる。選択部85は、各送受信部96で得られた受信信号(に応じた送信信号)の信号レベルの大きさ、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の伝送距離、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の通信速度(ビットレート)、受信信号(に応じた送信信号)の信号レベルの時間変動、BERのうちの少なくとも1つに基づいて、1つのコンソールを選択する。
具体的に、受信信号に応じた送信信号の信号レベルの大きさに基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、各送受信部96に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して各送受信部96から送受信部58への複数回の無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、送受信部58で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(送信電界強度)を測定して、測定した送信電界強度の時間平均が最大の送信信号を電波として放射したコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
また、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の伝送距離に基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、特定の長さのデータの送信信号を各送受信部96に送信して各送受信部96から送受信部58への無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、受信完了時間が最も短い受信信号に応じた送信信号を電波として放射したコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
さらに、送信信号及び受信信号より得られる送受信部96、58間の通信速度(ビットレート)に基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、所定のビット数のテストデータを送信信号として各送受信部96に送信して各送受信部96から送受信部58への無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、テストデータの受信時間が最も短い受信信号に応じた送信信号を電波として放射したコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
さらにまた、受信信号の信号レベルの時間変動に基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、各送受信部96に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して各送受信部96から送受信部58への複数回の無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、送受信部58で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(送信電界強度)を測定して、測定した送信電界強度の時間変動が最小の送信信号を電波として放射したコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
さらにまた、BERに基づいて1つのコンソールを選択する場合、選択部85は、デジタルデータの送信信号を各送受信部96に送信して各送受信部96から送受信部58への無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、送受信部58で得られたデジタルデータの受信信号よりBERを算出し、算出したBERが最低のコンソールを、1つのコンソールとして選択する。
図7Aの例での選択処理により1つのコンソールを選択できた場合に、選択部85は、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と1つのコンソールとの間で最適な通信状態が確保され、且つ、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と1つのコンソールとが対応付けられていることを示す報知信号を放射線変換器38(38a〜38c)及び各コンソール24、26、28に送信する。
また、図7Bの例において、選択部85は、撮影前に、放射線変換器38aとコンソール24(26、28)との間での送信信号の送信及び受信信号の受信と、放射線変換器38bとコンソール24(26、28)との間での送信信号の送信及び受信信号の受信と、放射線変換器38cとコンソール24(26、28)との間での送信信号の送信及び受信信号の受信とを、異なる時間帯でそれぞれ行う。
この場合、コンソール24(26、28)の送受信部96は、送信信号に対するモニタ用の受信機として機能し、選択部85は、送受信部96で得られた受信信号(に応じた送信信号)の信号レベルの大きさ、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の伝送距離、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の通信速度(ビットレート)、受信信号(に応じた送信信号)の信号レベルの時間変動、BERのうちの少なくとも1つに基づいて、1つの放射線変換器を選択する。
具体的に、受信信号に応じた送信信号の信号レベルの大きさに基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、各送受信部58に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して各送受信部58から送受信部96への複数回の無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、送受信部96で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(送信電界強度)を測定して、測定した送信電界強度の時間平均が最大の送信信号を電波として放射した放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
また、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の伝送距離に基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、特定の長さのデータの送信信号を各送受信部58に送信して各送受信部58から送受信部96への無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、受信完了時間が最も短い受信信号に応じた送信信号を電波として放射した放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
さらに、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の通信速度(ビットレート)に基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、所定のビット数のテストデータを送信信号として各送受信部58に送信して各送受信部58から送受信部96への無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、テストデータの受信時間が最も短い受信信号に応じた送信信号を電波として放射した放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
さらにまた、受信信号の信号レベルの時間変動に基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、各送受信部58に対して所定時間内に送信信号を複数回送信して各送受信部58から送受信部96への複数回の無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、送受信部96で得られた受信信号の特定周波数での信号レベル(送信電界強度)を測定して、測定した送信電界強度の時間変動が最小の送信信号を電波として放射した放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
さらにまた、BERに基づいて1つの放射線変換器を選択する場合、選択部85は、デジタルデータの送信信号を各送受信部58に送信して各送受信部58から送受信部96への無線通信を異なる時間帯でそれぞれ行わせ、送受信部96で得られたデジタルデータの受信信号よりBERを算出し、算出したBERが最低の放射線変換器を、1つの放射線変換器として選択する。
図7Bの例での選択処理により1つの放射線変換器を選択できた場合に、選択部85は、1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)との間で最適な通信状態が確保され、且つ、1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)とが対応付けられていることを示す報知信号を各放射線変換器38a〜38c及びコンソール24(26、28)に送信する。
図8Aの例は、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と3つのコンソール24〜28とがある場合の選択(図6A参照)、あるいは、3つの放射線変換器38a〜38cと1つのコンソール24(26、28)とがある場合の選択(図7B参照)を、単純に、3つの放射線変換器38a〜38cと3つのコンソール24〜28とがある場合の選択に拡張した場合を示している。図6Aの例を拡張した場合では、放射線変換器38a〜38cのそれぞれについて図6Aの例を適用すればよい。また、図7Bの例を拡張した場合には、コンソール24〜28のそれぞれについて図7Bの例を適用すればよい。
また、図8Bの例は、3つの放射線変換器38a〜38cと1つのコンソール24(26、28)とがある場合の選択(図6B参照)、あるいは、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と3つのコンソール24〜28とがある場合の選択(図7A参照)を、単純に、3つの放射線変換器38a〜38cと3つのコンソール24〜28とがある場合の選択に拡張した場合を示している。図6Bの例を拡張した場合では、コンソール24〜28のそれぞれについて図6Bの例を適用すればよい。また、図7Aの例を拡張した場合には、放射線変換器38a〜38cのそれぞれについて図7Aの例を適用すればよい。
なお、図6A〜図8Bの例では、選択部85から放射線変換器38(38a〜38c)又はコンソール24(26、28)に送信信号を送信する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、放射線変換器38(38a〜38c)の制御部56又はコンソール24(26、28)の制御部98において送信信号を生成できるようにし、選択部85から放射線変換器38(38a〜38c)又はコンソール24(26、28)に送信信号の生成を指示する制御信号を送信したときに、制御部56又は制御部98が送信信号を生成して送受信部58又は送受信部96に出力するようにしてもよい。
また、図9〜図10Bに示すように、選択部85の機能を有するコンソール探索部90(90a〜90c)を放射線変換器38(38a〜38c)に取り込んでもよいし、図11〜図12Bに示すように、選択部85の機能を有する放射線変換器探索部91をコンソール24(26、28)に取り込んでもよい。
放射線変換器38(38a〜38c)がコンソール探索部90(90a〜90c)を備える場合には、図6Aの例及び図7Aの例を適用することが可能である。
すなわち、図6Aの例を適用する場合には、コンソール探索部90(90a〜90c)から送受信部58に送信信号を出力し、送受信部58から送信信号を電波として放射する。コンソール24(26、28)では、送受信部96において電波を受信信号に変換し、制御部98は、受信信号の信号レベルを示すデータを送受信部96から送受信部58に送信する。コンソール探索部90(90a〜90c)は、送受信部58を介して受信したデータに基づいて受信信号の信号レベルを把握することができるので、前述した図6Aの例における各種の選択処理を実行することが可能となる。
また、図7Aの例を適用する場合には、コンソール探索部90(90a〜90c)から送受信部58に制御信号を出力し、送受信部58から送受信部96を介してコンソール24(26、28)の制御部98に制御信号を送信する。制御部98は、受信した制御信号に基づいて送信信号を生成し、生成した送信信号を電波として放射するように送受信部96を制御する。この場合でも、コンソール探索部90(90a〜90c)は、送受信部58を介して受信した受信信号に基づいて、前述した図7Aの例における各種の選択処理を実行することが可能となる。
なお、送受信部58は、コンソール24、26、28との間で、UWB又は無線LANによる信号の送受信が可能であるため、コンソール探索部90(90a〜90c)は、送受信部58がUWBによる信号の送受信を行う無線送受信部であれば、該送受信部58をUWBによりコンソール24、26、28を探索するための短距離レーダとして利用し、あるいは、送受信部58が無線LANによる信号の送受信を行う無線送受信部であれば、該送受信部58をコンソール24、26、28の位置を検知するための位置検知機構として利用することも可能である。この場合、コンソール探索部90(90a〜90c)は、短距離レーダにより得られた距離又は位置検知機構により得られた位置に基づいて伝送距離を求め、求めた伝送距離が最短のコンソールを1つのコンソールとして選択する。
このようにしてコンソール探索部90(90a〜90c)において1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けが行われた場合、その対応付けを示す報知信号は、送受信部58を介して他の放射線変換器及び各コンソール24、26、28に送信される。
一方、コンソール24(26、28)が放射線変換器探索部91を具備する場合には、図6Bの例及び図7Bの例を適用することが可能である。
すなわち、図6Bの例を適用する場合には、放射線変換器探索部91から送受信部96に送信信号を出力し、送受信部96から送信信号を電波として放射する。放射線変換器38(38a〜38c)では、送受信部58において電波を受信信号に変換し、制御部56は、受信信号の信号レベルを示すデータを送受信部58から送受信部96に送信する。放射線変換器探索部91は、送受信部96を介して受信したデータに基づいて受信信号の信号レベルを把握することができるので、前述した図6Bの例における各種の選択処理を実行することが可能となる。
また、図7Bの例を適用する場合には、放射線変換器探索部91から送受信部96に制御信号を出力し、送受信部96から送受信部58を介して放射線変換器38(38a〜38c)の制御部56に制御信号を送信する。制御部56は、受信した制御信号に基づいて送信信号を生成し、生成した送信信号を電波として放射するように送受信部58を制御する。この場合でも、放射線変換器探索部91は、送受信部96を介して受信した受信信号に基づいて、前述した図7Bの例における各種の選択処理を実行することが可能となる。
なお、送受信部96においてもUWBにより放射線変換器38(38a〜38c)を探索するための短距離レーダとして利用し、あるいは、送受信部96が無線LANによる信号の送受信を行う無線送受信部であれば、該送受信部96を放射線変換器38(38a〜38c)の位置を検知するための位置検知機構として利用することも可能である。この場合、放射線変換器探索部91は、短距離レーダにより得られた距離又は位置検知機構により得られた位置に基づいて伝送距離を求め、求めた伝送距離が最短の放射線変換器を1つの放射線変換器として選択する。
このようにして放射線変換器探索部91において1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けが行われた場合、その対応付けを示す報知信号は、送受信部96を介して各放射線変換器38a〜38c及び他のコンソールに送信される。
以上、図4〜図12Bを参照しながら1つのコンソールと1つの放射線変換器との間の対応付け処理を説明したが、この対応付け処理によって1つのコンソールと1つの放射線変換器との間で通信状態が確保された後に、被写体32に対する撮影が行われる。この場合、放射線源87から被写体32に放射線36が照射されて、被写体32に対する撮影が行われると、送受信部58は、画像メモリ92に記憶された放射線画像と、前記ID情報とを対応付けて、無線通信によりコンソール24に送信する。
撮影装置34を構成する放射線発生装置44は、放射線36を出力する放射線源87と、放射線源87を制御する線源制御部88と、曝射スイッチ89とを備える。
また、コンソール24において、オーダ情報記憶部100は、RIS14から取得した撮影のオーダ情報を記憶(登録)する。なお、オーダ情報とは、RIS14を用いて医師により作成されるものであり、患者の氏名、年齢、性別等、患者を特定するための患者情報に加えて、撮影に使用する撮影装置34、撮影部位、撮影方法、撮影条件が含まれる。また、撮影条件とは、例えば、放射線源87の管電圧、管電流、放射線36の照射時間等、被写体32に照射される放射線量を決定するための条件である。
撮影条件記憶部102は、RIS14から取得し、あるいは、技師によりコンソール24で設定した撮影装置34の撮影条件を記憶(登録)する。画像処理部104は、撮影装置34から取得した放射線画像に対する画像処理を行う。
IDメモリ106には、放射線変換器38のID情報が予め記憶されている。入力操作部108は、キーボード又はマウス等の入力手段であり、技師の操作により所定の情報を入力することが可能である。表示部110は、画像処理部104で画像処理された放射線画像を表示する。
ここで、送受信部96が選択部85又はコンソール探索部90(90a〜90c)から報知信号を受信した場合、あるいは、放射線変換器探索部91が報知信号を生成した場合、制御部98は、前記報知信号に基づいて、1つのコンソールと1つの放射線変換器との対応付けを示す情報を表示部110に表示させると共に、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報や、撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、上記の対応付けに応じた内容に変更する。
この場合、技師は、例えば、撮影室18内にある放射線変換器38と、撮影室20に接続されたコンソール26、又は、撮影室22に接続されたコンソール28とが対応付けられていれば、この対応付けを、放射線変換器38と、該放射線変換器38がある撮影室18に接続されたコンソール24との対応付けに変更するように入力操作部108を入力操作する。これにより、制御部98は、入力操作部108に対する入力操作に基づいて、選択部85、コンソール探索部90(90a〜90c)又は放射線変換器探索部91により設定された放射線変換器38とコンソール26又はコンソール28との対応付けを、放射線変換器38とコンソール24との対応付けに変更し、変更後の対応付けを表示部110に表示させると共に、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報や、撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、変更後の対応付けに応じた内容に変更する。
技師が撮影室18に放射線変換器38を持ち込んだ場合に、撮影室18内の該放射線変換器38と、撮影室20に接続されたコンソール26、又は、撮影室22に接続されたコンソール28との対応付けに従って、被写体32に対する撮影を行おうとすれば、撮影室18内の被写体32及び放射線変換器38を撮影室20又は撮影室22にまで移動させなければならない。これにより、被写体32の負担が増大すると共に、撮影室18内での撮影から撮影室20又は撮影室22内での撮影への変更に手間がかかって、撮影準備に要する技師の作業時間が長くなる(作業効率が低下する)。この結果、前記技師の負担も増大して、撮影効率も低下する。
従って、選択部85、コンソール探索部90(90a〜90c)又は放射線変換器探索部91における対応付けを、技師による入力操作部108の入力操作により、該技師が使用したいと思うような対応付けに変更することで、上述した問題の発生を回避して、被写体32及び技師の負担を共に軽減することができ、さらには、撮影準備時間の短縮化や撮影効率の向上を一挙に実現することができる。
本実施形態の放射線画像撮影システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、コンソール24及び撮影室18を中心とした動作につき、図13に示すフローチャートに従って説明する。
なお、図13のフローチャートは、撮影室18内に放射線変換器38を持ち込んで被写体32の撮影を行う場合であり、撮影室18に配置された放射線変換器38と、撮影室18に接続されたコンソール24との対応付けで該撮影を行えば、被写体32及び技師の負担を軽減することができると共に、撮影準備時間の短縮化や撮影効率の向上を実現することができる場合を示している。
すなわち、図13のフローチャートを実現するためには、図6A、図7A及び図10Aの例を適用すればよいが、ここでは、代表的に、図6Aの例を適用した場合について説明する。
先ず、コンソール24の送受信部96は、院内ネットワーク30を介してRIS14から撮影のオーダ情報を取得する(ステップS1)。
制御部98は、オーダ情報を取得すると、オーダ情報をオーダ情報記憶部100に記憶すると共に、前記オーダ情報に含まれる撮影条件を撮影条件記憶部102に記憶する。
一方、技師が外部から撮影室18に放射線変換器38を持ち込み、電源スイッチ60をONにすると、ステップS2において、選択部85は、図示しないメモリに格納されたプログラムを実行することにより、放射線変換器38の送受信部58に送信信号を送信する。送受信部58は、受信した送信信号を電波として放射し、コンソール24、26、28の送受信部96は、受信した電波を受信信号に変換して選択部85に送信する。選択部85では、各送受信部96からの受信信号の信号レベルの大きさ、送信信号及び各受信信号より得られる送受信部58、96間の伝送距離、送信信号及び各受信信号より得られる送受信部58、96間の通信速度、各受信信号の信号レベルの時間変動、送信信号及び各受信信号より得られるBERのうち、少なくとも1つについて比較することにより、該放射線変換器38との間で最適な無線通信が確立できる1つのコンソールを探索(選択)する。
前記1つのコンソールを探索できた場合に(ステップS3:YES)、選択部85は、1つのコンソールと放射線変換器38との間で最適な無線通信が確立でき、且つ、1つのコンソールと放射線変換器38とが対応付けられたことを示す報知信号を放射線変換器38及び各コンソール24、26、28に送信する。放射線変換器38及び各コンソール24、26、28は、報知信号を受信することにより、選択部85で対応付けられた1つのコンソールと1つの放射線変換器38とを把握することができる。
各コンソール24、26、28の制御部98は、受信した報知信号に基づいて、1つのコンソールと放射線変換器38との対応付けを示す情報を表示部110に表示させると共に(ステップS4)、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報及び撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、前記対応付けに応じた内容にそれぞれ変更する。
なお、ステップS3において、選択部85は、前記1つのコンソールを探索できない場合には(ステップS3:NO)、ステップS2の処理を再度行う。また、撮影室18に持ち込まれた放射線変換器38をクレードル40に装填することで、バッテリ54への充電を行なうことができる。
ステップS5において、技師は、表示部110の表示内容を視認して、放射線変換器38と対応付けられた1つのコンソールが、放射線変換器38が配置される撮影室18に接続されたコンソール24とは異なるものか否かを確認する。すなわち、放射線変換器38が撮影室18にあるので、撮影室18に接続されたコンソール24と放射線変換器38とが対応付けられていれば、該撮影室18内で被写体32に対する撮影を行うと、該撮影に係る被写体32及び技師の負担や、撮影準備に係る作業効率や撮影効率を向上させることができる。つまり、コンソール24と放射線変換器38との対応付けによる撮影であれば、技師にとり作業がしやすい撮影となる。
ステップS5において、表示部110の表示内容が、1つのコンソール24と放射線変換器38との対応付けが成されている旨の内容であれば、技師は、使用したいコンソール24が表示されているので(ステップS5:NO)、例えば、入力操作部108を入力操作して、対応付けられた1つのコンソール24と放射線変換器38とを使用した撮影を承認する情報を入力する。これにより、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報が前記撮影におけるオーダ情報として確定し(ステップS6)、一方で、撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件が前記撮影における撮影条件として確定する(ステップS7)。
一方、ステップS5において、表示部110の表示内容が、コンソール26又はコンソール28と放射線変換器38とを対応付ける旨の内容であれば、技師は、使用したいコンソール24とは異なるコンソール26又はコンソール28が表示されているので(ステップS5:YES)、入力操作部108を入力操作して、コンソール26又はコンソール28と放射線変換器38との対応付けを、コンソール24と放射線変換器38との対応付けに変更する旨の情報を入力する。
これにより、制御部98は、入力された前記情報に基づいて、コンソール26又はコンソール28と放射線変換器38との対応付けを、コンソール24と放射線変換器38との対応付けに変更し、変更後のコンソール24と放射線変換器38との対応付けを示す情報を表示部110に表示させると共に、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報及び撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、変更後の前記対応付けに応じた内容にそれぞれ変更する(ステップS8)。
この結果、オーダ情報記憶部100には、変更後の前記対応付けに応じたオーダ情報が前記撮影のためのオーダ情報として登録され(ステップS6)、一方で、撮影条件記憶部102には、変更後の前記対応付けに応じた撮影条件が前記撮影のための撮影条件として登録される(ステップS7)。
以上のようにして、必要なオーダ情報及び撮影条件が登録された後、コンソール24は、オーダ情報に従って撮影装置34の放射線発生装置44に対して、撮影条件を送信し設定する。放射線発生装置44では、撮影条件が設定され、撮影の準備が完了した後(ステップS9:YES)、放射線画像の撮影が開始される(ステップS10)。
この場合、クレードル40によるバッテリ54の充電が完了した放射線変換器38を撮影台42に載置し、その上に被写体32を位置決めした後に、技師が曝射スイッチ89を操作すると、放射線源87から放射線36が被写体32に照射される。被写体32を透過した放射線36は、放射線変換器38を構成する放射線変換パネル50に照射されることで、被写体32の放射線画像の撮影が行われる。
放射線変換パネル50を構成する各画素68の光電変換層62は、入射した放射線36を電気信号に変換し、その電気信号が蓄積容量66に電荷として保持される。次いで、各蓄積容量66に保持された被写体32の放射線画像である電荷情報は、制御部56からライン走査駆動部74及びマルチプレクサ76に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部74のアドレスデコーダ78は、制御部56から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線70に接続されたTFT64のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ76のアドレスデコーダ84は、制御部56から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部74によって選択されたゲート線70に接続された各画素68の蓄積容量66に保持された電荷情報である放射線画像を信号線72を介して順次読み出す。
放射線変換パネル50の選択されたゲート線70に接続された各画素68の蓄積容量66から読み出された放射線画像は、各増幅器80によって増幅された後、各サンプルホールド回路82によってサンプリングされ、マルチプレクサ76を介してA/D変換器86に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像は、制御部56により送受信部58から無線通信によりコンソール24に送信される。
同様にして、ライン走査駆動部74のアドレスデコーダ78は、制御部56から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線70に接続されている各画素68の蓄積容量66に保持された電荷情報である放射線画像は、信号線72を介して読み出され、マルチプレクサ76、A/D変換器86及び制御部56を介して送受信部58から無線通信によりコンソール24に送信される。
この場合、制御部56は、ID情報と放射線画像とを共に送受信部58から無線通信によりコンソール24に送信する。
コンソール24の制御部98は、受信したID情報がIDメモリ106に記憶され、且つ、前記報知信号の示す前記対応付けられた1つの放射線変換器38のID情報と一致する場合に、受信したID情報と共に受信した放射線画像を画像処理部104に出力し(ステップS11)、画像処理部104は、入力された放射線画像に対する画像処理を行う(ステップS12)。制御部98は、画像処理後の放射線画像を表示部110に表示させる(ステップS13)。なお、画像処理後の放射線画像は、院内ネットワーク30を介してビューア16にも送信され、医師による読影診断に供せられる。
図13のフローチャートは、複数のコンソール24、26、28と1つの放射線変換器38とがある場合に、複数のコンソール24、26、28の中から1つのコンソールを選択し、選択した1つのコンソールと1つの放射線変換器38とを対応付け、対応付けた1つのコンソールと1つの放射線変換器38とを用いて放射線画像の撮影を行うものである。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム10は、図13のフローチャートに限定されるものではなく、図14のフローチャートのように、複数の放射線変換器38a〜38cと1つのコンソール24(26、28)とがある場合に、複数の放射線変換器38a〜38cの中から1つの放射線変換器を選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)とを対応付け、対応付けた1つの放射線変換器と1つのコンソール24(26、28)とを用いて放射線画像の撮影を行う場合にも適用することが可能である。
すなわち、図14のフローチャートを実行するためには、図6B、図7B及び図12Aの例を適用すればよいが、ここでは、代表的に、図6Bの例を適用した場合について説明する。また、図14のフローチャートでは、撮影室18に接続されたコンソール24と、複数の放射線変換器38a〜38cのうちの1つの放射線変換器とを対応付ける場合について説明する。
ステップS2aにおいて、選択部85は、コンソール24の送受信部96に送信信号を送信する。送受信部96は、受信した送信信号を電波として放射し、放射線変換器38a〜38cの送受信部58は、受信した電波を受信信号に変換して選択部85に送信する。選択部85では、各送受信部58からの受信信号の信号レベルの大きさ、送信信号及び各受信信号より得られる送受信部96、58間の伝送距離、送信信号及び各受信信号より得られる送受信部96、58間の通信速度、各受信信号の信号レベルの時間変動、送信信号及び各受信信号より得られるBERのうち、少なくとも1つについて比較することにより、該コンソール24との間で最適な無線通信が確立できる1つの放射線変換器を探索(選択)する。
前記1つの放射線変換器を探索できた場合に(ステップS3a:YES)、選択部85は、1つの放射線変換器とコンソール24との間で最適な無線通信が確立でき、且つ、1つの放射線変換器とコンソール24とが対応付けられたことを示す報知信号を放射線変換器38a〜38c及びコンソール24に送信する。放射線変換器38a〜38c及びコンソール24は、報知信号を受信することにより、選択部85で対応付けられた1つの放射線変換器と1つのコンソール24とを把握することができる。
コンソール24の制御部98は、受信した報知信号に基づいて、1つの放射線変換器とコンソール24との対応付けを示す情報を表示部110に表示させると共に(ステップS4a)、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報及び撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、前記対応付けに応じた内容にそれぞれ変更する。
なお、ステップS3aにおいて、選択部85は、前記1つの放射線変換器を探索できない場合には(ステップS3a:NO)、ステップS2aの処理を再度行う。
また、ステップS5aにおいて、技師は、表示部110の表示内容を視認して、コンソール24と対応付けられた1つの放射線変換器が、撮影室18内にあるか否かを確認する。そして、表示部110の表示内容が、撮影室18内にある1つの放射線変換器とコンソール24との間での対応付けの内容であり、従って、使用したい放射線変換器が表示されていれば(ステップS5a:NO)、図13のステップS6以降の処理が行われる。
一方、ステップS5aにおいて、表示部110の表示内容が、撮影室18外の放射線変換器とコンソール24とを対応付ける旨の内容であり、使用したい放射線変換器とは異なる放射線変換器が表示されていれば(ステップS5a:YES)、ステップS8の処理に移行し、技師は、入力操作部108を入力操作して、現在の対応付けを、撮影室18内の放射線変換器とコンソール24と対応付けに変更する旨の情報を入力する。
また、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、図13及び図14のフローチャートに代えて、図15のフローチャートのように、複数の放射線変換器38a〜38cと複数のコンソール24、26、28とがある場合に、複数の放射線変換器38a〜38cの中から1つの放射線変換器を選択し、複数のコンソール24、26、28の中から1つのコンソールを選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソールとを対応付け、対応付けた1つの放射線変換器と1つのコンソールとを用いて放射線画像の撮影を行う場合にも適用することが可能である。
すなわち、図15のフローチャートを実行するためには、図8A、図8B、図10B及び図12Bの例を適用すればよいが、ここでは、代表的に、図8Aの例を適用した場合について説明する。
ステップS2bにおいて、選択部85は、異なる時間帯で放射線変換器38a〜38cにそれぞれ送信信号を送信し、一方で、送信信号に応じた受信信号をコンソール24、26、28から受信する。選択部85では、各送受信部96からの受信信号の信号レベルの大きさ、該受信信号に応じた送信信号の信号レベルの大きさ、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の伝送距離、送信信号及び受信信号より得られる送受信部58、96間の通信速度、各受信信号の信号レベルの時間変動、各送信信号の信号レベルの時間変動、送信信号及び受信信号より得られるBERのうち、少なくとも1つについて比較することにより、最適な無線通信が確立できる1つの放射線変換器と1つのコンソールとを探索(選択)する。
1つの放射線変換器と1つのコンソールとを探索できた場合に(ステップS3b:YES)、選択部85は、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの間で最適な無線通信が確立でき、且つ、1つの放射線変換器と1つのコンソールとが対応付けられたことを示す報知信号を放射線変換器38a〜38c及びコンソール24、26、28に送信する。放射線変換器38a〜38c及びコンソール24、26、28は、報知信号を受信することにより、選択部85で対応付けられた1つの放射線変換器と1つのコンソールとを把握することができる。
コンソール24、26、28の制御部98は、受信した報知信号に基づいて、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けを示す情報を表示部110に表示させると共に(ステップS4b)、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報及び撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、前記対応付けに応じた内容にそれぞれ変更する。
なお、ステップS3bにおいて、選択部85は、前記1つの放射線変換器と前記1つのコンソールとを探索できない場合には(ステップS3b:NO)、ステップS2bの処理を再度行う。
また、ステップS5bにおいて、技師は、いずれか1つの表示部110の表示内容を視認する。この場合、表示されている1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けが、使用したい放射線変換器及びコンソールの表示であれば(ステップS5b:NO)、図13のステップS6以降の処理が行われる。
一方、ステップS5bにおいて、表示部110の表示内容が、使用したい放射線変換器及びコンソールの表示ではない場合には(ステップS5b:YES)、ステップS8の処理に移行し、技師は、入力操作部108を入力操作して、現在の対応付けを、使用したい放射線変換器とコンソールとの対応付けに変更する旨の情報を入力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択部85、コンソール探索部90(90a〜90c)又は放射線変換器探索部91が自動的に選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソールとを自動的に対応付けるので、技師による対応付けの作業が不要となり、該対応付けを効率よく行うことができる。
この場合、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとを選択するので、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの間の通信状態が確保されて、放射線画像を安定に送受信することが可能となる。
また、放射線変換器38(38a〜38c)は、外部との通信が可能な送受信部58を有し、コンソール24、26、28は、外部との通信が可能な送受信部96を有し、コンソール探索部90(90a〜90c)又は放射線変換器探索部91は、送受信部58、96間の通信状態が最適な1つの放射線変換器と1つのコンソールとを選択し、選択した1つの放射線変換器と1つのコンソールとを対応付けた結果を報知信号として送信(出力)する。
これにより、放射線変換器38(38a〜38c)及びコンソール24、26、28は、どの放射線変換器とコンソールとが対応付けられたのかを把握することができる。
この場合、選択部85は、放射線変換器38(38a〜38c)及びコンソール24、26、28とは別体に設けられているので、上述した対応付け処理の際には、通信を割り振りするアクセスポイントとして機能し、この結果、対応付け処理の際に行われる放射線変換器38(38a〜38c)及びコンソール24、26、28間での無線通信を効率よく行うことができる。また、放射線変換器38(38a〜38c)とは独立して選択部85が設けられているので、放射線変換器38(38a〜38c)の小型化や低価格化を実現することも可能となる。
複数の放射線変換器38a〜38cと複数のコンソール24、26、28とがある場合、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と複数のコンソール24、26、28とがある場合、あるいは、複数の放射線変換器38a〜38cと1つのコンソール24、26、28とがある場合において、選択部85は、いずれの場合についても1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けを効率よく行うことができる。
また、コンソール探索部90(90a〜90c)は、1つの放射線変換器38(38a〜38c)と複数のコンソール24、26、28とがある場合での1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付け処理に好適である。さらに、放射線変換器探索部91は、複数の放射線変換器38(38a〜38c)と1つのコンソール24(26、28)とがある場合での1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付け処理に好適である。
また、選択部85、コンソール探索部90(90a〜90c)又は放射線変換器探索部91は、送受信部58、96間で無線通信を行う際の送信信号の信号レベル、受信信号の信号レベル、伝送距離、通信速度、送信信号の信号レベルの時間変動、受信信号の信号レベルの時間変動及びBERのうちの少なくとも1つに基づいて、1つの放射線変換器と1つのコンソールとを選択するので、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとを確実に選択することが可能となる。
この場合、選択部85、コンソール探索部90(90a〜90c)又は放射線変換器探索部91は、送信信号の信号レベルの時間平均が最大となる通信状態、受信信号の信号レベルの時間平均が最大となる通信状態、伝送距離が最短の通信状態、通信速度が最速の通信状態、送信信号の信号レベルの時間変動が最小となる通信状態、受信信号の信号レベルの時間変動が最小となる通信状態及びBERが最も低い通信状態のうち少なくとも1つの通信状態での放射線変換器とコンソールとを、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとして選択する。これにより、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの選択を精度よく行うことができる。
また、放射線変換器38(38a〜38c)は、該放射線変換器38(38a〜38c)を特定するID情報を保持するIDメモリ94をさらに有し、送受信部58は、ID情報及び放射線画像を外部に送信し、1つのコンソールは、受信したID情報が報知信号に示す1つの放射線変換器のID情報であれば、ID情報と共に受信した放射線画像を処理する。これにより、1つのコンソールでは、対応付けが取れた1つの放射線変換器から放射線画像に対する処理を確実に行うことができる。
この場合、コンソール24、26、28は、ID情報を登録するIDメモリ106を有し、1つのコンソールは、受信したID情報と、IDメモリ106に登録された1つの放射線変換器のID情報とが一致する場合に、受信した放射線画像を処理する。これにより、1つのコンソールは、ID情報が一致すれば、対応付けが取れた1つの放射線変換器からの放射線画像と判断して、該放射線画像に対する画像処理を行い、一方で、ID情報が一致しなければ、対応付けが取れていない放射線変換器からの放射線画像であると判断して、該放射線画像に対する画像処理を行わない。この結果、放射線画像に対する画像処理を効率よく行うことができる。
また、送受信部58は、複数のコンソール24、26、28との間で無線通信により信号の送受信を行うことが可能であるため、放射線変換器38(38a〜38c)とコンソール24、26、28との間では、該信号を送受信するためのケーブルが連結されていない。そのため、例えば、撮影室18、20、22の床面にこれらのケーブルが配設されることがなく、技師の作業に支障を来すおそれがない。従って、技師は、自己の作業を効率よく行うことが可能となる。また、前記無線通信をUWBとすることで、従来の無線通信と比較して、消費電力の低減、耐フェージング性の向上及び高速通信化の向上を図ることができる。
さらに、コンソール24、26、28側で、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けを、1つの放射線変換器と他の処理装置との対応付け、他の放射線変換器と1つの処理装置との対応付け、又は、他の放射線変換器と他の処理装置との対応付けに変更することが可能であるため、例えば、撮影室18に放射線変換器38を持ち込んだのに、コンソール26又はコンソール28と放射線変換器38とが対応付けられている場合に、撮影室18に接続されたコンソール24と、該放射線変換器38との対応付けに変更することができ、技師及び被写体32の負担の軽減と、撮影に係る作業時間の短縮化と、撮影効率の向上とを一挙に達成することが可能となる。
具体的に、コンソール24、26、28では、表示部110が1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けの結果を外部に表示し、技師は、表示結果に基づいて、入力操作部108を入力操作する。これにより、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けを、他の対応付けに容易に変更することができる。
また、オーダ情報記憶部100に記憶されたオーダ情報や、撮影条件記憶部102に記憶された撮影条件を、1つの放射線変換器と1つのコンソールとの対応付けの結果、あるいは、他の対応付けの変更結果に応じた内容に変更することで、被写体32に対する撮影を正確に行うことが可能となる。さらに、表示部110は、別の対応付けの変更結果を表示することで、入力操作部108で入力操作された内容が確実に反映されているか否かを技師に報知することができる。
なお、本実施形態は、上述した説明に限定されるものではなく、下記の構成に変更することが可能である。
本実施形態は、上述のように、複数の放射線変換器38(38a〜38c)と複数のコンソール24、26、28とがあった場合に、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つのコンソールとを対応付けるものである(図8A、図8B、図10B及び図12B参照)。
上述の説明をさらに拡張して、複数の放射線変換器38a〜38cと複数のコンソール24、26、28とがある場合に、これらの放射線変換器38a〜38c及びコンソール24、26、28を通信状態が良い順に優先順位を付けて対応付けることも可能である。
すなわち、選択部85、コンソール探索部90a〜90c又は放射線変換器探索部91は、各送受信部58、96間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、送受信部58、96を対応付け、対応付けた結果を報知信号として放射線画像撮影システム10内の各放射線変換器38a〜38c及び各コンソール24、26、28に送信する。また、送受信部58、96間で、前記報知信号の示す優先順位に従って通信が行われる場合に、所望の優先順位で対応付けられた送受信部58又は送受信部96が通信中であれば、前記優先順位よりも下位の順位で対応付けられた送受信部58又は送受信部96との間で通信を行う。
ここで、優先順位を付けた対応付けについて具体的に説明する。
複数の放射線変換器38a〜38cと、複数のコンソール24、26、28とがある場合に、選択部85、コンソール探索部90a〜90c又は放射線変換器探索部91は、例えば、1つの放射線変換器38aとコンソール24、26、28との対応付けを通信状態の良い順に従って行う。
具体的に、放射線変換器38aとコンソール24との通信状態が最も良好で、放射線変換器38aとコンソール26との通信状態が次に良好で、放射線変換器38aとコンソール28との通信状態が相対的に悪い場合に、選択部85、コンソール探索部90a〜90c又は放射線変換器探索部91は、放射線変換器38aとコンソール24、放射線変換器38aとコンソール26、放射線変換器38aとコンソール28の順で、通信状態が良好な順(優先順位)を決定する。
そして、選択部85、コンソール探索部90a〜90c又は放射線変換器探索部91は、決定した優先順位に従って、放射線変換器38aとコンソール24、放射線変換器38aとコンソール26、放射線変換器38aとコンソール26を対応付け、対応付けを行った結果を報知信号として生成する。従って、放射線変換器38aは、前記報知信号の示す優先順位に従って、通信状態が最も良好なコンソール24との間で通信を行うことが可能となる。
なお、放射線変換器38bとコンソール24、26、28との対応付け(優先順位の決定方法)、放射線変換器38cとコンソール24、26、28との対応付け、コンソール24と放射線変換器38a〜38cとの対応付け、コンソール26と放射線変換器38a〜38cとの対応付け、コンソール28と放射線変換器38a〜38cとの対応付けについても、同様にして行うことが可能である。また、優先順位の決定の基準となる通信状態については、前述した受信信号の信号レベルの大きさ、送受信部58、96間の伝送距離、送受信部58、96間の通信速度、符号誤り率(BER)を調べることで把握することができる。
このように、選択部85、コンソール探索部90a〜90c又は放射線変換器探索部91が、通信状態の良い順に、複数の放射線変換器38a〜38cと複数のコンソール24、26、28との対応付けを優先順位を付けて行うので、技師による対応付けの作業が不要となり、該対応付けを効率よく行うことができる。
また、通信状態の良い順に優先順位を付けて対応付けを行うので、各放射線変換器38a〜38cと各コンソール24、26、28との間の通信状態が確保されて、放射線画像を安定に送受信することが可能となる。
次に、所望の優先順位の送受信部58又は送受信部96が通信中であるときに、該優先順位よりも下位の順位で対応付けられた送受信部58又は送受信部96との間で通信を行う場合について説明する。
例えば、放射線変換器38aとコンソール24、26、28との対応付けの優先順位が、放射線変換器38aとコンソール24、放射線変換器38aとコンソール26、放射線変換器38aとコンソール28の順であり、一方で、放射線変換器38bとコンソール24、26、28との対応付けの優先順位が、放射線変換器38bとコンソール24、放射線変換器38bとコンソール26、放射線変換器38bとコンソール28の順であったとする。従って、放射線変換器38a、38bにとって、優先順位が最も高い対応付けの(通信状態が最も良好な)コンソールは、いずれも、コンソール24である。
ここで、放射線変換器38aとコンソール24とが通信中である場合に、放射線変換器38bが、優先順位の高い対応付けであるコンソール24との通信を行うと、放射線変換器38aとコンソール24との間での通信速度の低下を招くおそれがある。このような状態で、放射線変換器38bとコンソール24との間で通信を行っても、放射線変換器38bとコンソール24との間では、期待する程の通信速度を得られない可能性がある。そこで、放射線変換器38bは、コンソール24との通信を諦めて、次に優先順位の高いコンソール26との間で通信を行う。
このように、優先順位を付けた対応付けを示す報知信号を、選択部85、コンソール探索部90a〜90c又は放射線変換器探索部91から各放射線変換器38a〜38c及び各コンソール24、26、28に予め送信しておけば、各放射線変換器38a〜38c及び各コンソール24、26、28は、優先順位に従って、相手先の通信状態を見ながら、他の組み合わせでの通信状態を損なうことなく、現時点において、新たな組み合わせにとって通信速度が最も高速となる相手先を選択可能であるため、放射線画像等の通信を一層安定的に行うことができる。
なお、ここでは、一例として、放射線変換器38a、38b側から見た、放射線変換器38a、38bとコンソール24、26との間での通信について説明したが、この例に限定されることはなく、他の放射線変換器と他のコンソールとの間においても、同様にして実施することが可能であることは勿論である。
また、本実施形態では、放射線変換器38とコンソール24、26、28との間での無線通信による信号の送受信に代えて、有線通信により信号の送受信を行っても、1つのコンソールを選択して放射線変換器38と対応付けることによる上述した各効果が得られる。
また、本実施形態では、送受信部58、96をUWBによる短距離レーダとして利用し、あるいは、無線LANによる位置検知機構として利用した場合も説明したが、送受信部58、96とは別体で、上述の機能を有するUWBの短距離レーダ又は無線LANの位置検知機構を設けても、上述した各効果が容易に得られる。さらに、選択部85において、例えば、スペクトラムアナライザを使用して、受信信号を周波数方向にスイープし、その信号レベルを精密に測定することで、1つの放射線変換器や1つのコンソールをより正確に選択することもできる。
さらに、本実施形態は、上述した撮影室18、20、22内での撮影に限られるものではなく、例えば、手術室での手術、検診、あるいは、病院内での回診に適用することも可能である。
さらにまた、放射線変換器38とコンソール24、26、28との無線通信を、赤外線等を用いた光無線通信としても、上述した各効果が容易に得られることは勿論である。
また、放射線変換器38についても、入射した放射線36をシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した間接変換方式の放射線変換器としてもよい(特許第3494683号公報参照)。
また、放射線変換器38は、光読出方式の放射線変換パネルを利用しても放射線画像を取得することができる。この光読出方式の放射線変換パネルでは、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線36が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線変換パネルに読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像として取得する。なお、放射線変換パネルは、消去光を放射線変換パネルに照射することで、残存する静電潜像である放射線画像を消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは勿論である。
10…放射線画像撮影システム
12…HIS
14…RIS
16…ビューア
18、20、22…撮影室
24、26、28…コンソール
30…院内ネットワーク
32…被写体
34…撮影装置
38、38a〜38c…放射線変換器
44…放射線発生装置
50…放射線変換パネル
56…制御部
58、96…送受信部
85…選択部
87…放射線源
90、90a〜90c…コンソール探索部
91…放射線変換器探索部
92…画像メモリ
94、106…IDメモリ
100…オーダ情報記憶部
102…撮影条件記憶部
104…画像処理部
108…入力操作部
110…表示部

Claims (29)

  1. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、
    前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置と、
    前記放射線変換器及び/又は前記処理装置が複数ある場合に、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付ける選択部と、
    を備え
    前記放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部を有し、
    前記処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部を有し、
    前記選択部は、前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けた結果を報知信号として前記放射線変換器及び前記処理装置に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項記載のシステムにおいて、
    前記選択部は、前記第1通信部と前記第2通信部との間で通信を行う際の送信強度、受信強度、伝送距離、通信速度、前記送信強度の時間変動、前記受信強度の時間変動及び符号誤り率のうちの少なくとも1つに基づいて、前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項記載のシステムにおいて、
    前記選択部は、前記送信強度の時間平均が最大となる通信状態、前記受信強度の時間平均が最大となる通信状態、前記伝送距離が最短の通信状態、前記通信速度が最速となる通信状態、前記送信強度の時間変動が最小となる通信状態、前記受信強度の時間変動が最小となる通信状態及び前記符号誤り率が最も低い通信状態のうち少なくとも1つの通信状態での放射線変換器と処理装置とを、前記最適な通信状態にある前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置として選択することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記放射線変換器は、該放射線変換器を特定する識別情報を保持する識別情報保持部をさらに有し、
    前記第1通信部は、前記識別情報及び前記放射線画像を外部に送信し、
    前記1つの処理装置は、受信した前記識別情報が前記報知信号に示す前記1つの放射線変換器の識別情報であれば、前記識別情報と共に受信した前記放射線画像を処理することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項記載のシステムにおいて、
    前記処理装置は、前記識別情報を登録する識別情報登録部を有し、
    前記1つの処理装置は、受信した前記識別情報と、前記識別情報登録部に登録された前記1つの放射線変換器の識別情報とが一致する場合に、前記放射線画像を処理することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  6. 請求項のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記第1通信部及び前記第2通信部は、無線通信により信号の送受信を行うことが可能な無線送受信部を含むことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  7. 請求項のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    複数の処理装置と1つの放射線変換器とがある場合に、
    前記選択部は、前記各処理装置の第2通信部と前記1つの放射線変換器の第1通信部との間の各通信状態を比較して、前記各処理装置の中から前記1つの放射線変換器と最適な通信状態にある1つの処理装置を選択し、選択した前記1つの処理装置と前記1つの放射線変換器とを対応付け、対応付けた結果を前記報知信号として前記1つの放射線変換器及び前記各処理装置に送信する処理装置選択部であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  8. 請求項記載のシステムにおいて、
    前記1つの放射線変換器は、前記処理装置選択部を有し、
    前記処理装置選択部は、前記1つの放射線変換器の第1通信部に前記報知信号を出力し、
    前記第1通信部は、前記報知信号を前記各処理装置の第2通信部に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  9. 請求項のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    複数の放射線変換器と1つの処理装置とがある場合に、
    前記選択部は、前記各放射線変換器の第1通信部と前記1つの処理装置の第2通信部との間の各通信状態を比較して、前記各放射線変換器の中から前記1つの処理装置と最適な通信状態にある1つの放射線変換器を選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付け、対応付けた結果を前記報知信号として前記1つの処理装置及び前記各放射線変換器に送信する放射線変換器選択部であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  10. 請求項記載のシステムにおいて、
    前記1つの処理装置は、前記放射線変換器選択部を有し、
    前記放射線変換器選択部は、前記1つの処理装置の第2通信部に前記報知信号を出力し、
    前記第2通信部は、前記報知信号を前記各放射線変換器の第1通信部に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  11. 請求項のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    複数の放射線変換器と複数の処理装置とがある場合に、
    前記選択部は、前記各放射線変換器の第1通信部と前記各処理装置の第2通信部との間の各通信状態を比較して、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを少なくとも1組選択し、選択した前記少なくとも1組の1つの処理装置と1つの放射線変換器とを対応付け、対応付けた結果を前記報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記選択部による前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置との対応付けを、前記1つの放射線変換器と他の処理装置との対応付け、他の放射線変換器と前記1つの処理装置との対応付け、又は、他の放射線変換器と他の処理装置との対応付けに変更する変更部をさらに備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  13. 請求項12記載のシステムにおいて、
    前記変更部は、
    前記選択部による対応付けの結果を外部に出力する出力部と、
    前記出力部からの出力結果に基づいて、前記選択部による対応付けを変更するための入力操作を行う入力操作部と、
    を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  14. 請求項13記載のシステムにおいて、
    前記処理装置は、前記変更部と、制御部と、所定の撮影条件を含む前記被写体の撮影のためのオーダ情報を登録するオーダ情報登録部と、前記撮影条件を登録する撮影条件登録部とを有し、
    前記制御部は、前記選択部による対応付けの結果、あるいは、前記変更部による対応付けの変更結果に応じて、前記オーダ情報登録部に登録された前記オーダ情報及び前記撮影条件登録部に登録された前記撮影条件を変更し、
    前記出力部は、前記選択部による対応付けの結果、あるいは、前記変更部による対応付けの変更結果を外部に表示する表示部であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    所定の撮影条件に従って制御されることで前記放射線を前記被写体に照射する放射線源をさらに備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  16. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する複数の放射線変換器と、
    前記放射線画像に対する処理が可能な複数の処理装置と、
    前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択部と、
    を備え
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記選択部は、前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  17. 請求項16記載のシステムにおいて、
    前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、前記報知信号の示す前記優先順位に従って通信が行われる場合に、
    前記各第1通信部及び前記各第2通信部は、所望の優先順位で対応付けられた第1通信部又は第2通信部が通信中であれば、前記優先順位よりも下位の順位で対応付けられた第1通信部又は第2通信部との間で通信を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  18. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器において、
    前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置が複数ある場合に、複数の前記処理装置の中から最適な通信状態にある1つの処理装置を選択し、選択した前記1つの処理装置と前記放射線変換器とを対応付ける選択部と、外部との通信が可能な第1通信部とを有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記選択部は、前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの処理装置を選択し、選択した前記1つの処理装置と前記放射線変換器とを対応付けた結果を報知信号として前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線変換器。
  19. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器において、
    前記放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択部と、外部との通信が可能な第1通信部とを有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記選択部は、前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線変換器。
  20. 放射線画像に対する処理が可能な処理装置において、
    被写体を透過した放射線を前記放射線画像に変換する放射線変換器が複数ある場合に、複数の前記放射線変換器の中から最適な通信状態にある1つの放射線変換器を選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記処理装置とを対応付ける選択部を有し、
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をさらに有し、
    前記選択部は、前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの放射線変換器を選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記処理装置とを対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器に送信することを特徴とする処理装置。
  21. 放射線画像に対する処理が可能な処理装置において、
    前記処理装置と、被写体を透過した放射線を前記放射線画像に変換する放射線変換器とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択部を有し、
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記選択部は、前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする処理装置。
  22. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付ける選択装置であって、
    前記放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部を有し、
    前記処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部を有し、
    前記選択装置は、前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けた結果を報知信号として前記放射線変換器及び前記処理装置に送信することを特徴とする放射線変換器及び処理装置の選択装置。
  23. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択装置であって、
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記選択装置は、前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線変換器及び処理装置の選択装置。
  24. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、選択装置に実行させるプログラムであって、
    最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択するステップと、
    選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けるステップと、
    を有し、
    前記放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部を有し、
    前記処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部を有し、
    前記選択するステップでは、前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択し、
    前記対応付けるステップでは、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けた結果を報知信号として前記放射線変換器及び前記処理装置に送信することを特徴とするプログラム。
  25. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、選択装置に実行させるプログラムであって、
    前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付けるステップを有し、
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記ステップでは、前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とするプログラム。
  26. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、
    最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択し、
    選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付ける選択方法であって、
    前記放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部を有し、
    前記処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部を有し、
    前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けた結果を報知信号として前記放射線変換器及び前記処理装置に送信することを特徴とする放射線変換器及び処理装置の選択方法。
  27. 被写体を透過した放射線を放射線画像に変換する放射線変換器と、前記放射線画像に対する処理が可能な処理装置とが複数ある場合に、
    前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付ける選択方法であって、
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線変換器及び処理装置の選択方法。
  28. 放射線変換器と処理装置とのうち少なくとも一方が複数ある場合に、最適な通信状態にある1つの放射線変換器と1つの処理装置とを選択して、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付け、
    被写体を透過した放射線を、選択された前記1つの放射線変換器により放射線画像に変換して前記1つの処理装置に送信し、
    前記1つの処理装置により前記放射線画像を処理する放射線画像撮影方法であって、
    前記放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部を有し、
    前記処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部を有し、
    前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信状態が最適な前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを選択し、選択した前記1つの放射線変換器と前記1つの処理装置とを対応付けた結果を報知信号として前記放射線変換器及び前記処理装置に送信することを特徴とする放射線画像撮影方法。
  29. 放射線変換器と処理装置とが複数ある場合に、前記各放射線変換器と前記各処理装置との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各放射線変換器と前記各処理装置とを対応付け、
    被写体を透過した放射線を、対応付けた前記放射線変換器により放射線画像に変換して前記処理装置に送信し、
    前記処理装置により前記放射線画像を処理する放射線画像撮影方法であって、
    前記各放射線変換器は、外部との通信が可能な第1通信部をそれぞれ有し、
    前記各処理装置は、外部との通信が可能な第2通信部をそれぞれ有し、
    前記各第1通信部と前記各第2通信部との間で、通信状態が良い順に優先順位を付けて、前記各第1通信部と前記各第2通信部とを対応付け、対応付けた結果を報知信号として前記各放射線変換器及び前記各処理装置に送信することを特徴とする放射線画像撮影方法。
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