JP5385089B2 - 電子部品実装装置及び電子部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を載置したトレイから電子部品を供給し、基板上に装着する電子部品実装装置及び電子部品実装方法に関する。
従来の電子部品装着装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、所定の部品供給装置から供給されたIC等の電子部品を、基板上の所定位置に搭載(装着)するものである。
このような電子部品装着装置に電子部品を供給する装置として、例えば特許文献2に記載のトレイ部品供給装置がある。トレイ部品供給装置は、電子部品を載置したトレイが複数枚収納されたスタッカから上記トレイを引き出し、該トレイから電子部品を電子部品装着装置に供給するものである。
また、電子部品装着装置には、電子部品を供給する部品供給装置としてテープフィーダが備えられている。このようなテープフィーダとしては、例えば特許文献3及び4に記載の技術がある。
一般に、テープフィーダには、振動等による電子部品の跳ね上がりを防止するために、電子部品が収納されたキャリアテープの表面に沿ってアッパーカバーが配置されている。アッパーカバーは、一方の端部がフィーダベースに連結され、この連結部を支点として他方の端部が揺動することにより、開閉自在とされている。
ところが、アッパーカバーの閉め忘れ等により、該アッパーカバーが浮いている(開いている)状態で部品装着処理を行うと、アッパーカバーが部品装着装置の吸着ヘッドと干渉し、吸着ヘッドを損傷するおそれがある。
これを防止するために、図8に示すように、部品吸着位置にアッパーカバー100の浮きを検出するセンサ200を設置するものがある。この場合、アッパーカバー100の閉状態では、図8(a)に示すように障害物が非検出となり、アッパーカバー100の開状態では、図8(b)に示すように障害物が検出される。このようにして、アッパーカバー100の浮きを検出することができる。
特許3614219号明細書 特許4230026号明細書 特許4127367号明細書 特許4166069号明細書
ところで、トレイ部品供給装置から電子部品装着装置へ電子部品を供給する際には、トレイを部品吸着位置まで引き出し、電子部品装着装置のテープフィーダとトレイとを並べて配置した状態とする。
したがって、電子部品が背高部品である場合、トレイを部品吸着位置まで引き出した状態では、図9に示すように、アッパーカバー100が閉状態であっても、トレイ上の電子部品300でセンサ200の光軸を遮ってしまい、センサ200で障害物を検出する。そのため、アッパーカバー100が開状態であると誤判定してしまう。
そこで、本発明は、部品吸着位置に存在する障害物を適正に検出することができる電子部品実装装置及び電子部品実装方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る電子部品実装装置は、電子部品が載置され、所定の部品吸着位置まで引き出し可能なトレイと、前記トレイから吸着した電子部品を基板上の所定位置に装着する吸着ノズルと、を備える電子部品実装装置であって、前記部品吸着位置において前記吸着ノズルと干渉する障害物の有無を検出する障害物検出手段と、前記障害物検出手段における障害物検出に先立って、前記トレイを前記障害物検出手段の検出可能範囲外へ移動するトレイ退避手段と、前記障害物検出手段で障害物を非検出であるとき、前記トレイを前記障害物検出手段の検出可能範囲外から前記部品吸着位置に移動するトレイ設置手段と、を備えることを特徴としている。
このように、生産開始時には、一旦トレイを部品吸着位置より後方に位置する障害物検出手段の検出可能範囲外へ移動し、部品吸着位置における障害物有無の確認後、トレイを元の部品吸着位置に戻して生産開始する。したがって、部品吸着位置においてトレイ上の電子部品を障害物であると誤判定してしまうのを防止し、適正な障害物検出を行うことができる。そのため、部品吸着位置に存在する障害物と吸着ノズルとが干渉することに起因して、吸着ノズルが損傷するのを防止することができる。
また、請求項2に係る電子部品実装装置は、請求項1に係る発明において、前記部品吸着位置に配置されるテープフィーダと、前記テープフィーダの表面に沿って配置され、一端が前記テープフィーダの幅方向のピンを介してフィーダベースに連結されて他端が揺動することにより開閉自在とされるアッパーカバーと、をさらに備え、前記障害物検出手段の前記部品吸着位置における障害物検出として、前記アッパーカバーの開状態を検出することを特徴としている。
これにより、生産開始時にアッパーカバーが開状態である場合には、確実にこれを検知することができる。したがって、アッパーカバーが吸着ノズルと干渉するのを防止し、安全性を確保することができる。 さらに、請求項3に係る電子部品実装方法は、電子部品が載置されたトレイを所定の部品吸着位置まで引き出し、吸着ノズルにより前記トレイから電子部品を吸着して基板上の所定位置に装着する電子部品実装方法であって、前記トレイを、該トレイの引き出し方向において前記部品吸着位置より後方へ移動するステップと、前記トレイを前記部品吸着位置より後方へ移動した後、前記部品吸着位置において前記吸着ノズルと干渉する障害物の有無を検出するステップと、前記障害物を非検出であるとき、前記トレイを前記部品吸着位置に戻すステップと、を備えることを特徴としている。
これにより、部品吸着位置においてトレイ上の電子部品を障害物であると誤判定してしまうのを防止し、適正な障害物検出を行うことができる。そのため、部品吸着位置に存在する障害物と吸着ノズルとが干渉することに起因して、吸着ノズルが損傷するのを防止することができる。このように、安全性を高めた電子部品実装方法とすることができる。
本発明によれば、トレイ上の電子部品の大きさにかかわらず、部品供給位置に存在する障害物を適正に検出することができる。その結果、吸着ノズルが障害物と干渉するのを確実に防止し、吸着ノズルの損傷を防止することができるという効果が得られる。
本発明における電子部品実装装置の主要部を示す概略構成図である。 各部材の配置関係を示す上面図である。 トレイ駆動機構の具体的構成を示す斜視図である。 トレイ部品供給装置と電子部品装着装置の構成を示すブロック図である。 トレイ駆動制御部で実行する処理手順を示すフローチャートである。 トレイベースの退避状態を示す図である。 部品生産制御部で実行する処理手順を示すフローチャートである。 アッパーカバーの開閉状態を示す図である。 従来装置の課題を説明するための図である。 電子部品実装装置の一例を示す斜視図である。 図10の移載ヘッドの具体的構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明が適用される電子部品実装装置の全体構成について説明する。
図10は、電子部品実装装置の一例を示す斜視図である。
この図10において、符号60は電子部品装着装置である。電子部品装着装置60は、基台61の上面にX方向に延在するコンベア62を備え、コンベア62で基板63をX方向に搬送することで、当該基板63を所定位置に位置決めする。
また、電子部品実装装置60は移載ヘッド64を備える。この移載ヘッド64は、下部に電子部品を吸着するノズルを備え、Xテーブル69AとYテーブル69Bとにより、基台61上をXY方向に水平移動可能に構成されている。
この電子部品装着装置60には、テープフィーダ等により電子部品を供給するパーツフィーダ65と、トレイにより電子部品を供給する電子部品供給装置66とが装着される。
電子部品装着装置60は、パーツフィーダ65及び電子部品供給装置66を制御すると共に、移載ヘッド64でパーツフィーダ65及び電子部品供給装置66に収容された電子部品を真空吸着し、基板63に移送搭載する。
図11は、移載ヘッド64の具体的構成を示す斜視図である。
移載ヘッド64は吸着ノズル71を有し、この吸着ノズル71で電子部品72を真空吸着するようになっている。
Z軸モータ73を正逆回転すると、ナット74が送りねじ75に沿って上下動し、それに伴って吸着ノズル71が上下動する。また、モータ76を回転することで、吸着ノズル71の下端部に真空吸着された電子部品72の水平方向の回転角度を補正することができるようになっている。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本発明における電子部品実装装置の主要部を示す概略構成図である。この図1では生産中の状態を示している。
本発明の電子部品実装装置は、トレイ部品供給装置10(図10の電子部品供給装置66に対応)と、テープフィーダ(図10のパーツフィーダ65に対応)と、前記トレイ部品供給装置10と上記テープフィーダを制御すると共に電子部品を取り出して基板に搭載する電子部品装着装置40(図10の電子部品装着装置60に対応)とで構成されている。トレイ部品供給装置10とテープフィーダは、図10と同様に、電子部品装着装置40内に配置された基板の搬送方向に沿って装着される。
トレイ部品供給装置10は、IC部品等の複数の電子部品13を載置したトレイ12を複数枚収納した図示しないスタッカからトレイ12を引き出し、引き出したトレイ12上の電子部品13を電子部品装着装置40、所謂チップマウンタに供給するものである。
このトレイ部品供給装置10は、トレイベース11を備える。トレイベース11は、スタッカ内では所定高さの引き出し位置まで昇降可能となっており、当該引き出し位置まで移動した後、スタッカから引き出され、図1に示すように電子部品装着装置40の所定の部品吸着位置にセットされるようになっている。このトレイベース11の上にトレイ12が載置されることで、トレイ12が引き出し可能となっている。
前記テープフィーダの内部には、複数の電子部品をカバーテープとキャリアテープとで挟持したテープが収容されており、実装される電子部品の種類に応じて複数のテープフィーダが基板の搬送方向に沿って配置されている。
電子部品装着装置40は、吸着ノズル(図11の吸着ノズル71に対応)を備え、トレイ部品供給装置10から供給される電子部品13や、テープフィーダから供給される電子部品を吸着ノズルで吸着し、基板上の所定位置に装着する。
テープフィーダには、上記部品吸着位置の周辺を覆い該位置に送り込まれたキャリアテープから吸着ノズルにより部品を取り出す際にテープの跳ね上がりを防止するために、電子部品が収納されたキャリアテープの表面に沿ってアッパーカバー41が設けられている。
また、テープフィーダは、アッパーカバー41の高さがトレイベース11の引き出し位置となるように配置されている。
アッパーカバー41は、テープを装着しやすくするために、一方の端部41aが図示しないテープフィーダの基枠としてのフィーダベースに連結され、この連結部を支点として他方の端部41bが揺動することにより、開閉自在とされている。このアッパーカバー41の他方の端部41bは、テープフィーダの基枠に設けたアッパーカバー押え板42によって閉位置に保持可能となっている。
また、この電子部品装着装置40は、アッパーカバー41の浮きを検出するための障害物検出センサ43を備える。障害物検出センサ43は、部品吸着位置においてアッパーカバー41の幅方向に光軸を配置すると共に、アッパーカバー41が閉状態であるときにはアッパーカバー41と光軸とが干渉せず、アッパーカバー41が開状態であるときにアッパーカバー41と光軸とが干渉する位置に配置する。
図2は、各部材の配置関係を示す上面図である。
この図2に示すように、トレイ12上には複数の電子部品13がX−Y方向に格子状に配置されており、電子部品装着装置40は、吸着ノズルによってトレイ12上の電子部品13を所定の順番で吸着し、吸着保持した電子部品13を基板上の所定位置に装着するようになっている。
トレイベース11上のトレイ12は、トレイベース11に設けられた付勢手段によって、トレイベース11の引き出し方向前方(図2における右側)に付勢されている。
トレイベース11は、生産中は、部品吸着位置に配置したアッパーカバー41(テープフィーダ)とトレイ12とが並設する位置まで引き出された状態でセットされる。すなわち、生産中は、トレイベース11のY方向両側にアッパーカバー41(テープフィーダ)がそれぞれ配置されることになる。
そして、この引き出し状態では、トレイ12上で最も前方に位置する電子部品13のY方向位置は、障害物検出センサ43の光軸位置に達する。
本実施形態では、生産を開始する前に、後述するトレイ駆動機構20によってトレイベース11を一旦部品吸着位置より後方へ退避し、障害物検出センサ43の光軸上にトレイ12上の電子部品13が存在しない状態で障害物検出センサ43による障害物検知を行う。そして、障害物が非検出である場合に、トレイ駆動機構20によってトレイベース11を部品吸着位置に戻し、生産を開始する。
図3は、トレイ駆動機構20の一例を示す斜視図である。
この図3に示すように、トレイ駆動機構20は、後述するトレイ駆動制御部31によって駆動される駆動モータ21を備える。そして、駆動モータ21により回動するプーリーと減速シャフト22に嵌合された減速プーリーとに、減速ベルト23が懸架されている。また、減速シャフト22には駆動プーリーが嵌合されており、該駆動プーリーと駆動シャフト24に嵌合された駆動プーリーとに、駆動ベルト25が懸架されている。
したがって、駆動モータ21を駆動すると、減速シャフト22に嵌合された駆動プーリーが回転駆動し、これにより駆動ベルト25が駆動する。
駆動ベルト25にはベルトコネクタ26が結合されており、ベルトコネクタ26にトレイベース支持板27が結合されている。また、このトレイベース支持板27は、トレイベース11の引き出し方向に延在するスライドシャフト28に係合されており、該スライドシャフト28上を摺動可能となっている。トレイベース11は、トレイベース支持板27上に載置される。
以上の構成により、駆動モータ21を駆動すると、トレイベース11がスライドシャフト28に案内されて直動する。
なお、トレイ駆動機構20の構成としては、トレイベース11を図2におけるX方向に移動可能な構成であれば、図3に示す構成に限定されない。
図4は、トレイ部品供給装置10と電子部品装着装置40の構成を示すブロック図である。
トレイ部品供給装置10と電子部品装着装置40とは、所定の通信手段を介して接続されており、相互に各種データの送受信が可能な構成となっている。
トレイ部品供給装置10は、駆動モータ21を駆動制御してトレイベース11の移動を制御するトレイ駆動制御部31と、電子部品装着装置40とのデータ送受信を制御する入出力制御部32とを備える。
トレイ部品供給装置10が電子部品装着装置40から受信するデータとしては、トレイベース11の退避コマンド及び吸着位置セットコマンドがある。
上記退避コマンドとは、トレイベース11を所定の退避位置へ移動(後退)させるための指令コマンドであり、上記退避位置は、トレイ12上の最も前方(図2における右側)に位置する電子部品13のY方向位置が障害物検出センサ43の光軸位置より後方(図2における左側)となる位置に設定する。
また、上記吸着位置セットコマンドとは、トレイベース11を上述した部品吸着位置にセットするための指令コマンドである。
トレイ部品供給装置10から電子部品装着装置40へ送信するデータとしては、トレイベース11の退避完了レスポンス及びセット完了レスポンスがある。退避完了レスポンスは、トレイベース11の退避位置への移動が完了した際に送信する応答信号であり、セット完了レスポンスは、トレイベース11の部品吸着位置への移動が完了した際に送信する応答信号である。
次に、トレイ駆動制御部31で実行する処理について具体的に説明する。
図5は、トレイ駆動制御部31で実行する処理手順を示すフローチャートである。
先ずステップS1で、トレイ駆動制御部31は、入出力制御部32で電子部品装着装置40から送信されるコマンドを受信したか否かを判定する。そして、コマンドを受信していない場合にはそのまま待機し、コマンドを受信している場合にはステップS2に移行する。
ステップS2では、トレイ駆動制御部31は、入出力制御部32で受信したコマンドがトレイベース退避コマンドであるか否かを判定し、トレイベース退避コマンドである場合にはステップS3に移行する。
ステップS3では、トレイ駆動制御部31は、駆動モータ21に対して駆動指令を出力し、トレイベース11を図6に示す退避位置へ移動(後退)させる。
次に、ステップS4では、トレイ駆動制御部31は、トレイベース11の退避が完了したことを示す退避完了レスポンスを入出力制御部32に出力し、前記ステップS1に移行する。これにより、上記退避完了レスポンスが、入出力制御部32から電子部品装着装置40側に送信される。
一方、前記ステップS2で、入出力制御部32で受信したコマンドがトレイベース退避コマンドでないと判定した場合にはステップS5に移行し、入出力制御部32で受信したコマンドがトレイベース吸着位置セットコマンドであるか否かを判定する。
そして、受信したコマンドがトレイベース吸着位置セットコマンドである場合には、ステップS6に移行し、トレイ駆動制御部31は、駆動モータ21に対して駆動指令を出力し、トレイベース11を所定の吸着位置へ移動(前進)させる。
次に、ステップS7では、トレイ駆動制御部31は、トレイベース11のセットが完了したことを示すセット完了レスポンスを入出力制御部32に出力し、前記ステップS1に移行する。これにより、上記セット完了レスポンスが、入出力制御部32から電子部品装着装置40側に送信される。
一方、前記ステップS5で、入出力制御部32で受信したコマンドがトレイベース吸着位置セットコマンドでないと判定した場合には、そのまま前記ステップS1に移行する。
図4に戻って、電子部品装着装置40は、電子部品の生産処理(部品装着処理)を行う部品生産制御部51と、トレイ部品供給装置10とのデータ送受信を制御する入出力制御部52とを備える。
部品生産制御部51は、生産開始時に、障害物検出センサ43からの検出信号に基づいて、アッパーカバー41の異常(浮き)を検出し、異常が検出されない場合に、トレイ部品供給装置10から供給される電子部品13やテープフィーダから供給される電子部品を基板上の所定位置に搭載する生産処理を開始する。
次に、部品生産制御部51で実行する処理について具体的に説明する。
図7は、部品生産制御部51で実行する処理手順を示すフローチャートである。この処理は、作業者が生産開始ボタンを押下した際に実行開始される。
先ずステップS11で、部品生産制御部51は、トレイベース11を退避位置へ移動させるためのトレイベース退避コマンドを入出力制御部52に出力し、ステップS12に移行する。これにより、上記トレイベース退避コマンドが、入出力制御部52からトレイ部品供給装置10側に送信される。
ステップS12では、部品生産制御部51は、入出力制御部52でトレイ部品供給装置10からの退避完了レスポンスを受信したか否かを判定する。そして、退避完了レスポンスを受信するまで待機し、当該退避完了レスポンスを受信するとステップS13に移行する。
ステップS13では、部品生産制御部51は、障害物検出センサ43からの検出信号を入力し、障害物検出センサ43で障害物を検出しているか否かを判定する。そして、障害物を検出している場合には、ステップS14に移行し、アッパーカバー41が浮いていることを作業者に報知する等の異常時処理を行ってから、生産開始を中止する。
一方、前記ステップS13で、障害物検出センサ43が障害物を検出していないと判定した場合には、ステップS15に移行し、トレイベース11を部品吸着位置へ移動させるためのトレイベース吸着位置セットコマンドを入出力制御部52に出力し、ステップS16に移行する。これにより、上記トレイベース吸着位置セットコマンドが、入出力制御部52からトレイ部品供給装置10側に送信される。
ステップS16では、部品生産制御部51は、入出力制御部52でトレイ部品供給装置10からのセット完了レスポンスを受信したか否かを判定する。そして、セット完了レスポンスを受信するまで待機し、当該セット完了レスポンスを受信すると、吸着ノズル等の部品装着機構を制御して生産開始を行う。
図1において、障害物検出センサ43が障害物検出手段に対応している。また、図5及び図7において、ステップS2〜S4及びステップS11がトレイ退避手段に対応し、ステップS5〜S7、ステップS13及び15がトレイ設置手段に対応している。
(動作) 次に、本実施形態の動作について説明する。
作業者が電子部品装着装置40に設置された生産開始ボタンを押下すると、電子部品装着装置40の部品生産制御部51で図7に示す処理を実行開始する。このとき、トレイ部品供給装置10では、図5に示す処理を実行している。
作業者が生産開始ボタンを押下すると、電子部品装着装置40からトレイ部品供給装置10に対して、トレイベース退避コマンドが送信される(ステップS11)。トレイ部品供給装置10がこれを受信すると(ステップS2)、トレイ部品供給装置10は、駆動モータ21を駆動してトレイベース11を図6に示す退避位置まで後退させる(ステップS3)。このように、生産開始時、トレイベース11は一旦障害物検出センサ43の検出可能範囲外に移動される。
トレイベース11を退避位置に移動すると、トレイ部品供給装置10は電子部品装着装置40に対して、トレイベース11の退避が完了したことを示す退避完了レスポンスを送信する(ステップS4)。
そして、電子部品装着装置40がこれを受信すると(ステップS12)、電子部品装着装置40は、障害物検出センサ43によって光軸上の障害物の有無を検出する(ステップS13)。
このとき、トレイベース11は障害物検出センサ43の検出可能範囲外に移動しているため、アッパーカバー41が正常にセットされている場合には、図6に示すように、障害物検出センサ43の光軸上に障害物が存在しない状態となる。そのため、電子部品装着装置40は生産開始可能であると判断し、トレイ部品供給装置10に対して、トレイベース吸着位置セットコマンドを送信する(ステップS15)。
トレイ部品供給装置10がこれを受信すると(ステップS5)、トレイ部品供給装置10は、駆動モータ21を駆動して、トレイベース11を図6に示す退避位置から図1に示す部品吸着位置まで前進させる(ステップS6)。トレイベース11を部品吸着位置に移動すると、トレイ部品供給装置10は電子部品装着装置40に対して、トレイベース11の部品吸着位置へのセットが完了したことを示すセット完了レスポンスを送信する(ステップS7)。
そして、電子部品装着装置40がこれを受信すると(ステップS16)、電子部品装着装置40は生産を開始する。
一方、アッパーカバー41が正常にセットされていないものとすると、障害物検出センサ43の光軸上にアッパーカバー41が存在することになる。そのため、電子部品装着装置40は生産開始不可能であると判断し、アッパーカバー41の浮きを作業者に報知する等の異常時処理を行う(ステップS14)。
ところで、トレイ12上の電子部品13が比較的小さい部品である場合、電子部品13は障害物検出センサ43の光軸の下方に位置する。そのため、トレイベース11を部品吸着位置まで引き出した状態で障害物検出センサ43による障害物検知を行っても、アッパーカバー41が正常にセットされている場合には、障害物は非検出状態となる。したがって、アッパーカバー41が正常状態であると適正に判断することができる。
しかしながら、トレイ12上の電子部品13がコンデンサ等を搭載した背高部品である場合、電子部品13で障害物検出センサ43の光軸を遮ることになる。そのため、トレイベース11を部品吸着位置まで引き出した状態で障害物検出センサ43による障害物検知を行うと、アッパーカバー41が正常にセットされている場合であっても、障害物検出センサ43で電子部品13を検出してしまう。そして、検出した電子部品13をアッパーカバー41等の障害物であると判断し、アッパーカバー41が浮いている異常状態であると誤判断してしまう。
これに対して、本実施形態では、障害物検出に先立って、トレイベース11を部品吸着位置より後方に退避させ、トレイベース11を退避させた状態で障害物検出を行う。そして、障害物が検出されない場合には、トレイベース11を部品吸着位置まで引き出して部品の生産処理を開始する。
したがって、トレイ12上の電子部品13を障害物として検出してしまうのを防止し、アッパーカバー41の異常を適正に検出することができる。すなわち、部品吸着位置において吸着ノズルと干渉するおそれのある障害物を検出する機能を有する電子部品装着装置40に対して、トレイ部品供給装置10によってトレイを用いて電子部品を供給する場合に、トレイ上の電子部品が上記障害物検出の妨げとなるのを防止した電子部品実装装置とすることができる。
また、本実施形態のようなトレイベース11の退避を行わずに上述した誤判断を防止するためには、トレイ12上の電子部品13が背高部品である場合に、障害物検出センサ43を非作動とすることが考えられる。しかしながら、この場合、電子部品13が背高部品であるときには、アッパーカバー41が開状態であってもこれを検出できないため、十分な安全性を確保することができない。
これに対して、本実施形態では、トレイ12上の電子部品13の大きさにかかわらず、障害物検出センサ43を作動させることができるので、十分な安全性を確保することができる。
なお、トレイ12上の電子部品13の部品データのうち少なくとも部品の高さデータを前記部品生産制御部51のメモリに記憶しておき、高さデータが所定の閾値を超えた高さである場合には背高部品と判別する判別手段を制御部31又は51に備え、この判別手段がトレイ12に搭載された電子部品13が背高部品であると判断した場合に前記本実施形態のようなトレイベース11の退避を行うにしてもよい。
(効果)
このように、上記実施形態では、電子部品装着装置の生産開始時に、トレイベースを一旦部品吸着位置より後方へ退避して、電子部品装着装置の部品吸着位置における障害物有無を確認する。そのため、トレイ上の電子部品を障害物として検出してしまうのを防止することができる。したがって、部品吸着位置に障害物が存在する場合には、確実にこれを検知し、生産を中止することができる。その結果、当該障害物と電子部品装着装置の吸着ノズルとが干渉することに起因して、吸着ノズルが損傷するのを防止することができる。
また、部品吸着位置における障害物の有無を確認することで、電子部品装着装置のアッパーカバーの浮きを検出することができる。これにより、アッパーカバーと吸着ノズルとが干渉するのを確実に防止することができる。
さらに、トレイ部品供給装置の既存のトレイ駆動機構を用いて、トレイベースの移動(部品吸着位置から退避位置への移動および退避位置から部品吸着位置への移動)を行うことができるので、新たに複雑な機構を追加する必要がない。
10…トレイ部品供給装置、11…トレイベース、12…トレイ、13…電子部品、21…駆動モータ、22…減速シャフト、23…減速ベルト、24…駆動シャフト、25…駆動ベルト、26…ベルトコネクタ、27…トレイベース支持板、31…トレイ駆動制御部、32…入出力制御部、40…電子部品装着装置、41…アッパーカバー、42…アッパーカバー押え板、43…障害物検出センサ、51…部品生産制御部、52…入出力制御部、60…電子部品装着装置、63…基板、64…移載ヘッド、65…パーツフィーダ、66…電子部品供給装置、71…吸着ノズル

Claims (3)

  1. 電子部品が載置され、所定の部品吸着位置まで引き出し可能なトレイと、前記トレイから吸着した電子部品を基板上の所定位置に装着する吸着ノズルと、を備える電子部品実装装置であって、
    前記部品吸着位置において前記吸着ノズルと干渉する障害物の有無を検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段における障害物検出に先立って、前記トレイを前記障害物検出手段の検出可能範囲外へ移動するトレイ退避手段と、
    前記障害物検出手段で障害物を非検出であるとき、前記トレイを前記障害物検出手段の検出可能範囲外から前記部品吸着位置に移動するトレイ設置手段と、を備えることを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 前記部品吸着位置に配置されるテープフィーダと、前記テープフィーダの表面に沿って配置され、一端が前記テープフィーダの幅方向のピンを介してフィーダベースに連結されて他端が揺動することにより開閉自在とされるアッパーカバーと、をさらに備え、
    前記障害物検出手段の前記部品吸着位置における障害物検出として、前記アッパーカバーの開状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
  3. 電子部品が載置されたトレイを所定の部品吸着位置まで引き出し、吸着ノズルにより前記トレイから電子部品を吸着して基板上の所定位置に装着する電子部品実装方法であって、
    前記トレイを、該トレイの引き出し方向において前記部品吸着位置より後方へ移動するステップと、
    前記トレイを前記部品吸着位置より後方へ移動した後、前記部品吸着位置において前記吸着ノズルと干渉する障害物の有無を検出するステップと、
    前記障害物を非検出であるとき、前記トレイを前記部品吸着位置に戻すステップと、を備えることを特徴とする電子部品実装方法。
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