JP5383730B2 - 環境に優しいマンガン黄銅合金およびそれらの製造方法 - Google Patents

環境に優しいマンガン黄銅合金およびそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、黄銅合金およびそれらの製造方法、特に環境に優しいマンガン黄銅合金およびそれらの製造方法に関する。
現在、黄銅合金は、市民および産業の給水システムの材料に使用されている。黄銅合金は、一般に1.0〜4.0%の鉛を含有しており、それは給水プロセス中に水に部分的に溶解する場合があり、鉛の水への放出量は、安全基準を超える(例えば、NSF/ANSI基準61−2007−飲料水システムコンポーネントの下で、鉛の放出量は5μg/Lを超えてはならず、アンチモンの放出量は0.6μg/Lを超えてはならない)。しかしこの数年間、医療関係者は、世界中で、鉛が人体の健康および環境衛生を脅かしていることを発見し、従って鉛黄銅の代替に関する研究開発が国内および外国で行われており、その研究では主に3つの合金システムが採用されている:Cu−Zn−Biシステム、Cu−Zn−SiシステムおよびCu−Zn−Sbシステム。
ビスマスは、元素周期表の鉛に近い。ビスマスは脆弱であり、融点が鉛より低く、鉛のように黄銅と共に固溶体を形成できないため、現在、ビスマスは、さらに頻繁に試験されており、鉛の理想的な代替となる無鉛黄銅合金としての実際の適用のために使用されている。スズおよびニッケルは、大抵のビスマス黄銅合金に添加され、さらに高価なセレンも一部のビスマス黄銅合金に添加され、ビスマスをフィルムの形態でグレイン境界に分配する代わりに、粒子の形態でグレインおよびグレイン境界に分配させ、ビスマス黄銅の熱間および冷間脆弱性を低下させている。しかし、セレンおよびビスマスは、限られた資源であり、価格がより高く、ビスマス黄銅のコストは高いレベルのままである。さらに、鋳造性および溶接性が悪い、鍛造温度スケールがより狭いなどといった問題があり、ビスマス黄銅の適用および開発はある程度制限される。
近年では、無鉛ケイ素黄銅の試験および開発は、高亜鉛−低銅黄銅に変わってきており、すなわち改質を用いることにより二相(β+γ)黄銅中のγ相の形態、サイズ、および分配を変更し、その加工処理特性および性能を改善している。しかし、こうした無鉛高亜鉛ケイ素黄銅の切削性は、可能性としてHPb59−1の70%〜80%に到達するに過ぎない。
中国特許番号ZL200410015836.5は、無鉛快削性アンチモン黄銅合金を開示しており、その合金は、銅−亜鉛−アンチモン合金である。その切削性および腐食耐性は、合金中のアンチモンの存在により改善されているが、この合金は理想の冷間加工処理特性を有しておらず、それが後続の加工処理特性に影響を及ぼす。飲料水の相対的な基準は、Sb、Pb、Cd、Asの量に関して厳格な基準がある。例えば、NSF/ANSI基準61−2007−飲料水システムコンポーネントの下で、水への放出について、Sbの許容可能な最大放出量は0.6μg/Lである。Sbの含有量が0.2重量%以上である場合、Sbの水への放出量は、0.6μg/Lを超える。これは、飲料用給水システムにおける給水栓のようなコンポーネントにSb黄銅合金を適用する場合の最大の問題である。
中国特許第ZL200710066669.0は、高マンガン快削性銅亜鉛合金を開示しており、中国特許第ZL200710066947.2は、快削性高マンガン銅合金を開示しており、このマンガンは、上記2つの特許において主要な合金元素であり、その相違は、マンガン含有量の範囲および他の合金元素である。快削性の高マンガン黄銅合金として、2つの合金は良好な適用の見通しがある。しかし、2つの合金は、その高いPb含有量のために、結果としてPbの許容可能な最大放出量を超えることになり、飲料用給水システムにおけるコンポーネントとして使用することはできない。
現在、無鉛または低鉛快削性黄銅、例えば高銅ケイ素黄銅、高スズ−ビスマス黄銅、アルミニウム黄銅、アンチモン黄銅などは、砂型鋳造およびパンチングプレス方法を用いてバルブに製造でき、組立トルクが90〜137N・mであり、アンモニア水の濃度が14%であり、アンモニア燻蒸が24時間継続する場合に、高銅ケイ素黄銅および高スズ−ビスマス黄銅だけが良好な応力腐食耐性特性を示す。しかし、こうした2つの合金はコストが高く、結果としてその製品に関する競争力が欠如する。
中国特許第ZL200410015836.5号 中国特許第ZL200710066669.0号 中国特許第ZL200710066947.2号
上記欠点を克服するために、本発明は、コストが低く、優れた応力腐食耐性、良好な脱亜鉛化腐食耐性および機械的特性を有する環境に優しいマンガン黄銅合金、ならびにそれらの製造方法を提供する。
本発明の1つの目的は、優れた機械的特性および腐食耐性、良好な冷間/熱間加工処理特性、鋳造性および切削性を有する環境に優しい黄銅合金、特に鋳造および鍛造に好適であり、コストが比較的低い環境に優しい快削性黄銅合金を提供することである。本発明の別の目的は、上述のマンガン黄銅合金の製造方法を提供することである。
1つの態様において、本発明は、55〜65重量%のCu、1.0〜6.5重量%のMn、0.2〜3.0重量%のAl、0〜3.0重量%のFe、0.3〜2.0重量%のSn、0.01〜0.3重量%のMg、0〜0.3重量%のBiおよび/または0〜0.2重量%のPbを含み、残量がZnおよび不可避の不純物である環境に優しいマンガン黄銅合金を提供する。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のMnの含有量は、2.0〜5.0重量%であり、好ましくは2.5〜4.5重量%であり、より好ましくは3.5〜4.5重量%である。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のAlの含有量は、0.4〜2.5重量%であり、好ましくは0.6〜2.0重量%、より好ましくは0.6〜1.5重量%である。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のFeの含有量は、0〜1.8重量%であり、好ましくは0〜0.8重量%である。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のSnの含有量は、0.3〜1.5重量%であり、好ましくは0.5〜1.3重量%、より好ましくは0.8〜1.0重量%である。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のMgの含有量は、0.01〜0.2重量%であり、好ましくは0.05〜0.15重量%、より好ましくは0.07〜0.1重量%である。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のBiの含有量は、0〜0.25重量%であり、好ましくは0〜0.15重量%である。
好ましくは、上記マンガン黄銅合金中のPbの含有量は、0〜0.15重量%であり、好ましくは0〜0.1重量%である。
別の態様において、本発明は、上述のマンガン黄銅合金の製造方法を提供し、この方法は、バッチ配合し、溶融し、合金インゴットを流し込み、再溶融し、砂型鋳造または低圧鋳造することを含み、合金インゴットを流し込む温度は980〜1030℃であり、砂型鋳造の温度は1000〜1030℃であり、低圧鋳造の温度は970〜1000℃である。
さらに別の態様において、本発明は、上述のマンガン黄銅合金を製造する方法を提供し、この方法は、バッチ配合し、溶融し、丸型インゴットを水平連続鋳造し、表層を剥ぎ、棒状に押出し、熱間鍛造することを含み、ここで水平連続鋳造の温度は980〜1030℃であり、押出温度は660〜750℃であり、熱間鍛造の温度は660〜750℃である。
なお、さらに別の態様において、本発明は、上述のマンガン黄銅合金を製造する方法を提供し、この方法は、バッチ配合し、溶融し、丸型インゴットを水平連続鋳造し、表層を剥ぎ、熱間鍛造することを含み、ここで水平連続鋳造の温度は980〜1030℃であり、熱間鍛造の温度は660〜750℃である。
本発明に従う上述の黄銅合金を製造するプロセスチャートを示す。
本発明をより完全に理解できるように、ここで本発明を次のように詳細に説明する。
既存の鉛含有または無鉛快削性黄銅合金に関する不十分な性能の問題を解決するために、本発明は、次のような技術的解決策を提供する:55〜65重量%のCu、1.0〜6.5重量%のMn、0.2〜3.0重量%のAl、0〜3.0重量%のFe、0.3〜2.0重量%のSn、0.01〜0.3重量%のMg、0〜0.3重量%のBi、および/または0〜0.2重量%のPbを含み、残量がZnおよび不可避の不純物である、環境に優しい低コストのマンガン黄銅合金。
本発明の1つの実施形態によれば、本発明の環境に優しいマンガン黄銅合金は:55〜60重量%のCu、2.0〜6.0重量%のMn、0.4〜2.0重量%のAl、0.4〜1.5重量%のSn、0〜2.0重量%のFe、0.01〜0.1重量%のMg、0.15〜0.2重量%のPbを含み、残量がZnおよび不可避の不純物である。
本発明の別の実施形態によれば、本発明の環境に優しいマンガン黄銅合金は:61〜63重量%のCu、3.0〜5.5重量%のMn、1.5〜2.5重量%のAl、1.0〜1.2重量%のSn、0.5〜1.5重量%のFe、0.05〜0.15重量%のMg、0.1〜0.3重量%のBiを含み、残量がZnおよび不可避の不純物である。
本発明のさらに別の実施形態によれば、本発明の環境に優しいマンガン黄銅合金は:62〜65重量%のCu、5.0〜6.5重量%のMn、1.0〜1.5重量%のAl、0.4〜0.8重量%のSn、0.05〜0.2重量%のMg、0.1〜0.3重量%のBi、および/または0.1〜0.2重量%のPbを含み、残量がZnおよび不可避の不純物である。
本発明に従って黄銅合金にマンガンを添加することにより、固溶体の強化を通して合金の強度および硬度を増大させることができ、故に黄銅合金の切削性を有効に改善でき、海水、塩化物および過熱蒸気に対するその腐食耐性を大きく上昇させることができる。マンガンは、Alを含有する黄銅のβ相を安定化でき、Alによって誘導されるγ相の沈殿作用を軽減する。マンガンの亜鉛当量係数は0.5であり、β相の領域を拡大し得るが、反対に、銅および他の元素の量が固定されている条件下ではそれは明らかな作用を示さず、マンガンの添加により亜鉛の含有量を低減できるので、α相の領域が拡大する。そのためマンガンおよび亜鉛の含有量を好適な割合に制御して、α相の比を増大させることができ、従って合金の腐食耐性を改善できる、特に合金の応力腐食耐性特性を改善できる。マンガンおよび鉄は、固溶体を形成でき、マンガンも多量で銅に溶解できるので、Mnを伴う銅マトリックスにはより多くのFeが溶解できる。α相中のFeの固溶度を増大させるのはMnであり、それによって黄銅中のFeの強化を改善でき、Feの分離を阻止でき、Feと組み合わせた合金の応力腐食耐性特性を改善できる。低量のマンガンが黄銅に添加される場合、大きな作用を示さず、黄銅に添加するマンガンの量が多過ぎる場合は、合金の硬度(HRB)が80を超え、切削抵抗が増大し、切削効率が低下するので、マンガンの量を1.0〜6.5重量%の範囲に制御するのが好適である。
主要合金元素の1つであるアルミニウムは、主に溶液化、強化、熱割れ耐性特性および脱酸を増大させるために使用され、それはまた、鋳造物の成型に有利な合金の流動性を増大させるためにも使用できる。Alは、鋳造物の表面においてAlフィルムを形成できるので、その腐食耐性特性を改善できる。マンガンが添加される条件下では、その含有量は0.2〜3.0重量%の範囲に制御されるべきである。低含有量のアルミニウムが使用される場合、有益な作用を行うには不利である;使用するアルミニウムの量が多過ぎる場合、Alが酸化沈殿物を形成する傾向にあるので合金の流動性が低下し、それは鋳造および溶接特性に不利益である。
鉄は、黄銅中で極めて低い固溶度を有し、その鉄が豊富な粒子は、鋳造構造を微細化し、再結晶のためのグレイン成長を阻止し得る。鉄をマンガン、アルミニウム、スズなどと同時に添加するのが良好であるが、鋳造され、鍛造される、研磨および電気メッキが必要な、給水栓本体のためには、鉄は添加されないか、または低量の鉄を添加すべきであり、そうでなければ鉄が豊富な相の分離が生じ、硬質スポットが生成され、電着表面の品質に悪影響を及ぼす。研磨および電気メッキが必要でない製品に関しては、中程度または多量のFeを使用できるが、使用するFeの量が多過ぎる場合、合金の可塑性および黄銅の腐食耐性が低下するので、鉄の量は0〜3.0重量%の範囲に制御すべきである。
スズの主要な機能は、黄銅の脱亜鉛化を阻止すること、およびその腐食耐性を向上させる、特に応力腐食耐性特性を向上させることである。少量のSnは黄銅の硬度および強度を増大できるが、Snの含有量が2.0重量%を超える場合、反対に黄銅の特性が低下する。さらに、Snの価格が高いので、Snの含有量が増大するにつれて合金のコストが上がるため、スズの含有量は0.3〜2.0重量%の範囲に制御すべきである。
マグネシウムの添加は、脱酸、脱硫黄およびグレインの微細化のため、並びに合金の脱亜鉛化腐食耐性特性および機械的特性を改善するために主に使用される。しかし、脱亜鉛化腐食耐性および鋳造特性の作用は、マグネシウムの含有量が増大するにつれて低下し、0.01〜0.3重量%のMgを使用するのが好適であり、低含有量のMgでは明らかな作用を示さない。
あるいは、Biおよび/またはPbが添加されて、合金の切削性をさらに確実にする。Biの含有量は、0〜0.3重量%の範囲に制御すべきであり、原料のコストは、Biの含有量が高過ぎると上昇する;Pbの含有量は0〜0.2重量%の範囲に制御すべきであり、Pbの放出量は、Pbの含有量が高過ぎる場合には基準を超える。
本発明は、上述の黄銅を製造するための方法を提供し、この方法は、バッチ配合し、溶融し、合金インゴットを流し込み、再溶融し、砂型鋳造または低圧鋳造することを含み、ここで合金インゴットを流し込む温度は980〜1030℃であり、砂型鋳造の温度は1000〜1030℃であり、低圧鋳造の温度は970〜1000℃である。
本発明は、上述の黄銅を製造する別の方法を提供し、この方法は、バッチ配合し、溶融し、丸型インゴットを水平連続鋳造し、表層を剥ぎ、棒状に押出し、および熱間鍛造することを含み、水平連続鋳造の温度は980〜1030℃であり、押出の温度は660〜750℃であり、熱間鍛造の温度は660〜750℃である。
本発明は、上述の黄銅を製造するさらに別の方法を提供し、この方法は、バッチ配合し、溶融し、丸型インゴットを水平連続鋳造し、表層を剥ぎ、熱間鍛造することを含み、ここで水平連続鋳造の温度は980〜1030℃であり、熱間鍛造の温度は660〜750℃である。
図1は、本発明に従う上述の黄銅合金を製造するプロセスチャートを示す。
先行技術と比較して、本発明は、少なくとも次の有益な作用を含有する:本発明は、マンガンを添加することによって、優れた機械的特性、鋳造性、切削性および腐食耐性、特に応力腐食耐性特性を有する黄銅合金を得る。組立応力が焼なましによって除去できない条件で、国際的な基準よりも顕著に高い14%濃度のアンモニア水の環境において、合金は、24時間のアンモニア燻蒸下で応力腐食割れ現象を示さない。
本発明の黄銅合金は、低含有量のスズおよびビスマスを含有し、ニッケルなどを含有しない。原料は、低コストであるため、製造される黄銅合金も低コストである。
本発明の黄銅合金は、鉛を含有しない、または低含有量でのみ鉛を含有するので、環境に優しい合金に属する。こうした合金は、鉛による人体および環境への有害さを低減する。同時に、合金の水への金属放出量は、NSF/ANSI61−2007基準を満たす。
本発明の製造プロセスは簡便であり、既存の鉛黄銅のための設備を用いて行うことができる。
本発明のマンガン黄銅合金は、優れた機械的特性、鋳造性、切削性および腐食耐性、特に応力腐食耐性特性を有し、環境に優しい快削性黄銅合金であり、鋳造および鍛造に好適であり、コストが低い。
図面および実施形態の組み合わせを用いて、本発明をさらに詳細に説明する。
表1は、本発明の実施例に従う黄銅合金および比較のために使用される合金の組成を示し、ここで合金1〜6は、砂型鋳造によって製造され、製造プロセスは図1に示される;合金7〜12は丸型インゴットの水平連続鋳造および熱間鍛造成型によって製造され、製造プロセスは図1に示される。合金ZCuZn40Pb2は比較のためである。
Figure 0005383730
上記で列挙された合金の特性試験を以下で行う。試験結果は次の通りである:
1.機械的特性
合金1〜6は砂型鋳造によって調製される;合金7〜12は水平連続鋳造によって調製される;比較合金は鉛黄銅ZCuZn40Pb2であり(合金ZCuZn40Pb2はZhejiang Ke−yu metal materials Co.,Ltd.から入手可能である)、これは砂型鋳造によって製造され、直径は29mmであり、直径10mmのサンプルに機械加工される。引張試験を室温下で行う。結果を表2に示す。
2.脱亜鉛化試験
脱亜鉛化試験は、GB/T10119−2008に従って行われる。比較サンプルは鉛黄銅ZCuZn40Pb2であり(合金ZCuZn40Pb2はZhejiang Ke−yu metal materials Co.,Ltd.から入手可能である)、これは鋳造によって調製される。測定された最大脱亜鉛化深さを表2に示す。
Figure 0005383730
合金の脱亜鉛化層の深さが深くになるにつれて、合金の脱亜鉛化腐食耐性特性は悪くなることが知られている。表2は、本発明に従う合金の脱亜鉛化腐食耐性特性が鉛黄銅ZCuZn40Pb2を上回ることを示している。
3.切削性
試験サンプルは、鋳造することによって調製し、同じカッター、切削時間および供給量を使用する。カッターモデル:VCGT160404−AK H01(韓国のKORLOY COMPANY)、回転速度:570r/分、供給速度:0.2mm/r、後方係合:1つの面で2mm。Beijing University of Aeronautics and Astronauticsによって開発されたブローチ削り、ホブ削り、ドリル削りおよび研削のための万能動力計は、それぞれZCuZn40Pb2および本発明に従う黄銅合金の切削抵抗を測定するために使用される。相対的な切削比を計算し、次いで結果を表2に示す。
相対切削比(%)の計算式は次の通りである:
ZCuZn40Pb2の切削抵抗/合金1〜12の切削抵抗×100
4.鋳造性
表1に列挙された合金1〜6および合金ZCuZn40Pb2(合金ZCuZn40Pb2はZhejiang Ke−yu metal materials Co.,Ltd.から入手可能である)の鋳造性は、合金を鋳造するための4種類の共通する基準試験サンプルにより測定される。体積収縮試験サンプルは、凝固収縮空洞、分散収縮空洞(dispersing shrinkage cavity)および収縮巣を測定するために使用される。らせん状サンプルは、溶融流体長さを測定し、合金の流動性を評価するために使用される。ストリップサンプルは、線形収縮割合および合金の曲げ耐性(曲げ角)を測定するために使用される。異なる厚さを有する円形サンプルは、合金の収縮割れ耐性を測定するために使用される。体積収縮試験サンプルに関して凝固収縮空洞の面が滑らかである場合、凝固収縮空洞の底部において視覚可能な収縮巣はなく、試験サンプルの断面における視覚可能な分散収縮空洞がない場合、それは鋳造性が優れていることを示しており、「○」と示される。凝固収縮空洞の面が滑らかではあるが、視覚可能な収縮巣の高さが深さで5mm未満である場合、それは鋳造性が良好であることを示しており、「△」と示される。凝固収縮空洞の面が滑らかではなく、視覚可能な収縮巣の高さが深さで5mmを超える場合、それは「×」と示される。試験サンプルの鋳造面または研磨面において視覚可能な割れがある場合、それは劣ると評価され、「×」と示され、割れがない場合は優れていると評価され、「○」と示される。結果を表3に示す。
Figure 0005383730
5.応力腐食耐性
合金1〜12および合金ZCuZn40Pb2はそれぞれ1/2インチおよび1インチのボールバルブに製造され(組立られていない製品および組立られた製品を含む)(固定トルク90N・m)、ここで組立られた製品は、非装着外部パイプおよび装着トルクを有する外部パイプを含む。1/2インチのボールバルブは、90N・mのトルクが加えられ、1インチのボールバルブは137N・mのトルクが加えられる。上述の合金サンプルは、それぞれ8%のアンモニア、14%のアンモニアに、25℃の温度で24時間維持される。2つの基準に従ってアンモニアで燻蒸した後、試験サンプルを取り出し、清浄に洗浄し、次いで腐食製品の表面を5%硫酸溶液を用いて室温下ですすぎ、最終的に水ですすぎ、吹込み乾燥する。アンモニアで燻蒸された表面を10倍で観察する。表面に明らかな割れがない場合、「○」と示される。表面に微細な割れがある場合、「△」と示され、表面に明らかな割れがある場合、「×」と示される。
Figure 0005383730
表4に示されるように、アンモニア燻蒸の後、本発明に従う合金の応力腐食耐性特性は、合金ZCuZn40Pb2より明らかに上回る。
6.水への金属イオン放出量
合金1〜12の金属放出量の試験をNSF/ANSI61−2007基準に従って行ったが、試験期間は19日間であり、試験結果は基準の要件をすべて満たす。

Claims (22)

  1. 55〜65重量%のCu、1.0〜6.5重量%のMn、0.2〜3.0重量%のAl、0〜3.0重量%のFe、0.3〜2.0重量%のSn、0.01〜0.3重量%のMg、0〜0.3重量%のBiおよび/または0〜0.2重量%のPbを含み、残量がZnおよび不可避の不純物である環境に優しいマンガン黄銅合金。
  2. 前記マンガン黄銅合金中のMnの含有量が、2.0〜5.0重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  3. 前記マンガン黄銅合金中のMnの含有量が、2.5〜4.5重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  4. 前記マンガン黄銅合金中のMnの含有量が、3.5〜4.5重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  5. 前記マンガン黄銅合金中のAlの含有量が、0.4〜2.5重量%であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  6. 前記マンガン黄銅合金中のAlの含有量が0.6〜2.0重量%であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  7. 前記マンガン黄銅合金中のAlの含有量が0.6〜1.5重量%であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  8. 前記マンガン黄銅合金中のFeの含有量が、0〜1.8重量%であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  9. 前記マンガン黄銅合金中のFeの含有量が、0〜0.8重量%であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  10. 前記マンガン黄銅合金中のSnの含有量が、0.3〜1.5重量%であることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  11. 前記マンガン黄銅合金中のSnの含有量が、0.5〜1.3重量%であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  12. 前記マンガン黄銅合金中のSnの含有量が、0.8〜1.0重量%であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  13. 前記マンガン黄銅合金中のMgの含有量が、0.01〜0.2重量%であることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  14. 前記マンガン黄銅合金中のMgの含有量が、0.05〜0.15重量%であることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  15. 前記マンガン黄銅合金中のMgの含有量が、0.07〜0.1重量%であることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  16. 前記マンガン黄銅合金中のBiの含有量が、0〜0.25重量%であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  17. 前記マンガン黄銅合金中のBiの含有量が、0〜0.15重量%であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  18. 前記マンガン黄銅合金中のPbの含有量が、0〜0.15重量%であることを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  19. 前記マンガン黄銅合金中のPbの含有量が、0〜0.1重量%であることを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の環境に優しいマンガン黄銅合金。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載のマンガン黄銅合金の製造方法であって、この方法が、バッチ配合し、溶融し、合金インゴットを流し込み、再溶融し、砂型鋳造または低圧鋳造することを含み、合金インゴットを流し込む温度が980〜1030℃であり、砂型鋳造の温度が1000〜1030℃であり、低圧鋳造の温度が970〜1000℃である、方法。
  21. 請求項1から19のいずれか一項に記載のマンガン黄銅合金を製造する方法であって、この方法が、バッチ配合し、溶融し、丸型インゴットを水平連続鋳造し、表層を剥ぎ、棒状に押出し、熱間鍛造することを含み、ここで水平連続鋳造の温度が980〜1030℃であり、押出温度が660〜750℃であり、熱間鍛造の温度が660〜750℃である、方法。
  22. 請求項1から19のいずれか一項に記載のマンガン黄銅合金を製造する方法であって、この方法が、バッチ配合し、溶融し、丸型インゴットを水平連続鋳造し、表層を剥ぎ、熱間鍛造することを含み、ここで水平連続鋳造の温度が980〜1030℃であり、熱間鍛造の温度が660〜750℃である、方法。
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