JP5382221B2 - インシュレータとモータ、およびインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法 - Google Patents

インシュレータとモータ、およびインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、モータを構成するステータコアのティースに嵌め合いされるインシュレータと、コイルを備えたインシュレータを具備するステータおよびロータからなるモータ、および、インシュレータとコイルを備えたステータの製造方法に関するものである。
自動車産業においては、ハイブリッド自動車や電気自動車のさらなる走行性能の向上を目指して、駆動用モータの高出力化、軽量化、小型化への開発が日々進められている。また、家電製品メーカーにおいても、各種家電製品に内蔵されるモータのさらなる小型化、高性能化への開発に余念がない。
モータを構成するステータは、円環状のヨークと、このヨークから径方向内側に突出する複数のティースと、隣接するティース間に形成されるスロットとを備えた鋼板が積層されてなるステータコアから形成されており、コイルがこのスロット内に挿入されながら、ティース間に巻装されることによってステータが製造される。
ティースとコイルとの間の絶縁性を確保する観点からそれらの間には絶縁紙が介装されることがあるが、この絶縁紙にてコイルとコア間の絶縁を図る場合には、絶縁紙とコアの間に空気層が形成され易く、この空気層が熱抵抗を増大させるためにモータ駆動時にコイルで生じるジュール熱をコアへ十分に放熱できないといった問題がある。
そこで、絶縁素材の樹脂をたとえばティース周りに一体成形してインシュレータを形成することにより、インシュレータとコアの密着性を担保して双方の間に空気層を形成させない方策が取られている。
このティース周りへのインシュレータの一体成形においては、放熱性の観点からこのインシュレータは可及的に薄層であるのが好ましいものの、たとえば放熱性を高めるためにインシュレータの厚みを薄くしていくと、射出成形時に充填不良を来たし易く、さらには、コアに比して樹脂製インシュレータの線膨張係数が格段に高いために、使用環境によっては温度ストレスに起因するクラックが生じ易いといった問題がある。
そこで、インシュレータを成形しておき、このインシュレータの周りに予め形成されたコイルを嵌めこんだものをティースに嵌め合いする製造方法も適用されており、インシュレータをティースに嵌め合いした後にたとえば必要に応じて樹脂をモールドすることにより、インシュレータとティースの間に形成され得る隙間を解消でき、上記するティース周りへのインシュレータの一体成形の場合の課題を解消することができる。
ここで、従来のインシュレータの形態として図5,6に示すインシュレータを挙げることができる。
図5で示すインシュレータIは、不図示のステータコアのティースに嵌め合いされる筒状の本体T3と、コイルCのヨーク側端部を留める鍔T2と、コイルCのティース先端側の端部を留める鍔T1とが絶縁樹脂材にて一体に成形されたものである。
図示するインシュレータIにおいて、ティース先端側の鍔T1は、コイルCがインシュレータIの周りに嵌め合いされた後に、インシュレータの先端から抜けるのを防止するために設けられている。
さらに、コイルCのティース先端からの距離をこの鍔T1にて一定の長さに保持できる(もしくはコイルの端部とロータの離間を所定長に保持できる)ことにより、モータ駆動時にコイルに生じ得る銅損を抑制する作用も有している。すなわち、鍔T1がない場合は、コイルCがティースの先端まで移動し、場合によっては抜け落ちることとなるが、コイルCがティースの先端で係止された状態では、モータ駆動時の磁束変動にともなう磁界の変化によってコイルCに銅損が生じ易くなることから、鍔T1には、コイルCの抜け防止と銅損抑制という2つの大きな作用効果が期待されており、図示例のようにこれをティース先端側に具備するインシュレータは一般に適用されている。
しかし、薄肉のインシュレータに剛性の高い平角線を直接巻装するとインシュレータが割れる可能性が十分にあることから、これを回避するために、予め巻装されたコイルをインシュレータに嵌め込む必要がある。しかし、コイルCの抜け防止のための鍔T1がインシュレータIの先端に存在することで、図5で示すように予め導線(図示例は平角線)が巻装されて形成されたコイルCをインシュレータIに嵌め込もうとすると(Z1方向)、今度は鍔T1がコイルCと干渉してしまい、この嵌め込みの際に鍔T1が破損してしまうという別の問題が生じてしまう。
そこで、図5で示すインシュレータIのように筒状の本体T3を有する構造に代えて、図6で示すように、ヨーク側の基部T4とこの基部T4から張り出す2つの腕部T5,T5と、この腕部T5の先端に設けられた鍔T6とからなる平面視Uの字状のインシュレータI’も発案されている。
このインシュレータI’によれば、コイルCをインシュレータI’に嵌め込む際に2つの腕部T5,T5を内側に撓ませることで(Z2方向)、コイルCを鍔T6と干渉させることなく腕部T5に嵌め込むことが可能となる(Z1方向)。
しかし、このインシュレータI’の場合には、基部T4と腕部T5の取り合い部、すなわち腕部T5の根元部T5aにこの撓みの際に生じる曲げモーメントが集中的に作用することから、この外力に抗するために根元部T5aの肉厚を相対的に厚く成形してその剛性を高める必要がある。
根元部T5aの肉厚を厚くすることでその剛性を高くすることはできるが、その形成素材はヤング率の高くない樹脂であることから、この樹脂製のインシュレータの根元部T5aに曲げモーメントが集中することによってこの領域が塑性変形したり、クラックが生じることを完全に解消することはできない。
このように、そのティース先端側にコイルの抜け防止用の鍔を具備するインシュレータに対して形成済みのコイルを嵌め込むこれまでの技術はいずれも、インシュレータのいずれかの箇所における破損の可能性を有するものである。
ここで、従来の公開技術として、2つの分割体から構成されたインシュレータが特許文献1,2に開示されている。より具体的には、特許文献1ではインシュレータを周方向(ステータの周方向)、すなわち、その左右で2分してなる分割体が開示されており、特許文献2ではインシュレータをティースの高さ方向の途中で上下に2分してなる分割体が開示されている。
特許文献1,2で開示のインシュレータの構造を明確に理解するべく、これらを図7a,bに模擬している。特許文献1で開示されるインシュレータは、これが周方向で2分された2つの分割体Ia、Iaから構成されており、特許文献2で開示されるインシュレータは、これが上下で2分された2つの分割体Ib、Ibから構成されている。
しかし、これらの分割体から構成されたインシュレータのいずれを適用したとしても、インシュレータがその先端に鍔を具備する場合において、予め形成されたコイルを鍔と干渉することなくインシュレータに嵌め合いしようとすると、依然としてインシュレータのいずれかの箇所で破損が生じ得ることに変わりはない。
特開2006−340581号公報 特開2007−244065号公報
本発明は、上記する問題に鑑みてなされたものであり、その先端にコイルの抜けを防止する鍔を備えたインシュレータに関し、このインシュレータにコイルを嵌め合いする際に、この鍔とコイルが干渉することなく、しかも、この嵌め合いの際にインシュレータに破損が生じ得ない構造のインシュレータと、このインシュレータおよびコイルを備えたステータとロータからなるモータ、さらには、このインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明によるインシュレータは、ステータのティースに嵌め合いされ、その外周にコイルが形成されるインシュレータであって、前記インシュレータは、ティースに嵌め合いされた際にティースの根元側に配される第1の分割体と、ティースの先端側に配されてこの第1の分割体と嵌め合いされることでインシュレータを形成する第2の分割体とからなり、第2の分割体は、そのティースの先端側の端面にコイルの抜けを防止する鍔を備えているものである。
本発明のインシュレータは、2つの分割体が嵌め合いされてその全体が構成されるものであるが、たとえば図7a,bで示すように、周方向(左右方向)で2分された分割体や上下方向で2分された分割体ではなく、ステータのティースの張り出し方向、すなわち、径方向で分割され、少なくとも一方の分割体(第2の分割体)はティース先端側のコイル抜け防止用の鍔のすべてを備えた分割体からなるものである。
ティースに嵌め合いされた際にティースの根元側(ヨーク側)に配される第1の分割体は、ティースに嵌め合いされる筒状の本体と、たとえばコイルのヨーク側端部を留める別途の鍔とから構成できる。
ここで、この筒状の本体は、その側面の一部が切り込まれており、この切込みの形状と相補的な形状を有する側面(側片)とコイル抜け防止用の鍔を具備した第2の分割体が、これらの切込みと側片同士を嵌め合いすることによってインシュレータが形成できる。
上記する第1の分割体の本体側面に設けられた切込みの形状(およびこれと相補的な第2の分割体の側片の形状)は多様であり、たとえば、台形状の切込み、細長帯状の切込み、三角形状の切込み、半楕円状の切込みとこれらに対応する側片などを挙げることができる。
また、第2の分割体の前記側片の先端には、第1の分割体と嵌め合いされた際にたとえばステータコアのヨークに形成された凹溝もしくは貫通孔に係合する爪部が形成されているのがよく、この爪部をステータコアの凹溝等に係合することで、インシュレータをティースに嵌め合い固定することができる。
上記する本発明のインシュレータによれば、インシュレータのティース先端側の鍔がインシュレータ周りに予め導線が巻装形成されてなるコイルを配設する際の障害とはなり得ず、さらに、コイルをインシュレータ周りに配設する際にインシュレータのいずれかの箇所が破損することもない。
また、本発明は上記するコイルを有するインシュレータがティースに嵌め合いされたステータと、その内側に配されたロータとからなるモータにも及ぶものである。
さらに、本発明はインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法にも及ぶものであり、ティースに嵌め合いされた際にティースの根元側に配される第1の分割体と、ティースの先端側に配されてこの第1の分割体と嵌め合いされることでインシュレータを形成する第2の分割体とからなり、第2の分割体は、そのティースの先端側の端面にコイルの抜けを防止する鍔を備えているインシュレータを用意する第1の工程、第2の分割体に予め形成されたコイルを係合させ、ティースの根元側に配された第1の分割体に第2の分割体を嵌め合いすることで、ティースの周りにインシュレータが形成され、かつインシュレータの周りにコイルが形成される第2の工程からなるものである。
この製造方法は、第2の分割体のたとえば鍔にコイルを係合させておき、ステータのティースに第1の分割体を嵌め合いしておき、コイルが係合された第2の分割体をティース周りの第1の分割体に嵌め合いすることで、ティースの周りにインシュレータおよびコイルを一気に形成する製造方法である。
また、本発明のインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法の他の実施の形態として、第2の分割体に予め形成されたコイルを係合させ、第1の分割体に第2の分割体を嵌め合いしてコイルがその周りに形成されたインシュレータをまず構成し、次いで、このインシュレータをティースに嵌め込む方法もある。
いずれの製造方法であっても、インシュレータのティース先端側の鍔がインシュレータ周りにコイルを形成する際の障害とはなりえず、コイルを具備する鍔付きのインシュレータをティースの周りに効率的に配設することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明のインシュレータとこのインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法によれば、インシュレータがティースの根元部に嵌め込まれる第1の分割体と、少なくともコイルの抜け防止用の鍔を具備して第1の分割体と嵌め合いされる第2の分割体とから構成されることにより、予め形成されたコイルを鍔と干渉させることなく、さらには第1、第2の分割体を破損させることなく第1、第2の分割体が嵌め合いされてなるインシュレータ周りにコイルを配設することができる。
本発明のインシュレータの分解斜視図であって、ステータのティースにこのインシュレータが嵌め合いされるのを模擬した図である。 図1で示す嵌め合いによってティース周りに形成されたコイルを具備するインシュレータの一実施の形態を示す斜視図である。 (a)〜(c)の順に、本発明のインシュレータとコイルを備えたステータの製造方法の一実施の形態を説明したフロー図である。 インシュレータの他の実施の形態を示す斜視図である。 従来のインシュレータの一実施の形態と、これにコイルを嵌め込む際の課題を説明した図である。 従来のインシュレータの他の実施の形態と、これにコイルを嵌め込む際の課題を説明した図である。 (a)、(b)ともに従来のインシュレータのさらに他の実施の形態を示した斜視図である。
1,1A…第1の分割体、11,11A…ティース根元側の鍔、11a…開口、12,12A…筒状の本体、12a,12Aa…切欠き、2,2A…第2の分割体、21,21A…ティース先端側の鍔、21a…開口、22,22A…側片、22a…爪部、3,3A…インシュレータ、4…コイル、5…ステータ、51…ティース、52…ヨーク、52a…凹溝
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、第1の分割体の筒状の本体に形成された切欠きの形状および第2の分割体の側片の形状は図示例に限定されるものでなく、相互に相補的な形状であれば多様な形状を適用できる。また、図示例は、円環状のステータのティースにインシュレータを嵌め合いする形態を示しているが、ステータが分割ステータ(円弧状のヨークと1つのティースからなるステータ)からなり、各分割ステータコアのティースにコイルを具備するインシュレータが嵌め合いされ、この分割ステータコアが周方向に組み付けられてなるものであってもよい。
図1は、本発明のインシュレータの分解斜視図であって、ステータのティースにインシュレータが嵌め合いされるのを説明した図であり、図2は、図1で示す嵌め合いによってティース周りに形成されたコイルを具備するインシュレータの一実施の形態を示す斜視図である。
図1は、平面視が円環状のステータ5の一部のティース51と、これに嵌め合いされるコイル4を具備するインシュレータ3の分解斜視図である。なお、第2の分割体2やインシュレータ3を明りょうに視認できるように、コイル4は1点鎖線で示している。
不図示のモータを構成するステータ5は、円環状のヨーク52と、このヨーク52から径方向内側に突出する複数のティース51,…とから構成されており、たとえば電磁鋼板をヨークおよびティースの平面形状に打ち抜いた環状片を所定基数積層し、かしめ等することによって形成されている。
インシュレータ3は、このティース51の根元側に配される絶縁樹脂製の第1の分割体1と、この第1の分割体1に嵌め合いされる絶縁樹脂製の第2の分割体2から構成されている。
第1の分割体1は、その周囲に配設されるコイル4のヨーク側端部を留めるティース根元側の鍔11と、この鍔11と連続してティース51が貫通する筒状の本体12とから構成されており、鍔11にはティース51が貫通する開口11aが開設されており、本体12の上側および下側には台形状の切欠き12aが開設されている。
一方、第2の分割体2は、ティース先端側の鍔21と、この鍔21と連続して上記する台形状の切欠き12a,12aと相補的な形状を有する側片22,22とから構成されており、鍔21にはティース51が貫通可能な開口21aが開設されており、側片22の先端にはステータ側に突の爪部22aが具備されている。
インシュレータ3をティース51に嵌め込むに際しては、まず、予め平角線等が巻装形成されたコイル4を第2の分割体2の側片22に遊嵌しておき、この側片22が第1の分割体1の切欠き12aと嵌め合いされるように第1、第2の分割体1,2を嵌め合いすることで(X2方向)、コイルがその周囲に配設されたインシュレータ3が一気に形成される。
そして、インシュレータ3をティース51に嵌め合いすることにより(X1方向)、コイルを具備するインシュレータを備えたステータが形成される。
なお、ヨーク52のうち、磁束流れに影響しない箇所には凹溝52a(もしくは貫通孔であってもよい)が設けてあり、第1の分割体1に嵌め合いされた第2の分割体2の側片22の先端が、鍔11の後方に延びてその爪部22aが凹溝52aに係合することにより、図2で示すようにティース51へのインシュレータ3の嵌め合い固定が完了する。
このステータの製造方法をより具体的に図3a、b、cの順で示すフロー図を参照して説明する。
まず、第1の分割体1、第2の分割体2およびコイル4を用意し、図3aで示すように、第2の分割体2の側片22に平角線が巻装形成されたコイル4を遊嵌し(Y1方向)、鍔21でコイル4を係合させる。
次に、図3bで示すように、鍔21にコイル4が形成された状態の第2の分割体2の側片22と、第1の分割体1の本体12の切欠き12aを嵌め合いして(Y2方向)インシュレータを形成し、このインシュレータの形成と同時にその周囲にコイル4が配設される。
図3bで示すインシュレータ周りへのコイル4の配設に際して、このインシュレータを構成する鍔21とコイル4は一切干渉しない。
さらに、このコイル4の配設に際して、インシュレータに何等の破損部位も生じない。
コイル4がその周囲に配設されたインシュレータ3が形成されたら、図3cで示すように、ステータ5のティース51にインシュレータ3を嵌め合いし(Y3方向)、その第2の分割体2の側片22に具備された爪部22aをヨーク52の凹溝52aに係合させることにより、コイル4およびインシュレータ3を具備するステータ5が製造される。
なお、ステータが分割ステータからなる場合には、各分割ステータコアのティースに図示例のごとくコイルが配設されたインシュレータを嵌め合いし、インシュレータが嵌め合いされた分割ステータコアを周方向に組み付けることで分割ステータが製造できる。
なお、図3で示す製造方法、すなわちインシュレータを形成した後にこれをティースに嵌め合いする方法以外にも、第1の分割体をティースに嵌め合いしておき、コイルが仮に係合された第2の分割体を第1の分割体に嵌め合いする方法であってもよい。
いずれの製造方法であっても、予め導線が巻装形成されたコイルをこのコイルの抜け防止用の鍔をティース先端側に具備するインシュレータ周りに配設するに際し、この鍔とコイルが干渉することはなく、インシュレータに破損箇所が生じることもなく、効率的にインシュレータへのコイルの配設をおこなうことができる。
なお、ティースにコイルを具備するインシュレータが嵌め合いされたら、このティースとインシュレータの間に形成され得る隙間を閉塞するための樹脂をモールドしてもよい。
図4は、インシュレータの他の実施の形態を示す斜視図である。
同図で示すインシュレータ3Aは、第1の分割体1Aが、ティース根元側の鍔11Aと連続する筒状本体12Aに開設される切欠き12Aaが細長の帯状であり、第2の分割体2Aのコイルの抜け防止用の鍔21Aに連続する側片22Aも、切欠き12Aaと相補的な細長の帯状を呈したものである。
なお、図示を省略するが、図1,4のように、第2の分割体の上側および下側に側片が設けられた形態のほかにも、第2の分割体の左側および右側に側片が設けられ、第1の分割体の本体の左右の側面にこれらが嵌め合いされる切欠きが設けられた形態であってもよい。また、第2の分割体の上側、下側、左側、右側にそれぞれ側片が設けられ、第1の分割体の本体の上下左右の各側面にこれらが嵌め合いされる切欠きが設けられた形態であってもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。

Claims (2)

  1. ステータのティースに嵌め合いされ、その外周にコイルが形成されるインシュレータであって、
    前記インシュレータは、ティースに嵌め合いされた際にティースの根元側に配される第1の分割体と、ティースの先端側に配されてこの第1の分割体と嵌め合いされることでインシュレータを形成する第2の分割体とからなり、
    第1の分割体は、その周囲に配設されるコイルのヨーク側端部を留めるティースの根元側の鍔と、この鍔と連続してティースが貫通する筒状の本体とから構成され、鍔にはティースが貫通する開口が開設され、本体には切欠きが開設されており、
    第2の分割体は、そのティースの先端側の端面にコイルの抜けを防止する鍔と、この鍔と連続して前記切欠きと相補的な形状を有する側片とから構成されており、該側片が該切欠きと嵌め合いされるようにして第1、第2の分割体を嵌め合いして形成されるインシュレータ。
  2. ステータコアのティースの周りにコイルを具備する請求項1に記載のインシュレータが嵌め合いされてなるステータと、その内側のロータとからなるモータ。
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