JP5381165B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン及びこのエンジンの吸気用のエアクリーナを覆うガードカバーの上に運転席が配置された上部旋回体を有する油圧ショベルなどの建設機械に関するものである。
従来より、ミニショベルに代表される小型の建設機械では、上部旋回体をできる限りコンパクトにするために、運転席下方のガードカバー内にエンジンが配置されている。
例えば、特許文献1及び2では、エンジン等のメンテナンスを行うときに、運転席が固定されているガードカバーの天板を上方に開くことが知られている。そして、リレーやタイマーなどの電装品は、例えばガードカバー内の機器ボックスに収容されている。
特開2001−107394号公報 特開2001−107733号公報
ところで、従来の小型の建設機械では、機器の設置スペースが限られているので、通常、エンジン前方にエンジンに近接してエアクリーナが配置されている。このエアクリーナは、内蔵したフィルタの目詰まりを解消するために、定期的にメンテナンスが必要となる。メンテナンス時に、このフィルタを取り出したときには、フィルタ下方に塵が積もりやすいことから、塵埃に弱い電装品は、通常、エアクリーナの下方を避けた位置に配置される。
そして、機器の設置スペースの制限のために、フィルタの取り出し方向に電装品が配置される場合がある。このような場合にフィルタを取り出すときには、電装品との接触を避けるために、まずエアクリーナ自体を手前に引き出す必要がある。すると、エアクリーナを回動可能に支持する機構等が必要となり、部品点数が増えてコスト増になるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エアクリーナ自体を動かすことなく、電装品に塵埃を積もらせるのを防ぎながらフィルタを取り出して容易にメンテナンスを行えるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、電装品をエアクリーナの下方に設けると共に、電装品とエアクリーナとの間に遮蔽板を設けた。
具体的には、第1の発明では、エンジン及びエアクリーナを覆うガードカバーの上に運転席が配置された上部旋回体を有する建設機械を対象とする。
そして、上記エアクリーナは、
フィルタ取出口を有する筒状ケーシングと、
該ケーシング内に内蔵されて上記フィルタ取出口から脱着可能なフィルタとを備え、
上記フィルタ取出口近傍に確保された上記フィルタの脱着スペースの下方には、遮蔽板が配置され、
上記遮蔽板には、下方に延びて上記エンジンからの廃熱を遮る遮熱板が設けられ、
上記遮蔽板の下方かつ上記遮熱板の上記エンジンと反対側に電装品が取り付けられ、
上記遮熱板には、上記エンジンと反対側に延びる突出部が形成され、
上記突出部には、上記電装品とは別の第2電装品が該電装品と間隔をあけて取り付けられている
上記の構成によると、フィルタのメンテナンス時に塵埃が落ちても、遮蔽板の下に電装品が配置されているので、この遮蔽板が仕切となって電装品に塵埃が積もらない。このため、電装品をエアクリーナの下方にも配置することができ、ガードカバー内の狭い空間が有効に利用される。このことで、フィルタ取出口近傍にフィルタの脱着スペースを確保できるので、エアクリーナを動かすことなくフィルタが取り出される。また、遮熱板によって、エンジンからの廃熱の影響が低減されるので、電装品をエンジンから遠ざける必要がなくなり、遮熱板のエンジンと反対側の狭いスペースに電装品が配置される。このため、フィルタの脱着スペースの確保が容易である。また、遮熱板でエンジンからの熱が遮られた場所に電装品が前後2列に並べられるので、狭いスペースに多くの電装品が配置可能となる。このため、さらにフィルタの脱着スペースの確保が容易となる。
の発明では、第の発明において、
上記突出部には、電装品取付板が連結され、
上記電装品取付板の上記エンジン側には、第2電装品が上記電装品と向き合うように取り付けられている。
上記の構成によると、遮熱板で区切られたガードカバー内の限られたスペースにおいて、遮熱板と電装品取付板との間に互いに向かい合うように電装品が配置される。このため、フィルタの脱着スペースの確保が容易である。さらに、これらの電装品は、遮熱板でエンジンからの廃熱を遮られた状態で、遮熱板と電装品取付板とで囲まれているので、廃熱の影響を受けず、かつ、ガードカバーの隙間から水、塵埃、塵芥などが浸入しても電装品にかからない。
第3の発明では、エンジン及び該エンジンの吸気用のエアクリーナを覆うガードカバーの上に運転席が配置された上部旋回体を有する建設機械において、
上記エアクリーナは、
フィルタ取出口を有する筒状ケーシングと、
該ケーシング内に内蔵されて上記フィルタ取出口から脱着可能なフィルタとを備え、
上記フィルタ取出口近傍に確保された上記フィルタの脱着スペースの下方には、遮蔽板が配置され、
上記遮蔽板の下方に電装品が配置され、
上記遮蔽板には、下方に延びる電装品取付板が設けられ、
上記エンジンと上記電装品取付板との間には、上記遮蔽板と一体又は別体に該エンジンからの廃熱を遮る遮熱板が設けられ、
上記電装品は、上記電装品取付板の表裏面にそれぞれ取り付けられている。
上記の構成によると、フィルタのメンテナンス時に塵埃が落ちても、遮蔽板の下に電装品が配置されているので、この遮蔽板が仕切となって電装品に塵埃が積もらない。このため、電装品をエアクリーナの下方にも配置することができ、ガードカバー内の狭い空間が有効に利用される。このことで、フィルタ取出口近傍にフィルタの脱着スペースを確保できるので、エアクリーナを動かすことなくフィルタが取り出される。しかも、遮熱板でエンジンからの廃熱を遮りながら、遮蔽板の下方に延びる電装品取付板の表裏面の小さなスペースを利用して電装品が取り付けられる。このため、フィルタの脱着スペースの確保が容易である。遮熱板を遮蔽板と一体に設けることで、部品点数が減ると共に、コンパクトになる。一方、遮熱板を遮蔽板と別体に設けることで、遮熱効果が高まり、断熱材を設ける等の処置が不要となる。
以上説明したように、本発明によれば、フィルタ取出口近傍にフィルタの脱着スペースを確保し、この脱着スペースの下方に遮蔽板を配置して、その下に電装品を配置したことにより、ガードカバー内の狭い空間に電装品とエアクリーナとを近付けて配置でき、エアクリーナ自体を動かすことなく、かつ電装品に塵埃を積もらせることなくフィルタを取り出して容易にメンテナンスを行うことができる。また、遮蔽板の下方にエンジンからの廃熱を遮る遮熱板を延設し、この遮熱板のエンジンと反対側に電装品を取り付けたことにより、エンジンからの廃熱の影響を低減させながら、狭いスペースに電装品を配置することができると共に、エアクリーナ自体を動かすことなく、かつ電装品に塵埃を積もらせることなくフィルタを取り出して容易にメンテナンスを行うことができる。さらに、遮熱板にエンジンと反対側に延びる突出部を形成し、この突出部に電装品とは別の第2電装品を取り付けたことにより、エンジンからの廃熱を遮りながら狭いスペースに多くの電装品を配置することができると共に、エアクリーナ自体を動かすことなく、かつ電装品に塵埃を積もらせることなくフィルタを取り出して容易にメンテナンスを行うことができる。
上記第の発明によれば、遮熱板にエンジンと反対側に延びる突出部を形成し、この突出部に電装品取付板を連結し、遮熱板と電装品取付板との間に電装品を互いに向き合うように配置したことにより、電装品は、遮熱板で区切られたガードカバー内の限られたスペースに、エンジンからの廃熱を遮られながら遮熱板と電装品取付板とで囲まれるので、ガードカバーの隙間から浸入する水、塵埃やエンジンの廃熱の影響を受けることなく、ガードカバー内に電装品をコンパクトかつ最適に配置することができる。
上記第の発明によれば、遮蔽板の下方に電装品取付板を延設し、電装品取付板とエンジンと遮蔽板との間に遮熱板を設け、電装品取付板の表裏面に電装品をそれぞれ取り付けたことにより、エンジンからの廃熱を遮りながら、小さなスペースに電装品をコンパクトに配置することができる。
本発明の実施形態にかかるミニショベルのガードカバー内部の遮蔽板及びその周辺を拡大して示す正面図である。 ミニショベルの側面図である。 ミニショベルの平面図である。 ミニショベルの正面図である。 ガードカバー内部を拡大して示す正面図である。 エアクリーナを示し、(a)が背面図であり、(b)が左側面図である。 図1をVII方向から見た矢視図である。 図7の遮熱板を取り除いてVIII方向から見た矢視図である。 本発明の実施形態の変形例1にかかる第1及び第2電装品の配置状況の概要を示す図7相当図である。 変形例1の電装品取付板の概要を示す正面図である。 変形例1の電装品取付板を取り除いた概要を示す正面図である。 本発明の実施形態の変形例2にかかる図9相当図である。 本発明の実施形態の変形例2にかかる図11相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2乃至図4は本発明の実施形態の建設機械としてのミニショベル1を示し、このミニショベル1の下部走行体2の上部には、旋回ベアリング3aを介して後方小旋回タイプの上部旋回体3が旋回自在に搭載されている。上部旋回体3の下部構造物を構成する旋回フレーム4の前部には、ブームシリンダ5aで起伏されるブーム5が連結されている。例えば、このブーム5に、アーム6とこのアーム6を回動させるアームシリンダ6aとが連結されている。アーム6の先端には、バケットシリンダ7aで回動されるバケット7が連結されている。これらブーム5、アーム6、アームシリンダ6a、バケット7、バケットシリンダ7a等で掘削作業等を行うアタッチメント8が構成されている。
上記旋回フレーム4の後側上部は、箱状のガードカバー9で開閉自在に覆われている。ガードカバー9は、天板9aと、フロントパネル9bと、左右側板9cとを備えている。天板9aは、旋回フレーム4上のフレーム(図示せず)に固定したヒンジ部(図示せず)で回動自在に支持され、その上面には運転席10が固定され、エンジン11の背面側も覆っている。フロントパネル9bは、矩形状を有してガードカバー9の前面を構成し、左右側板9cが左右側面を構成している。フロントパネル9b及び左右側板9cも脱着可能に構成されている。
上記ガードカバー9内には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどのエンジン11が横長に収容されている。図5にフロントパネル9bを外した状態を拡大して示すように、このエンジン11の手前側の左右中央には、このエンジン11に清浄された空気を送り込むためのエアクリーナ12が配置されている。このエアクリーナ12は、図6に示す円筒状のケーシング13を備え、このケーシング13が旋回中心から若干左側にオフセットして配置されている。ケーシング13の左側には、フィルタ取出口13aが形成され、このフィルタ取出口13aが開閉蓋13bで開閉可能に覆われている。このケーシング13内には、円柱状のフィルタ14(二点鎖線で取り出した状態のみを示す)が着脱可能に内蔵されている。ケーシング13の右端には、ガードカバー9の外部から空気を取り入れるための吸気口13cが設けられ、この吸気口13cの先端は、天板9aに延びている。右側下部には、清浄された空気をエンジンに送り込むための吐出口13dが形成されている。ケーシング13の左端下面には、バキュエータバルブ15が設けられている。このバキュエータバルブ15は、エンジン11の停止時にケーシング13内の塵埃等の異物を排出させる役割を果たしている。
そして、図5に示すように、フィルタ取出口13aの左方には、フィルタ14を脱着するときに遮るものがないように、フィルタ脱着スペース16が確保されている。このフィルタ脱着スペース16の下方かつバキュエータバルブ15の排出口の下方には、板状の遮蔽板17が固定されている。例えば、遮蔽板17の右側は、水平に延び、左側は、上方に段差状に盛り上がっている。
図1及び図7に拡大して示すように、遮蔽板17のエンジン11側には、エンジン11からの廃熱を遮る遮熱板19が下方に延びるように連設されている。例えば、遮蔽板17及び遮熱板19は、鋼板を折り曲げて構成したものよりなる。エンジンからの廃熱が大きければ、遮熱板19のエンジン11側をグラスウールなどの断熱材(図示せず)で覆えばよい。遮蔽板17の正面から見て左側は、旋回フレーム4から上方へ延びる側方プレート4aに取付ボルト17aにより締結されている。遮熱板19の下端は、旋回フレーム4のシートスタンド4bに取付ボルト19aにより締結されている。
遮蔽板17の底面には、遮蔽板17の段差形状に合わせて切断された板状の電装品取付板23が溶接されている。電装品取付板23は、上下中央が一部切り欠かれている。この電装品取付板23に形成したボルト孔(図示せず)にボルト24を締結することで、第1電装品18及び第2電装品21が着脱可能に配置されている。具体的には、電装品取付板23の表面側に第1電装品18としてのヒューズボックス、各種リレー等の上部がボルト24により締結されている。図8にも示すように、電装品取付板23の背面側(エンジン11側)には、第2電装品21としてのカレントリミッタ、エンジンストップリレー等の上部が取り付けられている。なお、一部のサイズの大きい第1電装品18及び第2電装品21の下部は、電装品取付板23の下部にボルト24で締結されていてもよい。
このように構成することにより、図1に白矢印で示すように、エンジン11の停止時には、バキュエータバルブ15の排出口から塵埃が落ちるが、遮蔽板17で塵埃が遮られるので、第1及び第2電装品18,21に塵埃が積もらないようになっている。
また、遮熱板19によって、エンジン11からの廃熱の影響が低減されるので、第1及び第2電装品18,21をエンジン11から遠ざける必要がなくなり、第1及び第2電装品18,21がバキュエータバルブ15の下方に配置されている。さらに、電装品取付板23の表裏面に第1及び第2電装品18,21を取り付けているので、ガードカバー9内の狭い空間を有効に利用して多数の電装品18,21が配置されている。このため、ガードカバー9内にフィルタ脱着スペース16を確保しやすくなっている。
−エアクリーナ及び電装品のメンテナンス方法−
次に、本実施形態にかかるエアクリーナ12並びに第1及び第2電装品18,21のメンテナンス方法について説明する。
エアクリーナ12又は第1及び第2電装品18,21をメンテナンスするには、まず、ガードカバー9のフロントパネル9bを取り外す。
そして、第1及び第2電装品18,21をメンテナンスするときには、手前側に露出する第1電装品18をボルト24を外してメンテナンスする。第1電装品18の裏側に隠れた第2電装品21をメンテナンスするには、手前側の第1電装品18をボルト24を外して取り外した後、電装品取付板23の切り欠きから取り出してメンテナンスする。
第1及び第2電装品18,21の全体をメンテナンスするときには、取付ボルト17a,19aを取り外して遮蔽板17及び遮熱板19ごと旋回フレーム4から取り外してもよい。
一方、エアクリーナ12をメンテナンスするには、開閉蓋13bを開いてフィルタ14を左方に引き出す。このとき、フィルタ取出口13a近傍には、フィルタ脱着スペース16が広く確保されているので、フィルタ14の脱着の邪魔にならない。このため、エアクリーナ12を動かすことなくフィルタ14が取り出されるので、エアクリーナ12を回動させるための部品を設ける必要はない。また、図1に黒矢印で示すように、フィルタ14を引き出したときに塵埃が落ちても、遮蔽板17の下に第1及び第2電装品18,21が配置されているので、遮蔽板17が仕切となって第1及び第2電装品18,21に塵埃が積もらない。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかるミニショベル1によると、フィルタ取出口13a近傍にフィルタ脱着スペース16を確保し、このフィルタ脱着スペース16及びバキュエータバルブ15の下方に遮蔽板17を配置して、その下に第1及び第2電装品18,21を配置したことにより、第1及び第2電装品18,21に塵埃を積もらせるのを防ぎながらガードカバー9内の狭い空間に第1及び第2電装品18,21とエアクリーナ12とを近付けて配置することができると共に、エアクリーナ12自体を動かすことなく、第1及び第2電装品18,21を避けながらフィルタ14を取り出して容易にメンテナンスを行うことができる。
−実施形態の変形例1−
図9乃至図11は本発明の実施形態の変形例1を示し、第2電装品21の取付方法が異なる点で上記実施形態と異なる。
すなわち、本変形例では、遮熱板19の表面側からボルト等の突出部26が突出して設けられ、この突出部26に平板状の電装品取付板123が連結されている。遮熱板19の表面側に第1電装品18が設けられるだけでなく、この電装品取付板123のエンジン11側に第2電装品21が、上記遮熱板19に取り付けられた第1電装品18と向き合うように取り付けられている。
この構成により、遮熱板19と電装品取付板123とで区切られたガードカバー9内の限られたスペースにおいて、互いに向かい合うように第1及び第2電装品18,21が配置される。そして、これらの第1及び第2電装品18,21は、遮熱板19と電装品取付板123とで囲まれているので、エンジン11からの廃熱の影響を受けず、また、ガードカバー9の隙間から水、塵埃、塵芥などが浸入しても第1及び第2電装品18,21にかからない。
したがって、ガードカバー9内に第1及び第2電装品18,21を極めてコンパクトかつ塵埃等の影響を受けない最適な位置に配置することができる。
また、突出部26を利用することで、ガードカバー9内の狭い空間を有効に利用して多数の電装品18,21が配置されている。このため、ガードカバー9内にフィルタ脱着スペース16を確保しやすくなっている。
なお、第1及び第2電装品18,21をメンテナンスするときには、電装品取付板123を取り外し、この電装品取付板123に設けた第2電装品21をメンテナンスし、又は、電装品取付板123を取り外して露出した第1電装品18をメンテナンスすればよい。
−実施形態の変形例2−
図12及び図13は本発明の実施形態の変形例2を示し、第2電装品21の取付方法が異なる点で上記変形例1と異なる。
本変形例では、各突出部26の先端に1つの第2電装品21がナット27で締結されている。
そして、第1及び第2電装品18,21をメンテナンスするときには、ナット27を外して手前側に露出する第1電装品18を取り外し、メンテナンスする。第2電装品21の裏側に隠れた第1電装品18をメンテナンスするには、手前側の第2電装品21を取り外した後、メンテナンスする。第2電装品21を取り外すには、1つのナット27を取り外すだけでよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、遮蔽板17と遮熱板19とを一体に形成したが、別体としてもよい。この場合には、遮熱板19は、エンジン11と遮蔽板17との間に配置されて旋回フレーム4に固定される。そして、遮蔽板17の側方を取付ボルト17aで締結するだけでなく、電装品取付板23の下端を取付ボルト19aで旋回フレーム4に締結すればよい。遮熱板19を遮蔽板17と別体とすることで、遮熱効果が大きくなり、断熱材を設けるなどの処置が不要となる。
また、上記実施形態では、第1電装品18だけでなく、第2電装品21を設けるようにしているが、遮熱板19の手前側のみでスペースが足りるときには、電装品取付板23,123や突出部26を設ける必要はない。
さらに、上記変形例1及び2では、遮熱板19の表面に第1電装品18を取り付けたが、電装品取付板123にのみ第1及び第2電装品18,21を取り付けてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 ミニショベル(作業機械)
3 上部旋回体
9 ガードカバー
10 運転席
11 エンジン
12 エアクリーナ
13 ケーシング
13a フィルタ取出口
14 フィルタ
15 バキュエータバルブ
16 フィルタ脱着スペース
17 遮蔽板
18 第1電装品
19 遮熱板
21 第2電装品
23,123 電装品取付板
26 突出部

Claims (3)

  1. エンジン及び該エンジンの吸気用のエアクリーナを覆うガードカバーの上に運転席が配置された上部旋回体を有する建設機械において、
    上記エアクリーナは、
    フィルタ取出口を有する筒状ケーシングと、
    該ケーシング内に内蔵されて上記フィルタ取出口から脱着可能なフィルタとを備え、
    上記フィルタ取出口近傍に確保された上記フィルタの脱着スペースの下方には、遮蔽板が配置され、
    上記遮蔽板には、下方に延びて上記エンジンからの廃熱を遮る遮熱板が設けられ、
    上記遮蔽板の下方かつ上記遮熱板の上記エンジンと反対側に電装品が取り付けられ、
    上記遮熱板には、上記エンジンと反対側に延びる突出部が形成され、
    上記突出部には、上記電装品とは別の第2電装品が該電装品と間隔をあけて取り付けられている
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 請求項に記載の建設機械において、
    上記突出部には、電装品取付板が連結され、
    上記電装品取付板の上記エンジン側には、第2電装品が上記電装品と向き合うように取り付けられている
    ことを特徴とする建設機械。
  3. エンジン及び該エンジンの吸気用のエアクリーナを覆うガードカバーの上に運転席が配置された上部旋回体を有する建設機械において、
    上記エアクリーナは、
    フィルタ取出口を有する筒状ケーシングと、
    該ケーシング内に内蔵されて上記フィルタ取出口から脱着可能なフィルタとを備え、
    上記フィルタ取出口近傍に確保された上記フィルタの脱着スペースの下方には、遮蔽板が配置され、
    上記遮蔽板の下方に電装品が配置され、
    上記遮蔽板には、下方に延びる電装品取付板が設けられ、
    上記エンジンと上記電装品取付板との間には、上記遮蔽板と一体又は別体に該エンジンからの廃熱を遮る遮熱板が設けられ、
    上記電装品は、上記電装品取付板の表裏面にそれぞれ取り付けられている
    ことを特徴とする建設機械。
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