JP3471600B2 - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JP3471600B2
JP3471600B2 JP07442598A JP7442598A JP3471600B2 JP 3471600 B2 JP3471600 B2 JP 3471600B2 JP 07442598 A JP07442598 A JP 07442598A JP 7442598 A JP7442598 A JP 7442598A JP 3471600 B2 JP3471600 B2 JP 3471600B2
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勝彦 湯川
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0891Lids or bonnets or doors or details thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー、パワ
ーショベル等の旋回作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の旋回作業機には、例えば特開平7
−127099号公報に記載されているように、前端に
ブーム、アーム、バケット等よりなる作業装置を左右揺
動自在に設けた旋回台を備え、該旋回台後部のエンジン
ボンネット上に、運転席と該運転席の上方を覆うキャノ
ピ(日除け)を備えたものがあり、この旋回作業機は、
旋回台の後端を走行装置の左右幅内に納めて旋回できる
ようにした小型のものであった。
【0003】また、前記キャノピは運転席の後方位置で
左右2股状に形成された支柱を介して取付けられ、前記
運転席への乗降口が旋回台の左右側部で且つエンジンボ
ンネットの前側に設けられるようになっていた。また、
前記キャノピの支柱を支持するために、旋回台下部の旋
回フレームに左右のマウントを立設し、該左右マウント
の間にキャノピベースを架設し、該キャノピベース上に
支柱を取り付けるようにしており、前記左右マウント及
びキャノピベースはエンジンボンネット内に配置される
ものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の旋回作業機
においては、ボンネット内でキャノピマウントが左右両
側に設けられているために乗降口側にもキャノピマウン
トが存在し、該キャノピマウントを設けるためにボンネ
ット内のスペースを広く形成する必要が生じていた。
【0005】一方、前記旋回台は、その後端を短く形成
して旋回半径を走行装置の左右幅内に納めるようにした
ものであるため、ボンネット内のスペースを広く形成し
ようとするとボンネットが乗降口側に張り出すこととな
って該乗降口を狭くし、これが乗降性を悪くする原因と
なっていた。また、前記キャノピ支柱は、運転席の後方
でボンネットを貫通するようになっていることから、こ
の支柱を避けた位置で部分的にしかボンネットを開閉で
きなかった。そのため、ボンネット内の限られた機器の
点検しか行えず、エンジン等の全体を点検するにはボン
ネット全体を取り外す必要があった。
【0006】また、前記キャノピベースがボンネット内
で左右に架設されていることからボンネットを開閉した
としてもキャノピベースが邪魔となって機器の点検をし
ずらいものとなっていた。そして、キャノピの支柱が左
右二股状に形成されていることから、後方確認する際
や、側溝掘り等をする場合で左右揺動した作業装置のバ
ケットを運転席から視認する場合等には、前記支柱が視
界に入って確認しずらいものとなっていた。
【0007】そこで本発明は、運転席への乗降性や、視
認性を損なうことがないようにし、また、ボンネット内
の機器の点検等を容易に行えるようにした旋回作業機を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。即ち、本
発明に係る旋回作業機は、運転席と、該運転席の上方を
覆う日除け部とを旋回台上に備えた旋回作業機におい
て、前記旋回台の左右一側に運転席への乗降口を設け、
該乗降口に対して運転席を挟んだ左右他側に前後方向に
延びるフレームを設け、該フレーム上に、前記日除け部
の支柱を立設して該支柱により日除け部を左右片持ち状
に支持したことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明に係る旋回作業機は、縦方向
の軸心回りに旋回自在に備えた旋回台上に、運転席と、
該運転席の上方を覆う日除け部を備えた旋回作業機にお
いて、前記旋回台の左右一側に前記運転席への乗降口を
設け、該乗降口に対して旋回軸心を挟んだ左右他側に前
後方向に延びるフレームを設け、該フレームに、前記日
除け部の支柱を立設して該支柱により日除け部を左右片
持ち状に支持し、前記運転席を前記旋回軸心に対して乗
降口寄りに配置したことを特徴とするものである。
【0010】これによれば、運転席又は旋回軸心を挟ん
で乗降口とは反対側の旋回台側部に日除け部の支柱を支
持するためのフレームを設けているため、乗降口側のボ
ンネット内等に支柱の支持部材を設けることなくなり、
乗降口側にボンネットを張り出すことなく該乗降口を広
く形成して乗降性を向上できるようになる。また、日除
け部を左右片持ち状の支柱にて支持しているため、該支
柱が運転者の視界に入ることが少なくなって後方確認や
作業装置の視認をし易くしている。
【0011】また、本発明に係る旋回作業機は、前記旋
回台の乗降口側の後部に、日常点検機器を配置してこれ
を開閉ボンネットにより覆ったことを特徴とするもので
あり、これによると、乗降口を備えた旋回台の左右一側
には支柱を支持するためのフレーム等がないので、電磁
ポンプ、フューエルフィルター等の日常点検が必要な機
器を配置することが可能になり、支柱を支持するフレー
ムが乗降口とは反対側の左右他側で前後方向に設けられ
ていることから、乗降口側の大部分を開閉ボンネットで
覆おうことが可能となるとともにフレームが点検等の邪
魔にならず、前記機器の点検が乗降口側から容易に行え
るようになっている。
【0012】本発明に係る旋回作業機は、前記フレーム
の近傍位置にラジエータを配置し、旋回台の側面視にお
いて、前記フレームがラジエータの外周を覆うように設
けられていることを特徴とするものである。また、本発
明に係る旋回作業機は、前記フレームの近傍位置にラジ
エータとタンクとを前後に並べて配置し、旋回台の側面
視において、前記フレームがラジエータ及びタンク機器
の外周を覆うように設けられていることを特徴とするも
のである。
【0013】これらによって、前記フレームにラジエー
タ又はタンクのガードとしての機能をもたせることが可
能となるとともに、ラジエータ等のサポートとして用い
ることも可能となる。本発明に係る旋回作業機は、前記
乗降口と反対側の旋回台の左右他側に、前記フレームを
覆い且つ旋回台に対して固定のボンネットを設けたこと
を特徴とするものであり、これによれば、支柱が存在す
る旋回台の左右他側を固定ボンネットで覆ったとして
も、支柱のフレームが旋回台の左右他側で且つ前後方向
に延びるものであるため、これを覆う固定ボンネットを
左右他側で前後に長い形状とでき、支柱存在側の反対側
を開閉ボンネット等のために広く開放できるようにな
る。
【0014】また、本発明に係る旋回作業機は、前記乗
降口と反対側の旋回台の左右他側に、旋回台に対して固
定の板金製ボンネットを設け、該ボンネット内に縦方向
のリブを設け、該ボンネット上に前記支柱を立設して該
ボンネットにより前記フレームを構成したことを特徴と
するものである。これによれば、旋回台に固定のボンネ
ットにリブを設けてフレームを構成することでボンネッ
ト上に日除け部の支柱を立設することができるようにな
り、該ボンネット内に支柱のマウント等を設ける必要が
なくエンジンスペース等を有効に利用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図6には、バックホーで例示する
本発明に係る旋回作業機1を示しており、該旋回作業機
1は、左右一対のクローラ走行体2を備えた走行装置3
上に、縦方向(上下方向)の旋回軸心P1回りに旋回自
在に旋回台4を備えて主構成されたものである。
【0016】図1〜図5にも示すように、旋回台4の前
端部には、バックホー装置(作業装置)5が設けられ、
旋回台4上の前部左側には操作部6、ステップ部7等を
備えた操縦フロア8が設けられ、該操縦フロア8の後方
及び右側方には、エンジン9、タンク10,11等の機
器を覆うボンネット12,13が設けられ、該ボンネッ
ト12上に運転席14が設けられている。また、運転席
14の前方で旋回台4の左側部には運転席14への乗降
口15が形成されている。
【0017】前記バックホー装置5は、旋回台4の前端
の支持ブラケット16に、上下方向の揺動軸心(揺動支
点)P2回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラ
ケット17と、該スイングブラケット17に左右方向の
軸心回りに上下揺動自在に支持されたブーム18と、該
ブーム18の先端に左右方向の軸心回りに前後揺動自在
に支持されたアーム19と、該アーム19の先端に左右
方向の軸心回りに揺動自在に支持されたバケット20と
を有し、前記スイングブラケット17、ブーム18、ア
ーム19及びバケット20は、それぞれ油圧シリンダよ
りなるスイングシリンダ21、ブームシリンダ22、ア
ームシリンダ23及びバケットシリンダ24により揺動
駆動されるようになっている。
【0018】前記旋回台4は、走行装置3の中央に設け
られた軸受体25を介して前記旋回軸心P1回りに回動
自在に支持されており、旋回台4下部のベースフレーム
26上に設けた旋回モータ27により旋回駆動されるよ
うになっている。旋回台4の後部は、前記旋回軸心P1
を中心とした円弧壁面に形成されており、この旋回台4
の後部が描く旋回軌跡が走行装置3の左右及び前後幅内
に収められている。また、旋回台4の左右側部は前後方
向の直壁面に形成されており、旋回台4の左右幅が前記
旋回軌跡の直径よりも幅狭に形成されている。
【0019】このような構成によって、旋回台4が走行
装置3からはみ出ることなく旋回でき、狭路での走行や
掘削作業が容易に行えるようになっているのである。前
記ベースフレーム26の後端には、前端のバックホー装
置5との重量バランスを図るカウンタウエイト28が設
けられている。また、カウンタウエイト28より前側の
旋回台4の左右側部及び前側部には板金製のスカート
(側壁部材)29が設けられている。
【0020】前記ベースフレーム26の後部上には、エ
ンジン9が横置き配置され、該エンジン9に付設する油
圧ポンプ30がエンジンの左側に配置され、ラジエータ
31が右側に配置されている。また、エンジン9の後方
のウエイト28部分には凹陥部28aが形成されてお
り、該凹陥部28aに作動油タンク10が収納されると
ともに該作動油タンク10の上方にバッテリ32が設け
られている。
【0021】前記油圧ポンプ30の上方には、エアクリ
ーナ33、マフラー34等が配置され、前記ラジエータ
31の前側で操縦フロア8の右側には燃料タンク11が
配置されている。前記ボンネット12,13は、板金製
又は硬質樹脂製よりなり、旋回台4に対して固定の固定
ボンネット13と、開閉自在な開閉ボンネット12とか
ら構成されており、該開閉ボンネット12は、前記操縦
フロア8の後方に配置されていて、前記エンジン9、油
圧ポンプ30等を覆っている。また、開閉ボンネット1
2は、ウエイト28の左右中間部に設けたヒンジ部材3
5を介して後端部が左右方向の軸心P3回りに開閉揺動
自在に枢結されている。
【0022】前記開閉ボンネット12内の左側、すなわ
ち乗降口15の後方側には、前記エアクリーナ33や油
圧ポンプ30の他、日常点検が必要な燃料系の機器(燃
料フィルター,電磁ポンプ等)61や電装品等が納めら
れている。従って、開閉ボンネット12を開くことで、
乗降口15側からボンネット12内の左側に納めされた
日常点検機器を容易に点検できるようになっている。
【0023】また、前記作動油タンク10の給油パイプ
10aは、タンク上面左側から左前斜め上方に延伸して
その給油口10bがボンネット12内の左側部に寄せら
れ、該給油パイプ10aにラジエータ31のリザーバタ
ンク36が取付け固定されている。これによって、開閉
ボンネット12を開くことで作動油タンク10やリザー
バタンク36への補給を好適に行えるのである。
【0024】前記開閉ボンネット12上面には、下向き
の凹部12aが形成され、該凹部12aに前記運転席1
4が搭載されて開閉ボンネット12と一体に開閉揺動す
るようになっている。また、前記凹部12aの中央には
更に一段下向きに凹んだ第2凹部12bが設けられてお
り、該第2凹部12bにグリースガン等の工具37を収
納可能としている。そして、運転席14の前部を左右方
向の支点回りに回動させることで第2凹部12bを開放
し、工具37の出し入れができるようになっている。
【0025】前記固定ボンネット13は、開閉ボンネッ
ト12及び操縦フロア8の右側方で旋回台4の後部から
前部に亘る範囲で設けられており、該固定ボンネット1
3により前記ラジエータ31及び燃料タンク11を覆っ
ている。前記操縦フロア8の操作部6には、操作レバー
38等を備えた操作ボックス39が立設され、該操作ボ
ックス39の下方の旋回台4内には、旋回モータ27や
バックホー装置5の各油圧シリンダ等を油圧制御する制
御弁ブロック40が配置されている。また、操作ボック
ス39の下部の左右両側には、それぞれスイングペダ
ル,増速ペダル,サービスポートペダル等のペダル装置
41が設けられている。
【0026】そして、操縦フロア8の後部のステップ部
7の左側部がオペレータが乗降する乗降口15とされて
いる。ここで、旋回台4の構造について詳説すると、旋
回台4の左右側部及び前側部を構成する前記スカート2
9は、バックホー装置5の支持ブラケット16を挟んで
左右個別の側壁部材29L,29Rにて形成され、それ
ぞれベースフレーム26及び該ベースフレーム26に備
えたブラケット等を介して固定されている。
【0027】一方、前記ステップ部7は、前記乗降口1
5から開閉ボンネット12と操作部6との間を左右方向
に延伸し、且つ延伸端から操作部6と固定ボンネット1
3との間を前方に張り出した、平面略L字状の金属製の
ステップ部材42を有し、該ステップ部材42は、前記
側壁部材29L,29Rとは別構成とされていて、該側
壁部材29L,29Rやベースフレーム26から立設し
たブラケット等を介してボルト等で固定されている。
【0028】また、操作ボックス39の下部は、ゴム等
の弾性材料よりなるブーツ43により構成され、該ブー
ツ43は、平面L字状のステップ部材42と左側部材2
9Lとによって囲まれた空間を埋めるべく操縦フロア8
の一部をなす床部材を構成している。すなわち、操縦フ
ロア8は、ステップ部材42とブーツ43との別構成の
部材によって前後に分割して形成されることとなってい
る。
【0029】上記のように左右の側壁部材29L,29
Rと、操縦フロア8を構成するステップ部材42とブー
ツ43とをそれぞれ個別の部材で形成していることか
ら、個別に着脱することが可能であり、個々の部材の補
修、交換等の作業が容易に行え、また必要箇所のみを取
り外すことで旋回台4内部の機器のメンテナンスも容易
に行えるようになっているのである。
【0030】前記操作ボックス39及びブーツ43は、
ベースフレーム26から立設して操作レバー38のリン
ク機構やパイロットバルブ等を支持する枠体44の外周
を囲うように設けられており、ブーツ43の中央部には
枠体44等を挿通する開口部43aが形成されている。
また、前記ブーツ43には、前記開口部43aと外周部
とに亘る分割部43bを形成しており、これによって、
ブーツ43を弾性変形することにより分割部43bを介
して開口部43aを広げ、枠体44の外側方から着脱す
ることができるようになっている。このような構造を備
えることから、操作ボックス39を枠体44側に取付け
た状態でブーツ43のみを着脱するといった構成を採用
することも可能で、この場合には、ブーツ43のみを取
り外して制御弁40等のメンテナンス等を行えるように
なる。
【0031】また、前記ステップ部材42は、操作部6
と固定ボンネット12との間で前方に張り出した張出部
42aを形成しているため、操作ボックス39の右側の
操作ペダル41を使用していないとき等に張出部42a
を足置きスペースとして利用できるようになっている。
なお、前記ステップ部材42の上面には、該ステップ部
材42の形状に倣った平面視L字状のゴム製マット45
が設けられており、ステップ部材42の全体にわたり滑
り止め機能等をもたせている。
【0032】また、前記張出部42aは、バックホー装
置5の支持ブラケット16(揺動軸心P2)の後方に配
置されている。すなわち、従来においては、揺動軸心P
2の後方に運転席が左右にオーバーラップして設けられ
ていたため揺動軸心P2と運転席との間に操作ボックス
等が立設し、該操作ボックス等が障害となってバックホ
ー装置の基部近傍を視認しずらかったが、本発明におい
ては上記のような配置とすることで、張出部42aの上
方空間によってバックホー装置5を視認でき、特にバッ
クホー装置5の左右の揺動状態等を確認しやすくなって
いる。また、前記空間から走行装置3の足元を確認し易
くなっている。
【0033】図5及び図6に示すように、前記運転席1
4の上方には日除け部46が設けられている。該日除け
部46は、運転席14の右側方で前記固定ボンネット1
3から上方に延伸する一本の支柱47を介して右側部が
片持ち状に支持されており、該支柱47の基部は、固定
ボンネット13内に設けられたフレーム48に取付け固
定されている。
【0034】このフレーム48は、金属製の板材によっ
て形成されており、側面視において、前記ラジエータ3
1の上方及び前後側方を覆う門型に形成されている。そ
して、フレーム48の前側の脚部48aが前記ラジエー
タ31と燃料タンク11との間を上下に挿通してベース
フレーム26側に固定され、後側の脚部48bがウエイ
ト28から上方に突出した支持台28bに固定され、前
後脚部48a,48bの上端に、前後に延びるベースプ
レート48cが固定されている。そして、このベースプ
レート48cの上面に前記支柱47の基部がボルト等に
よって固定されているのである。
【0035】また、平面視において、前記フレーム48
はラジエータ31の左側近傍位置に配置されており、前
記ベースプレート48cがエンジン9とラジエータ31
との間のラジエータファン49に上方に重なるように配
置されている。上記のようにフレーム48をラジエータ
31の近傍位置で外周を覆う門型に形成することでフレ
ーム48がラジエータ31のガードの機能を奏し、また
フレーム48からラジエータ31にサポート部材50等
を設けることでラジエータ31の防振を図ることができ
るのである。また、ラジエータ31の前側に隣接する燃
料タンク11に対しても、前脚部48aから燃料タンク
11の上方を押さえるサポート部材51を設けることで
燃料タンク11の支持や防振等を図っているのである。
【0036】また、前記フレーム48は、ラジエータフ
ァン49とラジエータ31の間で前後方及び上方を囲っ
ているため、ファン49からの冷却風をラジエータ41
に導く導流板としての作用も有している。前記フレーム
48の前脚部48a,48bは板材によって形成されて
いることから燃料タンク11とラジエータ31との狭い
隙間を挿通することができ、またベースプレート48c
も板材により形成されていることからラジエータ31等
と固定ボンネット12との狭い隙間を前後に挿通できる
ようになっている。
【0037】前記支柱47は、旋回台4の右側で前後方
向に延びるフレーム48に固定されているため、この支
柱47が存在する固定ボンネット13は、左右幅が狭く
前後に長い形状に形成され、支柱47を避けた旋回台4
左側の大部分を開閉ボンネット12で覆うことができる
ようになり、内部のエンジン9等の機器の大きく露出し
て点検作業等を行い易くしているのである。
【0038】上記に説明した旋回台4上の各部の配置
を、図1を参照して更に詳細に説明すると、旋回台4の
略中央に配置された旋回軸心P1に対して、運転席14
は若干左側に偏心して配置されている。一方、バックホ
ー装置5の左右揺動軸心P2は旋回軸心P1よりも右側
に配置され、日除け部46の支柱47も右側に配置され
ている。また、運転席14への乗降口15が、支柱47
に対して旋回軸心P1及び運転席14を挟んだ旋回台4
の左側部に設けられている。
【0039】上記のような配置とすることで、バックホ
ー装置5の揺動支点P2と、運転席14とが左右方向に
位置ずれした配置となり、これによって揺動支点P2を
可及的に後方位置に配置して運転席14側に近づけるこ
とができるようになり、運転席14からバケット20ま
でのリーチを小さくしてバケット20による作業状態を
左斜め後方の運転席14から確認し易くできるのであ
る。
【0040】また、バケット20までのリーチを短くで
きることから、バックホー装置5の旋回台4からの延伸
量が小さくでき、旋回台とバックホー装置との前後重量
バランスを良くすることができるのである。そして、前
記乗降口15が、支柱47に対して運転席14及び旋回
軸心P1を挟んで離れた位置にあることからオペレータ
が乗降する際に支柱47が障害となることもなくなって
いる。
【0041】また、図7に示すように、塀際の側溝掘り
作業を行う場合において、旋回台4に対して左側に揺動
したバックホー装置5のバケット20を運転席14から
確認する際に、運転席14に対して揺動軸心P2が右方
向に位置ずれしているためにバケット20が運転席14
側に近づき、支柱47が運転席14の右側に配置されて
いることからオペーレタの視界に入ることもなくなって
作業状態の確認が容易に行えるのである。
【0042】図1,図4及び図5に示すように、前記固
定ボンネット13には、ラジエータ31への給水や燃料
タンク11への給油を可能とする点検口53が設けられ
ており、該点検口53は、ラジエータ31の給水口31
a、燃料タンク11の給油口11a及び前記日除け部4
6の支柱47を含む範囲で広く形成されている。また、
前記点検口53には、該点検口53を開閉自在に閉鎖す
るカバー54が設けられている。
【0043】該カバー54は、ゴム、合成樹脂等の弾性
変形可能な材料にて形成されていて、その外周が点検口
53の周端に凹凸嵌合構造やボルト等により着脱自在に
取付けられており、取り外すことにより給水、給油が行
えるようになっている。また、カバー54における燃料
タンク11の給油口11aの上方は、ヒンジ部55を介
してカバー54を部分的に開閉自在とする開閉部56と
されている。
【0044】前記ヒンジ部55は、カバー54に薄肉部
を形成することにより構成されており、該薄肉部を介し
て弾性変形させることで開閉部56を開閉できるように
し、閉じたときには固定ボンネット13に対して開閉部
56をロックするロック手段57が備えられている。こ
のような開閉部56を備えることで、比較的補給頻度の
高い燃料タンク11に対して部分的にカバーを開閉でき
るようになり、カバー全体を取り外すといった面倒な作
業が省略できるようになっているのである。
【0045】また、固定ボンネット13の外面は、3次
元的に弯曲した曲面構造であり、点検口53の周端も弯
曲することとなるが、カバー54が弾性変形可能である
ために、点検口53の周端に合わせて弾性変形すること
で隙間なく点検口53を塞ぐことができ、浸水等を確実
に防止できるのである。そのため、カバー54に厳密な
寸法精度が要求されずに制作が容易になるのである。
【0046】前記カバー54には支柱47が挿通する貫
通孔58が形成されており、該貫通孔58の周囲には支
柱47の外周に密着して囲繞する蛇腹部59が一体に形
成されている。この蛇腹部59を備えることにより、支
柱47と貫通孔58との位置が若干ずれていたとしても
弾性変形することで位置ずれに対応でき、しかもカバー
54が支柱47に密着することでシール構造を構成し、
貫通孔58からの雨水等の浸入を防止しているのであ
る。
【0047】なお、前記支柱挿通部分と開閉部56との
前後間には、アクセルレバー、メインスイッチ、その他
電装品等を備えた操作盤60が設けられている。また、
薄肉に形成したヒンジ部に代えて、開閉部を別体に形成
してカバー本体に対して蝶番等で連結したものとしても
よい。図8及び図9は、本発明の第2の実施形態を示し
ており、本実施形態では、日除け支柱47用のフレーム
48のベースプレート48cを燃料タンク11の上方ま
で延伸し、その前端が燃料タンク11を前後中途位置で
跨ぐ左右二股状の前脚部48aによって支持されてい
る。
【0048】これにより、前記フレーム48がラジエー
タ31だけでなく燃料タンク11のガードとしての機能
を備えることとなっている。図10は、本発明の第3の
実施形態を示しており、本実施形態では、板金により構
成した固定ボンネット13を日除け支柱47用のフレー
ム48として構成したものであり、このボンネット13
は、旋回台4の左右一側で前後方向に延伸し、ラジエー
タ31,燃料タンク11の上方を覆い、その内部に、ラ
ジエータ31を前後から挟む位置に上下方向のリブ62
を設け、ボンネット13上面に直接的に支柱47の基部
をボルト等により固定したものである。
【0049】これによれば、固定ボンネット13によっ
て支柱47の支持部を構成していることから、第1,第
2実施形態に説明したようなフレーム48を設ける必要
がなくなってボンネット13内のスペースを有効に利用
でき、前記リブ61によって支柱47の支持に耐えうる
構造となるとともにラジエータ31の前後で排風を案内
する導流板としての役割を奏するようになっている。
【0050】本発明は上記実施形態に限ることなく適宜
設計変更可能であり、例えば、旋回軸心に対するボンネ
ット,運転席,日除け支柱,作業装置の揺動軸心等の配
置を上記実施形態と左右反対とした配置にすることが可
能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
旋回台の乗降口側とは反対側に日除け部の支柱を支持す
るフレームを設けるようにしたため、乗降口側のボンネ
ットが張り出すようなこともなく乗降口を広く形成でき
る。また、支柱が左右片持ち状であるため後方確認や作
業装置の確認等も容易に行える。
【0052】また、支柱を支持するフレームを旋回台の
左右一側で前後方向に配置したため、左右他側の乗降口
側を広く開放できるようになって機器の点検等を容易に
行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る旋回作業機の平
面図である。
【図2】同旋回台内部の平面図である。
【図3】同旋回台の左側面図(一部断面図)である。
【図4】同旋回台の右側面図(一部断面図)である。
【図5】同旋回台の正面図(一部断面図)である。
【図6】同旋回作業機の全体側面図である。
【図7】旋回作業機を用いて側溝掘り作業を行う状態を
示す平面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る旋回台の右側面
図(一部断面図)である。
【図9】同旋回台の右側部を示す平面断面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る固定ボンネッ
トの斜視図である。
【符号の説明】
1 旋回作業機 4 旋回台 5 バックホー装置(作業装置) 11 燃料タンク 12 開閉ボンネット 13 固定ボンネット 14 運転席 15 乗降口 31 ラジエータ 46 日除け部 47 支柱 48 フレーム P1 旋回軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−209404(JP,A) 特開 平8−144325(JP,A) 特開 平9−60041(JP,A) 特開 平9−296481(JP,A) 特開 平9−184167(JP,A) 特開 平9−60041(JP,A) 特開 平8−333774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00 - 9/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台の前端に左右揺動自在に作業装置
    を設け、前記旋回台上に、開閉自在な開閉ボンネットと
    前記旋回台に対して固定の固定ボンネットとから構成さ
    れたボンネットを設け、 前記旋回台の左右一側に前記開閉ボンネットを設け、こ
    の開閉ボンネット上に運転席を設け、前記旋回台の左右
    一側で前記運転席の前方に該運転席への乗降口を設け、 該乗降口に対して前記運転席を挟んだ前記旋回台の左右
    他側に、前後方向に延びるフレームと、該フレームの近
    傍位置に配置されたラジエータと、前記フレーム、ラジ
    エータを覆う前記固定ボンネットを設け、該固定ボンネ
    ットに、前記ラジエータの点検口と、該点検口を開閉自
    在に閉鎖するカバーとを設け、 前記フレーム上に、前記運転席の上方を覆う日除け部を
    左右片持ち状に支持する一本の支柱を立設し、該支柱を
    前記点検口に挿通するとともに、前記カバーに前記支柱
    の貫通孔を形成している ことを特徴とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 縦方向の軸心回りに旋回自在に備えた旋
    回台の前端に左右揺動自在に作業装置を設け、前記旋回
    台上に開閉自在な開閉ボンネットと旋回台に対して固定
    の固定ボンネットとから構成されたボンネットを設け、 前記旋回台の左右一側に前記開閉ボンネットを設け、こ
    の開閉ボンネット上に運転席を設け、前記旋回台の左右
    一側で前記運転席の前方に該運転席への乗降口を設け、
    前記運転席を前記旋回軸心に対して乗降口寄りに配置
    し、 該乗降口に対して旋回軸心を挟んだ前記旋回台の左右他
    側に、前後方向に延びるフレームと、該フレームの近傍
    位置に配置されたラジエータと、前記フレーム、ラジエ
    ータを覆う前記固定ボンネットを設け、該固定ボンネッ
    トに、前記ラジエータの点検口と、該点検口を開閉自在
    に閉鎖するカバーとを設け、 前記フレーム上に、前記運転席の上方を覆う日除け部を
    左右片持ち状に支持する一本の支柱を立設し、該支柱を
    前記点検口に挿通するとともに、前記カバーに前記支柱
    の貫通孔を形成し ていることを特徴とする旋回作業機。
  3. 【請求項3】 前記フレームの近傍位置に前記ラジエー
    タとタンクとを前後に並べて配置し、前記カバーは、タ
    ンクの給油口の上方を部分的に開閉自在とする開閉部を
    備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋
    回作業機。
  4. 【請求項4】 前記カバーが操作盤を備えていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の旋回作業
    機。
  5. 【請求項5】 前記旋回台の乗降口側の後部に、日常点
    検機器を配置してこれを前記開閉ボンネットにより覆っ
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の旋
    回作業機。
  6. 【請求項6】 旋回台の側面視において、前記フレーム
    がラジエータの外周を覆うように設けられていることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の旋回作業
    機。
  7. 【請求項7】 前記フレームの近傍位置にラジエータと
    タンクとを前後に並べて配置し、旋回台の側面視におい
    て、前記フレームがラジエータ及びタンクの外周を覆う
    ように設けられていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の旋回作業機。
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