JP5377886B2 - 非反応性研磨材固体粒子及び有機シラン第四級化合物を含み、界面活性剤を含まない増粘クレンジング及び多機能性液体被覆組成物及びその使用方法 - Google Patents

非反応性研磨材固体粒子及び有機シラン第四級化合物を含み、界面活性剤を含まない増粘クレンジング及び多機能性液体被覆組成物及びその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5377886B2
JP5377886B2 JP2008136647A JP2008136647A JP5377886B2 JP 5377886 B2 JP5377886 B2 JP 5377886B2 JP 2008136647 A JP2008136647 A JP 2008136647A JP 2008136647 A JP2008136647 A JP 2008136647A JP 5377886 B2 JP5377886 B2 JP 5377886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
water
group
amount
chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008136647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009024164A (ja
JP2009024164A5 (ja
Inventor
ジー.オールハウゼン ハワード
エイチ.ルードヴィヒ ジェローム
Original Assignee
リソース ディベラップメント エル.エル.シー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リソース ディベラップメント エル.エル.シー. filed Critical リソース ディベラップメント エル.エル.シー.
Publication of JP2009024164A publication Critical patent/JP2009024164A/ja
Publication of JP2009024164A5 publication Critical patent/JP2009024164A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5377886B2 publication Critical patent/JP5377886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • C09D183/08Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen, and oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/38Cationic compounds
    • C11D1/62Quaternary ammonium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/86Mixtures of anionic, cationic, and non-ionic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/14Fillers; Abrasives ; Abrasive compositions; Suspending or absorbing agents not provided for in one single group of C11D3/12; Specific features concerning abrasives, e.g. granulometry or mixtures
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/162Organic compounds containing Si

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

本発明は、日常的表面、特に硬質表面から水及び油不溶性蓄積物、及び微生物汚染を除去すると同時に、クレンジングされた表面に多機能性被覆を付与し、その表面を水及び汚染物反撥性にするのみならず、抗菌性にする増粘液体クレンジング組成物に関する。非反応性研磨材固体粒子を有機シラン第四級窒素化合物と配合し、増粘剤を含み、界面活性剤を含まない組成物とし、クレンジング及び多機能性被覆組成物を与える。
関連出願
本願は、2007年1月11日に公告された米国特許第2007/0010419号公報である2005年7月6日に出願された米国特許出願Serial No.11/175,583のCIP出願である。この言及した特許出願/公報についての全ての記載は、参考のためここに入れてある。
雨及び湖や海からの沿岸のしぶきは、それらを化学的に活性にするのに充分な溶解したガス、炭酸、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、アンモニア、及び粒状物質を含む。同様に、殆どの地下水及び都市供給水は、飲料、料理、洗濯、及び入浴のためには一般に安全であるが、依然として同じく化学的に活性になるのに充分な塩、硬水鉱物、バクテリア、有機及び無機汚染物、及び水処理用塩素化化学物質を含んでいる。
ガラス、磁器、セラミック、大理石、花崗岩、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリル、メラミン/フェノール樹脂、及びポリカーボネートのような殆どの珪酸質及び非珪酸質表面では、どの水原料でも蒸発した時、通常の汚染物と結合し、不溶性鉱物付着物、石灰スケール、錆、石鹸スカム及び食物の蓄積、付着、形成を促進する。この化学的に活性な水に曝すことは、直接汚染物の蓄積を増大し、その不溶性汚染物を除去するために粗いクリーナー及びクレンザーで削り取ったり、擦ったりすることに起因するコストのかかる表面損傷を繰り返し行う一因となっている。
このように、雨、地下水、都市供給水が完全に脱イオン化され、鉱物分が除去されるまで、雨、又は海、湖、及び地面散水機、等からのしぶきに曝される外側のガラス(例えば、窓、パチオドアー、及びストアーフロント)、及び表面上で蒸発させられる水道水及び水を含有するこぼしたり、はねかけた物に曝される台所、浴槽表面(例えば、窓、流し台、カウンター、レンジ、オーブン、料理及び洗浄用設備、浴槽、及びシャワー外装)は、不溶性汚染物の形成、付着、及び蓄積を受ける状態になっている。
不溶性汚染物を除去するため、主婦及びクリーニング専門業者は、強力な酸、アルカリ類及び広い範囲の研磨材クリーナーを含むクリーニング助剤を益々強力にするようになってきている。そのような粗いクリーニング助剤を用いる必然的な結果として表面損傷が繰り返えされる。クリーニング作用が強くなる程、益々表面の微視的気孔を開き、その親水性を増大する。気孔が一層開き、傷つき易くなる程、新しい汚染物浸透が深くなり、その付着及び蓄積が増大し、汚染物を除去するために必要なクリーニング作用が強くなり、表面仕上げの損傷が益々大きくなる。この繰り返しは、最初は微視的であるが、最終的には目に見える粗い表面をもたらし、色や光沢が失われ、汚染物及び微生物による汚染を一層受け易くなる。
慣用的研磨材粉末及びクリーム〔例えば、キッチン・クレンザー(Kitchen Kleanser)(登録商標名)、コメット(Comet)(登録商標名)、アジャックス(Ajax)(登録商標名)、ボン・アミ(Bon Ami)(登録商標名)、ザド(Zud)(登録商標名)、バー・キーパーズ、フレンド(Bar Keepers Friend)(登録商標名)、ソフト・スクラブ(Soft Scrub)(登録商標名)、グラス・スクラブ(Glass Scrub)(登録商標名)、及びミラクル・スクラブ(Miracle Scrub)(登録商標名)〕は、主に界面活性剤及び機械的作用により汚染物を削り取ったり、擦ったりすることにより表面から蓄積物を清掃する。そのようなクレンザーは多かれ少なかれ汚染物及び細菌の蓄積を除去するのに効果があるが、それらはその表面を微視的に一層不規則にし、一層水で濡れ易くし(親水性)、新しい汚染物及び細菌汚染の付着及び蓄積を受け易くするのが典型的である。
また、バクテリア(e−coli及びサルモネラ等のようなもの)、ウイルス(ノロウイルス及びヘルペス等のようなもの)、及び真菌(カビ及びうどん粉病菌のようなもの)は、広い範囲の殺菌剤、消毒剤、及び無菌化剤で効果的に滅菌することができることはよく知られている。過酸化水素、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、及び第四級化合物は効果的に殺菌剤、消毒剤、及び無菌化剤であることも知られている。
しかし、不溶性蓄積物を除去するための慣用的研磨材クレンザー、及び病気を起こす微生物を殺すための殺菌剤、消毒剤及び無菌化剤の両方共、一時的な組成物に過ぎず、汚染物蓄積又は微生物汚染に対する長期間の保護を与えるものではないのが典型的である。実際、慌ただしく、忙しい我々の社会では、日常的な表面が再び汚れ、再汚染することは、現在起きている継続的な実質的に即時的な過程である。
研磨材クレンザーは、表面から不溶性蓄積物を除去すると共に、微生物汚染も除去するが、殺菌剤、消毒剤、無菌化剤についてはその反対は当て嵌まらない。それらは通常不溶性汚染物の形成、付着、及び蓄積、又はその除去のいずれに対しても通常効果がない。結局、表面の保護に関して、研磨材クレンザーを使用すると、殺菌剤、消毒剤、又は無菌化剤を使用することにより得られる残留抗菌活性を無くしてしまう。
水及び汚染物反撥性表面は不溶性汚染物の形成、接着、及び蓄積を著しく減少し、シリコーン組成物を使用することにより表面の水及び汚染物反撥性を改良することができることは確定されている。表面を撥水性にするためにシリコーン組成物を含めた研究及び開発が広範に行われてきた。例えば、米国特許第2,612,458号明細書〔ステッドマン(Stedman)〕には、反撥性を達成するために風防ガラスに置換ポリシリカンを塗布することが記載されている。米国特許第2,923,653号明細書〔マトリン(Matlin)その他〕には、反撥性を改良するためにポリシリカンにアルコキシ基を用いた改良組成物が記載されている。米国特許第2,962,390号明細書〔フェイン(Fain)その他〕には、ガラス表面を擦ると、反撥性を与える固体の擦り剤及びアルキルアルコキシシランを含有するペーストが記載されている。米国特許第3,244,541号明細書(フェインその他)には、ガラスに雨反撥性フイルムを生じ、溶媒耐久性も与えるアルキルアルコキシシラン単量体の酸性溶液が記載されている。
米国特許第3,579,540号明細書〔オールハウゼン(Ohlhausen)〕には、種々の表面に耐久性のある効果的な撥水性フイルムを与える結果になるアルキルポリシロキサン及び酸、又はアルキルポリシロキサン、酸、及び溶媒の撥水性フイルム形成性組成物が記載されている。その1971年の’540特許の実用化として、何百もの製品が生み出され、その多くが依然として今日も家庭、自動車、及び商業的用途のために製造及び市販されている。幾つかの例として、レイン(Rain)−X(登録商標名)、インビジブル・シールド(Invisible Shield)(登録商標名)、レイン・クリア(Rain Clear)(登録商標名)、シャワー・シールド(Shower Shield)(登録商標名)、クリアー・シールド(Clear Shield)(登録商標名)、ヒドロ・シールド(Hydro Shield)(登録商標名)、レイン・ビジョン(Rain Vision)(登録商標名)、レイン・アウェイ(Rain Away)(登録商標名)、クリスタル・コート(Crystal Coat)(登録商標名)、ウォーター・シールド(Water Shield)(登録商標名)、ポリ・グラス(Poly Glass)(登録商標名)、サーフェス・シールド(Surface Shield)(登録商標名)、グラス・コート(Glass Coat)(登録商標名)、スリック・シールド(Slik Shield)(登録商標名)、ミクロ・プラス(Micro Plus)(登録商標名)、その他であるが、それらに限定されるものではない。
米国特許第6,432,181号明細書〔ルドウィッヒ(Ludwig)及びオールハウゼン(Ohlhausen)〕に記載されているように、多孔質及び非多孔質表面を処理するための溶媒/VOCを含まない組成物について更なる改良がに行われてきた。その’181特許は、汚染物及び撥水性組成物に存在していた、溶媒を無くし、シリコーンを一層効果的且つ経済的に用いると言う必要性を満たすものであった。汚染物及び撥水性組成物の更なる改良が、米国特許第6,676,733号明細書(ルドウィッヒ及びオールハウゼン)に記載されているように、連邦危険物質条例及び消費者製品安全委員会、16CFR1500ガイドラインに従って、ユーザーの目及び皮膚に炎症を与えず、非腐食性の生理学的に許容可能な組成物を与えることにより行われた。
多くの異なった種類の硬質及び軟質表面も、可溶性汚染物をきれいに落とし、水及び汚染物反撥性仕上げを与え、種々の薬剤を被覆することにより抗菌性にされてきた。例えば、2006年2月7日に公告された米国特許第6,994,890号明細書〔オールハウゼン(Ohlhausen)及びルドウィッヒ(Ludwig)〕には、過酸化水素を含む水性系から、「有機シラン第四級化合物を含むクリーニング及び多機能性被覆組成物及びその使用方法」(Cleaning and Multifunctional Coating Composition Containing An Organosilane Quaternary Compound and Methods of Using)が記載されている。そのような組成物は、表面から水及び油溶性汚染物を除去すると同時に、水及び汚染物反撥性障壁被覆を与えながらクリーニングを一層容易にし、細菌汚染を減少するのに並外れて効果的であるが、それらは不溶性蓄積物を満足に又は完全に除去するものではない。
有機シラン第四級窒素化合物は、種々の表面に塗布すると、細菌汚染を無くすか且つ/又は減少するのに効果的に用いられてきた。例えば、そのような有機シラン第四級化合物を表面に塗布すると、バクテリア、ウイルス、及び真菌汚染を無くすか、又は減少することができる。この目的に用いられてきた市販の第四級アンモニウム有機シランには、塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウム、塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジデシルメチルアンモニウム、及び塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルテトラデシルジメチルアンモニウムが含まれる。次の特許及び特許出願には、物質のクリーニング及び/又は撥水性処理のためのシリコーン化(siliconized)及び/又は非シリコーン化第四級物、溶媒、及び界面活性剤/洗剤の使用が記載されている:米国特許第4,005,028号、米国特許第4,005,030号、米国特許第6,559,111号、米国特許第6,897,191号、米国特許第6,809,072号、米国特許出願第2005/0089695号公報、米国特許出願第2005/0020474号公報、米国特許出願第2003/0109395号公報、米国特許第6,881,247号、米国特許出願第2002/0091641号公報、及び米国特許第5,426,204号。
種々の表面のためのクリーニング又は被覆被覆用組成物に関し、何十年にも亙って研究され、開発されてきた改良にも拘わらず、依然として更に改良する必要がある。
本発明は、日常の家庭、自動車、及び商業的表面を処理するための、界面活性剤を含まず、貯蔵安定性を持つ液体クレンジング及び多機能性被覆組成物に関する。
本出願人の以前の出願である、2007年1月11日に公告された米国特許出願No.2007/0010419公報であるSerial No.11/175,583には、カチオン性有機シラン第四級アンモニウム化合物〔有機シランクオト(Oranosilane quat)]、非反応性研磨材固体粒子、及び液体希釈剤から本質的になる組成物が記載されている。その有機シランクオトは表面に結合することができ、組成物中の複数の成分は、表面をクレンジングし、その表面に多機能性被覆を結合し、それによりその表面を水及び汚染物反撥性及び抗菌性にするのに効果的な量で含有されている。
我々は、上で言及した以前の出願で、場合により増粘剤のような添加剤を含有していてもよい組成物を開示した。本出願は、増粘された多機能性クレンジング及び被覆組成物で、それらの貯蔵安定性を維持し、界面活性剤を含まない更なる改良に関する。アルキルアリールスルホネート及びエトキシル化アルコールの増粘剤組成物は、多機能性クレンジング及び被覆活性を有するチキソトロピー性、保存安定性、及び塗布し易い水性配合物を与えることが判明した。それらの組成物は貯蔵安定性をもち、界面活性剤を含まない。
本発明の界面活性剤を含まない組成物は環境に優しいものである。特に、界面活性剤は、我々の都市水系中に入ると、水の再生利用及び水のリサイクルを著しく妨げることが知られている。界面活性剤残留物は、硬質表面から完全に水洗されない限り、実際に汚染物蓄積を促進し、バクテリア、カビ、及びうどん粉病菌を増殖させる。本発明の界面活性剤を含まない組成物は、有機及び無機汚染物(微生物を含めた)全ての形態のものを軽減する多くの必要な表面ケアー組成物を満足する。それらの組成物は非毒性で、空気及び水の品質に悪影響を及ぼさない。
本発明の増粘剤組成物は、エトキシル化アルコール及びアルキルアリールスルホネートから本質的になる。エトキシル化アルコールは、約7〜約11のHLB数を持たなければならない。ここで定義するHLB数は、非イオン性分子のエチレンオキシド含有量に直接関係し、任意のスケールで、非イオン性分子の極性親水性末端及び非極性疎水性末端の寄与を示すために存在する。アルキルアリールスルホネートは、水溶性であるアルカリ金属又はアンモニウム塩を含む。次の詳細な説明では、増粘剤のこれらの成分の相乗的組合せが実証されている。
本発明の液体組成物は、界面活性剤も含まない。本発明の上記背景技術で述べた以前の教示とは対照的に、不溶性表面汚染物をクレンジングし、同時に水、汚染物及び汚れに対し反撥性の障壁被覆を付与するため、有機シランクオトを非反応性研磨材固体粒子と共に用いることができることが見出された。障壁被覆は微生物の付着及び増殖を防ぎ、水及び水不溶性斑点、鉱物、石鹸スカム、食物、錆、及び石灰スケールの形成、接着、及び蓄積を減少する。
本発明の別の形態として、組成物は過酸化水素又はその錯体を含み、それらは表面のクレンジングを改良し、クレンジングされた表面への有機シランクオトの結合を改良し、被覆の抗菌性に寄与することが判明している。過酸化水素と組合せた有機シランクオトが前記表面への相乗的結合を達成することは、2003年10月31日に出願された我々の前の米国特許出願Serial No.10/698,313(これは2006年2月7日に米国特許第6,994,890号として公告された)に関連してやはり確立されている。
2007年1月11日に公告された米国特許出願No.2007/0010419公報である我々の前の米国特許出願Serial No.11/175,583で報告したように、組成物の研磨材固体粒子が、表面を磨き、不溶性蓄積物を破壊しながら、同時に有機シランクオトが、目に見えない水、汚染物、及び病原菌反撥性障壁被覆として表面上で凝縮し、架橋し、且つ/又は重合するのを妨げないことが判明したことは全く予想外のことであった。換言すれば、研磨材固体粒子(界面活性剤及び洗剤を用いずに)が汚染された表面上に塗布され、マッサージされて不溶性汚染物を除去する間中、耐久性のあるナノフイルム重合体障壁被覆が−その場で−形成され、表面に結合されることは全く意外なことであった。
一般に、組成物は有機シランクオトを、約5重量%まで、好ましくは1重量%までの量で含み、研磨材粒子は約35重量%まで、好ましくは約5〜約25重量%の量で存在する。本発明の増粘剤組成物は、3〜10重量%のスルホネート及び約3〜5重量%のエトキシル化アルコールと共に、約6〜約25重量%の量で含有される。過酸化水素又はその錯体が用いられた場合、一般に、その過酸化水素含有量は8重量%まで、好ましくは約1〜約3重量%の量である。液体希釈剤は水性であるのが好ましく、通常脱イオン水及び/又はアルコール、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、等からなる。約2〜約9の程度のpHを有する水性クリーム又はゲルが好ましい。これらのpHよりも高いか、又は低いと、成分の非反応性が低下し、それにより組成物の貯蔵安定性が低下する。ゲル化剤、潤滑剤、溶媒、及びそれらの混合物のような他の添加剤を、約6〜70重量%の量で組成物に含有させてもよい。非反応性研磨材粒子は、被覆されていても、いなくてもよく、典型的には、約5〜約300μの程度の平均粒径を有する、シリカ(SiO)、珪酸塩、金属酸化物、金属炭酸塩(炭酸カルシウム、又は被覆炭酸カルシウム)、粘土、炭化物、金属水酸化物(酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム)、尿素、セラミック微小球、中空ガラス微小球、及びプラスチックからなる。
本発明を更に理解するため、その種々の態様、及び操作パラメーターが、次の詳細な説明に関連して明らかになるであろう。
発明の詳細な説明
上の要約に従い、本発明の目的は、日常的な表面を同時にクリーニング及び消毒し、同時に水、汚染物、及び病原菌反撥性被覆を本質的に一工程で塗布する組成物及び方法を与えることにある。本発明は、(1)安全に使用でき、環境に順応し、(2)高性能で不溶性汚染物にクレンザーを浸透させ、(3)広域消毒剤であり、(4)通常の石鹸、溶媒、及び洗剤では除去しにくく、(使用するたびに)自己更新性である、結合可能な耐久性水及び汚染物反撥剤であり、(5)日常の家事、商業的、工業的、及び乗り物の表面の並外れた範囲に対し効果的であり、(6)性能及び被覆範囲に関連して貯蔵安定性をもち、経済的であり、そして(7)通常の拭い、濯ぎ、及び乾燥技術で使用又は塗布することができる増粘組成物を与える。
本発明の最良の態様に従い、増粘多機能性クレンジング及び被覆組成物は、貯蔵安定性で界面活性剤を含まない。この組成物は、(a)表面に結合することができる単量体カチオン性有機シラン第四級アンモニウム化合物、(b)非反応性研磨材固体粒子、(c)アルキルアリールスルホネート及びエトキシル化アルコールの増粘剤組成物、及び(d)液体希釈剤を含む。場合により組成物は、有機シラン第四級アンモニウム化合物のクレンジング、消毒、及び結合を改良するため、過酸化水素を含有する。増粘剤組成物は、本発明の組成物に、向上したチキソトロピー性、保存安定性をもち、塗布し易い水性配合物を与える。特に、次の詳細な説明は、本発明の多機能性クレンジング及び被覆組成物の成分、それらの使用方法、及び他の目的に塗布される。
有機シラン第四級アンモニウム化合物
有機シランクオトは、次の式によって定義される:
Figure 0005377886
式中、R=水素及び/又はC〜Cアルキル;R=C〜C個の炭素原子を有する二価炭化水素ラジカル;R=水素、又はC〜Cアルキル;R=水素、又はC〜C10アルキル;R=C〜C22飽和又は不飽和炭化水素ラジカル;及びX=ハロゲン基(好ましくは塩化物基又は臭化物基)、カルボン酸基(酢酸基、グリコール酸基)、スルホン酸基、水酸化物基、硫酸基、又は燐酸基;である。
有機シランクオトは、脱イオン水性媒体中、約5%までの量、通常約1〜3%、好ましくは約0.4〜0.7%の量で含有され、過酸化水素は、約8%までの量、好ましくは約3〜6%の量で含有される。その水性媒体のpHは、約2〜約9、好ましくは約3〜5の酸性である。組成物は、更にアルコール、ポリオール、グリコールエーテル、及びそれらの混合物からなる群から選択された溶媒、上で言及したように、一層好ましくはメタノール、エタノール、又はイソプロパノールを含んでいてもよい。
カチオン性単量体有機シラン第四級アンモニウム化合物は、次の群から選択される:
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウム(C−18Q)、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルドデシルアンモニウム(C−12Q)、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジデシルメチルアンモニウム、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルテトラデシルジメチルアンモニウム、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルソイヤアンモニウム、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオレイルアンモニウム(C−18=Q)、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルオクタデシルアンモニウム、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルオレイルアンモニウム(C=18Q)、
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルドコサンアンモニウム(C−22Q)、及び
塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクチルアンモニウム(C−8Q)。
他の適当な有機シランクオトを用いてもよく、表面を清浄にし、その上に多機能性被覆を結合するそれらの機能を与える。
本発明の好ましい組成物中で、有機シラン第四級アンモニウム化合物は、表面のクリーニングを促進し、希望のクレンジング及び多機能性被覆能力が得られるように、表面と結合するための反応性基も与える。従って、撥水性及び抗菌活性を与え易すくするC〜C22飽和又は不飽和炭化水素基のような炭化水素基をオルガノシランが有することが好ましい。
次の実施例に関連して、適当な第四級オルガノシランを更に詳細に記述する。上で述べたように、一般に組成物は、有機シランクオトを約5重量%まで、好ましくは1重量%までの量で含み、研磨材粒子は35重量%まで、好ましくは5〜約25重量%の量で存在する。場合により過酸化水素又はその錯体が用いられた場合、一般にその過酸化水素の含有量は、組成物の約8重量%まで、好ましくは約3〜約6重量%の量で存在する。塩化3(トリメトキシシリル)プロピルジメチル−オクタデシルアンモニウムのような最も好ましい有機シランクオトについての一層具体的な量は、約0.4〜約0.7重量%であるが、単独で約3重量%までであるか、又は、約3重量%〜6重量%の過酸化水素を伴う。
研磨材固体粒子
次の表1に、研磨材固体粒子(グリット)の例を、それらの相対的硬度(モーススケールによる)指定と共に示すが、それらに限定されるものではない。
表1
研磨材固体粒子 硬度
タルク 1
珪藻土 1−1.5
バーミキュライト 1.5
水和アルミナ 2.5−3.5
雲母 2.8
カルサイト 3
硫酸バリウム 3−3.5
ホタル石 4
ウォラストナイト(Wollastonite) 4.5−5
ゼオライトスプナー(Zeolite Spneres)(ガラス) 5−6
バライト 6
軽石 6
二酸化チタン 6−6.5
石英(シリカ) 7
セラミック微小球 7
ジルコン 7.5
シリコーンカーバイド 9.2
酸化アルミニウム 9.5
例として、前記グリットの硬度についての見通しを与えるため、人間の指の爪の相対硬度は2.25であり、銀は2.5、ガラスは4.5−5、トパーズは8、サファイアが9、ダイヤモンドが10である。殆どのグリットは多くの異なった粒径で入手することができ、一般に約5〜約300μの平均粒径を有し、それらの研磨剤品質はそれらの粒径に逆比例的に変化し、即ち、それらの粒径が小さい程、汚染物及び下の表面に対するそれらの研磨作用は小さくなる。一般に、台所及び浴槽表面用としては、5〜300μの平均粒径範囲で約4.5〜6の硬度を有するグリットが好ましい。プラスチック及び金属をクレンジング及び研磨するためには、約5μ以下の粒径のグリットが好ましい。最も堅いグリットでも、約25μ以下(600メッシュ篩を通過するもの)の平均粒径で堅い表面に対し用いると、拡大せずに見ることができる擦り傷を与えることはないことも確認されている。更に、グリットの種々の形状(即ち、球状、板状、中空、鋭角、等)により、日常的な表面から不溶性汚染物を削り取る希望の能力を達成するため、種々の粒径及び硬度のグリットの組合せを用いることが屡々好ましい。
グリットは有機シランクオト及び過酸化水素と反応しないものでなければならない。或は、通常の反応性を持つならば、種々の塗布可能な被覆で非反応性にした形態で用いなければならず、それにより有機シランクオトは依然として貯蔵安定性をもち、クレンジングされた表面に結合するために用いることができる。一般に、それら組成物中の研磨材粒子は、有機シラン第四級化合物が約5重量%までの量で存在する場合、約35重量%までの量で存在する。一層好ましくは、第四級化合物が約1重量%まで、好ましくは約0.4〜約0.7重量%の量で存在する場合、研磨材粒子は、通常約5〜約25重量%の量で存在する。
増粘剤組成物
本発明の増粘剤組成物は、アルキルアリールスルホネート及びエトキシル化アルコールから本質的になる。アルキルアリールスルホネートは、アルキルアリールスルホン酸ナトリウム又はアンモニウムによって例示されるように、水溶性である。或る化学構造を有するスルホネートを用いることが重要であることが図らずも見出された。例えば、オクタンスルホン酸ナトリウム、アルキル(C11−16)スルホン酸ナトリウム、及びラウリル(C12)スルホン酸ナトリウムのような短鎖アルキルスルホネートは、標準的試験配合物で安定な増粘組成物をもたらさなかった。これに対し、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、及び同様なアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムのようなアルキルアリールスルホン酸ナトリウムは、安定な増粘組成物を形成した。更に、エトキシル化アルコール(さもなければ、アルコールエトキシレートとして知られている)は、次の例で実証するように、約7〜約11のHLB数を持たなければならない。次の特定の操作例として、操作可能なエトキシル化アルコール〔式、R−O(CHCHO)H(式中、R=C〜C15であり、x=2.5〜約12である)を有する〕は、C11〜C15のアルキル基、及び2.5〜4エトキシル化親水性基を有するノニルフェノール疎水性基を有するものが含まれる。5〜12のエトキシル化親水性基を有する同じ疎水性基は、希望の増粘を与えるものよりも高い使用レベルでさえも希望の増粘剤活性を生じないことも実証されている。上で述べたように、増粘剤組成物は、約3〜10重量%の範囲のアルキルアリールスルホン酸ナトリウム及び約3〜15重量%のエトキシル化アルコールと共に、約6〜約25重量%の量で一般に含有される。
理論によって拘束されたくはないが、カチオン性有機シラン第四級化合物が過酸化水素の存在下で表面に結合される機構を仮定することは、本発明を更に理解する助けになると考えられる。過酸化水素は、その抗菌活性及び種々の毒性汚染物質を破壊するのに用いられてきたその酸化力についてよく知られている。水溶液中では、次の式に関連して水よりも強い酸である:
HOOH→H+HOO−
しかし、本発明の前までは、過酸化水素と有機シランクオトと一緒にして、ここに記載するクリーニング、界面活性化、及び改良された被覆の利点、特に相乗的活性が得られることは知られていなかった。
その有機カチオンはシラン官能基(−Si−OR)も含み、それは加水分解して、シラノール(−Si−O−H)になることができ、基体表面の基体シラノールと化学的性質をもつ付加的結合を生ずることができ、或は基体表面上の有機第四級化合物の重合及び架橋をもたらす別の有機カチオンシラノールになりることができる。この化学的結合及び架橋は一層耐久性のある被覆をもたらし、それは基体表面から容易には除去されない。
過酸化水素の形態には過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム、ポリビニルピロリドン、及びフッ化アンモニウム過酸化水素化物が含まれるが、それらに限定されるものではない。
アニオン性表面に対する過酸化水素の付加的クリーニング及び界面活性化能力及びそのシラン第四級カチオン(M)のアニオン性表面への水素結合を強化する能力それによる縮合及び続く架橋による表面へのシランの増大した化学結合の促進により、本発明の組成物を塗布することにより、被覆の改良された表面結合又は耐久性が得られる結果になる。カチオン性有機シラン第四級化合物と過酸化水素との組合せは、相乗的結果を与えることが判明している。換言すれば、それら成分の組合せにより得られる結合及び耐久性は、次の例26によって実証されるように、個々の成分の活性を総合したものを予想外に越えている。
液体希釈剤
本発明の液体クレンジング/被覆組成物は、液体希釈剤を必要とする。好ましい液体希釈剤は、水又はアルコールであり、最も好ましくは脱イオン水であり、それは有機シランクオト、非反応性研磨材固体粒子、及び増粘剤と共に、スラリー、クリーム、又はゲルのための媒体を形成する。従って、上で述べた有機シランクオト、研磨材固体粒子、増粘剤、及び場合により過酸化水素の相対的量により、スラリー、クリーム、ゲル、を形成する脱イオン水と、他のゲル化剤、潤滑剤、香料、及び溶媒のような可能な添加剤とのバランスが与えられる。組成物が溶媒を含む場合、それは、通常アルコール、ポリオール、グリコールエーテル、及びそれらの混合物からなる群から選択され、一層好ましくはエタノール又はイソプロパノールである。
方法
特に、本発明の増粘組成物は、表面から不溶性汚染物、即ち、塩、汚染物質、鉱物、石鹸スカム、硬水膜、食物、錆、バクテリア、ウイルス、かび、うどん粉病及びそれらのバイオフイルム、及び病原菌をクレンジングし、表面に結合した多機能性障壁被覆を与え、そのような汚染物及び微生物の付着及び蓄積を減少し、クリーニングをし易くした表面を与える。このクレンジング及び被覆組成物は、一種類又は多種類の研磨材粒子混合物を含む。増粘剤は、塗布し易く保存安定性を持つ希望のチキソトロピー性組成物を与える。それら組成物は表面を研磨し、清浄にするが、有機シラン第四級化合物が、同時に表面に結合し、水及び汚染物反撥性被覆を与える。組成物は、表面への障壁被覆の結合を改良するため過酸化水素、チキソトロピー性で保存安定性のクリーム及びゲルを与えるための増粘剤、不溶性汚染物を破壊し除去し易くし、それがもはや表面に付着しなくなるようにするための潤滑剤を含んでいてもよい。組成物は、スラリー、クリーム、又はゲルとして水性媒体中に、表面をクレンジングし、その表面に多機能性障壁被覆を結合するのに有効な量で用いられ、それによりその表面を水、汚染物、及び着色物質に対し反撥性にし、(a)硬水ミネラル、石鹸スカム、食物、等の付着及び蓄積、及び(b)バクテリア、ウイルス、及び真菌の付着及び増殖を減少する。
このように、本発明のクレンジング及び被覆組成物は、表面から不溶性汚染物をクレンジングし、同時に水、汚染物、及び病原菌に対し反撥性にすることができる独特の二重作用性を有する、この二重作用性は、雨、湖又は海のしぶき、地面散水機による飛沫及び/又は塵による汚染、排気ガス及び煙突からの放出物により汚された外側窓をクレンジング及び被覆することができる。また、料理、食事、洗浄、等から生ずる家庭汚染物の日常のこぼれ物及びはねかけで汚され、その汚染物が水及び油に不溶性になった広い範囲の内側表面がクレンジングされると同時に、その表面に、抗菌性を持たせながら、水及び汚染物をむしろ永久的に反撥する結合被覆を与えることができる。
上で述べたように、研磨材固体粒子で(界面活性剤又は洗剤を用いずに)研磨作用を与えながら表面上を又は表面を横切って拭き、マッサージして不溶性汚染物を除去する間中、耐久性のあるナノフイルム重合体障壁被覆を−その場で−表面に形成し結合することができることは驚異的なことである。本発明の、研磨材固体粒子、有機シランクオト、増粘剤、及び過酸化水素成分を含有する組成物は、種々の表面に与える障壁被覆の結合及び耐久性を予想外に改良する。換言すれば、この組成物中の併用成分で達成される結果は、各成分を別々に表面上で用いた場合の活性度の数学的に予想される合計を越えるものである。これらの相乗的活性度は、本発明の独特の組成物及び方法に寄与するものである。
一般に、水性スラリー、クリーム、又はゲルとして配合され、効果的な量で用いられた場合、研磨材固体粒子は、それらの硬度、大きさ、構造、及び有機シラン第四級化合物との非反応性のみならず、過酸化水素との安定性に基づき選択される。このクレンジング及び被覆組成物は、更に、増粘剤及び/又は潤滑剤、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ミリスチン酸イソプロピル、鉱油、等;ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール、及びポリエチレンオキシドのような他の水溶性重合体;を含んでいてもよい。更に、水性媒体は、約2〜約9の程度のpHを有するのが好ましい。水性組成物は、脱イオン水を用いて配合することも好ましい。
本発明の方法論に従い、家庭、ホテル、オフィス、ストアー、自動車、船、飛行機、等で日常見られるような表面を、クレンジングされた表面及び多機能性被覆を与える組成物で処理する。例えば、雨、湖、海、及び散水機の飛沫から生ずる不溶性水斑点、硬水膜、及び鉱物、及び不溶性石鹸スカム、石灰湯あか、料理、食事、洗浄、等からのこぼれ及びはねかけにより起きる染み及び食物の蓄積により汚された日常の表面を、本発明の組成物を塗布してクレンジングし、それに多機能性被覆を与えることができる。例えば、本発明の組成物の好ましいスラリー、クリーム、又はゲルを、汚染物を崩壊し、緩くするのに有効な量で汚染表面を拭い、マッサージすることにより塗布することができ、その汚染物は、表面を濯ぎ、表面が乾燥するまで拭くことにより除去される。そのような塗布により、表面は生物力学的にクレンジングされ、多機能性重合体被覆が形成され、表面に結合され、それにより、目に見えない水、汚染物及び染み反撥性シリコーン化炭化水素障壁被覆を与え、その被覆にはバクテリア、ウイルス、かび、及びうどん粉病菌は付着及び増殖しなくなり、硬水鉱物、石鹸スカム、食物及び染みの形成、付着、及び蓄積を抑制し、水又は非研磨性水性クリーナーで一層容易にクリーニングされる。
本発明は、本発明の好ましい態様についての次の詳細な開示により一層容易に理解することができるであろう。ここで用いられる技術用語は、特定の態様を記述する目的のためであり、限定する意図はないことを理解すべきである。明瞭に理解できるようにする目的のため、ここで用いる次の用語を定義する:
「耐摩耗性」とは、穏やかな研磨性物質による洗浄、磨き、又は擦りにより、或は表面に擦り傷を付けたり、掻き傷を付けたりするような、表面又は表面仕上げに目に見える損傷を与えることのない方法により、損傷又は剥離しにくい表面、表面被覆、又は仕上げについて言及したものである。
「研磨材」「研磨」とは、研磨又は磨きのために用いられるどのような材料又は物質でも意味し、研磨性「粒子(単数又は複数)」又は「グリット(単数又は複数)」を用いて研磨、擦り、撹拌、又はマッサージされることにより生ずる表面上のスポット又は領域を意味する。
「抗菌」とは、微生物、特に病気を起こす微生物の付着及び増殖に対し抵抗性を持つ表面及びその被覆の能力を意味する。
ここで用いる「塗布」、「塗布する」、又は「塗布された」とは、通常スラリー、クリーム、又はゲルである液体クレンジング・被覆組成物で表面を処理することを意味する。
「バクテリア」とは、個々に、又は連なって見え、発酵、腐敗、及び伝染病に含まれる種々の物体から構成された至る所に存在する単細胞有機体を意味する。
「生物力学(biomechanical)(登録商標名)」又は「生物力学的に」とは、充分な非破壊的機械的作用と共に水性系又は生物学的に活性な化学反応を用いて、一段階で表面、特に硬質表面を効果的に清浄にし、消毒し、遮蔽し、残留物を含まず、再汚染物の付着及び蓄積を減少し、再汚染によるバクテリア、カビ、及びうどん粉病菌の増殖を減少する目に見えない障壁被覆で保護された表面を残す方法、過程、又は組成物を意味する。
「結合」、「結合された」、又は「結合可能な」とは、水及び汚染物反撥性仕上げ、被覆を結合する能力として、或は、さもなければ水及び汚染物を受け付ける表面に特徴的な能力として、表面に組成物を強く付着させることができる事を意味する。ここで用いられているように、石鹸、溶媒、洗剤、さもなければ未処理状態の同様な表面を染み、傷、又は損傷を与えることがないような研磨材型クレンザーにより除去しにくい場合に、その組成物は「結合された」又は「結合可能」であると見做される。
「クリーン」、「クレンジングされた」、「クレンザー」、及び「クレンジング」とは、いずれも汚染されておらず、染みが無く、汚染物の蓄積が無い表面、又は本発明の液体クレンジング/被覆組成物及びそれらを用いる方法に言及している。
「消毒剤(disinfectant)」又は「消毒する(disinfecting)」とは、有害な有機体(病原菌)を破壊するか、その増殖を阻止するために、主に無生物の表面に用いられる任意の化学的薬剤を意味する。
「耐久性のある」又は「耐久性」とは、普通の(水道)水、石鹸溶液、洗剤溶液、家庭用溶媒、穏やかな研磨材(損傷を与えない)クレンザー、又は慣用的クリーナー/脱脂剤を用いて洗浄及び/又は拭うことにより簡単には除去されず、長持ちすることを意味する。
「日常の家庭汚染物」とは、料理、食事、飲料、洗浄、入浴、及びシャワーを浴びる時に起きる、ミルク、コーヒー、お茶、ジュース、ソース、グレービー、食品吹きこぼれ、石鹸スカム、水斑点、ミネラル付着物、等のような、表面上のこぼれ、はねかけ、及び傷つけを意味する。
「日常的表面」とは、家庭、オフィス、工場、公共的建物、及び施設、乗り物、航空機及び船、等での広い範囲の表面を意味する。
「日常的乗り物汚染物」とは、雨、みぞれ、雪、昆虫、泥及び道路のほこりにより起きる乗り物表面の外側、及び指紋、食物のこぼれ、可塑剤浸出、喫煙、毛髪及び脱臭用スプレーの使用、及び空気循環により起きる乗り物表面の内側の汚染物、はねかけ、及び傷つけを意味する。
「病原菌(単数又は複数)」とは、病気を起こす微生物を意味する。
「HLB数」とは、供給業者の文書に与えられ、取引で一般に理解されている任意スケールの数で、エトキシル化アルコールの極性親水性端部及び非極性疎水性端部の寄与を表す数を意味する。特に、それは「親水親油バランス数」であり、それはグリフィン(Griffin)(1949及び1954**)により導入されたHLB系に従い1〜40のスケール上での数字である。HLB系は、分子構造がどのような種類の界面活性剤としての性質を与えるかを予測するための半経験的方法である。HLB系は、或る分子が親水性基を有し、別の分子が親油性基を有し、あるものは両方を有すると言う概念に基づいている。分子又は混合物中の夫々の型の基の重量%は、その分子構造がどのような挙動を示すかを予測させる。油中水型乳化剤は低いHLB数、典型的には、約4を有する。可溶化剤は大きなHLB数を有する。水中油型乳化剤は、中間的数から高いHLB数を有する。文献(参考のためここに入れる):グリフィンWC:「界面活性剤の’HLB’による分類」(Classification of Surface-Active Agents by 'HLB')、Journal of the Society of Cosmetic Chemists, 1(1949):311。**文献(参考のためここに入れる):グリフィンWC:「非イオン性界面活性剤のHLB値の計算」(Calculation of HLB Values of Non-Ionic Surfactants)、Journal of the Society of Cosmetic Chemists, 5(1954):259。
「不溶性汚染物」、「汚染物」、及び「水及び油不溶性汚染物」とは、水、石鹸、溶媒、及び洗剤で洗浄しても効果的に溶解除去することができず、本発明の液体クレンジング・被覆組成物を用いて表面を研磨又は磨くことにより除去することができる表面汚染物及び染みを意味する。
「マッサージする」とは、液体クレンジング・被覆組成物を、汚染物がもはや表面に付着しなくなるまで、生物力学的に拭い且つ/又は強く擦り、蓄積させることを指す。
「微生物(単数又は複数)」とは、肉眼では小さ過ぎて見えない、バクテリア、原生動物、ウイスル、及び或る真菌及び藻類のような、どのような有機体でも意味する。
「軽減する」とは、力又は強度を減少すること、苛酷さを少なくすること、和らげ、調節することを、特に微生物の付着及び増殖に関して意味する。
「かび」及び「うどん粉病」とは、生物及び無生物の表面に形成され、一般に湿気及び/又は腐食に伴われる小さな真菌の増殖を意味する。
「単量体」又は「単量体の」とは、同じ又は異なった分子と反応して化合物又は重合体を形成することができる分子を意味する。
「多機能性」とは、同時に又は順次に表面をクリーニング及び被覆し、それにより被覆が表面を水反撥性(撥水性)、汚染物反撥性及び/又は抗菌性にする機能(単数又は複数)を果たすたように、1回の塗布で二つ以上の識別できる結果を達成する作用を意味する。
「非反応性」とは、有機シラン第四級物又は過酸化水素と反応しない研磨材固体粒子で、本発明によるそれらのクレンジング及び被覆の割合を減少するか、或は、もしそれらの通常の状態で反応性であるならば、それらを非反応性及び貯蔵安定性にする障壁を形成する種々の物質で被覆し、希望の表面クレンジング及び結合機能を与える研磨材固体粒子に言及している。
「粒子(単数又は複数)」及び「グリット(単数又は複数)」とは、不溶性汚染物を除去するために用いられる種々の硬度、構造、組織、及び大きさを持つ固体の破片の小さな物体を意味する。
「重合体」又は「重合体の」とは、通常多くの小さな分子の反応/縮合により誘導された高分子量の化合物を意味する。
「反撥する」又は「反撥性」とは、水、汚染物、及び病原菌の吸収、付着、又は通過に対し効果的に抵抗し、それを近づけないか、又は中に入れないようにし、それらと混合しないようにすることを意味する。
「除去しにくい」とは、慣用的石鹸、溶媒、洗剤、穏やかな研磨材クレンザー又はクリーナー/脱脂剤を用いて洗浄又はクリーニングすることでは容易には除去されない、被覆又は表面仕上げであって、被覆又は表面仕上げがなければ同じ組成及び構造の未処理表面をエッチング又は損傷するものを意味する。
「消毒剤(sanitizer)」又は「消毒剤する(sanitizing)」とは、表面をクリーニングして泥、汚染物、病原菌、等のない表面にする物質、調合剤、又は方法を意味する。
「汚染物反撥性」とは、水成分を蒸発させる前及びさせた後の両方で、例えば、日常の家庭及び乗り物の汚染物の付着及び蓄積の減少を示す表面を意味する。
「殺菌剤(sterilant)」又は「殺菌(sterilization)」とは、生きた微生物の破壊を起こすどのような化学薬品、物質、又は方法でも意味する。
「貯蔵安定性」とは、本発明の液体組成物を、貯蔵所、出荷容器、包装、等の中で見られるような120°Fまでの温度の周囲環境条件下で、数カ月、典型的には、6カ月より長く、或は少なくとも1年間の希望される間、貯蔵した時の有効保存寿命を指す。
「表面(単数又は複数)」とは、本発明の組成物及び方法を例示する次の実施例で用いている表面のような、日常の表面により例示されるように、むしろ多孔質又は非多孔質、珪酸質、又は非珪酸質である、あらゆる範囲の硬質又は軟質表面を意味する。そのような表面の例には、金属、ガラス、プラスチック、ゴム、陶磁器、セラミック、大理石、花崗岩、セメント、タイル、シリカ、エナメル被覆器具、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリル、メラミン/フェノール樹脂、ポリカーボネート、珪酸質表面、ペイント塗布表面、木材、等が含まれるが、それらに限定されるものではない。
「界面活性剤」及び「界面活性剤を含まない」とは、イリノイ州ノースフィールドのステパン社(Stepan Company)、2004「グローバル製品カタログ」(Global Product Catalog)に列挙されているような二種類の液体又は液体と固体の間の界面張力又は表面張力を減少させる物質を指す。それらには、洗剤、湿潤剤、及び乳化剤が含まれる。これらの用語は、本発明で用いられる種類の有機シラン第四級アンモニウム化合物を除外する意味を持つ。
「チキソトロピー性」又は「チキソトロピー性的に」とは、増粘組成物に関して、垂直表面に塗布した時、それが生物力学的クレンジングで拭くか又はマッサージすることにより乱されるまで粘着していることを意味する。
「ウイルス」とは、生きたホスト、主にバクテリア、植物及び動物の細胞内でのみ複製されるが、手及び体との接触により、手及び体の接触表面を通して直接又は間接的に移される超顕微鏡的代謝不活性感染因子を意味する。
ここで用いられる「撥水性の」及び「撥水性」とは、表面の疎水性又は特徴及び表面上の蒸留水の液滴又は小滴の接触角により測定されるような、水を反撥する能力を記述している。(雨水、都市供給水道水、又は地下水を用いて測定した接触角は、蒸留水又は脱イオン水を用いて測定したものよりも変動し易く、再現性がないのが典型的であり、一般にそれより10°まで小さい測定値になる)。一般に、個々の表面の疎水性は、次のように水滴の接触角によって評価されている:
秀 95°以上の測定値を持ち、明るく輝く良く丸まった小型の液滴。
優 85°〜95°の測定値を持ち、僅かな広がりを示す明るく輝くが、丸みの少ない液滴。
良 70°〜85°の測定値を持ち、目で見て平たくなった水滴。
可 50°〜70°の測定値を持ち、一層水の広がりを示す比較的平らな水滴。
試験表面の調製
全ての試験表面を、「ミラクル・スクラブ(Miracle Scrub)」、アリゾナ州スコッツデールのウネルコ社(Unelko Corporation)から入手できる擦り傷を付けない研磨性硬質表面クレンザーを用い、湿らせたセルローススポンジを用いて表面を擦ることによりクリーニングした。クリーニング後、表面を熱水で濯ぎ、過剰のミラクル・スクラブを除去し、次に脱イオン水で濯ぎ(水が広がり、表面を湿潤させた場合、清浄な表面であると認めることができる)、次にペーパータオルで乾燥した。清浄にした表面は、少なくとも24時間空気乾燥し、然る後、種々の不溶性汚染物を塗布した。
試験表面上での不溶性固体の形成、付着、及び蓄積
硬水鉱物付着物:水平位置にした試験表面上に、アリゾナ州スコッツデール(硬水)水道水を噴霧し、その水を蒸発させて表面上に硬水斑点を残すことにより、硬水斑点を形成した。試験表面上に実質的な硬水斑点残留物が残るまでこの手順を繰り返した。次に、その汚染試験表面を250°Fの炉の中に1時間入れ、表面から全ての残留水を除去した。
「マジック・マーカー(Majic Marker)」染み:「マジック・マーカー」〔エーベルハード・ファーバー(Eberhard Faber)300永久マーカー〕汚染物を、試験表面上の空気乾燥した硬水残留物に塗布し、250°Fの炉に1時間供した。
石鹸スカム:アリゾナ州スコッツデールの硬水中に「アイボリー石鹸(Ivory Soap)」〔プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)〕の水溶液を、水平位置にした試験表面上に噴霧し、その水を蒸発させ、表面上に石鹸スカム汚染物を残した。試験表面上に実質的な石鹸スカム汚染残留物が残るまで、この手順を繰り返した。汚染された試験表面を、次に250°Fの炉中に1時間入れ、表面から残留水を全て除去した。
グリース:「クリスコ(Crisco)」噴霧(キャノーラ油及び大豆油)を、水平位置にした乾燥石鹸スカム汚染試験表面に、その試験表面上に実質的なグリース残留物層が残るまで塗布した。次に汚染された試験表面を250〜400°Fの炉中に1時間入れ、その時にグリースは少し焦げることにより褐色に変化し始めた。
試験汚染物は、一般的ガラスクリーナーを用いて洗浄した時、それらを容易には除去できなかった時に不溶性であると判断した。
試験表面
試験表面及び形成された不溶性汚染物は、次の通りであった:ガラス(水斑点及び「マジック・マーカー」染み、及び石鹸スカム、及びグリース)、ステンレス鋼(石鹸スカム及びグリース)、セラミックタイル(水斑点、「マジック・マーカー」、及び石鹸スカム)、及び「フォルミカ(Formica)」(水斑点、「マジック・マーカー」、及び石鹸スカム)。
例1〜17
本発明の組成物を、液体(水、2%のヒドロキシプロピルセルロースで増粘した水、及び2%のヒドロキシプロピルセルロースで増粘したエタノール)、種々の研磨材、及び種々のシリコーン化第四級物から配合した。それらの例は手で混合して均一なスラリー、ゲル、及びクリームとし、上記段落「0033」にC−8Q、C−12Q、C−18Q、C−18=Q、C=18Q、及びC−22Qとして記号付けたクオトに関連して次の表IIに示してある。
それら組成物を次のようにして種々の汚染表面上で試験した。汚染した表面にその組成物を少量塗布し、ペーパータオルで円状に繰り返して動かすことにより汚染物中にその組成物を擦り込んだ。次に擦った表面を水で濯ぎ、過剰の組成物及び緩くなった汚染物を除去した。清浄にされた表面を乾燥し、残留する汚染物について調べ、撥水性について試験した。
全ての場合で、クレンジングされた表面上には残留する汚染物は観察できず、それら表面は「秀」(E)、又は「優」(G)撥水性を有することが判明した。
Figure 0005377886
NYCOからのNyedG
SPA S5K.C.研磨材
W−610 3M
C−231 アルマティス(Almatis)
3X−H.M.ロイヤル(Royal)(カリフォルニア州)
400 エレクトロ(Electro)研磨材
ミヌゲル(Minugel)400フロリジン(Floridin)
OC−1500 アルマティス
OC−2000 アルマティス
ガラス表面
採石タイル表面
Figure 0005377886
10 BaSO 22 シンバル(Cimbar)
11 OC−1500 アルマティス
12 ポリテック(Polytec)20ミクロファイバー(Microfiber)
13 N15P イーストマン(Eastman)
14 バンコート(Vancoat)325AS R.T.ファンデルビルト(Vanderbilt)(アミノシリコーンで被覆されている)
15 バンコートW50AS R.T.ファンデルビルト(アミノシリコーンで被覆されている)
16 NYAOC被覆、Nyco
17 ステアリン酸で被覆されている。
ガラス表面
採石タイル表面
例18〜25
本発明の更に別の組成物を、例18〜25に規定した液体から配合した。種々の研磨材を塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウム(C−18Q)及び過酸化水素を用いて配合した。それらの例を手で混合し、次の表IIIに規定したにような均一なゲル、クリーム、及び液体にした。
それら組成物を、汚染した表面に少量の組成物を塗布し、ペーパータオルを用いてその組成物を円状に繰り返して動かすことにより汚染物中にその組成物を生物力学的に擦り込むことにより、種々の汚染表面上で試験した。次に擦った表面を水で濯ぎ、過剰の組成物及び緩くなった汚染物を除去した。クリーニングされた表面を乾燥し、残留する汚染物及び撥水性について調べた。
例18〜25では、組成物は水斑点及びマジックマーカーの染みを除去し、清浄にされた表面上は、撥水性に関しては「秀」(E)か、又は「優」〜「秀」(G−E)であることが判明した。
例25では、組成物は表面からグリース及び石鹸スカムを除去しなかった。
Figure 0005377886
18 W−610 3M
19 C−231 アルマティス
20 400 エレクトロ研磨材
21 OC−1500 アルマティス
22 OC−2000 アルマティス
23 ポリテック20ミクロファイバー
24 N15P、イーストマン
25 ポリフラス(Polyflus)19、微粉末
26 ペルオキシドン(Peroxydone)(商標名)K90を増粘剤及び過酸化物原料として用いた。組成物は13.2%のポリビニルピロリドン及び3%の過酸化水素を含む。
27 溶媒として63.43%のエタノールを含む。
ガラス表面
ガラス表面
過酸化水素を用いた、又は用いない比較結合試験
結合試験は、表面に組成物を塗布し、次にその表面に擦り傷を付けることなく表面上の反撥性被覆を除去することができる研磨性クリーナーで表面を擦った後、結合度の関数として処理表面の撥水性の維持を用いる。反撥度は、水滴を表面の擦った領域に塗布した時のそれら水滴の接触角及び外観により決定した。有機カチオン性物質を含む組成物を塗布することから得られた被覆を、同じ有機カチオン性物質と過酸化水素とを含む組成物から得られた被覆と比較した。
A.ガラス試験表面の調製
新しい12″×12″ガラス鏡を、アリゾナ州スコッツデールのウネルコ社(Unelko Corporation)から入手できる擦り傷を付けない研磨性硬質表面クリーナーであるソフトクレンザー「ミラクル・スクラブ」を用い、湿潤したセルローススポンジで表面を擦ることによりクリーニングした。クリーニング後、鏡表面を熱水で濯ぎ、過剰のミラクル・スクラブを除去し、次に脱イオン水で濯ぎ(水が広がり、表面を濡らした時、奇麗な表面を認めることができる)、次にペーパータオルで乾燥した。次にクリーニングした鏡を少なくとも24時間空気乾燥させた。
B.手順
同じ有機シランカチオン性物質を用い、過酸化水素を用いるか又は用いずに配合した二つの組成物を、同じ12″×12″鏡に塗布した。鏡の半分を一方の組成物(過酸化水素含有)で拭い、乾燥するまで磨いた。次に、鏡の他方の半分を同じやり方で他方の組成物(過酸化水素を含まない)で処理した。
次に、鏡を水道水で濯ぎ、次に脱イオン水で濯ぎ、表面から過剰の組成物を全て除去した。次に鏡をペーパータオルで乾燥した。
処理した鏡の表面を夫々半分の領域に少量であるが同じ量のミラクル・スクラブを塗布した。湿潤セルローススポンジを用いて円状に動かし、スポンジに穏やかな圧力を加えて処理表面の夫々半分の試験表面を「擦った」。夫々の領域で10回の円状運動を用いた。次にミラクル・スクラブを水道水で濯ぎ、過剰の材料を除去し、次に脱イオン水で濯いだ。次に表面をペーパータオルで乾燥した。乾燥した擦った領域を撥水性について評価し、結合した表面被覆の改良を決定した。
水平な位置にした鏡を用いて、数滴の同じ大きさの脱イオン水の液滴を鏡表面の各試験部分の擦った領域に置き、撥水性について評価した。液滴の広がり方と共に液滴の接触角を観察し、次のようにランク付けした:
秀: 秀れた接触角(95°+)を持ち、小型で良く丸まって明るく輝いている。
優: 良好な接触角(85〜95°)を持ち、僅かに広がって、いくらか丸みが少なく、明るい。
良: わずかに良い接触角(70〜78°)を持ち、幾らか広がって少し平らになっている。
可: 良くない接触角(70°以下)を持ち、平らに広がっている。
例26
研磨材を存在させて過酸化水素と有機シラン第四級化合物との相乗的活性度を決定するため、例22の配合を過酸化水素を用いずに繰り返した。二つの配合物についての比較結合試験は、過酸化水素がない場合、優の反撥性をもたらし、過酸化水素を用いた場合、秀の反撥性を与える結果になり、従って、相乗的効果を実証している。
当業者は、上に与えた説明、手順、方法、及び組成物は、記載した態様の範囲から離れることなく変化又は修正することができ、それらは本発明の範囲から離れるものではないことが分かるであろう。
例27〜33
表IVの例27〜33は、希望の増粘組成物を達成するのに用いた種々の成分の有用性を実証している。例27及び28は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム又は酸化アルミニウムグリットは水混合物を増粘しないことを実証している。例29は、アルコールエトキシレート(C11−アルキル、3エチレンオキシド)はそれ自身では水を増粘しないことを実証しているが、例30はアルコールエトキシレートと組合せたグリットは、大過剰のアルコールエトキシレートを用いても水性混合物を増粘しないことを実証している。例31も、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムと組合せたグリットは水性混合物を増粘しないことを実証している。例32は、アルコールエトキシレートと組合せたドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムが水性混合物を増粘したことを実証している。例33は、三つの成分(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、酸化アルミニウムグリット、及びアルコールエトキシレート)の組合せが増粘した水性混合物を生ずることを実証している。
Figure 0005377886
(A) 基礎として調製した。
(B) Al(A2−325)、アルマティス
(C) トマドール(Tomadol)1−3、トマー(Tomah)
エトキシル化アルコール成分
エトキシル化アルコールは、それらの化学的組成をかなり変化させることができる。非イオン性エトキシル化アルコールの極性親水性末端(エトキシレート)及び非極性親油性(疎水性)末端の分子的寄与により、種々の配合物でのそれらの利用性を決定する。エトキシル化アルコールの極性親水性末端と非極性疎水性末端の寄与は、供給業者の文書中でHLB数として任意スケールで表されている。大きなHLBを持つ非イオン性物は、一層水溶性になる傾向があるが、低いHLBの非イオン性物は一層油溶性になる傾向がある。HLB数は、非イオン性分子のエチレンオキシド含有量に直接関係している。
表Vは、本発明の開発で用いられた種々のエトキシル化アルコールを列挙しており、それらを供給業者によって指定されたHLB値に従って列挙してある。
Figure 0005377886
ステパン(Stepan)
トマー(Tomah)
シエル・ケミカル(Shell Chemical)
表VIの例34〜46は、HLB数を増大することにより表Vに列挙したエトキシル化アルコールを用いた種々の配合物を含んでいる。
Figure 0005377886
例34〜46で用いたドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム基礎物質は次のようして調製した:90.07%(重量)の脱イオン水を混合器ビーカー中に入れ、1.104%の水酸化ナトリウムペレットを添加し、その混合物を、全ての水酸化ナトリウムが溶解するまで撹拌した。8.826%のドデシルベンゼンスルホン酸(純度98%)を、よく撹拌しながらゆっくり添加し、全てのドデシルベンゼンスルホン酸を溶解した(水酸化ナトリウムと反応させた)。得られた溶液のpHは3であった。最終的溶液は、9.42%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含んでいた。408gの水及び42.4gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含有する基礎物質約450gを、表VIの全ての例で用いた。表VIの組成物では、124gの酸化アルミニウムグリット(アルマチスからのA2−325及びP−6の等級のもの)を用いた。
ポンプヘッドミキサーを有するシルバーソン(Silverson)L4RT−A実験室混合機を用いて、アルキルアルコールエトキシレートをよく混合しながらゆっくり添加した。混合物が増粘するに従って、その増粘した混合物が泡立てたクリームのコンシステンシーを持つようになるまでアルキルアルコールエトキシレートの添加を遅くした。希望の増粘が達成されたならば、それは「あり」として記録し、もし達成されていないならばそれは「なし」として記録した。例37では、混合物はグリットが分離しないチキソトロピー性混合物を与える結果になった。
表VIの結果から、アルコールエトキシレートについての希望のHLBは、約7.5〜約9(例34〜40)にすべきであることを結論することができる。このことは、C11〜C15のアルキル基及び2.5〜4のエトキシル化親水性基と共にノニルフェニル疎水性基を含む。例41〜46は、5〜12のエトキシル化親水性基と共に同じ疎水性基を有することは、希望の増粘剤を生じたもの(43〜58g)よりも高い使用レベル(74〜97.5g)にしても、希望の増粘剤を生じないことを実証している。
スルホネートの重量%は、6.70(例35)の低い値から6.86(例36)の高い値まで変化させたが、エトキシレートの重量%は6.96%(例36)の低い値から9.20(例35)の高い値まで変化させた。従って、表VIは、好ましいスルホネートについては約6〜8、エトキシレートについては約6〜11、増粘剤については合計約13〜19%の操作可能な範囲を(次の表VII及びVIIIと共に)裏付けている。
スルホン酸ナトリウム成分
スルホン酸ナトリウムは、本発明で評価した組成物中でそれらの化学的構造及び性能をかなり変化させることができることが判明した。表VII(例47〜51)は、製品中の成分として評価された五つの異なったスルホネートについて見出された結果を実証している。短鎖アルキルスルホネート(オクタンスルホン酸ナトリウム−例49)、C(11〜16)アルキルスルホン酸ナトリウム(例50)、及びラウリル(C12)スルホン酸ナトリウム(例51)は、標準試験配合物として安定な増粘組成物をもたらさなかった。ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム−例47、18炭素芳香族スルホネート、及び同様なアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム−例48は、安定な増粘磨き組成物を形成した。重量%は、スルホネートについては7.33、エトキシレートについては7.87であり、例47の増粘剤については合計15.20であった。例48では、同じ夫々の成分についての重量%は、6.51及び8.80で、合計15.30であった。
Figure 0005377886
ガラス表面から水斑点、石鹸スカム、及び染み、及びグリースを除去し、同時に撥水性及び染み反撥性である障壁被覆を形成するための本発明の増粘クレンザー組成物の試験
上の段落[0089]に記載したように試験表面をクリーニングし、上の段落[0090]〜[0095]に記載したように不溶性汚染物を蓄積し、硬水斑点、石鹸スカム、染み、及びグリースの除去及び障壁被覆の存在について表面を評価した。種々の汚染物等が完全に除去されると共にクリーニングされた表面上に障壁被覆が存在することが、試験に合格するのに必要であるとした。
本発明のクレンザー組成物の幾つかについてのこれら試験手順結果を表VIIIに要約する。
Figure 0005377886
C18Q=72% 塩化3(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウム−(ダウ・コーニング)
C12Q=100% 塩化3(トリメトキシシリル)プロピルジメチルドデシルアンモニウム−〔シルテク(Siltech)〕
アルマティス
NYCO
3M
イーストマン
ステップウエット(Stepwet)DF−90 アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
表VIIIにより実証されているように、本発明の増粘組成物は、クレンジング組成物として非常に効果的であり、障壁被覆を与える。例52〜60で、スルホネートの重量%は、6.51の低い値(例60)から7.71の高い値(例56)まで変化したのに対し、エトキシレートの重量%は、8.09の低い値(例56)から10.86の高い値(例58)まで変化した。ここでも、好ましい操作可能な増粘剤組成物について、スルホネートの範囲は約6〜約8重量%で変化し、エトキシレートは約6〜約11重量%で変化し、合計重量%は約13〜約19の範囲内であった。
当業者は、上に与えた説明、手順、方法、及び組成物は、記載した態様の範囲から離れることなく変化及び修正することができ、それらは本発明の範囲から離れるものではないことが分かるであろう。

Claims (11)

  1. 表面を処理するための、増粘貯蔵安定性液体クレンジング及び多機能性被覆組成物であって、
    前記表面に結合することができるカチオン性有機シラン第四級アンモニウム化合物、
    研磨材固体粒子であって、前記第四級化合物に対して非反応性の研磨材固体粒子、
    水溶性アルキルアリールスルホネート及び7.5〜9のHLB数を有するエトキシル化アルコールの増粘剤組成物、及び
    液体希釈剤、
    から本質的になり、前記成分は、前記表面をクレンジングし、前記表面に多機能性被覆を結合し、それにより、その表面を水反撥性及び汚染物反撥性にするのに有効な量で存在する、前記組成物。
  2. 第四級化合物が、C〜C22飽和又は不飽和炭化水素基を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 第四級化合物が重量%までの量で存在し、研磨材粒子が35重量%までの量で存在し、増粘剤組成物が25重量%までの量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  4. 非反応性研磨材粒子が、シリカ、珪酸塩、金属酸化物、金属炭酸塩、粘土、炭化物、金属水酸化物、尿素、セラミック微小球、中空ガラス微小球、及びプラスチックからなる群から選択されている、請求項1に記載の組成物。
  5. アルキルアリールスルホネートが、デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群から選択されており、
    エトキシル化アルコールが、次の式:
    R−O(CHCHO)
    (式中、R=C〜C15、及びx=2.5〜12である。)
    により定義される基から選択されている、請求項1に記載の組成物。
  6. 第四級化合物が、式:
    Figure 0005377886

    (式中、R=水素及び/又はC〜Cアルキル;R=C〜C個の炭素原子を有する二価炭化水素ラジカル;R=水素、又はC〜Cアルキル;R=水素、又はC〜C10アルキル;R=C〜C22飽和又は不飽和炭化水素ラジカル;及びX=ハロゲン基、カルボン酸基、スルホン酸基、水酸化物基、硫酸基、又は燐酸基である。)
    によって定義される、請求項1に記載の組成物。
  7. 過酸化水素又はその錯体を含む、請求項1に記載の組成物。
  8. 過酸化水素が重量%までの量で存在し、第四級化合物が重量%までの量で存在し、研磨材粒子が35重量%までの量で存在し、増粘剤が25重量%までの量で存在する、請求項7に記載の組成物。
  9. 成分が、表面をクレンジングし、前記表面に多機能性被覆を結合し、それにより、その表面を(a)水反撥性及び汚染物反撥性、及び(b)抗菌性にするのに有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  10. 表面を処理するための、増粘貯蔵安定性クレンジング及び多機能性液体被覆組成物であって、
    次の式:
    Figure 0005377886

    (式中、R=水素及び/又はC〜Cアルキル;R=C〜C個の炭素原子を有する二価炭化水素ラジカル;R=水素、又はC〜Cアルキル;R=水素、又はC〜C10アルキル;R=C〜C22飽和又は不飽和炭化水素ラジカル;及びX=ハロゲン基、カルボン酸基、スルホン酸基、水酸化物基、硫酸基、又は燐酸基である。)
    によって定義される、重量%までの量の、前記表面に結合することができる単量体カチオン性有機シラン第四級アンモニウム化合物、
    研磨材固体粒子で、前記第四級化合物に対して非反応性であって、35重量%までの量の、研磨材固体粒子、
    水溶性アルキルアリールスルホネート及び7.5〜9のHLB数を有するエトキシル化アルコールの増粘剤組成物、
    前記表面をクレンジングし、前記表面に多機能性被覆を結合し、それにより、その表面を水反撥性及び汚染物反撥性にするのに有効な量の前記成分、及び
    液体希釈剤、
    から本質的になる、前記組成物。
  11. 有機シラン第四級アンモニウム化合物が、次の群:
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジデシルメチルアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルテトラデシルジメチルアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルソイヤアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオレイルアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルオクタデシルアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルオレイルアンモニウム、
    塩化3−(トリヒドロキシシリル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウム、
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルドコサンアンモニウム、及び
    塩化3−(トリメトキシシリル)プロピルジメチルオクチルアンモニウム、
    からなる群から選択されている、請求項10に記載の組成物。
JP2008136647A 2007-05-25 2008-05-26 非反応性研磨材固体粒子及び有機シラン第四級化合物を含み、界面活性剤を含まない増粘クレンジング及び多機能性液体被覆組成物及びその使用方法 Active JP5377886B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/753,779 US7754004B2 (en) 2005-07-06 2007-05-25 Thickened surfactant-free cleansing and multifunctional liquid coating compositions containing nonreactive abrasive solid particles and an organosilane quaternary compound and methods of using
US11/753,779 2007-05-25

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009024164A JP2009024164A (ja) 2009-02-05
JP2009024164A5 JP2009024164A5 (ja) 2011-02-03
JP5377886B2 true JP5377886B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=39652341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008136647A Active JP5377886B2 (ja) 2007-05-25 2008-05-26 非反応性研磨材固体粒子及び有機シラン第四級化合物を含み、界面活性剤を含まない増粘クレンジング及び多機能性液体被覆組成物及びその使用方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7754004B2 (ja)
EP (1) EP1997873B1 (ja)
JP (1) JP5377886B2 (ja)
CN (1) CN101475773B (ja)
AT (1) ATE498002T1 (ja)
CA (1) CA2632345C (ja)
DE (1) DE602008004854D1 (ja)
WO (1) WO2008147944A1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8257780B2 (en) * 2003-10-31 2012-09-04 Resource Development L.L.C. Therapeutic composition containing an organosilane quaternary compound and hydrogen peroxide for treating skin disorders and methods of using
US9089138B2 (en) * 2007-03-07 2015-07-28 Thomas L. Higgins Organosilane-nonionic water stable quaternary ammonium compositions and methods
AU2008278417B2 (en) * 2007-07-25 2013-07-25 Hiroshima University Solidified detergent composition and method for producing the same
EP2042516A1 (en) * 2007-09-27 2009-04-01 Protaffin Biotechnologie AG Glycosaminoglycan-antagonising MCP-1 mutants and methods of using same
CN101796582A (zh) * 2007-09-04 2010-08-04 柯尼卡美能达精密光学株式会社 信息记录介质用玻璃基板的制造方法、信息记录介质用玻璃基板以及磁记录介质
DE102007054133A1 (de) * 2007-11-14 2009-05-20 Mitsubishi Polyester Film Gmbh Antimikrobiell ausgerüstete, gecoatete, biaxial orientierte Polyesterfolie
KR101575380B1 (ko) * 2007-12-17 2015-12-07 노바팜 리서치(오스트레일리아)피티와이리미티드 살바이러스 조성물
CN102099183A (zh) * 2008-05-15 2011-06-15 米德韦斯瓦科公司 具有增强表面性质的没有瓦楞纸芯层的组合纸板
US9122414B2 (en) * 2009-12-14 2015-09-01 Citrix Systems, Inc. Methods and systems for optimizing a process of archiving at least one block of a virtual disk image
US8735618B2 (en) 2010-05-07 2014-05-27 Resource Development L.L.C. Solvent-free organosilane quaternary ammonium compositions, method of making and use
US20110271873A1 (en) * 2010-05-07 2011-11-10 Resource Development, LLC Solvent-Free Organosilane Quaternary Ammonium Compositions, Method of Making and Use
US8349782B2 (en) 2011-02-15 2013-01-08 Ecolab Usa Inc. Hydrophobic and particulate soil removal composition
US8808464B2 (en) 2011-02-15 2014-08-19 Ecolab Usa Inc. Method for removal of a hydrophobic and particulate soil composition
CN103249788B (zh) * 2011-11-21 2016-09-07 商业配给(远东)私人有限公司 制备抗微生物涂料的方法
US9877875B2 (en) 2012-10-09 2018-01-30 Parasol Medical LLC Antimicrobial hydrogel formulation
CA2958559A1 (en) * 2014-08-19 2016-02-25 Geo-Tech Polymers, Llc Caustic aqueous alkyl polyglycoside stripping composition
CN104387885A (zh) * 2014-11-11 2015-03-04 合肥不老传奇保健科技有限公司 一种添加天然纤维的抗老化耐候好的外墙涂料及其制备方法
US11298800B2 (en) * 2015-06-02 2022-04-12 3M Innovative Properties Company Method of transferring particles to a substrate
EA033815B1 (ru) * 2015-07-31 2019-11-28 Unilever Nv Композиция для обработки твердых поверхностей
CN105647687A (zh) * 2015-09-17 2016-06-08 陕西天瑞生物科技有限公司 一种聚氨酯表面预处理清洁剂
WO2017055797A1 (en) * 2015-09-30 2017-04-06 Deb Ip Limited Alcohol-based skin sanitizer having microbicidal properties
CN105925388B (zh) * 2016-05-12 2019-06-07 3M中国有限公司 雨刮水组合物,雨刮水和制备雨刮水的方法
CN115925275A (zh) 2016-11-18 2023-04-07 宾夕法尼亚州立大学研究基金会 排斥液体和粘弹性物质以及防生物污染的涂层
US11473004B2 (en) 2016-12-02 2022-10-18 University Of Wyoming Microemulsions and uses thereof to displace oil in heterogeneous porous media
CN107099400B (zh) * 2017-05-12 2019-10-22 3M中国有限公司 雨刮水组合物,雨刮水和制备雨刮水的方法
US10967082B2 (en) 2017-11-08 2021-04-06 Parasol Medical, Llc Method of limiting the spread of norovirus within a cruise ship
CN108084886A (zh) * 2017-12-11 2018-05-29 合众(佛山)化工有限公司 一种持久抗菌陶瓷抛光液
CN107987646A (zh) * 2017-12-11 2018-05-04 合众(佛山)化工有限公司 一种持久抗菌性高耐磨水性涂料
KR20200108346A (ko) 2018-01-26 2020-09-17 에코랍 유에스에이 인코퍼레이티드 액체 음이온성 계면활성제의 고체화
KR20200115538A (ko) 2018-01-26 2020-10-07 에코랍 유에스에이 인코퍼레이티드 결합제 및 선택적 담체를 이용한 액체 아민 옥사이드, 베타인, 및/또는 설타인 계면활성제의 고체화
AU2019210740B2 (en) 2018-01-26 2022-02-17 Ecolab Usa Inc. Solidifying liquid amine oxide, betaine, and/or sultaine surfactants with a carrier
US10822502B2 (en) * 2018-03-06 2020-11-03 Parasol Medical LLC Antimicrobial solution to apply to a hull and an interior of a boat
US10864058B2 (en) 2018-03-28 2020-12-15 Parasol Medical, Llc Antimicrobial treatment for a surgical headlamp system
US11305033B2 (en) 2019-03-05 2022-04-19 Parasol Medical, Llc Splinting system including an antimicrobial coating and a method of manufacturing the same
CN110054994A (zh) * 2019-03-11 2019-07-26 江苏华友装饰工程有限公司 一种高效抛光砖防污剂及其制备方法
US11883558B2 (en) 2019-09-13 2024-01-30 Spotless Materials Inc. Formulations and processes to generate repellent surfaces on medical devices
CN112980321B (zh) * 2021-04-21 2021-08-10 广东威凯表面技术有限公司 一种易清洁纳米消杀镀膜液的制备方法
CN113845838B (zh) * 2021-08-30 2022-04-05 盖科(浙江)生物科技有限公司 一种双亲硅氧烷凝胶及其制备方法

Family Cites Families (110)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2612458A (en) 1945-03-07 1952-09-30 Honorary Advisory Council Sci Method and composition for rendering window surfaces water repellent and product resulting therefrom
US2962390A (en) 1955-08-18 1960-11-29 Jacob M Fain Rain repellent compositions, method of application and base coated therewith
US2923653A (en) 1956-08-13 1960-02-02 Rohm & Haas Bonded non-woven fibrous products and methods for manufacturing them
BE580351A (ja) 1958-07-10
US3244541A (en) 1961-02-03 1966-04-05 29 West Fifteenth Street Corp Water-repellent compositions and methods of making same
US3560385A (en) 1968-11-01 1971-02-02 Dow Corning Method of lubricating siliceous materials
US3579540A (en) 1968-11-01 1971-05-18 Howard G Ohlhausen Method for protecting nonporous substrates and for rendering them water repellent
US3730701A (en) 1971-05-14 1973-05-01 Method for controlling the growth of algae in an aqueous medium
BE789399A (fr) 1971-09-29 1973-03-28 Dow Corning Inhibition de la croissance de bacteries et de champignons a l'aide de silylpropylamines et de derives de celles-ci
US3860709A (en) 1971-09-29 1975-01-14 Dow Corning Method of inhibiting the growth of bacteria and fungi using organosilicon amines
BE791134A (fr) 1971-11-12 1973-05-09 Dow Corning Procede et filtre pour inhiber la croissance
US3865728A (en) 1971-11-12 1975-02-11 Dow Corning Algicidal surface
CA1010782A (en) 1973-02-20 1977-05-24 Charles A. Roth Articles exhibiting antimicrobial properties
AU493149B2 (en) 1973-09-20 1978-05-17 Basf Wyandotte Corporation Method of cleaning vehicles witha thickened acid composition
US4005030A (en) 1975-04-22 1977-01-25 The Procter & Gamble Company Organosilane-containing anionic detergent composition
US4005028A (en) 1975-04-22 1977-01-25 The Procter & Gamble Company Organosilane-containing detergent composition
US4005025A (en) 1975-05-05 1977-01-25 The Procter & Gamble Company Organosilane-containing anionic detergent composition
US4161518A (en) 1977-12-29 1979-07-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Compositions and methods for inhibiting plaque formation
US4259103A (en) 1979-03-12 1981-03-31 Dow Corning Corporation Method of reducing the number of microorganisms in a media and a method of preservation
US4311598A (en) 1979-09-04 1982-01-19 Interox Chemicals Limited Disinfection of aqueous media
US4282366A (en) 1979-11-06 1981-08-04 International Paper Company Organosilicon quaternary ammonium antimicrobial compounds
US4406892A (en) * 1979-11-06 1983-09-27 International Paper Company Organosilicon quaternary ammonium antimicrobial compounds
US4397757A (en) 1979-11-16 1983-08-09 Lever Brothers Company Bleaching compositions having quarternary ammonium activators
EP0051823B1 (en) * 1980-11-07 1985-01-02 E.I. Du Pont De Nemours And Company Ptfe dispersions
DE3047994C2 (de) 1980-12-19 1985-11-21 Degussa Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Herstellung wasserhaltiger Lösungen kationischer Organosiliciumverbindungen
US4361273A (en) 1981-02-25 1982-11-30 Levine Michael R Electronic humidity control
US4430236A (en) 1981-06-22 1984-02-07 Texize, Division Of Mortonthiokol Liquid detergent composition containing bleach
US4394378A (en) 1981-07-08 1983-07-19 Klein Stewart E 3-(Trimethoxysilyl) propyldidecylmethyl ammonium salts and method of inhibiting growth of microorganisms therewith
GB2106943B (en) 1981-10-03 1985-06-26 Dow Corning Treating textile fibres
US4467013A (en) 1981-10-09 1984-08-21 Burlington Industries, Inc. Bioactive water and alcohol-repellant medical fabric
JPS5922999A (ja) * 1982-06-30 1984-02-06 ザ・プロクタ−・エンド・ギヤンブル・カンパニ− 漂白組成物
US4615882A (en) 1982-09-27 1986-10-07 Stockel Richard F Disinfectant solution for contact lens
GR81844B (ja) * 1983-03-26 1984-12-12 Procter & Gamble
GB8314500D0 (en) 1983-05-25 1983-06-29 Procter & Gamble Ltd Cleaning compositions
GB8330158D0 (en) 1983-11-11 1983-12-21 Procter & Gamble Ltd Cleaning compositions
US4557854A (en) 1984-03-02 1985-12-10 Dow Corning Corporation Detergent compositions containing insoluble particulates with a cationic surface treatment
US4682992A (en) 1984-06-25 1987-07-28 Potters Industries, Inc. Microbicidal coated beads
US4797420A (en) 1984-08-14 1989-01-10 Jabco Manufacturing, Inc. Disinfectant formulation and method of use
US4567039A (en) 1984-10-12 1986-01-28 Revlon, Inc. Hair conditioning composition and method
US4631273A (en) 1984-11-05 1986-12-23 Dow Corning Corporation Aqueous emulsions using cationic silanes
JPS62184126A (ja) 1986-02-04 1987-08-12 帝人株式会社 ビルト・インで抗菌性を付与されたポリアミドヤ−ン及びその製造法
US4781974A (en) 1986-04-23 1988-11-01 James River Corporation Antimicrobially active wet wiper
US4941989A (en) 1986-07-16 1990-07-17 Ridgely Products Co., Inc. Cleansing and disinfecting compositions
US4842766A (en) 1987-02-17 1989-06-27 Dow Corning Corporation Silane microemulsions
US4866192A (en) 1988-04-18 1989-09-12 Dow Corning Corporation Organosilicon quaternary ammonium antimicrobial compounds
US4847088A (en) 1988-04-28 1989-07-11 Dow Corning Corporation Synergistic antimicrobial composition
US4990377A (en) 1988-05-02 1991-02-05 Pcr Group, Inc. Buffered silane emulsions having low volatile organic compounds when cured
US5348556A (en) 1988-06-14 1994-09-20 Basf Corporation Volatile carpet sanitizing shampoo containing hydrogen peroxide
US4908355A (en) * 1989-01-09 1990-03-13 Dow Corning Corporation Skin treatment method
DE3905919A1 (de) 1989-02-25 1990-08-30 Degussa Organosiliciumverbindungen-enthaltende gemische und deren verwendung zur hydrophobierenden und antimikrobiellen impraegnierung
US5013459A (en) 1989-11-09 1991-05-07 Dow Corning Corporation Opthalmic fluid dispensing method
US5411585A (en) 1991-02-15 1995-05-02 S. C. Johnson & Son, Inc. Production of stable hydrolyzable organosilane solutions
US5266715A (en) 1991-03-06 1993-11-30 Ciba-Geigy Corporation Glass coating with improved adhesion and weather resistance
US5320805A (en) 1991-05-15 1994-06-14 Sterilex Corporation Methods of using a cleaner, sanitizer, disinfectant, fungicide, sporicide, chemical sterilizer
NZ242021A (en) * 1991-09-06 1995-04-27 Colgate Palmolive Co Fabric softener comprising a pentaerythritol compound, a quaternary ammonium compound and a dispersing agent
US5209775A (en) 1992-01-23 1993-05-11 Dow Corning Corporation Water repellents containing organosilicon compounds
US5281357A (en) 1993-03-25 1994-01-25 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Protease containing heavy duty liquid detergent compositions comprising capsules comprising non-proteolytic enzyme and composite polymer
EP0690909B1 (en) * 1993-03-30 1997-10-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cleaning compositions and methods of use
US5360569A (en) 1993-11-12 1994-11-01 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Activation of bleach precursors with catalytic imine quaternary salts
US5360568A (en) 1993-11-12 1994-11-01 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Imine quaternary salts as bleach catalysts
US5550184A (en) 1994-03-04 1996-08-27 E. I. Du Pont De Nemours & Company Hydrolyzed silane emulsions and their use as surface coatings
US5585186A (en) * 1994-12-12 1996-12-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coating composition having anti-reflective, and anti-fogging properties
GB9425882D0 (en) * 1994-12-21 1995-02-22 Solvay Interox Ltd Thickened peracid compositions
DE19538629C2 (de) 1995-10-17 1999-01-14 Karsten Dr Koenigstein Siliciumperoxid-Verbindungen
US6316399B1 (en) 1995-12-27 2001-11-13 Envirox, L.L.C. Surfactants based aqueous compositions with D-limonene and hydrogen peroxide and methods using the same
CA2241884A1 (en) * 1996-01-05 1997-07-17 Kirsten Louise Mckillop Light-duty liquid or gel dishwashing detergent compositions having beneficial skin conditioning, skin feel and rinsability aesthetics
CA2195179A1 (en) 1996-01-16 1997-07-17 Anabec Inc Cleaning, disinfectant, activated compositions; methods of use
US6087319A (en) 1996-03-04 2000-07-11 S. C. Johnson & Son, Inc. Stable aqueous silane solutions for cleaning hard surfaces
AU704813B2 (en) 1996-04-02 1999-05-06 S.C. Johnson & Son, Inc. A method for imparting hydrophobicity to a surface of a substrate with low concentration organofunctional silanes
US6740626B2 (en) 1996-04-02 2004-05-25 S.C. Johnson & Son, Inc. Acidic cleaning formulation containing a surface modification agent and method of applying the same
US5959014A (en) 1996-05-07 1999-09-28 Emory University Water-stabilized organosilane compounds and methods for using the same
US6218351B1 (en) 1998-03-06 2001-04-17 The Procter & Gamble Compnay Bleach compositions
DE19713852A1 (de) 1997-04-04 1998-10-08 Henkel Kgaa Aktivatoren für Persauerstoffverbindungen in Wasch- und Reinigungsmitteln
US5954869A (en) 1997-05-07 1999-09-21 Bioshield Technologies, Inc. Water-stabilized organosilane compounds and methods for using the same
US6113815A (en) 1997-07-18 2000-09-05 Bioshield Technologies, Inc. Ether-stabilized organosilane compositions and methods for using the same
US5885951A (en) 1997-10-31 1999-03-23 Martin Panich Aqueous solution for tile, tub and grout cleaning
WO1999034933A1 (en) 1998-01-02 1999-07-15 Ashland Inc. Water repellent glass treatment for automotive applications
FR2777010B1 (fr) 1998-04-01 2000-06-16 Oreal Polymeres silicies de polyammonium quaternaire heterocyclique et leur utilisation dans les compositions cosmetiques
US6361787B1 (en) 1998-05-27 2002-03-26 The Clorox Company Enhanced antimicrobial composition
GB2340502B (en) 1998-08-11 2002-08-07 Reckitt & Colman Inc Alkaline aqueous hard surface treatment compositions
GB2340501B (en) 1998-08-11 2002-07-03 Reckitt & Colman Inc Improvements in or relating to organic compositions
US6403547B1 (en) 1998-10-30 2002-06-11 The Procter & Gamble Company Process of cleaning carpets with a composition comprising peroxygen bleach
US6346279B1 (en) 1998-12-14 2002-02-12 Virox Technologies, Inc. Hydrogen peroxide disinfectant with increased activity
WO2000054587A1 (en) 1999-03-16 2000-09-21 Coating Systems Laboratories, Inc. Antimicrobial skin preparations containing organosilane quaternaries
US6534075B1 (en) 1999-03-26 2003-03-18 Ecolab Inc. Antimicrobial and antiviral compositions and treatments for food surfaces
US6436445B1 (en) 1999-03-26 2002-08-20 Ecolab Inc. Antimicrobial and antiviral compositions containing an oxidizing species
TR200102921T2 (tr) 1999-04-12 2002-03-21 Unilever N.V. €ok bileçenli aĞartìcì bileçimler.
US6610777B1 (en) 1999-07-30 2003-08-26 Ppg Industries Ohio, Inc. Flexible coating compositions having improved scratch resistance, coated substrates and methods related thereto
US6548467B2 (en) 1999-09-02 2003-04-15 The Procter & Gamble Company Sanitizing compositions and methods
US6309425B1 (en) 1999-10-12 2001-10-30 Unilever Home & Personal Care, Usa, Division Of Conopco, Inc. Cleaning composition and method for using the same
US6372702B1 (en) 2000-02-22 2002-04-16 Diversey Lever, Inc. Dishwashing composition for coating dishware with a silicon surfactant
US6432181B1 (en) 2000-03-03 2002-08-13 Resource Development, L.L.C. Silicone compositions, methods of making and using VOC free, non-flammable creams, pastes and powders to render nonporous surfaces water, soil and stain repellent
JP2001294810A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 水中防汚塗料組成物
DE10055243A1 (de) 2000-11-08 2002-05-23 Siemens Ag Verfahren zur benutzerbezogenen Abrechnung von übertragenen Fernseh-, Video-, Radio- oder Spielprogrammen in einem zugriffsbeschränkten System und System zur Durchführung des Verfahrens
US6528472B2 (en) 2000-11-17 2003-03-04 S.C. Johnson & Son, Inc. Antimicrobial compositions containing quaternary ammonium compounds, silanes and other disinfectants with furanones
JP2006328406A (ja) * 2001-02-22 2006-12-07 Shin Etsu Chem Co Ltd 基材処理用水系撥水剤及びその製造方法
US7151139B2 (en) 2001-04-23 2006-12-19 Massachusetts Institute Of Technology Antimicrobial polymeric surfaces
JP2002327121A (ja) * 2001-05-02 2002-11-15 Hiroki Koma 機能性材料
FR2831551B1 (fr) 2001-10-31 2004-07-02 Dehon Sa Composition hydrofuge, lave-glace a effet anti-pluie la contenant notamment pour pare-brise de vehicule
SE0104346L (sv) 2001-12-21 2003-06-22 Akzo Nobel Nv Process för kontinuerlig kvartärnering av tertiära aminer med en alkylhalid
US6881247B2 (en) 2003-01-09 2005-04-19 Vernon H. Batdorf Protective barrier coating composition
JP3912520B2 (ja) * 2002-09-26 2007-05-09 信越化学工業株式会社 改質木材の製造方法
US6931840B2 (en) * 2003-02-26 2005-08-23 Ford Global Technologies, Llc Cylinder event based fuel control
US6897191B2 (en) 2003-04-30 2005-05-24 Specialty Construction Brands, Inc. Disinfecting, antimicrobial sealing compositions and methods of using the same
US20050089695A1 (en) 2003-10-27 2005-04-28 Moffat William A. Silane coated substrate
US6994890B2 (en) * 2003-10-31 2006-02-07 Resource Development L.L.C. Cleaning and multifunctional coating composition containing an organosilane quaternary compound and hydrogen peroxide
US8257780B2 (en) 2003-10-31 2012-09-04 Resource Development L.L.C. Therapeutic composition containing an organosilane quaternary compound and hydrogen peroxide for treating skin disorders and methods of using
JP5352939B2 (ja) * 2004-09-28 2013-11-27 セイコーエプソン株式会社 カプセル化無機微粒子及びその製造方法、カプセル化無機微粒子を含むコーティング組成物及びそのコーティング方法、並びに、カプセル化無機微粒子を含む印刷用組成物及びその印刷方法
US20060183642A1 (en) * 2005-02-16 2006-08-17 Sumitomo Chemical Company, Limited Herbicidal composition
US7704313B2 (en) 2005-07-06 2010-04-27 Resource Development L.L.C. Surfactant-free cleansing and multifunctional liquid coating composition containing nonreactive abrasive solid particles and an organosilane quaternary compound and methods of using

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009024164A (ja) 2009-02-05
EP1997873A1 (en) 2008-12-03
CN101475773A (zh) 2009-07-08
ATE498002T1 (de) 2011-02-15
US7754004B2 (en) 2010-07-13
CA2632345C (en) 2015-02-03
US20070227557A1 (en) 2007-10-04
WO2008147944A1 (en) 2008-12-04
CN101475773B (zh) 2014-05-28
DE602008004854D1 (de) 2011-03-24
EP1997873B1 (en) 2011-02-09
CA2632345A1 (en) 2008-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5377886B2 (ja) 非反応性研磨材固体粒子及び有機シラン第四級化合物を含み、界面活性剤を含まない増粘クレンジング及び多機能性液体被覆組成物及びその使用方法
US7704313B2 (en) Surfactant-free cleansing and multifunctional liquid coating composition containing nonreactive abrasive solid particles and an organosilane quaternary compound and methods of using
CA2522444C (en) Cleaning and multifunctional coating composition containing an organosilane quaternary compound and hydrogen peroxide
JP5386077B2 (ja) 有機シラン第四級アンモニウム化合物と尿素のクラスレート及び使用方法
BR0012750B1 (pt) agente de limpeza para superfìcies cerámicas vìtreas.
BR112020011623A2 (pt) Composição de limpeza para proporcionar repelência à água de longa duração em superfícies
MXPA06004587A (en) A cleaning and multifunctional coating composition containing an organosilane quaternary compound and methods of using
EP2760984A1 (en) Method and composition for cleaning hard surfaces

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130415

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5377886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250