JP5377828B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)、詳しくは、遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球が所定の入賞装置に入賞して大当り遊技状態に移行したときに、大入賞扉(アタッカ扉ともいう。)が開閉作動する大入賞装置を備えた弾球遊技機に関する。
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、例えば、遊技球を遊技盤の遊技領域に打ち出すことにより、該遊技領域に備えた多数の遊技釘や風車などの遊技部材により遊技球が転動しつつ流下し、所定の入賞装置(始動入賞装置)への遊技球の入賞を契機に、大当り判定手段によって遊技者にとって有利な大当り遊技状態に移行させるか否かの抽選を行ない、大当り遊技状態に移行した際に、大入賞扉が所定ラウンド開閉作動する大入賞装置を備えている。
また、遊技機には、大当り遊技状態が終了した後、大当り遊技状態に当選する確率が変動(上昇)する、いわゆる確変遊技状態に移行するものがある。さらに、この確変遊技状態中に、出玉がほとんど得られない大当たりを経由して突入する確変、いわゆる特定確変当たり(突然確変ともいう。)に当選する遊技機もある。この特定確変当たりは、通常の大当たりと異なり、大当たりが発生したことによる出球を得られないため、大当たりを経由せずに遊技状態のみが移行したように遊技者に認識させる当たりである。
このような特定確変当たりに当選した際の遊技状態に応じて、特定確変当たりに対応した演出を行うか、外れに対応した演出を行うかを決めることとしている特許文献1に開示の遊技機が存在する。
特開2006−304870号公報
従来の遊技機は、確変遊技状態で特定確変当たりを引いたとしても、遊技者が得られる利益はなく、いわゆる「当たりの引き損」のような感を与えてしまい、遊技の興趣を低下させてしまうことから、確変遊技状態で特定確変当たりを引いた場合であっても、当たった旨を報知せず(当たりの演出をしない)、外れの演出を行うものである。
ところで、遊技機検定上の規則には、遊技状態の移行は、大当りの終了後、つまり大入賞装置の大入賞扉が所定時間開放し、閉鎖した後でなければ行ってはいけないと定められている。従って、遊技機はこの規則に沿って作られているので、確変遊技状態で特定確変当たりを引いたときは、遊技状態の移行となり、大入賞装置の大入賞扉を開閉作動させることとなる。このような規則下にあっては、従来の遊技機のように、確変遊技状態で特定確変当たりを引いた場合に、たとえ表示上外れの演出を行っていたとしても、大入賞装置の大入賞扉が開閉作動するため、特定確変当たり時の大入賞扉の開放が遊技者に察知されれば、何らかのあたりに当選したということが遊技者にわかってしまうことがある。
すなわち、従来のように表示上外れの演出を行うだけでは、特定確変当たりに当選したことが遊技者にわかってしまうことがあり、「当たりの引き損」感を与え、遊技の興趣を低下してしまうという問題を十分に解決し得ていたものではなかった。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、確変時に興趣が低下することを防ぐことができる大入賞扉構造を備えた遊技機を提供することである。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技盤ベースに種々の遊技部材を設けて構成された遊技盤を備え、
前記遊技部材には、所定の入賞装置への遊技球の入賞に基づいて、大当り遊技状態又は当該大当り遊技状態よりも遊技者に対する利益の低い特定大当り状態に移行した場合、遊技球を受け入れ易い開状態と遊技球を受け入れ難い閉状態に可変可能な大入賞扉と、
前記特定大当り状態に移行したことに基づいて、前記特定大当り状態に移行したことを遊技者が認識できる第1の演出とは異なる演出であって、前記特定大当り状態に移行したことを遊技者が認識し難い第2の演出を実行する演出手段と、
その大入賞扉の周辺領域を覆うカバー部材と、
遊技盤ベースの裏側領域に備えられ、大入賞扉の開状態時に入賞した遊技球を誘導するとともに大入賞扉を駆動する駆動機構を収納する後方部材とで構成されている大入賞装置を含む遊技機において、
前記大入賞扉とカバー部材及び前記遊技盤ベースを透明部材で形成し、
遊技盤ベースの背面側にて、大入賞装置の直上位置に備えた後方装飾部材を有し、
前記後方装飾部材は、その前面領域にダイヤカット面を施したことを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、大入賞扉110とカバー部材112及び前記遊技盤ベース7を透明部材で形成したため、大入賞扉110の開閉状態の動きが遊技者に察知され難い。従って、特定確変当たり(突然確変)に当選しても、そのことが大入賞装置11の大入賞扉110の開放から察知され難くなり、いわゆる「当たりの引き損」のような感を遊技者に与えることが少なくなる。
第2の発明は、第1の発明において、開放した大入賞扉の側方領域及び下方領域を覆うように、カバー部材の前面から遊技機前方に向けて突出するように備えた大入賞口飾りを有し、前記大入賞口飾りが透明部材で形成されていることを特徴とする遊技機としたことである。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、後方部材の全域若しくは所定領域を透明部材で形成し、
前記後方部材は、大入賞装置に入賞した遊技球を所定方向へ誘導する誘導部材と、前記誘導部材の後方に配され、駆動機構を取付け可能な取付部材とを含み、
前記取付部材の後方には発光装置を備え、
前記取付部材の少なくとも一部には、前記発光装置からの光を拡散可能な拡散構造が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
本発明によれば、遊技盤6の前方の常に視認される部材(大入賞扉110及びカバー部材112)だけでなく、大入賞扉110の開放時にしか視認されない後方領域の部材である後方部材(リアボックス)113までをも透明部材で形成したため、大入賞扉110が開放状態になっても視認される遊技盤前後方向の部材の色彩が変化しないので、大入賞装置11の開放が遊技者からさらに察知され難くなる。
本発明によれば、発光装置120から発せられる光により、透明部材で形成された大入賞装置11全体が滲んで見えるようになるとともに、後方部材113には発光装置120からの光を拡散させることの可能な拡散構造121を備えたため、発光装置120から発せられる光が拡散構造121により拡散されて装飾効果が高まるため、さらに大入賞装置11の開放は遊技者に察知され難くなる。
第4の発明は、第3の発明において、拡散構造は、大入賞扉が開状態になった際の開領域と対応する取付部材の所定位置に施されていることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、後方部材113に施される拡散構造121が大入賞扉110の開領域と一致することとなるので、発光効果により大入賞扉110の開放が遊技者に察知され難くなる。
第5の発明は、第3の発明又は第4の発明において、拡散構造は発光装置からの光を拡散可能に形成されている凹凸加工部であることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、拡散構造として、たとえばダイヤカット面121aなどの光の拡散効果が高い凹凸部構造を採用しているため、より多くの光の拡散により大入賞扉110の開放が遊技者に察知され難くなる。
本発明によれば、大入賞装置の大入賞扉の開閉作動を遊技者に察知され難い構造を備えた遊技機を提供できるため、特定確変当たりに当選したことをわかり難くして遊技の興趣の低下を防止することが可能となる。
本発明の遊技機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明遊技機の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。すなわち、本発明は、大入賞装置の大入賞扉の開閉作動を遊技者に察知され難い構造を備え、特定確変当たりに当選したことをわかり難くし得るものであれば本発明の範囲内であり、本実施例では、本発明遊技機の一例として、図に示す形態の弾球遊技機を挙げて説明するが、その他の形態を有する弾球遊技機、あるいは封入球式遊技機なども対象である。以下、本発明遊技機の基本的構成の一実施形態とともに、本発明特有の構成の一実施形態について説明する。
図1は弾球遊技機の一例を示す概略斜視図、図2は種々の遊技部材を備えた遊技盤の概略正面図、図3は遊技盤の概略斜視図、図4は遊技盤の概略背面図、図5(a)は大入賞装置の概略正面図、(b)は概略背面図、図6(a)は大入賞装置の概略斜視図、(b)は概略平面図、図7(a)は正面方向から見た概略分解斜視図、(b)は背面方向から見た概略分解斜視図、図8は取付部材の概略背面図である。
弾球遊技機は、遊技場の島設備に配設される本体枠1を含み、該本体枠1に遊技盤6が装着されている。
遊技盤6は、図2乃至図4に示すように、透光性部材からなる遊技盤ベース7に、後述する種々の遊技部材を備えて遊技球転動領域Aを構成する。
そして、遊技盤6の背面側には、所定の可変表示開始条件が成立すると、複数の図柄表示領域のそれぞれにおいて、複数種類の図柄が可変表示する演出表示装置(例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)など)18が配設されている。
本体枠1の前面側には、透光性を有する合成樹脂板やガラス板などを組み込んで前記遊技盤6を視認可能にして開閉可能に配設される開閉扉2と、該開閉扉2の前面側に一体に備えられる上皿3と、該開閉扉2の下方にて本体枠1の前面側に配設される下皿4およびハンドル5が備えられている。
上皿3の前面側には、後述する演出表示装置18に変動表示される図柄の変動を、遊技者により停止操作可能な操作手段(図柄停止ボタン)20が備えられている。
本実施例におけるハンドル5は、図1に示すように、遊技者側から見た状態で下皿4の左側(図1にて左側)に備えられており、ハンドル5の回動操作により内蔵されている図示しない遊技球発射機構(例えば発射ソレノイドなど)を操作し、遊技球を遊技盤6の遊技球転動領域Aへ打ち出すものである。なお、ハンドル5は、遊技球を発射操作する場合に、遊技者側から見て時計方向に回転させる形態と、反時計方向に回転させる形態のいずれであってもよい。
このようにハンドル5を遊技機の左側に備えたことにより、この操作手段(図柄停止ボタン)20の操作が右手で行え、ボタン操作がし易い。
また、特に左利きの遊技者にとってハンドル操作がし易くなる。
なお、ハンドル5は、遊技者側から見た状態で右側に備えられる形態であってもよく特に限定解釈されるものではない。
遊技盤ベース7は、例えば本実施例では、その遊技盤ベース7全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能な透明な遊技盤ベース7とする。また、遊技盤ベース7は、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有するもので、該透光性部材で形成した領域を介して裏側に配設される演出表示装置(液晶表示装置)18が臨む。
遊技盤ベース7を形成する透光性部材は、例えば、遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有し、かつ透明な材質のものを選択する。例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂材、ポリアリレート樹脂材などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
遊技盤ベース7の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース7を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース7に色彩・模様を施したりすることも可能であり、前記演出表示装置(液晶表示装置)18の表示に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤ベース7の裏面側に配設される演出表示装置(液晶表示装置)18の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
遊技部材は、本実施例では、例えば一般入賞口となる左右の一般入賞装置8、遊技状態表示器21の特別図柄変動表示部(遊技状態表示部)13の変動表示を起動すると共に、遊技状態を大当りとするか否かの抽選処理を起動する始動領域としての始動入賞装置9、その始動入賞装置9を拡開するためのチューリップ式の普通電動役物10、大当り遊技時に開放するアタッカと称する特別電動役物を構成する大入賞装置11、遊技状態表示器21の普通図柄変動表示部14を作動させるゲート12、遊技球の流下に変化を与える図示しない多数の遊技釘などが遊技部材として遊技盤ベース7に備えられている。また、本実施例では、遊技盤ベース7に固定される基部26aから前方に向けて突出するように設け、遊技球転動領域Aを転動流下する遊技球が当たり、遊技球の流下方向を転動案内する湾曲状の遊技球誘導板26を遊技部材として備えている。すなわち、本実施例では、このような遊技球誘導板26を配設して遊技球の転動流下する領域を図面上で向かって左側の遊技球転動領域A1を通過するように制御している。従って、この構成により、その左側の遊技球転動領域A1で略中央付近に備えた始動入賞装置9への遊技球の入賞率が向上する。
演出表示装置(液晶表示装置)18は、本実施例では、所定の可変表示開始条件が成立、例えば始動入賞装置9に遊技球が入賞し、遊技状態表示器21の遊技状態表示部13の変動表示が開始することを開始条件として複数種類の装飾図柄19a,19b,19cが変動表示を開始するスロットマシンのリールの如く装飾図柄による演出表示領域を少なくとも有している。
ただし、本発明の範囲内でその他の演出画像、例えば遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報などによる演出表示領域を備えることも可能である。
また、装飾図柄19a,19b,19cの表示領域の大小及び形状は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。表示領域全体の大小及び形状も任意で、本実施例のように遊技盤6全体が透明な部材からなる場合には、遊技盤6全体の大きさに対応した大きい領域にわたる大きな表示領域とすることができる。
演出表示装置(液晶表示装置)18に表示される装飾図柄は、例えば図1に示すように、スロット機のリールのように左右に3列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に並んで区別され、それぞれが上から下に向かって回転するように変動表示されているリール画像で、各装飾図柄19a,19b,19cの列毎に複数の装飾図柄が変動表示される。表示される装飾図柄19a,19b,19cは、特別図柄とは異なる図柄であって、上述の通り、特別図柄の変動開始に応じて変動が開始され、特別図柄の表示結果が導出されるまでの間に、後述する操作手段20を遊技者が操作することによって停止表示がなされる。また、装飾図柄は、3つの図柄でなくてもよく、また変動表示の態様も上下方向に限られるものではなく、横方向あるいは前後方向などでもよい。
また、本実施例では、3つの列のそれぞれの停止表示が、それぞれ1つずつ表示される実施の形態であるが、一つの列に複数、例えば3つずつ停止表示される形態などであってもよい。
遊技状態表示器21は、本実施例では、図2に示すように、図面に向かって大入賞装置11の左隣りに視認可能に備えられ、前記始動入賞装置9への遊技球の入賞を契機に、大当り判定手段によって遊技者にとって有利な大当り遊技状態に移行させるか否かの抽選を行ない、その結果に基づいて、特別図柄の変動表示の後に表示結果を表示する特別図柄変動表示部(遊技状態表示部)13と、その他、普通図柄変動表示部14、特別図柄保留記憶数表示部15、普通図柄保留記憶数表示部16、ラウンド数表示部17などで構成されている。本実施例では、取付部材33の前面側に取り付けられ、その各表示部が遊技機前面側から視認可能に透光性を有する部材からなるカバー部材40を遊技盤6の前方に配設している。
操作手段20は、本実施例では、三列で変動表示する演出表示装置18の各図柄列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に応じて三箇所のボタン(左図停止ボタン20a,中図停止ボタン20b,右図停止ボタン20c)が、図1に示すように、上述した上皿3の前面に横並びで備えられている。
この操作手段20の配設個所、配設個数若しくは形状などは特に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
この操作手段20は、例えば図示しない遊技制御手段(副制御基板)に電気的に接続されている。そして、左図停止ボタン20aが押下されると左図停止信号が、中図停止ボタン20bが押下されると中図停止信号が、右図停止ボタン20cが押下されると右図停止信号がそれぞれ遊技制御手段に入力されるようになっている。すなわち、それぞれの停止信号は、それぞれが対応する図柄を停止表示させるための信号であり、これら信号を受信した遊技制御手段により、演出表示装置(液晶表示装置)18に変動表示中の対応図柄列の図柄を停止表示させるための制御が行われる。つまり、左図停止ボタン20a、中図停止ボタン20b、右図停止ボタン20cは、変動表示される各装飾図柄19(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止させる機能を有している。
本実施例では、図示しないが、本体枠1内で演出表示装置18の背面には、遊技の進行を制御する主制御基板(主制御回路)や、該主制御基板(主制御回路)からの信号に従って各演出装置(液晶表示装置18,スピーカなど)を制御する副制御基板(副制御回路)などの制御装置を配した基板ベースが装着されている。
本実施例では、前記開閉扉2が配設される本体枠1の前面側上部に、該本体枠1上部に備えられる左右のスピーカを覆うように任意形状のカバー部材25が配設されている。
本発明は、大入賞装置11の大入賞扉110の開閉作動を遊技者に察知され難い構造を備えることで特定確変当たりに当選したことをわかり難くすることを目的としているもので、本実施例では、そのための一技術的手段として、前記透光性部材からなる遊技盤ベース7とともに、大入賞装置11を構成している各構成部材を透光性部材で形成しているものである。以下、目的達成のための具体的な一形態を説明する。
大入賞装置11は、遊技球を受け入れ易い開状態と遊技球を受け入れ難い閉状態に可変可能な大入賞扉110と、その大入賞扉110の周辺領域を覆うカバー部材(台板)112と、該カバー部材112の前面に、遊技機前方に向けて突出するように取り付けられる大入賞口飾り111と、前記カバー部材112の背面に、遊技機後方に向けて突出するように取り付けられて遊技盤ベース7の裏側領域(後方領域)に備えられ、大入賞扉110の開状態時に入賞した遊技球を誘導するとともに大入賞扉110を駆動する駆動機構(大入賞口ソレノイド117、スライダ118、図示しないプランジャ及びアクチュエータなど)を収納する後方部材(リアボックス)113とで構成されている。
そして本実施例では、これら大入賞扉110、大入賞口飾り111、カバー部材112及びリアボックス113の全てが透光性を有する部材(透明部材)で形成されている。
大入賞装置11を構成する透光性部材は、前記遊技盤ベース7を構成している透光性部材が採用可能であるがこれに限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。なお、少なくとも前記大入賞扉110とカバー部材112を透明部材で形成しているものであれば本発明の範囲内であり、遊技機構成によって適宜他の大入賞装置構成部材を透光性部材で形成することが可能である。
大入賞扉110は、本実施例によれば大入賞口11aを閉蓋可能平板状に形成されており、駆動機構を構成している図示しないアクチュエータに連結されており、大入賞口ソレノイド117が通電し、図示しないプランジャ及びスライダ118が引き付けられ、アクチュエータが回転することで開閉可能に構成されている。なお、大入賞扉110の開閉構造は従来周知の構造が採用されている。
大入賞口飾り111は、本実施例によれば、大入賞扉110の開閉領域R1を中央に設けてカバー部材112の前面に、遊技機の前方に向けて突出するように一体に取り付け固定されており、前記中央の開閉領域R1を挟んで左右両側に、流下してきた遊技球を遊技盤6の左右方向へと遊技球の転動方向を変化させる流下方向変更面部111a,111aを一体に突設して構成されている。
カバー部材112は、本実施例によれば、大入賞扉110の周辺領域を覆う所定形状の平板部材であって、遊技盤ベース7の所定位置にネジ止め固定される。
リアボックス113は、本実施例によれば、前面を開口したボックス形状で、カバー部材112の背面側に、その開口をカバー部材112の開口と合わせて一体に固定され、大入賞装置11に入賞した遊技球を所定方向へと誘導する誘導部材(シーソ114、カウントスイッチ115、図示しない球経路)を内装し、前記誘導部材の後方には、駆動機構を取付け可能な取付部材116を一体に備えている。
取付部材116は、大入賞口ソレノイド117などの駆動機構を収納可能な収納部119を一端側に備えた平板状に形成し、その後方(背面)には発光装置、例えばLED(Light Emitting Diode)基板(発光ダイオード)120を一体に備えている。
前記取付部材116の少なくとも一部には、前記発光装置120からの光を拡散可能な拡散構造121が施されている。なお、発光装置120はLED基板に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
拡散構造121は、本実施例では、発光装置120からの光を拡散可能に形成されている凹凸加工部が採用されており、この凹凸加工部(拡散構造121)は、大入賞扉110が開状態になった際の開領域と対応する後方部材113の所定位置(所定領域)に施されており、後方部材113に施される拡散構造121が大入賞扉110の開領域と一致している。
本実施例の凹凸加工部(拡散構造121)は、図7に示すような多数のダイヤカット面121aを前記所定位置に施すことにより形成している。ダイヤカット面121aのカット形態は、特に本図示形態に限定はされないが、発光装置120からの光を多方向へと拡散可能なカット形態を採用する方が装飾効果を高めることができるため、大入賞装置11の開放は遊技者に察知され難くなる。
本実施例では、さらに図2乃至図4に示すように、遊技盤高さ方向で大入賞装置11の直上位置に、後方装飾部材122を備えている。後方装飾部材122は、遊技盤ベース7の背面に取付固定されている。
この後方装飾部材122は、大入賞装置11と略同じ幅で遊技盤ベース7や大入賞装置11などを構成する透光性部材をもって形成され、その前面領域122aの全域にダイヤカット面121aを施している。また、上面領域122bの全域には、遊技盤の左右方向に向けて並設する凹凸面122cが施されている。
このように、大入賞装置11の直上位置に装飾効果の高い後方装飾部材122を備えているため、さらに大入賞装置11周辺の装飾効果が高まる。本実施例では、図示していないが、この後方装飾部材122の背面側に、裏側から光を当ててさらなる装飾効果を発揮させるため、所定の発光装置(例えばLED基板)などを備えることも可能である。
なお、本実施例では、取付部材116の所定領域にダイヤカット面121aを多数施した実施の一形態であるが、これに限定されず、このような拡散構造としてのダイヤカット面121aは、取付部材116の所定領域のみでなく、取付部材116のその他の領域、あるいはリアボックス113やカバー部材112、大入賞口飾り111の全ての面あるいはその他の構成部材(シーソ114など)の全ての面若しくは一部の面にダイヤカット面121aを施す形態とすることも可能で装飾効果を高める構成が好ましい。また、ダイヤカット面121aは、所定領域毎にその大きさ、カット形状を異にする構成を採用しても装飾効果が向上する。
また、発光装置(LED基板)120から発せられる光の種類を様々な発色に調整したり、光の強さを強弱調整したりして装飾効果を高めることも本発明の範囲内である。
本実施例によれば、遊技盤ベース7とともに大入賞装置11を透光性部材で形成したため、大入賞扉110及びその周辺領域全域が透明に形成され、大入賞扉110の遊技機前後方向の色彩が変化しないこととなり、大入賞扉110の開閉状態の動きが遊技者に察知され難い。従って、特定確変当たり(突然確変)に当選しても、そのことが大入賞装置11の大入賞扉110の開放が察知され難くなり、いわゆる「当たりの引き損」のような感を遊技者に与えることが少なくなる。
また、本実施例によれば、LED基板などの発光装置120から発せられる光により、透明部材で形成された大入賞装置11の全体が滲んで見えるようになるとともに、リアボックス113には発光装置120からの光を拡散させることの可能な拡散構造121(ダイヤカット面121a)を備えたため、発光装置120から発せられる光が拡散構造121(ダイヤカット面121a)により拡散されて装飾効果が高まるため、さらに大入賞装置11の大入賞扉110の開放は遊技者に察知され難くなる。
さらに、本実施例のように、リアボックス113の背面側に発光装置120を備えていることで、発光装置120から遊技盤前方に設けられた大入賞扉110、カバー部材112までの距離が長くなるため、より一層、発光装置120からの光が拡散して装飾効果が高まり、大入賞扉110の開放が遊技者に察知され難くなる。
本発明遊技機の一実施例を示す概略斜視図である。 種々の遊技部材を備えた遊技盤の概略正面図である。 遊技盤の概略斜視図である。 遊技盤の概略背面図である。 (a)は大入賞装置の概略正面図、(b)は概略背面図である。 (a)は大入賞装置の概略斜視図、(b)は概略平面図である。 (a)は正面方向から見た概略分解斜視図、(b)は背面方向から見た概略分解斜視図である。 取付部材の概略背面図である。
符号の説明
7 遊技盤ベース
11 大入賞装置
110 大入賞扉
112 カバー部材
113 後方部材(リアボックス)
120 発光部材
121 拡散構造(凹凸加工部)

Claims (5)

  1. 遊技盤ベースに種々の遊技部材を設けて構成された遊技盤を備え、
    前記遊技部材には、所定の入賞装置への遊技球の入賞に基づいて、大当り遊技状態又は当該大当り遊技状態よりも遊技者に対する利益の低い特定大当り状態に移行した場合、遊技球を受け入れ易い開状態と遊技球を受け入れ難い閉状態に可変可能な大入賞扉と、
    前記特定大当り状態に移行したことに基づいて、前記特定大当り状態に移行したことを遊技者が認識できる第1の演出とは異なる演出であって、前記特定大当り状態に移行したことを遊技者が認識し難い第2の演出を実行する演出手段と、
    その大入賞扉の周辺領域を覆うカバー部材と、
    遊技盤ベースの裏側領域に備えられ、大入賞扉の開状態時に入賞した遊技球を誘導するとともに大入賞扉を駆動する駆動機構を収納する後方部材とで構成されている大入賞装置を含む遊技機において、
    前記大入賞扉とカバー部材及び前記遊技盤ベースを透明部材で形成し、
    遊技盤ベースの背面側にて、大入賞装置の直上位置に備えた後方装飾部材を有し、
    前記後方装飾部材は、その前面領域にダイヤカット面を施したことを特徴とする遊技機。
  2. 開放した大入賞扉の側方領域及び下方領域を覆うように、カバー部材の前面から遊技機前方に向けて突出するように備えた大入賞口飾りを有し、前記大入賞口飾りが透明部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 後方部材の全域若しくは所定領域を透明部材で形成し、
    前記後方部材は、大入賞装置に入賞した遊技球を所定方向へ誘導する誘導部材と、前記誘導部材の後方に配され、駆動機構を取付け可能な取付部材とを含み、
    前記取付部材の後方には発光装置を備え、
    前記取付部材の少なくとも一部には、前記発光装置からの光を拡散可能な拡散構造が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 拡散構造は、大入賞扉が開状態になった際の開領域と対応する取付部材の所定位置に施されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 拡散構造は発光装置からの光を拡散可能に形成されている凹凸加工部であることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
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