JP2005296302A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 透明領域を通して駆動手段及び伝達部材が視認されにくく、美観を損なうことがない弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技盤4の透明領域から外れた位置に始動口ソレノイド14(大入賞口ソレノイド15)を設け、透明領域に重なる部分が透明なアーム16(アーム33)により一対の可動翼片21a、21b(アタッカー扉32)に駆動力を伝達し、透明領域を通して始動口ソレノイド14(大入賞口ソレノイド15)及びアーム16(アーム33)を視認しにくくして美観の低下をなくす。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技領域内を遊技球が流下するパチンコ機等の弾球遊技機に関し、特に、遊技領域を構成するベース板として透明性を有する部材が用いられる弾球遊技機に関し、美観の低下を防止することを企図したものである。
弾球遊技機(例えば、パチンコ機)では、遊技球を入賞させるための始動入賞口、可変入賞口、大入賞口が遊技領域のベース板(遊技盤)に設けられている。始動入賞口、可変入賞口、大入賞口を遊技球が通過するパチンコ機の中には、遊技盤の一部に透明性を有する部材が用いられ、透明性を有する部材を用いて形成された領域の背面側に液晶表示装置などの表示装置が設けられたパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2等)。
一方、例えば、始動入賞口、可変入賞口や大入賞口には可動部材(可動翼片、アタッカー扉)が設けられ、可動翼片やアタッカー扉は、遊技球を入賞口に受け入れやすい状態と受け入れにくい状態に変換(開閉)される。この可動翼片やアタッカー扉は、電力の供給によりスイッチ部が動作するソレノイド等の電磁アクチュエータ(駆動手段)を用いて開閉動作される。電磁アクチュエータは可動翼片やアタッカー扉の裏側における遊技盤に設けられ、スイッチ部の動作が可動翼片やアタッカー扉に伝えられるようになっている。このような、電磁アクチュエータを用いて可動部材の開閉を行う技術は種々のものが公知となっている(例えば、特許文献3等)。
近年、遊技性を向上させて遊技の演出効果をさらに高めるために、大型の表示装置を用いて遊技盤の広い領域に、遊技球の様々な流下状況や入賞状況に応じて多数のパターンに変化する図柄等の画像を表示させることが検討されている。広い領域に画像を表示させるためには、始動入賞口、可変入賞口や大入賞口が設けられた領域に対しても透明性を有する領域とした遊技盤とする必要がある。
特開平11−76517号公報 特開2000−61049号公報 特開2003−164597号公報
始動入賞口、可変入賞口や大入賞口が設けられた領域に対しても透明性を有する領域とした遊技盤とした場合(遊技盤の全面を透明板にした場合)、可動翼片やアタッカー扉が設けられた遊技盤の裏側には電磁アクチュエータが存在しているため、雑然とした印象を与える虞のある電磁アクチュエータが遊技者に視認されてしまうことになる。このため、遊技の演出効果は飛躍的に高まる一方で、パチンコ機の美観を損ねてしまう虞が生じる可能性があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、可動部材を動作させる駆動手段によって美観を損ねることがない弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、特に、大型の表示装置を用いて遊技盤の広い領域に画像を表示させても、即ち、遊技領域を形成する遊技盤の透明領域を広くしても、可動部材を動作させる駆動手段が視認されることがない弾球遊技機を提供し、もって、遊技の演出効果の飛躍的な向上と美観の低下防止とを両立させることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の弾球遊技機は、裏側が視認できる透明領域を有するベース板の前記透明領域に遊技球が流下可能な遊技領域を形成し、前記遊技領域に可動部材が配置された遊技盤を備え、前記遊技盤の前記透明領域から外れた位置に前記可動部材の駆動手段と、前記駆動手段の駆動力を前記可動部材に伝達する伝達部材とを設け、前記透明領域に重なる位置の前記伝達部材を透明にしたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明の弾球遊技機では、遊技領域の透明領域に配置された可動部材の駆動手段を透明領域から外れた位置に設け、伝達部材の透明領域と重なる部位を透明にしたことにより、透明領域を通して駆動手段及び伝達部材が視認されにくくなり、美観を損なうことがない。
そして、請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、前記遊技盤の裏側に表示状態が変化する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、透明領域である遊技領域における演出効果を飛躍的に向上させることができる。
また、請求項3に係る本発明は、請求項1もしくは請求項2に記載の弾球遊技機において、前記可動部材は、前記遊技球を受け入れやすい第1の状態と、前記遊技球を受け入れにくい第2の状態とに変換する可変入賞装置であることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、透明領域を通して駆動手段及び伝達部材が視認されにくくなり、美観を損なうことがない弾球遊技機で、遊技球を受け入れやすい第1の状態と、遊技球を受け入れにくい第2の状態とに変換する可変入賞装置を備えることができる。
また、請求項4に係る本発明は、請求項3に記載の弾球遊技機において、前記可変入賞装置は、一対の可動翼片が連動して開閉することで前記第1の状態と前記第2の状態とに変換するものであり、前記伝達部材は、ベース板の裏側でもって前記一対の可動翼片に連結されて一方向に往復移動することで前記一対の可動翼片を開閉させる連結部材と、前記駆動手段及び前記連結部材を連結し、前記駆動手段の駆動力を連結部材の一方向の往復移動として伝達する長尺部材とで構成されることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、簡単な駆動機構により一対の可動翼片が連動して開閉する可変入賞装置とすることができる。
また、請求項5に係る本発明は、請求項4に記載の弾球遊技機において、前記長尺部材の移動を案内する透明の案内部材を設けたことを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、駆動手段と一対の可動翼片とに距離があっても確実に駆動力を伝達することができる。
また、請求項6に係る本発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の弾球遊技機において、前記駆動手段はソレノイドであり、前記ソレノイドの駆動部が前記伝達部材に連結されていることを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、ソレノイドの動作により応答性良く可動部材を動作させることができる。
上記目的を達成するための請求項7に係る本発明の弾球遊技機は、裏側が視認できる透明領域を有するベース板の前記透明領域に遊技球が流下可能な遊技領域を形成し、前記遊技領域に、一対の可動翼片が連動して開閉することで前記遊技球を受け入れやすい第1の状態と、前記遊技球を受け入れにくい第2の状態とに変換する可変入賞装置が配置された遊技盤を備え、前記遊技盤の裏側に表示状態が変化する表示手段と、前記遊技盤の前記透明領域から外れた位置に前記一対の可動翼片を開閉させるためのソレノイドと、前記ソレノイドの駆動力を前記一対の可動翼片に伝達する伝達部材とを設け、前記伝達部材は、前記ベース板の裏側でもって前記一対の可動翼片に連結されて一方向に往復運動することで前記一対の可動翼片を開閉させる連結部材と、前記ソレノイドの駆動部及び前記連結部材を連結し、前記ソレノイドの駆動力を連結部材の一方向の往復運動として伝達し、少なくとも前記透明領域に重なる部分が透明な長尺部材とで構成され、前記長尺部材の移動を案内する透明の案内部材を設けたことを特徴とする。
請求項7に係る本発明の弾球遊技機では、遊技領域の透明領域に配置された遊技球を受け入れやすい第1の状態と、遊技球を受け入れにくい第2の状態に変換する可変入賞装置のソレノイドを透明領域から外れた位置に設け、透明領域に重なる部分の長尺部材を透明にしたことにより、透明領域を通してソレノイド及び長尺部材が視認されにくくなり、美観を損なうことがない。そして、ソレノイド及び長尺部材が視認されにくく、美観を損なうことがない弾球遊技機で、透明領域である遊技領域における演出効果を飛躍的に向上させることができ、簡単な駆動機構により一対の可動翼片が連動して開閉する可変入賞装置とすることができ、ソレノイドと一対の可動翼片とに距離があっても確実に駆動力を伝達することができ、ソレノイドの動作により応答性良く一対の可動翼片を開閉させることができる。
本発明の弾球遊技機は、透明領域である遊技領域に配置された可動部材の駆動手段を透明領域から外れた位置に設け、透明領域と重なる部位の伝達部材を透明にしたので、透明領域を通して駆動手段及び伝達部材が視認されにくくなり、美観を損なうことがない弾球遊技機とすることができる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図面は模式的なものであり、各部材の形状や各寸法の比率等は現実のものとは異なる。従って、具体的な形状や寸法の比率等は以下の説明を参酌して判断すべきであり、図面相互間においても互いの寸法関係や比率関係が異なる部分が含まれている。
図1には本発明の一実施形態例に係る弾球遊技機の全体構成を表す斜視状況、図2には遊技盤の斜視状況、図3には遊技盤の概略構成を説明する分解斜視状況、図4には遊技盤の正面視、図5には遊技盤の裏面視を示してある。
また、図6、図7、図8には電動役物の開閉機構を示してあり、図6は閉じた状態の裏側からの正面、図7は開いた状態の裏側からの正面、図8には開閉機構の斜視状況を示してある。また、図9、図10には一対の可動翼片の開閉機構の分解斜視を示してあり、図9には裏側からの分解斜視、図10には表側からの分解斜視を示してある。更に、図11にはアタッカー扉の開閉機構の斜視状況を示してある。
図1に基づいて弾球遊技機(以下、単に遊技機と記す)の全体構成を説明する。
遊技機1には外枠2が備えられ、遊技場の島設備に外枠2を介して遊技機1が設置される。外枠2にはベースドア3が開閉可能に支持されている。ベースドア3には遊技領域4aが形成される遊技盤4が設けられ、ベースドア3には遊技盤4の前面側に配されて開閉可能となるガラス扉5が備えられている。遊技盤4は、遊技領域4aと、透明領域を有するベース板4bと、後述する可変入賞装置とを構成し、遊技盤4は、ベース板4b上に遊技球が流下する遊技領域4aが形成された構成となっている。
遊技盤4には始動口ユニット6が設けられ、始動口ユニット6に遊技球が入球することで所定数(例えば5個)の遊技球が賞球として払い出される。同時に、始動口ユニット6に遊技球が入球することで特別図柄の変動表示が開始される。また、遊技盤4には大入賞口ユニット7が設けられ、大入賞口ユニット7は、遊技状態が大当たり遊技状態となった時に所定の態様で開閉し遊技球が入球することによって所定数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出されるようになっている。
更に、遊技盤4には一般入賞口8a、8b、8c、8dが設けられ、一般入賞口8a、8b、8c、8dに遊技球が入球することで所定数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出される。そして、遊技盤4の下部にはアウト口9が設けられ、始動口ユニット6、大入賞口ユニット7及び一般入賞口8a、8b、8c、8dに入賞しなかった遊技球がアウト口9に受け入れられる。
本実施形態例では、始動口ユニット6及び大入賞口ユニット7は、後述するベース板4bの遊技領域4a(透明領域)の範囲に配置され、遊技球を受け入れやすい第1の状態(開状態)または遊技球を受け入れにくい第2の状態(閉状態)に変化可能な可変入賞装置とされている。また、ベースドア3には表示手段(図2に示す液晶表示装置12)が設けられ、液晶表示装置12により特別図柄の変動表示やデモ画像の表示が行われる。遊技者は、遊技盤4(ベース板4b)を介して液晶表示装置12に表示される画像を視認できるように構成されている。
図2、図3に基づいて遊技盤4の構成を説明する。
遊技盤4は、少なくとも一部の領域が透明な透明領域を有するベース板4bを備え、ベース板4b上の透明部に遊技領域4aが形成され、遊技領域4aに始動口ユニット6及び大入賞口ユニット7が配置されている。また、遊技盤4は、ベース板4bの背面側に設けられた背面側ステージ4eと、ベース板4bの前面側に設けられた前面側ステージ4fと、遊技領域4aに発射された遊技球を背面側ステージ4e上に誘導するワープ口4gと、一般入賞口8a、8b、8c、8dに入賞した遊技球をベース板4bの背面側に誘導する一般入賞球誘導口11a、11b、11c、11dとを有している。
ベース板4bは、具体的には、アクリル板やポリカーボネート等の透明性を有する部材を用いて形成される。遊技者が正対するベース板4bの正面側には遊技球が流下する遊技領域4aが形成され、ベース板4bには始動口ユニット6の始動口取付板6aや大入賞口ユニット7の大入賞口取付板7aが取り付けられると共に、遊技球の流下方向を変化させる釘(図示省略)等が配設されている。
また、ベース板4bの背面側にはスペーサ13を介して液晶表示装置12が配置される。スペーサ13は、ベース板4bと液晶表示装置12との間における遊技領域4a(透明領域)から外れた位置に、後述する駆動手段としての始動口ソレノイド14や大入賞口ソレノイド15等を設けるためのスペースを形成する部材である。また、液晶表示装置12は、デモ画像や特別図柄の変動表示や所定の演出(例えば、大当たりやリーチ演出等)に係る画像を表示する。このため、演出効果を飛躍的に向上させることができる。
図3に示すように、始動口ユニット6及び大入賞口ユニット7は、ベース板4bの開口部4cに、ベース板4bの前面側から挿入される。また、ベース板4bの背面側には、始動口ユニット6及び大入賞口ユニット7の駆動手段や伝達部材、裏側部材等を設けるためのスペースを形成するスペーサ13が配置されている。更に、スペーサ13の背面側には液晶表示装置12が配置されている。液晶表示装置12はベースドア3(図1参照)に取り付けられている。
図1、図2、図3に示すように、始動口ユニット6及び大入賞口ユニット7は互いに近接して設けられ、始動口ユニット6の下方に近接して大入賞口ユニット7が位置するように構成されている。
図4、図5に基づいて始動口ユニット6を説明する。
始動口ユニット6は、ベース板4b(図2、図3参照)に取り付けられる始動口取付板6aと、始動口取付板6aに取り付けられ、後述する始動口ソレノイド14が駆動することによって遊技球を受け入れやすい開状態(第1の状態)または遊技球を受け入れにくい閉状態(第2の状態)に変化する一対の可動翼片21a、21bを備えている。
ベース板4bの背面側には、一対の可動翼片21a、21bの開閉駆動を行う始動口ソレノイド14が設けられ、始動口ソレノイド14は遊技領域4a(透明領域)から外れた位置、即ち、一般入賞口8bの裏側に設けられている。始動口ソレノイド14の駆動部には伝達部材である長尺部材としてのアーム16が連結され、アーム16の先端に一対の可動翼片21a、21bが連結している。始動口ソレノイド14の駆動により、アーム16が軸方向に往復移動し、後述する連結部材を介して一対の可動翼片21a、21bを連動して開閉するようになっている。
アーム16は透明な部材で構成され、透明な案内部材17により往復移動が案内されている。アーム16は少なくとも透明領域と重なる部位が透明にされている。始動口ソレノイド14が遊技領域4a(透明領域)から外れた位置である一般入賞口8bの裏側に設けられ、始動口ソレノイド14の駆動力が透明なアーム16を介して一対の可動翼片21a、21bに伝えられる。尚、案内部材17は省略することも可能である。
このため、透明領域を通して始動口ソレノイド14及びアーム16が視認されにくくなり、美観を損なうことがなく、興趣の低下につながることがない。そして、アーム16を案内部材17で案内するようにしたので、始動口ソレノイド14と一対の可動翼片21a、21bとに距離があっても確実に駆動力を伝達することができる。また、駆動手段としてソレノイドを用いたので、応答性よく一対の可動翼片21a、21bを開閉させることができる。
図6乃至図10に基づいて始動口ユニット6を具体的に説明する。
図6、図7に示すように、始動口取付板6aには回動中心ピン22a、22bを介して可動翼片21a、21bが開閉自在に支持され、始動口取付板6aには回動中心ピン22a、22bを円弧中心とした円弧長穴23a、23bが設けられている。可動翼片21a、21bの回動中心と異なる位置には動作ピン24a、24bの先端が取り付けられ、動作ピン24a、24bは円弧長穴23a、23bに移動自在に支持されている。つまり、動作ピン24a、24bが円弧長穴23a、23bを移動することにより可動翼片21a、21bが回動中心ピン22a、22bを中心に開閉される。
図6、図7、図9に示すように、始動口取付板6aの裏側にはリンク25a、25bが回動自在に設けられ、リンク25aの上側及びリンク25bの下側には駆動ピン26a、26bが設けられている。そして、リンク25a、25bの回動中心位置側には連結リンク27a、27bが設けられ、連結リンク27a、27bは動作ピン24a、24bの基端に連結されている。
つまり、駆動ピン26a、26bが図6の状態(可動翼片21a、21bが閉じている状態)から同時に図中右方向に移動することで、図7に示すように、リンク25aが時計回り方向に回動すると共にリンク26bが反時計回り方向に回動し、連結リンク27a、27bを介して動作ピン24a、24bが円弧長穴23a、23bを下側に移動し、可動翼片21a、21bが回動中心ピン22a、22bを中心に回動して開状態にされる。
一方、始動口ソレノイド14(図5参照)の駆動力はアーム16を介して一対の可動翼片21a、21bに伝えられる。このため、リンク25a、25bの駆動ピン26a、26bを一方向に往復動させて可動翼片21a、21bを開閉させる連結部材28(伝達部材)が設けられている。連結部材28にはアーム16の先端16aが係止し、始動口ソレノイド14(図5参照)の駆動によりアーム16を介して連結部材28が往復移動する。
図8、図9に示すように、リンク25a、25bの回動中心の部位にはスライドピン29a、29bが設けられる一方、図8、図9、図10に示すように、連結部材28にはスライドピン29a、29bに摺動自在に嵌合する長孔30a、30bが形成されている。また、連結部材28にはリンク25a、25bの駆動ピン26a、26bが摺動自在に嵌合し上下方向に延びる規制長孔31a、31bが設けられ、駆動ピン26a、26bは規制長孔31a、31bに対して左右方向には移動不能で長手方向(上下方向)にのみ摺動自在に嵌合している。
つまり、スライドピン29a、29bに長孔30a、30bが案内されて連結部材28が往復移動することで、規制長孔31a、31bに嵌合する駆動ピン26a、26bが左右方向に移動する。これにより、可動翼片21a、21bが回動中心ピン22a、22bを中心に回動して開閉される。即ち、始動口ソレノイド14(図5参照)の駆動によりアーム16を介して連結部材28が一方向に往復移動し、一対の可動翼片21a、21bが開閉される。
上述した始動口ユニット6を備えたことにより、始動口ソレノイド14及びアーム16が視認されにくく美観を損なうことがない弾球遊技機で、遊技球を受け入れやすい開状態と遊技球を受け入れにくい閉状態に変換する一対の可動翼片21a、21bを備えた可変入賞装置を備えることができる。そして、簡単な駆動機構により一対の可動翼片21a、21bを連動して開閉させることができる。
尚、アーム16を介して一対の可動翼片21a、21bを連動して開閉させる機構は、上述したリンク部材を組み合わせた構成に限定されず、始動口ソレノイド14、アーム16の駆動力を一対の可動翼片21a、21bの開閉動作として伝達する機構であれば他の構成を適用することも可能である。例えば、アーム16と連結部材28を一体成形としてもよい。
図4、図5に基づいて大入賞口ユニット7を説明する。
大入賞口ユニット7は、ベース板4b(図2、図3参照)に取り付けられる大入賞口取付板7aと、大入賞口取付板7aに取り付けられ、後述する大入賞口ソレノイド15が駆動することによって遊技球を受け入れやすい開状態(第1の状態)または遊技球を受け入れにくい閉状態(第2の状態)に変化するアタッカー扉32を備えている。
ベース板4bの背面側にはアタッカー扉32の開閉駆動を行う大入賞口ソレノイド15が設けられ、大入賞口ソレノイド15は遊技領域4a(透明領域)から外れた位置、即ち、アウト口9に相当する高さ位置の裏側に設けられている。大入賞口ソレノイド15の駆動部には伝達部材である長尺部材としてのアーム33が連結され、アーム33の先端にアタッカー扉32が連結している。大入賞口ソレノイド15の駆動によりアーム33が軸方向に往復移動し、後述する駆動連結部材を介してアタッカー扉32を開閉するようになっている。アーム33は透明領域と重なる部位がないので、透明な部材で構成してもしなくてもよい。
このため、透明領域を通して大入賞口ソレノイド15が視認されにくくなり、美観を損なうことがない。また、駆動手段としてソレノイドを用いたので、応答性よくアタッカー扉32を開閉させることができる。
図11に基づいて大入賞口ユニット7を具体的に説明する。図11(a)には前面側からのアタッカー扉の開閉機構、図11(b)には裏面側からのアタッカー扉の開閉機構を示してある。
図11に示すように、アタッカー扉32の下辺の端部にはアタッカー扉32の下辺に沿った方向に延びる回動軸34が固定され、大入賞口取付板7aにはアタッカー扉32の下辺部分が回動軸34を介して枢支されている。回動軸34にはU字状開口34aを有する嵌合部材34bが固定されている。一方、大入賞口ソレノイド15には駆動力を伝えるアーム33が取り付けられ、アーム33の上端には駆動連結部材35が固定されている。駆動連結部材35にはアタッカー扉32側に延びるレバー35aが設けられレバー35aの先端部35bが嵌合部材34aのU字状開口34aに遊嵌されている。アーム33が軸方向に往復動(上下動)することにより、レバー35aが上下動し、U字状開口34aに遊嵌されている先端部35bを介して嵌合部材34aが上下方向に揺動する。嵌合部材34aの上下方向の揺動により回動軸34が回動し、アタッカー扉32が開閉される。これにより、大入賞口ソレノイド15の駆動によりアタッカー扉32が開閉される。
アタッカー扉32の内側には図示しない可動部材(入賞球を振り分けるシーソー等)が設けられ、アタッカー扉32以外の可動部材もソレノイドによって可動される。図示は省略したが、これらの駆動手段も遊技領域4a(透明領域)から外れた位置に配置され、透明領域を通して視認されにくくなっている。
上述した大入賞口ユニット7を備えたことにより、大入賞口ソレノイド15が視認されにくく美観を損なうことがない弾球遊技機で、遊技球を受け入れやすい開状態と遊技球を受け入れにくい閉状態に変換するアタッカー扉32を備えた可変入賞装置を備えることができる。そして、簡単な駆動機構によりアタッカー扉32を開閉させることができる。
上述した遊技機は、大型の液晶表示装置12を用いて遊技盤4の広い領域に画像を表示させても、即ち、遊技領域を形成する遊技盤4の透明領域を広くしても、一対の可動翼片21a、21bを開閉させる始動口ソレノイド14及びアタッカー扉32を開閉させる大入賞口ソレノイド15が視認されることがない遊技機となり、遊技の演出効果の飛躍的な向上と美観の低下防止とを両立させることができる。
上述した実施形態例では、可動部材として可変入賞装置である一対の可動翼片21a、21b及びアタッカー扉32を例に挙げて説明したが、可動部材としてはこれに限定されるものではない。例えば、図12に示したように、人形(図には雪だるまを示してある)41に可動部材として腕42を備え、所定の入賞口に遊技球が入球した際に腕42を動かすように構成したものに適用することも可能である。この場合も、遊技領域4a(透明領域)から外れた位置に腕42を動かすための駆動手段を設け、透明領域に重なる部分が透明な伝達手段を用いて駆動力を伝達する。
このような場合、液晶表示装置12で雪36を降らせる状態を表示する等することで、演出効果を更に向上させることができる。人形に限らず、遊技者の目をひきつけるものにすることにより、演出効果の向上と相まって、透明領域を通して視認される裏機構部材の認識感も低下し、美観の低下抑制感が得られ興趣の低下防止を図ることができる。
上述した実施形態例では、駆動手段として始動口ソレノイド14、大入賞口ソレノイド15を例に挙げて説明したが、電磁アクチュエータに代えてエアを駆動源とするアクチュエータを適用することも可能である。エアを駆動源とした場合、図13に示すように、遊技球が通過した際に回転する回転物44に対してエアを透明チューブ45から供給するようにすることも可能である。所定の入賞口に遊技球が入球した際に透明チューブ45からエアを供給することで、演出効果を更に向上させることができる。
また、上述した実施形態例では、遊技盤4の裏側に液晶表示装置12を設けた遊技機を例に挙げて説明したが、本発明は液晶表示装置12が備えられていない遊技機に適用することも可能である。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論であり、本発明の技術的範囲は前述した説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明は、可動部材を動作させる駆動手段が美観を損ねることがない弾球遊技機、特に、大型の表示装置を用いて遊技盤の広い領域に画像を表示させても、即ち、遊技領域を形成する遊技盤の透明領域を広くしても、可動部材を動作させる駆動手段が視認されることがない弾球遊技機の産業分野で利用することができる。
本発明の一実施形態例に係る弾球遊技機の全体構成を表す斜視図である。 遊技盤の斜視図である。 遊技盤の概略構成を説明する分解斜視図である。 遊技盤の正面図である。 遊技盤の裏面視図である。 一対の可動翼片の閉じた状態の裏側からの正面図である。 一対の可動翼片の開いた状態の裏側からの正面図である。 一対の可動翼片の開閉機構の斜視図である。 一対の可動翼片の開閉機構の裏側からの分解斜視図である。 一対の可動翼片の開閉機構の表側からの分解斜視図である。 アタッカー扉の開閉機構の斜視図である。 可動部材の他の実施形態例の説明図である。 可動部材の他の実施形態例の説明図である。
符号の説明
1 遊技機
2 外枠
3 ベースドア
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b ベース板
4c 開口部
4e 背面側ステージ
4f 前面側ステージ
4g ワープ口
5 ガラス扉
6 始動口ユニット
7 大入賞口ユニット
8a,8b,8c,8d 一般入賞口
9 アウト口
11a,11b,11c,11d 一般入賞球誘導口
12 液晶表示装置
13 スペーサ
14 始動口ソレノイド
15 大入賞口ソレノイド
16 アーム
17 案内部材
21a,21b 可動翼片
22a,22b 回動中心ピン
23a,23b 円弧長孔
24a,24b 動作ピン
25a,25b リンク
26a,26b 駆動ピン
27a,27b 連結リンク
28 連結部材
29a,29b スライドピン
30a,30b 長孔
32 アタッカー扉
33 アーム
34 回動軸
34a U字状開口
34b 嵌合部材
35a レバー
35b 先端部
36 雪
41 人形
42 腕
44 回転物
45 透明チューブ

Claims (7)

  1. 裏側が視認できる透明領域を有するベース板の前記透明領域に遊技球が流下可能な遊技領域を形成し、前記遊技領域に可動部材が配置された遊技盤を備え、前記遊技盤の前記透明領域から外れた位置に前記可動部材の駆動手段と、前記駆動手段の駆動力を前記可動部材に伝達する伝達部材とを設け、前記透明領域に重なる位置の前記伝達部材を透明にしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、前記遊技盤の裏側に表示状態が変化する表示手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載の弾球遊技機において、
    前記可動部材は、前記遊技球を受け入れやすい第1の状態と、前記遊技球を受け入れにくい第2の状態とに変換する可変入賞装置である
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項3に記載の弾球遊技機において、
    前記可変入賞装置は、
    一対の可動翼片が連動して開閉することで前記第1の状態と前記第2の状態とに変換するものであり、
    前記伝達部材は、
    前記ベース板の裏側でもって前記一対の可動翼片に連結されて一方向に往復移動することで前記一対の可動翼片を開閉させる連結部材と、
    前記駆動手段及び前記連結部材を連結し、前記駆動手段の駆動力を連結部材の一方向の往復移動として伝達する長尺部材とで構成される
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項4に記載の弾球遊技機において、
    前記長尺部材の移動を案内する透明の案内部材を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の弾球遊技機において、
    前記駆動手段はソレノイドであり、前記ソレノイドの駆動部が前記伝達部材に連結されている
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  7. 裏側が視認できる透明領域を有するベース板の前記透明領域に遊技球が流下可能な遊技領域を形成し、前記遊技領域に、一対の可動翼片が連動して開閉することで前記遊技球を受け入れやすい第1の状態と、前記遊技球を受け入れにくい第2の状態とに変換する可変入賞装置が配置された遊技盤を備え、
    前記遊技盤の裏側に表示状態が変化する表示手段と、
    前記遊技盤の前記透明領域から外れた位置に前記一対の可動翼片を開閉させるためのソレノイドと、
    前記ソレノイドの駆動力を前記一対の可動翼片に伝達する伝達部材とを設け、
    前記伝達部材は、前記ベース板の裏側でもって前記一対の可動翼片に連結されて一方向に往復運動することで前記一対の可動翼片を開閉させる連結部材と、前記ソレノイドの駆動部及び前記連結部材を連結し、前記ソレノイドの駆動力を連結部材の一方向の往復運動として伝達し、少なくとも前記透明領域に重なる部分が透明な長尺部材とで構成され、
    前記長尺部材の移動を案内する透明の案内部材を設けた
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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