JP3999954B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットマシン等の遊技機に関し、図柄表示手段の前側に相対的に移動可能なカバー手段を備えたものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機には、遊技盤の遊技領域の略中央部に、遊技図柄及びその背景画像等を変動表示可能な表示部を有する図柄表示手段を配置し、図柄始動手段の遊技球の検出を条件に、表示部の遊技図柄及び背景画像を所定時間変動させて、その変動後の遊技図柄が特定態様となる場合に、利益状態発生手段により遊技者に有利な利益状態を発生させると共に、図柄表示手段に利益状態の発生を演出する「大当たり」等の遊技情報と、その利益状態の演出画像等を表示するようにしたものがある。
【0003】
表示部を液晶表示部により構成した図柄表示手段では、液晶表示部の前側に、この液晶表示部側を視認可能な透明、その他のカバー手段を設け、このカバー手段で液晶表示部を保護している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の図柄表示手段は、カバー手段を液晶表示部側に設けるか、又は液晶表示部が装着された表示ケース体側に設けるかの違いはあるが、液晶表示部に対してカバー手段を相対的に移動不能に固定し、このカバー手段を介して液晶表示部の遊技図柄等の全表示を視認できるようにしている。
【0005】
このため従来の図柄表示手段では、その液晶表示部の全領域を利用して各種の演出表示を行える反面、液晶表示部の視認領域が常に一定し、利益状態が発生した場合にもその視認領域を変化させて演出を行うようなことはできない。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、図柄表示手段の表示部の視認領域を変化させて、従来にない斬新な演出を行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技図柄26a〜26cを表示する図柄表示手段16と、該図柄表示手段16の前側に配置されたカバー手段53とを備えた遊技機において、前記図柄表示手段16は前記遊技図柄26a〜26cを表示する主表示領域27と、該主表示領域27に対して交差する二方向の周辺部分に配置され且つ遊技状態を示す遊技情報31a〜31cを複数表示する副表示領域28とを備え、前記カバー手段53はその視認部74が前記遊技図柄26a〜26cに対応し該視認部74の周辺側の隠蔽部75が前記副表示領域28の各遊技情報31a〜31cを隠蔽する通常位置と、前記遊技図柄26a〜26c及び前記各遊技情報31a〜31cが選択的に前記視認部74内に入る移動位置X1,X2,Y1,Y2との間で前記二方向に移動可能なカバー板70を備え、前記図柄表示手段16のケース体52に対してガイド機構71を介して前記二方向の内の一方向に移動自在に配置された可動枠69と、該可動枠69と前記ケース体52との間に設けられ且つ前記カバー板70が前記通常位置と前記一方向の前記移動位置Y1,Y2とに位置するように該可動枠69を前記一方向に往復移動させる可動枠駆動手段79とを備え、前記カバー板70を前記可動枠69にガイド機構76を介して前記二方向の内の他の一方向に移動自在に配置し、該カバー板70と前記可動枠69との間に設けられ且つ該カバー板70を前記通常位置と前記他の一方向の前記移動位置X1,X2との間で往復移動させるカバー板駆動手段80を設け、前記カバー板70は不透明な前記隠蔽部75と開口状の前記視認部74とを有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。図1及び図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。
【0009】
前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが設けられている。発射手段9は、発射ハンドル10を操作したときに、発射モータ等の発射駆動手段11により打撃槌12を駆動して、上皿7から発射レール13上に1個づつ供給される遊技球を遊技盤4側へと発射させるようになっている。
【0010】
遊技盤4には、図3に示すように、ガイドレール14が環状に装着されると共に、そのガイドレール14の内側の遊技領域15に特別図柄表示手段16、普通図柄表示手段17、特別図柄始動手段18、可変入賞手段19、普通図柄始動手段20、普通入賞手段21〜23等の複数個の遊技部品が配置されている。
【0011】
特別図柄表示手段16は図柄表示手段の一例であって、遊技盤4に装着された表示ケース体24と、表示ケース体24に装着された液晶表示部25を備えている。表示ケース体24の上部に、普通図柄を変動表示可能な普通図柄表示手段17が設けられている。
【0012】
液晶表示部25の前側の表示画面は、図4に示すように矩形状、その他の適宜形状であって、略中央部分に配置され且つ特別図柄26a〜26cの変動表示等の主要な表示を行う主表示領域27と、この主表示領域27の周辺部分に配置され且つ遊技情報の表示を行う副表示領域28とが設けられている。主表示領域27には、複数個、例えば3個の特別図柄(遊技図柄)26a〜26cを変動可能に表示する図柄表示領域29と、その特別図柄26a〜26cの背景となる背景画像を変動可能に表示する背景表示領域30とが設けられている。なお、主表示領域27には、特別利益状態が発生した場合の演出画像、遊技休止中のデモ画像、その他の画像を表示可能である。背景表示領域30は図柄表示領域29を含むように設けても良い。
【0013】
副表示領域28は、その各隅部等の所要箇所に所定条件の下で各種の遊技情報31a〜31c、例えば「大当たり」等の特別利益状態情報31a、「外れ」等の非特別利益状態情報31b、「確変」等の確変情報31cを表示可能である。この実施形態では液晶表示部25の一方の対角線方向の両側に、「大当たり」等の特別利益状態情報31aを表示し、他方の対角線方向の一方に「外れ」等の非特別利益状態情報31bを、他方の対角線方向の他方に「確変」等の確変情報31cを夫々表示するようになっている。
【0014】
特別図柄26a〜26cには「0」〜「9」までの数字図柄が使用され、特別図柄始動手段18の遊技球の検出を条件に、その数字図柄が乱数制御等により背景画像と共に所定時間変動して、予め定められた「7・7・7」等の特別態様(特定態様)又は特別態様以外の非特別態様で停止するようになっている。
【0015】
また普通図柄にも「0」〜「9」までの数字図柄が使用されており、普通図柄始動手段20が遊技球を検出することを条件に、その数字図柄が乱数制御等により所定時間変動して、予め定められた「7」等の所定態様又は所定態様以外の非所定態様で停止するようになっている。
【0016】
なお、特別図柄26a〜26c、普通図柄には数字図柄の他、アルファベット図柄、キャラクタ、その他の図柄を使用しても良い。背景画像には動画、その他が使用されている。
【0017】
特別図柄始動手段18は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞困難な閉状態とに開閉する開閉式入賞手段を構成するものであって、開閉自在な左右一対の開閉爪32を備えた電動チューリップが使用され、普通図柄表示手段17の変動後の普通図柄が所定態様となる場合に開閉爪32が所定時間開放するようになっている。
【0018】
可変入賞手段19は、遊技球が入賞し易い開状態と入賞不能な閉状態とに開閉する開閉式であって、下部側の横軸廻りに開閉自在な開閉板33を備え、特別図柄表示手段16の変動後の特別図柄26a〜26cが特別態様となって特別利益状態が発生した場合に開閉板33が前側に開放するようになっている。
【0019】
可変入賞手段19は、内部に入賞検出手段34と特定領域検出手段35とを備え、開閉板33の開放から所定時間が経過するか、又は所定時間が経過するまでに入賞検出手段34が所定数(例えば10個)の遊技球を検出することを条件に開閉板33を閉じ、特定領域検出手段35が特定領域への遊技球の通過を検出することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで特別利益状態、即ち開閉板33の開閉動作を繰り返すようになっている。
【0020】
前枠3の裏側には、図2に示すように、遊技盤4を裏側から押さえる裏機構板34aが開閉自在に装着されている。裏機構板34aには、遊技盤4の裏側の裏カバー35aが嵌合する開口部36が形成され、その上側に遊技球タンク37及びタンクレール38が、左右方向の一側に払い出し手段39が、下側に通路ユニット40が夫々設けられている。
【0021】
遊技球タンク37は、遊技球補給系から補給された遊技球を貯留して、タンクレール38を経て払い出し手段39側へと供給するようになっている。払い出し手段39はモータ駆動による回転式であって、遊技球タンク37から供給される遊技球を通路ユニット40等を経て上皿7側へと払い出すようになっている。
【0022】
裏カバー35aは、遊技盤4に装着された特別図柄表示手段16等の複数個の遊技部品を裏側から覆うためのもので、遊技盤4に着脱自在に固定されている。裏カバー35aには、遊技制御基板41を収納する遊技制御基板ケース42と、ランプ制御基板43を収納するランプ制御基板ケース44と、音声制御基板45を収納する音声制御基板ケース46とが着脱自在に装着されている。遊技制御基板ケース42は裏カバー35aの上部側に配置され、この遊技制御基板ケース42の下側にランプ制御基板ケース44と音声制御基板ケース46とが左右に配置されている。
【0023】
通路ユニット40の裏側には、ケース取り付け板47を介して制御基板ケース48が着脱自在に装着され、この制御基板ケース48内に電源基板49と払い出し制御基板50とが左右に収納されている。
【0024】
表示ケース体24は、図5〜図8に示すように、遊技盤4の前側に着脱自在に装着された前ケース体51と、この前ケース体51に対応して遊技盤4の裏側に着脱自在に装着された後ケース体52とを備えている。後ケース体52には、液晶表示部25が着脱自在に装着されると共に、液晶表示部25の前側に配置されたカバー手段53と、該カバー手段53を液晶表示部25に対して相対的に略平行に往復移動させるための移動手段54とが設けられている。
【0025】
前ケース体51は、遊技盤4の前側に当接する前飾り板55と、この前飾り板55の上部側に設けられ且つ前方に突出する庇部56と、前飾り板55の裏側に設けられ且つ遊技盤4の装着孔57に嵌合する本体部58とを備えている。本体部58の前側は後方に凹入する凹入部59となっており、その凹入部59の後壁部60側に液晶表示部25に対応して表示窓61が開口状に設けられている。
【0026】
前ケース体51には、本体部58の下辺側の左右略中央に、遊技球を遊技盤4の前側に落下させる落下ステージ62が形成され、庇部56側の左右の球入り口63から入った遊技球を、凹入部59の左右両側で本体部58に形成された縦方向の案内通路64を経て、その下端側の球出口65から落下ステージ62へと案内し、この落下ステージ62から遊技盤4の前側に落下させるようになっている。なお、落下ステージ62の下方に特別図柄始動手段18が配置されている。
【0027】
後ケース体52には前ケース体51側の表示窓61に対応する開口66が形成され、その開口66に表示画面を合わせて液晶表示部25が後ケース体52の裏側に装着されている。後ケース体52はカバー手段53が表示窓61の後端に近接するように遊技盤4の裏側に装着されている。液晶表示部25の裏側に表示制御基板67を収納する表示制御基板ケース68が設けられている。
【0028】
カバー手段53は図5〜図8に示すように、後ケース体52の前面に液晶表示部25の表示画面及び遊技盤4の前面と略平行に配置され且つ後ケース体52に対して液晶表示部25の一方の対角線方向に移動自在に支持された板状の可動枠69と、この可動枠69の前側(又は後側)に略平行に配置され且つ可動枠69に対して液晶表示部25の他方の対角線方向に移動自在に支持されたカバー板70とを備えている。
【0029】
可動枠69は液晶表示部25を隠蔽しないように液晶表示部25よりも大きい開口69aを有し、液晶表示部25の一方の対角線方向に移動自在に案内する第1ガイド機構71を介して後ケース体52により摺動自在に支持されている。第1ガイド機構71は可動枠69(又は後ケース体52)に形成されたガイド孔72と、後ケース体52(又は可動枠69)に固定され且つガイド孔72に摺動自在に嵌合するガイド突起73とにより構成され、可動枠69の周辺部に複数個設けられている。
【0030】
カバー板70は液晶表示部25の主表示領域27に対応する大きさの視認部74と、この視認部74の外周側に設けられ且つ通常時に副表示領域28を前側から隠蔽可能な大きさの隠蔽部75とを有し、液晶表示部25の他方の対角線方向に移動自在に案内する第2ガイド機構76を介して可動枠69により摺動自在に支持されている。視認部74は液晶表示部25側を視認できるように開口状になっており、また隠蔽部75は液晶表示部25側を隠蔽できるように不透明になっている。
【0031】
第2ガイド機構76はカバー板70(又は可動枠69)に形成されたガイド孔77と、可動枠69(又はカバー板70)に固定され且つガイド孔77に摺動自在に嵌合するガイド突起78とにより構成され、カバー板70の周辺部に複数個設けられている。なお、ガイド機構71,76は、案内部と被案内部とによって可動枠69、カバー板70を所定方向に案内できる構造であれば良い。
【0032】
カバー板70は、可動枠69の後ケース体52に対する移動と、カバー板70の可動枠69に対する移動との組み合わせにより、図9に示すように特別図柄26a〜26c等を前側から視認可能に視認部74が主表示領域27に対応し且つ隠蔽部75が副表示領域28を隠蔽する通常位置Oと、遊技情報31a〜31cの何れか及び特別図柄26a〜26cが視認部74内に入る移動位置X1,X2,Y1,Y2との間で液晶表示部25の対角線方向に移動可能である。従って、カバー板70は、視認部74を経て視認可能な液晶表示部25の表示画面側の視認領域が、少なくとも特別図柄26a〜26cを含む範囲内で変化するように移動可能である。
【0033】
移動手段54は図7及び図8に示すように、可動枠69を第1ガイド機構71に沿って往復移動させる第1駆動手段79と、カバー板70を第2ガイド機構76に沿って往復移動させる第2駆動手段80とを備えている。第1駆動手段79は後ケース体52側に枢軸81により揺動自在に枢支され且つ一端側が係合ピン、長孔等を介して可動枠69に連結された揺動アーム82と、後ケース体52側に設けられ且つ揺動アーム82を枢軸81廻りに駆動するソレノイド83とを有する。ソレノイド83は後ケース体52側にピン等で枢支され、その可動鉄心83aが揺動アーム82の他端側に連結されている。
【0034】
第2駆動手段80は可動枠69側に枢軸84により揺動自在に枢支され且つ一端側が係合ピン、長孔等を介してカバー板70に連結された揺動アーム85と、可動枠69側に設けられ且つ揺動アーム85を枢軸84廻りに駆動するソレノイド86とを有する。ソレノイド86は可動枠69側にピン等で枢支され、その可動鉄心86aが揺動アーム85の他端側に連結されている。なお、ソレノイド83,86は3位置切り換え型であって、その励磁方向に応じて可動鉄心83a,86aが消磁状態の中立位置から伸縮方向に作動するようになっている。駆動手段79,80は電気的駆動手段であればソレノイド83,86に代えてモータを用いても良い。
【0035】
図11は制御系を例示するブロック図である。遊技制御基板41、表示制御基板67を含む各制御基板41,43,45,49,50,67は、その制御対象、制御機能別に別々の基板により構成されている。
【0036】
遊技制御基板41は主として遊技盤4側の遊技動作を制御するためのもので、図11に示すように所定利益状態抽選手段90、所定利益状態判定手段91、所定利益状態発生手段92、特別利益状態抽選手段93、特別利益状態判定手段94、変動パターン選択手段95、停止図柄選択手段96、特別利益状態発生手段97、確率変動手段98及びコマンド送信手段99等を備え、その各手段90〜99は演算処理機能を有するCPU、ROM、RAM等により構成されている。また表示制御基板67は、図11に示すようにコマンド解析手段100、普通表示制御手段101、特別表示制御手段102、移動制御手段103等を備え、その各手段100〜103も演算処理機能を有するCPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0037】
所定利益状態抽選手段90は、普通図柄始動手段20の遊技球の検出に基づいて、普通図柄の変動後に所定利益状態を発生させるか否かを乱数抽選により抽選するためのもので、例えば所定態様の発生確率が1/10の場合に0〜9までの10個の乱数値を発生させる等、所定数の所定利益状態抽選用乱数を順次発生させておき、普通図柄始動手段20が遊技球を検出したときに、その所定利益状態抽選用乱数から何れかの乱数値を抽選するようになっている。
【0038】
所定利益状態判定手段91は、所定利益状態抽選手段90の抽選乱数値が所定利益状態判定値の場合に所定利益状態と判定するように、所定利益状態抽選手段90で抽選された乱数値に基づいて、所定利益状態を発生させるか否かを乱数判定により判定するようになっている。
【0039】
所定利益状態発生手段92は、所定利益状態判定手段91が所定利益状態の発生と判定した場合に、普通図柄表示手段17の変動後の普通図柄が所定態様で停止した後に、遊技者に有利な所定利益状態を発生させるためのもので、特別図柄始動手段18の開閉爪32を所定時間開放させるようになっている。
【0040】
特別利益状態抽選手段93は、特別図柄始動手段18の遊技球の検出に基づいて、特別図柄26a〜26cの変動後に特別利益状態を発生させるか否かを乱数抽選により抽選するためのもので、例えば特別態様の発生確率が1/350の場合に0〜349までの350個の乱数値を発生させる等、所定数の特別利益状態抽選用乱数を順次発生させておき、特別図柄始動手段18が遊技球を検出したときに、その特別利益状態抽選用乱数から何れかの乱数値を抽選するようになっている。
【0041】
特別利益状態判定手段94は、特別利益状態抽選手段93の乱数値が特別利益状態判定値(例えば、乱数値「7」)の場合に特別利益状態と判定するように、特別利益状態抽選手段93で抽選された乱数値に基づいて、特別利益状態を発生させるか否かを乱数判定により判定するようになっている。
【0042】
変動パターン選択手段95は、特別利益状態判定手段94の判定結果に基づいて、特別利益状態発生用変動パターン、非特別利益状態発生用変動パターン等の複数種類の変動パターンの中からそのときの特別図柄26a〜26cの変動表示に供する特定の変動パターンを択一的に選択するためのものである。
【0043】
停止図柄選択手段96は、特別図柄表示手段16に最終的に表示される特別図柄26a〜26cの種類を選択するためのもので、特別利益状態判定手段94の判定結果に基づいて、特別利益状態と判定したときに特別態様となる特別図柄26a〜26cの種類を、非特別利益状態と判定したときに非特別態様となる特別図柄26a〜26cの種類を夫々選択するようになっている。
【0044】
特別利益状態発生手段97は、特別利益状態判定手段94が特別利益状態と判定した場合に、特別図柄表示手段16の特別図柄26a〜26cが特別態様で停止した後に、遊技者に有利な特別利益状態を発生させるためのもので、可変入賞手段19の開閉板33を開放させるようになっている。
【0045】
なお、特別利益状態発生手段97は、可変入賞手段19の開閉板33が開放から所定時間が経過するか、又は所定時間が経過するまでに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞することを条件に開閉板33を閉じ、また遊技球が特定領域を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで可変入賞手段19に開閉動作を繰り返えさせるようになっている。
【0046】
確率変動手段98は、特別図柄表示手段16の特別図柄26a〜26cが奇数図柄で特別態様となる等の所定の確率変動条件を充足したときに、変動後の特別図柄26a〜26cが特別態様となる確率、即ち特別利益状態抽選手段93が特別利益状態判定値の乱数値を抽選する確率を通常の低確率(例えば1/350)から高確率(例えば1/50)に変動させるためのものである。なお、確率変動手段98は、その後に特別図柄表示手段16が所定回数変動する等の所定の確率変動解除条件を充足したときに、高確率から通常の低確率に戻すようになっている。
【0047】
コマンド送信手段99は、所定利益状態判定手段91での所定利益状態、非所定利益状態の判定結果、特別利益状態判定手段94での特別利益状態、非特別利益状態の判定結果、変動パターン選択手段95での変動パターンの選択結果、停止図柄選択手段96での停止図柄の選択結果、確率変動手段98の確率変動結果等に関する所定のコマンドを遊技制御基板41から表示制御基板67側へと夫々一方向通信により送信するようになっている。
【0048】
コマンド解析手段100は、コマンド送信手段99により遊技制御基板41側から送信される各コマンドを受信し解析して記憶するようになっている。普通表示制御手段101は、コマンド解析手段100からコマンドの解析出力があった場合に、所定利益状態判定手段91の判定結果に基づいて普通図柄表示手段17の普通図柄を所定時間変動させると共に、所定利益状態判定手段91が所定利益状態と判定したときに変動後の普通図柄を所定態様で、また非所定利益状態と判定したときに変動後の普通図柄を非所定態様で夫々停止させるように、その判定結果に応じて普通図柄を変動制御するようになっている。
【0049】
特別表示制御手段102は特別図柄26a〜26cの変動制御等の特別図柄表示手段16側の各種表示の制御を行うためのもので、変動パターン選択手段95で選択された変動パターンに基づいて特別図柄26a〜26cが変動し、所定時間の変動後に、停止図柄選択手段96で選択された停止図柄で停止するように特別図柄表示手段16の特別図柄26a〜26cを制御する変動制御部102aと、特別利益状態情報31a、非特別利益状態情報31b、確変情報31c等の遊技情報31a〜31cを表示制御する遊技情報制御部102bとを備えている。
【0050】
遊技情報制御部102bは、コマンド解析手段100の解析結果に基づいて所定条件の下に副表示領域28に表示される特別利益状態情報31a、非特別利益状態情報31b、確変情報31c等の遊技情報31a〜31cを制御するためのもので、特別利益状態判定手段94が特別利益状態と判定した場合に、特別図柄26a〜26cが特別態様で停止した後に特別利益状態情報31aを、特別利益状態判定手段94が非特別利益状態と判定した場合に、特別図柄26a〜26cが非特別態様で停止した後に非特別利益状態情報31bを、確率変動条件の充足により確率変動手段98が特別利益状態の発生確率を高確率に確率変動させた場合に確変情報31cを夫々表示させるようになっている。なお、特別利益状態情報31aは特別利益状態の終了、非特別利益状態情報31bは特別図柄26a〜26cの非特別態様の確定から所定時間が経過したとき又は特別図柄26a〜26cの次の変動が開始する前に、確変情報31cは高確率状態の終了によって夫々消える。
【0051】
移動制御手段103は所定条件、即ち副表示領域28に特別利益状態情報31a、非特別利益状態情報31b、確変情報31c等の遊技情報31a〜31cが表示される条件の下に移動手段54を作動させて、特別利益状態情報31a、非特別利益状態情報31b、確変情報31c等の遊技情報31a〜31cが視認部74内に入るようにカバー手段53を通常位置Oから各位置X1,X2,Y1,Y2に制御するためのものである。
【0052】
例えば移動制御手段103は、特別利益状態判定手段94が特別利益状態と判定した場合に、特別図柄26a〜26cが特別態様で停止した後に視認部74から特別利益状態情報31aを視認できるように、ソレノイド83の励磁方向を所定時間間隔で切り換えてカバー板70を通常位置0とその両側の移動位置X1,X2との間で間欠的に往復移動させる機能と、特別利益状態判定手段94が非特別利益状態と判定した場合に、特別図柄26a〜26cが非特別態様で停止した後に視認部74から非特別利益状態情報31bを視認できるように、ソレノイド86を一方向に励磁してカバー板70を通常位置Oから移動位置Y1へと移動させる機能と、確率変動手段98が特別利益状態の発生確率を高確率に確率変動させた場合に、視認部74から確変情報31cを視認できるように、ソレノイド86を逆方向に励磁してカバー板70を通常位置Oから移動位置Y2へと移動させる機能と、カバー板70を各移動位置X1,X2,Y1,Y2から通常位置Oへと戻す機能とを備えている。
【0053】
上記パチンコ機において、通常、カバー手段53のカバー板70は通常位置Oにあり、視認部74から液晶表示部25の主表示領域27を視認できるようになっている。なお、液晶表示部25の副表示領域28は隠蔽部75により前側から隠蔽されている。
【0054】
遊技に際しては、発射手段9の発射ハンドル10を操作して、発射手段9により遊技球をガイドレール14に沿って順次遊技盤4側に発射させる。すると遊技盤4の上部側に発射された遊技球は、遊技盤4の遊技領域15に入った後、その盤面に沿って落下する間に普通入賞手段21〜23等に入賞するか、普通図柄始動手段20を通過しながら下方へと落下する。
【0055】
遊技球が普通図柄始動手段20を通過すると、所定利益状態抽選手段90がその時点の発生乱数値を抽選して、所定利益状態判定手段91がその抽選乱数値から所定利益状態を発生させるか否かを判定し、コマンド送信手段99がその判定結果のコマンドを表示制御基板67へと送信する。これによって普通表示制御手段101が普通図柄表示手段17の普通図柄を変動させる。
【0056】
そして、所定利益状態判定手段91が所定利益状態と判定した場合には、普通図柄表示手段17の変動後の停止図柄が例えば「7」等の所定態様になった後に所定利益状態発生手段92により所定利益状態が発生し、特別図柄始動手段18の開閉爪32が所定時間開放して、この特別図柄始動手段18に遊技球が入賞し易くなる。
【0057】
遊技球が特別図柄始動手段18に入賞すると、特別利益状態抽選手段93がその時点の発生乱数値を抽選して、特別利益状態判定手段94がその抽選乱数値から特別利益状態を発生させるか否かを判定すると共に、特別利益状態判定手段94の判定結果に応じて変動パターン選択手段95が変動パターンを選択し、停止図柄選択手段96が特別図柄26a〜26cの変動後の停止図柄を選択する。その後、コマンド送信手段99が遊技制御基板41から表示制御基板67へと一方向通信により夫々のコマンドを送信する。
【0058】
表示制御基板67では、コマンド解析手段100が各コマンドを受信して解析し、特別表示制御手段102が特別図柄26a〜26cを変動パターン選択手段95により選択された所定の変動パターンで所定時間変動させ、その変動後に特別態様又は非特別態様となるように停止図柄選択手段96で選択された所定の種類で特別図柄26a〜26cを停止させる。
【0059】
特別図柄26a〜26cが特別態様となれば、その後に特別利益状態発生手段97による特別利益状態が発生し、開閉板33が前側に開放して上方から落下する遊技球を可変入賞手段19へと案内する。これによって遊技者は、多大な利益を享受できる。なお、開閉板33は、その開放時点から所定時間が経過したとき、又は所定時間が経過するまでに所定数の遊技球が入賞したときに閉じ、遊技球が特定領域を通過することを条件に、最大所定回数まで開閉を繰り返す。
【0060】
また特別利益状態が発生すると、遊技情報制御部102bの制御により、液晶表示部25の副表示領域28に「大当たり」等の特別利益状態情報31aが表示されると共に、移動制御手段103の制御により、移動手段54のソレノイド83が正逆方向に間欠的に励磁して可動鉄心83aが伸縮方向に作動し、揺動アーム82を介してカバー手段53の可動枠69を駆動する。これによって可動枠69が移動すれば、この可動枠69に支持されたカバー板70が図10に実線と仮想線とで示すように通常位置Oからその両側の移動位置X1,X2へとP,Q方向に間欠的に移動して、その視認部74の範囲内に副表示領域28の特別利益状態情報31aが入るので、遊技者はその視認部74を経て特別利益状態情報31aを視認できる。
【0061】
特別利益状態が発生する場合の特別図柄26a〜26cの種類が奇数図柄となる等の確率変動条件を充足すると、確率変動手段98が特別利益状態の終了後に特別利益状態抽選手段93の抽選確率を通常確率から高確率へと確率変動させ、その後は特別利益状態抽選手段93が高確率状態で乱数抽選を行う。またこの場合には、遊技情報制御部102bの制御により、副表示領域28に「確変」等の確変情報31cが表示されると共に、移動制御手段103の制御により、移動手段54のソレノイド86が所定方向に励磁して可動鉄心86aが収縮方向に作動し、揺動アーム85を介してカバー板70を駆動する。これによってカバー板70が通常位置Oから移動位置Y2へと移動し、その視認部74の範囲内に副表示領域28の確変情報31cが入るため、遊技者はその確変情報31cを視認部74を経て視認できる。
【0062】
特別利益状態判定手段94の判定結果が非特別利益状態の場合には、変動後の特別図柄26a〜26cは非特別態様で停止する。また遊技情報制御部102bの制御により、副表示領域28に「外れ」等の表示特別利益状態情報31bが表示されると共に、移動制御手段103の制御により、移動手段54のソレノイド86が所定方向に励磁して可動鉄心86aが伸長方向に作動し、揺動アーム85を介してカバー板70を駆動する。これによってカバー板70が通常位置Oから移動位置Y1へと移動し、その視認部74の範囲内に副表示領域28の非特別利益状態情報31bが入るので、遊技者はその非特別利益状態情報31bを視認部74を経て視認できる。
【0063】
このように遊技状態の変化に応じて所定条件の下で遊技情報制御部102bの制御により、液晶表示部25の主表示領域27の周辺の副表示領域28に所定の遊技情報31a〜31cを表示する一方、遊技情報31a〜31cの表示に連動して移動制御手段103の制御によりカバー手段53のカバー板70が移動して、カバー板70の視認部74内に主表示領域27の特別図柄26a〜26cと副表示領域28の遊技情報31a〜31cとが対応するので、従来にない斬新な遊技情報31a〜31cの演出表示が可能である。
【0064】
特にカバー手段53の移動によって、液晶表示部25の表示画面上で視認領域が変化し、隠蔽部75で隠蔽されていた副表示領域28側の遊技情報31a〜31cが視認部74を経て視認可能になるため、通常時に隠蔽部75によって隠蔽状態にあった副表示領域28の遊技情報31a〜31cが遊技者の興趣の対象となり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
【0065】
図12及び図13は本発明の第2の実施形態を例示する。カバー手段53は後ケース体52の前面に略平行に配置され且つ図外のガイド機構により液晶表示部25の対角線方向にのみ移動可能に支持されたカバー板70を備え、そのカバー板70に、通常時に主表示領域27に対応する視認部74と副表示領域28に対応する隠蔽部75とが設けられている。なお、カバー板70と後ケース体52との間に周方向に複数個、例えば4個のバネ110を設け、このバネ110によりカバー板70を各対角線方向に移動可能に弾性的に支持するようにしても良い。バネ110には圧縮バネ、引っ張りバネの何れを用いても良い。
【0066】
移動手段54はカバー手段53を一方の対角線方向に移動させる第1駆動手段79と、他方の対角線方向に移動させる第2駆動手段80とを備えている。第1駆動手段79はカバー手段53の一方の対角線方向の両側に配置された一対の揺動アーム111と、この一対の揺動アーム111を連動させる中継アーム、連動ロッド等の連動機構112と、一方の揺動アーム111を駆動するソレノイド113とを備え、その各揺動アーム111、中継アームは枢軸114等を介して後ケース体52に揺動自在に枢支されている。揺動アーム111は係合ピン、長孔を介してカバー板70に連結されている。
【0067】
第2駆動手段80はカバー手段53の他方の対角線方向の両側に配置された一対の揺動アーム115と、この一対の揺動アーム115を連動させる中継アーム、連動ロッド等の連動機構116と、一方の揺動アーム115を駆動するソレノイド117とを備え、その各揺動アーム115、中継アームは枢軸118等を介して後ケース体52に揺動自在に枢支されている。揺動アーム115は係合ピン、長孔を介してカバー板70に連結されている。なお、他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0068】
このようにカバー手段53は1個のカバー板70により構成することも可能であり、この場合にはカバー手段53の厚さを薄く構成できる。
【0069】
図14〜図17は本発明の第3の実施形態を例示する。液晶表示部25には図14に示すように主表示領域27の上下に副表示領域28があり、この副表示領域28に、特別図柄26a〜26cの変動中に、その変動後の特別図柄26a〜26cが特別態様となることを予告する「大当たりかな?」等の予告情報31dを表示し、特別利益状態の発生中に「大当たり」等の特別利益状態情報31aを表示するようになっている。
【0070】
液晶表示部25の前面側に配置されたカバー手段53は、図15に示すように、主表示領域27に対応する大きさの視認部74と、この視認部74の上下に設けられ且つ副表示領域28を隠蔽する隠蔽部75とを備え、ソレノイド119等により構成された移動手段54の駆動により、視認部74が主表示領域27に、隠蔽部75が副表示領域28に夫々対応する通常位置Oと、視認部74が主表示領域27及び副表示領域28に対応する上下両側の移動位置との間で上下方向に移動可能である。移動手段54は通常位置Oとその上下両側の移動位置との間でカバー手段53を間欠的に往復移動させるようになっている。
【0071】
特別表示制御手段102には、図16に示すように特別図柄26a〜26cの変動中に副表示領域28に予告情報31dを表示し、特別利益状態の発生中に特別利益状態情報31aを表示する遊技情報制御部102bが設けられている。例えば、特別利益状態判定手段94が特別利益状態、非特別利益状態と判定して特別図柄26a〜26cがリーチ変動する場合のリーチ変動パターンには、第1〜第5リーチパターンのように、その変動後の特別図柄26a〜26cが特別態様となって特別利益状態発生手段97による特別利益状態が発生する信頼度(可能性)が異なる複数種類がある。そして、遊技情報制御部102bは、変動パターン選択手段95が第1〜第5リーチパターンの何れかを選択した場合に、特別図柄26a〜26cがリーチ状態になる等の適宜時点で副表示領域28に予告情報31dを表示させ、特別利益状態が発生した場合に副表示領域28に特別利益状態情報31aを表示させるようになっている。
【0072】
なお、第1リーチパターンは信頼度100%、第2リーチパターンは信頼度30%、第3リーチパターンは信頼度15%、第4リーチパターンは信頼度5%、第5リーチパターンは信頼度1%である。
【0073】
移動制御手段103は変動パターン選択手段95が特定の変動パターンを選択した場合に、その変動パターンの信頼度に応じて信頼度が高いほどカバー手段53の上下方向への移動回数が多くなり、また特別利益状態の発生中はカバー手段53が上側の移動位置に停止すべく移動手段54を制御するようになっている。即ち、移動制御手段103は、例えば図17に示すように第1リーチパターンのときに特別図柄26a〜26cの変動中にカバー手段53が5回移動し、以下同様に第2リーチパターンのときに4回、第3リーチパターンのときに3回、第4リーチパターンのときに2回、第5リーチパターンのときに1回夫々移動するように移動手段54を制御可能である。
【0074】
仮に変動パターン選択手段95が第2リーチパターンを選択した場合、変動中に主表示領域27の特別図柄26a〜26cがリーチ状態になれば、遊技情報制御部102bの制御により副表示領域28に「大当たりかな?」等の予告情報31dを表示する。一方、その予告情報31dの表示と連動して移動制御手段103の制御により移動手段54が作動して、カバー手段53を上下方向に4回往復移動させる。
【0075】
そしてカバー手段53が通常位置Oからその上下の移動位置に移動すれば、視認部74が副表示領域28に対応するので、遊技者は視認部74を経て副表示領域28の予告情報31dを視認でき、遊技者に対して変動後の特別図柄26a〜26cが特別態様となり特別利益状態の発生を予告できる。また信頼度に応じてカバー手段53の移動回数が異なり、しかも信頼度が高くなるに伴って移動回数が多くなるので、遊技者はカバー手段53の移動回数から信頼度を把握できる。
【0076】
なお、この実施形態では信頼度が高くなるほどカバー手段53の変動回数が増加するように構成しているが、信頼度が高くなるほどカバー手段53の変動距離、又は移動距離及び移動回数が大きくなるように構成しても良い。
【0077】
図18は本発明の第4の実施形態を例示する。特別図柄表示手段16の液晶表示部25には、その主表示領域27の上下両側に円弧状に副表示領域28が設けられている。カバー手段53は通常時に副表示領域28の「大当たり」「確変」等の遊技情報31a,31cを隠蔽する隠蔽部75と、副表示領域28以外の主表示領域27に対応する視認部74とを備え、主表示領域27の略中央部分、その他を中心として回転可能に設けられている。なお、カバー手段53はモータ等の移動手段54の駆動によりにギヤー、その他の連動手段を介して回転駆動可能である。
【0078】
通常は図18(A)に示すようにカバー手段53の隠蔽部75が液晶表示部25の副表示領域28を隠蔽している。そして、特別利益状態発生手段97による特別利益状態が発生すると、図18(B)に示すように移動手段54によりカバー手段53がa矢示方向に回転して、視認部74が副表示領域28の「大当たり」等の特別利益状態情報31aに対応する。また確率変動手段98による確率変動が発生すると、図18(C)に示すように移動手段54によりカバー手段53がb矢示方向に回転して、視認部74が副表示領域28の「確変」等の確変情報31cに対応する。これによって遊技者は特別利益状態情報31a、確変情報31cが視認可能になる。このようにカバー手段53は、周方向に回転移動するように構成しても良い。
【0079】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。例えば各実施形態では、特別図柄表示手段16の1個の液晶表示部25を対象にして、その液晶表示部25の表示画面に主表示領域27と副表示領域28とを設けているが、主表示領域27用と副表示領域28用との表示部を別々に設けても良い。主表示領域27は中央側にあり、副表示領域28はその外側にあれば良く、副表示領域28で主表示領域27の全体を取り囲むように設ける必要はない。また副表示領域28は主表示領域27の外側であれば、その一方又は一部でも良い。
【0080】
副表示領域28に表示する遊技情報として特別利益状態情報31a、確変情報31c、非特別利益状態情報31b、予告情報31d等を例示しているが、これら以外の遊技情報でも良いし、またその遊技情報の表示形態は文字情報以外の図形情報、記号情報、色情報等でも良い。
【0081】
副表示領域28を視認可能にする場合の所定条件は、副表示領域28に表示される遊技情報と関連して決まるものであり、変動中の特別図柄26a〜26cによる遊技状態の変化、特別図柄26a〜26cの変動後の利益状態等による遊技状態の変化の何れを条件にしても良い。例えば特別図柄26a〜26cが特定の変動パターン、リーチ状態等になった場合に、それに関連付けてカバー手段53を移動させても良いし、また特別利益状態の終了後に、特別図柄始動手段18の開放時間を延長させる場合、普通図柄表示手段17の普通図柄及び/又は特別図柄表示手段16の特別図柄26a〜26cの変動時間を短縮させる場合に、それに関連付けてカバー手段53を移動させても良い。
【0082】
カバー手段53を1又は複数の特定方向に移動可能に構成し、カバー手段53が副表示領域28に表示される遊技情報を視認可能に特定方向に移動するときに、その移動側の副表示領域28に表示される遊技情報が遊技状態の変化に応じて、「大当たり」「確変」等のように順次変化するようにしても良い。なお、この場合には、遊技状態の変化に応じて副表示領域28の遊技情報を変化させる遊技情報制御手段を設けておけば良い。
【0083】
カバー手段53は視認部74と隠蔽部75とを備えたものであれば十分であり、その視認部74の形状は楕円形、その他でも良い。カバー手段53は特別図柄表示手段16の表示ケース体24に設ければ良く、例えば第1の実施形態の場合に前ケース体51側に設けることも可能である。またカバー手段53を表示ケース体24に固定し、これに対して液晶表示部25等の表示部を移動可能に設けて、所定条件の下に表示部側を移動させるようにしても良い。カバー手段53は液晶表示部25の対角線方向、上下方向、回転方向の他、左右方向、前後方向に移動するようにしても良い。カバー手段53を周方向に回転可能に設ける場合、その回転方向は一方向でも良い。
【0084】
カバー手段53の視認部74は開口状に設けているが、液晶表示部25の保護を兼用して透視可能に構成しても良い。視認部74が開口状の場合には、液晶表示部25の前面に保護カバーを設けることが望ましい。カバー手段53の視認部74を透視式にする場合、その視認部74は無色透明、着色透明の何れでも良い。
【0085】
実施形態では、カバー手段53の視認部74は少なくとも遊技図柄26a〜26cを視認できる範囲で図柄表示手段16とカバー手段53とを相対的に移動可能にしているが、移動したときに隠蔽部75で遊技図柄26a〜26cの一部又は全部を隠蔽するようにしても良い。その場合、隠蔽部75は複数個ある遊技図柄26a〜26cの一部の1個又は複数個を図柄単位で隠蔽するようにしても良いし、全て又は一部の遊技図柄26a〜26cの一部分を部分的に隠蔽するようにしても良い。
【0086】
更に本発明は普通図柄表示手段17等でも同様に実施可能であり、またパチンコ機の他、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機、更にはスロットマシン等の遊技機においても同様に実施可能である。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技図柄26a〜26cを表示する図柄表示手段16と、該図柄表示手段16の前側に配置されたカバー手段53とを備えた遊技機において、図柄表示手段16は遊技図柄26a〜26cを表示する主表示領域27と、該主表示領域27に対して交差する二方向の周辺部分に配置され且つ遊技状態を示す遊技情報31a〜31cを複数表示する副表示領域28とを備え、カバー手段53はその視認部74が遊技図柄26a〜26cに対応し該視認部74の周辺側の隠蔽部75が副表示領域28の各遊技情報31a〜31cを隠蔽する通常位置と、遊技図柄26a〜26c及び各遊技情報31a〜31cが選択的に視認部74内に入る移動位置X1,X2,Y1,Y2との間で前記二方向に移動可能なカバー板70を備え、図柄表示手段16のケース体52に対してガイド機構71を介して前記二方向の内の一方向に移動自在に配置された可動枠69と、該可動枠69とケース体52との間に設けられ且つカバー板70が通常位置と一方向の移動位置Y1,Y2とに位置するように該可動枠69を一方向に往復移動させる可動枠駆動手段79とを備え、カバー板70を可動枠69にガイド機構76を介して前記二方向の内の他の一方向に移動自在に配置し、該カバー板70と可動枠69との間に設けられ且つ該カバー板70を通常位置と他の一方向の移動位置X1,X2との間で往復移動させるカバー板駆動手段80を設け、カバー板70は不透明な隠蔽部75と開口状の視認部74とを有しているので、カバー手段53の移動により、従来にない斬新な演出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手段の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手段の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手段の平面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すカバー手段等の正面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手段の平面断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示すカバー手段の移動説明図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示すカバー手段の動作説明図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示すカバー手段の正面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示す特別図柄表示手段の平面断面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示す特別図柄表示手段の説明図である。
【図15】本発明の第3の実施形態を示すカバー手段等の構成図である。
【図16】本発明の第3の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図17】本発明の第3の実施形態を示す動作説明図である。
【図18】本発明の第4の実施形態を示すカバー手段等の構成図である。
【符号の説明】
16 特別図柄表示手段
25 液晶表示部
26a〜26c 特別図柄
28 副表示領域
31a〜31c 遊技情報
53 カバー手段
54 移動手段
74 視認部
75 隠蔽部
97 特別利益状態発生手段
Claims (5)
- 遊技図柄(26a)〜(26c)を表示する図柄表示手段(16)と、該図柄表示手段(16)の前側に配置されたカバー手段(53)とを備えた遊技機において、前記図柄表示手段(16)は前記遊技図柄(26a)〜(26c)を表示する主表示領域(27)と、該主表示領域(27)に対して交差する二方向の周辺部分に配置され且つ遊技状態を示す遊技情報(31a)〜(31c)を複数表示する副表示領域(28)とを備え、前記カバー手段(53)はその視認部(74)が前記遊技図柄(26a)〜(26c)に対応し該視認部(74)の周辺側の隠蔽部(75)が前記副表示領域(28)の各遊技情報(31a)〜(31c)を隠蔽する通常位置と、前記遊技図柄(26a)〜(26c)及び前記各遊技情報(31a)〜(31c)が選択的に前記視認部(74)内に入る移動位置(X1)(X2)(Y1)(Y2)との間で前記二方向に移動可能なカバー板(70)を備え、前記図柄表示手段(16)のケース体(52)に対してガイド機構(71)を介して前記二方向の内の一方向に移動自在に配置された可動枠(69)と、該可動枠(69)と前記ケース体(52)との間に設けられ且つ前記カバー板(70)が前記通常位置と前記一方向の前記移動位置(Y1)(Y2)とに位置するように該可動枠(69)を前記一方向に往復移動させる可動枠駆動手段(79)とを備え、前記カバー板(70)を前記可動枠(69)にガイド機構(76)を介して前記二方向の内の他の一方向に移動自在に配置し、該カバー板(70)と前記可動枠(69)との間に設けられ且つ該カバー板(70)を前記通常位置と前記他の一方向の前記移動位置(X1)(X2)との間で往復移動させるカバー板駆動手段(80)を設け、前記カバー板(70)は不透明な前記隠蔽部(75)と開口状の前記視認部(74)とを有することを特徴とする遊技機。
- 前記図柄表示手段(16)を遊技盤(4)側に固定し、前記可動枠(69)を前記図柄表示手段(16)に対して移動可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記可動枠(69)、前記カバー板(70)を前記図柄表示手段(16)に対して略平行に移動可能に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 変動後の前記遊技図柄(26a)〜(26c)が特定態様となるときに遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(97)を備え、該利益状態発生手段(97)による利益状態の発生と、前記カバー板(70)の移動とを関連付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
- 前記利益状態発生手段(97)による利益状態の発生の信頼度が高いほど、前記カバー体(70)の移動距離及び/又は移動回数を大きくしたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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