JP5371614B2 - アテンダント端末装置およびその制御プログラム - Google Patents
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Description
<1.構成例>
図1乃至図4を用いて、この発明の第1の実施形態に係るアテンダント端末装置およびその制御プログラムの構成例について説明する。
1−1.全体のシステム構成例
まず、図1を用いて、全体のシステム構成例について説明する。
図示するように、本実施形態のシステムは、複数のセルフチェックアウトシステム11と、複数台のPOS端末21と、およびストアコントローラ31とが通信ネットワーク41を介して接続されて構築されている。
セルフチェックアウトシステム11は、複数台のセルフチェックアウト端末101に一台のアテンダント端末501が割り当てられて構成されている。セルフチェックアウト端末101は、決済端末201と秤装置301とから構成されている。
次に、図2を用いて、本実施形態に係るセルフチェックアウトシステム11での各部の配置例を説明する。
図示するように、本実施の形態のセルフチェックアウトシステム11は、四台のセルフチェックアウト端末101に対して一台のアテンダント端末501が割り当てられている。セルフチェックアウト端末101は、一対のセルフチェックアウト端末101が顧客通路121に沿って平行に並べられ、これらの一対のセルフチェックアウト端末101が顧客通路121を介して正面側を対面させるように配置されている。
次に、図3を用いて、本例に係るアテンダント端末501の構成例について説明する。図3は、アテンダント端末501の電気的なハードウェア構成を示すブロック図である。
(i)あらかじめアテンダントのアドレス等を初期値として登録する場合
ディスプレイ504に表示された登録画面を参照してキーボード504、ポンティングデバイス505等を用いて、複数のアテンダント(「甲、乙、丙」)の携帯端末の対応する複数の連絡先をあらかじめ初期値としてROM507に記憶しておく。そして、担当するアテンダント(「甲」)は、ディスプレイ504に表示された選択画面を参照し、ポンティングデバイス505等を用いて、あらかじめROM507に複数記憶されたアドレスのうち、自己(「甲」)のアドレスを選択しておく。
すると、担当するアテンダント「甲」がアテンダント端末501から離れた場合であっても、セルフチェックアウト端末101で発生した計量エラー等のエラーメッセージを、アテンダント「甲」の無線通信端末701が受信することができる。
さらに、初期値としてROM507に登録されていないアドレス等であっても、新たに登録することが可能である。例えば、ディスプレイ504に表示された登録画面を参照してキーボード504、ポンティングデバイス505等を用いて、新たなアテンダント(「丁」)の携帯端末の対応する連絡先を、その場でCPU506中のメモリ等に記憶させる。この場合、そして、担当するアテンダント(「丁」)は、ディスプレイ504に表示された選択画面を参照し、ポンティングデバイス505等を用いて、新たに記憶されたアドレスのうち、自己(「丁」)のアドレスを選択しておく。
すると、担当するアテンダント「丁」がアテンダント端末501から離れた場合であっても、セルフチェックアウト端末101で発生した計量エラー等のエラーメッセージを、アテンダント「丁」の無線通信端末701が受信することができる。エラーメッセージの内容の詳細については、後述する。
HDD510には、例えば、動作プログラム、各種表示フレーム等が記憶保存されており、これらの動作プログラム、各種表示フレーム等は、RAM508に移されて使用される。
I/F512は、システムバス511を介してCPU506に接続され、CPU506による制御を受ける。
通信I/F513は、上記通信ネットワーク41に電気的に接続され、セルフチェックアウト端末101及びストアコントローラ31とアテンダント端末501との間のデータ通信を実現させる。
送信部515は、エラー処理動作の際、例えば、アテンダント端末501に表示されたものと同じ内容等のエラーメッセージを、アテンダントの通信端末701に送信する。
次に、図4を用い、本例に係るアテンダント端末装置501の制御プログラムについて説明する。この制御プログラムは、後述するエラー処理動作に係る手順(S1〜S4)を、CPU(制御部)506にそれぞれ実行させるプログラムモジュール(M1〜M4)として働くものである。
エラー受信判定部M1は、セルフチェックアウト端末101で計量エラー等のエラーが発生した場合、セルフチェックアウト端末101よりアテンダント端末501に送信されるエラー情報を受信したか否かを判定する。
エラーメッセージ表示部M2は、上記計測エラー等のエラー情報を、ディスプレイ503上に表示する。
送信先参照部M3は、例えば、ROM507に予め登録されたアテンダントの通信端末701のアドレス等を参照する。
エラーメッセージ送信部M4は、参照したアテンダントの送信先に、例えば、ディスプレイ503上に表示されたものと同じ内容のエラーメッセージを作成し、無線送信する。
例えば、後述する図6に示すように、(I)計量エラー発生情報表示529、(II)店員呼出表示530を一例に挙げる。
(I)計量エラー発生情報表示529の場合、エラーメッセージ送信部M4は、参照したアテンダント(「甲」)の携帯電話701のアドレスに、エラーメッセージ「レジ4 異常発生 15:20 レジ袋台にて重量減少 1300g→0g」を作成し、これを無線送信する。
ここで、上記エラーメッセージ中、エラーメッセージ送信部M4は、「異常発生」および「レジ袋台にて重量減少」については、ROM507にあらかじめ記憶されたメッセージを用いて自動で作成する。一方、時刻である「15:20」については図示しないタイマー等から取得し、対応レジ番号「レジ4」および重量減少「1300g→0g」についてはエラーが発生したセルフチェックアウト端末101から通信ネットワーク41を介して取得し、上記エラーメッセージと組み合わせて、メールを作成する。
ここで、上記エラーメッセージ中、エラーメッセージ送信部M4は、「店員呼出し中」および「お客様が呼んでいます」については、ROM507にあらかじめ記憶されたメッセージを用いて自動で作成する。一方、対応レジ番号「レジ3」および時刻である「15:15」については図示しないタイマー等から取得し、上記エラーメッセージと組み合わせて、メールを作成する。
例えば、上記(I)計量エラー発生情報表示529の場合、ディスプレイ503上に表示されたエラーメッセージのいくつかを削除したり、新たに加えたりして、メッセージを作成し、送信することが可能である。具体的には、エラーメッセージ送信部M4は、「レジ袋台にて重量減少」については、ROM507にあらかじめ記憶されたメッセージを用いて自動で作成する。一方、対応レジ番号「レジ4」についてはエラーが発生したセルフチェックアウト端末101から通信ネットワーク41を介して取得し、上記エラーメッセージと組み合わせて、メールを作成する。このように、時刻「15:20」および重量減少「1300g→0g」のエラーメッセージを削除することで、送信するデータ量を削減できる点で有利である。
例えば、上記(II)店員呼出表示530の場合、エラーメッセージ送信部M4は、「お客様が呼んでいます」については、ROM507にあらかじめ記憶されたメッセージを用いて自動で作成する。一方、対応レジ番号「レジ3」についてはエラーが発生したセルフチェックアウト端末101から通信ネットワーク41を介して取得し、上記エラーメッセージと組み合わせて、メールを作成する。このように、時刻「15:13」および「店員呼び出し中」のエラーメッセージを削除することが可能である。
さらに、例えば、エラーメッセージ送信部は、エラーが発生したセルフチェックアウト端末101から取得される対応レジ番号のみを含むメッセージ作成しても良い。
次に、図5に示す処理手順フローに沿って、本例に係るアテンダント端末装置501のエラー処理動作ついて説明する。
(ステップS0)
まず、セルフチェックアウト端末101において、顧客自身によるセルフスキャニング処理が行われる。この際、セルフチェックアウト端末101は、例えば、計量エラー等のエラーが発生した場合、表示ポールの先端の表示色をエラーを示す赤色に変化させるとともに、アテンダント端末501に上記エラー情報を送信する。
続いて、アテンダント端末501において、CPU506は、セルフチェックアウト端末101より上記エラー情報を受信したか否かを判定する。エラー情報を受信した場合(Yes)は、続くステップS2へ続く。一方、エラー情報を受信しない場合(No)は、この動作を終了する(End)。
続いて、CPU506は、上記計測エラー等のエラー情報を、ディスプレイ503上に表示し、アテンダント端末501に報知する。表示されたエラー情報は、例えば、ディスプレイ503上の監視画面に図6のように示される。図示するように、本例の場合では、レジ3およびレジ4において表示される(I)計量エラー発生情報表示529、および(II)店員呼出表示530を一例として表示する。
計量エラー発生情報表示529は、スキャニングしたタイミングと計量したタイミングがずれると不正をしたと判断し、スキャニング処理を止めて、エラーとして係員の呼出を促す案内を表示する。これは、セルフチェックアウト端末101では、スキャニング前とスキャニング後の商品の重量を測定し、スキャニングした商品の重量の増減を確認し、スキャニングしていない商品がスキャニング後のカゴに入れられないように不正を防止しているためである。続くステップS4にて、計量エラー発生情報表示529は、アテンダントの携帯端末に送信される。
店員呼出表示530は、異常ではないが、顧客等の利用者が操作等でアテンダントに確認した時などに、アテンダントを呼び出す際に表示されるものである。続くステップS4にて、店員呼出表示530は、アテンダントの携帯端末に送信される。
続いて、CPU506は、上記エラー情報を送信するために、ROM507等に予め登録されたアテンダントの通信端末701のアドレス等を参照する。より具体的には、ROM507には、アテンダントの通信端末701のアドレス、番号、対応する氏名等が表示されたアテンダントの通信先の雛形が格納され、これが参照される。
(ステップS4)
続いて、CPU506は、参照したアテンダントの送信先に、例えば、ディスプレイ503上に表示されたものと同じ内容のエラーメッセージ(例えば、上記(I)計量エラー発生情報表示529、(II)店員呼出表示530等)を作成し、これを送信する。
例えば、(I)計量エラー発生情報表示529の場合、CPU506は、参照したアテンダント(「甲」)の携帯電話701のアドレスに、エラーメッセージ「レジ4 異常発生 15:20 レジ袋台にて重量減少 1300g→0g」を作成し、これを無線送信する。
ここで、上記エラーメッセージ中、CPU506は、「異常発生」および「レジ袋台にて重量減少」については、ROM507にあらかじめ記憶されたメッセージを用いて自動で作成する。一方、時刻である「15:20」については図示しないタイマー等から取得し、対応レジ番号「レジ4」および重量減少「1300g→0g」についてはエラーが発生したセルフチェックアウト端末101から通信ネットワーク41を介して取得し、上記エラーメッセージと組み合わせて、メールを作成する。
この実施形態に係るアテンダント端末装置、その制御プログラム、およびエラー処理動作によれば、少なくとも下記(1)乃至(2)の効果が得られる。
(1)エラーの発生を迅速に把握することができるため、エラー処理を迅速化でき、顧客に不快感を与えることを防止できる。
次に、第2の実施形態に係るアテンダント端末装置およびその制御プログラムについて説明する。この実施形態は、その他のエラー情報の一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
金銭授受エラー表示は、セルフチェックアウト端末101において、例えば、釣銭等が詰まった際に、エラー情報として係員の呼出を促す案内を示す表示である。この金銭授受エラー表示を、上記と同様にステップS4の際、アテンダントの携帯端末に送信する。
レシートエラー表示は、セルフチェックアウト端末101において、例えば、プリントするレシート等が詰まった際に、エラーとして係員の呼出を促す案内を示す表示である。レシートエラー表示を、上記と同様にステップS4の際、アテンダントの携帯端末に送信する。
その他のエラー表示として、上記以外の原因でエラーが発生し、セルフチェックアウト端末101がストップした時に、係員の呼出を促す案内を示すことも可能である。当該エラー表示も、上記と同様にステップS4の際、アテンダントの携帯端末に送信する。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
外部から接続されるセルフチェックアウト端末にエラーが発生した場合、前記セルフチェックアウト端末より送信されるエラー情報を受信したか否かを判定するエラー受信判定部と、
前記エラー受信判定部によりエラー情報が受信されたと判定された場合、前記エラー情報を表示するエラーメッセージ表示部と、
登録されたアテンダントの送信先を参照する送信先参照部と、
エラーメッセージを作成し参照したアテンダントの前記送信先に送信するエラーメッセージ送信部とを具備すること
を特徴とするアテンダント端末装置。
(付記2)
前記エラーメッセージ送信部は、エラーが発生したセルフチェックアウト端末から取得される対応レジ番号を含むメッセージ作成すること
を特徴とする付記1に記載のアテンダント端末装置。
(付記3)
前記エラーメッセージ送信部は、前記エラーメッセージ表示部により表示されたエラー情報と同じ内容のエラー情報を作成すること
を特徴とする付記1または2に記載のアテンダント端末装置。
(付記4)
前記エラー情報が、計量エラーである場合、
前記エラーメッセージ送信部は、エラーが発生したセルフチェックアウト端末から取得される対応レジ番号および重量減少値を含むエラーメッセージを作成すること
を特徴とする付記1または3に記載のアテンダント端末装置。
(付記5)
前記エラー情報は、店員呼出エラー表示、金銭授受エラー表示、またはレシートエラー表示であること
を特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載のアテンダント端末装置。
(付記6)
外部からセルフチェックアウト端末が接続されるアテンダント端末装置に、
前記セルフチェックアウト端末にエラーが発生した場合、前記セルフチェックアウト端末より送信されるエラー情報を受信したか否かを判定する手順と、
エラー情報が受信されたと判定された場合、前記エラー情報を表示する手順と、
登録されたアテンダントの送信先を参照する手順と、
エラーメッセージを作成し参照したアテンダントの前記送信先に送信する手順と
を実行させるための制御プログラム。
Claims (6)
- 外部から接続されるセルフチェックアウト端末にエラーが発生した場合、前記セルフチェックアウト端末より送信されるエラー情報を受信したか否かを判定するエラー受信判定部と、
前記エラー受信判定部によりエラー情報が受信されたと判定された場合、前記エラー情報を表示するエラーメッセージ表示部と、
登録されたアテンダントの送信先を参照する送信先参照部と、
エラーメッセージを作成し参照したアテンダントの前記送信先に送信するエラーメッセージ送信部と
を具備し、
前記エラーメッセージ送信部は、前記エラーメッセージ表示部により表示されたエラー情報と同じ内容のエラー情報を作成し、
前記エラーメッセージ送信部によって送信される前記エラー情報は、複数の前記登録したアテンダントに送信される
ことを特徴とするアテンダント端末装置。 - 前記エラーメッセージ送信部は、エラーが発生したセルフチェックアウト端末から取得される対応レジ番号を含むメッセージ作成すること
を特徴とする請求項1に記載のアテンダント端末装置。 - 前記エラー情報が、計量エラーである場合、
前記エラーメッセージ送信部は、エラーが発生したセルフチェックアウト端末から取得される対応レジ番号および重量減少値を含むエラーメッセージを作成すること
を特徴とする請求項1に記載のアテンダント端末装置。 - 前記エラー情報は、店員呼出エラー表示、金銭授受エラー表示、またはレシートエラー表示であること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアテンダント端末装置。 - 前記登録されたアテンダントとは異なる別のアテンダントのアドレスを、前記送信先として新たに登録可能である
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のアテンダント端末装置。 - 外部からセルフチェックアウト端末が接続されるアテンダント端末装置に、
前記セルフチェックアウト端末にエラーが発生した場合、前記セルフチェックアウト端末より送信されるエラー情報を受信したか否かを判定する手順と、
前記エラー情報が受信されたと判定された場合、前記エラー情報を表示する手順と、
登録されたアテンダントの送信先を参照する手順と、
エラーメッセージを作成し参照したアテンダントの前記送信先に送信する手順と
を実行し、前記エラーメッセージを送信する際、前記表示されたエラー情報と同じ内容のエラー情報を作成し、
送信される前記エラー情報は、複数の前記登録されたアテンダントに送信されるための制御プログラム。
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