JP2018147220A - 精算装置、商品登録装置、各装置のデータ処理方法、およびプログラム、ならびに、情報処理システム - Google Patents

精算装置、商品登録装置、各装置のデータ処理方法、およびプログラム、ならびに、情報処理システム Download PDF

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るみ 池澤
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Abstract

【課題】レシート切れによる顧客回転率の低下を防止し、顧客および店舗の利便性を向上する精算装置、商品登録装置、各装置のデータ処理方法、およびプログラム、ならびに、情報処理システムを提供する。【解決手段】精算装置20は、店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置10から送信される商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置20であって、精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出部210と、検出した残量が第1基準値以下になると商品登録装置10に第1通知信号を出力する出力部220と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、精算装置、商品登録装置、各装置のデータ処理方法、およびプログラム、ならびに、情報処理システムに関する。
セルフチェックアウト端末の状態を表示する表示装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1の表示装置は、会計装置の状態を示す情報を取得し、取得した情報に応じたメッセージを、優先度に従い表示する。ここで表示されるメッセージは、例えば、釣り銭切れ、レシート切れ、ニアエンド等を示すメッセージである。
特開2016−162108号公報
上述した表示装置は、レシート切れやニアエンドの情報を、システム全体を管理するPOSサーバに送信し、管理者に通知するものであるので、現場での認識が遅れたり、現場の店員の人数が足りない場合等にレシート交換作業等の対応が遅れたりすると、精算処理が滞ってしまう。この場合、顧客回転率が低下してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レシート切れによる顧客回転率の低下を抑制することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、精算装置に関する。
第一の側面に係る精算装置は、
店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置であって、
前記精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出手段と、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する出力手段と、を有する。
第二の側面は、商品登録装置に関する。
第二の側面に係る商品登録装置は、
店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置であって、
当該商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、
前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する受信手段と、
前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する特定手段と、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを店員に通知する通知手段と、を有する。
第三の側面は、情報処理システムに関する。
第三の側面に係る情報処理システムは、
店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と、
前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置と、を備え、
前記精算装置は、
前記精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出手段と、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する出力手段と、
を有し、
前記商品登録装置は、
前記精算装置のレシート残量が前記第1通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する受信手段と、
前記第1通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する特定手段と、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する通知手段と、を有する。
第四の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行されるデータ処理方法に関する。
第四の側面に係るデータ処理方法は、
店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と通信し、前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて当該顧客の操作により精算処理を行う精算装置のデータ処理方法であって、
前記精算装置が、
前記精算処理された精算結果を印字するレシート用紙の残量を検出し、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する、ことを含む。
第五の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行されるデータ処理方法に関する。
第五の側面に係るデータ処理方法は、
店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置のデータ処理方法であって、
前記商品登録装置が、
当該商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、
前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信し、
前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定し、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第三および第四の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、精算装置、または商品登録装置上で、そのデータ処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、レシート切れによる顧客回転率の低下を防止し、顧客および店舗の利便性を向上する精算装置、商品登録装置、各装置のデータ処理方法、およびプログラム、ならびに、情報処理システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 本実施形態の情報処理システムの店舗における商品登録装置と精算装置のレイアウトの一例を示す配置図を示す。 本実施形態における情報処理システムに含まれる商品登録装置および精算装置のハードウエア構成を概念的に示す図である。 本実施の形態に係る精算装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の精算装置のレシート用紙の残量を説明するための図である。 本実施形態の情報処理システムの会計精算処理の流れを示すシーケンス図である。 本実施形態の精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理システムの商品登録装置と精算装置の対応テーブルのデータ構造の例を示す図である。 本実施の形態に係る商品登録装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の商品登録装置の通知画面の一例を示す図である。 本実施形態の商品登録装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る商品登録装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の精算情報の送信先の候補テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の商品登録装置における精算情報の送信処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の商品登録装置における精算装置の選択画面の例を示す図である。 本実施形態の精算情報の送信先の候補テーブルのデータ構造の例を示す図である。 商品登録装置における精算情報の送信処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の商品登録装置における精算装置の選択画面の例を示す図である。 本実施形態の精算装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の精算装置の外観の一例を示す斜視図である。 本実施形態の精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理システムの構成を概念的に示す図である。 本実施形態の精算装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、以下説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1のシステム構成を概念的に示す図である。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
図1に示されるように、情報処理システム1は、少なくとも一つの商品登録装置10および少なくとも一つの精算装置20を備える。なお、図1では、商品登録装置10および精算装置20を複数ずつ備える情報処理システム1が例示されているが、これに限定されない。また、情報処理システム1は、商品登録装置10と精算装置20との間の通信を中継するサーバ装置などをさらに含んでいてもよい。
例えば、商品登録装置10および精算装置20は、互いにネットワーク3を介して接続されている。商品登録装置10と精算装置20間の通信は有線であっても無線であってもよい。なお、中継通信機器は図示されていない。また、図には、各装置の識別情報(例えば、商品登録装置10は、T001、T002、精算装置20は、S001、S002等)も示されている。
商品登録装置10は、精算対象の商品の登録に用いられる装置であり、精算対象の商品の情報(以下、商品情報と記載)を含む精算情報を生成する。商品情報は、例えば、商品コード、商品の名称、商品の単価、商品別の個数、商品別の割引/値引情報、登録された商品の合計金額の少なくとも一つを含む。精算情報は、商品の売買取引を完了させるための精算処理を精算装置20で行う際に用いる情報であり、精算対象として登録された商品の合計金額に関する情報を少なくとも含む。例えば、精算情報は、上述のように取得された各商品の単価、登録数、及び、割引/値引に関する情報、或いは、これらの情報から算出可能な商品の合計金額を示す情報を少なくとも含む。精算装置20は、商品登録装置10から出力される精算情報を用いて、精算対象として登録された商品の精算を行う。そして精算装置20は、精算の内容を示すレシートを印刷する。
図2は、本実施形態の情報処理システム1の店舗における商品登録装置10と精算装置20のレイアウトの一例を示す配置図である。
商品登録装置10は、店舗の店員UAの操作に基づいて動作する。一方、精算装置20は、商品登録装置10とは別の装置であり、顧客UBの操作に基づいて動作する。本実施形態の情報処理システム1は、所謂、セミセルフPOS(Point Of Sales)システムである。ただし、商品登録装置10が、例えば顧客の要望などに応じて、精算装置20と同様に精算対象として登録された商品の精算を行う機能を有してもよい。
本実施形態では、一つの商品登録装置10は、複数の精算装置20と通信可能になっており、これら通信可能な精算装置20の識別情報を記憶している。一方、精算装置20は、一つの商品登録装置10のみと通信可能であってもよいし、複数の商品登録装置10と通信可能であってもよい。精算装置20も、その精算装置20が通信可能な商品登録装置10の識別情報を記憶している。
<ハードウエア構成>
図3は、本実施形態における情報処理システム1に含まれる商品登録装置10および精算装置20のハードウエア構成を概念的に示す図である。
<商品登録装置10>
商品登録装置10は、プロセッサ101、メモリ102、ストレージ103、入出力インターフェース(入出力I/F)104、および通信ユニット105などを備える。プロセッサ101、メモリ102、ストレージ103、入出力インターフェース104、および通信ユニット105は、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路で接続されている。
プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ102は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。ストレージ103は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ103は、RAMやROM等のメモリであってもよい。
ストレージ103は、商品登録装置10が備える各処理部の機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ101は、これら各プログラムモジュールを実行することで、各処理部(後述する図10の受信部110、特定部120、通知部130)の機能をそれぞれ実現する。ここで、プロセッサ101は、上記各プログラムモジュールを実行する際、これらのプログラムモジュールをメモリ102上に読み出してから実行してもよいし、メモリ102上に読み出さずに実行してもよい。
入出力インターフェース104は、表示装置1041、入力装置1042、および読取装置1045などと接続される。表示装置1041は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイのような、プロセッサ101やGPU(Graphics Processing Unit)(図示せず)等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入出力インターフェース104には1つまたはそれ以上の表示装置1041が接続され得る。入力装置1042は、オペレータの操作入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボード、タッチセンサ、および音声入力用マイクなどである。表示装置1041および入力装置1042は一体化され、タッチパネルとして実現されていてもよい。
読取装置1045は、光源とフォトダイオードといった受光素子とを備え、商品を識別するための商品コードを検出するコードリーダーや、レンズとCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーといった撮像素子とを備え、商品の外観を含む画像を撮像するカメラなどである。
通信ユニット105は精算装置20やその他の外部の装置との間でデータを送受信する。例えば、商品登録装置10で生成された精算情報は、通信ユニット105を介して精算装置20に送信される。なお、通信ユニット105を介して商品登録装置10と外部の装置とを接続する方法は様々である。例えばこの接続は、ネットワーク回線を介したネットワーク接続や、バス回線(例えばUSB(Universal Serial Bus)回線)を介したバス接続などである。なお、ネットワーク回線は無線回線であってもよいし有線回線であってもよい。
<精算装置20>
精算装置20は、プロセッサ201、メモリ202、ストレージ203、入出力インターフェース(入出力I/F)204、および通信ユニット205などを備える。プロセッサ201、メモリ202、ストレージ203、入出力インターフェース204、および通信ユニット105は、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路で接続されている。精算装置20のハードウエア構成は、商品登録装置10のハードウエア構成と略同様である。精算装置20は、商品の精算を主に行う装置であるため、読取装置1045に相当する装置を備えていない。ただし、この装置を備えていてもよい。以下では、商品登録装置10と異なる部分について主に説明する。
ストレージ203は、精算装置20が備える各処理部の機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ201は、これら各プログラムモジュールを実行することで、各処理部(後述する図4の検出部210、出力部220等)の機能をそれぞれ実現する。ここで、プロセッサ201は、上記各プログラムモジュールを実行する際、これらのプログラムモジュールをメモリ202上に読み出してから実行してもよいし、メモリ202上に読み出さずに実行してもよい。
印刷装置2043は、予めセットされたレシート印刷用紙を送り出す機構と、1つの精算の内容をレシート印刷用紙に印刷する機構と、レシート印刷用紙を1つの精算単位のレシートで切断する機構とを含む。なお、レシートを切断する機構はなくてもよい。これらの印刷装置2043の機構は、プロセッサ201から送信される出力制御命令に従って動作する。具体的には、印刷装置2043は、プロセッサ201からの出力制御命令に含まれる印刷内容を制御する情報に基づいてレシート印刷用紙を送り出して印刷処理を実行し、プロセッサ201からの出力制御命令に含まれる切断状態を制御する情報に基づいて、レシートの切断動作を制御する。
なお、商品登録装置10のハードウエア構成は図3に示される構成に制限されない。例えば、商品登録装置10と精算装置20との間に、精算情報などのやり取りを中継するサーバ装置が含まれていてもよい。
<処理構成>
図4は、本実施の形態に係る精算装置20の論理的な構成を示す機能ブロック図である。精算装置20は、商品登録装置10から送信される商品の精算情報を用いて、商品登録装置10で精算対象として登録された商品の売買取引を完了させるための精算処理を行う。その際、精算処理の結果をレシート用紙に印字して出力する。そして、精算装置20は、検出部210および出力部220を有している。検出部210は、精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する。出力部220は、検出した残量が第1基準値以下になると商品登録装置10に第1通知信号を出力する。
図5は、精算装置20のレシート用紙30の残量を説明するための図である。この図では、レシート用紙30の心棒32の中心軸に対して垂直な断面を示している。精算装置20のレシート用紙30の残量は、一例として、レシート用紙30の心棒32の外縁からレシート用紙30の外縁34までの距離n(mm)で示されてもよい。または、レシート用紙30の残量は、レシート用紙30の心棒32の中心Oからレシート用紙30の外縁34までの距離(不図示)で示してもよい。
また、第1基準値は、レシート用紙30のロール紙の端に印刷されているニアエンドマークの出現位置での用紙残量の長さとしてもよい。検出部210は、ニアエンドマークの色を検知する機構を設け、用紙残量が第1基準値以下となったことを検知する構成としてもよい。検出部210は、例えば、光センサ(不図示)や赤外線センサ(不図示)等を用いることができる。光センサを用いる例では、検出部210は、光センサと反射光を受光する窓を設ける構成を有する。ロール紙のニアエンドを検出するために、検出部210は、光センサから光を送出し、センサに取り付けられた窓がロール紙からの反射光を受光する。そして、検出部210は、反射光の受光タイミングに基づいて、ニアエンドの検出を実施する。
第1通知信号は、レシート用紙30の残量n(mm)が第1基準値α(mm)以下になったことを示す信号であり、例えば、残量が第1基準値以下になった場合は1(またはTrue)、それ以外は0(またはFalse)である。第1通知信号は、さらに、残量値(測定値)、第1基準値、または時刻情報等を含んでもよい。第1基準値α(mm)は、例えば、レシート用紙30の残量が、レシート数枚分(例えば、4〜5枚分)となったときの値である。
出力部220は、商品登録装置10にネットワーク3を介して第1通知信号を送信する。出力のタイミングは、残量が第1基準値以下になった後、直ぐに、または所定期間経過後である。また、第1通知信号の出力回数は1回でもよいし、所定時間間隔で複数回であってもよい。
また、精算装置20は、当該精算装置20に対応している商品登録装置10(すなわち精算情報の送信元となる商品登録装置10)に、第1通知信号を出力する。
第1通知信号の出力方法は様々考えられ、以下に例示されるが、これに限定されない。
(a1)商品登録装置10のIPアドレスを宛先としてネットワーク3を介して第1通知信号を送信する。
(a2)商品登録装置10のメールアドレスに第1通知信号を含むメールを送信する。メールの所定のヘッダ領域または本文に、レシート残量が第1基準値以下になった精算装置20の識別情報等と、レシート残量が少なくなったことを通知する内容のメッセージを含んでもよい。
(a3)商品登録装置10に接続される信号線に所定の信号を出力する。具体的には、出力先の商品登録装置10の信号線に対応する出力ポート番号に信号出力を指示する。
(a4)サーバ装置に、精算装置20の識別情報を含めた第1通知信号を送信する。
出力部220は、商品登録装置10の出力先情報をメモリ202またはストレージ203に記憶している。例えば、商品登録装置10の識別情報に、その商品登録装置10のIPアドレス、メールアドレス、および出力ポート番号等の少なくともいずれか一つの情報が対応付けられている。出力部220は、精算情報の送信元となる商品登録装置10の識別情報に対応付けられているIPアドレス、メールアドレス、および出力ポート番号の少なくともいずれか一つを取得する。なお、出力先情報は、サーバ装置が保持してもよく、精算装置20がサーバ装置から出力先(送信元)の商品登録装置10の識別情報を元に取得してもよい。
なお、第1通知信号の出力先として、複数の商品登録装置10を含んでもよい。つまり、精算情報の送信元の商品登録装置10以外の商品登録装置10を含んでもよい。出力部220は、複数の出力先の中から少なくとも一つに出力する。出力先は、予め優先順位が決められていてもよいし、条件(商品登録装置10が使用中であること等)に応じて自動選択されてもよく、限定されない。
<動作例>
図6は、情報処理システム1の会計精算処理の流れを示すシーケンス図である。商品登録装置10は、読取装置1045を用いて精算対象とする商品を認識し、認識した商品の商品情報を精算情報に含める。これにより、読取装置1045を用いて認識した商品が精算対象の商品として登録される(S11)。精算対象の商品の登録が完了すると、商品登録装置10のオペレータの操作により、その旨が入力される(S12のYES)。例えば、商品登録装置10は、商品登録の完了を確定するボタンを表示装置に表示し、オペレータからの操作入力を受け付ける。そして、その操作入力に従って、精算対象として登録された精算情報が精算装置20に送信される(ステップS13)。なお、ステップS13において、商品登録装置10は、精算情報が送信される精算装置20を選択するが、この選択は、オペレータの操作に従って行われてもよいし、予め定められた優先順位に従って行われてもよい。
なお、精算情報の送信方法はこれに限られない。例えば、商品登録装置10が印刷機構を有している場合、商品登録装置10は、精算情報をサーバ装置(図示せず)に送信するとともに、その精算情報を特定可能な識別情報を含む、精算装置20で読み取り可能な可搬型媒体(例えば、識別情報を含む1次元コードまたは2次元コードが印刷された紙媒体など)を出力してもよい。この場合、商品登録装置10のオペレータは、出力された可搬型媒体を顧客に渡し、顧客はその可搬型媒体を任意の精算装置20に読み取らせる。精算装置20は、可搬型媒体から読み取った識別情報を基にサーバ装置にアクセスし、サーバ装置から当該識別情報に対応する精算情報を取得することができる。
精算装置20は、商品登録装置10から出力された精算情報を取得すると(ステップS21)、例えば金銭処理装置2044に対して精算対象として登録された商品の代金を投入することを促す画面を表示装置2041に表示し(ステップS22)、顧客から投入された金銭の額を取得する(ステップS23)。顧客からの金銭を受け付けると、精算処理が行われる(ステップS24)。印刷装置2043からは精算結果が印字されたレシートが出力され(ステップS25)、金銭処理装置2044からは、顧客が投入した金額と、精算情報に含まれる商品の合計金額との差額が釣銭として払い出される(ステップS26)。
一方、精算装置20は、レシート用紙30が残り少なくなったことを検出すると、所定の処理を行う。図7は、本実施形態の精算装置20の動作の一例を示すフローチャートである。精算装置20は、精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出し(ステップS101)、検出した残量が第1基準値以下になると(ステップS103のYES)、商品登録装置10に第1通知信号を出力する(ステップS105)。
詳細には、まず、検出部210が、精算処理の結果を印字するレシート用紙30の残量を検出する(ステップS101)。上記したように、検出部210は、レシート用紙30の残量が第1基準値以下か否かを検出する(ステップS103)。そして、検出した残量が第1基準値以下になると(ステップS103のYES)、出力部220は、その精算装置20に対応している商品登録装置10(すなわち精算情報の送信元となる商品登録装置10)に、第1通知信号を出力する(ステップS105)。上記したように、第1通知信号は、レシート用紙30の残量が残り少なくなったことを示している。第1通知信号は、例えば、レシート切れ間近の警告メッセージであってもよい。
<プログラム>
実施形態の精算装置20は、コンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をCPU(図3のプロセッサ201)が実行することにより、図4の各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、精算装置20を実現させるためのコンピュータ(図3のプロセッサ201)に、精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する手順、検出した残量が第1基準値以下になると商品登録装置10に第1通知信号を出力する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリ202(図3)にロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリ202にロードされてもよい。
コンピュータプログラムを記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータが使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、精算装置20を実現する上述のデータ処理方法を実行させる。
以上、本実施形態によれば、精算装置20のレシート用紙30の残量が第1基準値以下になると商品登録装置10に第1通知信号が出力される。具体的には、レシート用紙30の残量が残り少なくなった場合、精算装置20から商品登録装置10に第1通知信号が送信されるので、商品登録装置10を操作している店員等が、精算装置20のレシート用紙30の残量が残り少なくなったことを知ることができる。
これにより、用紙切れを起こして精算処理が停滞してしまう前に店員により適切な対処を行うことができる。例えば、新たなレシート用紙30を補充したり、当該精算装置20への精算情報の送信を止めたりすることができる。精算装置20への精算情報の送信を止めることで、当該精算装置20における精算処理が行われないので、レシート用紙30が使用されずに済む。よってレシート用紙30切れによる精算装置20の利用停止時間が減少し、顧客の回転率も下がらず、店舗も顧客も利便性が向上する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について、以下説明する。
上記実施形態では、精算装置20について説明した。本実施形態では、商品登録装置10について説明する。
商品登録装置10は、図8(a)に示す装置対応テーブル230aを記憶しており、精算装置20は、図8(b)に示す装置対応テーブル230bを記憶している。
図8(a)に示した装置対応テーブル230aでは、各商品登録装置10の識別情報(例えば、T001、T002)毎に精算装置20の識別情報(例えば、S001、S002等)が対応付けられている。商品登録装置10は、図8(a)の装置対応テーブル230aのうち、自装置に対応付けられている精算装置20の識別情報のみを記憶してもよいし、他の商品登録装置10の情報も含んで記憶してしてもよい。
図8(b)に示した装置対応テーブル230bでは、精算装置20の識別情報毎に、商品登録装置10の識別情報が対応付けられている。精算装置20は、図8(b)の装置対応テーブル230bのうつ、自装置に対応付けられている商品登録装置10の識別情報のみを記憶してもよいし、他の精算装置20の情報も含んで記憶してしてもよい。
あるいは、サーバ装置が図8(a)または図8(b)のいずれかの装置対応テーブル230aまたは230bをメモリまたはストレージに保持し、各装置がサーバ装置から取得してもよい。また、各装置対応テーブル230aまたは230bは随時更新することができるものとする。
<処理構成>
図9は、本実施の形態に係る商品登録装置10の論理的な構成を示す機能ブロック図である。商品登録装置10は、受信部110と、特定部120と、通知部130と、を備える。受信部110は、精算装置20のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置20の識別情報とともに受信する。特定部120は、通知信号を出力した精算装置20を識別情報に基づき特定する。通知部130は、特定された精算装置20のレシート用紙の残量が第1基準値以下になったことを店員に通知する。
以下詳細に説明する。受信部110が受信する通知信号は、上記実施形態で説明した第1通知信号に相当する。通知信号の受信方法は、上記実施形態の第1通知信号の出力方法に対応した方法とすることができる。例えば、精算装置20からネットワーク3を介して受信する。また、メールで受信してもよいし、電気的な信号線を介して受信してもよい。
商品登録装置10は、精算装置20の識別情報と出力元情報を対応付けてメモリ102またはストレージ103に記憶している。出力元情報とは、各精算装置20のIPアドレス、メールアドレス、および入力ポート番号の少なくともいずれか一つである。出力元情報は、サーバ装置が保持していてもよく、商品登録装置10がサーバ装置から精算装置20の識別情報を元に取得してもよい。
具体的には、通知信号の受信方法および精算装置20の特定方法は、以下に例示されるがこれらに限定されない。
(b1)受信部110がネットワーク3を介して通知信号を受信し、特定部120が、受信した通知信号の送信元のIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスに対応する精算装置20の識別情報を出力元情報から取得して精算装置20を特定する。または、ネットワーク3から受信する通知信号に精算装置20の識別情報が含まれていてもよい。
(b2)受信部110が通知信号を含むメールを定期的に受信し、特定部120が受信したメールの送信元のメールアドレスに対応する精算装置20の識別情報を、出力元情報を元に取得する。または、特定部120は、メールの所定のヘッダ領域または本文に記載されている精算装置20の識別情報を抽出し、精算装置20を特定してもよい。
(b3)受信部110が、精算装置20と接続される信号線から入力された通知信号を受信し、特定部120が信号入力された入力ポート番号を取得し、出力元情報から入力ポート番号に対応する精算装置20の識別情報を取得して精算装置20を特定する。
(b4)サーバ装置が精算装置20から受信した通知信号を精算装置20に転送するか、または、受信部110が定期的にサーバ装置に問合せて通知信号を受信する。そして、特定部120が通知信号に含まれている精算装置20の識別情報を取得し、精算装置20を特定する。
通知部130は、通知信号を受信した時、図10に示すような通知画面150を商品登録装置10の表示装置1041に表示する。
図10は、商品登録装置10の通知画面150の一例を示す図である。通知画面150は、例えば、ポップアップ表示でもよいし、商品登録装置10の操作画面(不図示)の所定の通知領域にアイコン表示を行い、オペレータ(店員)のアイコン操作により表示される画面であってもよい。あるいは、他の例では、受信部110が受信したメールをそのまま表示してもよい。精算装置20の出力部220が、第1通知信号として送信するメールの本文またはタイトルに、レシート用紙30の状態と精算装置20の識別情報を記載しておけばよい。商品登録装置10は、メールを受信した時、表示装置1041にメールを受信したことを示すアイコンを所定の領域に表示し、オペレータがアイコンを操作すると、メールを参照することができてもよい。
通知画面150は、レシート切れに関する情報を模式的に表示する。レシート切れに関する情報は、レシート残量に応じて段階的に示される。例えば、段階別に異なる色等で表示される。この例では、用紙残量が十分あることを示す「正常」と、第1通知信号を受信し、レシート用紙30の残量が第1基準値以下であることを示す「残り少量」と、用紙がなくなったことを示す「用紙切れ要交換」との3段階で色を変えて示されている。なお、残りが少量の場合や用紙切れの場合には、点滅表示等の強調表示としてもよい。この例では、S001の精算装置20の精算装置20の残量が第1基準値以下となっていて、S002とS005の精算装置20の用紙は十分残っていることが通知画面150に示されている。
<動作例>
図11は、本実施形態の商品登録装置10の動作の一例を示すフローチャートである。商品登録装置10は、精算装置20のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置20の識別情報とともに受信し(ステップS201)、通知信号を出力した精算装置20を識別情報に基づき特定し(ステップS203)、特定された精算装置20のレシート用紙の残量が第1基準値以下になったことを通知する(ステップS205)。
具体的には、受信部110が精算装置20から通知信号と精算装置20の識別情報を受信すると(ステップS201)、特定部120が、通知信号を受信した精算装置20を識別情報に基づき特定する(ステップS203)。上記したように、例えば、精算装置20からネットワーク3を介して通知信号を受信すると、特定部120は、通知信号の送信元のIPアドレスを取得し、対応する精算装置20を出力元情報から特定する。そして、例えば、S001の精算装置20から通知信号を受信すると、通知部130が、図10の通知画面150を表示する。
<プログラム>
実施形態の商品登録装置10は、コンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をCPU(図3のプロセッサ101)が実行することにより、図9の各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、商品登録装置10を実現させるためのコンピュータ(図3のプロセッサ101)に、精算装置20のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置20の識別情報とともに受信する手順、通知信号を出力した精算装置20を識別情報に基づき特定する手順、特定された精算装置20のレシート用紙の残量が第1基準値以下になったことを通知する手順、を実行させるように記述されている。
コンピュータプログラムを記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータが使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、商品登録装置10を実現する以下のデータ処理方法を実行させる。
以上説明したように、本実施形態の商品登録装置10によれば、レシート用紙30の残量が第1基準値以下になった精算装置20から通知信号を受信し、当該精算装置20を特定し、精算装置20のレシート用紙30の残量が第1基準値以下となったことを通知する。
具体的には、精算装置20においてレシート用紙30の残量が少なくなった場合も商品登録装置10は精算装置20から通知信号を受信し、レシート用紙30の残量が少なくなった精算装置20の情報とともに商品登録装置10に表示されるので、商品登録装置10を操作しているオペレータ(店員)に知らせることができる。
これにより、用紙切れを起こして精算処理が停滞してしまう前に店員により適切な対処を行うことができる。例えば、新たなレシート用紙30を補充したり、当該精算装置20への精算情報の送信を止めたりすることができる。精算装置20への精算情報の送信を止めることで、当該精算装置20における精算処理が行われないので、レシート用紙30が使用されずに済む。よってレシート用紙30切れによる精算装置20の利用停止時間が減少し、顧客の回転率も下がらず、店舗も顧客も利便性が向上する。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る情報処理システム1について、以下説明する。
本実施形態の情報処理システム1は、商品登録装置10が、第1通知信号を受信した時、所定の処理を実行する構成を有する点以外は、上記実施形態と同様である。なお、本実施形態の精算装置20の構成は、上記実施形態と同様であるので、図4を用いて説明する。なお、本実施形態の構成は、他の実施形態と組み合わせてもよい。
<処理構成>
図12は、本実施形態に係る商品登録装置310の論理的な構成を示す機能ブロック図である。商品登録装置310は、図9の上記実施形態の商品登録装置10の構成に加え、さらに、送信部312を有する。送信部312は、候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する。
そして、送信部312は、以下のいずれかの動作を行う。
(c1)送信部312は、特定部120により特定された精算装置20について、候補の中での優先順位を下げる。
(c2)送信部312は、特定部120により特定された精算装置20を候補から除く。
送信部312は、ネットワーク3を介して精算装置20に精算情報を送信する。送信先は予め商品登録装置10に対応付けられている複数の精算装置20の候補の中から、オペレータ(店員)が選択してもよいし、自動的に選択されてもよい。送信部312は、選択された精算装置20の宛先情報(例えば、IPアドレス)を取得し、精算情報を送信することができる。
<c1:候補の優先順位を下げる処理>
まず、送信部312の上記(c1)の候補の優先順位を下げる処理について説明する。例えば、商品登録装置310は、図13に示すような候補テーブル320をメモリ102またはストレージ103に保持している。
候補テーブル320は、商品登録装置10毎に、精算情報の送信先である精算装置20について、優先順位が保持されている。例えば、図13(a)の例では、S001の精算装置20が優先順位1位であり、S002の精算装置20が2位、S005の精算装置20が3位となっている。図13(b)は、図13(a)の状態から精算装置20の優先順位が変更になった後の例を示している。
図14は、商品登録装置10における精算情報の送信処理の動作の一例を示すフローチャートである。商品登録装置10において、精算対象商品の登録が処理すると(ステップS12のYES)、送信部312は、特定部120により特定された精算装置20について、候補の中での優先順位を下げる(ステップS301)。ここでは、例えば、受信部110がS001の精算装置20から通知信号を受信し、特定部120がS001の精算装置20を特定したとする。つまり、S001の精算装置20が通知信号を送信したことが特定される。送信部312は、S001の精算装置20の候補の中での優先順位を1位から3位に下げ、S002の精算装置20とS005の精算装置20の優先順位をそれぞれ一つずつ上げる。この結果、図13(b)に示すように候補テーブル320が更新される。
そして、送信部312は、図15(b)に示す精算装置20の選択画面340を表示装置1041に表示する(図14のステップS303)。図15(a)の選択画面340は、優先順位が変更される前の選択画面340の例である。
図15において、選択画面340は、精算装置20の識別情報が記載された精算装置20の選択を受け付ける選択ボタン344と、選択した精算装置20に精算情報の送信指示を受け付ける送信ボタン342とを含む。
オペレータが選択画面340上で、精算情報を送信する精算装置20の選択ボタン344を押下すると、対応する精算装置20の選択を受け付ける(図14のステップS305のYES)。さらに、オペレータによる送信ボタン342の押下に基づき、送信部312は、ステップS305で受け付けた送信先の精算装置20に精算情報を送信する(ステップS307)。
具体的には、選択画面340の各精算装置20の識別情報を示す操作ボタン(選択ボタン344)をオペレータが押下することで、精算情報の送信先の選択操作を受け付けられる。送信部312は押下された操作ボタンに対応する精算装置20の識別情報を特定する(ステップS305)。そして、送信部312は、特定された精算装置20の宛先情報(例えば、IPアドレス)を取得し、オペレータによる送信ボタン342の押下に基づき、精算情報をネットワーク3を介して送信する(ステップS307)。
この例では、レシート用紙30の残量が第1基準値以下となり、残りが少なくなった精算装置20への精算情報の送信の優先順位を下げることができるので、用紙切れの発生を遅らせることができる。
また、図14では、選択画面340に候補を表示してオペレータに精算情報を送信する精算装置20を選択される構成としているが、自動的に送信先を選択することかできる。送信部312は、候補テーブル320を参照し、優先順位の高い順に送信先として精算装置20を選択して送信してもよい。このとき、精算装置20の精算処理の処理状況を示す情報を精算装置20から取得し、精算処理を行っていない精算装置20の中で、優先順位の高い順に精算情報の送信先を選択してもよい。
<c2:候補から除外する処理>
次に、送信部312の上記(c2)の候補から除外する処理について説明する。
例えば、商品登録装置310は、図16に示すような候補テーブル330をメモリ102またはストレージ103に保持している。候補テーブル330は、商品登録装置10毎に、商品登録装置10の送信先として予め登録されている各精算装置20について精算情報を送信可能か否かを示すフラグを保持している。例えば、フラグが1(またはTrue)の場合、送信可能であり、フラグが0(またはFalse)の場合、送信不可であるとする。
送信部312は、候補テーブル330を参照し、フラグが1(またはTrue)の精算装置20を精算情報の装備先の候補として抽出することができる。
図17は、商品登録装置310における精算情報の送信処理の動作の一例を示すフローチャートである。商品登録装置310において、精算対象商品の登録が処理すると(ステップS12のYES)、送信部312は、特定部120により特定された精算装置20を候補から除く(ステップS311)。ここでは、例えば、受信部110がS002の精算装置20から通知信号を受信し、特定部120がS002の精算装置20を特定したとする。つまり、S002の精算装置20が通知信号を送信したことが特定される。送信部312は、候補テーブル320のS002の精算装置20のフラグを1(図16(a))から0(図16(b))にリセットする。
そして、送信部312は、図18(b)に示す精算装置20の選択画面340を表示装置1041に表示する(図17のステップS303)。図18(a)の選択画面340は、S002の精算装置20が除外される前の選択画面340の例である。精算情報を送信する精算装置20の選択を受け付ける(ステップS305のYES)。さらに、オペレータの送信ボタン342の押下に基づき、送信部312は、ステップS305で受け付けた送信先の精算装置20に精算情報を送信する(ステップS307)。
具体的には、選択画面340の各精算装置20の識別情報を示す操作ボタン(選択ボタン344)をオペレータが押下することで、精算情報の送信先の選択操作を受け付けられる。送信部312は押下された操作ボタンに対応する精算装置20の識別情報を特定する(ステップS305)。そして、送信部312は、特定された精算装置20の宛先情報(例えば、IPアドレス)を取得し、精算情報をネットワーク3を介して送信する(ステップS307)。
図18(b)の例では、S002の精算装置20の操作ボタン(ボタン346)が非表示(図中、破線で示す)またはノンアクティブな状態、すなわち、操作を受け付けない状態で表示されている。これにより、レシート用紙30が第1基準値以下のS002の精算装置20には精算情報を送信することができなくなる。
また、図17では、選択画面340に候補を表示してオペレータに精算情報を送信する精算装置20を選択される構成としているが、この例でも図14の例と同様に自動的に送信先を選択することもできる。この場合、精算装置20の精算処理の処理状況を示す情報を精算装置20から取得し、精算処理が終了していて、かつ、フラグが1の精算装置20の中から、精算情報の送信先を選択することができる。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム1によれば、商品登録装置310は、精算装置20から通知信号を受信した時、通知信号の送信元の精算装置20を特定し、精算情報の送信先の候補について、特定された精算装置20の優先順位を下げるか、または、候補から特定された精算装置20を除いて、精算情報の送信処理を行うことができる。これにより、レシート用紙30の残量が第1基準値以下となった精算装置20について、精算情報の送信を停止したり、送信頻度を下げたりすることができるので、用紙切れになるまでの時間を伸ばすことができる。よって、その間に交換作業を行うことができ、用紙切れによる顧客の精算処理の停滞を防ぐことができる。このように顧客および店舗の利便性が向上する。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について、以下説明する。
図19は、本実施形態の精算装置20の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の精算装置20は、図4の精算装置20と同じ構成を有する。出力部220が、商品登録装置10ではなく、それ以外の装置に第1通知信号を出力する以外は、図4の精算装置20と同じである。なお、本実施形態の構成は、他の実施形態と組み合わせてもよい。
図20は、本実施形態の精算装置20の外観の一例を示す斜視図である。精算装置20は、回転灯40を有している。回転灯40は、例えば、3色(緑、黄、赤)のライトを有していて、通知内容に応じて、点灯させるライトの組み合わせと、点滅方法の組み合わせを替えることができる。
このように構成される精算装置20の動作について説明する。図21は、精算装置20の動作の一例を示すフローチャートである。検出部210は、レシート用紙30の残量を検出し(ステップS101)、レシート用紙30の残量が第1基準値以下になると(ステップS103のYES)、出力部220は、回転灯40を動作させ、例えば、黄色のライトを点灯させる(ステップS401)。
また、精算装置20において、出力部220は、レシート用紙30の残量が、第2基準値以下になると、第2通知信号を出力する。ここで、第2基準値は、第1基準値より小さい値とする(第2基準値β(mm)<第1基準値α(mm))。
第2基準値βは、レシート用紙30がなくなり、レシートの交換時期になったことを検知するための値である。第1基準値αはレシート用紙30が残り4〜5回分残っている程度の値であり、第2基準値βは、レシート用紙30のレシートがなくなった状態を示す値である。第2基準値βは、必ずしも0(mm)でなくてよく、第1基準値αより小さい値であればよく、レシート用紙30が残っている状態を示す値(0(mm)より大きい値)であってもよい。
このように構成される精算装置20の動作について説明する。図23は、精算装置20の動作の一例を示すフローチャートである。検出部210は、レシート用紙30の残量を検出し(ステップS101)、レシート用紙30の残量が第2基準値以下になると(ステップS411のYES)、出力部220は、回転灯40を動作させ、例えば、赤色のライトを点灯させる(ステップS413)。
ここで、第1通知信号は、回転灯40の黄色のライトを点灯させ、第2通知信号は、回転灯40の赤色のライトを点灯させる信号とする。回転灯40は、第1通知信号を受信すると、黄色のライトを点灯させ、第2通知信号を受信すると赤色のライトを点灯させるように構成されているものとする。なお、回転灯40は、例えば、オペレータの操作によるか、または用紙が補充されたことを検知(例えば、用紙残量が所定値以上であることを検知)すること等によって消灯することができる。
また、精算装置20において、出力部220は、第2通知信号を商品登録装置10(または310)とは異なる店舗端末に送信する。
図23は、本実施形態の情報処理システム1の構成を概念的に示す図である。本実施形態において、店舗端末とは、例えば、精算装置20とネットワーク3を介して接続される商品登録装置10とは別の店舗端末50、または、店員UAが携帯する店員携帯端末60である。
店舗端末50は、パーソナルコンピュータ等とすることができる。精算装置20と店舗端末50の間の通信は有線または無線のいずれでもよい。店員携帯端末60は、例えば、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等である。精算装置20と店舗端末50および店員携帯端末60間の接続は、特に限定されず、無線LAN(Local Area Network)、携帯通信網等を用いることができる。
図24は、精算装置20の動作の一例を示すフローチャートである。検出部210は、レシート用紙30の残量を検出し(ステップS101)、レシート用紙30の残量が第2基準値以下になると(ステップS411のYES)、出力部220は、商品登録装置10とは異なる店舗端末50または店員携帯端末60に第2通知信号を送信する(ステップS415)。
第2通知信号は、メールアドレス、電話番号、またはIPアドレス等の予め登録されている少なくとも一つの送信先に送信される。送信先は、精算装置20毎に設定できてもよいし、商品登録装置10毎、売り場毎、店舗毎に設定できてもよい。または、サーバ装置に送信されてもよい。
店舗端末は、上記実施形態の商品登録装置10の受信部110、特定部120、および通知部130と同様な構成を有すればよく、特定された精算装置20の識別情報とともに、レシート切れであることを示すメッセージ等を店員に通知することができる。
本実施形態によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、レシート用紙30の残量が、第1基準値以下の場合、精算装置20に設けられている回転灯40等のアラーム出力手段を駆動させることができるので、商品登録装置10側から見て精算情報を送信する精算装置20を選択する際、回転灯40が駆動している精算装置20を避けて選択することができる。また、他の店員がレシート用紙30切れに気づきやすく、交換作業を迅速に行うことができる。さらに、顧客が精算装置20を選択する場合に、回転灯40が駆動している精算装置20の利用を避けることができる。
また、本実施形態によれば、レシート用紙30の残量が、第1基準値より小さい第2基準値以下の場合、第2通知信号を出力するので、レシート用紙30切れの場合には、例えば、回転灯40を赤色に点灯させる等、レシート用紙30がまもなく無くなる場合(第1基準値以下の場合)の回転灯40の黄色点灯と異なる動作をさせることができる。アラームのレベルが異なることを店員または顧客が認識しやすい。
また、本実施形態によれば、レシート用紙30の残量が第2基準値以下の場合、第2通知信号を商品登録装置10と異なる店舗端末(店舗端末50または店員携帯端末60)に送信するので、商品登録装置10または精算装置20の側にいない店員がレシート用紙30切れを知ることができ、レシート用紙30交換作業等の対処を迅速に行うことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記実施形態では、精算情報が商品登録装置10から精算装置20に送信されており、商品登録装置10が精算情報の送信先の候補の優先順位を変更したり、候補から精算装置20を除いたりする構成としていた。しかし、上述したように、精算情報を可搬型媒体に記録して顧客が可搬型媒体を持って精算装置20に行き、精算情報を精算装置20に読み取らせる構成では、下記の構成をさらに有してもよい。以下の構成は、上記実施形態と組み合わせてもよい。
すなわち、優先順位を変更したり、候補から精算装置20が削除されたりした後、商品登録装置10の特定部120が、自動的に精算処理を行う精算装置20を特定し、特定された精算装置20に精算処理を行うべき装置であることを通知するよう、回転灯40の緑のライトを駆動する指示を送信する指示部(不図示)を商品登録装置10がさらに有してもよい。顧客は、複数の精算装置20の中から、緑のライトが点灯している精算装置20に可搬型媒体を読み取らせて精算処理を行うことができる。
あるいは、精算装置20の検出部210が、レシート用紙30の残量が第1基準値または第2基準値以下であることを検知したとき、可搬型媒体の読み取り機構の動作を停止する制御部(不図示)を精算装置20がさらに有してもよい。顧客が可搬型媒体を読み取らせようとしてもできないので、顧客は他の精算装置20を利用することになる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置であって、
前記精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出手段と、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する出力手段と、
を備える精算装置。
2. 1.に記載の精算装置において、
前記出力手段は、前記精算情報の送信元となる商品登録装置を特定し、特定された前記商品登録装置に前記第1通知信号を出力する精算装置。
3. 1.または2.に記載の精算装置において、
前記出力手段は、前記残量が、第2基準値以下になると、第2通知信号を出力し、
前記第2基準値は、前記第1基準値より小さい、精算装置。
4. 3.に記載の精算装置において、
前記出力手段は、前記第2通知信号を前記商品登録装置とは異なる店舗端末に送信する精算装置。
5. 1.から4.いずれか一つに記載の精算装置において、
アラーム出力手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記残量が前記第1基準値以下になると、前記アラーム出力手段を動作させる精算装置。
6. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置であって、
少なくとも一つの精算装置と通信し、
前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する受信手段と、
前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する特定手段と、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを店員に通知する通知手段と、を備える商品登録装置。
7. 6.に記載の商品登録装置において、
候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する送信手段を備え、
前記送信手段は、前記特定手段により特定された前記精算装置について、前記候補の中での優先順位を下げる、商品登録装置。
8. 6.に記載の商品登録装置において、
候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する送信手段を備え、
前記送信手段は、前記特定手段により特定された前記精算装置を前記候補から除く、商品登録装置。
9. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と、
前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置と、を備え、
前記精算装置は、
前記精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出手段と、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する出力手段と、
を有し、
前記商品登録装置は、
前記精算装置のレシート残量が前記第1通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する受信手段と、
前記第1通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する特定手段と、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する通知手段と、を有する情報処理システム。
10. 9.に記載の情報処理システムにおいて、
前記精算装置の前記出力手段は、前記精算情報の送信元となる商品登録装置を特定し、特定された前記商品登録装置に前記第1通知信号を出力する情報処理システム。
11. 9.または10.に記載の情報処理システムにおいて、
前記精算装置の前記出力手段は、前記残量が、第2基準値以下になると、第2通知信号を出力し、
前記第2基準値は、前記第1基準値より小さい、情報処理システム。
12. 11.に記載の情報処理システムにおいて、
前記精算装置の前記出力手段は、前記第2通知信号を前記商品登録装置とは異なる店舗端末に送信する情報処理システム。
13. 9.から12.いずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記精算装置は、アラーム出力手段をさらに備え、
前記精算装置の前記出力手段は、前記残量が前記第1基準値以下になると、前記アラーム出力手段を動作させる情報処理システム。
14. 9.から13.いずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記商品登録装置は、候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する送信手段を備え、
前記商品登録装置の前記送信手段は、前記特定手段により特定された前記精算装置について、前記候補の中での優先順位を下げる、情報処理システム。
15. 9.から13.いずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記商品登録装置は、候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する送信手段を備え、
前記商品登録装置の前記送信手段は、前記特定手段により特定された前記精算装置を前記候補から除く、情報処理システム。
16. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と通信し、前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客の操作により精算処理を行う精算装置のデータ処理方法であって、
前記精算装置が、
前記精算処理された精算結果を印字するレシート用紙の残量を検出し、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する、精算装置のデータ処理方法。
17. 16.に記載の精算装置のデータ処理方法において、
前記精算装置が、
前記精算情報の送信元となる商品登録装置を特定し、特定された前記商品登録装置に前記第1通知信号を出力する、精算装置のデータ処理方法。
18. 16.または17.に記載の精算装置のデータ処理方法において、
前記精算装置が、
前記残量が、第2基準値以下になると、第2通知信号を出力し、
前記第2基準値は、前記第1基準値より小さい、精算装置のデータ処理方法。
19. 18.に記載の精算装置のデータ処理方法において、
前記精算装置が、
前記第2通知信号を前記商品登録装置とは異なる店舗端末に送信する、精算装置のデータ処理方法。
20. 16.から19.いずれか一つに記載の精算装置のデータ処理方法において、
前記精算装置が、
前記残量が前記第1基準値以下になると、アラーム出力装置を動作させる精算装置のデータ処理方法。
21. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置のデータ処理方法であって、
前記商品登録装置が、
当該商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、
前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信し、
前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定し、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する、商品登録装置のデータ処理方法。
22. 22.に記載の商品登録装置のデータ処理方法において、
前記商品登録装置が、
候補の中から選択された精算装置を特定し、
特定された前記精算装置について、前記候補の中での優先順位を下げ、
当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する、
商品登録装置のデータ処理方法。
23. 22.に記載の商品登録装置のデータ処理方法において、
前記商品登録装置が、
候補の中から選択された精算装置を特定し、
特定された前記精算装置を前記候補から除き、
当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する、
商品登録装置のデータ処理方法。
24. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と通信し、前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客の操作により精算処理を行う精算装置を実現するコンピュータに、
前記精算処理された精算結果を印字するレシート用紙の残量を検出する手順、
検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する手順、を実行させるためのプログラム。
25. 24.に記載のプログラムにおいて、
前記精算情報の送信元となる商品登録装置を特定し、特定された前記商品登録装置に前記第1通知信号を出力する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
26. 24.または25.に記載のプログラムにおいて、
前記残量が、前記第1基準値より小さい第2基準値以下になると、第2通知信号を出力する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
27. 26.に記載のプログラムにおいて、
前記第2通知信号を前記商品登録装置とは異なる店舗端末に送信する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
28. 24.から27.いずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記残量が前記第1基準値以下になると、アラーム出力装置を動作させる手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
29. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置を実現するコンピュータに、
前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客の操作により精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する手順、
前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する手順、
特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する手順、を実行させるためのプログラム。
30. 29.に記載のプログラムにおいて、
候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する手順、
特定された前記精算装置について、前記候補の中での優先順位を下げる手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
31. 29.に記載のプログラムにおいて、
候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する手順、
特定された前記精算装置を前記候補から除く手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
1 情報処理システム
3 ネットワーク
10 商品登録装置
20 精算装置
30 レシート用紙
32 心棒
34 外縁
40 回転灯
50 店舗端末
60 店員携帯端末
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ストレージ
104 入出力インターフェース
105 通信ユニット
1041 表示装置
1042 入力装置
1045 読取装置
110 受信部
120 特定部
130 通知部
150 通知画面
201 プロセッサ
202 メモリ
203 ストレージ
205 通信ユニット
2041 表示装置
2043 印刷装置
2044 金銭処理装置
210 検出部
220 出力部
230 装置対応テーブル
310 商品登録装置
312 送信部
320、330 候補テーブル
340 選択画面
342 送信ボタン

Claims (13)

  1. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置であって、
    前記精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出手段と、
    検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する出力手段と、
    を備える精算装置。
  2. 請求項1に記載の精算装置において、
    前記出力手段は、前記精算情報の送信元となる商品登録装置を特定し、特定された前記商品登録装置に前記第1通知信号を出力する精算装置。
  3. 請求項1または2に記載の精算装置において、
    前記出力手段は、前記残量が、第2基準値以下になると、第2通知信号を出力し、
    前記第2基準値は、前記第1基準値より小さい、精算装置。
  4. 請求項3に記載の精算装置において、
    前記出力手段は、前記第2通知信号を前記商品登録装置とは異なる店舗端末に送信する精算装置。
  5. 請求項1から4いずれか一項に記載の精算装置において、
    アラーム出力手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記残量が前記第1基準値以下になると、前記アラーム出力手段を動作させる精算装置。
  6. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置であって、
    当該商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、
    前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する受信手段と、
    前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する特定手段と、
    特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを店員に通知する通知手段と、を備える商品登録装置。
  7. 請求項6に記載の商品登録装置において、
    候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する送信手段を備え、
    前記送信手段は、前記特定手段により特定された前記精算装置について、前記候補の中での優先順位を下げる、商品登録装置。
  8. 請求項6に記載の商品登録装置において、
    候補の中から選択された精算装置を特定し、当該特定された精算装置に商品を登録した精算情報を送信する送信手段を備え、
    前記送信手段は、前記特定手段により特定された前記精算装置を前記候補から除く、商品登録装置。
  9. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と、
    前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う精算装置と、を備え、
    前記精算装置は、
    前記精算処理の結果を印字するレシート用紙の残量を検出する検出手段と、
    検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する出力手段と、
    を有し、
    前記商品登録装置は、
    前記精算装置のレシート残量が前記第1通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する受信手段と、
    前記第1通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する特定手段と、
    特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する通知手段と、を有する情報処理システム。
  10. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と通信し、前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客の操作により精算処理を行う精算装置のデータ処理方法であって、
    前記精算装置が、
    前記精算処理された精算結果を印字するレシート用紙の残量を検出し、
    検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する、精算装置のデータ処理方法。
  11. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置のデータ処理方法であって、
    前記商品登録装置が、
    当該商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客が操作を行い、精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、
    前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信し、
    前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定し、
    特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する、商品登録装置のデータ処理方法。
  12. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置と通信し、前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客の操作により精算処理を行う精算装置を実現するコンピュータに、
    前記精算処理された精算結果を印字するレシート用紙の残量を検出する手順、
    検出した前記残量が第1基準値以下になると前記商品登録装置に第1通知信号を出力する手順、を実行させるためのプログラム。
  13. 店員が操作を行い、購入対象の商品を登録する商品登録装置を実現するコンピュータに、
    前記商品登録装置から送信される前記商品の精算情報に基づいて顧客の操作により精算処理を行う、少なくとも一つの精算装置と通信し、前記精算装置のレシート残量が第1基準値以下になったことを示す通知信号を、当該精算装置の識別情報とともに受信する手順、
    前記通知信号を出力した前記精算装置を前記識別情報に基づき特定する手順、
    特定された前記精算装置のレシート用紙の残量が前記第1基準値以下になったことを通知する手順、を実行させるためのプログラム。
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