JP7333044B2 - 商品販売データ処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売データ処理システム及びプログラムに関する。
店員が行う商品登録の操作に応じて商品登録処理を実行する登録装置と、客の操作に応じて登録装置にて実行された商品登録処理に応じた精算処理を実行する精算装置とをそれぞれ個別に備えたPOSシステム(商品販売データ処理システム)が知られている。このようなPOSシステムにおいて、精算装置に決済端末を接続し、決済端末によりクレジットカードや電子マネー等の現金以外の所定の決済種別に対応する決済が行えるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-88279号公報
上記のように例えば登録装置と決済端末を接続した精算装置とを備えるPOSシステムでは、精算装置は、決済端末に関連して発生したエラーへの対応として、これまでの処理を停止して店員呼び出しを行う。呼び出しを受けた店員は、精算装置にまで赴いてしかるべき対応の業務を行う。
店員呼び出しが行われた場合、店員呼び出しに応じて店員が対応を完了させるまで、精算装置は客の精算に応じた処理を実行できない。このため、店員呼び出しが発生することで、店舗での客の会計の流れが滞ることになる。このような観点からすれば、店員呼び出しができるだけ行われなくともよいようにすることが求められる。
決済端末に関連して発生したエラーには、店員が対応しなければならないものがある一方で、店員がわざわざ対応しなくとも、客が操作をし直せば解消可能なものもある。この観点からすれば、決済端末等の外部端末に関連して発生したエラーに関して、店員が対応しなければならないものと、そうでないものとで区分し、それぞれに応じたエラー対応が行えるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、外部端末に関連して発生したエラーに関して、店員が対応しなければならないものと、そうでないものとを区分できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、店員が操作の対象とする店員対応操作部と、客が操作の対象とする客対応操作部であって外部端末が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システムにおいて、前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーか否かの判別を行う判別手段を備える商品販売データ処理システムである。
本発明の一態様は、店員が操作の対象とする店員対応操作部と、客が操作の対象とする客対応操作部であって外部端末が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システムにおけるコンピュータを、前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーか否かの判別を行う判別手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、外部端末に関連して発生したエラーに関して、店員が対応しなければならないものと、そうでないものとを区分できるようになるという効果が得られる。
本実施形態におけるPOSシステムの構成例を示す図である。 本実施形態における登録装置と精算装置の外観例を示す図である。 本実施形態における登録装置の構成例を示す図である。 本実施形態における精算装置の構成例を示す図である。 本実施形態における決済端末の機能構成例を示す図である。 本実施形態における精算画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるエラー対応処理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態におけるエラー対応案内画面と待機案内画面の一例を示す図である。 本実施形態おける呼出表示の一態様例を示す図である。 本実施形態おいて、クレジットカード利用の決済に際して客からサインの受け取りが必要とされた場合に対応して精算装置が発行する伝票の一例を示す図である。 本実施形態における精算装置、決済端末、及び登録装置が決済端末関連エラーに対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の第1変形例における現金決済可能報知の態様例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態>
図1は、本実施形態に係るPOSシステム1(商品販売データ処理システムの一例)の構成例を示している。同図に示すPOSシステム1は、管理装置10と、2台の登録装置(登録部の一例)20-1、20-2と、3台の精算装置(精算部の一例)30-1、30-2、30-3とを備える。
なお、以降の説明にあたり、登録装置20-1、20-2について特に区別しない場合には、登録装置20と記載する。また、精算装置30-1、30-2、30-3について特に区別しない場合には、精算装置30と記載する。
管理装置10と登録装置20と精算装置30とは、有線または無線接続のLAN(Local Area Network)11で相互に接続されている。
なお、同図に示したPOSシステム1の構成は一例である。例えば、POSシステム1において、登録装置20と精算装置30との設置数は特に限定されるものではなく、それぞれ1台以上であればよい。また、本実施形態のPOSシステム1は、管理装置10を含まない構成としてもよい。
なお、POSシステム1の構成として、管理装置10を含まない構成とする場合には、他の装置(例えば、複数の登録装置20のうち代表となる1台の登録装置20)に、管理装置10としての機能を兼用させてもよい。
管理装置10は、POSシステム1を管理する情報処理装置であり、POSシステム1において登録装置20や精算装置30などを管理し、商品マスタなどの種々の情報を管理する。管理装置10は、登録装置20及び各精算装置30に、最新の商品マスタを適宜送信する。商品マスタとは、各商品の商品識別情報(例えば、JANコード)、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引き情報などの商品情報を格納したファイルである。
管理装置10は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバ、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得し、登録装置20及び各精算装置30に適宜送信する。
登録装置20は、購入対象の商品を登録する商品登録処理を実行する。商品を登録する操作(商品登録操作)は、例えば、スキャナを用いて商品に付されているバーコードを読み取らせる操作、あるいは商品登録画面に表示されたプリセットボタン等に対する操作等として行われる。このような商品登録操作によって、登録装置20には例えば商品識別情報が入力され、登録装置20は、入力された商品識別情報に対応する商品情報を取得する。
また、登録装置20は、一取引ごとに対応して登録された商品の精算に用いられる情報(以下、精算情報という)を生成し、記憶する。
精算情報は、対応の取引を識別する取引識別情報、当該精算情報を識別する精算情報識別情報、登録日時、登録された各商品の商品識別情報、登録された各商品の商品名、販売価格、値引き情報、購入対象の商品の品数を示す取引点数(購入点数)、購入対象の商品の総額(合計金額)を含んでよい。また、精算情報は、当該精算情報を生成した登録装置20(すなわち、当該精算情報に係る商品を登録した登録装置20)を識別するための登録装置識別情報をさらに含んでもよい。このように、精算情報は、一取引に応じた商品登録処理結果が反映された内容を有する。
精算情報は、精算装置30において精算処理に用いられる。精算処理とは、登録された商品の代金を、現金、電子マネー、クレジットカードなどを選択的に用いて支払い、決済する処理である。
本実施の形態では、複数の精算装置30が設置され、複数のうちのいずれか1台が、登録装置20において生成された精算情報を用いて精算処理を実行する。複数の精算装置30のうちから、精算処理を実行させるべき精算装置30を指定する態様としては、下記の第1の指定態様と第2の指定態様が挙げられる。
第1の指定態様は、精算処理を実行させる精算装置30を、店員が登録装置20にて指定する態様である。
すなわち、店員が、精算装置30を指定する操作(精算装置指定操作)を登録装置20に対して行うことによって、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する。
なお、登録装置20において、各精算装置30の稼働状況を示した稼働情報を表示するようにし、登録装置20において、店員が精算装置30を指定する際に、各精算装置30の稼働状況を確認できるようにしてもよい。
店員が精算装置30を指定した場合には、LAN11を介して、登録装置20において生成された精算情報が、指定された精算装置30に送信される。すなわち、登録装置20は、商品登録処理に続いて精算装置30が指定された場合には、指定された精算装置30に対し、当該商品登録処理の結果が反映された精算情報を送信する。
なお、本実施の形態では、登録装置20は、直接、精算装置30に精算情報を送信するが、管理装置10を経由して、精算装置30に精算情報を送信してもよい。
このような第1の指定態様によれば、店員が精算装置30ごとの状態を確認しながら、精算処理を実行させるのに適切な精算装置30を指定することができる。具体的には、例えば、店員は、釣銭のニアエンドやレシート残の警告、釣銭機の残値などをはじめとする精算装置30の状態を考慮して、精算処理を実行させる精算装置30を指定できる。
また、第2の指定態様は、精算処理用の媒体(お会計券(登録商標))を登録装置20から発行させ、店員から手渡しされたお会計券を、客が1つの精算装置30に読み取らせる態様である。
すなわち、客が、店員から手渡しされたお会計券を精算装置30に読み取らせることによって、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する。
お会計券には、発行元の登録装置20を示す登録装置識別情報と精算情報とが、バーコード(一次元コード)または2次元コードのいずれかのコードの形式で印字(印刷)されている。精算装置30は、お会計券のコードを読み取ると、読み取ったコードにより示される精算情報を取得する。
精算装置30は、客の操作に応じて精算処理を実行する。また、精算装置30は、精算処理を終了した場合には、登録装置20に精算処理の終了を通知する。
このような第2の指定態様によれば、精算処理を実行させる精算装置30について、客が自身の判断で所望のものを選択できる。具体的に、例えば客は、サッカー台の空き具合や、店舗出口やエスカレータ、エレベータ等との位置関係等により精算装置30を選択できる。
また、精算装置30-1~30-3には、それぞれ決済端末40-1~40-3が接続されるようにして設けられる。以降において、決済端末40-1~40-3について特に区別しない場合には、決済端末40と記載する。決済端末40と精算装置30との接続は、有線でも無線でもよい。有線による接続の場合には、例えばUSB(Universal Serial Bus)等が採用されてよい。無線による接続の場合には、例えばBluetooth(登録商標)等をはじめとする所定の近距離無線通信方式が採用されてよい。
決済端末40は、顧客が所定のカードの利用による支払いを行う場合に対応して、カードを利用した決済に対応する処理(決済対応処理)を実行する。本実施形態の決済端末40が対応可能なカードについて特に限定されない。以降において、決済端末40が対応可能なカードは、クレジットカード、店舗が対応する所定の電子マネーカード、店舗の会員としての顧客に提供された会員カードである場合を例に挙げる。
決済端末40は、カードに記録された情報(カード情報)を読み取るカードリーダを備える。決済端末40は、決済対応処理として、例えば店員の操作に応じて、カードリーダにより読み取られたカード情報を含む決済処理要求を決済サーバ(図示は省略)に送信する。
決済サーバは、決済端末40から送信された決済処理要求に応答して、決済処理要求に含まれていたカード情報を利用して決済処理を実行する。決済サーバは、決済処理を完了すると、決済完了通知を決済端末40に送信する。決済端末40は決済サーバからの決済完了通知の受信に応じて、接続された精算装置30に対して決済完了通知を送信する。精算装置30は、決済端末40から送信された決済完了通知の受信に応じて、今回の取引に対応する精算処理を完了させる。
次に、図2~図4を参照して、登録装置20及び精算装置30の構成例について説明する。
図2は、登録装置20と精算装置30との外観例を示す斜視図である。図3は、登録装置20の構成例を示すブロック図である。図4は、精算装置30の構成例を示すブロック図である。
登録装置20は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)201と、記憶部202と、RAM(Random Access Memory)203と、スキャナ部204と、店員用表示部205と、客用表示部205aと、操作部206と、通信部207と、ブザー208と、印刷部209と、カードリーダ210を備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、記憶部202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、登録装置20の動作を制御する。
記憶部202は、CPU201の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、CPU201の主記憶装置であって、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、管理装置10から取得した商品マスタや、商品登録処理後に生成された精算情報などを記憶する。
スキャナ部204は、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取る。
店員用表示部205は、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であり、店員用の種々の情報を表示する。
例えば、店員用表示部205は、商品情報(商品コード等)に関連付けられているプリセットボタンを配置した商品登録画面などを表示する。
客用表示部205aは、客用の種々の情報を表示する。例えば、客用表示部205aは、登録した商品の価格等を表示する。客用表示部205aは、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であってもよい。
操作部206は、登録装置20を動作させるための各種の操作ボタン(小計キー、現計キー、置数キー、訂正キー、及びプリセットキー等)を備える。例えば、操作部206は、操作ボタン(プリセットキー)が操作されることにより、そのプリセットキーに予め設定登録されている商品情報(商品コード等)について、操作入力を受け付ける。
通信部207は、LAN11を介して、他の装置と通信する。
ブザー208は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。
印刷部209は、必要に応じて媒体を印刷して発行する。例えば、印刷部209は、お会計券を印刷して発行することができる。
カードリーダ210は、例えばIC(Integrated Circuit)カード形式のRFID(Radio Frequency Identifier)タグに対する情報の読み出しを行うデバイスである。
図2においては、スキャナ部204、店員用表示部205、操作部206、印刷部209及びカードリーダ210を含む登録装置20の外観例が示される。
精算装置30は、図4に示すように、CPU301と、記憶部302と、RAM303と、スキャナ部304と、表示部305と、操作部306と、通信部307と、ブザー308と、印刷部309と、決済部310と、サインポール311と、人感知センサ312と、カードリーダ313とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU301は、中央演算処理装置であり、記憶部302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置30の動作を制御する。
記憶部302は、CPU301の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU301が利用する各種の情報を記憶する。
RAM303は、CPU301の主記憶装置であって、種々の情報を記憶する。例えば、RAM303は、管理装置10から取得した商品マスタや、登録装置20から取得した精算情報に基づいて精算処理を実行した結果が反映された精算処理情報を記憶する。
スキャナ部304は、例えば、お会計券に印刷されたコード(バーコードまたは2次元コード)や、会員カード等に付されているコード(会員コード)を光学的に読み取る。
表示部305は、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であり、種々の情報を表示する。例えば、表示部305は、合計金額などが表示される精算画面を表示する。
操作部306は、精算装置30を動作させるための各種の操作ボタン(訂正キー及びプリセットキー等)を備える。例えば、操作部306は、操作ボタン(訂正キー)が操作されることにより、操作入力の訂正を受け付ける。
通信部307は、LAN11を介して、他の装置と通信する。
ブザー308は、エラー等が発生した場合、エラーを報知するブザー音を発生させる。
印刷部309は、媒体を印刷して発行する。例えば、印刷部309は、精算処理(すなわち、商品の買上金額の決済)が終了した場合、客が持ち帰る精算済みレシートを印刷して発行する。
決済部310は、決済(精算)に関する処理を行う。本実施形態における決済部310が対応可能な決済の種別としては、現金による決済と、クレジットカードの使用による決済と、電子マネーの使用による決済とのうちの少なくともいずれか1つである場合を例に挙げる。
現金による決済に対応するため、決済部310は、釣銭機を備える。釣銭機は、紙幣の投入及び排出をする紙幣投入口、硬貨を投入するための硬貨投入口、釣銭を排出する釣銭排出口を備えている。決済部310は、釣銭機によって、現金により決済を実行し、決済を実行した結果(例えば、決済が成立したか否かを示す情報)を、バスを介してCPU301に出力する。
また、クレジットカードの使用による決済に対応する場合、決済部310は、クレジットカードリーダを備え、クレジットカードリーダにより読み込まれた情報を利用して精算処理を行う。
また、電子マネーの使用による決済に対応する場合、決済部310は、電子マネーリーダを備え、電子マネーリーダにより読み込まれた情報を利用して精算処理を行う。
なお、本実施形態において、決済部310は、クレジットカード、電子マネーカード、会員カード(ポイントカード)等のように、カードを利用した所定の決済には対応しなくともよい。本実施形態では、カードを利用した所定の決済は、決済端末40が対応する。
サインポール311は、複数色の表示灯を有し、それらの表示灯を点灯や点滅させることで、精算装置30が店員により指定された装置であることを示す情報を報知したり、操作可能である旨を報知したりする。
人感知センサ312は、精算装置30の正面の所定圏内に人物(客)がいることを検知するセンサである。
なお、人感知センサ312の検知出力は、例えば精算装置30が、人が自機に近づいたことに応じて、自動的に精算画面を表示させる際に、人が自機に近づいたか否かを判定するのに用いられる。しかしながら、精算装置30は、例えば精算画面は、例えば精算情報の受信や、お会計券に印刷されたバーコードの読み取りなどに応じて表示されるようにしてもよく、この場合には、人感知センサ312は、省略されてよい。
カードリーダ313は、例えばICカード形式のRFIDタグに対する情報の読み出しを行うデバイスである。
図2においては、スキャナ部304、表示部305、操作部306、印刷部309、決済部310、サインポール311及びカードリーダ313などを含む精算装置30の外観構成が示される。
図5を参照して、決済端末40の機能構成例について説明する。同図の決済端末40は、POS対応通信部401、サーバ対応通信部402、カードリーダ403及び制御部404を備える。
POS対応通信部401は、接続先の精算装置30と通信を実行する。
サーバ対応通信部402は、専用線あるいはネットワーク経由で決済サーバと通信を行う。
カードリーダ403は、カードに記録されているカード情報を読み取る。例えばクレジットカードから読み取られたカード情報には、クレジットカードに付与されたクレジットカード番号のほか、例えば名義人名、有効期限、クレジットカードのブランド等の情報が含まれてよい。
制御部404は、決済端末40としての機能を実現するための各種の制御を実行する。制御部404としての機能は、例えば決済端末40が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
精算装置30は、登録装置20から送信された精算指示情報を受信したことに応じて、表示部305に精算画面を表示する。精算画面は、客による精算に関する操作が行われる操作画面である。
図示は省略するが、例えば最初の精算画面として、客が代金の支払いに利用する決済種別として、現金による決済と、決済端末40が対応するカード利用による決済とのいずれかを選択する操作が行われる画面を表示させる。客は、この操作画面に対して、自分が支払いを行う際に使用する決済種別に応じて、現金による決済を選択する操作、あるいは決済端末40が対応するカード利用による決済を選択する操作を行う。
なお、例えば、上記の精算画面においては、例えば品券の利用による支払い等のように、現金による決済と決済端末40が対応するカード利用による決済とのいずれにも該当しない所定の決済種別が選択可能なようにされてよい。
なお、上記の精算画面に対する決済種別の選択操作は、例えば精算画面に配置された決済種別ごとに対応するボタンに対する操作であってよい。
上記の精算画面に対する操作として、決済端末40が対応するカード利用による決済を選択する操作が行われた場合、精算画面は、例えば図6(A)に示す画面に遷移する。同図の精算画面は、決済端末40が対応するカード利用による決済に該当する複数のカード種別のうちから代金の支払いに利用するカード種別を選択する操作が行われる画面である。
同図の精算画面においては、カード種別選択ボタンBT11-1、BT11-2、BT11-3の3つのカード種別選択ボタンBT11が配置された例が示されている。
カード種別選択ボタンBT11-1は、カード種別としてクレジットカードを選択する操作が行われるボタンである。カード種別選択ボタンBT11-2は、カード種別として電子マネーカードを選択する操作が行われるボタンである。カード種別選択ボタンBT11-3は、カード種別として会員カード(会員カードのポイント残高の利用による決済)を選択する操作が行われるボタンである。
即ち、同図のカード種別選択ボタンBT11の配置は、決済端末40が、カード種別として、クレジットカード、電子マネーカード、会員カードの3つのカード種別に対応可能な場合に対応する場合の例を示している。
また、同図の精算画面においては、客が支払うべき合計金額(支払金額)が表示されている。
ここでは、客がクレジットカードの利用による支払いを行う場合を例に挙げる。この場合、客は、カード種別選択ボタンBT11のうちからカード種別選択ボタンBT11-1を操作する。
カード種別選択ボタンBT11-1が操作されたことに応じて、精算画面は図6(B)に示す画面に遷移する。同図の精算画面は、支払金額を提示するとともに、客に対して決済端末40にクレジットカードのカード情報を読み取らせる操作を行ってもらうことを促すメッセージが示されている。
客は、図6(B)の精算画面が表示された状態のもとで、自分のクレジットカードを決済端末40のカードリーダ403に読み取らせる操作を行う。
決済端末40は、カードリーダ403がクレジットカードのカード情報を読み取ったことに応じて、読み取られたカード情報を利用して決済対応処理を実行する。決済対応処理により決済サーバに決済処理要求が送信されることで、決済サーバにて決済処理が実行される。決済処理が完了すると、決済端末40は決済完了通知を精算装置30に送信する。
決済完了通知の受信に応じて、精算装置30は、今回の取引に対応する会計処理結果が反映されたレシートを発行する。ここでの会計処理は、登録装置20にて実行された商品登録処理と、精算装置30側にて実行された精算処理とを含む。精算処理には、精算装置30と接続された決済端末40が実行する決済対応処理と、決済端末40から要求に応じて決済サーバが実行する決済処理とを含む。
精算装置30は、レシートの発行に際して、精算画面として、図6(C)に示す画面を表示させる。同図の精算画面は、支払金額を提示するとともに、客に対して、精算装置30により発行されるレシートの受け取りを案内するメッセージが示されている。
これまでの説明から理解されるように、精算装置30にはカード利用の決済に対応する決済端末40が接続されており、決済端末40に対する操作は客が行う。このため、決済端末40に対する操作を客が誤ったり、機器の動作的な不良等が原因で精算装置30と決済端末40との通信がエラーとなったりする場合がある。つまり、精算装置30側では、接続された決済端末40に関連してなんらかのエラー(決済端末関連エラー)が発生する可能性がある。
このように決済端末関連エラーが発生したことを認識した場合、精算装置30は、これまでに実行していた処理を停止し(中断する場合も含む)、店員呼び出しを実行する。
店員呼び出しの処理として、精算装置30は、店員呼出要求を登録装置20に送信する。登録装置20は、精算装置30からの店員呼び出しが行われていることの報知(店員呼出報知)を行う。登録装置20のオペレータである店員は、店員呼出報知に気付くと、決済端末関連エラーが発生した精算装置30に赴いて(あるいは、他の店員に赴いてもらってもよい)、発生した決済端末関連エラーに対応した操作等の作業を行う。
しかしながら、上記のように決済端末関連エラーの発生に応じて精算装置30の処理を停止させることによっては、店員が対応を完了して精算装置30の動作を復帰させるまでは、精算装置30が稼働できないことになるので、客の会計の流れが滞ることになる。このため、店員呼び出しは、できるだけ行われないことが好ましい。
決済端末関連エラーのうちには、例えば通信エラー等のように店員が対応する必要のあるエラーは存在する。しかしながら、一方で、決済端末関連エラーのうちには、例えば客が決済端末40に対して行った操作の誤り等については、店員を呼び出さなくとも、客が操作をし直すことで復帰させることが可能なものもあるといえる。
そこで、本実施形態においては、決済端末関連エラーが発生した場合において、精算処理の過程で発生し、客の操作のし直しで復帰が可能なエラー(客対応可能エラー)であった場合には、店員呼び出しを行うことなく、客に操作のし直しを案内する。この場合、精算装置30は、客が操作のし直しをすることによって精算処理が再開(復帰)されるようにする。そのうえで、決済端末関連エラーが、店員の対応が必要なエラー(店員対応エラー)である場合には、精算装置30が店員呼び出しを行うようにされる。
本実施形態の精算装置30は、決済端末関連エラーが発生した際に、発生した決済端末関連エラーに対応して実行すべき処理(エラー対応処理)の判定(エラー対応処理判定)を行う。
エラー対応処理判定は、決済端末関連エラーの発生に際して精算装置30が取得したエラーコード(エラー識別子)に基づいて行われてよい。例えば客の決済端末40の誤操作によるエラーや、決済端末40と決済サーバとの処理において発生したエラーの場合には、決済端末40から精算装置30に対してエラーコードが送信される。また、例えば精算装置30と決済端末40との間での通信エラーなどのように、決済端末40からのエラーコードを精算装置30で受信できない決済端末関連エラーの場合には、精算装置30自身が、発生したエラー事象に応じたエラーコードを出力してよい。
精算装置30は、例えば決済端末関連エラーのエラーコードごとにエラー対応処理を対応させたエラー対応処理テーブルを記憶する。精算装置30は、エラー対応処理テーブルを参照して、取得したエラーコードがいずれのエラー対応処理に該当するのかを判定することができる。
なお、エラー対応処理テーブルは、登録装置20等の精算装置30と接続された外部装置に記憶されており、精算装置30が外部装置に記憶されたエラー対応処理テーブルを参照するようにされてもよい。
図7は、エラー対応処理テーブルの一例を示している。同図の例では、エラーコードごとに、エラー事象とエラー対応処理とが対応付けられた例が示されている。
同図において、エラーコード「aaa」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「電子マネー残高不足」であり、エラー対応処理は「処理1」であることが示される。
「処理1」は、客対応可能エラー、即ち、店員呼び出しは行わずに、客の操作により精算処理を復帰させるエラー対応処理分類であることを示す。
「電子マネー残高不足」の決済端末関連エラーが発生した場合、精算装置30は、一旦精算処理を停止し、客に対して、例えば電子マネーカードに残高不足が解消されるようにチャージを行うか、電子マネーカード以外の決済種別を選択する等の操作のし直しを案内する表示を行う。そして、客が案内に従って操作のし直しを行うことによって、一旦停止された精算処理を復帰(再開)させることができる。
また、エラーコード「bbb」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「限度額超過チャージ」であり、エラー対応処理は「処理1」であることが示される。「限度額超過チャージ」は、客が決済端末40にカード情報を読み取らせた電子マネーカードに、限度額を超える金額をチャージする操作を精算装置30または決済端末40に対して行った場合に発生する客対応可能エラーである。「限度額超過チャージ」のエラーが発生した場合、精算装置30は、一旦精算処理を停止し、客に対して、限度額以内の金額をチャージする操作のし直しを案内する表示を行う。そして、客が案内に従って操作のし直しを行うことによって、一旦停止された精算処理を復帰させることができる。
また、エラーコード「ccc」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「複数カード読み取り」であり、エラー対応処理は「処理1」であることが示される。「複数カード読み取り」は、客が決済端末40に対して、誤って複数枚のカードのカード情報を読み取らせようとする操作を行ったことに応じて発生する客対応可能エラーである。「複数カード読み取り」のエラーが発生した場合、精算装置30は、一旦精算処理を停止し、客に対して、本来使用するつもりであった1枚のカードを決済端末40に読み取らせる操作をし直してもらうよう案内する表示を行う。そして、客が案内に従って操作のし直しを行うことによって、一旦停止された精算処理を復帰させることができる。
また、エラーコード「ddd」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「カード読み取りエラー」であり、エラー対応処理は「処理1」であることが示される。「カード読み取りエラー」は、客が決済端末40にカードを読み取らせる操作を行ったが、なんらかの原因でカード情報の読み取りが正常に行われなかったことに応じて発生する客対応可能エラーである。「カード読み取りエラー」のエラーが発生した場合、精算装置30は、一旦精算処理を停止し、客に対して、再度、決済端末40にカードを読み取らせる操作を行ってもらうように案内する表示を行う。客が、案内に従って、再度、カードを読み取らせる操作を行い、この結果、決済端末40が正常にカード情報を読み取ることができれば、精算処理が復帰される。
また、エラーコード「eee」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「別カード読み取り」であり、エラー対応処理は「処理1」であることが示される。「別カード読み取り」は、客が決済端末40に対して読み取らせたカードが、指定の決済種別に対応しないカードであったことに応じて発生する客対応可能エラーである。「別カード読み取り」のエラーが発生した場合、精算装置30は、一旦精算処理を停止し、客に対して、再度、決済端末40に指定の決済種別に対応するカードを読み取らせる操作を行ってもらうように案内する表示を行う。客が、案内に従って、指定の決済種別に対応するカードを読み取らせる操作を行うことで、精算処理が復帰される。
また、エラーコード「fff」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「通信エラー」であり、エラー対応処理が「処理2」であることが示される。「処理2」は、店員対応エラーのうち、例えば発生時点で精算処理を停止して店員呼出処理を実行するというエラー対応処理である。また、「通信エラー」は、精算装置30と決済端末40との通信が不良となったエラーである。
また、エラーコード「ggg」が対応するエラー事象「取引結果不明」、エラーコード「hhh」が対応するエラー事象「リカバリ要求」、エラーコード「iii」が対応するエラー事象「他処理実行中」も、それぞれ、エラー対応処理が「処理2」であることが示される。
エラー事象「取引結果不明」は、なんらかの理由で、決済処理の結果が得られず不明となった状態に応じて発生される店員対応エラーである。
エラー事象「リカバリ要求」は、決済端末40についてリカバリ(例えば、再起動)が必要となったことに応じて発生する店員対応エラーである。
エラー事象「他処理実行中」は、決済端末40がなんらかの理由で、客の操作に応じたカード情報の読み取り以外の他の処理を実行中の状態となった場合に応じて発生する店員対応エラーである。
また、エラーコード「jjj」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「電子マネー使用回数制限」であり、エラー対応処理は「処理3」であることが示される。本実施形態の決済端末40が1営業日において受付可能な電子マネー使用による決済回数には上限がある。「電子マネー使用回数制限」は、1営業日において決済端末40が受け付けた決済回数が、上限に基づいて設定された報知が必要な回数(報知対応閾値)にまで到達したことに応じて発生される店員対応エラーである。そのうえで、「電子マネー使用回数制限」に対応する「処理3」のエラー対応処理は、店員対応エラーに対するエラー対応処理のうち、精算処理については完了させたうえで、店員呼出処理を実行するというものである。つまり、精算装置30は、客が電子マネー利用による決済を今回行うことで、営業日における電子マネー利用による決済回数が報知対応閾値に到達することを判定した場合、その電子マネー利用による決済処理を含む精算処理については完了させてよい。そして、精算装置30は、精算処理が完了すると、店員呼出処理を実行する。この場合には、店員呼出処理に応じて店員が対応の作業を完了させるまで、次の精算処理を開始させることができない。つまり、「処理3」のエラー対応処理の場合には、次の精算処理の実行が開始されること無く停止される。
エラーコード「kkk」の決済端末関連エラーは、エラー事象が「店員必要取引」であり、エラー対応処理は「処理4」であることが示される。
例えば、クレジットカード決済において、クレジットカードの種別等よっては客のサインが求められる場合がある。また、例えば、一定額以上の支払金額を決済する場合には印紙が必要になる場合がある。このような場合には、店員が精算装置30にまで赴いて、サインの受け取りや印紙の貼り付け等の業務を行う必要がある。「処理4」のエラー対応処理は、このように精算を完了させるにあたり、店員の対応が必要とされる店員対応エラーに対応するエラー対応処理である。このような店員必要取引は、エラーとしての事象ではないが、決済端末40に関連して精算処理を停止させる要因であることから、店員対応エラーに含めている。この点で、エラー対応処理テーブルにおいて示されるエラー事象は、いずれも、精算処理を停止させる必要のある事象(精算処理停止必要事象)であるといえる。
客対応可能エラーが発生した場合、精算装置30は、「処理1」のエラー対応処理として、これまでの精算処理を一旦停止させて、客に操作のし直しを案内するエラー対応案内画面を表示部305に表示させる。
図8(A)は、「別カード読み取り」の客対応可能エラーが発生した場合に表示されるエラー対応案内画面WD2の例を示している。同図のエラー対応案内画面WD2においては、メッセージエリアAR21、エラーコードエリアAR22、及び確認ボタンBT21が配置されている。
メッセージエリアAR21は、客に操作を案内するメッセージが表示される。同図のメッセージエリアAR21には、発生したエラーが「別カード読み取り」であることに応じたメッセージが示される。つまり、同図のメッセージエリアAR21においては、客が指定する決済種別に応じたカードを読み取らせる操作を、客にし直してもらうよう案内する内容のメッセージが示されている。具体的に、同図では、客により指定された決済種別がクレジットカードであったことに応じて、決済端末40により読み取らせたカードがクレジットカードではなかった旨と、クレジットカードを読み取らせる操作を案内する旨とが示されている。
エラーコードエリアAR22は、今回表示したエラー対応案内画面WD2に対応して発生した決済端末関連エラーのエラーコードが示される。
確認ボタンBT21は、客が操作のし直しを開始するにあたって操作するボタンである。確認ボタンBT21が操作されたことに応じて、エラー対応案内画面WD2は消去され、客による操作のし直し(この場合は、指定の決済種別に対応するカードのカード情報を決済端末40に読み取らせる操作)が可能な状態となる。
図8(B)は、「電子マネー残高不足」の客対応可能エラーが発生した場合に表示されるエラー対応案内画面WD2の例を示している。
この場合のメッセージエリアAR21には、発生したエラーが「電子マネー残高不足」であることに応じて、客が指定した決済種別に応じたカードとは異なるカードを読み取ったため、電子マネー残高不足のエラーを解消するための操作をし直すよう案内する内容のメッセージが示されている。具体的に、同図では、「電子マネー残高不足」であるため、電子マネーカードを利用できない旨と、電子マネー残高不足のエラーの解消のために、電子マネーカード利用以外の決済種別の選択のし直し、あるいは電子マネーのチャージを案内する旨とが示されている。
また、発生した店員対応エラーに対応するエラー対応処理が「処理2」である場合、精算装置30は、エラーが発生したタイミングに応じて、これまでの精算処理を停止させ、店員呼出処理を実行する。また、精算装置30は、店員呼出処理に際して、表示部305に待機案内画面を表示させる。待機案内画面は、客に対して、店員を呼び出しているため、店員が来るのをその場で待ってもらうよう案内する画面である。
図8(C)は、待機案内画面の一例を示している。同図の待機案内画面は、例えば表示部305における画面全体にて表示される態様である。なお、待機案内画面において、例えば、対応の店員対応エラーを示すエラーコード等の付加的な情報を表示してもよい。
また、精算装置30は、店員呼出処理のもとで、待機案内画面の表示とともに、サインポール311を所定の色やタイミングによる点灯パターンで点灯させることによって店員呼出中の状態であることが示されるようにしてよい。
精算装置30は、店員呼出処理にあたり、店員呼出要求を登録装置20に送信する。この際、精算装置30は、店舗における全ての登録装置20に店員呼出要求を送信してもよいし、予め指定された登録装置20に店員呼出要求を送信してもよい。
店員呼出要求を受信した登録装置20は、店員呼出要求に対応して店員を呼び出すための処理(呼出対応処理)を実行する。
登録装置20は、呼出対応処理として、店員用表示部205において現在表示中の画面において、店員の呼び出しのための呼出表示を実行してよい。また、登録装置20は、呼出対応処理として、例えば音声による呼び出しのためのメッセージの出力や、電子音、ブザー音等の出力等を行ってもよい。
図9は、店員用表示部205において呼出表示が行われた態様の一例である。同図では、店員用表示部205において、操作画面として商品登録操作に対応する商品登録画面AR1が表示されている状態において呼出表示が行われた例が示されている。同図の呼出表示は、精算装置30のうち、精算装置30-2において店員対応エラーが発生した場合に対応する。
同図の操作画面においては、商品登録画面AR1とともに共通エリアAR20が配置されている。共通エリアAR20は、店員用表示部205の表示領域全体において、商品登録画面AR1としての領域とは異なる領域に配置されている。本実施形態において、商品登録画面AR1が表示される領域は、例えばメインとなる操作画面が表示される領域に対応し、当該領域においては、店員の操作や処理の進行等に応じて操作画面の表示が切り替わる。共通エリアAR20は、このようなメインとなる操作画面の表示の切り替わりに応じて変化せずに同じ態様での表示が維持されるサブとしての操作画面の領域である。換言すれば、共通エリアAR20は、店員用表示部205においてメインとなる操作画面が提供する機能が変更されても、これに応じて変更することなく同じ機能を提供する。
同図の共通エリアAR20においては、精算装置指定ボタンBT1-1、BT1-2、BT1-3(第1画像操作子の一例)が配置される。精算装置指定ボタンBT1-1、BT1-2は、それぞれ、精算装置30-1、30-2、30-3に対応し、精算処理を実行させる精算装置30を指定する操作(精算装置指定操作)が行われるボタンである。
なお、精算装置指定ボタンBT1-1、BT1-2について特に区別しない場合には、精算装置指定ボタンBT1と記載する。
精算装置指定ボタンBT1においては、対応の精算装置30についての現在の状態を示す精算装置状態表示が行われる。同図では、精算装置状態表示は、精算装置指定ボタンBT1ごとに配置されたバッジBGにより行われる例が示される。
具体的に、同図の精算装置指定ボタンBT1-1には、「待機」と表示されたバッジBGが配置された例が示されている。この精算装置指定ボタンBT1-1の状態は、精算装置30-1が精算処理の開始を待機している状態にあることを示す。つまり、この際の精算装置30-1は、精算関連操作も開始されておらず、精算指示情報も受信していない状態である。
また、同図の精算装置指定ボタンBT1-2には、呼出表示に対応するバッジBGの表示が行われている。つまり、本実施形態の呼出表示は、精算装置指定ボタンBT1-2のバッジBGとして行われる。
精算装置指定ボタンBT1-2のバッジBGにおいては、「呼出中[fff]」との文字による表示が行われている。「呼出中[fff]」の表示における「呼出中」の表示により、精算装置30-2において店員対応エラーが発生したために店員に精算装置30-2に赴くべきことを店員に報知する。また、「呼出中[fff]」の表示における「[fff]」の表示により、精算装置30-2にて発生した店員対応エラーのエラー事象を示すエラーコードが示される。これにより、店員は、精算装置30にて発生した店員対応エラーが何であるのかを事前に把握しておくことができる。
精算装置指定ボタンBT1-3には、「使用中」と表示されたバッジBGが配置された例が示されている。さらに、精算装置指定ボタンBT1-3における「精算機3」の文字に対して斜線が引かれた状態となっている。この精算装置指定ボタンBT1-3の状態は、精算装置30-3が、精算指示情報の受信により取得された精算情報に基づく精算処理を客の操作に応じて実行中であることを示す。
なお、上記のような精算装置30の状態ごとに応じて、例えば精算装置指定ボタンBT1自体の色、柄などが変更されるように表示されてもよい。
なお、精算装置状態表示によっては、例えばニアエンド、ニアフル、故障など、上記の「待機」、「使用中」以外の各種の状態も示されてよい。精算装置状態表示は、精算装置指定ボタンBT1内に収まるように文字やアイコン等により表示したり、精算装置指定ボタンBT1とは別の領域にて表示したりするなど、バッジBG以外の態様によって表示されてもよい。
なお、「使用中」の状態にある精算装置30に対応する精算装置指定ボタンBT1に関しては、「使用中」の状態におけるさらに詳細な状態を示す表示が行われるようにされてよい。例えば「使用中」の状態の精算装置30が現金による決済種別に対応する精算処理を実行しているときには、預かり金としての入金金額に関する情報が、対応の精算装置指定ボタンBT1にて示されるように表示が行われてよい。この場合において、預かり金としての入金金額に関する情報は、例えば精算装置30にて預かり金としての貨幣の投入が行われることに応じて、現在までに投入された金額の合計が示されるようにしてよい。あるいは、商品の合計金額以上の金額が投入されて預かり金の金額が確定された段階で、確定された預かり金の金額が示されるようにしてよい。
また、「使用中」の状態の精算装置30が、クレジットカードもしくは電子マネーなどによる決済種別に対応する精算処理を実行しているときには、例えば「カード決済中」もしくは「電子マネー決済中」等のように、クレジットカードもしくは電子マネー対応の精算処理を実行中であることを示す表示が行われてよい。
また、発生した店員対応エラーに対応するエラー対応処理が「処理3」である場合、精算装置30は、精算処理を完了させた段階で店員呼出処理を実行する。この場合、精算装置30においては、精算処理が完了した後に、登録装置20に店員呼出要求を送信し、図8(C)の待機案内画面を表示させる。また、この場合にも、登録装置20は、店員呼出要求が受信されたことに応じて、呼出対応処理として、図9に例示した態様による呼出表示を行う。
また、「処理4」のエラー対応処理が適用される店員呼出事象(決済端末関連エラーにおける店員対応エラーとして扱われる)が発生した場合には、精算装置30は、精算処理過程において、店員を呼び出すべき段階に至ると、精算処理を一時停止させて、店員呼出処理(店員呼出要求送信、待機案内画面表示)を実行する。この場合にも、登録装置20は、店員呼出要求が受信されたことに応じて、呼出対応処理として、図9に例示した態様による呼出表示を行う。
この場合、店員は、精算装置30にまで赴いて、例えばサインの受け取りや印紙の貼り付け等の必要な業務を行う。店員は、例えば業務を行うにあたり、必要に応じて精算装置30を操作してよい。また、客も、店員が対応してから必要に応じて精算装置30を操作してよい。精算装置30は、このような操作に応じては残りの精算処理を実行することができる。
なお、図7に例示したエラー対応処理テーブルにおいては、エラーコードごとにエラー対応処理の類型としての「処理1」~「処理4」のいずれかを対応付けた態様である。しかしながら、例えばエラー対応処理テーブルは、エラーコードごとに、個別に実行すべきエラー対応処理の内容を対応付けるようにされたものであってもよい。
なお、登録装置20にて行われる呼出表示は、図9以外の態様であってもよい。例えば、精算装置指定ボタンBT1以外の所定の領域において店員呼出を報知するためのアイコン、メッセージ等が表示されるようにしてよい。あるいは、店員呼出を報知するためのポップアップウィンドウが店員用表示部205の表示領域における所定の位置に現れるように表示されてもよい。
図10は、クレジットカード利用の決済において、客からサインの受け取りが必要とされた場合に対応して精算装置30が発行する伝票(例えば、レシートや控え伝票等)の一例を示している。
図10(A)は、対応の取引における会計処理結果が反映されたレシートである。
図10(B)は、クレジットカード利用による決済処理に対応するクレジットカード会社用控え伝票である。同図から分かるように、客がサインを記入するサイン記入欄は、クレジットカード会社用控え伝票に設けられる。
図10(C)は、クレジットカード利用による決済処理に対応する客用控え伝票である。
図10(D)は、クレジットカード利用による決済処理に対応する店舗用控え伝票である。
図11のフローチャートを参照して、本実施形態における精算装置30、決済端末40、及び登録装置20が決済端末関連エラーに対応して実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:決済端末40は、自己に対応する何らかのエラーが発生するのを待機している。
ステップS102:決済端末40は、ステップS101にてエラーの発生したことが判定されると、自己と接続された精算装置30に対して、エラー通知を送信する。エラー通知には、発生したエラー事象を示すエラーコードが含まれる。
ステップS201:精算装置30は、決済端末関連エラーについてのエラーコードが取得されるのを待機する。ステップS102により決済端末40からエラー通知が送信された場合、精算装置30は、エラー通知を受信し、受信されたエラー通知に含まれるエラーコードを取得することができる。また、例えば精算装置30と決済端末40との間が通信不可となるような通信エラーなどのように、決済端末40からのエラーコードを精算装置30で受信できないようなエラー事象が発生した場合、精算装置30自体が、発生したエラー事象を決済端末関連エラーとして認識し、エラー事象に応じたエラーコードを出力することでエラーコードを取得するようにされてよい。このように精算装置30自体が取得する決済端末関連エラーは、図7との対応では、例えばエラーコード「fff」の「通信エラー」が該当する。
ステップS202:ステップS101にてエラーコードが取得された場合には、決済端末関連エラーが発生したことになる。そこで、この場合の精算装置30は、発生した決済端末関連エラーに対応するエラー対応処理の判定を行う。このため、精算装置30は、エラー対応処理テーブルを参照する。精算装置30は、エラー対応処理テーブルから、ステップS101にて取得されたエラーコードに対応付けられたエラー対応処理を特定する。特定されたエラー対応処理がステップS202の判定結果となる。
ステップS203:精算装置30は、ステップS202により判定したエラー対応処理が、「処理1」であるか否かについて判定する。
ステップS204:「処理1」であると判定された場合、精算装置30は、これまでの精算処理を一時停止させる。
ステップS205:また、精算装置30は、表示部305にエラー対応案内画面WD2を表示させる。この際、エラー対応案内画面WD2のメッセージエリアAR21においては、図8(A)、図8(B)に例示したように、該当のエラー事象に対応させた内容の客への案内のメッセージが表示される。
ステップS206:客は、ステップS205により表示されたエラー対応案内画面WD2の案内に従って、今回の決済端末関連エラー発生の原因となった操作のし直しを行ったうえで、精算に応じた操作を行っていく。このように客により行われる操作に応じて、精算装置30は、ステップS204にて一時停止した精算処理を再開させる。
ステップS207:ステップS203にてエラー対応処理が「処理1」ではないと判定された場合、精算装置30は、さらにエラー対応処理が「処理2」であるか否かについて判定する。
ステップS208:「処理2」であると判定された場合、精算装置30は、これまで実行していた精算処理を停止させる。
ステップS209:また、精算装置30は、店員呼出処理として、登録装置20に対して店員呼出要求を送信するとともに、表示部305にて待機案内画面を表示させる。この後、店員呼び出しに応じた店員が、例えば発生した決済端末関連エラーを解消するための操作等を行うことになる。
ステップS210:ステップS203にてエラー対応処理が「処理2」ではないと判定された場合、精算装置30は、さらにエラー対応処理が「処理3」であるか否かについて判定する。
ステップS211:「処理3」であると判定された場合、精算装置30は、今回の決済端末関連エラーの発生に対応する精算処理が完了するのを待機する。
ステップS212:精算処理が完了すると、精算装置30は、店員呼出処理として、登録装置20に対して店員呼出要求を送信するとともに、表示部305にて待機案内画面を表示させる。
具体的に、「処理3」に対応する決済端末関連エラーは、図7との対応ではエラーコード「jjj」の「電子マネーカード使用回数制限」である。この場合、精算処理の完了後において、店員呼び出しに応じた店員が、例えば電子マネーカード使用回数のリセット等の「電子マネーカード使用回数制限」に対応した所定の操作を精算装置30に行う。
ステップS213:ステップS203にてエラー対応処理が「処理3」ではないと判定された場合、エラー対応処理は、「処理4」である。具体的に、「処理4」に対応して今回発生した決済端末関連エラーは、図7との対応では「店員必要取引」である。「処理4」の場合の精算装置30は、精算処理が所定段階まで完了するのを待機する。
ステップS214:精算処理が所定段階まで完了すると、精算装置30は、これまでに実行されていた精算処理を一時停止させる。具体的に、「店員必要取引」の場合には、例えば決済端末40が決済対応処理を完了し、レシートが発行される前の段階で精算処理が一時停止される。
ステップS215:また、精算装置30は、店員呼出処理として、登録装置20に対して店員呼出要求を送信するとともに、表示部305にて待機案内画面を表示させる。
ステップS216:この場合、店員呼び出しに応じた店員は、精算装置30にまで赴いて、例えば精算装置30を操作して各種控え伝票、領収書等を発行させ、客からのサインの受け取りや領収書への収入印紙の貼り付け等の必要業務を行う。店員は、必要業務を完了すると、精算装置30に対して必要業務完了確認の操作を行う。必要業務完了確認の操作は、例えば精算装置30にて表示される必要業務完了確認画面(例えばダイアログ画面)に配置された確認ボタンに対する操作であってよい。
精算装置30は、上記のように精算装置30に赴いた店員が行う操作に応じて、「店員必要取引」に応じた精算処理を再開させる。そして、必要業務完了確認の操作が行われたことに応じてレシート等を発行し、精算処理を終了させる。
ステップS301:登録装置20は、精算装置30から送信される店員呼出要求が受信されるのを待機している。
ステップS302:登録装置20は、店員呼出要求が受信されたことに応じて、呼出対応処理を実行する。つまり、登録装置20は、図9に例示したように、例えば精算装置指定ボタンBT1のバッジBGにより呼出表示が行われるようにする。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
[第1変形例]
例えば、決済端末40側の問題でエラーが生じた場合には、精算装置30自体の状態については特に問題が無い。具体例として、「処理2」に該当する店員対応エラーは、決済端末40側で生じたエラー、もしくは決済端末40と精算装置30との通信エラーである。このため、「処理2」に該当する店員対応エラーは、客対応可能エラーのように客が操作のし直しを行って解消することはできないものの、精算装置30自体の状態については特に問題はない。この状態のもとでは、例えば、「処理2」に該当する店員対応エラーが解消されるまでの間は、精算装置30により現金に対応する精算処理については実行可能なようにされてよい。
そこで、本変形例としては、「処理2」に該当する店員対応エラーが発生中の精算装置30については、現金に対応する精算処理は実行可能なようにされる。そのうえで、店員が操作する登録装置20においては、「処理2」に該当する店員対応エラーが発生中の精算装置30について、現金による決済(精算)は可能であることの報知(現金決済可能報知)されるようにされてよい。
図12は、現金決済可能報知の一態様例を示している。同図では、店員用表示部205において、商品登録画面AR1が表示されている状態において、現金決済可能報知が行われた例が示されている。
つまり、同図においては、現金決済可能報知として、精算装置指定ボタンBT1-2に対しては「現金のみ可」と示されたバッジBGが配置されている。この状態は、精算装置指定ボタンBT1-2に対応する精算装置30-2が、現在において、「処理2」に該当する店員対応エラーが発生中であり、現金に対応する精算処理は実行可能であることを示している。登録装置20は、このような現金決済可能報知について、店員対応エラーが発生中の精算装置30からのステータスの通知に基づいて実行することができる。
このような現金決済可能報知が行われることで、店員は、精算装置30-2については、クレジットカード等の利用による決済が不可ではあるが、現金に対応する精算処理は実行可能であることを把握することができる。この場合、例えば店員は、現在対応している客が現金により精算を行うことを確認したのであれば、精算装置指定ボタンBT1-2を操作して、精算装置30-2に精算処理の実行の指示(精算指示情報の送信)を行うことができる。この場合の精算装置30-2は、まだ、決済端末40に対応して生じたエラーが解消されていないことから、受信された精算指示情報に基づき、現金による決済のみに対応する精算処理を実行する。
なお、現金決済可能報知に対応してバッジBGにて示されるメッセージの具体的内容は、店員がその旨を把握可能であれば特に限定されない。例えば、「カード決済不可」といったように、非現金決済種別による決済が不可であるとのステータスを報知するメッセージにより、現金による精算は可能であることが報知されるようにしてもよい。
なお、この場合、精算装置指定ボタンBT1-2に対しては、「現金のみ可」とのメッセージを示すバッジBGのほか、図9のように呼出表示に対応するバッジBGも併せて配置されてよい。
即ち、1つの精算装置指定ボタンBT1に対応させて複数の異なるメッセージが報知されるようにバッジBGを表示してよい。
報知が行われる複数のメッセージの具体例としては、例えば対応の精算装置30が釣銭切れで現金に対応する精算処理は不可であるが、カードを利用した精算が可能な状態である場合には、「釣銭切れ」であることを示すメッセージと、決済が「カードのみ可」であることを示すメッセージとをバッジBGにより報知してよい。また、対応の精算装置30が精算処理中であって、かつ、例えば決済端末40との通信エラーの状態が解消されていないことから、現金に対応する精算処理しかできない状態である場合には、「使用中」であることを示すメッセージと、決済が「現金のみ可」であることを示すメッセージとをバッジBGにより報知してよい。
1つの精算装置指定ボタンBT1に対応させて複数のステータスを報知するバッジBGの表示の態様としては、いくつか挙げることができる。例えば1つには、精算装置指定ボタンBT1に対して、それぞれ異なるメッセージを示す複数のバッジBGを、同時に視認可能なパターンで配置してよい。この際、複数のバッジBGの一部が多段的に重なるようにされた配置とされてもよい。また、例えば1つのバッジBGにおいて、2秒程度の一定時間ごとにメッセージが巡回的に切り替わって表示されるようにしてもよい。
[第2変形例]
先の実施形態では、店員の操作に応じて商品登録処理を行う商品登録装置と、客の操作に応じて精算処理を実行する精算装置とを備えるPOSシステム1を例に挙げた。
しかしながら、上記実施形態のように、精算関連操作に対して登録装置20にて行われた商品登録に対応する取引を対応付ける本実施形態の構成は、以下のようなPOSシステムにも適用してよい。
即ち、上記実施形態の構成は、店員が商品登録操作を行い、店員の対面にて客が精算に対応する操作を行うようにされたPOSレジスタを複数備えるPOSシステムにも適用されてよい。このようなPOSシステムの場合には、商品登録が行われたPOSレジスタから、他の複数のPOSレジスタのうちのいずれかにて精算処理が実行されるように指示(精算指示情報の送信)が行われるようにされればよい。
また、上記実施形態の構成は、店員が商品登録操作と精算に対応する操作とを行うようにされる第1会計モードと、店員が商品登録操作を行い、客が精算に対応する操作を行うようにされる第2会計モードと、客が商品登録操作と精算に対応する操作とを行うようにされる第3会計モードとで切り替えが可能なようにされたPOSレジスタを複数備えるPOSシステムにも適用できる。このようなPOSシステムの場合には、例えば第1会計モードまたは第2会計モードのもとで店員の操作に応じて商品登録を行ったPOSレジスタから、第2会計モードまたは第3会計モードの状態にある他のPOSレジスタのうちのいずれかにて精算処理が実行されるように指示(精算指示情報の送信)が行われるようにされればよい。
[第3変形例]
なお、店員呼出要求に応じた報知は、登録装置20による呼出表示の他、例えば管理装置10においても表示等によって行われるようにされてよい。また、例えば、店員が所持する携帯端末にて報知が行われるようにされてもよい。
[第4変形例]
上記実施形態において、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する態様としては、精算処理を実行させる精算装置30を、店員が登録装置20にて指定する態様(第1の指定態様)と、客に手渡しされるお会計券を登録装置20から発行させ、店員から手渡しされたお会計券を、客が1つの精算装置30に読み取らせる態様(第2の指定態様)とを挙げている。しかながら、精算装置30を指定する態様としては、上記の態様に限定されない。例えば、以下の第3の指定態様から第7の指定態様のように精算装置30が指定されてもよい。
第3の指定態様として、商品登録の完了に応じて店員用表示部205に表示された送信ボタンに対して行われた操作に応じて(あるいは商品登録の完了を宣言するような操作であってもよい)、登録装置20が、例えば精算装置30に状態の問合せを行って精算処理が可能な(例えば、障害が発生しておらず、使用中でもない)精算装置30を認識し、使用中でない精算装置30のうちから所定の規則に従って、1つの精算装置30を決定する。そして、登録装置20は、決定した精算装置30に精算情報を送信して精算処理の実行を指示する。
第4の指定態様として、予め精算装置30について精算処理の優先順位を設定しておくようにする。そのうえで、商品登録の完了に応じて、店員用表示部205に精算装置30への精算情報の送信を指示する送信ボタンの操作が有効となるように表示する。送信ボタンが操作されたことに応じて、登録装置20は、設定された優先順位に従った順で精算装置30の精算処理が可能であるか否かを確認し、精算処理が可能であることが確認されなければ、優先順位が次の精算装置30について確認するようにする。そのうえで、登録装置20は、最初に精算処理が可能であることが確認された精算装置30に精算情報を送信して精算処理の実行を指示する。
なお、上記の第3の指定態様における所定規則に従った精算装置30、あるいは第4の指定態様における精算装置30の優先順位としては、例えば、精算装置30に割り当てられた番号に基づいて決定されてよい。あるいは、登録装置20から精算装置30までの距離に基づいて決定されてよい。あるいは、合計金額に基づいて予測される釣銭の金種の内訳と精算装置30の釣銭機に収納されている貨幣の金種ごとの枚数との関係に基づいて決定されてよい。
第5の指定態様として、登録装置20は、全ての精算装置30に精算情報を送信する。精算情報を受信した精算装置30は、自己が受信した精算情報に含まれる精算情報を利用して精算処理を実行可能な状態となると、自己が精算処理を実行することを通知する精算処理実行通知を精算情報の送信元の登録装置20に送信する。
登録装置20は、精算処理実行通知の受信に応じて、精算処理実行通知の送信先の精算装置30を示す表示(精算処理実行表示)を行う。店員は、精算処理実行表示を見て、精算処理を実行する精算装置30がいずれであるのかを客に伝えればよい。
この際、精算処理実行表示とともに、精算処理実行通知を送信した精算装置30のサインポール311を所定のパターンで点灯させたり、精算装置30から所定の報知音を出力させたりすることで、自己が精算処理を実行することを報知するようにしてよい。
上記の第3~第5の指定態様による精算装置30の指定によれば、精算処理を実行させるべき精算装置30をいずれとするのかを判断しなくともよい。
第6の指定態様として、登録装置20にて商品登録を終えた商品が容れられた買い物カゴを、店員が、精算装置30ごとに対応して設置されたカゴ置き場のうちのいずれかに買い物カゴを移動させる。
カゴ置き場には、載置された買い物カゴを検出するセンサ(重量センサ、あるいは光センサ等)が備えられる。センサによりカゴ置き場買い物カゴが載置されたことが判定されると、対応の精算装置30が要求を行って、登録装置20から対応の精算情報を取得し、精算処理を実行するようにされる。
この場合にも、精算処理を実行することとなった精算装置30が、サインポール311の点灯や報知音の出力などにより、自己が精算処理を実行することを報知するようにしてよい。
なお、載置された買い物カゴを検出するセンサに代えて、例えば店員に対応して人感センサや撮像装置を設けてよい。そして、登録装置20は、人感センサの検出出力や撮像装置により撮像して得られた画像等に基づいて、店員の動きを判断し、判断された結果に基づいて、店員が精算装置30ごとに対応して設置されたカゴ置き場のうちのいずれに買い物カゴを設置したのかを判定する。そして、判定されたカゴ置き場に対応する精算装置30を、精算処理を実行すべき精算装置30として決定するようにしてよい。
第7の指定態様として、登録装置20は、精算情報と、複数の精算装置30間での転送順を設定した転送順情報とを含む精算指示情報を、或る1つの精算装置30に送信する。転送順情報は、精算装置30間で循環的に転送順を指定するものであってよい。
精算指示情報を受信した精算装置30は、自己が精算処理を実行可能であれば、精算指示情報の送信元の登録装置20に対して、精算処理実行通知を送信し、受信された精算指示情報に含まれる精算情報を利用して精算処理を実行する。
一方、精算指示情報を受信した精算装置30は、自己が精算処理を実行不可である場合、受信された精算指示情報に含まれる転送順情報に従って、転送順が次の精算装置30に対して、受信された精算指示情報を転送する。このようにして、精算装置30間で精算指示情報が順次転送されるようにすることによっても、精算処理を実行させるべき精算装置30の指定に相当する手順が実現される。
なお、上述の登録装置20、精算装置30などとしての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の登録装置20、精算装置30などとしての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
<実施形態の総括>
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、店員が操作の対象とする店員対応操作部(例えば、登録装置20)と、客が操作の対象とする客対応操作部(例えば、精算装置30)であって外部端末(例えば、決済端末40)が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システム(例えば、POSシステム1)において、前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーか否かの判別を行う判別手段を備える商品販売データ処理システムである。
上記構成によれば、決済端末に関連して発生したエラーに関して、店員が対応しなければならないものと、そうでないものとを区分できるようになる。
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載の商品販売データ処理システムであって、前記判別手段により店員対応エラーであることが判別された場合に、店員に対して報知が行われるようにする報知手段をさらに備える。
上記構成によれば、店員が対応しなければならないエラーが発生した場合には、店員に対して報知が行われる。これにより、店員が対応しなければならないエラーの発生に対して店員が迅速に対応できる。
(3)本実施形態の一態様は、(1)または(2)に記載の商品販売データ処理システムであって、前記店員対応操作部は、購入対象の商品を登録する処理を実行する商品登録部を含み、前記客対応操作部は、前記商品登録部により登録された商品についての精算に関連する精算処理を実行する精算部を含む。
上記構成によれば、商品登録処理が行われる登録装置20と、精算処理が行われる精算装置30と、精算装置30に接続される決済端末40を備えるPOSシステム1の運用のもとで、決済端末に関連して発生したエラーに関して、店員が対応しなければならないものと、そうでないものとを区分できるようになる。
(4)本実施形態の一態様は、店員が操作の対象とする店員対応操作部と、客が操作の対象とする客対応操作部であって外部端末が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システムにおけるコンピュータを、前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーか否かの判別を行う判別手段として機能させるためのプログラムである。
1 POSシステム、10 管理装置、11 LAN、20(20-1、20-2) 登録装置、30(30-1~30-3) 精算装置、40 決済端末、201 CPU、202 記憶部、203 RAM、204 スキャナ部、205 店員用表示部、205a 客用表示部、206 操作部、207 通信部、208 ブザー、209 印刷部、210 カードリーダ、301 CPU、302 記憶部、303 RAM、304 スキャナ部、305 表示部、306 操作部、307 通信部、308 ブザー、309 印刷部、310 決済部、311 サインポール、312 人感知センサ、313 カードリーダ、401 POS対応通信部、402 サーバ対応通信部、403 カードリーダ、404 制御部

Claims (3)

  1. 店員が操作の対象とする店員対応操作部と、客が操作の対象とする客対応操作部であって、現金決済と異なる所定の非現金決済に対応する処理を実行する外部端末が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システムにおいて、
    前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーか否かの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段により店員対応エラーでないことが判別された場合に、店員に対しては報知が行われないようにし、前記判別手段により店員対応エラーであることが判別された場合に、店員に対して報知が行われるようにする報知手段とを備え
    前記店員対応エラーは、1営業日において前記外部端末が受け付けた決済回数が、1営業日において前記外部端末が受け付け可能な上限の回数に基づいて設定された報知が必要な回数にまで到達したことを含む
    る商品販売データ処理システム。
  2. 店員が操作の対象とする店員対応操作部と、客が操作の対象とする客対応操作部であって、現金決済と異なる所定の非現金決済に対応する外部端末が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システムにおけるコンピュータを、
    前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーであって、1営業日において前記外部端末が受け付けた決済回数が、1営業日において前記外部端末が受け付け可能な上限の回数に基づいて設定された報知が必要な回数にまで到達したことを含む店員対応エラーか否かの判別を行う判別手段、
    前記判別手段により店員対応エラーでないことが判別された場合に、店員に対しては報知が行われないようにし、前記判別手段により店員対応エラーであることが判別された場合に、店員に対して報知が行われるようにする報知手段
    として機能させるためのプログラム。
  3. 店員が操作の対象とする店員対応操作部と、客が操作の対象とする客対応操作部であって、現金決済と異なる所定の非現金決済に対応する処理を実行する外部端末が接続される客対応操作部とを備える商品販売データ処理システムにおける商品販売データ処理方法であって、
    判別手段が、前記外部端末に関連して発生したエラーについて、店員の対応が必要な店員対応エラーであって、1営業日において前記外部端末が受け付けた決済回数が、1営業日において前記外部端末が受け付け可能な上限の回数に基づいて設定された報知が必要な回数にまで到達したことを含む店員対応エラーか否かの判別を行う判別ステップと、
    報知手段が、前記判別ステップにより店員対応エラーでないことが判別された場合に、店員に対しては報知が行われないようにし、前記判別ステップにより店員対応エラーであることが判別された場合に、店員に対して報知が行われるようにする報知ステップと
    を備える商品販売データ処理方法。
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