JP6119808B2 - 商品販売データ処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売データ処理システムに関する。
例えば実業務用の作動モードと、実業務を模擬的に行う作動モード(トレーニングモード)とで切り替え可能な決済装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−134891号公報
また、商品の登録が行われる登録装置と、登録装置により登録された商品についての精算を行う精算装置とが分離して構成されるPOSシステムが知られている。このようなPOSシステムにおいても、登録装置と精算装置とのそれぞれについて個別に作動モードを切り替え可能に構成することが可能である。
上記のように構成した場合、例えば登録装置と精算装置との少なくともいずれか一方がトレーニングモードとなっているような状況となる可能性がある。このような状況のもとでは、仮に登録装置による商品登録操作と精算装置による精算処理の操作とを行ったとしても、会計結果が正しく計上されない。
しかし、登録装置と精算装置とが分離した構成のもとでは、店員が作動モードなどのステータスについて登録装置と精算装置とのそれぞれについて確認しなければならない。このため、例えば実業務において、登録装置と精算装置との少なくともいずれか一方がトレーニングモードとなっているような状況であっても、店員や客が気付くことなく商品の登録や精算に関する操作が行われてしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、登録装置と精算装置とが分離された構成のPOSシステムにおいて、登録装置と精算装置とで設定されているステータスが精算処理に適合していない状況において適切な対応を図ることが可能なようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、商品の登録を行う登録装置と、前記登録装置が出力する精算情報に基づいて精算処理を行う精算装置とを有する商品販売データ処理システムであって、前記登録装置に設定されているステータスと前記精算装置に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定するステータス判定手段を備える商品販売データ処理システムである。
本発明によれば、登録装置と精算装置とが分離された構成のPOSシステムにおいて、登録装置と精算装置とで設定されているステータスが精算処理に適合していない状況の場合において適切な対応を図ることが可能になるという効果が得られる。
第1実施形態におけるPOSシステムの構成例を示す図である。 第1実施形態における登録装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における精算装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における登録装置と精算装置の外観例を示す図である。 第1実施形態における商品登録画面の一例を示す図である。 第1実施形態におけるエラー報知の態様例を示す図である。 第1実施形態における登録装置と精算装置とが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態における登録装置と精算装置とが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるお会計券の一例を示す図である。 第3実施形態において、精算装置にて表示される待機画面とエラー報知の態様例を示す図である。 第3実施形態における登録装置と精算装置とが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第4実施形態における登録装置と精算装置とが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第5実施形態における登録装置と精算装置とが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例における状態通知画像の表示態様例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るPOSシステム1(商品販売データ処理システムの一例)の構成例を示している。同図に示すPOSシステム1は、ストアコントローラ10と、登録装置20と、3台の精算装置30−1、30−2、30−3とを含んで構成されている。
なお、以降の説明にあたり、精算装置30−1、30−2、30−3について特に区別しない場合には、精算装置30と記載する。
ストアコントローラ10と、登録装置20と、3台の精算装置30とは、有線または無線接続のLAN(Local Area Network)11で相互に接続されている。
なお、同図に示したPOSシステム1の構成は一例であって、例えば、POSシステム1の構成として、2台以上の登録装置20を含む構成としてもよいし、2台以下または4台以上の精算装置30を含む構成としてもよい。また、POSシステム1の構成として、ストアコントローラ10を含まない構成としてもよい。
なお、POSシステム1の構成として、ストアコントローラ10を含まない構成とする場合には、他の装置(例えば、登録装置20、2以上の登録装置20がある場合には代表する1台の登録装置20)に、ストアコントローラ10としての機能を兼用させてもよい。
ストアコントローラ10は、POSシステム1を制御するコンピュータであり、商品マスタなどの種々の情報を管理する。ストアコントローラ10は、登録装置20及び各精算装置30に、最新の商品マスタを適宜送信する。商品マスタとは、各商品の商品識別情報(例えば、JANコード)、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引き情報などの商品情報を格納したファイルである。
ストアコントローラ10は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバ、CD−ROM等の媒体)から取得し、登録装置20及び各精算装置30に適宜送信する。
登録装置20は、購入対象の商品を登録する登録処理を実行する。商品の登録は、例えば、スキャナを用いて、商品に付されているバーコードを読み取るか、商品登録画面に表示されたプリセットボタン等を操作することにより行われる。
また、登録装置20は、登録された商品の精算に用いられる情報(以下、精算情報という)を生成し、記憶する。
精算情報は、当該精算情報を識別するための精算情報識別情報、登録日時、登録された各商品の商品識別情報、登録された各商品の商品名、販売価格、値引き情報、購入対象の商品の品数を示す取引点数(購入点数)、購入対象の商品の総額(合計金額)を含む。また、精算情報は、当該精算情報を生成した登録装置20(すなわち、当該精算情報に係る商品を登録した登録装置20)を識別するための登録装置識別情報をさらに含んでもよい。
精算情報は、精算装置30において精算処理に用いられる。精算処理とは、登録された商品の代金を、現金、電子マネー、クレジットカードなどを選択的に用いて支払い、決済する処理である。
本実施の形態では、複数の精算装置30が存在するが、複数のうちのいずれか1台が、登録装置20において生成された精算情報を用いて精算処理を実行する。複数の精算装置30のうちから、精算処理を実行させるべき精算装置30を指定する態様としては、下記の第1の指定態様と第2の指定態様が挙げられる。
第1の指定態様は、精算処理を実行させる精算装置30を、店員が登録装置20にて指定する態様である。
すなわち、店員が、精算装置30を指定する操作を登録装置20に対して行うことによって、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する。
なお、登録装置20において、各精算装置30の稼働状況を示した稼働情報を表示するようにし、登録装置20において、店員が精算装置30を指定する際に、各精算装置30の稼働状況を確認できるようにしてもよい。
店員が精算装置30を指定した場合には、LAN11を介して、登録装置20において生成された精算情報が、店員が指定した精算装置30に送信(出力)される。すなわち、登録装置20は、登録処理に続いて精算装置30が指定された場合には、指定された精算装置30に対し、当該登録処理に基づく精算情報を送信する。例えば、店員は、指定した精算装置30に赴いて精算をしてもらうように客に口頭で伝える。
なお、本実施の形態では、登録装置20は、直接、精算装置30に精算情報を送信するが、ストアコントローラ10を経由して、精算装置30に精算情報を送信してもよい。
また、第2の指定態様は、顧客に手渡しされる精算処理用の媒体(お会計券(登録商標))を、店員が登録装置20にて発行し、店員から手渡しされたお会計券を、顧客が任意の1つの精算装置30に読み取らせる態様である。
すなわち、顧客が、店員から手渡しされたお会計券を精算装置30に読み取らせることによって、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する。
お会計券には、精算情報識別情報及び登録装置識別情報が、1次元コードまたは2次元コードのいずれかのコード情報による形式で印刷されている。
精算装置30においてお会計券が読み取られた場合には、LAN11を介して、登録装置20において生成された精算情報(当該お会計券に対応する精算情報)が、当該お会計券を読み取った精算装置30に送信される。
すなわち、精算装置30は、お会計券を読み取った場合には、当該お会計券に対応する精算情報(お会計券から得られる精算情報識別情報によって識別される精算情報)を、当該お会計券に対応する登録装置20(お会計券から得られる登録装置識別情報によって識別される登録装置20)に要求し(精算情報要求を送信)、精算情報を要求された登録装置20は、要求された精算情報を、要求元の精算装置30に送信する。
なお、本実施の形態では、精算装置30は、直接、登録装置20に精算情報を要求するが、ストアコントローラ10を経由して登録装置20に精算情報を要求してもよい。
また、登録装置20は、直接、精算装置30に精算情報を送信するが、ストアコントローラ10を経由して精算装置30に精算情報を送信してもよい。
なお、登録装置20は、精算情報識別情報及び登録装置識別情報が、1次元コードまたは2次元コードで印刷されたお会計券に代えて、精算情報が2次元コードで印刷されたお会計券を発行してもよい。精算装置30は、精算情報が2次元コードで印刷されたお会計券を読み取った場合には、当該お会計券から、直接、精算情報を取得する。
精算装置30は、顧客の操作に応じて精算処理を実行する。また、精算装置30は、精算処理を終了した場合には、登録装置20に精算処理の終了を通知する。
次に、図2〜図4を参照して、登録装置20及び精算装置30の構成例について説明する。
図2は、登録装置20の構成例を示すブロック図である。図3は、精算装置30の構成例を示すブロック図である。図4は、登録装置20と精算装置30との外観例を示す斜視図である。
登録装置20は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)201と、記憶部202と、RAM(Random Access Memory)203と、スキャナ部204と、店員用表示部205と、客用表示部205aと、操作部206と、通信部207と、ブザー208と、印刷部209とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、記憶部202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、登録装置20の動作を制御する。
記憶部202は、CPU201の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、CPU201の主記憶装置であって、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、ストアコントローラ10から取得した商品マスタや、登録処理後に生成された精算情報などを記憶する。
また、本実施形態におけるRAM203は、1取引に応じて生成された精算情報についての処理状況を示す精算情報処理状況情報を記憶する。
また、本実施形態におけるRAM203は、呼び戻しの発生についての履歴を示す呼び戻し履歴情報を記憶する。
また、RAM203は、各精算装置30から受信した稼働情報などを記憶してもよい。
スキャナ部204は、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取る。
店員用表示部205は、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であり、店員用の種々の情報を表示する。
例えば、店員用表示部205は、商品情報(商品コード等)に関連付けられているプリセットボタンを配置した商品登録画面などを表示する。
客用表示部205aは、顧客用の種々の情報を表示する。例えば、客用表示部205aは、登録した商品の価格等を表示する。客用表示部205aは、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であってもよい。
操作部206は、登録装置20を動作させるための各種の操作ボタン(小計キー、現計キー、置数キー、訂正キー、及びプリセットキー等)を備える。例えば、操作部206は、操作ボタン(プリセットキー)が操作されることにより、そのプリセットキーに予め設定登録されている商品情報(商品コード等)について、操作入力を受け付ける。
通信部207は、LAN11を介して、他の装置と通信する。
ブザー208は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。
印刷部209は、必要に応じて媒体を印刷して発行する。例えば、印刷部209は、お会計券を印刷して発行することができる。
図4においては、スキャナ部204、店員用表示部205、操作部206、印刷部209を含む登録装置20の外観例が示される。
精算装置30は、図3に示すように、CPU301と、記憶部302と、RAM303と、スキャナ部304と、表示部305と、操作部306と、通信部307と、ブザー308と、印刷部309と、決済部310と、サインポール311と、人感知センサ312とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU301は、中央演算処理装置であり、記憶部302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置30の動作を制御する。
記憶部302は、CPU301の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU301が利用する各種の情報を記憶する。
RAM303は、CPU201の主記憶装置であって、種々の情報を記憶する。例えば、RAM303は、ストアコントローラ10から取得した商品マスタや、登録装置20から取得した精算情報を記憶する。
スキャナ部304は、例えば、お会計券に印刷された1次元または2次元コードや、会員カード等に付されているバーコード(会員コード)を光学的に読み取る。
表示部305は、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であり、種々の情報を表示する。例えば、表示部305は、合計金額などが表示される精算画面を表示する。
操作部306は、精算装置30を動作させるための各種の操作ボタン(訂正キー及びプリセットキー等)を備える。例えば、操作部306は、操作ボタン(訂正キー)が操作されることにより、操作入力の訂正を受け付ける。
通信部307は、LAN11を介して、他の装置と通信する。
ブザー308は、エラー等が発生した場合、エラーを報知するブザー音を発生させる。
印刷部309は、媒体を印刷して発行する。例えば、印刷部309は、精算処理(すなわち商品の買上金額の決済)が終了した場合、顧客が持ち帰る精算済みレシートを印刷して発行する。
決済部310は、釣銭釣札機、クレジットカードリーダ、電子マネーリーダ等と、それらの制御部とを備えて構成されていて、決済部310を用いて、現金、クレジット、電子マネーにより決済処理が行われる。
決済部310は、釣銭釣札機によって、現金により決済を実行し、決済を実行した結果(例えば、決済が成立したか否かを示す情報)を、バスを介してCPU301に出力する。釣銭釣札機は、紙幣の投入及び排出をする紙幣投入口、硬貨を投入するための硬貨投入口、釣銭を排出する釣銭排出口を備えている。
また、決済部310は、クレジットにより決済を実行し、決済を実行した結果を、ポート及びバスを介してCPU301に出力する。また、決済部310は、電子マネーにより決済を実行し、決済を実行した結果を、バスを介してCPU301に出力する。
サインポール311は、複数色の表示灯を有し、それらの表示灯を点灯や点滅させることで、精算装置30が店員により指定された装置であることを示す情報を報知したり、操作可能である旨を報知したりする。
人感知センサ312は、精算装置30の正面の所定圏内に人物(顧客)がいることを検知するセンサである。
図4においては、スキャナ部304、表示部305、操作部306、印刷部309、決済部310、及びサインポール311などを含む精算装置30の外観構成が示される。
図5は、登録装置に表示される商品登録画面の一例である。登録装置20は、同図に示すような商品登録画面を店員用表示部205に表示する。
同図に示した商品登録画面には、商品情報(商品コード等)に関連付けられているプリセットボタン(「いちご」「りんご」等と表示したボタン)が配置される。
また、商品登録画面においては、精算指示ボタン501−1、501−2、501−3が配置される。
また、商品登録画面においては、お会計券を印刷するためのお会計券ボタン502が配置される。
精算指示ボタン501−1、501−2、501−3は、精算処理を実行させる精算装置30(即ち、精算情報の送信先の精算装置30)を指定するための操作が行われるボタンである。同図においては、図1の構成に対応して精算装置30が3台設けられていることに応じて、3つの精算指示ボタン501−1、501−2、501−3が配置された例が示されている。
「精算機1」との表示が行われた精算指示ボタン501−1は、精算装置30−1に対応する。即ち、店員は、精算装置30−1に精算処理を実行させるように指定を行う場合に、精算指示ボタン501−1を操作する。
また、「精算機2」との表示が行われた精算指示ボタン501−2は、精算装置30−2に対応する。
また、「精算機3」との表示が行われた精算指示ボタン501−3は、精算装置30−3に対応する。
なお、精算指示ボタン501−1、501−2、501−3について特に区別しない場合には、精算指示ボタン501と記載する。
精算指示ボタン501においては、それぞれ、対応の精算装置30に関するステータス(状態)を通知することができる。具体的には、同図の精算指示ボタン501−2、501−3に示すように、対応の精算装置30についての状態を表す状態通知画像STAがバッジと呼ばれる態様で表示される。
例えば、同図の場合、精算指示ボタン501−2には「オフライン」と表示された状態通知画像STAが配置され、精算指示ボタン501−2には「釣銭不足」と表示された状態通知画像STAが表示されている。
「オフライン」は、対応の精算装置30と登録装置20との間の通信が、何らかの障害の発生により正常に行われていない状態を示す。また、「オフライン」は、対応の精算装置30の電源が投入されていない状態であることも示す。
また、「釣銭不足」とは、対応の精算装置30の釣銭が不足している状態であることを示している。
なお、状態通知画像STAにより通知される精算装置30の状態は、上記の例に挙げた「オフライン」や「釣銭不足」に限るものではない。例えば、釣銭不足が近い状態であることを示した「ニアエンド」や、釣銭(例えば1万円札)の満杯が近い状態であることを示した「ニアフル」などが状態通知画像STAにより通知されてもよい。
なお、状態通知画像STAの表示位置は、同図に示した表示位置(状態通知画像STAの一部がボタンの表示領域外(上側)に表示されるような表示位置)に限るものではなく、状態通知画像の全部がボタンの表示領域内に収まるような表示位置であってもよい。
また、精算装置30の状態によっては、対応の精算指示ボタン501に、それぞれ異なる状態を示す複数の状態通知画像STAが配置されてもよい。
また、状態通知画像STAは、状態を文字列により示す以外に、例えば状態ごとに対応する絵柄により示すようにしてもよい。
またステータスの表示の態様は、状態通知画像STAによるものに限定されるものではなく、ボタン内にステータスを示した文言(テキスト)を表示するテキスト表示領域を設け、当該表示領域にステータスを表示するようにしてもよい。また、ボタンの色をステータスに応じて変化させるようにしてもよい。
店員は1取引に対応する買上商品の登録処理を行った後に、精算指示ボタン501のうちのいずれか1つ、または、お会計券ボタン502を操作する。精算指示ボタン501またはお会計券ボタン502に対する操作は、例えば、タッチパネルとしての店員用表示部205の画面において精算指示ボタン501またはお会計券ボタン502が表示された位置に対するタップ操作である。
店員が精算指示ボタン501−1を操作した場合、精算装置30−1が精算処理を実行させるべき精算装置として指定され、精算装置30−1に対して精算情報が送信される。
また、店員が精算指示ボタン501−2を操作した場合、精算装置30−2が精算処理を実行させるべき精算装置として指定され、精算装置30−2に対して精算情報が送信される。
店員が精算指示ボタン501−3を操作した場合、精算装置30−3が精算処理を実行させるべき精算装置として指定され、精算装置30−3に対して精算情報が送信される。
また、お会計券ボタン502が操作された場合には、お会計券が印刷、発行される。
ここで、本実施形態のPOSシステム1における登録装置20は、業務用モードとトレーニングモード(訓練モード)との間で作動モードを切り替えることができる。業務用モードは、通常の業務に対応する作動モードである。トレーニングモードは、練習やデモンストレーションなどに対応して、業務のときと同じ操作を模擬的に行うことのできる作動モードである。
同様に、精算装置30も業務用モードとトレーニングモードとの間で作動モードを切り替えることができる。
また、登録装置20と精算装置30とは、それぞれ個別に作動モードを切り替えることが可能である。
トレーニングモードが設定された登録装置20に対して商品登録操作を行えば、登録装置20は操作に応じて業務用モードと同様の動作を実行する。ただし、商品登録操作による商品登録結果に応じた精算情報が履歴として計上(記憶)されることはない。
同様に、トレーニングモードが設定された精算装置30に対して商品登録操作を行った場合、精算装置30は、操作に応じて業務用モードと同様の動作を実行する。ただし、精算処理に応じた精算結果が履歴として計上(記憶)されることはない。
上記のように、トレーニングモードにおいては、業務用モードの場合と同様に操作が行える。このため、例えば、登録装置20と精算装置30のうちの少なくともいずれか一方について業務用モードに戻されずトレーニングモードが設定されたままの状態であることに店員や客が気付かずに、客の買上商品の登録操作と精算の操作とが行われてしまう可能性がある。
前述のように、トレーニングモードにおける処理結果は履歴として計上されることない。このため、上記のようにトレーニングモードが設定されている状態のもとで、客の買上商品に対応する操作が行われてしまうとその結果が履歴に計上されず、違算が発生してしまうことになる。
そこで、本実施形態のPOSシステムでは、先の第1の指定態様により精算処理を行わせるべき精算装置30を指定する場合において、以下のように登録装置20が動作する。
つまり、登録装置20は、精算処理を行わせるべき精算装置30を指定する操作(精算装置指定操作)が行われると、精算情報の送信前の段階において、自己に設定されている作動モードと、精算装置30に設定されている作動モードとが、精算処理に適合しているか否かについて判定する。
ここで、精算処理に適合する作動モードとは業務用モードである。精算処理は、登録装置20と精算装置30のそれぞれが業務用モードでなければ、その結果が計上されないからである。一方、トレーニングモードは精算処理に適合しない作動モードである。なお、上記の判定にあたり、登録装置20は、通信を介して精算装置30に作動モードを問い合わせる処理を行う。
登録装置20は、自己と精算装置30とのいずれもが業務用モードである場合に、精算処理に適合していると判定する。この場合、登録装置20は、精算装置30に対して精算情報を送信する。精算装置30では、業務用モードのもとで客の操作に応じて精算処理を実行する。
これに対して、自己と精算装置30との少なくともいずれか一方がトレーニングモードである場合、登録装置20は精算処理に適合していないと判定する。この場合、登録装置20は、今回の商品の登録操作に対応する精算情報を精算装置30に送信しない。また、登録装置は、図6に示すように、店員用表示部205において商品登録画面上に、エラー報知のためのダイアログウィンドウDWD1を表示させる。
ダイアログウィンドウDWD1の表示を見ることで、店員は、作動モードに不適合が生じているために精算装置指定操作に応じた精算情報の送信が行われなかったことを知ることができる。
この場合、店員は、登録装置20と精算装置指定操作により指定した精算装置30とについての作動モードを確認し、トレーニングモードとされているものについて業務用モードに切り替えを行う。このようにして、店員は、作動モードの設定について適切に対応することができる。
図7のフローチャートを参照して、本実施形態の登録装置20と精算装置30とが実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:まず、登録装置20は、1取引に対応する客の買上商品を登録する操作が店員により行われることに応じて、商品登録処理を実行する。店員は、全ての買上商品ごとの登録を行うと、小計キーを操作する。小計キーの操作により商品登録処理が完了し、登録された商品に応じた合計金額などが算出される。
ステップS102:店員は、上記のように商品登録操作を終えると、精算処理を実行させるべき精算装置30を選択したうえで精算装置指定操作を行う。精算装置指定操作は、前述のように、商品登録画面において店員が選択した精算装置30に対応する精算指示ボタン501をタッチする操作である。登録装置20は、このように行われた精算装置指定操作を受け付ける。
ステップS103:上記のように精算装置指定操作を受け付けると、登録装置20は、現在において自己に設定されている作動モードが業務用モードとトレーニングモードとのいずれであるのかについて認識する。
ステップS104:次に、登録装置20は、作動モード問合せ処理を実行する。
作動モード問合せ処理として、登録装置20は、まず、精算装置指定操作により指定された精算装置30に対して作動モード問合せ要求を送信する。作動モード問合せ要求は、精算装置30に対して、現在において設定されている作動モードが何であるのかを問い合わせる要求コマンドである。
作動モード問合せ要求に応答して、精算装置30は、現在設定されている作動モードが業務用モードとトレーニングモードとのいずれであるのかを示す作動モード問合せ応答を送信する。そこで、登録装置20は、ステップS104の作動モード問合せ処理において、精算装置30から送信されてきた作動モード問合せ応答を受信する。
ステップS105:次に、登録装置20は、ステップS103により認識した自己の作動モードと、ステップS104により受信した作動モード問合せ応答により示される精算装置30の作動モードとについて、精算処理に適合しているか否かについて判定する。
ステップS106:登録装置20は、自己の作動モードと精算装置30の作動モードとの双方が業務用モードである場合に精算処理に適合していると判定する。この場合、登録装置20は、ステップS101の商品登録処理の結果に基づく精算情報を精算装置30に対して送信する。
ステップS107:これに対して、登録装置20は、自己の作動モードと精算装置30の作動モードとの少なくともいずれか一方がトレーニングモードである場合には、精算処理に不適合であると判定する。そこで、この場合の登録装置20はエラー報知を行う。即ち、登録装置20は、図6に例示したように店員用表示部205にダイアログウィンドウDWD1を表示させる。
次に、精算装置30の処理手順例について説明する。
ステップS201:精算装置30は、登録装置20がステップS104により送信する作動モード問合せ要求が受信されたか否かについて判定する。
ステップS202:作動モード問合せ要求が受信された場合、精算装置30は、現在において自己に設定されている作動モードが業務用モードとトレーニングモードとのいずれであるのかを示す作動モード問合せ応答を、登録装置20に送信する。
ステップS203:作動モード問合せ要求が受信されないことがステップS201により判定された場合、あるいはステップS202の処理の後、精算装置30は、精算情報が受信されたか否かについて判定する。
精算情報が受信されないことが判定された場合、精算装置30はステップS201に処理を戻す。
ステップS204:一方、ステップS106により登録装置20から精算情報が送信された場合には、ステップS203にて精算情報が受信されたことが判定される。この場合、精算装置30は、受信された精算情報を利用して精算処理を実行する。
このような処理が行われることで、登録装置20と精算装置30との各作動モードについての確認が登録装置20にて行われる。そして、登録装置20と精算装置30とのうちの少なくともいずれか一方がトレーニングモードであって精算処理に不適合となる場合には、精算処理については実行されないようにされるとともに、店員に対して作動モードの設定が誤っていることを示すエラー報知が行われる。
なお、図6に例示したダイアログウィンドウDWD1では、単に作動モードが不適合であることのみがメッセージとして表されている。しかし、登録装置20は、ステップS103及びステップS104により、登録装置20と精算装置30の各作動モードについて認識している。そこで、ステップS107のエラー報知により表示させるダイアログウィンドウにおいては、トレーニングモードとされている装置(登録装置20と精算装置30との少なくともいずれかである)を通知する内容のメッセージが表示されるようにしてもよい。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、精算装置30がトレーニングモードであることにより精算処理に不適合な状況が生じている場合には、精算装置30の作動モードが業務用モードに切り替わるように登録装置20が制御を行う。
図8のフローチャートを参照して、本実施形態の登録装置20と精算装置30とが実行する処理手順例について説明する。なお、同図において、図7と同様の処理となるステップについては同一符号を付し、ここでの説明を省略する。
本実施形態における登録装置200は、ステップS105により自己の作動モードと精算装置30の作動モードとが適合していないと判定した場合に、ステップS107によるエラー報知とともに以下の処理を実行する。
ステップS111:ステップS105にて精算処理に適合していないとの判定結果が得られたということは、登録装置20と精算装置30とのうちの少なくともいずれか一方がトレーニングモードであるということである。そこで、登録装置20は、精算装置30についてトレーニングモードであるか否かについて判定する。ステップS111の判定にあたっては、ステップS104の作動モード問合せ処理により認識された精算装置30の作動モードがトレーニングモードであったか否かについて判定すればよい。
ステップS112:ステップS111にて精算装置30がトレーニングモードであったことが判定された場合、登録装置20は、精算装置30に対して、作動モード切替要求を送信する。作動モード切替要求は、精算装置30に対してトレーニングモードへの作動モード切り替えを要求するコマンドである。
ステップS111にて精算装置30が業務用モードであったことが判定された場合、ステップS112の処理はスキップされる。
また、本実施形態における精算装置30は、同図に示されるように、ステップS201にて作動モード問合せ要求が受信されなかった場合、あるいはステップS202により作動モード問合せ要求を送信した後において、さらに以下の処理を実行する。
ステップS211:精算装置30は、作動モード切替要求が受信されたか否かについて判定する。
ステップS212:ステップS112により登録装置20が作動モード切り替え要求を送信したことに応じて、精算装置30は、ステップS211にて作動モード切替要求が受信されたことを判定する。この場合、精算装置30は、自己の作動モードとしてこれまでに設定されていたトレーニングモードを、業務用モードに切り替える。
このようにして、本実施形態においては、登録装置20の制御により精算装置30の作動モードを切り替えることが可能とされている。これにより、本実施形態においては、例えば店員が精算装置30にまで赴かなくとも、例えば業務用モードに戻すことを忘れてトレーニングモードのままとされていた精算装置30を、業務用モードに設定することが可能になる。
なお、登録装置20がトレーニングモードである場合には、登録装置20を操作する店員が登録装置20に対する所定の操作によって即座に業務用モードに切り替えることが可能である。
なお、図8の例では、精算装置30がトレーニングモードである場合において、ステップS105により作動モードが精算処理に適合していないことが判定された後に、登録装置20が作動モード切替要求を送信し(ステップS112)、精算装置30の作動モードを業務用モードに切り替えるように制御している。
本実施形態においては、上記のような構成の他に、例えば以下のような構成とすることもできる。
つまり、精算装置指定操作が行われたことに応じて登録装置20は、作動モード切替要求と精算情報とを、指定された精算装置30に送信する。作動モード切替要求と精算情報とを受信した精算装置30は、受信された作動モード切替要求に対する応答として、自己がトレーニングモードである場合には業務用モードに切り替える。そのうえで、精算装置30は、受信された精算情報を利用して精算処理を行う。
あるいは、登録装置20は、精算装置指定操作が行われたことに応じて、指定された精算装置にまず作動モード切替要求を送信する。作動モード切替要求を受信した精算装置30は、受信された作動モード切替要求に対する応答として、自己がトレーニングモードである場合には業務用モードに切り替える。そして、登録装置20は、作動モード切替要求の送信の後、作動モードの切り替えの終了に対応する所定のタイミングで、精算装置30に精算情報を送信する。
上記したそれぞれの構成によっても、精算装置30は、業務用モードが設定された状態で精算情報を受信し、適切に精算処理を行うことができる。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。上記の第1実施形態及び第2実施形態では、前述の第1の指定態様により精算処理を実行させるべき精算装置30の指定が行われる場合に対応して作動モードの適合判定に関する処理が行われていた。
これに対して、本実施形態においては、第2の指定態様により精算処理を実行させるべき精算装置30が指定される場合に対応して作動モードの適合判定を行うように構成される。
精算処理を実行させるべき精算装置30を指定する第2の指定態様では、前述のようにお会計券が使用される。お会計券を使用する場合、登録装置20の店員は、買上商品の登録を終えて小計操作を行うなどして商品の登録内容と小計金額とを確定させた段階で、商品登録画面(図5)におけるお会計券ボタン502を操作する。
お会計券ボタン502の操作に応じて、登録装置20は、印刷部209によりお会計券を印刷して発行する。
図9は、登録装置20により印刷されるお会計券の一例を示している。同図のお会計券には2次元コードとしてのコード情報CHDが印刷されている。印刷されたコード情報には、精算情報識別情報及び登録装置識別情報が含まれている。
店員は、登録装置20により発行されたお会計券を客に渡し、精算装置30にて精算を行ってもらうように伝える。お会計券を受け取った客は、任意の精算装置30に赴く。
精算処理の待機状態にある精算装置30は、表示部305において、例えば図10(a)に示される態様の待機画面を表示させている。精算装置30に赴いた客は、待機画面の案内に従ってスキャナ部304にお会計券のコード情報CHDの部分を読み取らせる。
この際、登録装置識別情報により示される登録装置20(お会計券を発行した精算装置30)と、精算装置30自体との作動モードがいずれも業務用モードとされて精算処理に適合しているのであれば、読み取られたコード情報CHDに基づいて精算処理が行われる。
これに対して、登録装置識別情報により示される登録装置20と精算装置30自体との作動モードの少なくともいずれか一方についてトレーニングモードが設定されており、精算処理に不適合である場合には、精算処理は行われない。
そのうえで、この場合には、精算装置30においてエラー報知が行われる。エラー報知は、例えば図10(b)に示すように、表示部305においてダイアログウィンドウDWD2を表示することによって行われる。ダイアログウィンドウDWD2には、お会計券の発行元の登録装置20または精算装置30の少なくともいずれか一方について作動モードが業務用モードでないことを示す「作動モードエラー」とのメッセージとともに、客に対して業務用モードが設定されている他の精算装置30での精算を促すメッセージが表示される。
図11のフローチャートを参照して、本実施形態の登録装置20と精算装置30とが実行する処理手順例について説明する。
ステップS301:まず、登録装置20は、店員の商品を登録する操作に応じて商品登録処理を実行する。
ステップS302:例えば商品ごとの登録操作を終了させた店員が小計キーを操作すると商品登録処理が完了し、登録された商品の内訳と合計金額とが確定される。そのうえで、この場合の店員は、お会計券の発行のための操作を行う。お会計券の発行のための操作は、例えば前述のように、商品登録画面(図5)におけるお会計券ボタン502に対する操作である。
お会計券ボタン502に対する操作に応じて、登録装置20は、ステップS301の商品登録処理に対応するお会計券に印刷するコード情報を生成する。
ここで、登録装置20は、精算情報識別情報、登録装置識別情報に加えて、登録装置20に現在設定されている作動モードが何であるのかを示す作動モード情報をさらに含めたコード情報を生成する。
ステップS303:登録装置20は、ステップS302により生成したコード情報CHDが印刷されたお会計券を発行する。
ステップS401:また、精算装置30は、精算処理の待機状態のもとで、スキャナ部304によりお会計券のコード情報CHDの読み取りが行われるのを待機する。
ステップS402:ステップS401にてお会計券のコード情報CHDの読み取りが行われたことが判定されると、精算装置30は、読み取られたコード情報CHDに含まれる作動モード情報により、対応のお会計券の発行元である登録装置20の作動モードを認識する。
ステップS403:また、精算装置30は、現在において設定されている自己の作動モードを認識する。
ステップS404:精算装置30は、ステップS402により認識した登録装置20の作動モードとステップS403により認識した自己(精算装置30)の作動モードとが精算処理に適合しているか否かについて判定する。
精算装置30は、ステップS402により認識した登録装置20の作動モードとステップS403により認識した精算装置30の作動モードとがいずれも業務用モードである場合に精算処理に適合していると判定する。一方、精算装置30は、ステップS402により認識した登録装置20の作動モードとステップS403により認識した精算装置30の作動モードとの少なくともいずれか一方がトレーニングモードである場合には、精算処理に適合していないと判定する。
ステップS405:精算処理に適合していると判定された場合、精算装置30は、以降において精算処理を実行する。
なお、同図では対応のステップの図示を省略しているが、精算装置30は、ステップS405の精算処理にあたり、ステップS401にて読み取られたコード情報CHDに含まれる登録装置識別情報と精算情報識別情報とを取得する。そして、精算装置30は、取得された登録装置識別情報が示す登録装置20から、精算情報識別情報が示す精算情報を取得するための通信を登録装置20と行う。
ステップS406:一方、精算処理に適合していないと判定された場合、精算装置30は、ステップS405の精算処理を実行することなく、エラー報知を行う。エラー報知は、例えば図10(b)に示したように表示部305に対してダイアログウィンドウDWD2を表示させることによって行われる。
このような処理が実行されることで、お会計券の使用による精算が行われる場合にも対応して、作動モードの適合判定と判定結果に応じた精算の可否の決定が可能となる。
<第4実施形態>
続いて、第4実施形態について説明する。先の第1実施形態においては、登録装置20と精算装置30とにおいて設定されている作動モードを対象として、精算処理に適合しているか否かについて判定していた。
これに対して、本実施形態においては、登録装置20に設定されているステータスと精算装置30に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かを、登録装置20に設定されている営業日と精算装置30に設定されている営業日とが一致しているか否かによって判定する。
本実施形態のPOSシステム1において、登録装置20と精算装置30とは、それぞれ、1日を単位として開設処理と閉設処理とが行われる。開設処理にあたっては、営業日の設定が行われる。
そして、開設処理の完了後において登録装置20が稼働しているときには、閉設処理が行われるまで、商品登録処理などをはじめとする各種処理は、設定された営業日において行われたものとして管理される。同様に、開設処理の完了後において精算装置30が稼働しているときには、閉設処理が行われるまで、精算処理などをはじめとする各種処理は、設定された営業日において行われたものとして管理される。
このため、登録装置20と精算装置30とに設定されている営業日が互いに一致していないと、登録装置20が管理する商品登録処理の履歴と、精算装置30が管理する精算処理の履歴とで営業日が相違することになり、適切に営業実績を管理できなくなる。
そこで、本実施形態においては、登録装置20と精算装置30とに設定されている営業日が一致していれば精算処理に適合していると判定し、営業日が一致していなければ精算処理に適合していないと判定する。
図12のフローチャートを参照して、本実施形態の登録装置20と精算装置30とが実行する処理手順例について説明する。また、同図に示す処理は、例えば第1実施形態と同様に、登録装置20が精算装置指定操作によって指定された精算装置30に精算情報を送信するようにされた、第1の指定態様が採られる場合を例に挙げている。
まず、登録装置20が実行する処理手順例から説明する。登録装置20において、ステップS501及びステップS502の処理は、それぞれ、図7のステップS101及びステップS102と同様である。即ち、登録装置20は、ステップS501において店員による商品登録操作に応じて商品登録処理を実行し、商品登録処理が終了されると、店員によって行われる精算装置指定操作を受け付ける。
ステップS503:次に、登録装置20は、現在において自己に設定されている営業日の日付(年月日)を認識する。
ステップS504:また、登録装置20は、営業日問合せ処理を実行する。営業日問合せ処理として、登録装置20は、まず、精算装置指定操作により指定された精算装置30に対して営業日問合せ要求を送信する。営業日問合せ要求は、精算装置30に対して、現在において設定されている営業日の日付を問い合わせる要求コマンドである。
営業日問合せ要求に応答して、精算装置30は、現在設定されている営業日の日付を示す営業日問合せ応答を送信する。そこで、登録装置20は、ステップS504の営業日問合せ処理において、精算装置30から送信されてきた営業日問合せ応答を受信する。
ステップS505:次に、登録装置20は、ステップS503により認識した自己の営業日と、ステップS504により受信した営業日問合せ応答により示される精算装置30の営業日とが一致しているか否かについて判定する。
ステップS506:ステップS105において自己の営業日と精算装置30の営業日とが一致していると判定された場合には精算処理に適合していることになる。そこで、この場合の登録装置20は、ステップS501の商品登録処理の結果に基づく精算情報を精算装置30に対して送信する。
ステップS507:これに対して、ステップS105において自己の営業日と精算装置30の営業日とが一致していないことが判定された場合には精算処理には不適合であることになる。そこで、この場合の登録装置20はエラー報知を行う。
図示は省略するが、ステップS507のエラー報知として、登録装置20は、店員用表示部205において、例えば図6に示した態様に準じて、営業日が一致していないことを店員に通知する内容のダイアログウィンドウを表示させればよい。
次に、精算装置30の処理手順例について説明する。
ステップS601:精算装置30は、登録装置20がステップS504により送信する営業日問合せ要求が受信されたか否かについて判定する。
ステップS602:営業日問合せ要求が受信された場合、精算装置30は、現在において自己に設定されている営業日を示す営業日問合せ応答を、登録装置20に送信する。
ステップS603:営業日問合せ要求が受信されないことがステップS601により判定された場合、あるいはステップS602の処理の後、精算装置30は、精算情報が受信されたか否かについて判定する。
精算情報が受信されないことが判定された場合、精算装置30はステップS601に処理を戻す。
ステップS604:一方、ステップS506により登録装置20から精算情報が送信された場合には、ステップS603にて精算情報が受信されたことが判定される。この場合、精算装置30は、受信された精算情報を利用して精算処理を実行する。
このような処理が行われることで、登録装置20と精算装置30との各営業日が一致しているか否かについての確認が登録装置20にて行われる。そして、登録装置20と精算装置30との営業日が一致していないとして精算処理に不適合となる場合には、精算処理については実行されないようにされるとともに、店員に対して、営業日の設定が登録装置20と精算装置30とで相違していることを示すエラー報知が行われる。これにより、店員は、例えば登録装置20と精算装置30とのうちで営業日の設定が間違っているものを確認して正しい営業日の設定を行うなど、適切な対応を図ることが可能になる。
<第5実施形態>
続いて、第5実施形態について説明する。先の第3実施形態においては、登録装置20が発行したお会計券を使用して精算装置30にて精算を行うようにされた第2の指定態様のもとで、登録装置20と精算装置30の各作動モードが精算処理に適合するか否かについての判定が行われていた。
これに対して、本実施形態においては、同じ第2の指定態様のもとで、登録装置20に設定されている営業日と精算装置30に設定されている営業日とが一致するか否かにより、精算処理に適合しているか否かについての判定が行われる。
図13のフローチャートを参照して、本実施形態の登録装置20と精算装置30とが実行する処理手順例について説明する。
ステップS701:まず、登録装置20は、店員の商品を登録する操作に応じて商品登録処理を実行する。
ステップS702:そして、商品登録処理が完了すると、店員は、今回の商品登録処理に対応するお会計券を発行させるための操作を行う。お会計券を発行させるための操作は、例えば商品登録画面(図5)におけるお会計券ボタン502に対する操作である。ステップS702において、登録装置20は、精算情報識別情報、登録装置識別情報に加えて、登録装置20に現在設定されている営業日を示す営業日情報をさらに含めたコード情報を生成する。
ステップS703:登録装置20は、ステップS302により生成したコード情報CHDが印刷されたお会計券を発行する。
ステップS801:また、精算装置30は、精算処理の待機状態のもとで、スキャナ部304によりお会計券のコード情報CHDの読み取りが行われるのを待機する。
ステップS802:ステップS401にてお会計券のコード情報CHDの読み取りが行われたことが判定されると、精算装置30は、読み取られたコード情報CHDに含まれる営業日情報により、対応のお会計券の発行元である登録装置20に設定されている営業日を認識する。
ステップS803:また、精算装置30は、現在において設定されている自己の営業日を認識する。
ステップS804:精算装置30は、ステップS402により認識した登録装置20の営業日とステップS403により認識した精算装置30の営業日とが一致しているか否かについて判定する。
ステップS805:登録装置20の営業日と精算装置30の営業日とが一致していると判定された場合、精算装置30は、以降において、精算処理を実行する。
なお、この場合のステップS805の精算処理に際しても、精算装置30は、図11のステップS405の場合と同様に、ステップS801にて読み取られたコード情報CHDに含まれる登録装置識別情報と精算情報識別情報とを取得する。そして、精算装置30は、取得された登録装置識別情報が示す登録装置20から、精算情報識別情報が示す精算情報を取得するための通信を登録装置20と行う。
ステップS806:一方、営業日が一致していないと判定された場合、精算装置30は、ステップS805の精算処理を実行することなく、エラー報知を行う。エラー報知は、例えば図10(b)の態様に準じたダイアログウィンドウを表示部305に表示させることによって行われればよい。
このような処理が実行されることで、お会計券の使用による精算が行われる場合にも対応して、登録装置20と精算装置30との営業日についての一致判定と判定結果に応じた精算の可否の決定が可能となる。
<変形例>
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
先に図5にて説明したように、本実施形態では、登録装置20の店員用表示部205に表示される商品登録画面における精算指示ボタン501に対して、対応の精算装置30についての状態を表す状態通知画像STAが表示される。
そこで、例えば第1実施形態に対応する変形例としてPOSシステム1について以下のように構成してもよい。
つまり、登録装置20は精算装置30に対して定期的に状態の問合せを行う。精算装置30は、登録装置20からの状態の問合せを受けるごとに、自己に設定されている作動モードを示す作動モード情報を含む問合せ応答を登録装置20に送信する。
そして、登録装置20は、受信した問合せ応答に含まれる作動モード情報がトレーニングモードを示している場合には、問合せ応答の送信先の精算装置30に対応する精算指示ボタン501について、以下の状態通知画像STAを配置させる。つまり、登録装置20は、精算指示ボタン501に対して、作動モードとしてトレーニングモードが設定されていることを所定の態様により示す状態通知画像STAを配置させる。
図14(a)は、商品登録画面において精算指示ボタン501−1、501−2、501−3が配置されている部分を抜き出して示している。同図においては、精算装置30−1に対応する精算指示ボタン501−1に対して、トレーニングモードが設定されていることを示す状態通知画像STAが表示された場合の例を示している。
また、これまでの説明から理解されるように、トレーニングモードが設定されている精算装置30が精算処理を行うことは許可されるべきではない。そこで、同図においては、トレーニングモードが設定されていることを示す状態通知画像STAが配置された精算指示ボタン501−1についてはグレーアウトにより表示され、操作が無効な状態とされている。
上記のような構成であれば、店員は、例えば精算装置30−1に精算処理を実行させようと思った場合であっても、精算指示ボタン501−1の操作(精算装置指定操作)を行う前の段階で状態通知画像STAを見ることになる。これにより、店員は、精算装置30がトレーニングモードであることを把握し、会計処理を実行させる対象から精算装置30−1を除外することができる。そして、店員は、トレーニングモードに設定されている精算装置30の使用状況を確認したうえで、差し支えなければ、業務用モードに設定を切り替えるように対応を図ることができる。
また、精算指示ボタン501−1の操作が無効な状態とされていることで、店員が誤って精算指示ボタン501−1を操作してしまったとしても、トレーニングモードが設定されている精算装置30−1に対して登録装置20が精算情報を送信するという無駄な処理が行われることはない。
また、精算装置30に設定されている営業日が登録装置20と異なっている場合にも、上記の変形例に準じた態様を採ることができる。つまり、登録装置20と営業日の異なる精算装置30に対応する精算指示ボタン501に対して、営業日が登録装置20と異なっていることを示す状態通知画像STAを配置させることができる。
図14(b)は、精算装置30−3に対応する精算指示ボタン501−3に対して、営業日が登録装置20と異なることを示す状態通知画像STAが表示された場合の例を示している。同図においても、精算指示ボタン501−3についてはグレーアウトにより操作が無効なことが示されている。
このように表示が行われることで、店員は、精算装置30−3については登録装置20と異なる営業日が設定されているために精算処理を行わせるべきでないことを把握できる。また、店員は、登録装置20と精算装置30−3との営業日を確認のうえで、正しい営業日を設定しなおすことができる。
なお、同図においては、「営業日違い」のように、単に登録装置20と精算装置30−3とで営業日が異なっていることを示すメッセージ内容とした例を示しているが、例えば、精算装置30−3に設定されている営業日の日付をメッセージ内容に含めてもよい。
なお、上記の説明では、図14(a)、図14(b)に例示した態様の表示は、商品登録画面において定常的に行われている。しかし、図14(a)、図14(b)に例示した態様の表示は、商品登録処理が開始される前において行われてもよいし、商品登録処理中において行われてもよい。あるいは、図14(a)、図14(b)に例示した態様の表示は、登録装置20にて登録処理が完了され、精算装置指定操作またはお会計券の発行を指示する操作が行われるべき段階においてのみ表示されるようにしてもよい。
また、第1の実施形態においては、登録装置20が精算装置30に対して作動モード問合せを行って、登録装置20と精算装置30とが精算処理に適合しているか否かの判定を行うように構成されていた。これに対して、第1の実施形態の変形例として、以下のような構成が採られてもよい。
つまり、登録装置20が精算装置30に対して精算情報を送信する際に、自己の作動モードを示す作動モード情報も送信する。そして、精算装置30が、受信した作動モード情報が示す作動モードと、自己の作動モードとに基づいて、登録装置20と精算装置30とが精算処理に適合しているか否かを判定するようにしてもよい。
同様に、第3の実施形態の変形例として、登録装置20が精算装置30に対して精算情報を送信する際に、自己に設定された営業日を示す営業日情報も送信する。そして、精算装置30が、受信した営業日情報が示す営業日と、自己に設定されている営業日とに基づいて、登録装置20と精算装置30とが精算処理に適合しているか否かを判定するようにしてもよい。
また、例えば第3実施形態のようにお会計券が発行され、精算装置30にて作動モードが精算処理に適合しているか否かの判定が行われる場合においても、以下のような構成によって、登録装置20が、精算装置30の作動モードをトレーニングモードから業務用モードに切り替えるように制御することができる。
つまり、登録装置20は、作動モード切替要求を含むコード情報を印刷したお会計券を発行する。この場合の精算装置30は、お会計券の読み取りを行うことで作動モード切替要求を入力する。そして、精算装置30は、入力された作動モード切替要求に対する応答として、自己の作動モードがトレーニングモードである場合には業務用モードに切り替える。そのうえで、精算装置30は、お会計券からのコード情報の読み取りに応じた精算処理を実行する。
あるいは、登録装置20は、お会計券に対応した精算処理の過程において精算装置30から精算情報要求を受信した場合に、精算情報とともに作動モード切替要求を送信する。精算装置30は、精算情報とともに作動モード切替要求を受信すると、まず受信された作動モード切替要求に対する応答として、自己の作動モードがトレーニングモードである場合には業務用モードに切り替える。そのうえで、精算装置30は、受信された精算情報を利用して精算処理を実行する。
また、第2実施形態においては、登録装置20が精算装置30の作動モードが切り替わるように制御していた。しかし、第2実施形態の場合とは逆に、精算装置30の制御によって、登録装置20の作動モードが切り替わるように構成することもできる。
また、第4実施形態または第5実施形態のように、登録装置20に設定されている営業日と精算装置30に設定されている営業日とが一致しているか否かを判定する場合においても、一方の装置が、他方の誤った営業日を正しい営業日に変更する制御が行えるように構成してもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態においては、登録装置20と精算装置30とについて、作動モードとして、業務用モードとトレーニングモードとを設定可能である場合について説明した。
しかしながら、登録装置20と精算装置30とに設定される作動モードとしては、業務用モードとトレーニングモードの他に、例えば廃棄モード、訂正モード及び返品モードなどが設定されてもよい。
廃棄モードは、例えば賞味期限切れや破損などで商品を処分する場合に、その実績を管理するにあたって設定される作動モードである。
訂正モードは、誤登録された実績を訂正する場合に設定される作動モードである。
返品モードは、返品された商品について、返品されたものとして登録し、売上実績から差し引くために設定されるモードである。
上記のように業務用モードとトレーニングモードとの他に、廃棄モード、訂正モード及び返品モードなどが設定可能な場合においては、登録装置20と精算装置30に設定されている作動モードが精算処理に適合しているか否かの判定を以下のように行うことができる。
つまり、登録装置20と精算装置30とのそれぞれに業務用モードが設定されている場合には精算処理に適合していると判定する。そして、登録装置20と精算装置30との少なくともいずれか一方に設定されている作動モードが、トレーニングモード、廃棄モード、訂正モード及び返品モードのいずれかである場合には、精算処理に適合していないと判定するというように構成することができる。
また、例えば登録装置20と精算装置30のいずれか一方の装置を店員が操作して廃棄モードを設定し、商品の処分に応じた実績管理を行おうとした場合に、他方の装置が廃棄モードでない場合に、廃棄モードに応じた処理に適合していないと判定してエラーが報知されるようにしてもよい。また、訂正モード及び返品モードについても、上記の廃棄モードの場合と同様の構成を採ることができる。
また、上記各実施形態においては、登録装置と精算装置とが分離した構成として、店員が登録装置を操作して商品登録を行い、顧客が精算装置により精算を行うようにされたPOSシステムを例に挙げている。
しかしながら、本実施形態の構成は、登録装置と精算装置とが分離した構成として、登録装置と精算装置とが一対一の関係で備えられ、登録装置と精算装置とをそれぞれ別の店員が操作する、いわゆる二人制のPOSレジスタにも適用することができる。
また、本実施形態としては、例えば登録装置20と精算装置30との作動モードと営業日とを複合的に使用して精算処理に適合しているか否かについて判定するようにしてもよい。
このような構成により、例えば、登録装置20と精算装置30との営業日が一致していても、登録装置20と精算装置30との作動モードについて少なくともいずれか一方がトレーニングモードであれば、精算処理に適合していないと判定することができる。また、登録装置20と精算装置30との双方の作動モードが業務用モードであっても、登録装置20と精算装置30との営業日が一致していなければ精算処理に適合していないと判定することができる。
<実施形態の総括>
以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品の登録を行う登録装置20と、登録装置20が出力する精算情報に基づいて精算処理を行う精算装置30とを有するPOSシステム1(商品販売データ処理システムの一例)であって、登録装置20に設定されているステータスと精算装置に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定するステータス判定手段と、ステータス判定手段により精算処理に適合していないことが判定された場合に応じて報知を行う報知手段とを備えるPOSシステム1である。
上記構成によれば、登録装置に設定されているステータスと精算装置30に設定されているステータスの状態が精算処理に適合しているか否かの判定がPOSシステム1にて可能となり、精算処理に適合していないと判定された場合には、その旨が報知される。これにより、登録装置20と精算装置30とが分離された構成のPOSシステムにおいて、登録装置20と精算装置30とで設定されているステータスが精算処理に適合していない状況の場合において適切な対応を図ることが可能となる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、ステータス判定手段により精算処理に適合していないことが判定された場合に、精算処理が行われないようにする精算制御手段をさらに備える。
上記構成によれば、登録装置20と精算装置30とで設定されているステータスが精算処理に適合していない状況である場合には、精算処理が行われない。これにより、精算処理を行うべきでない状況のもとで精算処理が行われてしまうことが防止される。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、ステータス判定手段は、登録装置20に設定されている作動モードと精算装置30に設定されている作動モードとが精算処理に適合しているか否かについて判定する。
上記構成によれば、登録装置20と精算装置30との作動モードが精算処理に適合していない場合において適切な対応を図ることが可能になる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、登録装置20と精算装置30とのうちの一方の装置は、他方の装置に設定されている作動モードが精算処理に適合していないことがステータス判定手段により判定された場合に、他方の装置が精算処理に適合する作動モードに切り替わるように制御するモード切替制御手段をさらに備える
上記構成によれば、例えば店員が操作などを行わなくとも、登録装置20と精算装置30とのうちの一方の装置の制御によって、他方の装置に設定される作動モードを、精算処理に適合するように変更することが可能になる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、ステータス判定手段は、登録装置20に設定されている営業日と精算装置30に設定されている営業日とが精算処理に適合しているか否かについて判定する。
上記構成によれば、登録装置20と精算装置30との営業日の関係が精算処理に適合していない場合において適切な対応を図ることが可能になる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、登録装置20と精算装置30とのうちの一方の装置は、他方の装置に設定されている営業日が精算処理に適合していないことがステータス判定手段により判定された場合に、他方の装置が精算処理に適合する営業日に切り替わるように制御する営業日切替制御手段をさらに備える。
上記構成によれば、例えば店員が操作などを行わなくとも、登録装置20と精算装置30とのうちの一方の装置の制御によって、他方の装置に設定される営業日を、精算処理に適合するように変更することが可能になる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、ステータス判定手段は、登録装置20に設定されているステータスと、精算情報の送信先として指定された精算装置30に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定する。
上記構成によれば、精算情報の送信先の精算装置30(即ち精算処理を実行させる精算装置30)が指定されたことに応じて、当該精算装置30と登録装置20のステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定が行われる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、ステータス判定手段は、精算情報が送信される前のタイミングにおいて判定を行う。
上記構成によれば、精算情報が送信される前のタイミングにおいて、精算処理の適合に関する判定が行われることから、精算処理に適合していないとの判定が得られた場合には、指定された精算装置30に精算情報を送信しないようにして、無駄な処理が行われないようにすることができる。
また、本実施形態の一態様は、上記のPOSシステム1であって、登録装置20は、登録装置20に設定されているステータスを示すステータス情報を含むコード情報を用紙に印刷し、ステータス判定手段は、精算装置30により読み取られたコード情報に含まれるステータス情報が示すステータスと、精算装置30に設定されているステータスとが適合しているか否かについて判定する。
上記構成によれば、登録装置20が発行するお会計券などを利用して精算装置30にて精算処理を行うようにされた場合にも対応して、登録装置20に設定されているステータスと、精算装置30に設定されているステータスとが適合しているか否かについて判定することができる。
なお、上述の登録装置20または精算装置30としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の登録装置20または精算装置30としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 POSシステム、10 ストアコントローラ、11 LAN、20 登録装置、30 精算装置、201 CPU、202 記憶部、203 RAM、204 スキャナ部、205 店員用表示部、205a 客用表示部、206 操作部、207 通信部、208 ブザー、209 印刷部、301 CPU、302 記憶部、303 RAM、304 スキャナ部、305 表示部、306 操作部、307 通信部、308 ブザー、309 印刷部、310 決済部、311 サインポール、312 人感知センサ

Claims (14)

  1. 商品の登録を行う登録装置と、前記登録装置が出力する精算情報に基づいて精算処理を行う精算装置とを有する商品販売データ処理システムであって、
    前記登録装置に設定されているステータスと前記精算装置に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定するステータス判定手段であって、前記登録装置に設定されている作動モードと前記精算装置に設定されている作動モードとが前記精算処理に適合しているか否かについて判定するステータス判定手段と、
    前記ステータス判定手段により前記精算処理に適合していないことが判定された場合に応じて報知を行う報知手段と
    前記登録装置と前記精算装置とのうちの一方の装置において、他方の装置に設定されている作動モードが前記精算処理に適合していないことが前記ステータス判定手段により判定された場合に、前記他方の装置が前記精算処理に適合する作動モードに切り替わるように制御するモード切替制御手段と
    を備える商品販売データ処理システム。
  2. 商品の登録を行う登録装置と、前記登録装置が出力する精算情報に基づいて精算処理を行う精算装置とを有する商品販売データ処理システムであって、
    前記登録装置に設定されているステータスと前記精算装置に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定するステータス判定手段と、
    前記ステータス判定手段により前記精算処理に適合していないことが判定された場合に応じて報知を行う報知手段とを備え、
    前記ステータス判定手段は、前記登録装置に設定されている営業日と、前記精算装置に設定されている営業日とが前記精算処理に適合しているか否かについて判定する
    商品販売データ処理システム。
  3. 前記登録装置と前記精算装置とのうちの一方の装置は、他方の装置に設定されている営業日が前記精算処理に適合していないことが前記ステータス判定手段により判定された場合に、前記他方の装置が前記精算処理に適合する営業日に切り替わるように制御する営業日切替制御手段をさらに備える
    請求項に記載の商品販売データ処理システム。
  4. 商品の登録を行う登録装置と、前記登録装置が出力する精算情報に基づいて精算処理を行う精算装置とを有する商品販売データ処理システムであって、
    前記登録装置に設定されているステータスと前記精算装置に設定されているステータスとが精算処理に適合しているか否かについて判定するステータス判定手段と、
    前記ステータス判定手段により前記精算処理に適合していないことが判定された場合に応じて報知を行う報知手段とを備え、
    前記登録装置は、前記登録装置に設定されているステータスを示すステータス情報を含むコード情報を用紙に印刷し、
    前記ステータス判定手段は、前記精算装置により読み取られた前記コード情報に含まれるステータス情報が示すステータスと、前記精算装置に設定されているステータスとが適合しているか否かについて判定する
    商品販売データ処理システム。
  5. 請求項1に記載の商品販売データ処理システムに備えられる登録装置であって、
    請求項1に記載のステータス判定手段と報知手段とモード切替制御手段とのうち少なくとも前記モード切替制御手段を備える登録装置。
  6. 請求項1に記載の商品販売データ処理システムに備えられる精算装置であって、
    請求項1に記載のステータス判定手段と報知手段とモード切替制御手段とのうち少なくとも前記モード切替制御手段を備える精算装置。
  7. 請求項2に記載の商品販売データ処理システムに備えられる登録装置であって、
    請求項2に記載のステータス判定手段と報知手段とのうち少なくとも前記ステータス判定手段を備える登録装置。
  8. 請求項2に記載の商品販売データ処理システムに備えられる精算装置であって、
    請求項2に記載のステータス判定手段と報知手段とのうち少なくとも前記ステータス判定手段を備える精算装置。
  9. 請求項4に記載の商品販売データ処理システムに備えられる精算装置であって、
    請求項4に記載のステータス判定手段と報知手段とを備える精算装置。
  10. 請求項1に記載の商品販売データ処理システムに備えられる登録装置としてのコンピュータを、
    請求項1に記載のステータス判定手段と報知手段とモード切替制御手段とのうち少なくとも前記モード切替制御手段として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項1に記載の商品販売データ処理システムに備えられる精算装置としてのコンピュータを、
    請求項1に記載のステータス判定手段と報知手段とモード切替制御手段とのうち少なくとも前記モード切替制御手段として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項2に記載の商品販売データ処理システムに備えられる登録装置としてのコンピュータを、
    請求項2に記載のステータス判定手段と報知手段とのうち少なくとも前記ステータス判定手段として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項2に記載の商品販売データ処理システムに備えられる精算装置としてのコンピュータを、
    請求項2に記載のステータス判定手段と報知手段とのうち少なくとも前記ステータス判定手段として機能させるためのプログラム。
  14. 請求項4に記載の商品販売データ処理システムに備えられる精算装置としてのコンピュータを、
    請求項4に記載のステータス判定手段、報知手段として機能させるためのプログラム。
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