JP2013148977A - 情報印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙を交換する時期を事前に知らせることにより、余裕を持って交換用紙の準備をすることを可能とする。
【解決手段】表示部と、取引情報を用紙に印刷させる印刷制御部と、前記用紙に印刷された取引情報の用紙使用量を取得する取引情報取得部と、時刻情報を生成する時計部と、前記時計部により生成され前記取引情報を印刷した時刻が属する時間帯ごとに、前記取得した取引情報の用紙使用量を蓄積した履歴情報を記憶する記憶部と、前記時計部によって生成された現在時刻において、現在時刻までに前記記憶部に蓄積された履歴情報の用紙使用量を用いて、残りの用紙に対して印刷可能と予想される残時間を含む使用予想情報を算出する残時間算出部と、前記算出された使用予想情報を、前記表示部に表示する残時間表示部とを備えたことを特徴とする情報印刷装置。
【選択図】図7

Description

この発明は、情報印刷装置に関し、特に、POSシステム等で入力された取引情報をレシート用紙に印刷する機能を有する情報印刷装置に関する。
従来、コンビニエンスストア等の店舗で利用されているPOS(Point of Sales)システムや電子レジスタ(Electronic Cash Register)では、購入された各商品の情報を、キーボードまたはバーコードリーダを用いて入力し、顧客の一取引ごとに、売上金額を計算して、取引情報としてレシート用紙に印字していた。
レシート用紙としては、一般的に、ロール紙が用いられており、ロール紙の残量が少なくなったことを担当者に知らせるために、ロール紙の終端部付近に、赤いマーク(ニアエンドマーク)が印刷されていた。
店舗の担当者は、取引時に売上明細が印字されたレシートを顧客に渡すが、このときに、レシートに赤いマークが出現した場合は、ロール紙の残量が少なくなったことを知り、ロール紙がなくなってしまう前に、適切なタイミングで新しいロール紙に交換していた。
あるいは、電子レジスタに装着したロール紙の近傍に受光センサを取り付け、この受光センサで、ロール紙のニアエンドマークを検知した場合に、ロール紙の残量が少なくなったことを示す警告文を表示画面に表示して、担当者に知らせていた。
また、特許文献1では、ロール紙の径の減少に対応した抵抗値(幾何学的変位)を検出して、予め記憶部に格納された残量テーブルを参照して、検出された抵抗値に対するロール紙の残量を求め、求められたロール紙の残量の目安を、複数個のLEDを点灯させて表示させる領収書発行装置が提案されている。
さらに、特許文献2では、現在のレシート用紙残量の長さから、1商品明細の印字に必要な長さを考慮して現在のレシート用紙残量の長さに印字可能な取引商品数を表示させ、オペレータの印字可能判断に利用するようにした金銭登録機が提案されている(特許文献2の段落0032等参照)。
特開平7−272120号公報 特開2011−86260号公報
しかし、レシート用紙にニアエンドマークを予め印刷しておき、このニアエンドマークを担当者が目視で確認する場合や、受光センサで検出する場合は、担当者がレシート用紙切れが近いことを認識することができるが、レシート用紙の実際の残りの長さを知ることはできないので、あと何日あるいはあと何時間程度でレシート用紙がなくなるか、あるいは、あと何回の取引による印刷でレシート用紙がなくなるかを、客観的に把握することができなかった。
従って、担当者は、レシート用紙の交換タイミングや予備のレシート用紙の購入タイミングを予想することが難しかった。たとえば、ニアエンドマークの出現や警告表示が出た段階で、レシート用紙を交換すると残りのレシート用紙の無駄になる場合もあり、逆に、警告表示等が出た後も使用し続けた結果、その後急に取引数が増加したために短時間でレシート用紙がなくなってしまう場合もあった。
また、特許文献1のように、ロール紙の残量の目安となるLED表示をすることにより、担当者に、ロール紙の残量を知らせ、領収書の補充時期を早めに知らせることが可能となるが、ロール紙のだいたいの残量を認識することはできても、あとどの程度の時間後にロール紙の交換が必要になるか、あるいは、何回の取引による印刷でロール紙の交換が必要になるかを知ることができなかった。
さらに、特許文献2においては、残りのレシート用紙に印字可能な取引商品数を把握することができるが、一取引当たりについて購入される商品の数は顧客により変動し、また、一日のうち取引の多い時間帯もあれば、取引の少ない時間帯もあるので、担当者が、一取引当たりの平均的な取引商品数や、取引の多い時間帯とその時間帯の取引商品数などを十分に把握していない場合には、実際にレシート用紙がなくなる時期を予想することは難しい。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、過去の実際の取引状況や印字行数などの履歴情報に基づいて、残りのレシート用紙への印字可能時間を表示させて、担当者がレシート用紙を交換する時期を認識できるようにすることを課題とする。
この発明は、表示部と、取引情報を用紙に印刷させる印刷制御部と、前記用紙に印刷された取引情報の用紙使用量を取得する取引情報取得部と、時刻情報を生成する時計部と、前記時計部により生成され前記取引情報を印刷した時刻が属する時間帯ごとに、前記取得した取引情報の用紙使用量を蓄積した履歴情報を記憶する記憶部と、前記時計部によって生成された現在時刻において、現在時刻までに前記記憶部に蓄積された履歴情報の用紙使用量を用いて、残りの用紙に対して印刷可能と予想される残時間を含む使用予想情報を算出する残時間算出部と、前記算出された使用予想情報を、前記表示部に表示する残時間表示部とを備えたことを特徴とする情報印刷装置を提供するものである。
これによれば、現在時刻において、現在使用中の用紙の残りに対して、印刷可能と予想される残時間を含む使用予想情報を表示するので、装置を利用する担当者は、表示された残時間を見ることによって、現在時刻からどの程度時間が経過した後に、用紙を交換しなければならないかを、余裕を持って認識することができる。
従って、担当者は、用紙の交換時期を、余裕を持って知ることができるので、事前に、交換用紙を準備し、あるいは手配することができ、用紙がなくなる直前にあわてることなく用紙の交換ができる。
また、前記記憶部が、前記時計部によって生成された現在時刻までの用紙の総使用量と、前記用紙の最大使用可能量とを記憶し、前記残時間算出部が、前記現在時刻までの用紙の総使用量と、前記履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量とを用いて、現在時刻以降の時間帯ごとの予想総使用量を算出し、現在時刻から、前記算出された予想総使用量が前記最大使用可能量を超えない時間帯であって、残りの用紙に印刷可能な時間帯までの時間を、前記残時間に設定することを特徴とする。
これによれば、記憶部に蓄積された過去の履歴情報に基づいて、時間帯ごとの予想総使用量を算出して残時間を設定しているので、この情報印刷装置が設置された店舗の過去の取引状況に対応した予想をすることができ、担当者に適切な用紙交換時期を知らせることができる。
また、前記残時間を設定するための前記残りの用紙に印刷可能な時間帯は、前記算出された予想総使用量が、前記最大使用可能量を超えた時間帯の直前の時間帯であり、前記残時間は、現在時刻から前記直前の時間帯の終了時刻までの時間であることを特徴とする。
これによれば、用紙への印刷ができなくなる可能性がある時間帯の直前の時間帯の終了時刻までの時間を、表示するので、時間単位で実際の交換時期に近い用紙交換時期を、担当者に知らせることができる。
また、前記履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量は、異なる日の同一時間帯において印刷されたn個(n≧1の整数)の取引情報の印字行数を平均化した平均印字行数であって、前記予想総使用量は、前記現在時刻までの用紙の総使用量に、前記現在時刻以降の各時間帯ごとの前記平均印字行数を加算したものであることを特徴とする。
これによれば、過去のn回分の履歴情報に含まれる印字行数を平均化した平均印字行数を用いて予想総使用量を算出するので、店舗の現実的な取引情報に適合した用紙交換時期を、担当者に知らせることができる。
また、前記履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量は、さらに異なる曜日別に分類され、前記平均印字行数は、同一曜日及び同一時間帯ごとに、蓄積されたn個(n≧1の整数)の取引情報の印字行数を平均化したものであることを特徴とする。
これによれば、毎日の時間帯ごとに加えて、曜日別に分類した過去の履歴情報を用いるので、店舗における曜日ごとの取引数を考慮した精度の高い予想ができ、その店舗の過去の取引状況により適合した用紙交換時期を、担当者に知らせることができる。
また、前記表示部に表示される使用予想情報には、前記残時間と、前記算出された予想総使用量が前記最大使用可能量を超えてしまう時間帯の開始時刻を示す給紙期限時間と、前記現在時刻から前記給紙期限時間までに印刷可能な取引情報の取引数を示す残取引数との何れか1つ以上を含むことを特徴とする。
これによれば、担当者に、用紙の交換時期をより的確に知らせることができ、担当者は、表示内容に基づいて、より適切な時期に、交換用紙の準備や手配をすることができる。
また、前記取引情報の用紙使用量は、用紙に印刷される取引情報の印字行数であることを特徴とする。
さらに、前記用紙の総使用量は、用紙に印刷された取引情報の印字行数であり、前記最大使用可能量は、用紙に取引情報を印刷することができる最大の印字行数であり、前記予想総使用量は、前記時間帯の終了時刻までに用紙に印刷されると予想される取引情報の印字行数であることを特徴とする。
この発明によれば、現在時刻において、現在使用中の残りの用紙に対して、印刷可能と予想される残時間を含む使用予想情報を表示するので、担当者は、表示された残時間を確認することにより、現在時刻からどの程度時間が経過した後に、用紙を交換しなければならないかを、余裕を持って認識することができ、用紙がなくなる直前にあわてることなく、交換用紙の準備や手配をすることができる。
この発明の情報印刷装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の情報印刷装置の記憶部に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の印字ログテーブルの一実施例の説明図である。 この発明の平均印字行数テーブルの一実施例の説明図である。 この発明の平均印字行数テーブルの一実施例の説明図である。 この発明の平均印字行数テーブルと、印字可能時間の予想についての具体例の説明図である。 この発明の情報印刷装置の印字可能時間の予想および表示処理の全体を示すフローチャートである。 この発明の平均印字行数テーブルの更新処理のフローチャートである。 この発明の平均印字行数テーブルの更新処理のフローチャートである。 この発明の印字可能時間の算出処理のフローチャートである。 この発明の印字可能時間の表示処理のフローチャートである。
以下、図に示す実施例に基づいて、この発明を説明する。
なお、これによって、この発明が限定されるものではない。
<この発明の情報印刷装置の構成>
図1に、この発明の情報印刷装置の構成の一実施例の構成ブロック図を示す。
この発明の情報印刷装置は、店舗での取引情報を用紙に印字する装置であり、例えば、コンビニエンスストア等の店舗で利用されるPOSシステムの端末、電子レジスタ、レシート印刷用プリンタなどに相当する。
また、主として、最大印字行数が予め定められた長さを持つ用紙(ロール紙)に、顧客が購入した商品等の取引情報を印字してその印字用紙を顧客に渡し、用紙の残量が少なくなってきた場合や、用紙がなくなった場合に、新しい用紙に交換するものとする。
図1において、この発明の情報印刷装置は、主として、制御部1,入力部2,表示部3,時計部4,プリンタ部5,記憶部6とを備える。
入力部2は、顧客が購入した商品の取引情報(商品名、商品コード、価格、数量など)を入力する部分であり、キーボード、マウス、タッチパネル、バーコードリーダ、RFID、その他の入力デバイスが用いられる。
表示部3は、取引情報の内容、レシート用紙の残量、用紙交換の警告表示、電源の警告表示などを表示する部分であり、LCD,CRTなどの表示デバイスが用いられる。
時計部4は、日付を取得し、主として時刻情報を生成する部分であり、たとえば、水晶等を用いたタイマーデバイスが用いられる。時計部4によって、現在の年、月、日、時、分、秒が出力され、現在時刻Tnなどの時間に関する情報が生成される。
プリンタ部5は、レシート用紙(以下、単に用紙あるいはレシートと呼ぶ)に取引情報を印刷するハードウェアであり、主として、印字部51とセンサ部52とを備える。
印字部51は、所定の位置に取り付けられたロール形状の用紙を、回転させながら印字部位に送り、購入商品名や購入金額などを含む取引情報を印字する部分である。
印字される取引情報としては、例えば、購入日時、商品名、購入数、各商品の購入金額、合計金額、おつり、値引額、店名などがある。
用紙の形状や大きさ等は、特に一義的に限定されるものではないが、以下の実施例では、例えば、全長が数10m程度の細長い用紙を巻いたロール形状の用紙を用いるものとする。
センサ部52は、用紙の終端に印刷されたエンドマークの検出、用紙の残量の測定、および新しい用紙への変換の検出などを行うためのセンサであり、例えば、光センサのようなセンサが用いられ、用紙の有無やエンドマークの有無を光の反射で判別可能な位置に取り付けられる。
このセンサは、従来のPOSシステム等で用いられているものと同じものを用いることができる。ただし、このセンサを用紙の残量の測定に用いることもできるが、この発明では、残りの用紙に印刷可能な残りの時間や残りの取引数を算出するためには、このセンサは利用しない。後述するように、使用可能な用紙の残時間や残取引数を算出するために、過去の取引情報と印刷行数に関する履歴情報を利用することを特徴とする。
また、新しい用紙が取り付けられた場合は、センサ部52から用紙検出信号を制御部1に送出する。
記憶部6は、この発明の情報印刷装置の各機能を実行するのに必要なデータやプログラムを記憶する部分であり、不揮発性メモリ61,RAM62,ROM63とから構成される。
記憶部6には、たとえば、時計部4により生成された時刻であって取引情報を印刷した時刻が属する時間帯ごとに、取得した取引情報の用紙使用量を蓄積した履歴情報が記憶される。
不揮発性メモリ61は、フラッシュメモリやハードディスクが用いられ、電源を切っても記憶しておくべき情報が記憶される。
例えば、後述するように、最大印字可能行数Lmax71,総印字行数Lall72,印字ログテーブル73,平均印字行数テーブル74が、記憶される。
RAM62は、印刷処理や残時間の算出などの各機能を実行しているときに、途中経過の情報や変数情報を一時的に記憶するメモリであり、例えば、取得した現在時刻Tn、算出された残時間Tr、使用予想情報(たとえば印字行数、取引数、残時間)などが記憶される。
ROM63は、情報を固定的に予め記憶するメモリであり、書き替えられては困る情報や、各機能を実行させるプログラム等が記憶される。例えば、最大印字可能行数Lmax71は、不揮発性メモリ61ではなく、ROM63に記憶してもよい。
なお、記憶部6には、従来のPOSシステムでも記憶される情報と同様の情報も記憶されるが、この発明では、特に後述する図2に示すような情報が記憶される。
制御部1は、この発明の情報印刷装置の各機能を実行させる部分であり、主として、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータが用いられる。
CPUが、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させることにより、各機能が実行される。
制御部1が実行する機能ブロックとしては、例えば取引情報取得部11,印刷制御部12,行数計算部13,平均情報更新部14,残時間算出部15,残時間表示部16などがある。
取引情報取得部11は、入力部2から入力された取引情報を取得する部分である。例えば、商品に付されたバーコードをバーコードリーダ2によって読み取り、読み取られたバーコード情報を用いて、その商品に関する情報(例えば、商品名、単価)を取得する。
さらに、顧客が購入した全商品に関する情報から、その顧客の一取引に対する取引情報(取引金額、おつりなど)を取得する。
また、取引情報取得部11は、用紙に印刷された取引情報の用紙使用量を取得する部分である。一般的に、購入商品名や金額などの取引情報を用紙に印刷する場合、複数行にわたった文字情報として印字される。
従って、取引情報の用紙使用量とは、用紙に印刷される取引情報の印字行数を意味する。取引があった場合、印刷制御部12が入力された取引情報を用いて印刷すべき情報を生成するが、その印刷すべき情報の行数を算出することにより、取引情報の用紙使用量(印字行数)が取得される。
印刷制御部12は、取引情報を用紙に印刷させる部分であり、具体的には、取得した取引情報から印刷すべき情報を生成して、プリンタ部5にその印刷情報を送信して、用紙に印刷させる部分である。
行数計算部13は、用紙に印刷された情報の行数を計算する部分である。例えば、1人の顧客に対する一取引ごとに、用紙に印刷された情報の行数を算出する。算出された行数は、印字ログテーブル73の印字行数La104や、平均印字行数テーブル74の累積印字行数Ab112に反映される。
平均情報更新部14は、算出された印字行数や取引数の単位時間当たりの平均値を算出する部分である。後述するように、平均印字行数テーブル74において、各時間帯Aa111ごとに、算出された累積印字行数Ab112及び累積取引数Ac113と、履歴(ログ)を記憶している累積日数を示すカウンタAd114とを用いて、平均印字行数Ae115および平均取引数Af116を計算する部分である。
残時間算出部15は、時計部4によって生成された現在時刻において、現在時刻までに記憶部6に蓄積された履歴情報の用紙使用量を用いて、残りの用紙に対して印刷可能と予想される残時間を含む使用予想情報を算出する部分である。言いかえれば、残時間算出部15は、現在使用している用紙の残りの長さに対して、あとどの程度の時間で使い切ってしまうかの目安となる時間(予想される印字可能時間、以下、残時間とも呼ぶ)を、算出する部分である。
この残時間を算出するために、図3に示す印字ログテーブル73や、図4および図5に示す平均印字行数テーブル74及びその他の情報が用いられる。
残時間表示部16は、算出された使用予想情報を表示部3に表示する部分である。使用予想情報には、残時間、残取引数および給紙期限時間と、予想印字行数、予想取引数および予想残時間が含まれる。
また、表示部3に表示される使用予想情報には、上記した残時間の他に、後述する予想総使用量が最大可能使用量を超えてしまう時間帯の開始時刻を示す給紙期限時間と、現在時刻から給紙期限時間までに印刷可能な取引情報の取引数を示す残取引数とのいずれか1つ以上を含む。
残取引数は、言いかえれば、現在使用中の用紙の残りの部分に印刷ができると予想される取引の数である。
また、給紙期限時間は、担当者に知らせるべき用紙交換の時期に相当する。
ただし、制御部1は、上記した6つの機能の他に、必要に応じて他の機能を備えてもよい。
<記憶部に記憶される情報>
図2に、記憶部6に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
ここでは、この発明の情報印刷装置で使用される情報のうち、主として、以下の実施例の説明に用いる情報を示す。
図2において、最大印字可能行数Lmax71は、ロール形状の用紙1巻当たりに取引情報を印刷することができる最大の印字行数であり、ROM63あるいは不揮発性メモリ61に予め設定されるデータである。この最大印字可能行数Lmaxは、用紙の最大使用可能量に相当する。
この行数Lmaxは、使用する用紙のサイズ、印字する文字サイズ、プリンタ部の仕様等により異なる場合があり、一義的に定められない。以下の実施例では、例えば、Lmax=5000(行)とする。
総印字行数Lall72は、現在使用中の用紙を取り付けた時点から、現在までの間に、その用紙に印刷された取引情報の印字行数を示すデータである。総印字行数Lallは、時計部によって生成された現在時刻までの用紙の総使用量に相当する。
新しい用紙を取り付けたとき、例えば、センサ部52によって用紙が取り付けられたことを検出した場合に、総印字行数Lall72が、ゼロに初期設定される。
上記した残時間算出部15は、後述するように、現在時刻までの用紙の総使用量を意味する総印字行数と、履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量とを用いて、現在時刻以降の時間帯ごとの予想総使用量を算出する。そして、現在時刻から、算出された予想総使用量が、最大使用可能量を超えない時間帯であって、残りの用紙に印刷可能な時間帯までの時間を、残時間に設定する。
ここで、予想総使用量とは、ある時間帯の終了時刻までに印刷されると予想される取引情報の印字行数を意味し、総印字行数Lallに、予想印字行数Lpを加算した数値(Lall+Lp)に相当する。
また、残りの印刷可能な時間帯とは、算出された予想総使用量が、最大使用可能量を超えた時間帯の直前の時間帯を意味する。
また、上記した残時間は、現在時刻から上記直前の時間帯の終了時刻までの時間に相当する。
印字ログテーブル73は、情報印刷装置で実際に行われた過去の取引に対する情報を、所定の時間帯ごとに蓄積した履歴情報のテーブルである。
印字ログテーブル73は、主として、現在の時間帯Th101,現在の日付Td102,現在の曜日Tw103,印字行数La104,取引数Ca105とから構成される。
図3に、印字ログテーブル73の一実施例の説明図を示す。
図3では、単位時間ごとに集計した印字行数Laと取引数Caとを示している。
例えば、現在の時間帯Thの「12:00」は、2011年9月8日(水曜日)の12時00分から12時59分までの1時間を意味し、この1時間の間に取引した取引数Ca105は、27件であり、この1時間の間に用紙に印字した行数La104は、合計320行であることを意味する。
このように、印字ログテーブル73には、1日当たり24個の時間帯ごとの印字行数Laおよび取引数Caが蓄積されていく。
時間帯番号(アドレス)は、各時間帯の情報を参照するときに用いる識別番号を意味する。例えば、時間帯番号が「010」の場合は、2011年9月8日の21:00を開始時刻とする時間帯の情報が参照される。
また、例えば、現在時刻が13時10分のときに、1件の取引があり、印字行数が10行の取引情報が用紙に印刷されたとすると、時間帯番号「002」の行の印字行数La104に、「10」が加算され、その行の取引数Ca105に、「1」が加算される。
あるいは、取引のあるごとに、その取引情報を記憶部6に一時記憶しておき、ある時間帯の開始時刻になったときに、その時間帯の1つ前の時間帯Thにおいて取引された取引情報を読み出して、その時間帯Thに行われた印刷の印字行数Laと、取引数Caとを、印字ログテーブル73に、記憶してもよい。
なお、時間に関する情報(Th,Td,Tw)は、時計部4から取得すればよい。
この印字ログテーブル73の情報は、平均印字行数テーブル74の情報を算出するのに用いられる。
平均印字行数テーブル74では、印字行数や取引数の平均を算出するので、印字ログテーブル73の情報としては、過去の複数日の履歴情報を残しておくことが好ましい。
例えば、現在の日からみて7日前までの履歴情報を保存しておいてもよく、また、1ヶ月前までの履歴情報を保存しておいてもよい。
平均印字行数テーブル74は、印字ログテーブル73に記憶された過去の履歴情報を、所定の時間帯ごとに集計したデータである。主として、時間帯Aa111,累積印字行数Ab112,累積取引数Ac113,カウンタ(累積日数)Ad114,平均印字行数Ae115,平均取引数Af116,曜日Ag117とから構成される。
図4と図5に、平均印字行数テーブルの一実施例の説明図を示す。
図4は、1日についての単位時間ごとに集計した平均印字行数テーブル74−1を示している。すなわち、時間帯番号(アドレス)が000から023までの24個の各時間帯別に集計した印字行数と取引数の情報を示している。
従って、異なる日であって同一時間帯の情報は、その時間帯の行の情報として記憶される。
図5は、1日についての単位時間ごとの集計データを、さらに曜日別に集計した平均印字行数テーブル74−2を示している。
ここでは、図4と異なり、曜日Ag117を集計項目に加え、曜日別かつ時間帯別に、印字行数と取引数とを集計している。
従って、同一時間帯であっても曜日が異なる情報は、別の行の情報として記憶される。
ただし、同じ曜日かつ同じ時間帯の情報は、同一行の情報として記憶される。
図5は、特に曜日ごとに取引数が大きく異なる場合に利用することが好ましい。例えば、週末の土曜日のある時間帯Thにおける取引数が、他の曜日(例えば月曜日)の同じ時間帯Thにおける取引数よりもかなり多い場合、図5のテーブルを利用することが好ましい。
すなわち、同一時間帯であっても印字行数が曜日によって大きく異なる場合、曜日別に平均値(印字行数、取引数)を計算し、曜日ごとに印字可能時間を予想することにより、担当者に知らせる残時間などの予測精度を高めることができる。
図4及び図5において、時間帯Aa111は、単位時間の開始時刻を示しており、1つの行の情報は、その開始時刻から1時間の間に取引された情報の集計データである。
累積印字行数Ab112は、所定の時間帯において、用紙に印字された情報の行数の合計数を示している。
例えば、図4の時間帯番号(アドレス)が「002」の2時台の時間帯においては、印字ログテーブル73に蓄積された過去の履歴データの印字行数La104を合計した数値(累積印字行数Ab)が、180(行)であることを示している。
累積取引数Ac113は、所定の時間帯において行われた取引の数の合計数を示している。例えば、図4の時間帯番号(アドレス)が「001」の1時台の時間帯においては、印字ログテーブル73に蓄積された過去の履歴データの取引数Ca105を合計した数値(累積取引数Ac)が、30件であることを示している。
カウンタAd114は、印字ログテーブル73に蓄積された過去の履歴データの中から、印字行数と取引数の平均値(Ae,Af)を算出するのに用いた履歴データの個数(累積日数)を意味する。
例えば、時間帯番号「000」の0時台のカウンタAdが「10」となっているのは、印字ログテーブル73の中に、0時台の時間帯の履歴データが10個あったことを示している。すなわち、0時台には10日分の履歴データが存在し、その10日分の印字行数La104の各数値を累積したことを示している。
従って、現在時刻の属する時間帯が1つ進行し、印字ログテーブル73にその新しい時間帯Thの情報が記憶されるごとに、その時間帯Thに属するカウンタの値に、1が加算される。
平均印字行数Ae115は、所定の時間帯における印字行数の平均値を意味し、累積印字行数Ab112を、カウンタAd114で割った値である(Ae=Ab/Ad)。
例えば、時間帯番号(アドレス)が「000」の0時台の1時間の間においては、累積印字行数Abが540であり、累積した日数を示すカウンタAdが10であるので、その1時間の間に用紙に印刷された行数の平均値(平均印字行数Ae)は、Ae=Ab/Ad=540/10=54となる。
この平均印字行数Aeは、上記した履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量に相当し、図4の場合、異なる日の同一時間帯において印刷されたn個(n≧1の整数)の取引情報の印字行数を平均化したものである。
また、履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量を、さらに異なる曜日別に分類した場合、図5に示すように、平均印字行数Aeは、同一曜日および同一時間帯ごとに、蓄積されたn個(n≧1の整数)の取引情報の印字行数を平均化したものである。
この場合、上記した予想総使用量は、現在時刻までの用紙の総使用量に、現在時刻以降の各時間帯ごとの平均印字行数を加算したものに相当する。
平均取引数Af116は、所定の時間帯における取引数の平均値を意味し、累積取引数Ac113を、カウンタAd114で割った値である(Af=Ac/Ad)。
例えば、時間帯番号(アドレス)が「001」の1時台の1時間の間においては、累積取引数Acが30であり、累積した日数を示すカウンタAdが10であるので、その1時間の間に用紙に印刷された取引数の平均値(平均取引行数Af)は、Af=Ac/Ad=30/10=3となる。
また、例えば、現在時刻が3時15分で、その時刻に印字行数が5行の取引が1件あったとすると、現在時刻(3時15分)が属している時間帯番号「003」の時間帯において、対応する累積印字行数Abに、上記取引での印字行数の5(行)を加算し、累積取引数Acに、1を加算する。
さらに、上記のように新たに更新された累積印字行数Ab及び累積取引数Acと、カウンタAdとを用いて、平均印字行数Aeと平均取引数Afとを算出する。
このように、新たな取引があるごとに、その取引があった時刻が属する時間帯の情報(Ab,Ac,Ae,Af)を更新する。
このテーブル74により算出された平均情報(Ae,Af)は、後述するように、将来残りの用紙に対して取引情報を印字する場合に、どの程度の時間(残時間)が経過し、どの程度の取引数(残取引数)の取引による印字が行われれば、用紙を交換しなければならないかを示す使用予想情報を生成するのに用いられる。
図2において、その他の情報(121〜138)は、残時間算出などの処理に利用され、RAM62に記憶される。
現在時刻Tn121は、時計部4によって生成される時間に関する情報である。
現時間帯開始時刻Ttopは、現在時刻Tnが属する時間帯の最初の時刻を意味し、現在時刻Tnから求められる。例えば、現在時刻Tnが8時15分であったとすると、現時間帯開始時刻Ttopは、8時00分である。
次時間帯開始時刻Tnextは、現在時間Tnが属する時間帯の次の時間帯の最初の時刻を意味し、現在時刻Tnから求められる。例えば、現在時刻Tnが8時15分であったとすると、次時間帯開始時刻Tnextは、9時00分である。
残取引数Drは、残りの用紙で印刷可能と予想される取引数を意味し、この残取引数Drを表示させることにより、おおよその用紙の交換時期の目安となる取引の数を担当者に知らせる。
残時間Trは、残りの用紙が全て使用されてしまうまでの予想時間を意味し、この残時間Trを表示させることにより、おおよその用紙の交換時期を、担当者に知らせる。
給紙期限時間Tlimitは、用紙がなくなると予想される時間帯の開始時刻を意味し、この時間帯Tlimitを表示させることにより、いつ頃までに用紙を交換しなければならないかを示す時期の目安を、担当者に知らせる。
このように、残取引数Dr,残時間Tr,給紙期限時間Tlimitを、担当者に知らせることにより、担当者は、用紙交換のタイミングを余裕を持って認識することができ、適切な時期に用紙を交換することができる。
前時間帯番号(アドレス)Bl131は、現在時刻Tnが属する時間帯を示す番号(アドレス)の1つ前の時間帯番号(アドレス)を意味し、図4などに示す時間帯番号に相当する。
現時間帯番号(アドレス)Bn132は、現在時刻Tnが属する時間帯を示す番号(アドレス)を意味する。
次時間帯番号(アドレス)Bp133は、現在時刻Tnが属する時間帯を示す番号(アドレス)の1つ後の時間帯番号(アドレス)を意味する。
現在の平均印字行数Ln134は、現在時刻Tnが属する現時間帯の平均印字行数を意味し、図4及び図5に示す平均印字行数テーブルに記憶されている平均印字行数Ae115に相当する。
現在の平均取引数Dn135は、現在時刻Tnが属する現時間帯の平均取引数を意味し、図4及び図5に示す平均印字行数テーブルに記憶されている平均取引数Af116に相当する。
予想印字行数Lp136は、現在時刻Tnにおいて予想される残りの用紙への印刷可能な印字行数であり、次式により求められる。
Lp=Ln×(Tn−Ttop)/(Tnext−Ttop)
予想取引数Dp137は、現在時刻Tnにおいて予想される残りの用紙への印刷可能な取引数であり、次式により求められる。
Dp=Dn×(Tn−Ttop)/(Tnext−Ttop)
予想残時間Tp138は、現在時刻Tnにおいて予想される用紙を交換することが必要となるまでの時間を意味し、次式により求められる。
Tp=(Tn−Ttop)/(Tnext−Ttop)
図6に、図4に示した平均印字行数テーブルの一部分の情報の一実施例の説明図を示す。
ここでは、1日の時間帯ごとの平均印字行数Aeと、平均取引数Afとを示している。
以下に、この実施例をもとに、担当者に用紙の交換時期を知らせるために行う印字可能時間の予想処理についての具体例を説明する。
ここで、現在時刻Tnを、8時30分とする。
また、用紙の最大印字可能行数Lmaxは5000行で、現在、その用紙に印字した総印字行数Lallは、4800行であったとする。
この状態においては、残りの用紙に対して、残り200行(=5000−4800)の印字が可能である。この場合、以下に説明するように、現在時刻(8:30)以降の時間帯ごとに予想情報を生成し、印字可能と考えられる時間を予想した場合、10:00まで残りの用紙への印字が可能であって、あと17取引程度は印字が可能であると予想される。
まず、図6によれば、現在時刻Tn(8:30)が属する時間帯は、時間帯番号008の時間帯であり、この時間帯の平均印字行数Aeは186であり、平均取引数Afは21である。
現時間帯番号008は、8時から9時までの1時間であるが、現在時刻Tnは8時30分なので、この時間帯の開始時刻である8時から、既に1/2の時間が経過している。
従って、8時30分から9時までの間の現時間帯に対しては、その時間帯008の平均印字行数Ae(=186)および平均取引数Af(=21)の約1/2の印刷処理が、実行される可能性があると予想できる。
すなわち、現時間帯008の残り30分間については、予想印字行数Lpは、Lp=186/2=93(行)となり、予想取引数Dpは、Dp=21/2≒10(取引)と算出される。
この予想によれば、9時の時点において、予想総使用量は、4800+93=4893行となる。すなわち、9時の時点においては、4893行の印字が行われていると予想されるが、このときの総印字行数Lall(4893)はまだLmax(=5000)よりも小さいと予想されているので、少なくとも9時までは、まだ印字が可能であると判断される。
また、この予想によれば、9時の時点において、残りの用紙に対して、まだ107行(=5000−4893)の印字が可能である。
次に、現時間帯008の次の時間帯009において、印字が可能か否かのチェックを行う。
図6によれば、9時から10時までの次時間帯009における平均印字行数Aeは67行であり、平均取引数Afは7取引である。
従って、この時間帯009が終了する10時の時点において、さらに、67行印字され、7取引が実施される可能性があると考えられるので、この時間帯009の1時間当たりの予想印字行数Lpは67行であり、予想取引数Dpは7取引となる。
この予想によれば、10時の時点においては、4893+67=4960行の印字が行われていると予想されるが、このときの総印字行数Lall(=4960)は、まだLmax(=5000)には達していないので、少なくとも10時までは、まだ印字が可能であると判断される。
また、この予想によれば、10時の時点において、まだ40行(=5000−4960)の印字が可能である。
すなわち、現在時刻Tnである8時30分の時点での予想をすると、残りの用紙に対して、少なくとも1時間30分後の10時までは印字可能であって、あと17取引をしたとしても用紙が残っていると予想される。
さらに、その次の時間帯010について、印字が可能か否かをチェックする。
図6によれば、次時間帯010における平均印字行数Aeは80行であり、平均取引数Afは8取引である。
従って、10時から11時までの1時間の間に、さらに80行の印字が行われる可能性があると考えられるので、この時間帯010における予想印字行数Lpは80行となる。
この場合、11時の時点において、予想総使用量に相当する総印字行数Lallは、4960+80=5040行となる。
従って、10時から11時までの間に、総印字行数Lall(=5040)が、最大印字可能行数Lmax(5000行)を超えてしまうので、この時間帯010の途中で用紙がなくなり印字ができなくなる可能性があり、この時間帯010においては印字不可と判断される。
すなわち、10時から11時までの途中において印字ができなくなる可能性があるので、少なくとも10時までに用紙を交換した方が望ましいと予想される。
そこで、以上の予想処理の結果に基づいて、現在時刻Tnである8時30分の時点において、例えば、「残りの用紙が少なくなりました。今から1時間30分が経過するまでに、あと17回の取引をすることは可能だと予想されるが、10時までには、用紙を交換して下さい。」というような警告表示をする。
このような警告表示を見た担当者は、実際に用紙がなくなると予想される時刻よりも前に、余裕を持って、用紙の交換時期を認識することができる。
上記の場合は、用紙を交換すべき時刻(10時)の1時間30分前の8時30分に、用紙交換の時期を知らせる表示がされるので、担当者は、その後1時間30分の間に、補充する用紙の準備をすることが可能となる。
あるいは、手元に補充用紙がなかった場合でも、余裕を持って、新たな用紙の手配や購入が可能となる。
なお、図6では、曜日を考慮しない図4の平均印字行数テーブル74−1を用いて説明したが、図5に示した曜日別の平均印字行数テーブル74−2についても同様の予想が可能である。この曜日別の平均印字行数テーブルを用いた場合には、曜日ごとの取引数の違いが考慮されるので、より精度が高く過去の状況に対応した予測ができ、より適切な用紙交換時期を担当者に知らせることができる。
図6を用いて説明した印字可能時間の予想と表示処理は、以下に説明するフローチャートに基づいて、制御部1が動作することにより、実現される。
<印字可能時間の予想及び表示処理>
図7から図11に、この発明の印字可能時間の予想及び表示処理の一実施例についてのフローチャートを示す。
まず、図7は、印字可能時間の予想及び表示処理の全体を示すフローチャートである。
図7のステップS1において、印刷制御部12が、給紙が行われたか否かをチェックする。例えば、印刷制御部12が、センサ部52から送られてくる用紙検出信号をチェックし、新しい用紙に交換されたか否かを判断する。新しい用紙に交換されたと判断した場合は、ステップS2へ進み、そうでない場合は、ステップS3へ進む。
ステップS2において、新しい用紙に印刷可能な最大行数である最大印字可能行数Lmaxと、総印字行数Lallとに、初期値を設定する。例えば、Lmax=5000,Lall=0を設定する。
ステップS3において、制御部1は、時計部4から現在時刻Tnを取得し、記憶部6に記憶する。
ここで、現在時刻Tnから、現在の時間帯Th,現在の日付Td,現在の曜日Twを算出し、印字ログテーブル73に記憶する。
また、現在の時間帯Thに基づいて、現時間帯開始時刻Ttop,次時間帯開始時刻Tnext,前時間帯番号Bl,現時間帯番号Bn,次時間帯番号Bpを設定して、それぞれ記憶部6に記憶してもよい。
たとえば、図6の場合、取得した現在時刻Tnが2011年9月8日8時30分であったとすると、Th=8:00,Td=2011/09/08,Tw=水曜日,Ttop=8:00,Tnext=9:00,Bl=007,Bn=008,Bp=009に設定される。
情報印刷装置であるPOS端末において、店舗の担当者が、顧客が購入した商品の情報を入力部2のバーコードリーダ等を用いて入力したとすると、その顧客が購入した全ての商品に関する取引情報が生成され、プリンタ部5によって、用紙にその取引情報が印刷される。
ステップS4において、取引情報取得部11が、取引情報の印刷が行われたか否かをチェックする。取引情報の印刷が行われた場合は、ステップS5へ進み、そうでない場合は、ステップS8へ進む。取引情報の印刷が行われた場合は、少なくとも1つの取引が行われたことを意味し、取引情報取得部11は、取引数を取得する。
ステップS5において、行数計算部13が、印刷した取引情報の印字行数kを取得する。例えば、印刷制御部12が、プリンタ部5への印刷要求を行った場合、その印刷要求によって示される印刷内容をチェックすることにより、行数計算部13が用紙に印字された取引情報の行数を計算する。
ステップS6において、取引情報取得部11が、行数計算部13によって計算された取引情報の印字行数kを、印字ログテーブル73の中で、現在時刻Tnが属する現在の時間帯Thの印字行数Laに、追加する。その時間帯Thに初めて追加する場合は、取得した印字行数kをそのまま印字行数Laとして記憶し、既に印字行数Laが記憶されている場合は、取得した印字行数kを加算する。
ステップS7において、取得した取引情報の取引数を印字ログテーブル73の中で、現在時刻Tnが属する現在の時間帯Thの取引数Caに、追加する。
ここで、一般的には、一人の顧客に対して入力された取引情報は、1つの取引としてカウントされるので、取引数Caに、1を加算する。
ステップS5からS7の処理によって、印字ログテーブル73のある時間帯Thにおける印字行数Laと取引数Caとが更新される。
ステップS8において、平均情報更新部14が、平均印字行数テーブル74に示す情報(Ab〜Af)を更新する処理を行う。
ここでは、取得された取引情報を用いて、図4及び図5に示すような平均印字行数テーブル74の累積印字行数Abから平均取引数Afまでの情報が更新される。
このステップS8の更新処理の詳細な内容は、後述する図8及び図9のフローチャートに示す。
ステップS9において、残時間算出部15が、残時間Trを含む印字可能時間を算出する。
ここでは、残りの用紙に対して印刷することのできる印字行数と、平均印字行数テーブルに示す過去の履歴データの平均値(Ae,Af)とを用いて、残りの用紙に対して今後予想される印字行数Lpと取引数Dpと残時間Tpを、時間帯ごとに計算し、さらに、これらの計算値(Dp,Lp,Tp)に基づいて、用紙を交換する時期を予測した情報を算出する。
ここで、印字可能時間とは、現在時刻Tnから用紙を交換するまでの時間(残時間Tr)と、用紙を交換するまでに取引可能な取引数(残取引数Dr)と、用紙を交換することが望ましい時間帯の開始時刻(給紙期限時間Tlimit)とが含まれる。
このステップS9の算出処理の詳細な内容は、後述する図10のフローチャートに示す。
ステップS10において、残時間表示部16が、算出された印字可能時間を、表示部3に表示させる。
すなわち、担当者に対して、用紙を交換すべき予想時刻等を含む警告文を表示させる。
その後、ステップS1へ戻り、上記処理を繰り返し行う。
なお、印字可能時間の表示は、常に行うのではなく、担当者への注意喚起を明確にするために、算出された残時間Trが、所定の設定時間(例えば、1時間)よりも小さくなった場合に、警告表示を行うようにしてもよい。
また、残時間Trがかなり長い場合は、時間単位の警告表示とし、残時間Trが1時間以内となった場合に、分単位の警告表示をするようにしてもよい。
<平均印字行数等の更新処理>
図8に、ステップS8に示した平均印字行数テーブル74の更新処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、図4の平均印字行数テーブル74−1を使用する。
図8のステップS21において、現時間帯番号(アドレス)Bnを、取得した現在時間Tnが含まれる時間帯の番号(アドレス)に設定する。
ステップS22において、設定した現時間帯番号Bnと、記憶部6に記憶されている前時間帯番号Blとが一致するか否かをチェックする。
一致する場合は、ステップS24へ進み、一致しない場合は、ステップS23へ進む。
ステップS23において、平均印字行数テーブル74の中の現時間帯番号Bnに対応するカウンタAdに、1を加算する(Ad=Ad+1)。
これにより、新たに入力される取引情報の印字行数や取引数を累積する回数(累積日数)を、1だけ増加させる。
ステップS24において、ステップS4と同様に、取引情報取得部11が、新たな取引情報の印刷が行われたか否かをチェックする。
取引情報の印刷が行われた場合は、ステップS25へ進み、そうでない場合は、ステップS28へ進む。
ステップS25において、平均印字行数テーブル74の中の現時間帯番号Bnに対応する累積取引数Acに、1を加算する(Ac=Ac+1)。
ステップS26において、現時間帯番号Bnに対応する累積印字行数Abに、ステップS5で取得された印刷した取引情報の行数kを、加算する(Ab=Ab+k)。
ステップS27において、総印字行数Lallに、上記印刷した取引情報の行数kを、加算する(Lall=Lall+k)。
ステップS25からS27までの処理により、新たな1つの取引による用紙への印刷が行われた場合に、その取引が行われた時間帯の取引数及び印字行数と、現在使用中の用紙に印字された最初から今までの行数(総印字行数)とが更新される。
ステップS28において、平均印字行数テーブル74の中の現時間帯番号Bnに対応する平均取引数Afを計算する。
平均取引数Afは、累積取引数Acを、カウンタ値Adで割った値である(Af=Ac/Ad)。
ステップS29において、平均印字行数テーブル74の中の現時間帯番号Bnに対応する平均印字行数Aeを計算する。
平均印字行数Aeは、累積印字行数Abを、カウンタ値Adで割った値である(Ae=Ab/Ad)。
以上により、現在の時間帯における平均取引数Afと平均印字行数Aeとが更新される。
ステップS30において、記憶部の前時間帯番号Blに、現時間帯番号Bnを設定し(Bl=Bn)、処理を終了する。
図8に示した以上の処理により、図4に示した平均印字行数テーブル74−1の情報が更新される。
図9に、図8と同様の平均印字行数テーブルの更新処理の一実施例のフローチャートを示す。ただし、ここでは、図5に示した曜日別かつ時間帯別に集計された平均印字行数テーブル74−2の更新を行う場合を示している。
図9では、ステップS31において、図8のステップ21と異なり、平均印字行数テーブル74−2の中で、曜日ごとに区別されている時間帯番号が設定される。
すなわち、ステップS31において、現時間帯番号(アドレス)Bnを、現在時刻Tnが含まれ、かつ現在時刻の曜日と同一曜日の時間帯の番号(アドレス)に設定する。
例えば、現在時刻Tnが2時10分で、月曜日であったとすると、図5の平均印字行数テーブル74−2の時間帯番号の「202」が、現時間帯番号Bnに設定される。
図9においても、ステップS31の次のステップS22からステップS30までの処理は、図8の処理と同様であるので説明を省略する。
図9では、更新対象となる時間帯の情報が、曜日別かつ時間帯別に選択される点が図8と異なるだけであり、各情報についてのそれぞれの更新処理は、図8と同じである。
従って、図9に示した処理によって、新たに入力された取引情報に基づいて、図5に示した平均印字行数テーブル74−2の情報が更新される。
<印字可能時間の算出処理>
図10に、図7のステップS9に示した印字可能時間の算出処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS41において、現在時刻Tnから、記憶部6に記憶される次の各変数値を設定する。
現時間帯開始時刻Ttop=現在の時間帯Thの開始時刻
次時間帯番号Bp=現時間帯番号Bnの次の時間帯番号
次時間帯開始時刻Tnext=次時間帯番号Bpの開始時刻
現在の平均印字行数Ln=現在の時間帯Thの平均印字行数Ae
現在の平均取引数Dn=現在の時間帯Thの平均取引数Af
ステップS42において、予想印字行数Lpを、次式により計算する。
Lp=Ln×(Tn−Ttop)/(Tnext−Ttop)
これにより、現在時刻Tnから、現在の時間帯Thの終了時刻(=次時間帯開始時刻Tnext)までの間において、印刷が予想される印字行数が求められる。
ステップS43において、予想取引数Dpを、次式により計算する。
Dp=Dn×(Tn−Ttop)/(Tnext−Ttop)
これにより、現在時刻Tnから、現在の時間帯Thの終了時刻(Tnext)までの間において、予想される取引の数が求められる。
ステップS44において、予想残時間Tpを、次式により計算する。
Tp=(Tn−Ttop)/(Tnext−Ttop)
この予想残時間Tpは、現在時刻Tnから、その現在時刻Tnが属する現在の時間帯Thにおける終了時刻(次時間帯の開始時刻Tnext)までの時間を意味する。
ステップS42からS44までの処理により、3つの予想情報が生成される。
ステップS45において、Lmax<Lall+Lpとなっているか否かをチェックする。すなわち、現在の総印字行数Lallに、ステップS42において計算された予想印字行数Lpを加算した値(Lall+Lp)が、最大印字可能行数Lmaxよりも大きくなっているか否かをチェックする。
(Lall+Lp)の値がLmaxよりも大きい場合は、ステップS46へ進み、そうでない場合は、ステップS47へ進む。
Lall+LpがLmaxよりも大きくなっている場合は、現在の時間帯Thの終了時刻(Tnext)の時点において、予想される総印字行数(Lall+Lp)が、用紙に印字することのできる最大行数Lmaxを越えてしまうことを意味する。
この場合は、もし用紙を交換しなければ、その時間帯Thの途中で、印字ができなくなる可能性があることを意味するので、すぐにでも用紙を交換することが望ましい。
そこで、ステップS46において、給紙期限時間Tlimitに、直ちに用紙の交換をすることを意味する情報(例えばNULL)を設定する。
また、残取引数Drに、現在の時間帯における平均取引数Dnを設定し、残時間Trにゼロを設定する。但し、TlimitにNULLを設定した場合は、DrとTrに、上記の値を設定しなくてもよい。
ステップS46の後、処理を終了する。
一方、Lmax<Lall+Lpでない場合は、現在の時間帯Thの終了時刻(Tnext)の時点において、予想される総印字行数(Lall+Lp)は、用紙に印字することのできる最大行数Lmaxをまだ越えないことを意味する。
そこで、この場合は、ステップS47において、次の3つの変数(Tlimit,Dr,Tr)を、以下のように設定する。
給紙期限時間Tlimit=次時間帯開始時刻Tnext
残取引数Dr=予想取引数Dp
残時間Tr=予想残時間Tp
これにより、現在時刻Tnよりも後に、取引可能と考えられる取引数Drと、印字可能と考えら得る時間Trとが設定される。
また、Tlimitには、次時間帯開始時刻Tnextを設定しているが、まだこの状態では、残りの用紙に印字する余裕があるので、設定しなくてもよい
ステップS48において、次の時間帯において予想される印字行数を考慮して、印字可能か否かをチェックするために、次の順序で、変数値を設定する。
次時間帯番号(アドレス)Bp=Bp+1
現時間帯開始時刻Ttop=ステップS41で設定したTnext
次時間帯開始時刻Tnext=次時間帯番号Bpの開始時刻
予想印字行数Lp=Lp+次時間帯番号Bpの平均印字行数Ae
予想取引数Dp=Dp+次時間帯番号Bpの平均取引数Af
予想残時間Tp=Tp+(Tnext−Ttop)
これにより、現在時刻Tnから、さらに次の時間帯Bpの終了時刻までに予想される印字行数Lpと取引数Dpとが、過去の履歴データ(Ae,Af)から求められる。
ステップS49において、ステップS45と同様に、Lmax<Lall+Lpとなっているか否かをチェックする。この不等式が成立する場合は、ステップS51へ進み、成立しない場合は、ステップS50へ進む。
不等式が成立しない場合は、次時間帯の開始時刻Tnextまでに予想される総印字行数(Lall+Lp)は、まだ最大印字可能行数Lmaxを超えないので、現在予想を行っている現時間帯における印字は可能である。
そこで、ステップS50において、3つの変数(Tlimit,Dr,Tr)を次のように設定し、ステップS48へ戻る。
給紙期限時間Tlimit=Tnext
残取引数Dr=Dp
残時間Tr=Tp
ただし、この状態では、まだ次の時間帯において印字できる余裕があるので、必ずしもこれらの値に設定する必要はない。
ステップS48へ戻ることにより、さらに次の時間帯における印字可能性をチェックする。
一方、ステップS49の不等式が成立した場合は、現時間帯開始時刻Ttopから次時間帯開始時刻Tnextまでの間において、予想される総印字行数(Lall+Lp)が、最大印字可能行数Lmaxを超えてしまうことを意味する。
すなわち、用紙を交換しないと、Ttopが属する現時間帯Bnの途中で、その用紙に印字ができなくなってしまう可能性があるので、現時間帯開始時刻Ttopよりも前に、用紙の交換をすべきであることを示す警告文を表示することが望ましい。
そこで、ステップS51において、次のように、3つの変数(Tlimit,Dr,Tr)を設定する。
給紙期限時間Tlimit=Ttop
残取引数Dr=Dp
残時間Tr=Tp
これにより、給紙期限時間帯Tlimitとして、用紙への印字ができなくなる前の時間帯の開始時間Ttopが設定される。
また、現在時刻Tnからの経過時間で、用紙の交換をした方がよいと考えられる時間Tpが、残時間Trに設定され、その残時間Trの間に、残りの用紙に印刷可能と予想される取引の数Dpが、残取引数Drに設定される。
ステップS51の後、この算出処理を終了する。
これにより、平均印字行数テーブルに保存されている過去の履歴データを用いて、現在時刻Tnの時点において、用紙交換すべき時期が算出される。
<印字可能時間の表示処理>
図11に、図7のステップS10に示した印字可能時間の表示処理の一実施例のフローチャートを示す。ここでは、図7のステップS9において算出された印字可能時間に基づいて、用紙交換時期などを示す警告表示を行う。
ステップS61において、残時間表示部16が、記憶部に記憶されている給紙期限時間Tlimitが「NULL」であるか否かをチェックする。
TlimitがNULLであった場合、ステップS62へ進み、そうでない場合、ステップS63へ進む。
ステップS62において、TlimitがNULLである場合は、残りの用紙がかなり少なくなっていると考えられるので、直ちに用紙を交換する旨の警告表示01を行う。
例えば、表示部3に、担当者が容易に認識できるような文字の大きさや色で、「用紙が少なくなっています。直ちに用紙を交換して下さい。」という警告文を表示する。
一方、TlimitがNULLでない場合は、ステップS63において、記憶部6に記憶された残時間Trが24時間よりも大きいか否かをチェックする。
残時間Trが24時間よりも大きい場合は、ステップS65へ進み、そうでない場合は、ステップS64へ進む。
ステップS64において、用紙の交換時期等を示す警告表示02を行い、処理を終了する。
例えば、残時間Trを用いて、「あとTr時間で、用紙の交換が必要です。」という表示を行う。また、残取引数Drを用いて、「あとDr取引が可能です。」という表示を行う。
さらに、給紙期限時間Tlimitを用いて、「Tlimitまでに、用紙を交換して下さい。」という表示を行う。
このような表示により、担当者は、用紙に印刷できなくなると予想される時間帯の前に、用紙の交換時期を認識することができ、余裕を持って、交換用紙の準備や手配をすることができる。
一方、残時間Trが24時間より大きい場合は、担当者に交換時期を日数で知らせれば十分であり、分かりやすいと考えられる。そこで、ステップS65において、残時間Trから残日数DAYyを、次式により計算する。
DAYy=Tr/24
ここで、Trが24で割り切れない場合は、小数点以下の数値を切り捨てて、整数値を残日数DAYyに設定してもよい。
ステップS66において、この残日数DAYyを用いて警告表示03を行って、処理を終了する。ここでは、例えば、「残日数DAYy以内に、用紙を交換する必要があります。」というような表示を行えばよい。
また、用紙を交換するまでに十分な日数がある場合は、担当者にとっては、かえって不要な警告表示と考えられる可能性もあるので、上記のような警告表示をしなくてもよい。
用紙の交換時期がさらに近づいて、残日数DAYyが、所定の日数(例えば、3日前)よりも小さくなった場合に、上記警告表示をするようにしてもよい。
さらに、地理的に交換用紙の手配に時間がかかる場所や、納品に時間がかかるような用紙を利用している場合は、それぞれの事情を考慮して、上記の所定の日数を適切な数値に設定変更できるようにすることが好ましい。
あるいは、露店商など、用紙の交換が困難な場所で取引をする場合は、常時、警告表示をするように設定してもよい。
1 制御部
2 入力部
3 表示部
4 時計部
5 プリンタ部
6 記憶部
11 取引情報取得部
12 印刷制御部
13 行数計算部
14 平均情報更新部
15 残時間算出部
16 残時間表示部
51 印字部
52 センサ部
61 不揮発性メモリ
62 RAM
63 ROM
71 最大印字可能行数
72 総印字行数
73 印字ログテーブル
74 平均印字行数テーブル

Claims (8)

  1. 表示部と、取引情報を用紙に印刷させる印刷制御部と、
    前記用紙に印刷された取引情報の用紙使用量を取得する取引情報取得部と、
    時刻情報を生成する時計部と、
    前記時計部により生成され前記取引情報を印刷した時刻が属する時間帯ごとに、前記取得した取引情報の用紙使用量を蓄積した履歴情報を記憶する記憶部と、
    前記時計部によって生成された現在時刻において、現在時刻までに前記記憶部に蓄積された履歴情報の用紙使用量を用いて、残りの用紙に対して印刷可能と予想される残時間を含む使用予想情報を算出する残時間算出部と、
    前記算出された使用予想情報を、前記表示部に表示する残時間表示部とを備えたことを特徴とする情報印刷装置。
  2. 前記記憶部が、前記時計部によって生成された現在時刻までの用紙の総使用量と、前記用紙の最大使用可能量とを記憶し、
    前記残時間算出部が、前記現在時刻までの用紙の総使用量と、前記履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量とを用いて、現在時刻以降の時間帯ごとの予想総使用量を算出し、
    現在時刻から、前記算出された予想総使用量が前記最大使用可能量を超えない時間帯であって、残りの用紙に印刷可能な時間帯までの時間を、前記残時間に設定することを特徴とする請求項1に記載の情報印刷装置。
  3. 前記残時間を設定するための前記残りの用紙に印刷可能な時間帯は、
    前記算出された予想総使用量が、前記最大使用可能量を超えた時間帯の直前の時間帯であり、
    前記残時間は、現在時刻から前記直前の時間帯の終了時刻までの時間であることを特徴とする請求項2に記載の情報印刷装置。
  4. 前記履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量は、異なる日の同一時間帯において印刷されたn個(n≧1の整数)の取引情報の印字行数を平均化した平均印字行数であって、
    前記予想総使用量は、前記現在時刻までの用紙の総使用量に、前記現在時刻以降の各時間帯ごとの前記平均印字行数を加算したものであることを特徴とする請求項2または3に記載の情報印刷装置。
  5. 前記履歴情報に蓄積された時間帯ごとの過去の用紙使用量は、さらに異なる曜日別に分類され、
    前記平均印字行数は、同一曜日及び同一時間帯ごとに、蓄積されたn個(n≧1の整数)の取引情報の印字行数を平均化したものであることを特徴とする請求項4に記載の情報印刷装置。
  6. 前記表示部に表示される使用予想情報には、前記残時間と、前記算出された予想総使用量が前記最大使用可能量を超えてしまう時間帯の開始時刻を示す給紙期限時間と、
    前記現在時刻から前記給紙期限時間までに印刷可能な取引情報の取引数を示す残取引数との何れか1つ以上を含むことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の情報印刷装置。
  7. 前記取引情報の用紙使用量は、用紙に印刷される取引情報の印字行数であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報印刷装置。
  8. 前記用紙の総使用量は、用紙に印刷された取引情報の印字行数であり、
    前記最大使用可能量は、用紙に取引情報を印刷することができる最大の印字行数であり、
    前記予想総使用量は、前記時間帯の終了時刻までに用紙に印刷されると予想される取引情報の印字行数であることを特徴とする請求項2に記載の情報印刷装置。
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