JP5370459B2 - 防湿シート及び化粧板 - Google Patents
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図1は本発明にかかる防湿シートの第1参考形態を図解的に示す層構成図、図2は本発明にかかる防湿シートの第2実施形態を図解的に示す層構成図、図3は本発明にかかる防湿シートの第3実施形態を図解的に示す層構成図、図4は本発明にかかる防湿シートの第4実施形態を図解的に示す層構成図、図5は本発明にかかる防湿シートの第5実施形態を図解的に示す層構成図、図6は本発明の防湿シートを用いた化粧板の一実施例を図解的に示す層構成図、図7は本発明の防湿シートを用いた化粧板の他の実施例を図解的に示す層構成図であり、図中の1(a)〜1(e)は防湿シート、2(a),2(b)は化粧板、10は合成樹脂製基材層、11は蒸着層、12,19は接着剤層、13は第1合成樹脂層、14は第2合成樹脂層、15,16は接着用プライマー層、17は絵柄印刷層、18は表面保護層、20は化粧板用基材、30は化粧シートをそれぞれ示す。
より好ましくは、蒸着層が透明である無機酸化物蒸着層である。また、前記蒸着層11のガスバリアー性を一層向上させる目的で、前記蒸着層11上にポリビニルアルコールあるいはポリビニルアルコールに酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムに代表される無機酸化物を添加した組成物をロールコート法、グラビアコート法等の周知の塗布方法でポリビニルアルコール層あるいは前記組成物層を塗布形成してもよいものである。
一方の面にシリカ蒸着層を設けた12μm厚さの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、12μm厚さの蒸着PETフィルムと呼称する)の蒸層層面に2液硬化型ウレタン系接着剤を固形分として3g/m2 塗布・乾燥し、該塗布面にTダイ押出機でポリエチレン(以下、PEと呼称する)を15μm厚さとなるように加熱溶融押し出しして積層体(PET12μm/蒸着層/PE15μm)を作製した。前記積層体の両表出面をコロナ放電処理を施した後に、主剤としてのウレタン樹脂/硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷法にてそれぞれ固形分としての塗布量が5g/m2 の接着用プライマー層を両面に形成した防湿シートを作製した。前記防湿シートを3mm厚さのMDFに酢酸ビニル系接着剤をウエット状態で8g/尺2 塗布・乾燥した後に、該塗布面に前記防湿シートのPETフィルム面側が位置するようにロールラミネート機で貼着した化粧板を作製した。
12μm厚さの蒸着PETフィルムの蒸層層面に2液硬化型ウレタン系接着剤を固形分として3g/m2 塗布・乾燥し、該塗布面にTダイ押出機でPEを15μm厚さとなるように加熱溶融押し出しして積層体(PET12μm/蒸着層/PE15μm)を作製した。前記積層体の両表出面をコロナ放電処理を施した後に、主剤としてのウレタン樹脂/硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷法にてそれぞれ固形分としての塗布量が5g/m2 の接着用プライマー層を両面に形成した後、PE面に形成した前記接着用プライマー層面に、主剤としての硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加したビヒクルからなる2液硬化型印刷インキを用いて、グラビア印刷法でベタ柄印刷層を形成し、次いで硝化綿系樹脂をビヒクルとする印刷インキを用いて絵柄印刷層を形成し、次いで、主剤としてのアクリルポリオール系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷法で前記ベタ印刷層および絵柄印刷層を形成した面全面に固形分として16g/m2 となるように印刷して表面保護層を形成した防湿シートを作製した。前記防湿シートを3mm厚さのMDFに酢酸ビニル系接着剤をウエット状態で8g/尺2 塗布・乾燥した後に、該塗布面に前記防湿シートのPETフィルム面側が位置するようにロールラミネート機で貼着した化粧板を作製した。
12μm厚さの蒸着PETフィルムの蒸着面にポリビニルアルコール溶液を乾燥後に0.2g/m2 となるようにグラビア印刷法で塗布した後に、PET面にコロナ放電処理を施し、該コロナ放電処理面とポリビニルアルコール塗布面のそれぞれの面に主剤としてウレタン樹脂/硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷法にて固形分としての塗布量が2g/m2 の接着用プライマー層を形した防湿シートを作製した。前記防湿シートを3mm厚さのMDFに酢酸ビニル系接着剤をウエット状態で8g/尺m2 塗布・乾燥した後に、該塗布面に前記防湿シートの蒸着面側が位置するようにロールラミネート機で貼着した化粧板を作製した。
一方の面にコロナ放電処理を施した23g/m2 の紙間強化紙をコロナ放電処理面が対向するように配置してTダイ押出機でPEを40μm厚さとなるように加熱溶融押し出しし、いわゆるサンドイッチラミネーション法で積層した防湿シート(紙間強化紙23g/m2 /PE40μm/紙間強化紙23g/m2 )を作製した。該防湿シートを3mm厚さのMDFに酢酸ビニル系接着剤をウエット状態で8g/尺2 塗布・乾燥した後に、該塗布面にロールラミネート機で貼着した化粧板を作製した。
一方の面にコロナ放電処理を施した23g/m2 の紙間強化紙と30g/m2 の紙間強化紙をコロナ放電処理面が対向するように配置してTダイ押出機でPEを40μm厚さとなるように加熱溶融押し出しし、いわゆるサンドイッチラミネーション法で積層した積層体(紙間強化紙23g/m2 /PE40μm/紙間強化紙30g/m2 )を作製した。次いで、前記積層体の30g/m2 の紙間強化紙の表出面に、主剤としての硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加したビヒクルからなる2液硬化型印刷インキを用いて、グラビア印刷法でベタ柄印刷層を形成し、次いで硝化綿系樹脂をビヒクルとする印刷インキを用いて絵柄印刷層を形成し、次いで、主剤としてのアクリルポリオール系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷法で前記ベタ印刷層および絵柄印刷層を形成した面全面に固形分として16g/m2 となるように印刷して表面保護層を形成した防湿シートを作製した。前記防湿シートを3mm厚さのMDFに酢酸ビニル系接着剤をウエット状態で8g/尺2 塗布・乾燥した後に、該塗布面に前記防湿シートの23g/m2 の紙間強化紙の表出面が位置するようにロールラミネート機で貼着した化粧板を作製した。
・透湿度 :JIS Z 0208「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」
に準拠して参考例1〜2、実施例3、および、比較例1、2の
防湿シートを測定して透湿度を算出。
・平面引張強度:JAS合板 平面引張試験に準拠して測定して平面引張強度を算出。
なお、評価に供した化粧板は、防湿シートとMDFとを24時間コール
ドプレスしたもの用い、化粧板を5cm角にカットし、底辺が2cm角
の金属治具を防湿シート面にシアノアクリレート系接着剤にて貼り、2
4時間常温(約23℃)養生した後、カッターナイフにて金属治具に沿
ってMDFにまで達する切り込みを入れ、測定試験機器により試験片に
対して垂直面方向に引っ張り、その際の剥離界面を目視観察して評価す
ると共に引張強度を測定した。
2(a),2(b) 化粧板
10 合成樹脂製基材層
11 蒸着層
12,19 接着剤層
13 第1合成樹脂層
14 第2合成樹脂層
15,16 接着用プライマー層
17 絵柄印刷層
18 表面保護層
20 化粧板用基材
30 化粧シート
Claims (9)
- エステル系熱可塑性樹脂からなる合成樹脂製基材層が一方の面に蒸着層を備え、前記蒸着層の上にポリビニルアルコールに無機酸化物が含まれた組成物からなる樹脂層がこの順に積層されてなり、
前記無機酸化物が酸化珪素、酸化マグネシウムまたは酸化アルミニウムであり、
前記合成樹脂製基材層の表出面に主剤と硬化剤からなる2液硬化型樹脂の接着剤層を介して化粧シートを貼着してなることを特徴とする防湿シート。 - 前記樹脂層の表出面に接着用プライマー層を設けてなることを特徴とする請求項1記載の防湿シート。
- 請求項1または2に記載の防湿シートを化粧板用基材の一方の面に貼着してなることを特徴とする化粧板。
- 請求項3記載の化粧板の他方の面に接着用プライマー層と合成樹脂製基材層と蒸着層とがこの順に積層されてなる防湿シート、または接着用プライマー層と合成樹脂製基材層と蒸着層と接着用プライマー層がこの順に積層されてなる防湿シートを貼着してなることを特徴とする化粧板。
- エステル系熱可塑性樹脂からなる合成樹脂製基材層が一方の面に蒸着層を備え、前記蒸着層の上にポリビニルアルコールに無機酸化物が含まれた組成物からなる樹脂層がこの順に積層され、さらに前記樹脂層の表出面に主剤と硬化剤からなる2液硬化型樹脂の接着剤層と第1合成樹脂層が積層されてなり、
前記合成樹脂製基材層および前記第1合成樹脂層のそれぞれの表出面に主剤と硬化剤からなる2液硬化型樹脂の接着用プライマー層を設けてなると共に前記無機酸化物が酸化珪素、酸化マグネシウムまたは酸化アルミニウムであることを特徴とする防湿シート。 - 前記合成樹脂製基材層と前記接着用プライマー層の間に第2合成樹脂層を介在させてなることを特徴とする請求項5に記載の防湿シート。
- 前記第1合成樹脂層面に形成した接着用プライマー層面に絵柄印刷層と表面保護層とを順に形成してなることを特徴とする請求項5または6に記載の防湿シート。
- 請求項5または6に記載の防湿シートを化粧板用基材の一方の面に貼着してなることを特徴とする化粧板。
- 請求項8記載の化粧板の他方の面に請求項7記載の防湿シートを貼着してなることを特徴とする化粧板。
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