JP5369758B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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この発明は、交流から直流に電力を変換する電力変換装置に関する。
従来の電力変換装置においては、ダイオード整流器のDCリンクに非対称ブリッジの電圧発生回路が配置されている。このDCリンク電圧発生回路は、1/Rの制御器によって電流を制御することで、系統のインピーダンスが低くても、リップル電流、過電流を抑制している。そして、DCリンク電圧発生回路のコンデンサ(電力貯蔵器)の直流電圧も一定になるように制御されている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1に示された電力変換装置では、DCリンク電圧発生回路のコンデンサの直流電圧制御は、直流から交流に電力を変換する回生運転に対応していない。このため、回生運転においてもDCリンク電圧発生回路の電力貯蔵器の直流電圧を一定にすることができ、DCリンク電圧発生回路に直流電圧源が無くても、運転継続ができる電力変換装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−289216号公報(第5−6頁、第4図)
Applied Power Electronics Conference and Exposition, 2005. APEC 2005. Twentieth Annual IEEE Volume 1, 6-10 March 2005 Page(s):522 - 528 Vol. 1, "Ultra compact three-phase rectifier with electronic smoothing inductor"
従来の電力変換装置では、DCリンク電圧発生回路の電力貯蔵器の直流電圧を一定にするために、DCリンク電圧発生回路の電流制御としてDCリンク電流の波高値に比例した比例量を出力する電流フィードバックを行っている。電流フィードバックを行うと、電流制御の周波数帯域は回路インピーダンスで決まる。このため、回路インピーダンスが低い場合には、電流制御の周波数帯域が高くなるので、高速応答に対応できる電圧発生回路が別途必要となり、装置のコストが高くなるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、回路インピーダンスが低い場合でも、電流制御の周波数帯域を高くせずにDCリンク電流の高周波成分を打ち消すことができる電力変換装置を得るものである。
この発明に係る電力変換装置は、交流電源に接続されたコンバータ、DCリンクコンデンサ、コンバータとDCリンクコンデンサとの間に配置されるDCリンク電圧発生回路、及びDCリンク電圧発生回路を制御する制御部を備え、コンバータが交流から直流へ電力を変換することによって交流電源側からコンバータを通してDCリンクコンデンサ側へ電力を供給する力行動作、及びコンバータが直流から交流へ電力を変換することによってDCリンクコンデンサ側からコンバータを通して交流電源側へ電力を供給する回生動作を行う電力変換装置であって、制御部は、DCリンク電圧発生回路に流れるDCリンク電流の高周波成分に所定値を乗じた乗算値とDCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値とに基づいて電圧指令を演算し、電圧指令によってDCリンク電圧発生回路を制御し、力行動作には力行動作において最も大きいDCリンク電流の高周波成分の次数を設定し、回生動作には回生動作において最も大きいDCリンク電流の高周波成分の次数を設定し、力行動作におけるDCリンク電流の高周波成分の次数と、回生動作におけるDCリンク電流の高周波成分の次数とを異なるように設定するものである。
この発明によれば、制御部は、DCリンク電圧発生回路に流れるDCリンク電流の高周波成分の乗算値及びDCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値に基づいて演算される電圧指令によってDCリンク電圧発生回路を制御し、力行動作には力行動作において最も大きいDCリンク電流の高周波成分の次数を設定し、回生動作には回生動作において最も大きいDCリンク電流の高周波成分の次数を設定し、力行動作におけるDCリンク電流の高周波成分の次数と、回生動作におけるDCリンク電流の高周波成分の次数とを異なるように設定するので、高速応答に対応できる電圧発生回路を別途用いることなく、DCリンク電流の特定の高調波成分を増幅し、DCリンク電流から差し引くことを行うことができ、DCリンク電流の高周波成分に乗ずる比例定数を大きくしなくても電流制御を行うことができる。このため、直流側の回路インピーダンスが低い場合でも、電流制御の周波数帯域を高くせずにDCリンク電流の高周波成分を打ち消すことができる。
本発明の実施の形態1における電力変換装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における第1サブ階調コンバータの直流電圧と第2サブ階調コンバータの直流電圧とDCリンク電圧発生回路の出力電圧との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における回生運転時の1パルスコンバータの半導体スイッチ素子のゲート信号の生成方法の説明図である。 DCリンクリアクトル電圧測定回路の構成図である。 力行運転の場合の系統電圧やDC電圧の波形を示す図である。 力行運転の場合のDCリンク電圧のFFT解析結果を示す図である。 回生運転の場合の系統電圧やDC電圧の波形を示す図である。 回生運転の場合のDCリンク電圧のFFT解析結果を示す図である。 本発明の実施の形態1における力行運転時の電流制御ブロックの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるハイパスフィルタの伝達関数のゲイン特性の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における回生運転時の電流制御ブロックの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1における電圧一定制御ブロックの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるエネルギー流用制御ブロックの制御ブロック図である。 従来の電力変換装置における力行運転の場合の電流・電圧波形の計算結果を示す図である。 本発明の実施の形態1における力行運転の場合の電流・電圧波形の計算結果を示す図である。 本発明の実施の形態1における回生運転の場合の電流・電圧波形の計算結果を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における、三相交流から直流に電力を変換する電力変換装置の構成図である。電力変換装置14は、主整流器である1パルスコンバータ(コンバータ)1、DCリンク主コンデンサ(DCリンクコンデンサ)2、及び1パルスコンバータ1とDCリンク主コンデンサ2との間に配置されたDCリンク電圧発生回路3で構成されている。電力変換装置14は、三相交流の系統電源(交流電源)9からトランスのインダクタンス7を通して供給された交流電力を直流電力に変換し、DCリンク主コンデンサ2を介して、この直流電力を直流負荷8に供給する。直流負荷8としては、直流モータ、電灯などの直流負荷、又は交流系統、交流モータなどに交流電力を供給する電力変換装置が考えられる。
また、電力変換装置14は、DCリンク主コンデンサ2側から1パルスコンバータ1を通して系統電源9側に電力を供給する動作を行っている。つまり、電力変換装置14は、力行運転の場合には、1パルスコンバータ1が交流から直流へ電力を変換することによって系統電源9側から1パルスコンバータ1を通してDCリンク主コンデンサ2側へ電力を供給することができる。また、回生運転の場合には、1パルスコンバータ1が直流から交流へ電力を変換することによってDCリンク主コンデンサ2側から1パルスコンバータ1を通して系統電源9側へ電力を供給する動作を行うことができる。
交流から直流へ電力を供給する力行運転、及び直流から交流へ電力を返す回生運転に対応するために、1パルスコンバータ1は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の自己消弧形の半導体スイッチ素子と逆並列ダイオードとの三相ブリッジで構成される。また、力行運転のみに対応する場合には、1パルスコンバータ1を三相のダイオードブリッジで構成してもよい。1パルスコンバータ1は系統電源9の交流電圧の半周期に1パルスの電圧パルスを出力する。このことによって、スイッチング損失を減らし、スイッチング制御の簡易化ができる。
DCリンク電圧発生回路3は、複数の電圧発生回路で構成されるので、この出力電圧は多レベル化され、電圧高調波を抑制できる。このため、系統電源9側の高調波低減用フィルタを小型化することができる。本実施の形態では、図1に示すように、DCリンク電圧発生回路3が、第1サブ階調コンバータ4、及び第2サブ階調コンバータ5の2つの電圧発生回路で構成される場合について説明する。第1サブ階調コンバータ4のコンデンサ(直流の電力貯蔵器)10の直流電圧値(測定値)をVcH、第2サブ階調コンバータ5のコンデンサ(直流の電力貯蔵器)11の直流電圧値(測定値)をVcLとする。VcHとVcLとの電圧値は、同じであっても良いし(VcH:VcL=1:1)、異なっていても良い。
図2に、DCリンク電圧発生回路3の第1サブ階調コンバータ4の直流電圧と第2サブ階調コンバータ5の直流電圧との電圧比率を変化させた場合の、第1サブ階調コンバータ4の直流電圧と第2サブ階調コンバータ5の直流電圧とDCリンク電圧発生回路3の出力電圧との関係を示す。図2(a)は電圧比率を第1サブ階調コンバータ4の直流電圧:第2サブ階調コンバータ5の直流電圧=1:1とした場合、図2(b)は電圧比率を第1サブ階調コンバータ4の直流電圧:第2サブ階調コンバータ5の直流電圧=2:1とした場合、図2(c)は電圧比率を第1サブ階調コンバータ4の直流電圧:第2サブ階調コンバータ5の直流電圧=3:1とした場合の、第1、第2サブ階調コンバータ4,5の直流電圧とDCリンク電圧発生回路3の出力電圧との関係である。図2に示すように、電圧比率が1:1の場合よりも、電圧比率を2:1、3:1に変更した場合の方が、DCリンク電圧発生回路3の出力電圧を多レベル化でき、電圧高調波の抑制効果が期待できる。製品仕様に合わせて、これらの関係以外の電圧の組合せを選択してもよい。なお、本実施の形態では、2つのサブ階調コンバータを組合せた場合について説明したが、3つ以上のサブ階調コンバータを組合せてもよい。これによって、DCリンク電圧発生回路の出力電圧を更に多レベル化することができる。
電圧発生回路である第1サブ階調コンバータ4、及び第2サブ階調コンバータ5は、ダイオードを逆並列に接続した複数個のIGBT等の自己消弧型半導体スイッチ素子のフルブリッジ構成のインバータ15a,15bとそれぞれのインバータ15a,15bに接続されたフィルタコンデンサであるコンデンサ10,11とで構成される。1パルスコンバータ1でも同様であるが、自己消弧形の半導体スイッチ素子としては、IGBT以外にも、GCT(Gate Commutated Turn−off Thyristor)、GTO(Gate Turn−Off Thyristor)、トランジスタ、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transister)等を用いてもよいし、自己消弧機能がないサイリスタ等でも強制転流動作が可能であれば用いてもよい。また、本実施の形態では、電圧発生回路の電力貯蔵器は、コンデンサを例に説明しているが、電荷を蓄えて電気エネルギーを蓄えるものであれば電池でも良い。
次に、この発明の実施の形態1の動作について説明する。1パルスコンバータ1は、1パルスコンバータの制御系12によって制御される。図1に示すように、1パルスコンバータの制御系12において、フィルタ121によって系統電圧Vr、Vs、Vtをフィルタリングした後、PLL(phase−locked loop)122によって系統電圧の位相を検出する。この検出された位相から基本波生成部123によって、系統電圧と位相同期し、完全に正弦波化した系統電圧の基本波Vro、Vso、Vtoを生成する。力行・回生判定部124において、この系統電圧の基本波Vro、Vso、Vtoから線間電圧を求めて、この線間電圧とDCリンク主コンデンサ2の電圧Vcとを比較して力行運転であるか、回生運転であるかを判断する。
系統の線間電圧が大きい場合は、力行運転となり、図1における1パルスコンバータ1のIGBTをオフ状態とし、半導体スイッチ素子に対して逆並列接続されたダイオードのみ導通する。系統の線間電圧が小さい場合は、回生運転となる。回生運転の場合には、ゲート生成部125によって1パルスコンバータ1の半導体スイッチ素子のゲートをオンするためのゲート信号Sg1が生成される。ゲート信号Sg1はゲートドライバ126を介して1パルスコンバータ1へ送られる。
図3に、回生運転時の1パルスコンバータ1の半導体スイッチ素子に入力されるゲート信号Sg1の生成方法の説明図を示す。図3(a)は、系統の相電圧の基本波Vio(i=r、s、t)の電圧値によって半導体スイッチ素子のゲートオンを決定するものである。基本波の電圧が正になり、基本波が判定電圧「VHANTEI」を越えた時、1パルスコンバータ1の上アームのゲートはオンとなる。基本波の電圧が負になり、基本波が判定電圧「−VHANTEI」を下回った時、1パルスコンバータ1の下アームのゲートはオンとなる。線間短絡防止のため、各相の上アーム同士、又は下アーム同士のゲートオンのタイミングが重ならないように、各相は位相120°以下の通電時間となるように設定されている。また、図3(b)は、系統の相電圧の位相によって半導体スイッチ素子のゲートオンを決定するものである。基本波の電圧が正になり、位相がφ1からφ2までの間、1パルスコンバータ1の上アームのゲートはオンとなり、基本波の電圧が負になり、位相がφ3からφ4までの間、1パルスコンバータ1の下アームのゲートはオンとなる。
次に、図1に示したDCリンク電圧発生回路3を制御するDCリンク電圧発生回路の制御系13について説明する。DCリンク電圧発生回路の制御系13の制御の詳細を説明する前に、DCリンク電圧発生回路3を200μHのリアクトルに置き換えて、リアクトルが発生する電圧の周波数解析であるFFT(Fast Fourier Transform)解析を行うことによって、DCリンク電圧発生回路3が発生する電圧について考察する。図4に、DCリンク用リアクトルが発生する電圧を測定するためのDCリンクリアクトル電圧測定回路の構成図を示す。ここで、系統電圧の周波数を60Hzとする。この回路において、DCリンクの200μHのリアクトル50にかかる電圧(DCリンク電圧)を、測定器51で検出し、DCリンク電圧のFFT解析を行った。
図4に示したDCリンクリアクトル電圧測定回路によって解析したFFT解析の結果等を図5〜図8に示す。図5に力行運転の場合の系統電圧やDC電圧の波形等、図6に力行運転の場合のDCリンク電圧のFFT解析結果、図7に回生運転の場合の系統電圧やDC電圧の波形等、図8に回生運転の場合のDCリンク電圧のFFT解析結果の一例をそれぞれ示している。図5、図7において、それぞれ図(a)には系統電源の相電圧Vr、Vs、Vt、図(b)には3相系統電流Ir、Is、It、図(c)にはDCリンク電流IDCC、図(d)にはDCリンクリアクトル電圧、図(e)にはDCリンク主コンデンサの電圧の波形を示す。また、図6、図8は、それぞれ図5(d)、図7(d)に示したDCリンクリアクトル電圧をFFT解析した結果である。
図6のDCリンク電圧のFFT解析結果に示すように、力行運転の場合には、6次高調波成分(360Hz)が最も大きい。また、図8のDCリンク電圧のFFT解析結果に示すように、回生運転の場合には、6次高調波成分(360Hz)よりも12次高調波成分(720Hz)の方が大きい。これは、DCリンク電圧の出力電圧パルス波形のピーク数が12パルスになっていることによるものである。
このように、DCリンク電圧発生回路3が発生する電圧には高周波領域が含まれる。特許文献1に示した従来の電力変換装置では、電流制御の伝達関数を用いて、DCリンク電流の高周波領域を打ち消すように電圧指令を生成していた。例えば、高周波領域では、DCリンク電流の波高値に比例したマイナス量を出力し、電圧指令を生成していた。系統電源(交流電源)9に接続されたインダクタンス7のLが大きく、回路インピーダンスが高い場合には、このようなDCリンク電流の高周波領域を打ち消す制御を行うだけで、DCリンク電流の波高値に乗じる所定値である比例定数を大きくし、DCリンク電流の高周波成分に比例定数を乗じた乗算値を大きくすることで高周波成分を抑制することができる。
しかしながら、インダクタンス7のLが小さく、回路インピーダンスが低い場合には、電流制御の周波数帯域が高くなるので、電流制御が困難となる。特に、電圧指令値を離散化する場合には電流制御が発散する。このため、高速応答に対応できる電圧発生回路を別途設ける必要がある。そこで、本実施の形態においては、高速応答に対応できる電圧発生回路を用いることなく、DCリンク電流の特定の高調波成分を増幅し、DCリンク電流から差し引くことを行う。本実施の形態において、特定の高調波成分とは、力行運転の場合には6次高調波成分(360Hz)であり、回生運転の場合には12次高調波成分(720Hz)である。このため、力行運転または回生運転に応じて、演算モデルを切り換えて、特定の高調波成分を増幅し差し引く必要がある。
このようなDCリンク電圧発生回路3が発生する電圧の特徴を前提として、制御部であるDCリンク電圧発生回路の制御系13について説明する。まず、DCリンク電圧発生回路の制御系13において行われるDCリンク電圧発生回路3の制御の概要について説明する。DCリンク電圧発生回路3によって、DCリンクに流れる電流であるDCリンク電流が高周波にならないように、電流制御ブロック130にてDCリンク電流の高周波成分を打ち消す制御を行う。そして、DCリンク電圧発生回路の制御系13においてDCリンクに流れる電流の制御量が決められ、ゲート生成部135からDCリンク電圧発生回路3へのゲート信号Sg2が出力され、このゲート信号Sg2のスイッチ動作によって、DCリンク電圧発生回路3は電圧を出力する。ゲート信号Sg2はゲートドライバ136を介してDCリンク電圧発生回路3へ送られる。そして、図1に示すように、DCリンク電圧発生回路3の第1サブ階調コンバータ4、及び第2サブ階調コンバータ5では、常時運転用の直流電圧源を省くために、第1サブ階調コンバータ4のコンデンサ10の電圧VcH、及び第2サブ階調コンバータ5のコンデンサ11の電圧VcLを一定にする制御を行う。
本実施の形態では、コンデンサ10,11の電圧VcH,VcLを一定にする制御として、第1サブ階調コンバータ4と第2サブ階調コンバータ5との間のエネルギー流用によって、第1サブ階調コンバータのコンデンサ10と第2サブ階調コンバータのコンデンサ11との電圧比率を一定にする制御(エネルギー流用制御)、及び第1サブ階調コンバータ4の第1サブ電圧を一定にする制御(電圧一定制御)を行っている。そして、DCリンク電圧発生回路3の第1サブ階調コンバータ4、第2サブ階調コンバータ5の各アームの半導体スイッチ素子のゲートをオンするためのゲート信号Sg2を生成する。
以下、DCリンク電圧発生回路の制御系13の各部分について説明する。図9に、力行運転の場合における、DCリンク電圧発生回路の制御系13における電流制御ブロック130の制御ブロック図を示す。図9の電流制御ブロック130において、電流センサ6で検出したDCリンク電流IDCCの高周波成分をハイパスフィルタ16によって抽出し、この高周波成分がゼロになるように、比例制御部18とDCリンク電流の基本波周波数成分増幅制御部19とによってDCリンク電圧発生回路3の電圧指令値Viiを演算する。ここで、周波数f[Hz]の系統電源(交流電源)9がn相であるとすれば、DCリンクでは基本波の周波数θrは2n×f[Hz]となる。図9に示したブロック図は、系統電源(交流電源)9の周波数が60Hzである三相回路のブロック図であるので、力行運転の場合、DCリンクでは基本波の周波数は360Hz(=2×3×60Hz)となる。
図10に、ハイパスフィルタ16の伝達関数のゲイン特性の一例を示す。低周波領域では、ゲインが小さくなっており、高周波領域では、ゲインが高くなっている。系統電源の商用周波数を60Hzとすると、力行運転の場合には、DCリンク電流の基本波は360Hzであるので、カットオフ周波数をそれより低い60Hzにすると、360Hz(6次)の成分は減衰せず、出力される。また、回生運転の場合でも720Hz(12次)の成分が大きくなると考えられ、その成分は減衰されず、出力される。
このため、DCリンク電流の基本波周波数成分増幅制御部19では、6次高調波成分(三相回路における力行運転時の基本波周波数成分)を増幅するように設定されている。DCリンク電流の基本波周波数成分増幅制御部19は、DCリンク電圧発生回路3における電圧の基本周波数で表される角速度の直流側の基本周波数の位相として周波数6×θrを入力する。周波数6×θrの正弦波とDCリンク電流IDCCの高周波成分との積を時間積分したものに定数「−Ks」を乗じ、更に周波数6×θrの正弦波を乗じた第1の補正値と、周波数6×θrの余弦波とDCリンク電流IDCCの高周波成分との積を時間積分したものに定数「−Ks」を乗じ、更に周波数6×θrの余弦波を乗じた第2の補正値とを求める。第2の補正値は、第1の補正値に対して直交する成分である。第1の補正値と第2の補正値とを加えた補正値によって6次高調波成分の増幅値を求めることができる。
このように基本波周波数成分増幅制御部19では、6次高調波成分を増幅し、ハイパスフィルタ16によって抽出したDCリンク電流IDCCの高周波成分のうちの6次高調波成分を差し引くための増幅値を演算することによって電圧指令値を生成することができる。そして、比例制御部18では、DCリンク電流IDCCの高周波成分に所定値である比例定数「−K」を乗じた乗算値を演算し、DCリンク電流の高周波領域を打ち消すための電圧指令値を生成することができる。電流制御ブロック130では、比例制御部18で演算した乗算値と基本波周波数成分増幅制御部19で演算した増幅値とを加算して、電圧指令値Viiを出力する。電圧指令値Viiは、DCリンク電流IDCCの高周波成分から6次高調波成分を減じることができる電圧指令値である。つまり、DCリンク電圧発生回路の制御系13を構成するDCリンク電圧発生回路の制御系13は、DCリンク電流IDCCの高周波成分の乗算値とDCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値とに基づいて演算される電圧指令によって前記DCリンク電圧発生回路3を制御する。
図11に、回生運転の場合における、DCリンク電圧発生回路の制御系13における電流制御ブロック131の制御ブロック図を示す。この場合、基本波周波数成分増幅制御部20は、図9に示した力行運転の場合の2倍の高調波成分を基本波周波数成分としてDCリンク電流IDCCの高周波成分から減じることができる。
次に、エネルギー流用制御及び電圧一定制御について説明する。図12に、電圧一定制御ブロック133の制御ブロック図を示す。電圧一定制御ブロック133では、第1サブ階調コンバータ4のコンデンサ10の電圧VcHを一定に制御する電圧一定制御を行う。DCリンク電流IDCCの流れる方向を考慮して、第1サブ階調コンバータ4のコンデンサ10の電圧の指令値(設定値)VcH*と測定値VcHとの偏差を求める。そして、PI制御部134において、この偏差のPI制御を行う。この偏差のPI制御の操作量Vicを電流制御の電圧指令値Viiから差し引いた量を電圧指令値Viとし、DCリンク電圧発生回路3のインバータ15a,15bが電圧指令値Viに応じた電圧を出力するように、コンデンサ電圧VcHは指令値VcH*に応じて一定制御される。つまり、DCリンク電圧発生回路3は、コンデンサ10の直流電圧の設定値と測定値との偏差を小さくするようにインバータ15a,15bの出力電圧を制御している。
なお、後述の第1サブ階調コンバータ4と第2サブ階調コンバータ5との間のエネルギー流用制御とを組み合わせて、第2サブ階調コンバータ5のコンデンサ11の電圧VcLも一定に制御される。そして、電圧一定制御に、それぞれのコンデンサ10,11の直流電圧値の比率を一定にするエネルギー流用制御を組み合わせることによって、運転時においてDCリンク電圧発生回路3に直流電圧源が不要となる。なお、電圧指令値Viは、離散化ブロック140において離散化処理される。本実施の形態では、サンプリング周波数を20kHzとした。
図13に、エネルギー流用制御ブロック132の制御ブロック図を示す。エネルギー流用制御ブロック132では、第1サブ階調コンバータ4と第2サブ階調コンバータ5との間のエネルギーのやり取りによって、これらのコンデンサ電圧を一定比率に制御するエネルギー流用制御を行う。第1サブ階調コンバータ4、第2サブ階調コンバータ5のそれぞれのコンデンサ10,11の電圧VcH、VcLを所定の比率で割った値を比べて、大きい電圧のコンデンサから小さい電圧のコンデンサへエネルギーが流れるように、DCリンク電流IDCCを考慮して、第1サブ階調コンバータ4、第2サブ階調コンバータ5は、各々の出力電圧を選択する。例えば、図2(b)の第1サブ階調コンバータ4の直流電圧と第2サブ階調コンバータ5の直流電圧との比が2:1である場合には、VcH/2とVcL/1の大きさを比べる。
図13には、第1サブ階調コンバータ4、第2サブ階調コンバータ5の直流電圧の設定値がそれぞれ40V、20Vである条件の場合を示している。VcH/2とVcL/1との大きさの比較、及び電流IDCCの向きによって、KCHLを1か−1に決定する。例えば、電圧指令値Viが10≦Vi≦30になった場合、第1サブ階調コンバータ4の出力電圧指令V_out_H、第2サブ階調コンバータ5の出力電圧指令V_out_Lは、KCHLの値に応じて、それぞれ40V、−20V、又はそれぞれ0V、20Vになり、DCリンク電圧発生回路3が、全体として20Vを出力するように制御されている。また、電圧指令値Viが−30≦Vi≦−10になった場合、第1サブ階調コンバータ4の出力電圧指令V_out_H、第2サブ階調コンバータ5の出力電圧指令V_out_Lは、KCHLの値に応じて、それぞれ0V、−20V、又はそれぞれ−40V、20Vになり、DCリンク電圧発生回路3が、全体として−20Vを出力するように制御されている。
次に、このような制御を行うことによって得られる電流・電圧波形について説明する。まず、本発明の効果を確認するために、図14に、比例制御部18のみで構成され、DCリンク電流の特定の高調波成分を差し引く制御を行っていない従来の電力変換装置における力行運転の場合の電流・電圧波形の計算結果を示す。また、図15に、DCリンク電流の6次高調波成分を差し引く制御を行っている本発明の電力変換装置における力行運転の場合の電流・電圧波形の計算結果を、図16にDCリンク電流の12次高調波成分を差し引く制御を行っている本発明の電力変換装置における回生運転の場合の電流・電圧波形の計算結果を示す。図14〜図16において、それぞれ図(a)には系統電源の相電圧Vr、Vs、Vt、図(b)には3相系統電流Ir、Is、It、図(c)にはDCリンク電流IDCC、図(d)にはDCリンク階調電圧、図(e)にはDCリンク主コンデンサ電圧、図(f)にはDCリンクサブコンデンサ電圧の各波形を示す。
図14(c)のDCリンク電流と図15(c)のDCリンク電流とを比べると、図15(c)に示した6次高調波成分を差し引く制御を行った本発明の方が、電流リプルが大幅に減少していることがわかる。具体的には、6次高調波成分を差し引く制御を行い、図15(d)に示すようにDCリンク階調電圧がDCリンク電流の基本波周波数に合せて大きく変動するように制御されているので、電流リプルを低減することができる。DCリンク電流のリプルを低減することができるので、図15(e)に示すようにDCリンク主コンデンサ電圧の直流電圧を一定にすることができる。
なお、図16に示すように、回生運転の場合においても、12次高調波成分を差し引く制御を行うことによって、DCリンク電流のリプルを低減することができる。このため、DCリンク電圧発生回路のコンデンサ(電力貯蔵器)の直流電圧を一定にすることができ、DCリンク電圧発生回路に直流電圧源が無くても、運転継続ができる。
以上のように、DCリンク電圧発生回路に流れるDCリンク電流の高周波成分に所定値を乗じた乗算値だけではなく、DCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値を加えてDCリンク電圧発生回路への電圧指令を行うので、DCリンク電流の高周波成分に乗ずる比例定数を大きくしなくても電流制御を行うことができる。このため、インダクタンス7のLが小さく、直流側の回路インピーダンスが低い場合でも、電流制御の周波数帯域を高くせずにDCリンク電流の高周波成分を打ち消すことができる。また、インダクタンス7のLを小さくし、電流制御の周波数帯域が高くなる場合でもDCリンク電流のリップル電流等による変動を抑制することができるので、1パルスコンバータ1、交流側の開閉器、電気部品、及びDCリンク主コンデンサ2の電流耐量を低くすることができる。
なお、本実施の形態では、DCリンク電圧発生回路3が2つの電圧発生回路で構成される場合について説明したが、1つの電圧発生回路で構成される場合でも、DCリンク電圧発生回路3のコンデンサ電圧を一定にする制御する方法は有効である。DCリンク電流IDCCを考慮して、コンデンサ電圧の偏差のPI制御の操作量を電流制御の電圧指令値Viiから差し引いた量Viを電圧として、DCリンク電圧発生回路3のインバータ15a,15bが出力することによって、コンデンサ電圧は一定に制御される。
1 1パルスコンバータ(主整流器)、2 DCリンク主コンデンサ、3 DCリンク電圧発生回路、4 第1サブ階調コンバータ、5 第2サブ階調コンバータ、6 電流センサ、7 インダクタンス、8 直流負荷、9 系統電源、10 第1サブ階調コンバータのコンデンサ、11 第2サブ階調コンバータのコンデンサ、12 1パルスコンバータの制御系、13 DCリンク電圧発生回路の制御系、14 電力変換装置、15a,15b インバータ、16 ハイパスフィルタ、17 電流制御部、18 比例制御部、19,20 DCリンク電流の基本波周波数成分増幅制御部、121 フィルタ、122 PLL、123 基本波生成部、124 力行・回生判定部、125,135 ゲート生成部、126,136 ゲートドライバ、130,131 電流制御ブロック、132 エネルギー流用制御ブロック、133 電圧一定制御ブロック、134 PI制御部、140 離散化ブロック。

Claims (5)

  1. 交流電源に接続されたコンバータ、DCリンクコンデンサ、前記コンバータと前記DCリンクコンデンサとの間に配置されるDCリンク電圧発生回路、及び前記DCリンク電圧発生回路を制御する制御部を備え、前記コンバータが交流から直流へ電力を変換することによって前記交流電源側から前記コンバータを通して前記DCリンクコンデンサ側へ電力を供給する力行動作、及び前記コンバータが直流から交流へ電力を変換することによって前記DCリンクコンデンサ側から前記コンバータを通して前記交流電源側へ電力を供給する回生動作を行う電力変換装置であって、
    前記制御部は、前記DCリンク電圧発生回路に流れるDCリンク電流の高周波成分に所定値を乗じた乗算値と前記DCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値とに基づいて電圧指令を演算し、前記電圧指令によって前記DCリンク電圧発生回路を制御し、前記力行動作には前記力行動作において最も大きい前記DCリンク電流の高周波成分の次数を設定し、前記回生動作には前記回生動作において最も大きい前記DCリンク電流の高周波成分の次数を設定し、前記力行動作における前記DCリンク電流の高周波成分の次数と、前記回生動作における前記DCリンク電流の高周波成分の次数とを異なるように設定することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記力行動作における前記DCリンク電流の高周波成分を6次高調波成分とし、前記回生動作における前記DCリンク電流の高周波成分を12次高調波成分とすることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、前記DCリンク電圧発生回路における直流側の基本周波数の位相の正弦関数と前記位相の余弦関数とに基づいて前記DCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値を演算することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御部は、前記DCリンク電圧発生回路における直流側の基本周波数の位相の正弦関数と前記DCリンク電流の高周波成分との積の時間積分値に前記位相の正弦関数を乗じた第1の補正値と、前記位相の余弦関数と前記DCリンク電流の高周波成分との積の時間積分値に前記位相の余弦関数を乗じた第2の補正値とを演算し、前記第1の補正値と前記第2の補正値との和に基づいて前記DCリンク電流の基本波周波数成分の増幅値を演算することを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記DCリンク電圧発生回路は、直列接続された複数の電圧発生回路を備え、それぞれの前記電圧発生回路はインバータと前記インバータに接続された直流の電力貯蔵器とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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