JP5369354B2 - 周波数検出装置、周波数検出方法、電気回路制御装置および電気回路制御方法 - Google Patents

周波数検出装置、周波数検出方法、電気回路制御装置および電気回路制御方法 Download PDF

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Description

(A)発明:
本発明は、被検出周波数信号(第1周波数信号)と当該被検出周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号とを比較することで、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定できる周波数検出装置および周波数検出方法に関する。
(B)発明:
本発明は、電力変換回路等の電気回路の入力電流、入力電圧、出力電流、出力電圧、リアクトルに表れる電圧、前記リアクトルを流れる電流、前記スイッチに表れる電圧、前記スイッチを流れる電流、ダイオード(転流ダイオード,整流ダイオード等)に現れる電圧、前記ダイオードを流れる電流等を検出し、これらの検出値を周波数信号に変換する周波数検出回路を備え、簡単な構造で前記電流や前記電圧等の変動(前記周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは被検出信号の周波数が上昇方向側の所定値に達したこと)を判定できる電気回路制御装置および電気回路制御方法に関する。
(C)発明:
本発明は、入力信号経路に、一方端が前記入力信号経路に接続され他方がグランドに接続された複数のインピーダンス回路が設けられてなる遅延回路および遅延回路システムに関し、微細な遅延を生成でき、かつ回路設計も容易な遅延回路および遅延回路システムに関する。
(A)発明:
従来、被検出周波数信号の周波数が基準周波数に達したか否かを検出するために、基準の周波数信号を発生させておき、被検出周波数信号の位相と基準周波数信号の位相とを比較することが行われる。
この種の技術では、再帰的ディスクリート・フーリエ変換を用いるもの(特許文献1)や、AFC(Automatic Frequency Control)ループを使用したもの(特許文献2)が知られている。
(B)発明:
従来、図34に示すような、電力変換器91と、周波数信号生成回路92と、駆動信号生成回路93とを備えた電力変換装置9が知られている。電力変換器91は、電源81からの直流電力の変換を行い変換出力(直流電力または交流電力)を負荷82に供給している(特許文献3等参照)。
この電力変換装置9では、周波数信号生成回路92は、出力電圧を入力してこの検出値を周波数信号に変換する。駆動信号生成回路93は、周波数信号生成回路92から入力される信号をカウントして出力電圧の所定期間の平均値を算出する回路を有しており、その平均値算出結果に応じて電力変換器91を構成するスイッチをオンオフ駆動する。
(C)発明:
遅延回路は、通常、遅延素子を多数直列接続し、各素子間に設けたタップから遅延信号を取得している。検出回路は、矩形波の入力を積分しており、積分回路を構成するキャパシタ電圧が設定しきい値に達したときに遅延信号を発生させている。
図45にその方式を示す。図45においては、遅延回路8は、複数の遅延形成要素81(1)〜81(N)から構成されており、
入力信号経路上の信号S0のライン,
遅延形成要素81(1)の出力側(信号S1)のライン,
遅延形成要素81(2)の出力側(信号S2)のライン,
・・・・・
遅延形成要素81(N)の出力側(信号SN)のライン,
(これらをライン群83で示す)
が引き出されている(特許文献4参照)。
選択回路82は、これらのライン群83の何れかを選択することで遅延時間の異なる信号(元の信号S0,遅延信号S1,S2,・・・,SNの何れか)を取り出すことができる。
特開2003−344463 特開平07−154435 特開2002−330545 特開平2−141029
(A)発明:
しかし、これらの従来技術では、参照信号発生回路、位相検出回路等が必要となり、回路が複雑になるという問題がある。
(B)発明:
しかし、図34の電力変換装置9では、上述したように、電圧等の所定期間における平均値を検出するのみで電圧瞬時値を検出することができない。
図示しないが、電流制御型の電力変換装置においては、電流値を電圧信号に変換してこの電圧値を周波数信号に変換し、この周波数信号から電流ピーク値を検出して電流を制御することも行われる。この場合にも、電流ピーク値は電圧信号に変換された電流値の平均値からピーク時刻を推測せざるを得ない。
すなわち、従来の電圧制御型電力変換装置の制御や電流制御型電力変換装置の制御では、電圧の瞬時値や電流ピークの瞬時値を検出できないため高精度の制御が容易ではなかった。
(C)発明:
図45の遅延回路では、解像度を上げるために、たとえば遅延形成要素を1000以上接続しなければならない(すなわち、Nが10000以上)。この場合、遅延形成要素81(1)〜81(N)間の距離を等しくしなければ、正確な遅延を発生できない。また、遅延形成要素81(1)〜81(N)から選択回路82までの各ライン長が異なる場合にも正確な遅延を発生できない。実際には、遅延形成要素81(1)〜81(N)間の距離は等しくすることは容易ではないし、遅延形成要素81(1)〜81(N)から選択回路82までの各ライン長を等しくすることもできない。
このため、実際には微細時間を微細に設定すること(たとえば、数ナノ秒間隔で多数の遅延を設定すること)は、容易ではない。
しかも、集積回路の製造プロセスにおいては、上述したように1000個以上の遅延形成要素81(1)〜81(N)を、各遅延形成要素間の距離を同一とし、かつ各遅延形成要素から選択回路82までのライン長を一定に保つという要請があるため、パターン設計に至難を極める。
(A)発明の目的:
本発明は、被検出周波数信号(第1周波数信号)と当該被検出周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号とを比較することで、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定できる周波数検出装置および周波数検出方法を提供することを目的とする。
(B)発明の目的:
本発明は、簡単な構造で、前記制御パラメータの変動(周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは被検出信号の周波数が上昇方向側の所定値に達したこと)を判定できる周波数検出回路を備えかつ高精度の制御ができる電力変換装置および電力変換装置の制御方法を提供することを目的とする。
(C)発明の目的:
本発明の目的は、解像度が微細な遅延を生成でき、かつ回路設計も容易な遅延回路および遅延回路システムを提供することにある。
(A)発明:
(1)
周波数が時間変化する第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を出力する遅延信号出力回路と、
前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とを入力し、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
を検出して判定信号を出力する判定回路と、
を備えたことを特徴とする周波数検出装置。
上記の遅延信号出力回路は、アナログ回路により構成してもよいし、デジタル回路により構成してもよく、遅延時間は、適宜に設定できる。
上記の第1周波数信号(被検出周波数信号)は、典型的には、狭幅パルス列、矩形波、鋸歯状波、三角波、正弦波である。
第1周波数信号が狭幅パルス列の場合にはパルス間隔が変化する。第1周波数信号の狭幅パルス列が正または負のパルスである場合には、判定回路は、第1周波数信号の狭幅パルスと第2周波数信号の狭幅パルスとが交互に入力されているかにより、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれているか否かを判定することができる。狭幅パルス列が一周期に正パルスと負パルスの二パルスを含む場合には、判定回路は、たとえば正パルスまたは負パルスのみを第1周波数信号として検出して判定信号を出力することができる。
第1周波数信号が矩形波の場合には、判定回路は、立上りエッジまたは立下りエッジにより、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれているか否かを判定することができる。
第1周波数信号が鋸歯状波の場合には、判定回路は、たとえばエッジ(立上りまたは立下りエッジ)により、または鋸歯状波の振幅の最大値により、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1パルスの周期が含まれているか否かを判定することができる。
第1周波数信号が三角波や正弦波の場合には、判定回路は、たとえばピーク値(最大値や最小値)あるいはゼロ点により、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれているか否かを判定することができる。
本発明では、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定できるが、そのときの周波数は遅延時間の逆数である。したがって、遅延時間がたとえばある制御系の少なくとも1つの検出値により決定されるような場合には、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したときの当該周波数を知ることができる。
(2)
前記判定回路が、前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
前記判定回路が、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(1)に記載の周波数検出装置。
本発明の周波数検出装置では、遅延信号出力回路により第1周波数信号を時間Δτ遅らせた場合には、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれたときに、第1周波数信号の狭幅パルス,エッジ等の間隔は、Δτ/i(i=1,2,・・・,J、Jは正の整数)となり、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれたときに、第2周波数信号の狭幅パルス,エッジ等の間隔は、jΔτ(j=1/I,・・・,1/3,1/2,1、Iは正の整数)となる。
第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれるときは、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは第1周波数信号の周波数が上昇方向側の所定値に達したときであり、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれるときは、第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移しまたは第1周波数信号の周波数が下降方向側の所定値に達したときである。したがって、本発明では、第1周波数信号の周波数が、周波数が低い側から所定値に達したか、周波数が高い側から所定値に達したかを、峻別して判断することができることになる。
本発明では、判定回路は、第1周波数信号が狭幅パルス列であり、この狭幅パルス列が周期に正パルスと負パルスの二パルスを含み、これら正負のパルスの間隔が180°である場合や、第1周波数信号のディユーティが50%である場合には、第1周波数信号の半周期が第2周波数信号の半周期に含まれたか否か、および/または、第2周波数信号の半周期が第1周波数信号の半周期に含まれたか否かを検出することができる。
たとえば、第1周波数信号(被検出周波数信号)が狭幅パルス列であり、この狭幅パルス列が周期に正パルスと負パルスの二パルスを含み、これら正負のパルスの間隔が180ーである場合には、判定回路は、正パルスおよび負パルスの双方を同一性質のパルス(等価なパルス)として判定する(判定信号を出力する)ことができる。
また、第1周波数信号が矩形波であり、デューティが50%の場合には、判定回路は、立上りエッジおよび立下りエッジの双方を同一性質のエッジ(等価なエッジ)として検出して判定信号を出力することができる。
さらに、第1周波数信号が、三角波や正弦波であり、振幅の最大値および最小値の間隔が180ーである場合には、判定回路は、正パルスおよび負パルスの双方を同一性質のパルス(等価なパルス)として検出して判定信号を出力することができる。
(3)
前記判定回路は、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i
(i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)
で、第1周波数信号F1の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする(2)に記載の周波数検出装置。
すなわち、判定回路は、第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、第1周波数信号の周波数が、
第1回目の検出では、周期が遅延時間Δτ\ar 第2回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/2
・・・
第I回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/I
で、第1周波数信号F1の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することになる。
(4)
前記判定回路は、
1+T2+・・・TJ≦Δτ<T1+T2+・・・TJ+TJ+1
(Tk(k=J,・・・,3,2,1)は前記第1周波数信号のk番目のパルス、Jは正の整数)
の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
第j回目の検出において、周期が遅延時間(1/j)Δτ
(j=J,・・・,3,2,1)
で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(2)または(3)に記載の周波数検出装置。
すなわち、判定回路は、
第1回目の検出において、周期が遅延時間Δτ/Jで、前記第1周波数信号F1の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、
第2回目の検出において、周期が遅延時間Δτ/(J−1)で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、
・・・、
第J回目の検出において、周期が遅延時間Δτで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する。
(5)
前記遅延回路は、前記第1周波数信号を入力して前記第2周波数信号を出力するたびに、初期化されることを特徴とする(1)から(4)に記載の周波数検出装置。
(6)
(1)から(5)の何れかに記載の周波数検出装置を1ユニットとし、前記第1周波数信号を共通にして第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出装置であって、
第1ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ1と、 第2ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ2と、・・・
第Rユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間ΔτRと、が異なることを特徴とする記載の周波数検出装置。
(7)
(1)から(5)の何れかに記載の周波数検出装置を1ユニットとし、第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出装置であって、
前記各ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτが同じであり、
前記第1ユニットから前記第Rユニットにおける各第1周波数信号の位相が、2π/Rずつ異なることを特徴とする記載の周波数検出装置。
(8)
前記第1周波数信号が、電圧−周波数変換されてなることを特徴とする(1)から(7)の何れかに記載の周波数検出装置。
(9)
周波数が時間変化する第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を出力し、 前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とから、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
を検出して判定信号を出力する周波数検出方法であって、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする周波数検出方法。
(10)
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i
(i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)
で、第1周波数信号F1の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする(9)に記載の周波数検出方法。
(11)
1+T2+・・・TJ≦Δτ<T1+T2+・・・TJ+TJ+1
(Tk(k=J,・・・,3,2,1)は前記第1周波数信号のk番目のパルス、Jは正の整数)
の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
第j回目の検出において、周期が遅延時間(1/j)Δτ
(j=J,・・・,3,2,1)
で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(9)または(10)に記載の周波数検出方法。
(12)
前記前記第2周波数信号の遅延処理は、前記第1周波数信号を入力して前記第2周波数信号を出力するたびに、初期化されることを特徴とする(9)から(11)の何れかに記載の周波数検出方法。
(13)
前記第1周波数信号が、電圧−周波数変換されてなることを特徴とする請求項9から請求項12の何れかに記載の周波数検出方法。
(B)発明:
(1)
電気回路に含まれる少なくとも1つのスイッチを駆動する駆動信号生成回路と、
前記スイッチの駆動により変化する電気信号(電圧・電流・電力・位相)を、1つまたは1つ以上検出しこれら検出信号から選ばれた少なくとも1つの電気信号から周波数信号を生成してこれを第1周波数信号として出力する周波数信号生成回路と、
前記周波数信号生成回路の出力周波数信号の周波数を検出する周波数検出回路と、
を備えた電気回路制御装置であって、
前記周波数検出回路は、
前記第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を出力する遅延信号生成回路と、
前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とを入力し、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
を検出して判定信号を出力する判定回路と、
を有し、
前記駆動信号生成回路は、前記判定回路の判定結果に応じて前記スイッチを駆動する、
ことを特徴とする電気回路制御装置。
前記周波数信号生成回路は、「所定部位を流れる電流、または前記所定部位における電圧または電圧降下」として、入力電流、入力電圧、出力電流、出力電圧、リアクトルに表れる電圧、前記リアクトルを流れる電流,、前記スイッチに表れる電圧、前記スイッチを流れる電流、ダイオード(転流ダイオード,整流ダイオード等)に現れる電圧、前記ダイオードを流れる電流等を検出するようにできる。
本発明の電気回路制御装置は、制御方式にとらわれることなく、電圧制御型であってもよいし電流制御型であってもよい。電力回路を構成するスイッチは、バイポーラトランジスタ、FETトランジスタ等の半導体スイッチである。
また、周波数信号生成回路が発生する周波数信号は、典型的には、狭幅パルス列、矩形波、鋸歯状波、三角波、正弦波である。
遅延信号生成回路は、アナログ回路により構成してもよいし、デジタル回路により構成してもよく、遅延時間は、適宜に設定できる。
周波数信号生成回路が発生する第1周波数信号は、狭幅パルス列の場合にはパルス間隔が変化する。第1周波数信号の狭幅パルス列が正または負のパルスである場合には、判定回路は、第1周波数信号の狭幅パルスと第2周波数信号の狭幅パルスとが交互に入力されているかにより、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれているか否かを判定することができる。狭幅パルス列が一周期に正パルスと負パルスの二パルスを含む場合には、判定回路は、たとえば正パルスまたは負パルスのみを第1周波数信号として検出して判定信号を出力することができる。
第1周波数信号が矩形波の場合には、判定回路は、立上りエッジまたは立下りエッジにより、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれているか否かを判定することができる。
第1周波数信号が鋸歯状波の場合には、判定回路は、たとえばエッジ(立上りまたは立下りエッジ)により、または鋸歯状波の振幅の最大値により、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1パルスの周期が含まれているか否かを判定することができる。
第1周波数信号が三角波や正弦波の場合には、判定回路は、たとえばピーク値(最大値や最小値)あるいはゼロ点により、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれているか否か、または、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれているか否かを判定することができる。
本発明では、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定できるが、そのときの周波数は遅延時間の逆数である。したがって、遅延時間がたとえばある制御系の少なくとも1つの検出値により決定されるような場合には、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したときの当該周波数を知ること、すなわち周波数に対応する電流や電圧の値(ピーク値(最大値や最小値)等)を知ることができる。
(2)
前記電気信号は、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路を構成する素子または装置に表れる電圧、前記素子または前記装置を流れる電流、前記電気回路の出力電圧、前記電気回路の出力電流の群から選ばれることを特徴とする(1)に記載の電気回路制御装置。
(3)
前記遅延信号生成回路は、前記第1周波数信号を、前記電気信号の変化に基づくことなく遅延させ、または前記電気信号の少なくとも1つに基づき遅延させて前記第2周波数信号を出力することを特徴とする(1)または(2)に記載の電気回路制御装置。
(4)
前記周波数検出回路は、
前記判定回路が、前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
前記判定回路が、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の電気回路制御装置。
本発明では、周波数検出回路は、遅延信号生成回路により周波数信号を時間Δτ遅らせた場合には、周波数信号のエッジ,最大値等の間隔がΔτのときに、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれ、または第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれることになる。第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれるときは、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは第1周波数信号の周波数が上昇方向側の所定値に達したときであり、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれるときは、第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移しまたは第1周波数信号の周波数が下降方向側の所定値に達したときである。したがって、周波数検出回路は、第1周波数信号の周波数が、周波数が低い側から所定値に達したか、周波数が高い側から所定値に達したかを、峻別して判断することができることになる。
本発明では、周波数検出回路を構成する遅延信号生成回路により第1周波数信号を時間Δτ遅らせた場合には、第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれたときに、第1周波数信号の狭幅パルス,エッジ等の間隔は、Δτ/i(i=1,2,・・・,J、Jは正の整数)となり、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれたときに、第2周波数信号の狭幅パルス,エッジ等の間隔は、jΔτ(j=1/I,・・・,1/3,1/2,1、Iは正の整数)となる。
第1周波数信号の周期に第2周波数信号の周期が含まれるときは、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは第1周波数信号の周波数が上昇方向側の所定値に達したときであり、第2周波数信号の周期に第1周波数信号の周期が含まれるときは、第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移しまたは第1周波数信号の周波数が下降方向側の所定値に達したときである。したがって、本発明では、周波数検出回路は、第1周波数信号の周波数が、周波数が低い側から所定値に達したか、周波数が高い側から所定値に達したかを、峻別して判断することができることになる。
判定回路は、第1周波数信号が狭幅パルス列であり、この狭幅パルス列が周期に正パルスと負パルスの二パルスを含み、これら正負のパルスの間隔が180ーである場合や、第1周波数信号のディユーティが50%である場合には、第1周波数信号の半周期が第2周波数信号の半周期に含まれたか否か、および/または、第2周波数信号の半周期が第1周波数信号の半周期に含まれたか否かを検出することができる。
たとえば、第1周波数信号(被検出周波数信号)が狭幅パルス列であり、この狭幅パルス列が周期に正パルスと負パルスの二パルスを含み、これら正負のパルスの間隔が180ーである場合には、判定回路は、正パルスおよび負パルスの双方を同一性質のパルス(等価なパルス)として判定する(判定信号を出力する)ことができる。
また、第1周波数信号が矩形波であり、デューティが50%の場合には、判定回路は、立上りエッジおよび立下りエッジの双方を同一性質のエッジ(等価なエッジ)として検出して判定信号を出力することができる。
さらに、第1周波数信号が、三角波や正弦波であり、振幅の最大値および最小値の間隔が180ーである場合には、判定回路は、正パルスおよび負パルスの双方を同一性質のパルス(等価なパルス)として検出して判定信号を出力することができる。
(5)
前記判定回路は、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i
(i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)
で、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする(1)から(4)の何れかに記載の電気回路制御装置。
(6)
前記判定回路は、
1+T2+・・・+TJ≦Δτ<T1+T2+・・・+TJ+TJ+1
(Jは正の整数)
の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
第j回目の検出において、周期が遅延時間(1/j)Δτ
(j=J,・・・,3,2,1)
で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(1)から(5)の何れかに記載の電気回路制御装置。
(7)
前記遅延回路は、前記第1周波数信号を入力して前記第2周波数信号を出力するたびに、初期化されることを特徴とする(1)からから(7)の何れかに記載の電気回路制御装置。
(8)
(1)から(7)の何れかに記載の電気回路制御装置を構成する周波数検出回路を1ユニットとし、前記第1周波数信号を共通にして第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出回路を備えた電気回路制御装置であって、
第1ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ1と、
第2ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ2と、
・・・
第Rユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間ΔτRと、
が異なることを特徴とする記載の電気回路制御装置。
(9)
(1)から(7)の何れかに記載の電気回路制御装置を構成する周波数検出回路を1ユニットとし、第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出回路を備えた電気回路制御装置であって、
前記各ユニットにおける第2周波数の第1周波数信号に対する遅延時間Δτが同じであり、
前記第1ユニットから前記第Rユニットにおける各第1周波数信号の位相が、2π/Rずつ異なることを特徴とする電気回路制御装置
(10)
前記電気回路が、電流制御型または電圧制御型のAC/DC電力変換回路またはDC/DC電力変換回路であり、
前記電気信号は、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路を構成する素子または装置に表れる電圧、前記素子または前記装置を流れる電流、前記電気回路の出力電圧、前記電気回路の出力電流の群から選ばれることを特徴とするから(1)から(9)の何れかに記載の電気回路制御装置。
(11)
電気回路に含まれる少なくとも1つのスイッチの駆動により変化する電気信号(電圧・電流・電力・位相)を、1つまたは1つ以上検出しこれら検出信号から選ばれた少なくとも1つの電気信号から周波数信号を生成し、記周波数信号の周波数を検出することで電気回路を制御する方法であって、
前記周波数の検出において、
前記第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を生成し、
前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とを入力して、
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
を検出して判定信号を出力し、当該判定結果に応じて前記スイッチを駆動する、
ことを特徴とする電気回路制御方法。
(12)
前記電気信号は、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路を構成する素子または装置に表れる電圧、前記素子または前記装置を流れる電流、前記電気回路の出力電圧、前記電気回路の出力電流の群から選ばれることを特徴とする(11)に記載の電気回路制御方法。
(13)
前記第1周波数信号を、前記電気信号の変化に基づくことなく遅延させ、または前記電気信号の少なくとも1つに基づき遅延させて前記第2周波数信号を出力することを特徴とする(11)または(12)に記載の電気回路制御方法。
(14)
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(11)から(13)の何れかに記載の電気回路制御方法。
(15)
前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i
(i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)
で、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする(11)から(14)の何れかに記載の電気回路制御方法。
(16)
前記第1周波数信号の周期が、
1+T2+・・・+TJ≦Δτ<T1+T2+・・・+TJ+TJ+1
(Jは正の整数)
の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
第j回目の検出において、周期が遅延時間
(1/j)Δτ
(j=J,・・・,3,2,1)
で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
ことを特徴とする(11)から(15)の何れかに記載の電気回路制御方法。
(C)発明:
(1)
一方端が検出回路の入力信号経路に接続され他方端がグランドに接続されたインピーダンス回路を有する遅延回路であって、
前記インピーダンス回路には、オン制御信号またはオフ制御信号がそれぞれ入力されたときに前記インピーダンス回路の全体のインピーダンスを変える複数のスイッチが含まれ、
前記複数のスイッチのオン状態またはオフ状態の組み合わせにより前記インピーダンス回路のインピーダンスを変えることで、前記検出回路が生成する遅延時間が変化することを特徴とする遅延回路。
(2)
前記インピーダンス回路は、少なくとも前記複数のスイッチが持つインピーダンス(抵抗成分、容量成分、インダクタンス成分)および/または配線に起因するインピーダンスを含むことを特徴とする(2)に記載の遅延回路。
(3)
前記インピーダンス回路は、抵抗素子、容量素子、インダクタンス素子の1つまたはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする(1)または(2)に記載の遅延回路。
(4)
前記スイッチがゲートスイッチ(制御端子付きバッファ)であることを特徴とする(2)から(3)の何れかに記載の遅延回路。
(5)
(1)から(4)の何れかに記載の遅延回路と、
前記各スイッチにオンオフ制御信号を送出する遅延制御回路と、
を備えたことを特徴とする遅延回路システム。
(6)
一方端が検出回路の入力信号経路に接続され他方端がグランドに接続された複数のインピーダンス回路要素を有する遅延回路であって、
前記各インピーダンス回路要素には、オン制御信号が入力されたときに前記入力信号経路と前記グランドとの間に開放状態を形成し、オフ制御信号が入力されたときに前記入力信号経路と前記グランドとの間にインピーダンスを形成させるスイッチがそれぞれ含まれ、
前記各スイッチのオン状態またはオフ状態の組み合わせにより前記インピーダンス回路のインピーダンスを変えることで、前記検出回路が生成する遅延時間が変化することを特徴とする遅延回路。
(7)
前記インピーダンス回路要素は、少なくとも前記スイッチが持つインピーダンス(抵抗成分、容量成分、インダクタンス成分)および/または配線に起因するインピーダンスを含むことを特徴とする(6)に記載の遅延回路。
(8)
前記インピーダンス回路要素は、抵抗素子、容量素子、インダクタンス素子の1つまたはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする(6)または(7)に記載の遅延回路。
(9)
インピーダンスがZ(1),Z(2),・・・,Z(N)のインピーダンス回路要素をそれぞれP個備えた遅延回路であって、
それぞれのインピーダンス回路要素による遅延時間Τkが(k=1,2,・・・・,N)が単位遅れ時間をτ0として、
Τk(Z(k))=(P+1)k-1τ0
で表されることを特徴とする(6)から(8)の何れかに記載の遅延回路。
(10)
前記スイッチがゲートスイッチ(制御端子付きバッファ)であることを特徴とする(6)から(10)の何れかに記載の遅延回路。
(11)
前記インピーダンス回路要素はバッファを含み、当該バッファは前記スイッチよりもグランド側に設けられていることを特徴とする(6)から(10)の何れかに記載の遅延回路。
(12)
前記検出回路は、キャパシタ素子と抵抗素子、キャパシタ素子と抵抗素子とからなるCR積分回路を含むことを特徴とする(6)から(11)の何れかに記載の遅延回路。
(13)
(6)から(12)の何れかに記載の遅延回路と、
前記各スイッチにオンオフ制御信号を送出する遅延制御回路と、
を備えたことを特徴とする遅延回路システム。
AC/DCコンバータ,DC/DCコンバータ、昇圧チョッパ、降圧チョッパ等において、各部の電圧や電流を周波数変換して検出し、出力や入力を制御する(出力電流,出力電圧,出力電力,入力電流,出力電圧、入力電力等)を制御する場合に、本発明の遅延回路システムは特に有効である。
(A)発明:
本発明の周波数検出装置および周波数検出方法によれば、簡単な構成により被検出周波数信号(第1周波数信号)と当該被検出周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号とを比較することで、周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定できる。
(B)発明:
本発明の電気回路制御装置および電気回路制御方法では、簡単な構造で、電力変換回路等の電気回路の入力電流、入力電圧、出力電流、出力電圧、リアクトルに表れる電圧、前記リアクトルを流れる電流,、前記スイッチに表れる電圧、前記スイッチを流れる電流、ダイオード(転流ダイオード,整流ダイオード等)に現れる電圧、前記ダイオードを流れる電流等の変動(周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは被検出信号の周波数が上昇方向側の所定値に達したこと)を高精度で検出できる。
(C)発明:
本発明によれば、高精度で遅延時間の設定が可能となる。
本発明の遅延回路は、多数(1000個以上)の遅延信号の中かから適宜遅延した信号を選択するための選択回路(マルチプレクサ)は必要ないので、各遅延形成要素から選択回路82までのライン長を一定に保つという必要はない。また、多数の遅延回路要素を直列に接続することもなく、設計の制限が緩和される。また、回路の簡素化を図ることができる。
本発明では、回路配線等の浮遊抵抗、浮遊容量、浮遊インダクタンスの値を考慮した上で遅延時間を決定することが容易となる(すなわち、回路設計が容易となる)。
同一仕様のスリーステートバッファは、半導体プロセスでの製造が容易であり、また入力インピーダンスのバラツキが少ないために本発明に好適である。
これらのスリーステートバッファに、抵抗素子、容量素子、インダクタンス素子の1つまたはこれらの組み合わせを接続することもできる。
本発明の第1実施形態を示す説明図であり、(A)は周波数検出装置の構成を示す図、(B)は検出周波数と時間との関係を示す図、(C)は変化する周波数の説明図である。 本発明の第1実施形態の変形例を示す説明図であり、(A)は周波数検出装置の構成を示す図、(B)は検出周波数と時間との関係を示す図、(C)は変化する周波数の説明図である。 本発明の第2実施形態を示す説明図であり、(A)は周波数検出装置の構成を示す図、(B)は検出周波数と時間との関係を示す図、(C)は変化する周波数の説明図である。 本発明の第2実施形態の変形例を示す説明図であり、(A)は周波数検出装置の構成を示す図、(B)は検出周波数と時間との関係を示す図、(C)は変化する周波数の説明図である。 本発明の第3実施形態(周波数の上限と下限とを1つずつ有する周波数検出装置)を示す説明図であり、(A)は周波数検出装置の構成を示す図、(B)は検出周波数と時間との関係を示す図である。 図5の周波数検出装置にける、変化する周波数の説明図である。 本発明の第3実施形態(周波数の上限と下限とをそれぞれ複数有する周波数検出装置)を示す説明図であり、(A)は周波数検出装置の構成を示す図、(B)は検出周波数と時間との関係を示す図である。 図5の周波数検出装置にける、変化する周波数の説明図である。 図1(A)の周波数検出装置を1ユニットして複数(2つ)を第1周波数信号を共通にして接続した周波数検出装置を示す構成図である。 図9の周波数検出装置における検出周波数と時間との関係を示す図である。 図1(A)の周波数検出装置を1ユニットして複数(2つ)を用いて解像度を高くした周波数検出装置を示す構成図である。 図11の周波数検出装置の動作説明図である。 図1(A)の周波数検出装置を1ユニットして複数(2つ)を用いて動作レンジを広くした周波数検出装置を示す構成図である。 図12の周波数検出装置の動作説明図である。 本発明の基本構成を示す図であり、遅延制御回路を有しない制御装置を示す図である。 本発明の基本構成を示す図であり、遅延制御回路を有する制御装置を示す図である。 本発明の電力変換装置および電力変換装置の制御方法の第1実施形態を示す説明図である。 三相の電力変換装置および電力変換装置の制御方法をより詳細に示す説明図である。 電流制御型の電力変器装置の実施形態を示す図である。 (A)は電力変換装置の各部における時間推移状態を示す図、(B)は第1周波数信号F1、第2周波数信号F2の時間推移状態を示す図である。 周波数信号発生回路が、スイッチに流れる電流を流れる電流とした例を示す図である。 (A)は電力変換装置の各部における時間推移状態を示す図、(B)は第1周波数信号F1、第2周波数信号F2の時間推移状態を示す図である。 周波数検出回路を1ユニットとして、このユニット2つを並列接続して構成した、出解像度(判定精度)を高くする電力変換装置を示す図である。 図19の電力変換装置において第1周波数信号と第2周波数信号の位相差がπであり、検出解像度(判定精度)が2倍となった様子を示す図である。 周波数信号発生回路がスイッチに流れる電流を回路電流として取り込む例を示す図である。 レンジ選択回路に入力された電圧の大きさに応じて周波数処理を第1ユニットまたは第2ユニットに振り分けられる電力変換器を示す図である。 図25の電力変換装置において、レンジ選択回路に入力された電圧の大きさに応じて周波数処理を第1ユニットまたは第2ユニットに振り分けられる様子を示す図である。 回路電流を上限と上限との間で動作させる電力変換装置を示す図である。 (A)は電力変換装置の各部の信号状態を示す図、(B)は第1周波数信号および第2周波数信号が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す図、(C)は第1周波数信号および第2周波数信号が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す図である。 本発明の電力変換装置の第2実施形態を示す説明図である。 図30の電力変換装置の動作説明図であり、(A)は電力変換器の出力電圧の時間の推移を示す図、(B)は周波数信号生成回路の出力周波数を示す図、(C)は第1周波数信号が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す図である。 図30の電力変換装置において周波数検出回路を2ユニットを備え、上限と下限のしきい値を持つときの説明図である。 (A)は電力変換装置の出力電圧の時間推移を示す図、(B)は判定回路による処理を示す図、(C)は一方のユニットにおいて第1周波数信号および第2周波数信号が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す図、(D)は他方のユニットにおいて第1周波数信号および第2周波数信号が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す図である。 従来の電力変換装置の説明図である。 本発明の遅延回路および遅延回路システムの実施形態を示す説明図である。 検出回路に生じる電圧の時間変化を示すグラフである。 本発明の遅延回路および遅延回路システムの他の実施形態を示す説明図である。 遅延時間の離散間隔を均等にするための遅延回路およびこれを用いた遅延回路システムを示す実施形態である。 図37のインピーダンス回路要素をバッファに置き換えた遅延回路およびこれを用いた遅延回路システムの説明図である。 インピーダンス回路要素がスリーステートバッファである遅延回路およびこれを用いた遅延回路システムの説明図である。 図38に示した遅延回路の配線形態を示す説明図である。 遅延回路の応用例を示す説明図であり、3つの遅延回路ユニットにより入力クロックを4倍に増やす例を示す図である。 本発明の遅延回路および遅延回路システムを電力変換装置に適用した実施形態を示す説明図である。 本発明の遅延回路および遅延回路システムを電力変換装置に適用した他の実施形態を示す説明図である。 従来の遅延回路の説明図である。
符号の説明
(A)発明:
1,2,3,4,5,6 周波数検出装置
11,21,31,41A,41B,51A,51B,61A,61B, 遅延信号出
力回路
12,22,32,42,52,62 判定回路
121,321 カウンタ
43,53,63 制御回路
54 分配回路
65 レンジ選択回路
UA,UB 周波数検出装置ユニット
(B)発明:
1,2 電力変換装置
11、21 電力変換器
12,22 制御回路
13,13A,13B,23 周波数信号生成回路
14,24 周波数検出回路
15,25 駆動信号生成回路
16,16A,16B 遅延制御回路
17 位相シフト回路
17 レンジ選択回路
111 スイッチ
112 リアクトル
113 電流検出用抵抗
114 転流ダイオード
115 キャパシタ
141,241 遅延信号生成回路
142,241 判定回路
81 電源
82 負荷
(C)発明:
1 遅延回路
11 検出回路
12 インピーダンス回路
13 制御回路
14 入力バッファ
15 入力信号経路
SWk スイッチ
Z(k) インピーダンス
k バッファ
r 抵抗
TBk スリーステートバッファ
(A)発明:
本発明の周波数検出装置および周波数検出方法の実施形態を以下に説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す説明図である。
図1(A)において、周波数検出装置1は、遅延信号出力回路11と判定回路12とを備えている。
遅延信号出力回路11は、周波数が時間変化する(増大する)第1周波数信号F1を入力し、この第1周波数信号F1を所定時間Δτ(第1周波数信号F1の初期周期より短い)だけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。
第1実施形態では、図1(C)に示すように、第1周波数信号F1の周波数は、時間に比例して高くなるように設定してあり、周期は周波数1Hzから調和数列で短くなる例で示してあり、また、第1周波数信号F1は狭幅パルス列である(したがって第2周波数信号F2も狭幅パルス列である)。図1(C)では、説明を分かり易くするために、第1周波数信号F1および第2周波数信号F2の狭幅パルス列には、それぞれ時間経過に応じて1,2,3,・・・の番号を付してある。
上記したように、第1周波数信号F1および第2周波数信号F2は、周波数1Hzから周期が調和数列で短くなるように設定してあるので、
1番目と2番目の狭幅パルスの間隔:1秒
2番目と3番目の狭幅パルスの間隔:1/2秒
3番目と4番目の狭幅パルスの間隔:1/3秒
・・・
となっている。
判定回路12は、第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。
第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれることと、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスが、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスの間に位置していることとは等価である。第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否かの判定において、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスが、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスに重なっていても、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスが、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスに重なっていてもよいものとする。
第1実施形態では、第1周波数信号F1の狭幅パルスと、第2周波数信号F2の狭幅パルスとが交互に検出されるか否かにより、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否かを検出することができる。すなわち、図1(C)において、判定回路12は、第1周波数信号F1の狭幅パルスと、第2周波数信号F2の狭幅パルスとを交互に検出する。
第1実施形態では、図1(B)に示すように、第1周波数信号F1の周波数f1は時間に比例して高くなっているので、第1周波数信号F1の周期は時間経過にしたがって調和数列で短くなる。
この場合、判定回路12は、第1周波数信号F1の1番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の1番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の2番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の2番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の3番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の3番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の4番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の4番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の5番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスまでは交互性があると判定しているが、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスの後に、第1周波数信号F1の7番目の狭幅パルスを検出する。したがって、判定回路12は、このときに交互性がないと判定する(図1(B)の「上限検出」、(C)の「上限」参照)。
すなわち、第1周波数信号F1の狭幅パルスと第2周波数信号F2の狭幅パルスとの交互性がなくなる時刻は、図1(C)では、判定回路12に第1周波数信号F1の7番目の狭幅パルスが入力されたときなので、判定回路12は、第1周波数信号F1の周期(Δτより長い周期)が、Δτより短くなった時刻(6番目または7番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
言い換えると、図1(C)において、第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスは、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスに対してΔτの時間遅れる。これにより、第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルスと6番目の狭幅パルスとの間に第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスと7番目の狭幅パルスとが含まれることになる。したがって、判定回路12は、第1周波数信号F1の周期がΔτより短くなった時刻(6番目または7番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
なお、第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルスと6番目の狭幅パルスの間隔がΔτよりも長く、かつ第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスと第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスの間隔はΔτなので、第1周波数信号F1の7番目の狭幅パルスは第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスよりも必ず左にある。このことからも、判定回路12が、第1周波数信号F1の周期がΔτより短くなった時刻を検出できることは明らかである。
上述したように、第1実施形態では、第1周波数信号F1の周波数(したがって、第2周波数信号F2の周波数も)が調和数列で高くなる。第1実施形態では、分かり易くするために、第1周波数信号F1の周波数が、
1Hz,1/2Hz,1/3Hz,・・・
のように上昇する場合を説明したが(図1(B),(C)参照)、実際には、第1周波数信号F1 の周波数は、
25×106Hz,(25×106+1)Hz,(25×106+2)Hz,・・・
のように高くなっていてもよいし、たとえば、
25×106Hz,(25×106+10)Hz,(25×106+20)Hz,・・・
のように高くなっていてもよい。
以上述べたように、第1実施形態では、第1周波数信号F1に対して第2周波数信号F2をΔτだけ遅らせることで、第1周波数信号F1の狭幅パルス間隔がΔτより短くなったこと(Δτより長かった周期がΔτより短くなった時刻、すなわち6番目または7番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出することができる。
なお、狭幅パルスからなる第1周波数信号F1は、任意波形の周波数信号から、波形整形回路を通過させることで生成できる。
上記の例では、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれた時刻を検出できる。すなわち、判定回路12は、第1周波数信号F1の周期がΔτより短くなった時刻で、1周波数信号F1の周波数が高域側の所定域に遷移しまたは上昇方向側の所定値に達したことを検出できる。
上記の例では、 判定回路12による検出(判定)は一回である場合を示したが、本発明では判定回路12による検出が複数回、すなわち2回目,3回目,・・・,I回目の検出でも上記と同様の判定(さらに短い周期となった時刻の判定)をすることができる。
すなわち、判定回路12は、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、第1周波数信号F1の周波数がさらに高域側の所定域に遷移しまたはさらに上昇方向側の所定値に達したことを判定することができる。
この場合には、図2(A)に示すように、判定回路12はカウンタ121を備えており、カウンタ121は第何回目の検出かを記憶する。そして、判定回路12は、第2回目の検出(Δτ/2より長かった周期がΔτ/2より短くなった時刻)で第1周波数信号F1の周波数がさらに高域側の所定域に遷移しまたはさらに上昇方向側の所定値に達したことを判定し、
第3回目の検出(Δτ/3より長かった周期がΔτ/3より短くなった時刻)で第1周波数信号F1の周波数がさらに高域側の所定域に遷移しまたはさらに上昇方向側の所定値に達したことを判定し、
・・・
第I回目の検出(Δτ/Iより長かった周期がΔτ/Iより短くなった時刻)で第1周波数信号F1の周波数がさらに高域側の所定域に遷移しまたはさらに上昇方向側の所定値に達したことを判定することができる。
図2(C)では、判定回路12による判定が2回行われる場合を示しており、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスの周期がΔτより短くなった場合(上限1回目)、および第1周波数信号F1の11番目の狭幅パルスの周期がさらにΔτ/2より短くなった場合(上限2回目)を示してある。図2(B),(C)では、上限1回目の検出がされた周波数をf1,1で示し、上限2回目の検出がされた周波数をf1,2で示してある。図2(B)では、このときの時刻を「上限1回目検出」および「上限2回目検出」で示してある。
なお、第1周波数信号F1の最短の周期が、最長の周期の1/2以下にならない限り(第1周波数信号F1の最大の周波数が、最小の周波数の2倍以上にならない限り)、第1回目の検出のみが行われるので、周波数の変動が小さい場合には、判定回路12による第2回目以降の検出は考慮する必要はない。たとえば、第1周波数信号F1の周波数が、25MHzから40MHzの範囲で変化するような場合には、第2回目以降の検出はなされない。
図3は本発明の第2実施形態を示す説明図である。
図3(A)において、周波数検出装置2は、遅延信号出力回路21と判定回路22とを備えている。
遅延信号出力回路21は、周波数が時間変化する(低くなる)第1周波数信号F1を入力し、この第1周波数信号F1を所定時間Δτ(第1周波数信号F1の初期周期より長い)だけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。
第2実施形態では、判定回路22は、図3(C)に示したように、遅延時間Δτが、周波数検出装置2の起動時(検出処理開始時)において、
1≦Δτ<T1+T2
であり、第1周波数信号F1の周波数は周波数13Hzから、時間に比例して低くなるように設定してあり、周期が調和数列で長くなる例で示してある。また、図3(C)に示すように、第1周波数信号F1は第1実施形態と同様、狭幅パルス列である(したがって第2周波数信号F2も狭幅パルス列である)。図3(C)では、説明を分かり易くするために、第1周波数信号F1および第2周波数信号F2の狭幅パルス列にそれぞれ、時間経過に応じて1,2,3,・・・の番号を付してある。
上記したように、第1周波数信号F1および第2周波数信号F2は、周波数13Hzから周期が調和数列で長くなるように設定してあるので、
1番目と2番目の狭幅パルスの間隔:1/13秒
2番目と3番目の狭幅パルスの間隔:1/12秒
3番目と4番目の狭幅パルスの間隔:1/11秒
・・・
となっている。
判定回路22は、第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。
第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれることと、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスが、第1周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスの間に位置していることとは等価である。第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かの判定において、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスが、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスに重なっていても、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスが、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスに重なっていてもよいものとする。
本実施形態では、第1周波数信号F1の狭幅パルスと、第2周波数信号F2の狭幅パルスとが交互に検出されるか否かにより、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否かを検出することができる。すなわち、図3(C)に示すように、判定回路22は、第1周波数信号F1の狭幅パルスと、第2周波数信号F2の狭幅パルスとを交互に検出する。
本実施形態では、図3(B)に示すように、第1周波数信号F1の周波数f1は時間に比例して低くなっているので、第1周波数信号F1の周期は時間経過にしたがって調和級数で長くなる。
この場合、判定回路22は、第1周波数信号F1の1番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の2番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の1番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の3番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の2番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の4番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の3番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の5番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の4番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルスまでは、交互性があると判定しているが、第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルスの後に、第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスを検出する。したがって、判定回路22は、このときに交互性がないと判定する(図3(B)の「下限検出」、(C)の「下限」参照)。ただし、第1周波数信号F1の1回目と2回目との交互性は無視する。
すなわち、第1周波数信号F1の狭幅パルスと第2周波数信号F2の狭幅パルスとの交互性がなくなる時刻は、図3(C)では、判定回路22に第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスが入力されたときなので、判定回路22は、第2周波数信号F2の周期(Δτより短い周期)が、Δτより長くなった時刻(第2周波数信号F2の5番目ないし6番目の狭幅パルスが入力された時刻、あるいは第1周波数信号F1の6番目ないし7番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
言い換えると、図3(C)において、第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスは、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスに対してΔτの時間遅れる。これにより、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスと7番目の狭幅パルスとの間に第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルスと6番目の狭幅パルスとが含まれることになる。したがって、判定回路22は、第2周波数信号F2の周期がΔτより長くなった時刻(言い換えると、第1周波数信号F1の周期がΔτより長くなった時刻、あるいは第1周波数信号F1の6番目ないし7番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
上述したように、第2実施形態では、第1周波数信号F1の周波数が調和数列で低くなる(したがって、第2周波数信号F2の周波数も調和数列で低くなる)。第2実施形態では、分かり易くするために、第1周波数信号F1 の周波数が、
1/13Hz,1/12Hz,1/11Hz,・・・
のように低くなる場合を説明したが(図3(B),(C)参照)、実際には、第1周波数信号F1 の周波数は、
25×106Hz,(25×106−1)Hz,(25×106−2)Hz,・・・
のように低くなっていてもよいし、たとえば、
25×106Hz,(25×106−10)Hz,(25×106−20)Hz,・・・
のように低くなっていてもよい。
以上述べたように、本発明では、第1周波数信号F1に対して第2周波数信号F2をΔτだけ遅らせることで、第1周波数信号F1の狭幅パルス間隔が遅延時間Δτより長くなったこと(言いかえると、第1周波数信号F1の狭幅パルス間隔が遅延時間Δτより長くなった時刻)を検出することができる。
なお、狭幅パルスからなる第1周波数信号F1は、任意波形の周波数信号から、波形整形回路を通過させることで生成できる。
上記の例では、第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれた時刻を検出した。すなわち、判定回路22は、周波数検出装置2の起動時(検出処理開始時)にはΔτより短かった第1周波数信号F1の周期がΔτより長くなった時刻で、第1周波数信号F1の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したこと(すなわち、第1周波数信号F1の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したこと)を判定することができる。
すなわち、第2実施形態では、判定回路22は、図3(C)に示したように、遅延時間Δτが、周波数検出装置2の起動時において、検出処理開始時において、
1≦Δτ<T1+T2 (1)
の場合であり、第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたことを検出したときは、第1周波数信号F1の周期がΔτ以上となり、第1周波数信号F1の周波数が低域側の所定域に遷移しまたは下降方向側の所定値に達したことを判定する。この場合の判定回路22による検出(判定)は一回である。
第2実施形態では、判定回路22による検出が複数回、すなわち2回目,3回目,・・・,J回目の検出でも、上記と同様の判定(さらに短い周期となった時刻の判定)をすることができる。
すなわち、 周波数検出装置2の起動時(検出処理開始時)において、遅延時間Δτが、
1+T2+・・・TJ≦Δτ<T1+T2+・・・TJ+TJ+1 (2)
の場合もある(J=2のときは、上記(1)式の場合)。
ここで、Tk(k=1,2,・・・,J,J+1)は、前記第1周波数信号のk番目のパルス、Jは正の整数である。
たとえば、J=3の場合、判定回路22は、第1回目の検出(Δτ/2より短かった周期がΔτ/2より長くなった時刻)で第1周波数信号F1の周波数が周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定し、第2回目の検出(Δτより短かった周期がΔτより長くなった時刻)で第1周波数信号F1の周波数が周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する。
図4(C)では、第2周波数信号F2の2番目の狭域パルスと3番目の狭域パルスが第1周波数信号F1の4番目の狭域パルスと5番目の狭域パルスとの間に含まれており(上限1回目)、かつ第2周波数信号F2の8番目の狭域パルスと8番目の狭域パルスが第1周波数信号F1の9番目の狭域パルスと10番目の狭域パルスとの間に含まれている(上限2回目)。
図4(B),(C)では、上限1回目の検出がされた周波数をf1,2(高い側の周波数)で示し、上限2回目の検出がされた周波数をf1,1(低い側の周波数)で示してある。図4(B)では、このときの時刻を、「下限1回目検出」および「下限2回目検出」で示してある。
判定回路22は、第2周波数信号F2の8番目の狭域パルスと9番目の狭域パルスが第1周波数信号F1の9番目の狭域パルスと10番目の狭域パルスとの間に含まれていることを検出する。すなわち第2回目の検出(Δτより短かった周期がΔτより長くなった時刻)で第1周波数信号F1の周波数がさらに低域側の所定域に遷移し、またはさらに下降方向側の所定値に達したことを判定する。
なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様、第1周波数信号F1の最短の周期が、最長の周期の1/2以下にならない限り(第1周波数信号F1の最小の周波数が、最大の周波数の2倍以上にならない限り)、第1回目の検出のみが行われるので、周波数の変動が小さい場合には、判定回路22による第2回目以降の検出は考慮する必要はない。たとえば、第1周波数信号F1の周波数が、25MHzから26MHzの範囲で変化するような場合には、第2回目以降の検出はなされない。
図5(A),(B)、図6は本発明の第3実施形態を示す説明図である。この周波数検出装置3は、図1(A)の周波数検出装置1の機能と図3(A)の周波数検出装置2の機能とを併せ持っている。
図5(A)において、周波数検出装置3は、遅延信号出力回路31と、判定回路32とを備えている。
遅延信号出力回路31は、周波数が時間変化する(動的に長くなりまたは短くなる)第1周波数信号F1を入力し、この第1周波数信号F1を所定時間Δτだけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。
本実施形態では、図6に示すように、第1周波数信号F1の周波数は、動的に変化するように設定してあり、第1周波数信号F1の周波数は、周波数1Hzから調和数列で9Hzまで増大し、この後、周波数9Hzから調和数列で低くなるように設定してある。
また、図6に示すように、第1周波数信号F1は 狭幅パルス列であり、したがって第2周波数信号F2も狭幅パルス列である。図6では、説明を分かり易くするために、第1周波数信号F1の狭幅パルス列および第2周波数信号F2の狭幅パルス列にそれぞれ、時間経過に応じて1,2,3,・・・の番号を付してある。
周波数が増大する過程では第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスの周期がΔτより短くなった場合(上限)を示してある。
また、周波数が減少する過程では、第1周波数信号F1の11番目の狭幅パルスの周期がΔτより長くなった場合(下限)を示してある。
図7(B),(C)では、上限の検出および下限検出がされた周波数をf1,1で示してある。図7(B)では、このときの時刻を「上限検出」および「下限検出」で示してある。
図7(A),(B)、図8は、図2(A)の周波数検出装置1の機能と図4(A)の周波数検出装置2の機能とを併せ持っている周波数検出装置の説明図である。
図7(A)において、周波数検出装置3は、遅延信号出力回路31とカウンタ321を備えた判定回路32とからなる。
遅延信号出力回路31は、周波数が時間変化する(動的に長くなりまたは短くなる)第1周波数信号F1を入力し、この第1周波数信号F1を所定時間Δτだけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。
カウンタ321は第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれた回数を記録(インクリメント)するとともに、第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたことを記録(デクリメント)することができる。
本実施形態では、図8に示すように、第1周波数信号F1の周波数は、動的に変化するように設定してあり、第1周波数信号F1の周波数は、周波数1Hzから調和数列で13Hzまで増大し、この後、周波数13Hzから調和数列で低くなるように設定してある。また、図8に示すように、第1周波数信号F1は 狭幅パルス列であり、したがって第2周波数信号F2も狭幅パルス列である。図8では、説明を分かり易くするために、第1周波数信号F1の狭幅パルス列および第2周波数信号F2の狭幅パルス列にそれぞれ、時間経過に応じて1,2,3,・・・の番号を付してある。
図8では、判定回路32による判定は、周波数が増大する過程で2回、周波数が減少する過程で2回それぞれ行われる。
周波数が増大する過程では第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスの周期がΔτより短くなった場合(上限1回目)、および第1周波数信号F1の11番目の狭幅パルスの周期がさらにΔτ/2より短くなった場合(上限2回目)を示してある。
また、周波数が減少する過程では、第1周波数信号F1の狭幅パルスの周期がΔτ/2より長くなった場合(下限1回目)、および第1周波数信号F1の狭幅パルスの周期がさらにΔτより長くなった場合(下限2回目)を示してある。
図7(B),(C)では、上限1回目の検出および下限2回目の検出がされた周波数をf1,1で示し、上限2回目の検出および下限1回目の検出がされた周波数をf1,2で示してある。図7(B)では、このときの時刻を「上限1回目検出」,「下限2回目検出」、「上限2回目検出」,「下限1回目検出」で示してある。
第3実施形態では、第1実施形態と同様、第1周波数信号F1の最短の周期が、最長の周期の1/2以下にならないかぎり(第1周波数信号F1の最大の周波数が、最小の周波数の1/2以下にならないかぎり)、第1回目の検出のみが行われるので、周波数の変動が小さい場合には、第2回目以降の検出は考慮する必要はない。
たとえば、第1周波数信号F1の周波数が、25MHzから40MHzの範囲で変化するような場合には、判定回路22による第2回目以降の検出はなされない。
図9は、図1(A)の周波数検出装置1を1ユニットとして複数接続して構成して共通の第1周波数信号を有する周波数検出装置を示す図である。図9の周波数検出装置4は、遅延信号出力回路11と判定回路12とからなる第1ユニットUAと、遅延信号出力回路11と判定回路22からなる第2ユニットUBとを備えている。また、第1ユニットUAと第2ユニットUBの後段には、これらの出力を入力する制御回路43が接続されている。
第1ユニットUAと第2ユニットUBに入力される第1周波数信号F1は共通の第1周波数信号F1を入力する。また、第1ユニットUAにおける第2周波数信号FA2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτAと、第2ユニットUBにおける第2周波数信号F2Bの第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτBとは異なっている(ただし、ΔτA<ΔτB)。図9の周波数検出装置4では、図10に示すように、適宜の上限周波数fA1および下限周波数周波数fB1を設定することができる。
図11は、図1(A)の電力変換装置1の周波数検出回路を1ユニットとして、ユニットを複数並列接続して構成した周波数検出装置5を示す図である。
図11において、第1ユニットUA(周波数検出回路5A)と第2ユニットUB(周波数検出回路5B)の前段には、第1周波数信号F1を位相差πで分配する分配回路54が設けられている。分配回路54は位相差πで2つの第1周波数信号FA1,FB1を出力する(実際には、たとえば、F1=FA1として、FB1をにF1対してπ遅らせることができる)。
第1ユニットUA(周波数検出回路5A)は遅延信号出力回路51Aと判定回路52とからなる。図示はしないが、遅延信号出力回路51Aの前段には遅延制御回路を設けることができる。また、第2ユニットUB(周波数検出回路5B)は遅延信号出力回路51Bと判定回路52とからなる。図示はしないが、遅延信号出力回路51Bの前段には遅延制御回路を設けることできる。
第1ユニットUA(周波数検出回路5A)における第2周波数信号FA2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτAと、第2ユニットUB(周波数検出回路5B)における第2周波数信号FB2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτBとは異なっている(ΔτA<ΔτB)。
第1ユニットUA,第2ユニットUBの後段には共通の合成回路55が設けられており、第1ユニットUA,第2ユニットUBの出力を合成するので、図11の周波数検出装置5は、図13に示すように、実質上の解像度が2倍となる(、実際には、図12のSQのような出力はされなくてよい)。
なお、図11では、図1(A)の周波数検出装置1を1ユニットとして複数接続して構成したが、図2(A)の周波数検出装置1、図3(A),図4(A)の周波数検出装置2、図5(A),図7(A)の周波数検出装置3を1ユニットとして複数接続することもできるし、図9の周波数検出装置4と組み合わせて構成することもできる。
図13は、図1(A)の電力変換装置1の周波数検出回路を1ユニットとして、ユニットを複数並列接続して構成した周波数検出装置6を示す図である。
ここで、各周波数検出回路は、共通の第1周波数信号F1を有しており、この第1周波数信号F1は、第1周波数信号F1の周波数が高域に属するか低域に属するかに応じて、レンジ選択回路65により、第1ユニットUA,第2ユニットUBの何れかに送られる。
図13において、第1ユニットUA(周波数検出回路6A)は遅延信号出力回路61Aと判定回路62とからなり、図示はしないが遅延信号出力回路61Bの前段には遅延制御回路が設けられていてもよい。また、第2ユニットUB(周波数検出回路6B)は遅延信号出力回路61Bと判定回路62とからなり、図示はしないが遅延信号出力回路61Bの前段には遅延制御回路が設けられていてもよい。
第1ユニットUA(周波数検出回路61A)における第2周波数信号FA2の第1周波数信号FA1に対する遅延時間ΔτAと、第2ユニットUB(周波数検出回路61B)における第2周波数信号FB2の第1周波数信号FB1に対する遅延時間ΔτBとは同じであってもよいし異なっていてもよい。
図13の周波数検出装置6は、図14に示すように、レンジ選択回路65に入力される第1周波数信号F1の周波数レンジ(動作範囲)を、ユニットUAの動作範囲と、ユニットUBの動作範囲との2つに分けることができる。
なお、図13では、図1(A)の周波数検出装置1を1ユニットとして複数接続して構成したが、図2(A)の周波数検出装置1、図3(A),図4(A)の周波数検出装置2、図5(A),図7(A)の周波数検出装置3を1ユニットとして複数接続することもできるし、図9,図11の周波数検出装置4,5と組み合わせて構成することもできる。
(B)発明:
図15および図16は本発明の電気回路制御装置の構成を示す説明図である。
図15において、電気回路制御装置102は、周波数信号生成回路103と、周波数検出回路104と、駆動信号生成回路105と、遅延制御回路106とを有している。
周波数信号生成回路103は、電気回路101の電気信号相当する電圧(図15では、1つまたは2つ以上の電気信号:第1信号群)を検出し、当該検出値を第1周波数信号F1に変換する。
周波数検出回路104は、遅延信号出力回路1041と、判定回路1042とからなる。
周波数信号生成回路103は、電気回路101の第1信号群を電圧信号F1として検出し判定回路1042に出力する。遅延信号出力回路1041には遅延時間Δτが設定され、遅延信号出力回路1041は、第1電圧信号F1に対してΔτ遅延した第2周波数信号F1を判定回路105に出力する。判定回路105は、第1周波数信号F3と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否か、および/または、第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。駆動信号生成回路105はこの判定回路信号から制御信号VGs生成し、これを電気回路101に含まれる図示しないスイッチに送出する。
図16では、遅延信号出力回路1041の前段に遅延制御回路106が設けられている。遅延制御回路106には、電気回路101の電気信号相当する電圧(図16では、1つまたは2つ以上の電気信号:第1信号群)を検出し、遅延制御信号を生成する。第2信号群は第1信号と一部が重複していてもよい。また、遅延制御信号は、定数であってもよいし動的に変化する信号(一定のサイクルごとに変化する信号を含む)であってもよい。
本発明では、電気回路101に含まれる電気信号は、たとえば、入力電流、入力電圧、出力電流、出力電圧、リアクトルに表れる電圧、前記リアクトルを流れる電流,、前記スイッチに表れる電圧、前記スイッチを流れる電流、ダイオード(転流ダイオード,整流ダイオード等)に現れる電圧、前記ダイオードを流れる電流である。これら電圧や電流は、図15および図16における電気信号として採用することができる。
図17は電力変換装置1を示す図であり、図16の電気回路制御装置102を電力変換器の制御に適用した第1実施形態示している。なお、図15の電気回路制御装置102を電力変換装置の制御に適用することもできる(後述する図16参照)。
図17において電力変換装置1は、電力変換器11と、制御回路12とを備えている。 第1実施形態では、電力変換器11は、電圧制御型DC/DC変換器であり、電源81の直流電圧をDC/DC変換して負荷82に供給する。
制御回路12は、周波数信号生成回路13と、周波数検出回路14と、駆動信号生成回路15と、遅延制御回路16とを有している。
周波数信号生成回路13は、電力変換器11の回路電流iに相当する電圧Viを検出し、当該検出値を周波数信号F1に変換する。周波数信号生成回路13は、たとえばアナログの電圧制御発振器(VCO)から構成することができる。
周波数検出回路14は、遅延信号生成回路141と、判定回路142とからなる。
遅延制御回路16は、A/D変換器17を介して電力変換器11の出力電圧eOを検出し、遅延信号生成回路141に遅延制御信DLY(eO)を出力することができる。遅延信号生成回路141がアナログ入力により動作する場合には、A/D変換器17は図17では不要である。
遅延信号生成回路141は、第1周波数信号F1を所定時間Δτ(DLY(eO)に応じた時間であり、第1周波数信号F1の初期周期より小さい)だけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。判定回路142は、第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否か、および第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。
駆動信号生成回路15は、電力変換器11を構成するスイッチの制御端子に制御信号VGsを出力することができる。
本発明の電気回路制御装置は、図18に示すように、三相電力変換装置11に適用することができる。図18では電力変換装置1には三相電圧va,vb,vcが入力されている。a相制御装置12a,b相制御装置12b,c相制御装置12cは、電力変換器11から電気信号群A,電気信号群B,電気信号群Cを取り込んでおり、これらの電気信号群に基づいて、電力変換装置1を構成する各相のスイッチに制御信号を出力する。
図19は図17の電力変換装置1をより詳細に示す説明図である。図19において電力変換装置1は、電力変換器11と、制御回路12とを備えている。
第1実施形態では、電力変換器11は、電流制御型DC/DC変換器であり、電源81の直流電圧をDC/DC変換して負荷82に供給する。電力変換器11は、スイッチ111と、リアクトル112と、電流検出用抵抗113と、転流ダイオード114と、キャパシタ115とからなる。
入力側から順に、スイッチ11とリアクトル112と電流検出用抵抗113とが直列接続され、スイッチ11とリアクトル112との間には転流ダイオード114がT字接続されており、出力側にはキャパシタ115が接続されている。
制御回路12は、図17に示した電気回路制御装置12と同じである。すなわち、周波数信号生成回路13は、電流検出用抵抗113の両端電圧v1,v2を入力して電圧降下VR=(v1−v2)((v1−v2)は、リアクトル電流iL(本発明における回路電流)を電圧に変換した値である)を検出し、当該検出値を周波数信号f1に変換して第1周波数信号F1として出力する。周波数検出回路14は、遅延信号生成回路141と、判定回路142とからなり、遅延信号生成回路141は、第1周波数信号F1を所定時間Δτだけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。また、判定回路142は、第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。
図20(A)のSTsに示すように、駆動信号生成回路15は周期TsのクロックSTsで動作しており、クロックSTsの立上がりで、スイッチ111に送出する制御信号VGsをONにする。
一方、遅延信号生成回路141は図20(A)のV=R・iLで示すように、電圧VR(v1−v2)を入力し、これを周波数信号f1(図20(A)の最上段の周波数特性参照)に変換している。図20(A)では、周波数は下限で約30MHz、上限で40MHzとしてある。すなわち、判定回路141は、第1周波数信号F1の周波数f1が所定のしきい値fSH(約40MHz)に達したとき(第1周波数信号F1の周期が対応する周期Δτに達したとき:図20(B)参照)に、判定信号SQを出力する。ただし,図のしきい値は,この方式の電力変換機では通常行うように系の安定性を保つために傾きを持たせている。この判定信号SQにより駆動信号生成回路15は電力変換器11にスイッチがOFFとなる制御信号を出力する。
図20(A)では、図19の周波数信号生成回路13は、電流検出用抵抗114(抵抗値R1)の両端電圧を入力して電圧降下V1=R1・iSを検出する。また、図20(B)では、図19の周波数信号生成回路13は、電圧降下V=R・iSの値と、転流ダイオード114の両端電圧の値(抵抗値R2)電圧降下V2=R2・iDの検出し、電流の合算値相当分の第1周波数信号F1を発生する。
図19ではリアクトル電流iLを図17の回路電流として採用しているが、図21に示すように、回路電流をスイッチ211を流れる電流iSとすることもできる。
図22(A)に電力変換装置の各部における時間推移状態を示す図、(B)に第1周波数信号F1、第2周波数信号F2の時間推移状態を示す。図21の電力変換装置ではでは、図22(A)に示すように、転流ダイオード114がオフのときには、iSはボトム値となっているが(周波数fの特性を示す波形図、および電圧V=R1×isを示す波形図を参照)、電気回路制御装置の出力は図19の電気回路制御装置12の出力と同じである(図22のクロックSTs、判定信号SQ、制御信号VGs参照)。
図23は、図19の電力変換装置1の周波数検出回路14を1ユニットとして、このユニット2つ(周波数検出回路14A,14B)を並列接続して構成した電力変換装置1を示す図である。図23では、周波数検出回路14A,14Bの構成は同じであり、遅延制御回路16A,16Bは、遅延信号生成回路141にそれぞれ共通のΔτを制御するための信号を送出するので、各遅延信号生成回路141に設定される遅延時間Δτは同じである。図23では、周波数検出回路14A,14Bに、それぞれ遅延制御回路16A,16Bを設けたているが、たとえば遅延制御16Bを設けずに、遅延制御回路16Aの出力を周波数検出回路14Aの遅延信号生成回路141および周波数検出回路14Bの遅延信号生成回路141に送出するようにしてもよい。
図23の制御回路12には、位相シフト回路27が設けられており、位相シフト回路27は、第1ユニット(周波数検出回路24A)の周波数信号生成回路13Aおよび第2ユニット(周波数検出回路24B)の周波数信号生成回路13Bに接続されている。
位相シフト回路27は、周波数信号生成回路13A,13Bが発生する各第1周波数信号F1に位相差πを持たせるように動作する。
図24に示すように、周波数信号生成回路13Aが出力する第1周波数信号F1と、周波数信号生成回路13Bが出力する第1周波数信号F1とは位相差がπなので、検出解像度(判定精度)が2倍となる。
なお、図25に示すように、図19電力変換器11のリアクトル電流iLを測定せずにスイッチ111を流れる電流と、転流ダイオード114を流れる電流を周波数信号生成回路13が取得するようにもできる。
図26は、図19の電力変換装置1の周波数検出回路14を1ユニットとして、このユニット2つ(周波数検出回路14A,14B)を並列接続して構成した電力変換装置1を示す図である。制御回路12には、レンジ選択回路18が設けられている。
各周波数検出回路14A,14Bは、共通の第1周波数信号F1を有しており、この第1周波数信号F1は、第1周波数信号F1の周波数が高域に属するか低域に属するかに応じて、により、第1ユニット,第2ユニット(周波数検出回路14A,14B)の何れかに送られる。
図26において、第1ユニット(周波数検出回路14A)は遅延信号生成回路141と判定回路142とからなり、遅延信号生成回路141の前段には遅延制御回路16Aが設けられていてもよい。また、第2ユニット(周波数検出回路14B)は遅延信号生成回路141と判定回路142とからなり、遅延信号生成回路141の前段には遅延制御回路16Bが設けられていている。
第1ユニット(周波数検出回路14A)における第2周波数信号FA2の第1周波数信号FA1に対する遅延時間ΔτAと、第2ユニット(周波数検出回路14B)における第2周波数信号FB2の第1周波数信号FB1に対する遅延時間ΔτBとは同じであってもよいし異なっていてもよい。
図26の変換装置1は、図27に示すように、レンジ選択回路18に入力された電圧の大きさに応じて(すなわち、回路電流の大きさ、すなわち負荷の大きさに応じて)周波数処理を第1ユニット(周波数検出回路24A)または第2ユニット(周波数検出回路24B)に振り分けることができる。したがって、実質上、動作範囲も広げることができる。
図28の電力変換装置1は、回路電流を上限と上限との間で動作させる(すなわち、第1周波数信号F1を上限しきい値と下限しきい値との間で動作させる)。図28では、図19の電力変換装置1の周波数検出回路14を1ユニットとして、このユニットを2つ(周波数検出回路14A,14B)を並列接続して構成した電力変換装置1を構成している。
ここで、周波数信号生成回路13は、周波数検出回路14Aと周波数検出回路14Bとに共通の第1周波数信号F1を出力する。
第1ユニット(周波数検出回路14A)は遅延信号生成回路141と判定回路142とからなり、遅延信号生成回路141の前段には遅延制御回路16Aが設けられており、第2ユニット(周波数検出回路14B)は遅延信号生成回路141と判定回路142とからなり、遅延信号生成回路141の前段には遅延制御回路16Bが設けられている。
図28では、図29(A),(B),(C)に示すように、第1ユニット(周波数検出回路14A)における第2周波数信号FA2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτAと、第2ユニット(周波数検出回路24B)における第2周波数信号FB2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτBとは異なっている(ΔτA<ΔτB)。
図28の電力変換装置1では、上限周波数fSHAと下限周波数fSHBとがしきい値となって第1周波数信号F1の周波数が制御される(すなわち、リアクトル電流iLが制御される)。
図29(A)に、電力変換装置1の各部の信号状態を示し、図29(B)に第1周波数信号F1および第2周波数信号FA2が時間に比例して変動する様子をパルス列で示し、図29(C)に第1周波数信号F1および第2周波数信号FB2が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す。周波数検出回路14Aにおける第2周波数信号FA2の第1周波数信号FA1に対する遅延時間ΔτAと、周波数検出回路14Bにおける第2周波数信号F2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτBとは異なっており、ΔτB>ΔτAである。周期がΔτAより大きくΔτBより小さい場合(ΔτAに対応する周波数fAが、ΔτBに対応する周波数fBよりも高い場合)において、周期がΔτAよりも小さくなった場合(ΔτAに対応する周波数fAを超えたとき)は、駆動信号生成回路15は、電力変換器11にスイッチがOFFとなる制御信号を出力する。
そして、周期がΔτBよりも大きくなった場合(周波数fBより低下したとき)は、駆動信号生成回路15は、電力変換11にスイッチがONとなる制御信号を出力する(図29(A)のVGs参照)。
図28の電力変換装置1では判定回路142は第2周波数信号FA2の一周期が第1周波数信号FA1の一周期に含まれたか否かを検出し、判定回路142は第1周波数信号FB1の一周期が第2周波数信号FA2の一周期に含まれたか否かを検出している。
駆動信号生成回路15がPID制御、FIR制御IIR制御等の制御を行う場合に、遅延制御回路16Aの遅延信号生成回路141、遅延制御回路16Bの遅延信号生成回路141の遅延特性を変化させることができる。
たとえば、遅延制御回路16A,16Bは、制御回路12の出力が、A(eO−Er)−EB(Aは伝達係数、eOは電力変換器11の出力電圧、Erは参照電圧、Erはバイアス電圧)の特性を有するように、遅延制御回路16A,16Bの各遅延信号生成回路141に設定されるΔτA,ΔτBを変化させる。この遅延特性の変化により、たとえば図29(B)の回路電流i(第1周波数信号F1)の周波数推移図、図29(B)の狭幅パルス図に示すように、第1周波数信号F1の周期がΔτAより大きい側からΔτAより小さい側に遷移するときの周波数しきい値(図29(B)の周波数推移図の上限しきい値において上限しきい値fASHで示す)、および、図29(B)の回路電流i(第1周波数信号F1)の周波数推移図、図29(C)の狭幅パルス図に示すように、第1周波数信号F1の周期がΔτBより小さい側からΔτBより大きい側に遷移するときの周波数しきい値(図29(C)の周波数推移図の下限しきい値fBSHで示す)が変化する。
すなわち、図28の電力変換装置1では、図29(A),(B),(C)に示すように、第1周波数信号F1の周期がΔτAより大きい側からΔτAより小さい側に遷移したこと(第1周波数信号F1の周波数f1が所定特性の上限値に達したこと)、第1周波数信号F1の周期がΔτBより小さい側からΔτBより大きい側に遷移したこと(第1周波数信号F1の周波数f1が所定特性の下限値に達したこと)を検出している。
駆動信号生成回路15は、第1周波数信号F1の周波数f1が上限しきい値fASHに達したときは、電力変換器11にスイッチがOFFとなる制御信号を出力し、第1周波数信号F1の周波数f1が下限しきい値fBSHに低下したときは、電力変換器11にスイッチがONとなる制御信号を出力する(図29(A)のVGs参照)。
図30は本発明の電力変換装置の第2実施形態を示す説明図である。
図30において電力変換装置2は、電力変換器21と、制御回路22とを備えている。
第2実施形態では、電力変換器21は、電圧制御型DC/DC変換器であり、電源81の直流電圧をDC/DC変換して負荷82に供給する。
制御回路22は、周波数信号生成回路23と、周波数検出回路24と、駆動信号生成回路25とを有している。周波数信号生成回路23は、電力変換器21の出力電圧eOを検出し、当該検出値を周波数信号F1に変換する。
周波数検出回路24は、遅延信号生成回路241と、判定回路242とからなる。遅延信号生成回路241は、第1周波数信号F1を所定時間Δτ(第1周波数信号F1の初期周期より小さい)だけ遅延させた第2周波数信号F2を出力する。判定回路242は、第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否か、および第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。
駆動信号生成回路25は、電力変換器21を構成するスイッチの制御端子に制御信号を出力することができる。
図31(A),(B),(C)は、図30の周波数検出回路2の動作説明図であり、
(A)は電力変換器21の出力電圧eOの時間tの推移を示す図(同図中、出力電圧eOの目標値をeO *で示す)、(B)は周波数信号生成回路23の出力周波数(出力電圧eOに対応する周波数)fを示す図、図31(C)は、第1周波数信号F1が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す図である。図31(C)では、説明を分かり易くするために、第1周波数信号F1および第2周波数信号F2の狭幅パルス列にそれぞれ、時間経過に応じて1,2,3,・・・の番号を付してある。
また、第1周波数信号F1は、周波数1Hzから周期が調和級数で減少・増加するように設定してあり、
1番目と2番目の狭幅パルスの間隔:1秒
2番目と3番目の狭幅パルスの間隔:1/2秒
3番目と4番目の狭幅パルスの間隔:1/3秒
4番目と5番目の狭幅パルスの間隔:1/4秒
5番目と6番目の狭幅パルスの間隔:1/5秒
6番目と7番目の狭幅パルスの間隔:1/6秒
7番目と8番目の狭幅パルスの間隔:1/7秒
8番目と9番目の狭幅パルスの間隔:1/6秒
9番目と10番目の狭幅パルスの間隔:1/5秒
10番目と11番目の狭幅パルスの間隔:1/4秒
11番目と12番目の狭幅パルスの間隔:1/3秒
となっている。
第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれることと、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスが、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスの間に位置していることとは等価である。また、第2周波数信号F1の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれることと、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスが、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスの間に位置していることとは等価である。
第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否かの判定において、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスが、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスに重なっていても、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスが、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスに重なっていてもよいものとする。
第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かの判定において、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスが、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち先の狭幅パルスに重なっていても、第2周波数信号F2の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスが、第1周波数信号F1の連続する2つの狭幅パルスのうち後の狭幅パルスに重なっていてもよいものとする。
本実施形態では、第1周波数信号F1の狭幅パルスと、第2周波数信号F2の狭幅パルスとが交互に検出されるか否かにより、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F2の周期に含まれたか否か、または第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かを検出することができる。
すなわち、図31(C)において、判定回路242は、周波数信号F1の信号と、周波数信号F2の信号とを交互性に検出する。第2実施形態では、第1周波数信号F1の周波数f1は時間に比例して高くなり、あるいは低くなっているので、図31(C)に示すように、第1周波数信号F1の周期は時間経過にしたがって調和級数で短くなりまたは長くなる。
この場合、判定回路242は、第1周波数信号F1の1番目の狭幅パルス、第2周波数信号F2の1番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の2番目の狭幅パルス、・・・、第2周波数信号F2の5番目の狭幅パルス、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスまでは交互性があると判定しているが、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスの後に、第1周波数信号F1の7番目の狭幅パルスを検出する。したがって、判定回路242は、このときに交互性がないと判定する(図31(C)の「上限」参照)。
すなわち、第1周波数信号F1の狭幅パルスと第2周波数信号F2の狭幅パルスとの交互性がなくなる最初の時刻は、図31(C)では、判定回路242に第1周波数信号F1の7番目の狭幅パルスが入力されたときなので、判定回路242は、第1周波数信号F1の周期(Δτより大きい周期)が、Δτより小さくなった時刻(第1周波数信号F1の6番目ないし7番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
なお、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスと7番目の狭幅パルスの間隔がΔτよりも小さく、かつ第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスと第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスの間隔はΔτなので、第1周波数信号F1の7番目の狭幅パルスは第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスよりも必ず左にある。このことからも、判定回路242が、第1周波数信号F1の周期がΔτより小さくなった時刻を検出できることは明らか
である。
次に、第1周波数信号F1の狭幅パルスと第2周波数信号F2の狭幅パルスとの交互性がなくなる2番目の時刻は、図31(C)では、判定回路242に第2周波数信号F2の9番目の狭幅パルスが入力されたときなので、判定回路242は、このときに交互性がないと判定する(図31(C)の「下限」参照)。判定回路242は、第1周波数信号F1の周期(Δτより小さい周期)が、Δτより大きくなった時刻(第1周波数信号F1の8番目の狭幅パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
言い換えると、図31(C)において、第2周波数信号F2の6番目の狭幅パルスは、第1周波数信号F1の6番目の狭幅パルスに対してΔτの時間遅れる。これにより、第1周波数信号F1の9番目の狭幅パルスと10番目の狭幅パルスとの間に第2周波数信号F2の8番目の狭幅パルスと9番目の狭幅パルスとが含まれることにる。したがって、判定回路142は、第2周波数信号F2の周期がΔτより大きくなった時刻(第1周波数信号F1の9番目ないし10番目の狭域パルスが入力された時刻)を検出できたことになる。
上述したように、第2実施形態では、第1周波数信号F1の周波数(したがって、第2周波数信号F2の周波数)が調和級数で高くなる。本実施形態では、分かり易くするために、第1周波数信号F1の周波数が、
1Hz,2Hz,・・・,5Hz,6Hz,7Hz,・・・,6Hz,5Hz,・・・
のように変動する場合を説明したが(図31(C)参照)、実際には、第1周波数信号F1の周波数は、たとえば25×106Hzないし50×106Hzの近傍で変動するようにできる。
以上述べたように、周波数検出回路24は、第1周波数信号F1に対して第2周波数信号F2をΔτ遅らせることで、第1周波数信号F1の狭幅パルス間隔が、Δτより小さくなったこと(Δτより大きかった周期がΔτより小さくなった時刻)、Δτより大きくなったこと(Δτより小さかった周期がΔτより大きくなった時刻)を検出することができる。
駆動信号生成回路25は、第1周波数信号F1の周期がΔτより長いとき(電圧eOの値が小さいとき)は、駆動信号発生回路15は、電力変換器21にスイッチがONとなる制御信号を出力する(図31(B)のVGs参照)。第1周波数信号F1の周期がΔτより大きい側からΔτより小さい側に遷移したとき(第1周波数信号F1の周期がΔτより大きい側からΔτに達したとき、すなわちeOが増大したとき)には、駆動信号生成回路25は、電力変換器21にスイッチがOFFとなる制御信号を出力する。
図32は図30の周波数検出回路24を2ユニットを備えた電力変換装置2を示す図である。
図32の電力変換装置2においては、図28に示した周波数検出回路を2ユニット(周波数検出回路24A,24Bで示す)とし、第1周波数信号F1を共通にして第1ユニット(周波数検出回路24A)および第2ユニット(周波数検出回路4B)を並列に接続してあり、周波数検出回路24Aと周波数検出回路24Bとの後段に駆動信号生成回路25が設けられている。なお、周波数検出回路24Aの遅延信号生成回路241にはΔτAがセットされ、周波数検出回路24Bの遅延信号生成回路241にはΔτBがセットされている。
図33(A)に、電力変換装置2の出力電圧eOの時間推移を示し(同図中、出力電圧eOの目標値をeO *で示す)、図33(B)に判定回路242による処理を示し、図33(C)に第1周波数信号F1および第2周波数信号FA2が時間に比例して変動する様子をパルス列で示し、図33(D)に第1周波数信号F1および第2周波数信号FB2が時間に比例して変動する様子をパルス列で示す。
周波数検出回路24Aにおける第2周波数信号FA2の第1周波数信号FA1に対する遅延時間ΔτAと、周波数検出回路24Bにおける第2周波数信号F2の第1周波数信号F1に対する遅延時間ΔτBとは異なっており、ΔτB>ΔτAである。駆動信号生成回路25は、周期がΔτAより大きくΔτBより小さい場合(ΔτAに対応する周波数fAが、ΔτBに対応する周波数fBよりも高い場合)において、周期がΔτAよりも小さくなった場合(ΔτAに対応する周波数fAを超えたとき)は、駆動信号生成回路25は、電力変換器21にスイッチがOFFとなる制御信号を出力する。そして、周期がΔτBよりも大きくなった場合(周波数fBより低下したとき)は、駆動信号生成回路25は、電力変換器21にスイッチがONとなる制御信号を出力する(図33(B)のVGs参照)。
図33(C),(D)に示すように図32の電力変換装置2では、判定回路242Aは第2周波数信号FA2の一周期が第1周波数信号FA1の一周期に含まれたか否かを検出し、判定回路242Bは第1周波数信号FB1の一周期が第2周波数信号FA2の一周期に含まれたか否かを検出している。
駆動信号生成回路25は、第1周波数信号F1の周波数f1が上限しきい値fASHに達したときは、電力変換器21にスイッチがOFFとなる制御信号を出力し、第1周波数信号F1の周波数f1が下限しきい値fBSHに低下したときは、電力変換器21にスイッチがOFFとなる制御信号を出力する(図33(B)のVGs参照)。
(C)発明:
図35は本発明の遅延回路および遅延回路システムの実施形態を示す説明図である。図35において、遅延回路1は、検出回路11とインピーダンス回路11と制御回路13と入力バッファ14とからなる。
インピーダンス回路12は、一方端が入力信号経路15に接続され他方端がグランドGに接続されている。インピーダンス回路12には、オン制御信号またはオフ制御信号がそれぞれ入力されたときに前記インピーダンス回路の全体のインピーダンスを変える複数のスイッチ(SW1〜SWM)が含まれている。インピーダンス回路12には、通常は、スイッチSW1〜SWM の他、インピーダンス素子(抵抗素子、容量素子、リアクタンス素子少なくとも1つまたはこれらの組み合わせ)を有している。インピーダンス回路12における全インピーダンスは、スイッチSW1〜SWM が有するインピーダンス、配線のインピーダンスを含めたものであるが、スイッチSW1〜SWM が有するインピーダンス、配線のインピーダンスのみで後述する遅延を形成できる場合には、インピーダンス回路12は、インピーダンス素子を有しなくてもよい。
検出回路11は、しきい値を検出できる構成であればよく、入力信号経路15の終端の電圧をしき値と比較するもの、入力信号経路15上に形成された抵抗素子の両端電圧をしきい値と比較することができる。また、入力信号経路15自体に含まれる抵抗成分により生じる電圧降下をしきい値と比較することもできる。
図35では入力信号経路15の始端には、入力バッファ14が接続されている。入力バッファ14の出力インピーダンス(図35ではZ0で示す)が無視できない場合には、実質上、インピーダンス回路12は、Z0を考慮してインピーダンス値が設定される。なお、入力バッファ14に含まれる電源をgeで示してある。
図36は、検出回路11に生じる電圧VDの時間変化を示すグラフである。検出回路11は、電圧VDがしき値VSHに達したときに、遅延信号SDを出力する。
検出回路11には、しきい値VSHが適宜設定される。図35では、しきい値VSHは、制御装置13から設定されている。この制御装置13は、たとえば電力変換装置の制御装置として使用することができる(後述する図43および図44参照)。
制御回路13は、スイッチSW1〜SM のオン状態またはオフ状態の組み合わせにより検出回路11のインピーダンスを変化させることができる、これにより、検出回路11は、検出回路11が生成する遅延時間(遅延時間信号DS)を変化させることができる。図35では、スイッチSW1〜SWM の制御信号をS1〜SMで示してある。
図37は本発明の遅延回路および遅延回路システムの他の実施形態を示す説明図である。 図37において、遅延回路1は、インピーダンス回路12と検出回路11と制御回路13と入力バッファ14とからなる。インピーダンス回路12は、複数のインピーダンス要素12(1)〜12(N)から構成されている。
入力信号経路15の終端には、検出回路11が接続されており、入力信号経路15上にはインピーダンス回路要素12(k)(k=1,2,3,・・・,N)の組Sが接続されている。各インピーダンス回路要素12(k)は、一方端が入力信号経路15に接続され他方端がグランドGに接続されている。
本実施形態では、各インピーダンス回路要素12(k)には、スイッチSW(k)がそれぞれ含まれている。このスイッチスイッチSW(k)は、オン制御信号SONが入力されたときに入力信号経路15とグランドGとの間に開放状態を形成し、オフ制御信号SOFFが入力されたときに入力信号経路15とグランドGとの間にインピーダンスZ(k)(あるいは、アドミッタンスY(k)=1/Z(k))を形成させる。
図37では、スイッチSW(k)はトランジスタであり、インピーダンスZ(k)はそれぞれ、素子抵抗r(k)、素子容量C(k)、および浮遊インピーダンスZf(浮遊抵抗Rf,浮遊容量Cfおよび浮遊インダクタンスLf)を含んでいる。
本実施形態では、スイッチSW(k)のオンオフの組み合わせにより、検出回路11の全スイッチがONのときにのインピーダンスはZallONで表される。
1/ZallONt=Σ(a(k)/(Z(k)) ただし、a(k)は、スイッチがオンのときに"0"、オフのときに"1"となる係数である。Σは1からNまでの合計である。なお、アドミッタンスで表すと、全アドミッタンスYZallONは、YZallON=Σa(k)Y(k)で表される。
図38は、遅延時間の離散間隔を均等にするための遅延回路およびこれを用いた遅延回路システムを示す実施形態である。本実施形態では、遅延回路1は、インピーダンスがZ(1),Z(2),・・・,Z(N)のインピーダンス回路要素をそれぞれ1個備え(回路要素数をPとしたときに、P=N)、それぞれのインピーダンス回路要素による遅延時間Τk(k=1,2,・・・・,N)が、単位遅れ時間をτ0として、
Τ1(Z(1))=τ0
Τ2(Z(2))=2τ0
Τ3(Z(3))=22τ0
・・・
Τk(Z(k))=2k-1τ0
・・・
ΤN(Z(N))=2N-1τ0
で表される。
これにより、検出回路13は、出力(遅れ時間)の間隔を等間隔にする(遅延時間の離散間隔を均等にする)ことができる。
図39は、図37のインピーダンス回路要素12(k)(k=1,2,3,・・・,N)をバッファB(k)(k=1,2,3,・・・,N)に置き換えた遅延回路1およびこれを用いた遅延回路システムの説明図である。図39では、バッファBkの入力インピーダンスZ(k)=20rを、図38と同じにしてある。
図40は、インピーダンス回路要素12(k)(k=1,2,3,・・・,N)がスリーステートバッファTBkである遅延回路1およびこれを用いた遅延回路システムの説明図である。図40では、スリーステートバッファTBkの入力端が入力信号経路15に接続されスリーステートバッファTBkの制御端子に制御信号S(オン制御信号またはオフ制御信号)が入力されている。スリーステートバッファTBkは、制御信号SがOFFのとき(S=0)のときに、入力の如何によらず出力はハイインピーダンスとなり、制御信号SがONのとき(S=1)のときに、入力がそのまま出力に現れる。
図40では、図37に示したインピーダンスや図38に示した抵抗要素が接続されていないが、このようなインピーダンスや抵抗要素をスリーステートバッファTBkの前段に接続することができる。
図41は、図38に示した遅延回路1の配線形態を示す説明図である。図41では、リーステートバッファTBk(k=1,2,3,・・・,N)は同心円の直径方向に配置されている。これにより、制御信号線以外の配線が、各 インピーダンス回路要素12で等しくなるので、回路設計が容易となる。
図42は、上述した遅延回路1の応用例を示す説明図である。図42では、3つの遅延回路ユニットUA,UB,UCにより入力クロックを4倍に増やしている。
本実施形態では、ユニットUAのインピーダンス回路要素12Aと、ユニットUAのインピーダンス回路要素12Bと、ユニットUAのインピーダンス回路要素12Cとは構成が同じである。ユニットAには制御回路13が設けられているが、ユニットBおよびユニットCには制御回路は設けられておらず、インピーダンス回路要素12Bとインピーダンス回路要素12Cとは、ユニットUAの制御回路13により制御される。
図42の遅延回路1は、制御回路13がユニットUA,ユニットUB,ユニットUCに入力信号S0の1周期の1/4ずつ遅れた遅延を生成させているので、実質上のクロック4倍回路として動作する。
図43は本発明の遅延回路および遅延回路システムを電力変換装置2に適用した実施形態を示す説明図である。図43は、図42のクロック4倍回路を制御信号のクロックに使用している。
図43において、電力変換装置2は、直流電源31から電力を入力して負荷32に電力を供給する電力変換器21と、制御装置22とからなる。
制御装置22は、制御回路221と、周波数信号発生回路222と、基準クロック発生回路223と、パルス合成回路224と、図42の遅延回路1とからなる。制御回路221は、周波数信号発生回路222からの出力電圧eoに相当する電圧を周波数信号に変換し、周知の手法でPWM制御を行うことができる。
図43の電力変換装置2では、基準クロック発生回路223が発生する基準パルスS0は、ユニットA,ユニットB,ユニットCにより位相が90・ずつ異なる3つのパルスSDA,SDB,SDCに変換される。
これらのパルスは、パルス合成回路224により、制御回路221と、周波数信号発生回路(V−F変換回路)222に送出される。したがって、制御回路221および周波数信号発生回路222の動作クロックは、基準クロック発生回路223が発生するパルスの4倍とすることができる。
図44は本発明の図42の遅延回路おび遅延回路システムを電力変換装置4に適用した実施形態を示す説明図である。
図44において、電力変換装置4は、直流電源31から電力を入力して負荷32に電力を供給する電力変換器41と、制御装置42とからなる。
制御装置42は、制御回路421と、周波数信号生成回路422とを備えており、制御装置42は、駆動信号生成回路423と、周波数検出回路424とを有している。また、周波数検出回路424は、判定回路425と、図35および図37から図41で説明した遅延回路1とを備えている。
周波数信号生成回路422は、電力変換装器41の出力電圧eOと図示しないリアクトルあるいは制御スイッチを流れる電流(回路電流相当電圧Vi)を検出し、当該検出値を第1周波数信号F1に変換する。
周波数検出回路424は、遅延回路1と、判定回路425とからなる。周波数信号生成回路423は出力電圧eOと 回路電流相当電圧Vi とを電圧信号F1として検出し判定回路425に出力する。遅延回路1の遅延制御回(図35,図36から図41における制御回路)13はインピーダンス回路12に遅延時間Δτを設定し、遅延回路1は、第1電圧信号F1に対してΔτ遅延した第2周波数信号F2を判定回路425に出力する。判定回路425は、第1周波数信号F1と第2周波数信号F2とを入力し、第1周波数信号F1の周期が第2周波数信号F1の周期に含まれたか否か、および/または、第2周波数信号F2の周期が第1周波数信号F1の周期に含まれたか否かを検出して判定信号を出力する。駆動信号生成回路423はこの判定回路信号から制御信号VGs生成し、これを電力変換回路21に含まれる図示しないスイッチに送出する。
図44では、制御回路には、電力変換器21の出力電圧電圧と回路電流相当電圧Viを検出し、遅延制御信号を生成する。

Claims (29)

  1. 周波数が時間変化する第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を出力する遅延信号出力回路と、
    前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とを入力し、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
    前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
    を検出して判定信号を出力する判定回路と、
    を備えたことを特徴とする周波数検出装置。
  2. 前記判定回路が、前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
    前記判定回路が、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の周波数検出装置。
  3. 前記判定回路は、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
    第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i(i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする請求項2に記載の周波数検出装置。
  4. 前記判定回路は、
    1+T2+・・・TJ≦Δτ<T1+T2+・・・TJ+TJ+1
    (Tk(k=J,・・・,3,2,1)は前記第1周波数信号のk番目のパルス、Jは正の整数)
    の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
    第j回目の検出において、周期が遅延時間(1/j)Δτ(j=J,・・・,3,2,1)で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の周波数検出装置。
  5. 前記遅延信号出力回路は、前記第1周波数信号を入力して前記第2周波数信号を出力するたびに、初期化されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の周波数検出装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の周波数検出装置を1ユニットとし、前記第1周波数信号を共通にして第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出装置であって、
    第1ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ1と、
    第2ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ2と、
    ・・・
    第Rユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間ΔτRと、
    が異なることを特徴とする周波数検出装置。
  7. 請求項1から請求項5の何れかに記載の周波数検出装置を1ユニットとし、第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出装置であって、
    前記各ユニットにおける第2周波数の第1周波数信号に対する遅延時間Δτが同じであり、
    前記第1ユニットから前記第Rユニットにおける各第1周波数信号の位相が、2π/Rずつ異なることを特徴とする周波数検出装置。
  8. 前記第1周波数信号が、電圧−周波数変換されてなることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の周波数検出装置。
  9. 周波数が時間変化する第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を出力し、
    前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とから、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
    前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
    を検出して判定信号を出力する周波数検出方法であって、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
    前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする周波数検出方法。
  10. 前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
    第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i(i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする請求項9に記載の周波数検出方法。
  11. 1+T2+・・・TJ≦Δτ<T1+T2+・・・TJ+TJ+1
    (Tk(k=J,・・・,3,2,1
    前記第1周波数信号のk番目のパルス、Jは正の整数)の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
    第j回目の検出において、周期が遅延時間(1/j)Δτ
    (j=J,・・・,3,2,1)
    で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の周波数検出方法。
  12. 前記前記第2周波数信号の遅延処理は、前記第1周波数信号を入力して前記第2周波数信号を出力するたびに、初期化されることを特徴とする請求項9から請求項11の何れかに記載の周波数検出方法。
  13. 前記第1周波数信号が、電圧−周波数変換されてなることを特徴とする請求項9から請求項12の何れかに記載の周波数検出方法。
  14. 電気回路に含まれる少なくとも1つのスイッチを駆動する駆動信号生成回路と、
    前記スイッチの駆動により変化する電気信号を、1つまたは1つ以上検出しこれら検出信号から選ばれた少なくとも1つの電気信号から周波数信号を生成してこれを第1周波数信号として出力する周波数信号生成回路と、
    前記周波数信号生成回路の出力周波数信号の周波数を検出する周波数検出回路と、
    を備えた電気回路制御装置であって、
    前記周波数検出回路は、
    前記第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を出力する遅延信号生成回路と、
    前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とを入力し、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
    前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
    を検出して判定信号を出力する判定回路と、
    を有し、
    前記駆動信号生成回路は、前記判定回路の判定結果に応じて前記スイッチを駆動する、
    ことを特徴とする電気回路制御装置。
  15. 前記電気信号は、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路を構成する素子または装置に表れる電圧、前記素子または前記装置を流れる電流、前記電気回路の出力電圧、前記電気回路の出力電流の群から選ばれることを特徴とする請求項14に記載の電気回路制御装置。
  16. 前記遅延信号生成回路は、前記第1周波数信号を、前記電気信号の変化に基づくことなく遅延させ、または前記電気信号の少なくとも1つに基づき遅延させて前記第2周波数信号を出力することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の電気回路制御装置。
  17. 前記周波数検出回路は、
    前記判定回路が、前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
    前記判定回路が、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項14から請求項16の何れかに記載の電気回路制御装置。
  18. 前記判定回路は、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
    第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i
    (i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)
    で、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする請求項14から請求項17の何れかに記載の電気回路制御装置。
  19. 前記判定回路は、
    1+T2+・・・+TJ≦Δτ<T1+T2+・・・+TJ+TJ+1
    (Jは正の整数)
    の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
    第j回目の検出において、周期が遅延時間(1/j)Δτ
    (j=J,・・・,3,2,1)
    で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項14から請求項18の何れかに記載の電気回路制御装置。
  20. 前記遅延信号出力回路は、前記第1周波数信号を入力して前記第2周波数信号を出力するたびに、初期化されることを特徴とする請求項14から請求項19の何れかに記載の電気回路制御装置。
  21. 請求項14から請求項20の何れかに記載の電気回路制御装置を構成する周波数検出回路を1ユニットとし、前記第1周波数信号を共通にして第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出回路を備えた電気回路制御装置であって、
    第1ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ1と、
    第2ユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間Δτ2と、
    ・・・
    第Rユニットにおける第2周波数信号の第1周波数信号に対する遅延時間ΔτRと、
    が異なることを特徴とする電気回路制御装置。
  22. 請求項14から請求項20の何れかに記載の電気回路制御装置を構成する周波数検出回路を1ユニットとし、第1ユニットから第Rユニットを並列に接続してなる周波数検出回路を備えた電気回路制御装置であって、
    前記各ユニットにおける第2周波数の第1周波数信号に対する遅延時間Δτが同じであり、
    前記第1ユニットから前記第Rユニットにおける各第1周波数信号の位相が、2π/Rずつ異なることを特徴とする電気回路制御装置
  23. 前記電気回路が、電流制御型または電圧制御型のAC/DC電力変換回路、DC/DC電力変換回路またはDC/AC電力変換回路であり、
    前記電気信号は、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路を構成する素子または装置に表れる電圧、前記素子または前記装置を流れる電流、前記電気回路の出力電圧、前記電気回路の出力電流の群から選ばれることを特徴とする請求項14から請求項22の何れかに記載の電気回路制御装置。
  24. 電気回路に含まれる少なくとも1つのスイッチの駆動により変化する電気信号(電圧・電流・電力・位相)を、1つまたは1つ以上検出しこれら検出信号から選ばれた少なくとも1つの電気信号から周波数信号を生成し、記周波数信号の周波数を検出することで電気回路を制御する方法であって、
    記周波数の検出において、
    前記第1周波数信号を所定時間遅延させた第2周波数信号を生成し、
    前記第1周波数信号と前記第2周波数信号とを入力して、
    前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたか否か、および/または、
    前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたか否か、
    を検出して判定信号を出力し、当該判定結果に応じて前記スイッチを駆動する、
    ことを特徴とする電気回路制御方法。
  25. 前記電気信号は、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路の入力電圧、前記電気回路を構成する素子または装置に表れる電圧、前記素子または前記装置を流れる電流、前記電気回路の出力電圧、前記電気回路の出力電流の群から選ばれることを特徴とする請求項24に記載の電気回路制御方法。
  26. 前記第1周波数信号を、前記電気信号の変化に基づくことなく遅延させ、または前記電気信号の少なくとも1つに基づき遅延させて前記第2周波数信号を出力することを特徴とする請求項24または請求項25に記載の電気回路制御方法。
  27. 前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定し、および/または、
    前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたときを検出することで、前記第1周波数信号の周波数が低域側の所定域に遷移し、または下降方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項24から請求項26の何れかに記載の電気回路制御方法。
  28. 前記第1周波数信号の周期が前記第2周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、その回数に応じて、前記第1周波数信号の周波数が、
    第i回目の検出では、周期が遅延時間Δτ/i
    (i=1,2,・・・,I、Iは正の整数)
    で、第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定することを特徴とする請求項24から請求項27の何れかに記載の電気回路制御方法。
  29. 前記第1周波数信号の周期が、
    1+T2+・・・+TJ≦Δτ<T1+T2+・・・+TJ+TJ+1
    (Jは正の整数)
    の場合において、前記第2周波数信号の周期が前記第1周波数信号の周期に含まれたことを検出したときは、
    第j回目の検出において、周期が遅延時間
    (1/j)Δτ
    (j=J,・・・,3,2,1)
    で、前記第1周波数信号の周波数が高域側の所定域に遷移し、または上昇方向側の所定値に達したことを判定する、
    ことを特徴とする請求項24から請求項28の何れかに記載の電気回路制御方法。
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