JP5366605B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車10は、車体フレーム11を備える。車体フレーム11は、車両の前端部に設けたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12の上端部から後方に延設したメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端部から後方に延設したシートレール14、14(手前側の符号14のみ示す。)と、ヘッドパイプ12の下部から斜め下方に延設したダウンフレーム15、15(手前側の符号15のみ示す。)と、これらのダウンフレーム15、15の後端とシートレール14、14の後端を連結するリヤフレーム16、16(手前側の符号16のみ示す。)と、を有する。
なお、ピボットシャフト31の中心からブラケット321にリヤクッションユニット25を取り付けた位置までを結んだ線と、クッションユニット25の伸縮軸線251との挟み角を略90度とすることによって、車体フレーム11に対するスイングアーム32の揺動に伴ってクッションユニット25が伸縮する際、車体フレーム11に対する取付位置25Aを中心としてクッションユニット25が車体フレーム11に対して揺動するリアクッション揺動角が極小となるため、リアクッション揺動のための必要なスペースが最小で済み、かつ、クッションユニット25を構成するクッションロッド25Bに曲げ応力が掛かりにくくなるので、クッション作動性が良くなる。
図2に示すように、クランクケース23の後端部231には、車体フレーム11の幅方向(図2において上下方向)に貫通してピボット孔232が設けられており、ピボットシャフト31が挿通されている。ピボットシャフト31の外周面とピボット孔232の内周面との間には軸受部材であるベアリング33、33が設けられており、ピボットシャフト31はピボット孔232において回転自在に支持される。ピボットシャフト31は、クランクケース23の後端部231に取付けられて、左右に突出部311、312を有する。
なお、軸受部材はベアリング33の他、ブッシュ等、クランクケース23に対してピボットシャフト31が回動可能なものを用いることができる。
図3に示すように、ピボット部34は、ピボット部34の外側342から挿通孔341の内面まで連続するスリット343により、上ピボット部344と下ピボット部345とに分割されている。上下ピボット部344、345には、各々板状の割り締め部346、347が前方へ突出して設けられており、両割り締め部346、347を上下方向に貫通して締結部材であるボルト348およびナット349が設けられている。
なお、図3では、スリット343が水平な直線状の場合を示すが、スリット343は、その他の形状であってもよい。
また、ナット349を用いることなく、割り締め部347に直接雌ネジが切ってあってもよい。
図4に示すように、クランクケース23の後端部231とスイングアーム32の一方(図2では左側)のピボット部34との間のピボットシャフト31には、ピボットカラー35が挿通されている。ピボットカラー35は全体L字形状の周壁を有する円筒形状を呈しており、一方の端面がピボット部34の側面に当接し、他方の端面がクランクケース23の後端部231のピボット孔232内においてピボットシャフト31を収容するピボットシャフトカラー31Aの端面に当接している。
すなわち、ピボットシャフト31は、ピボットシャフト31に固定されているピボットカラー35がベアリング33のインナーレースとして機能するため、クランクケース23に対して回動可能であり、ピボット部34に対して回転しないことになる。
図5に示すように、ドライブシャフト部40は、エンジン22の出力軸221にユニバーサルジョイント等の第1自在継ぎ手41を介して連結される第1ドライブシャフト42と、第1ドライブシャフトに対して同軸配置されている第2ドライブシャフト43とを有する。第2ドライブシャフト43はスプライン部44を介して第1ドライブシャフト42に連結され、第1ドライブシャフト42に対して相対的な回転を規制した状態で軸方向(前後方向)に沿って移動可能となっている。
ここでは、ドライブシャフト部40はスイングアーム32の内部に収容されており、スイングアーム32がドライブシャフト部40を保護するカバーの役目を果たしている。
図6に示すように、ギヤケース26は全体略円盤形状をしており、後輪車軸241を中心として、後輪車軸241およびスイングアーム32に対して回動可能である。ギヤケース26にはトルクロッド取付ブラケット261が外側へ突設されており、トルクロッド取付ブラケット261とリヤフレーム16との間には、ギヤケース26の回転を規制するトルクロッド27が取付けられている。このトルクロッド27には、後輪24側あるいはギヤケース26側に、トルクロッド27の長さを調整する調整機構を設けてもよい。
図8(A)に示すドライブシャフト部40Aでは、第1軸受451および第2軸受452としてブッシュ461、462が用いられている。ブッシュ461の前端部およびブッシュ462の後端部には、シール463が設けられている。
このドライブシャフト部40Aは、第1ドライブシャフト42および第2ドライブシャフト43間に設けられた圧縮スプリング44Aにより、第1ドライブシャフト42および第2ドライブシャフト43が互いに離れる方向に付勢されている。
圧縮スプリング44Aは、ブッシュ461と、ブッシュ462との間におけるスプライン部44を囲む位置に設けられているとともに、第2ドライブシャフト43に覆われている。
このドライブシャフト部40Bは、第1ドライブシャフト42および第2ドライブシャフト43間に設けられた圧縮スプリング44Bにより、第1ドライブシャフト42および第2ドライブシャフト43が互いに離れる方向に付勢されている。
圧縮スプリング44Bは、メタルブッシュ471と、小径部43Aとの間におけるスプライン部44を囲む位置に設けられているとともに、第2ドライブシャフト43に覆われている。
従って、インナーレースとして機能するカラー35とアウターレース333とよりなる軸受部を確保する嵩が不要となるため、スイングアームにおける軸受部をコンパクト化できる。
このようなドライブシャフト部40Cは、ドライブシャフト部40A、40Bにおいてブッシュ、メタルブッシュ、シールを配置していた箇所をスプライン部44として用いることができるため、前述した実施形態において例示したドライブシャフト部40A、40Bに比較して、スプライン部44の噛み合い寸法を長く確保でき、これにより第1ドライブシャフト42および第2ドライブシャフト43が相対的に離反しても、噛み合い強度を維持できる。
11 車体フレーム
22 エンジン
23 クランクケース
232 ピボット孔
24 後輪
31 ピボットシャフト
32 スイングアーム
34 ピボット部
341 挿通孔
33 ベアリング(軸受部材)
342 外側
343 スリット
348 ボルト(締結部材)
349 ナット(締結部材)
35 ピボットカラー
Claims (2)
- 車体フレームに搭載されるエンジンと、
前記エンジンのクランクケースに支持されるピボットシャフトと、
前記ピボットシャフトに支持されて後端部が揺動自在なスイングアームと、
前記スイングアームの後端部側に支持された後輪と、を備えた自動二輪車において、
前記スイングアームに設けられた一対のピボット部が前記クランクケースを前記車体フレームの幅方向に沿って挟むように配置されているとともに、
前記ピボットシャフトが前記ピボット部の挿通孔に挿通されるとともに前記クランクケースのピボット孔に挿通され、かつ、前記ピボットシャフトの外周面と前記ピボット孔の内周面との間に軸受部材が設けられ、
前記ピボット部の外側から前記挿通孔の内面まで連続するスリットと、前記スリットの幅寸法を狭めるように前記ピボット部を締結する締結部材と、前記クランクケースと前記各ピボット部のうちの一方との間に介装されると共に、前記ピボットシャフトに挿通され前記ピボットシャフトの外周面に固定されるピボットカラーと、前記ピボット孔内で前記ピボットシャフトを収容するピボットシャフトカラーと、を更に備え、
前記締結部材により前記ピボットシャフトと前記スイングアームとは一体的に固定され、
前記軸受部材はベアリングであって、前記ピボットカラーと、前記ピボット孔の内周面に固定されるアウターレースと、前記ピボットカラーと前記アウターレースとの間で周方向に沿って配置される複数の転動体と、によりなり、
前記ピボットカラーと前記ピボットシャフトカラーとは、相対する端面同士で互いに当接していることを特徴とする自動二輪車。 - 前記一対のピボット部は、左右で一対となるように配置されると共に車幅方向中心位置から左右のうち一方側に全体的にオフセットされ、
前記エンジンの出力を前記後輪に伝達して回転駆動するドライブシャフト部が前記後輪の左右のうち他方側において前後方向に設けられ、
平面視で、前記ドライブシャフトは前記ピボットシャフトの延長線と重なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
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2009
- 2009-03-24 JP JP2009072089A patent/JP5366605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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