JP5365538B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の異常発生時に画像読取装置(以下、スキャナ)の動作状態に合わせて自動復帰する方法、制御に関する。
複写機および複合機などの画像形成装置に用いられるスキャナにはステッピングモータ等のスキャナ用モータを駆動するモータドライバが搭載されている。モータドライバにはモータコイルのショート状態やモータドライバの過熱等の駆動状態異常を検知して防止する保護回路が設けられており、保護回路が作動するとモータドライバは出力を停止してモータへの電力供給を遮断し、モータドライバの電源を再投入して保護回路をリセットする必要がある。
異常を検出した画像システムが表示パネルにて操作者に報知し、システム全体の自動復帰処理を実行する方法は既に知られている。数回同じ異常を検出すると回線を介してサービスマンコールで通知される。
しかし、今までの自動復帰処理では、画像システム全体の主電源を自動で再投入した後にシステムを全初期化するため、システムが再び使用可能な状態に復帰させるまでにユーザーを待たせる事になり、この待ち時間はユーザーにとって実際以上に長く感じられ、ストレスを与えていたという問題があった。
特許文献1には、ユーザーが近くにいない場合であっても、異常状態から復帰し、後のメンテナンス作業に有効なように該異常状態を記憶する画像処理装置が開示されている。その構成は、コントローラが装置の状態を監視し、リセットの必要がある異常の場合にはスキャナ/IPU部に電源OFFの要求を発する。スキャナ/IPU部では電源OFFの準備を行い、準備が終了したらコントローラに応答を返す。コントローラは異常状態を記憶した後、ドライバを介して電源OFFを行う。
特許文献2には、省電力モードから通常モードへの復帰要因が発生したときに、不要な電子写真プロセスの初期化処理が行われるのを抑制できる画像形成装置が開示されている。その構成は、システム制御部からの制御信号に応じて画像形成部と画像形成制御部とシステム制御部へ電力を供給する電力供給部と、省電力モード時において入力部又は外部インターフェイス部の出力信号から、通常モードへの復帰要因の発生の有無を監視する復帰要因監視部とを有する画像形成装置であって、復帰要因監視部は、復帰要因の発生を検出した時点で直ちに、検出した復帰要因の情報を示す通知信号を画像形成制御部に出力すると共に、通知信号が示す復帰要因情報に基づいて、通常モードへの復帰時に電子写真プロセスの初期化を行うか否かの要否を判定する初期化要否判定部を備える。
特許文献3には、装置に異常が発生すると異常時用省エネルギモードに移行し、異常解除操作が実行されると、速やかに復帰する画像形成装置が開示されている。その構成は、デジタル複写装置は、異常状態が発生すると、当該異常状態発生時の動作状況情報をNVRAMに記憶して、消費電力を削減する異常時用省エネルギモードに移行するとともに、当該異常状態を解除する異常状態解除操作の有無を監視し、当該異常状態解除操作が行われると、NVRAMの動作状況情報に基づいて当該異常時用省エネルギモードから復帰する。
特許文献4には、完全省エネ状態からの復帰時の装置立ち上げ動作を、電源スイッチオン時の装置立ち上げ動作と相違させる技術が開示されている。その構成は、省エネCPUで、要因の発生を検出すると、この要因の検出結果を自ポートに保持した後に本体CPUを起動し、起動された本体CPUは、省エネCPUのポートを読み、要因の検出結果の有無を判別し、この検出結果の有無に応じて異なる初期化手順によりファクシミリ装置の初期化を行う。例えば、検出結果が無ければ、本体CPUは、ファクシミリ装置の電源スイッチがオンされた場合の初期化手順、すなわち、感光体のクリーニングを含む初期化動作を行う。また、検出結果が有れば、その要因に対応して予め定められた初期化手順により装置の初期化を行う。
しかし、上記の従来例では、必ず全初期化することになるため、全初期化を必要としない異常時に不要な待ち時間が発生するという問題がある。
本発明の目的は、装置復帰時の初期化に費やす待ち時間短縮の向上が図られた画像形成装置を提供することにある。
発明は、原稿を光学的に読み取った画像情報を光電変換するイメージセンサ及びセンサの制御部と、原稿を照明する光源及び光源の点灯駆動制御部と、原稿に対して副走査方向にキャリッジを移動するモータの駆動制御部を有する画像読取装置と、画像読取装置の駆動及び電源操作の制御部を有するシーケンス制御部と、画像読取装置から取得した画像データの各種補正を行う画像処理部を有するサブ制御部と、各部を構成するシステム上において異常が生じた場合に自動で復帰するための電源操作と初期化を制御するシステム制御部と、外部からシステムのメイン電源と画像読取装置の電源を投入及び遮断できる手段を有する電源とを有した画像形成装置において、異常を検知したとき、画像読取装置の動作状態に合わせて正常に復帰する手段として、システム全体の初期化か画像読取装置の初期化を選択する制御手段を設け、制御手段により画像読取装置の初期化を選択したとき、画像読取装置の初期化の実行前にメイン電源を遮断せずに画像読取装置の電源を遮断する手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
発明は、上述に記載の画像形成装置において、原稿に対し副走査方向にキャリッジを移動する原稿読取動作の状態で異常を検知したときにシステムのメイン電源を遮断し、システムの全体初期化を実行する制御手段を有することを特徴とする。
発明は、上述に記載の画像形成装置において、原稿読取動作を除く画像読取装置の状態であるホーミング動作(キャリッジ位置初期化)、AGC動作(白レベル調整)、DFシェーディング動作(均一濃度調整)、スタンバイ動作および原稿読取動作後のリターン動作(動作開始位置への帰還)の少なくともいずれか1つの状態で異常を検知したときに画像読取装置の電源を遮断し、画像読取装置の初期化を実行する制御手段を有することを特徴とする。
発明は、上述に記載の画像形成装置において、画像読取装置のモータおよびモータドライバに異常が生じた時にモータおよびドライバを保護する回路を搭載したモータ駆動制御部を有し、保護回路から出力される異常状態を検知して画像読取装置のモータの制御部にフィードバックする制御システム構成と、ユーザーに異常発生を通知して自動復帰処理を実行する手段とを有することを特徴とする。
発明は、上述に記載の画像形成装置において、画像読取装置の状態を画像読取装置のモータの駆動電流と励磁相の切替設定を利用してシステム全体の初期化か画像読取装置の初期化かを選択する制御手段を有することを特徴とする。
発明は、上述に記載の画像形成装置において、画像読取装置のモータ及び光源の各駆動制御部を画像読取装置以外の箇所に有することを特徴とする。
本発明によれば、装置復帰時の初期化に費やす待ち時間短縮の向上が図ることができる。
本発明の実施形態である画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態である画像形成装置におけるシステム制御部105の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態である画像形成装置のスキャナ13の概略構成図である。 スキャナ13のイメージセンサ部181と、画像処理部132の基本構成図である。 スキャナ13のモータ駆動系の構成を示す斜視図である。 スキャナ13の原稿読取走行制御に用いる速度線図とモータの駆動電流設定と励磁設定を示す代表的なパターン図である。 スッテピングモータの駆動制御部のブロックを示す。 スキャナ13の初期化フローチャートを示す。 画像形成装置において全ての異常を対象とした場合の自動復帰処理フローチャートである。 スキャナモータに関する異常発生時の自動復帰処理フローチャートである。 本発明の実施形態である画像形成装置において全ての異常を対象にした場合の自動復帰処理フローチャートである。 本発明の実施形態である画像形成装置においてスキャナモータに関する異常が発生した場合の自動復帰処理フローチャートである。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の実施形態である画像形成装置の主な構成は、操作部100とプロッタ部101、ソータ部102、バンク部103、ADF104、システム制御部105、サブ制御部106、電源107、スキャナ13を有して構成されている。
操作部100は、プリントスタートキー、複写枚数を決定するテンキー、画像形成装置が備える機能を設定する装置機能設定キーや設定された機能、データ等を表示したりユーザーに異常発生を通知する液晶パネル等の表示器110を備えている。
プロッタ部101は、システム制御部105から送出されるデジタル画像データに基づいて帯電バイアスや現像バイアス等のプリント条件を決定し、プリンタ固有の特性に合わせるためのガンマ変換等を行い、これに基づいた静電潜像を形成するためにレーザダイオードを駆動し、これにより帯電された感光体上に像形成を行う。これをトナーにより現像化し、紙等の転写材に転写し、定着器により溶融定着して該デジタル画像形成装置外に上記転写材を排出する。
ソータ部102は、画像形成されて排出されてくる転写材を、操作部100にてユーザにより設定されたモードに応じて、仕分けして排出する。このモードとしては、ステープル止め等も含まれている。
バンク部103は、転写材となる用紙をサイズ毎に蓄積しておく。
ADF(オート・ドキュメント・フィーダー)104は、セットされた原稿を所定のタイミングでコンタクトガラス上の所定の位置に給送し、原稿の読み取り終了後、所定のタイミングで原稿を排紙する。
システム制御部105は、操作部100で設定された内容に基いて前記各部101〜104、106〜107、スキャナ13を含む画像形成装置システム全体の制御を行い、およびサブ制御部106からの画像データを回転・リピート・集約等の処理を行った後にサブ制御部106へ送出する。また、電源ON時や省エネ動作時など装置の状態に合わせて電源107のメイン電源部107のON/OFF回路141にてメイン電源のONまたはOFF、および初期化制御部121にて前記各部101〜104、106、スキャナ13の初期化を実行する。異常発生時には異常の内容に合わせて、自動でメイン電源をOFFまたはサブ制御部を介してスキャナ電源をOFFした後、システム全体の初期化またはスキャナの初期化を行うための復帰制御を自動復帰制御部120にて実行する。
図2は、本発明の実施形態である画像形成装置におけるシステム制御部105の基本構成を示すブロック図である。
図2において、システム制御部105の主な構成は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、NVRAM64と、コマンドI/F65と、画像I/F66と、I/Oボード67により構成される。CPU61は、ROM62、RAM63、NVRAM64、I/Oボード67等を制御するマイクロプロセッサである。また、I/Oボード67は、センサ情報の取得や負荷、電源107メイン電源のON/OFFを行う。コマンドI/F65は、操作部100やHDD等との周辺機器とのコマンドデータの送受信をシリアル通信やパラレル通信で行っている。画像I/F66は、サブ制御部106との画像データの送受信をバスで行っている。
サブ制御部106は、シーケンス制御部130にてシステム制御部105からの指示に従い前記各部101〜104、107のシーケンス動作を、スキャナ制御部131にてスキャナ13のシーケンス動作を制御する。また、画像処理部132にてスキャナ13から取得した画像データをライン間補正・黒レベル補正・シェーディング補正等の各種補正した後にシステム制御部105に送出、およびシステム制御部105から操作部の設定内容を反映した画像データを取得した後にプロッタ部に送出する。
電源107は、システム制御部105の電源+VccEとサブ制御部106をはじめとする前記各部100〜104のメイン電源+Vcc1と、スキャナ13の電源+Vcc2の供給を担う。システム制御部105の電源+VccEは、メイン電源+Vcc1とは別系統で生成しており、画像形成装置に入力電源が供給されている限り、常時供給し続ける。メイン電源部140はシステム制御部105からの指示に従いON/OFF回路141によりメイン電源+Vcc1とスキャナ電源+Vcc2を、スキャナ電源部142はサブ制御部106からの指示に従いスキャナ電源+Vcc2をON/OFFする。
なお、電源ON直後の初期状態においてシステム制御部105はメイン電源がONするように、サブ制御部106はスキャナ電源がONするように、電源のON/OFF信号の論理を設定している。
次はスキャナについて説明する。
図3は、本発明の実施形態である画像形成装置のスキャナ13の概略構成図である。
図3において、スキャナ13は、読み取り部12と、この読み取り部12の上部に取り付けられたADF104を有している。読み取り部12には、原稿台として原稿を載置するコンタクトガラス1と、原稿露光用の照明ランプ2と第1反射ミラー3とからなる第1キャリッジ6と、第2反射ミラー4及び第3反射ミラー5からなる第2キャリッジ7と、CCDリニアイメージセンサ9(以後CCD)に結像するためのレンズユニット8と、CCD9を搭載するセンサーボード10と、読み取り光学系等による各種の歪みを補正するためと白レベルを調整するための白基準板11から構成される。
コンタクトガラス1に原稿を載置固定して読み取る場合には、第1キャリッジ6が一定の速度で往動(矢印A方向)し、かつ、第2キャリッジ7が第1キャリッジ6の1/2の速度で第1キャリッジ6に追従して往動することにより、コンタクトガラス1上の原稿が光学的に走査される。原稿の読取り終了後、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7は、位置Yが、第1キャリッジ6のホームポジション(待機位置)である。なお、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を移動するために図示しないモータ駆動系も読み取り部12に有している。
図4は、スキャナ13のイメージセンサ部181と、画像処理部132の基本構成図である。
CCD9は、RGBのフィルタを被せたCCDセンサが3列並んでいるカラー3ラインCCDとする。アナログ処理回路43では、CCD9から出力されるアナログ波形の信号部分をサンプリングするとともにアンプを内蔵して信号のゲインを調整する。A/Dコンバータ44では、R、G、B各色のアナログ画像信号を8ビットのカラーデジタル画像情報として画像処理部41に出力する。3ラインCCD9の場合にCCD9から出力される信号は、等倍時4ライン間隔の位置ズレが存在する。すなわち、R−B間では、8ラインの位置ズレが存在しており、ライン間補正部45では、CCDのRGB毎の読取ラインのずれを補正し、読み取った画像の位置合せを行う。黒補正46では、画像データに加算されているオフセットデータを減算する。シェーディング補正部47において、光学系の濃度ムラ、CCD9の感度バラツキなどの画素毎の出力データばらつきの補正を各RGB信号に対して行う。
図5は、スキャナ13のモータ駆動系の構成を示す斜視図である。
第1キャリッジ6は、その両端部が2本の対称に張られたワイヤ61に固定されワイヤ61の移動と共に往復移動可能にされており、かつ、第2キャリッジ7はその両端部に第1キャリッジが固定されたワイヤ61が掛け渡されると共に、それと逆向きには掛け渡されたワイヤ61が掛け渡されたプーリーが設けられている。駆動軸67の一端にはタイミングベルトプーリー65が設けられており、モータ63との間にタイミングベルト62が掛け渡されている。以上の構成において、電源スイッチをONにすると、ホーミングのためにステッピングモータ63が始動し、タイミングベルト62を介してその駆動力がタイミングベルトプーリ65に伝達され、かつタイミングベルとプーリー65と一体の駆動軸67がステッピングモータの回転方向に回転する。また、それに伴ってワイヤは移動し、ワイヤ61に固定された第1キャリッジ6はフォワード方向に移動する。第2キャリッジ7は第1キャリッジ6の半分の速度で同方向に移動する。各キャリッジ6,7が一定距離だけ移動するとステッピングモータ63は逆転(リターン)を開始し、第1キャリッジにある検出部66がホームポジションセンサ60内に入ったことを検知し、モータ駆動制御部160により検知後所定距離を移動した時点で停止する。この停止した位置がホームポジションとなり、このホームポジション(待機位置)に第1キャリッジ6を停止させる制御をホーミングと称する。
図6は、スキャナ13の原稿読取走行制御に用いる速度線図とモータの駆動電流設定と励磁設定を示す代表的なパターン図である。
ステッピングモータ63はモータのトルク特性により動作モードに応じてモータの電流を制御する必要があり、図示の速度線図とモータ電流の設定に従って駆動制御される。原稿の読取は図示のようにスローアップ動作を経て一定速度で走行させるフォワード定速期間に行い、この間に原稿の先端から後端まで読み取るので、この間は一番速度を安定させなければならない。原稿の読み取りが完了すると、リターン動作へと移りステッピングモータ63は逆転を開始する。できるだけ短い時間で戻すため、第1キャリッジ6を高速で移動させ、第2のキャリッジ7はその半分の速度で高速リターンさせる。リターン側移動距離はフォワード側で移動した距離分戻ればホームポジション位置に戻ることになる。
図7は、スッテピングモータの駆動制御部のブロックを示す。
サブ制御部106のスキャナ制御部131からモータ駆動制御部160に駆動クロック信号、モータ回転方向の正逆転信号、ステッピングモータのコイル相に流れる駆動電流を設定するための電流切替信号bit1〜bit2、マイクロステップ駆動(モータ回転角の電気的な分割数)を制御する励磁切替信号bit3〜bit4が入力され、これらに基づいてステッピングモータの各相に流れる駆動電流を制御し、ステッピングモータの駆動制御を行う。
モータの駆動電流はモータドライバに入力される電圧レベルで設定され、電流切替信号bit1〜bit2がロジック信号としてモータ駆動制御部160の電流設定回路に入力されると、電流設定回路は信号のハイ/ローbit構成により駆動電流の設定電圧レベルを決定する仕組みとなっている。同様に、マイクロステップ駆動はロジック信号である励磁切替信号bit3〜bit4のハイ/ローbit構成により設定される。
モータ回転角の分割数が同じ状態においては、ステッピングモータの励磁相切替タイミングは駆動クロック周波数が高いとステッピングモータの回転は速くなり、低いと遅くなる。また、モータ回転角の分割数が小さくなるとモータ1回転当りのキャリッジの移動量が大きくなるので、キャリッジの移動速度を変えない場合には、駆動クロック周波数を低くする。このように駆動クロック周波数を制御することによりステッピングモータ、従ってキャリッジの多種多様なスローアップ及びスローダウンが可能となる。駆動電流と励磁相は、スローアップ、スローダウン、原稿読取動作時、リターン動作時、DFシェーデシング、ホーミング、AGC、スタンバイの各スキャナの状態に合わせて切り替える制御が行われ、かつステッピングモータの位置は駆動クロック数で制御される。
保護回路作動信号はモータドライバ内部の保護回路がステッピングモータコイルのショート状態やモータドライバの過熱等による異常を検知して作動した時に出力される。出力された信号はモータドライバの異常信号としてサブ制御部106のスキャナ制御部131に入力され、システム制御部105を介して異常発生を操作部100の表示器110にて報知する。また、保護回路が作動するとモータドライバは出力を停止してモータへの電力供給を遮断し、モータドライバの電源を再投入して保護回路をリセットする必要がある。
図1の光源150は、光源駆動制御部151に光源駆動クロック、光源点灯信号が入力され、これらに基づいて光源を点灯駆動させ、消費する電力の制御を行う。
次にスキャナの初期化動作について説明する。
図1に示す画像形成装置では、電源投入時や異常発生後の自動復帰時に装置の初期化動作を行っている。初期化動作の処理では、装置が備えたスキャナ13において、ホーミング(キャリッジのイニシャライズ処理)、読取画像の信号処理特性の調整が行われる。読取画像の信号処理特性の調整では、画像の光電変換を行うイメージセンサ(通常、CCDリニアイメージセンサ)のアナログ信号処理部の処理特性を調整することにより、出力レベルの一定化を図っている。この調整は、光源の劣化や環境の変動を考慮して行われるもので、このアナログ信号処理部の調整は、黒レベル調整及び白レベル調整からなり、黒レベル調整は、読み取った黒レベル信号を目標値に調整し、白レベル調整はキャリッジを図3の白基準板11の位置まで移動して光源で照明された白基準板11を読み取った白レベル信号(通常、ピーク値による)を目標値に調整する。白レベル調整を行うために白基準板を読み取る一連の動作をAGC動作と呼ぶ。
図8はスキャナ13の初期化フローチャートを示す。
まず、初期値設定を行う(S1)。初期値設定は、スキャナの読取走査や読取画像信号の処理に必要な初期値を各回路に設定する。次いで、ホーミングを行う(S2)。ホーミングは、読み取り部を搭載したキャリッジをスキャン制御の基準となるホームポジションに位置付ける(メカ原点を決定する)操作である。この位置が待機状態でのキャリッジの位置になるため、待機位置と称する。この後、黒レベル及び白レベル調整を行うための動作を開始する。CCDは常時、読み取った画像を光電変換し画像信号出力を行っているので、白基準板を読みに行くまでの適当な時間に、CCDの一部に設けたOPB(Optical Black)部、即ち外光を遮断した画素部分からの画像信号出力を読み取ることにより黒レベルを検出し、黒レベル調整を行う。
ランプを点灯し(S3)、ホームポジションから基準白板を読みにいくためにキャリッジを移動させる(S4)。基準白板を読み取った白レベル画像信号から白レベルを目標値にするための調整値を決定し、その値をアナログ処理回路のアンプのゲインを調整する値として設定する。この時フィードバックループ動作を繰り返して調整値を求める(S5)。調整処理を終了した後、ランプを消灯し(S6)、キャリッジをスタンバイ位置に移動させ(S7)、シーケンスを終了する。
また、CCDは画素毎に感度のばらつきがあるため、画像データを主走査方向に見た場合、均一濃度の画像を読み取って得られる画像データは均一とならない。そのため、均一出力にするシェーディング補正が必要になり、原稿読取動作時やADF104でのシートスルーにて原稿を読み取る際に実行される。ADFでのシェーディング補正を行うために、キャリッジを白基準板11の位置まで高速に移動して光源で照明された白基準板11を読み取った白レベル画像信号から主走査方向における画像データの濃度の均一化補正を行う。
ADFでの原稿読み取り時にシェーディング補正を行うために白基準板を読み取る一連の動作をDFシェーディング動作と呼ぶ。なお、シートスルーでの原稿読取は生産性を重要視されるため、上記のAGC動作よりも高速にキャリッジを往復移動させる。
次に画像形成装置における自動復帰処理について説明する。
図9は画像形成装置において全ての異常を対象とした場合の自動復帰処理フローチャートを示す。
検知された異常は自動復帰対象か手動で復帰させるかを判別するための分類コードが系統別に割り当てられている。自動復帰対象の判別については、例えば、プロッタ部101の定着部でヒータ系の異常が起きた場合など電源を再投入すると危険が伴う異常については手動での復帰対象となり、一方でスキャナ13においてキャリッジがホームポジション位置からズレて正規の位置にいなかったり、読み取った画像信号のゲイン調整や画像処理の結果が規定値内に入らなくて異常になった場合など電源を再投入しても装置の状態が安全である異常については自動復帰対象となる。また、システム制御部105は、自動復帰対象であった場合に装置を使い始めてから同じ異常で自動復帰した回数が何回かを判別できるように自動復帰のカウント情報と、自動復帰の回数を制限する規定値情報とをメモリ内に蓄積する仕組みとなっている。
図9において、異常が発生すると(S1)、操作部100の表示器110にて報知する(S2)。報知した後は、発生した異常が自動復帰を実行する対象かをシステム制御部105にて判定する(S3)。
上記のステップS3において異常が自動復帰対象でない場合の復帰は、手動で全ての電源(以下、システム電源)を遮断する。原因を取り除き安全が確認できていれば装置立上げ時と同じようにシステム電源を手動でONして(S10)、画像形成装置全体、すなわちシステム全体の初期化をシステム制御部105の初期化制御部121にて実行される(S6)。
自動復帰対象である場合は、制御が異常処理からシステム制御部105の自動復帰処理部120へと移り、システム制御部105のメモリから呼び出した同異常に対する自動復帰回数のカウント情報に今回検知した回数を加算した合計値と、同じくメモリ内にある自動復帰回数の制限値とを比較して自動復帰の制限回数内かを判定する(S4)。
上記のステップS4において判定された異常が制限回数を超えていた場合には、回線が接続されている場合にサービスマンコールを装置自身が自動で実行し(S11)、回線を介してメンテナンス保守のサービス員に異常状態を通報する(S12)。
制限回数内である場合、システム制御部105はメイン電源をOFFするロジック信号を出力し、電源107にあるトランジスタ等のデバイスを介してメイン電源部107のON/OFF回路141に入力する。ON/OFF回路141はメイン電源+Vcc1、+Vcc2をOFFしてシステム制御部105を除く各部101〜104、106、スキャナ13の電源を遮断する。一旦遮断した後に同じくシステム制御部105からON信号を出力して各部に電源+Vcc1、+Vcc2を再投入する(S5)。メイン電源が再投入された後は、制御が自動復帰処理部120から初期化制御部121へと移り、正常状態での電源ON時と同じように画像形成装置全体、すなわちシステム全体の初期化が実行される(S6)。
上記のステップS7において異常が発生して初期化が完了しなかった場合は、はじめのフロー(S1)に戻り、再度同じ処理を繰り返す。初期化が正常に全て完了すると、スタンバイの状態となり(S8)、自動復帰処理のシーケンスを終了する。
図10はスキャナモータに関する異常発生時の自動復帰処理フローチャートを示す。モータドライバの保護回路が作動した場合、モータへの電力供給を遮断するので装置が安全な状態であり、保護回路の誤検知を考慮して自動復帰対象として分類される。そのため、図9における自動復帰対象の識別(S3)を省略したフローとなる。
次に本発明の実施形態である画像形成装置の自動復帰処理について説明する。
本発明の実施形態である画像形成装置、およびスキャナ(画像読取装置)の構成は図1〜図7に準じる。
図11は、スキャナモータに関する異常発生時の自動復帰処理フローチャート本発明の実施形態である画像形成装置において全ての異常を対象にした場合の自動復帰処理フローチャートを示す。
本発明の実施形態である画像形成装置は、原稿を光学的に読み取った画像情報を光電変換するイメージセンサ及びセンサの制御部と、原稿を照明する光源及び前記光源の点灯駆動制御部と、原稿に対して副走査方向にキャリッジを移動するモータの駆動制御部を有する画像読取装置(以下、スキャナ)と、前記スキャナ部の駆動及び電源操作の制御部を有するシーケンス制御部とスキャナから取得した画像データの各種補正を行う画像処理部を有するサブ制御部と、前記各部を構成するシステム上において異常が生じた場合に自動で復帰するための電源操作と初期化を制御するシステム制御部と、外部からシステムのメイン電源とスキャナの電源を投入及び遮断できる手段を有する電源とを有した画像形成装置において、異常を検知したとき、スキャナの動作状態に合わせて正常に復帰する手段として、システム全体の初期化かスキャナの初期化を選択する制御手段を設け、全体の初期化およびスキャナの初期化の実行前にスキャナ電源を遮断する手段を有する。
本実施形態における画像形成装置の一例として、構成を図1、動作を図11に示す。
図11において、異常が発生すると(S1)、操作部100の表示器110にて報知する(S2)。報知した後は、発生した異常が自動復帰を実行する対象かをシステム制御部105にて判定する(S3)。
上記のステップS3において異常が自動復帰対象でない場合の復帰は、手動で全ての電源(以下、システム電源)を遮断する。原因を取り除き安全が確認できていれば装置立上げ時と同じようにシステム電源を手動でONして(S10)、画像形成装置全体、すなわちシステム全体の初期化をシステム制御部105の初期化制御部121にて実行される(S6)。
自動復帰対象である場合は、制御が異常処理からシステム制御部105の自動復帰処理部120へと移り、システム制御部105のメモリから呼び出した同異常に対する自動復帰回数のカウント情報に今回検知した回数を加算した合計値と、同じくメモリ内にある自動復帰回数の制限値とを比較して自動復帰の制限回数内かを判定する(S4)。
上記のステップS4において判定された異常が制限回数を超えていた場合には、回線が接続されている場合にサービスマンコールを装置自身が自動で実行し(S11)、回線を介してメンテナンス保守のサービス員に異常状態を通報する(S12)。
制限回数内である場合は、スキャナの状態が原稿読取中かを判定する(S5)。システム制御部105は、画像形成装置システム全体の制御を行っているので、シーケンス制御部130と画像処理部132を含むサブ制御部106を介してスキャナが原稿読取中か否かを制御シーケンスから識別することが可能である。
上記のステップS5においてスキャナが原稿読取中の動作でない場合、図8に示すスキャナ13初期化の中でホーミング動作、AGC動作を行うこと、またDFシェーディングは原稿読取動作時やADF104でのシートスルーにて原稿を読み取る際に実行される補正動作であること、スタンバイ時はスキャナがいつでも使える初期化後の復帰状態と同等であり、原稿読取動作後のリターン動作においては図6に示すように原稿を既に読み取った後であるため必要な画像データはサブ制御部106の画像処理部132へ全て送出済みの状態であることから、スキャナ13の初期化だけで実行すれば画像形成装置の復帰は可能である。
従って、ホーミング動作(キャリッジ位置初期化)、AGC動作(白レベル調整)、DFシェーディング動作(均一濃度調整)、スタンバイ動作、原稿読取動作後のリターン動作(動作開始位置への帰還)の状態と判定されると、システム制御部105はサブ制御部106を介してスキャナ制御部131からスキャナ電源をOFFするロジック信号を出力し、電源107のスキャナ電源部142にあるMOSFET等のパワーデバイスに入力する。パワーデバイスはスキャナ電源+Vcc2をOFFしてスキャナ13への電源供給を遮断する。スキャナ電源が遮断されると、スキャナ13内の負荷(モータ、光源、CCD)に電源が供給されなくなり、スキャナの動作は完全に停止する。一旦遮断した後に同じくスキャナ制御部131からON信号を出力してスキャナに電源+Vcc2を再投入する(S6’)。スキャナ電源が再投入された後は、制御が自動復帰処理部120から初期化制御部121へと移り、図8に示すスキャナの初期化が実行される(S7’)。
上記のステップS5においてスキャナが原稿読取中の動作の場合は、スキャナ13から送出された途中までの画像データが図4にあるライン間補正・黒レベル補正・シェーディング補正等の各種補正されない状態でサブ制御部106の画像処理部132内部やシステム制御部105のメモリに残っていたり、プロッタ部101に途中までの画像データが送出されてプロッタ制御のシーケンスが現像や転写、定着のいずれかの工程まで進んでいると、レーザダイオードで感光体上に一度像形成された帯電状態やヒータ類の定着器によるトナーの溶融状態、紙等への転写状態をリセットする必要があり、またプロッタ部101の内部は複雑な機構をもち制御対象が多岐に渡るため画像データだけでなくプロッタ部101をはじめプロッタ部を制御するサブ制御部106のシーケンス制御部130も初期化してリセットする必要性がある。そのため、スキャナ13の初期化だけでは装置全体としての復帰は不可能である。
従って、システム制御部105はメイン電源をOFFするロジック信号を出力し、電源107にあるトランジスタ等のデバイスを介してメイン電源部107のON/OFF回路141に入力する。ON/OFF回路141はメイン電源+Vcc1、+Vcc2をOFFしてシステム制御部105を除く各部101〜104、106、スキャナ13の電源を遮断する。一旦遮断した後に同じくシステム制御部105からON信号を出力して各部に電源+Vcc1、+Vcc2を再投入する(S5)。メイン電源が再投入された後は、制御が自動復帰処理部120から初期化制御部121へと移り、正常状態での電源ON時と同じように画像形成装置全体、すなわちシステム全体の初期化が実行される(S6)。
上記のステップS8において異常が発生して初期化が完了しなかった場合は、はじめのフロー(S1)に戻り、再度同じ処理を繰り返す。初期化が正常に全て完了すると、スタンバイの状態となり(S8)、自動復帰処理のシーケンスを終了する。
上記より、画像形成装置において異常を検知したとき、そのときのスキャナの動作状態に合わせてシステム全体の初期化かスキャナの初期化を選択して、全体の初期化およびスキャナの初期化の実行前にスキャナ電源を遮断することができるため、スキャナの初期化だけで対応できる異常発生時の場合にはシステムの全初期化を行わない分、特にヒータ類のデバイスを扱う定着器はスキャナの初期化よりも時間を要することから、装置復帰時の初期化に費やす待ち時間の短縮が可能となる。
本実施形態における画像形成装置の一例として、構成を図1、動作を図12に示す。
図12は本発明の実施形態である画像形成装置においてスキャナモータに関する異常が発生した場合の自動復帰処理フローチャートを示す。モータドライバの保護回路が作動した場合、モータへの電力供給を遮断するので装置が安全な状態であり、保護回路の誤検知を考慮して自動復帰対象として分類される。そのため、図10と同様に図11における自動復帰対象の識別(S3)を省略したフローとなる。スキャナ電源を一旦遮断することで、モータドライバの電源を再投入して保護回路をリセットすることになるため、スキャナの初期化だけで装置全体の復帰が可能となる。
上記より、画像形成装置においてスキャナモータに関する異常を検知したとき、そのときのスキャナの動作状態に合わせてシステム全体の初期化かスキャナの初期化を選択して、全体の初期化およびスキャナの初期化の実行前にスキャナ電源を遮断することができるため、システムの全初期化を行わない分、前述したように装置復帰時の初期化に費やす待ち時間の短縮が可能となる。
本実施形態における画像形成装置の一例として、構成を図1、図6および図7、動作を図11および図12に示す。
スキャナ制御部130では、最適なスキャナ走行制御を実現するため、各スキャナの状態に合わせてステッピングモータの駆動電流と励磁設定を切り替える制御が行われており、原稿読取中の場合にフォワード定速期間は他のスキャナ動作で使用されない電流設定、即ちbit構成であり、フォワード定速期間前後の加速および減速期間については1/8分割状態でリターン動作時の1/4分割とbit構成が異なることから、システム制御部105の制御シーケンスを介さずともスキャナ制御部131の信号出力状態を見て識別することが可能である。
この場合、検知した際のスキャナ状態の確認対象がサブ制御部106のスキャナ制御部131に限定されて信号の出力状態に絞られるので、制御プログラム内においてアクセス範囲が狭い分だけ処理時間が短くなるメリットがある。
上記より、スキャナが原稿読取中か否かをスキャナ制御部131の信号出力状態から識別する事ができるので、前述したように装置復帰時の初期化に費やす待ち時間の短縮が可能となる。
本実施形態によれば、原稿に対し副走査方向にキャリッジを移動する原稿読取動作の状態で異常を検知したときにシステムのメイン電源を遮断し、システムの全体初期化を実行することが可能となる。
本実施形態によれば、原稿読取動作を除くスキャナの状態すなわちホーミング動作(キャリッジ位置初期化)、AGC動作(白レベル調整)、DFシェーディング動作(均一濃度調整)、スタンバイ動作、原稿読取動作後のリターン動作(動作開始位置への帰還)、以上の各状態で異常を検知したときにスキャナ電源を遮断し、スキャナ初期化を実行することが可能となる。
本実施形態によれば、スキャナモータおよびモータドライバに異常が生じた時に前記モータおよびドライバを保護する回路を搭載したモータ駆動制御部を有し、前記保護回路から出力される異常状態を検知してスキャナモータの制御部にフィードバックする制御システム構成により、ユーザーに異常発生を通知して自動復帰処理を実行することが可能となる。
本実施形態によれば、スキャナの状態をスキャナモータの駆動電流と励磁相の切替設定を利用してシステム全体の初期化かスキャナ初期化を選択することが可能となる。
本実施形態によれば、スキャナモータ及び光源の各駆動制御部をスキャナ以外の箇所に有している画像形成装置において、装置復帰時の初期化に費やす待ち時間短縮が可能となる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更実施が可能である。本発明の画像形成装置を用いた複写機および複合機、画像処理装置において、装置復帰時の初期化に費やす待ち時間短縮が可能となる。
100 操作部
101 プロッタ部
102 ソータ部
103 バンク部
104 ADF
105 システム制御部
106 サブ制御部
107 電源
13 スキャナ
特開2004−219831号公報 特開2007−043665号公報 特開2004−170560号公報 特許第3651758号公報

Claims (6)

  1. 原稿を光学的に読み取った画像情報を光電変換するイメージセンサ及びセンサの制御部と、原稿を照明する光源及び前記光源の点灯駆動制御部と、原稿に対して副走査方向にキャリッジを移動するモータの駆動制御部を有する画像読取装置と、前記画像読取装置の駆動及び電源操作の制御部を有するシーケンス制御部と、前記画像読取装置から取得した画像データの各種補正を行う画像処理部を有するサブ制御部と、前記各部を構成するシステム上において異常が生じた場合に自動で復帰するための電源操作と初期化を制御するシステム制御部と、外部からシステムのメイン電源と前記画像読取装置の電源を投入及び遮断できる手段を有する電源とを有した画像形成装置において、
    異常を検知したとき、前記画像読取装置の動作状態に合わせて正常に復帰する手段として、システム全体の初期化か前記画像読取装置の初期化を選択する制御手段を設け、前記制御手段により前記画像読取装置の初期化を選択したとき、前記画像読取装置の初期化の実行前に前記メイン電源を遮断せずに前記画像読取装置の電源を遮断する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿に対し副走査方向にキャリッジを移動する原稿読取動作の状態で異常を検知したときにシステムのメイン電源を遮断し、システムの全体初期化を実行する制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記原稿読取動作を除く画像読取装置の状態であるホーミング動作(キャリッジ位置初期化)、AGC動作(白レベル調整)、DFシェーディング動作(均一濃度調整)、スタンバイ動作および原稿読取動作後のリターン動作(動作開始位置への帰還)の少なくともいずれか1つの状態で異常を検知したときに前記画像読取装置の電源を遮断し、前記画像読取装置の初期化を実行する制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像読取装置のモータおよびモータドライバに異常が生じた時に前記モータおよび前記ドライバを保護する回路を搭載したモータ駆動制御部を有し、前記保護回路から出力される異常状態を検知して前記画像読取装置のモータの制御部にフィードバックする制御システム構成と、ユーザーに異常発生を通知して自動復帰処理を実行する手段とを有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像読取装置の状態を前記画像読取装置のモータの駆動電流と励磁相の切替設定を利用してシステム全体の初期化か前記画像読取装置の初期化かを選択する制御手段を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像読取装置のモータ及び光源の各駆動制御部を前記画像読取装置以外の箇所に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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