JP5364395B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
ゴム成分(A1)は、天然ゴム(NR)およびシンジオタクチック結晶を含むブタジエンゴムを含有することが好ましい。
フェニレンジアミン系老化防止剤(A2)は、前記ゴム成分(A1)100質量部に対して、(A2)フェニレンジアミン系老化防止剤1.0〜2.2質量部を含む。
トリフェニレンジアミン(DP):
ゴム成分(B1)は、天然ゴム(NR)およびスチレンブタジエンゴム(SBR)を含有することが好ましい。
フェニレンジアミン系老化防止剤(B2)は、前記ゴム成分(B1)100質量部に対して、(B2)フェニレンジアミン系老化防止剤0.3〜1.5質量部を含む。
トリフェニレンジアミン(DP):
ゴム成分(C1)は、天然ゴム(NR)およびブチル系ゴムを含有することが好ましい。
フェニレンジアミン系老化防止剤(C2)は、前記ゴム成分(C1)100質量部に対して、(C2)フェニレンジアミン系老化防止剤0.5〜3.0質量部を含む。
トリフェニレンジアミン(DP):
本発明のサイドウォール、ケースおよびインナーライナーを有するタイヤは、特定量のフェニレンジアミン系老化防止剤を含むサイドウォール用ゴム組成物からなるサイドウォール(A)、コードを特定量のフェニレンジアミン系老化防止剤を含むケースコード被覆用ゴム組成物で被覆されてなるケース(B)および特定量のフェニレンジアミン系老化防止剤を含むインナーライナー用ゴム組成物からなるインナーライナー(C)を有する。
本発明のサイドウォール、ケースおよびインナーライナーを有するタイヤは、特定量のフェニレンジアミン系老化防止剤を含むサイドウォール用ゴム組成物からなるサイドウォール(A)、およびコードを特定量のフェニレンジアミン系老化防止剤を含むケースコード被覆用ゴム組成物で被覆されてなるケース(B)を有する。
老化防止剤6C:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N−フェニル−p−フェニレンジアミン)
スチレンブタジエンゴム(SBR):乳化重合スチレンブタジエンゴム、JSR(株)製のSBR1502
天然ゴム(NR):TSR20
クロロブチルゴム(Cl−IIR):住友化学(株)製のクロロブチルHT1066
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイアブラックE(N550)(N2SA:41m2/g)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイアブラックH(N330)(N2SA:79m2/g)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイヤブラックG(N660)(N2SA:27m2/g)
シリカ:ローディア社製のZ115Gr
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
酸化亜鉛:東邦亜鉛(株)製の銀嶺R
ステアリン酸:日本油脂(株)製の椿
アロマオイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスX−140
不溶性硫黄:日本乾溜工業(株)製のセイミサルファー(二硫化炭素による不溶物60%、オイル分10%)
加硫促進剤TBBS:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤DM:大内新興化学工業(株)製のノクセラーDM(ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド)
(1)サイドウォール
表1〜5に示す配合処方にしたがい、バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を添加し、最高温度が165℃の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。その後、得られた混練物に硫黄および加硫促進剤を添加し、2軸オープンロールを用いて、最高温度が97℃の条件下で3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を金型にてシート状に圧延し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、サイドウォールの加硫ゴムシートを作製した。
表1〜5に示す配合処方にしたがい、バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を添加し、最高温度が165℃の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。その後、得られた混練物に硫黄および加硫促進剤を添加し、2軸オープンロールを用いて、最高温度が97℃の条件下で3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を金型にてシート状に圧延し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、ケースの加硫ゴムシートを作製した。
表1〜5に示す配合処方にしたがい、バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を添加し、最高温度が165℃の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。その後、得られた混練物に硫黄および加硫促進剤を添加し、2軸オープンロールを用いて、最高温度が97℃の条件下で3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を金型にてシート状に圧延し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、タイガム層の加硫ゴムシートを作製した。
表1〜5に示す配合処方にしたがい、バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を添加し、最高温度が145℃の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。その後、得られた混練物に硫黄および加硫促進剤を添加し、2軸オープンロールを用いて、最高温度が97℃の条件下で3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を金型にてシート状に圧延し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、ブチル層の加硫ゴムシートを作製した。ブチル層の配合においては、ブチルの焼け防止のため、酸化亜鉛(亜鉛華)を硫黄および加硫促進剤とともに最終段階で投入した。
未加硫サイドウォール用ゴム組成物はサイドウォールの形状に、未加硫ケースコード被覆用ゴム組成物はコード(帝人(株)製のポリエステルコード)を被覆してケースの形状に、未加硫タイガム用ゴム組成物はタイガム層の形状に、未加硫ブチル用ゴム組成物はブチル層の形状に成形し、組み合わせで他のタイヤ部材とともに貼り合わせて実施例1〜6および8〜9、参考例7および10〜11並びに比較例1〜9の未加硫タイヤを形成し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、試験用タイヤ(サイズ:195/65R15 GTO65、乗用車用夏用タイヤ)を製造した。
製造した試験用タイヤを、Jis140%荷重、速度80kphで、3万km走行させた後、サイドウォール表面の茶色の変色度合いを目視で観察し、5段階で評価した(茶変色)。
5:茶色の変色がなく、優良である
4:茶色の変色がほとんどなく、良い(許容レベル)
3:茶色の変色の度合いが小である(敏感ユーザーでクレームレベル)
2:茶色の変色の度合いが中である(クレームレベル)
1:茶色の変色の度合いが大である(クレームレベル)
製造した試験用タイヤを、JIS K 6259「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム−耐オゾン性の求め方」に準じて、温度40℃、オゾン濃度50ppmの管理室内で、3万km走行させた後、サイドウォール表面の亀裂数と亀裂深さを目視で観察し、5段階で評価した(オゾン耐久)。
5:亀裂数と亀裂深さがなく、優良である
4:亀裂数と亀裂深さがほとんどなく、良い(許容レベル)
3:亀裂数と亀裂深さの度合いが小である(敏感ユーザーでクレームレベル)
2:亀裂数と亀裂深さの度合いが中である(クレームレベル)
1:亀裂数と亀裂深さの度合いが大である(クレームレベル)
表2〜5における以下の用語について説明する。
「RD」とは老化防止剤224である。
「ゲージ」とは、タイヤ仕上がりの厚み(mm)である。
2 ケース
3 インナーライナー
4 ブチル層
5 タイガム層
6 トレッド
7 ビードエイペックス
8 クリンチエイペックス
9 ケースコード
Claims (3)
- サイドウォール、ケースおよびインナーライナーを有するタイヤであって、
サイドウォール(A)が(A1)ゴム成分100質量部に対して、(A2)フェニレンジアミン系老化防止剤1.0〜2.2質量部を含むサイドウォール用ゴム組成物からなり、
インナーライナーがタイガム層とブチル層を有し、
タイガム層(C)が(C1)ゴム成分100質量部に対して、(C2)フェニレンジアミン系老化防止剤1.0〜3.0質量部を含むタイガム用ゴム組成物からなり、
サイドウォール(A)の厚さが1.5〜2.5mmであるタイヤ。 - サイドウォール、ケースおよびインナーライナーを有するタイヤであって、
タイガム層の厚さが0.6〜1.5mmであり、ブチル層の厚さが0.4〜1.0mmである請求項1記載のタイヤ。 - サイドウォール、ケースおよびインナーライナーを有するタイヤであって、
インナーライナーがタイガム層とブチル層に加えて、さらにフィルム層を有する請求項1または2記載のタイヤ。
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