JP5358176B2 - 部材構造 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造に関する。
従来、例えば、画像形成装置に用いる各種部品の梱包には、緩衝材として発泡スチロール塊などを梱包箱に詰め込んでいた。しかしながら、発泡スチロールなどは、焼却時に有害物質が発生するといった問題があり、環境保全上好ましくないものであった。
そのため、近年発泡スチロールを用いないか、又は用いたとしても使用量が極力少ない梱包部材が要求されている。
このような梱包部材として、段ボールを利用して、緩衝効果を得ることが可能な種々の構造が提案されている。
図15は、従来の梱包部材の構造を示す図である。図15に示すように、例えば、外箱2000の内側に物品3000が載置された収納部材1000が収納される構成となっている。この収納部材1000は、物品3000が載置される載置面1300と、一組の対向する側壁1100を有しており、この側壁1100に、緩衝効果を得る構造が用いられている。
図16は、側壁1100の拡大図である。又、図17は、側壁1100の展開図である。図16及び図17に示すように、側壁1100は、角筒状に配置された前面部1110、後面部1120、上面部1130、及び下面部1140を備えている。そして、下面部1140は、物品3000が載置される載置面1300を構成する板状の基面部1200の上側に配置されている。
また、基面部1200の一部が切り起こされることによって、差込部材1500が形成されている。この差込部材1500は、後面部1120側に向かって幅が除々に広くなっており、前面部1110に形成された開口部1111に挿入されている。図16及び図17に示すように、差込部材1500の先端1500aの幅Wは、根元部1500bの幅Wよりも広くなっている。更に、開口部1111の幅Yは、根元部1500bの幅とほぼ同じ長さとなっている。そのため、差込部材1500を開口部1111に挿入することによって、開口部1111と差込部材1500との間で摩擦が生じ、角筒状を保持することが出来る。尚、この角筒状をより強固に保持するために、開口部1111と差込部材1500の組が複数組設けられた構成も用いられている。
このような構成により、輸送時等に物品が前面部1110に衝突したとしても、前面部1110、後面部1120、上面部1130、及び下面部1140によって形成される角筒状内部の空間によって緩衝効果が働き、物品が保護される。
しかしながら、収納部材を廃棄する場合、嵩張らないように側壁を潰し平らにするが、従来の構造では、差込部材1500を開口部1111から引き抜き難いものであり、特に複数組設けられている場合には、引き抜いて平らにするには非常に手間がかかるものであった。
本発明は、上記従来の構造の課題を考慮し、廃棄する際に、より簡単に平らにすることが可能な、物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造であって、
第1の開口部が形成された前面部、後面部、上面部、及び下面部を有する角筒状部材と、
前記下面部の外面側に沿って配置された状態で、前記角筒状部材に連結された基面部と、
前記基面部の一部が、前記第1の開口部の前側近傍であって前記前面部と実質上平行に形成された根元部を残して、その根元部より後方側が切り起こされて形成され、その先端に切り欠き部が設けられた差込部材とを備え、
前記差込部材は、前記第1の開口部から前記角筒状部材内に差し込まれている、部材構造である。
又、第の本発明は、
前記差込部材は、少なくとも先端の幅が、前記第1の開口部の幅よりも広くなるように形成されている、第1本発明の部材構造である。
又、第の本発明は、
前記第1の開口部は、前記前面部から、少なくとも前記上面部の一部にわたって形成されている、第1本発明の部材構造である。
又、第の本発明は、
前記基面部、前記後面部、前記上面部、前記前面部、及び前記下面部の順に、前記各部は繋がっており、
1枚の部材が折り曲げられて、前記基面部、前記後面部、前記上面部、前記前面部、及び前記下面部が形成されている、第1〜のいずれかの本発明の部材構造である。
なお、本発明に関連する第1の発明は、
物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造であって、
前面部、後面部、上面部、及び下面部を有する角筒状部材と、
前記下面部の外面側に沿って配置された状態で、前記角筒状部材に連結された基面部と、
前記基面部の一部が切り起こされて形成された差込部材とを備え、
前記前面部に、第1の開口部が形成され、
前記差込部材は、前記第1の開口部から前記角筒状部材内に差し込まれており、
前記後面部の、前記第1の開口部と対向する部分に、第2の開口部が形成されている、部材構造である。
また、本発明に関連する第2の発明は、
前記差込部材は、少なくとも先端の幅が、前記第1の開口部の幅よりも広くなるように形成されている、本発明に関連する第1の発明の部材構造である。
また、本発明に関連する第3の発明は、
前記差込部材は、前記第1の開口部の前側近傍であって前記前面部と実質上平行に形成された根元部を残して、その根元部より後方側又は前方側が切り起こされて形成されている、本発明に関連する第1の発明の部材構造である。
また、本発明に関連する第4の発明は、
前記第1の開口部は、前記前面部から、少なくとも前記上面部の一部にわたって形成されている、本発明に関連する第1の発明の部材構造である。
また、本発明に関連する第5の発明は、
前記基面部、前記後面部、前記上面部、前記前面部、及び前記下面部の順に、前記各部は繋がっており、
1枚の部材が折り曲げられて、前記基面部、前記後面部、前記上面部、前記前面部、及び前記下面部が形成されている、本発明に関連する第1〜4のいずれかの発明の部材構造である。
本発明によれば、廃棄する際に、より簡単に平らにすることが可能な、物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造を提供することが出来る。
本発明にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下に、本発明にかかる実施の形態1における収納部材について説明すると共に、本発明の部材構造の一例についても同時に述べる。
図1は、本発明にかかる実施の形態1の収納部材100と、収納部材100が収められる外箱200の外観図である。この外箱200は直方体形状である。また、これら収納部材100及び外箱200は、いずれも段ボールによって形成されている。
図1に示すように、物品300が、収納部材100に形成されている載置面110に載置されて、外箱200に収納される。そして、上蓋210が閉じられて、物品300は梱包される。
本実施の形態1の収納部材100は、載置面110と、載置面110と垂直に配置された対向する2つの側壁1を有している。
この2つの側壁1は、それぞれ本発明の部材構造の一例に対応する。
図2(a)、(b)、(c)は、本実施の形態1の収納部材100の正面図、平面図、及び右側面図である。又、図2(d)は、図2(b)のXX´間の断面図である。図3は、本実施の形態1の収納部材100の側壁1の拡大図である。
図2及び図3に示すように、側壁1は、角筒状部材3を備えており、この角筒状部材3は、板状且つ矩形状の基面部120上に配置されている。
基面部120の中央をOとし、その中央Oから側壁1を見て、角筒状部材3は、前側に配置された前面部10と、前面部10に対向して後側に配置された後面部20と、前面部10の上端と後面部20の上端の間に配置された上面部30と、前面部10の下端と後面部20の下端の間に配置された下面部40とを有している。この下面部40の外面40a側に沿って、上述した基面部120が配置されており、基面部120は、角筒状部材3の後面部20と連結されている。また、上述した載置面110は、2つの対向する側壁1の間の基面部120によって形成されていることになる。尚、上記前側とは、図2、3中矢印Fで示され、後側とは図中矢印Eで示されている。以下の説明においても、同様に中央Oから見て前側を矢印Fで表し、後側を矢印Eで表している。
このように、側壁1は、前面部10、後面部20、上面部30、下面部40、及び基面部120の一部によって形成される。尚、基面部120の一部とは、下面部40の下側近傍部分に相当する。
図2及び図3に示すように、前面部10には、その長手方向中央近傍に上端から下端まで矩形状の開口部11が形成されている。上面部30には、開口部11と連接した半円形状の開口部31が形成されている。また、基面部120の一部を切り起こすことによって形成された差込部材50が、開口部11に挿入されている。
この差込部材50は、図2及び図3に示すように、後側(矢印E方向)に向かって幅が広くなるような等脚台形形状に形成されている。この差込部材50の根元部50bは、前面部10と平行に設けられている。又、先端部50aには、半円形状の切り欠き部51が形成されている。尚、差込部材50については、以下の図4において更に詳しく説明する。
尚、本発明の少なくとも上面部の一部にわたって形成されている第1の開口部の一例は、本実施の形態の開口部11と、それに繋がっている開口部31に相当する。又、本発明の、根元部を残して、その根元部より後方側が切り起こされて形成された差込部材の一例は、本実施の形態の差込部材50に相当する。
次に、上述した構成の本実施の形態1の収納部材100の作製方法について説明する。
図4は、収納部材100の展開図である。収納部材100は、図4に示すように、型によって切り抜かれて形成された一枚の矩形状のダンボール紙から形成されるものである。図4中、点線部分は折り目を示している。なお、図4では、作製された後の各構成に対応する位置に符号が付されている。
図4の展開図では、矩形状の基面部120の対向する辺の両側に後面部20、上面部30、前面部10、及び下面部40が配置されている。
上述したように差込部材50は、後面部20に向けて幅Wが広くなる等脚台形形状になるように、基面部120に設けられた切り込み121によって形成されている。この台形形状の平行な一組の辺は、基面部120、後面部20、上面部30、前面部10及び下面部40の境界を示す折り目(図中点線参照)と平行である。
又、差込部材50の先端部50aは、台形の一組の平行な辺のうちの長辺に相当し、基面部120と後面部20の境界近傍に配置されている。又、差込部材50の根元部50bは、台形の一組の平行な辺のうちの短辺に相当し、図3に示すように側壁1の状態に組み立てられた時に、開口部11の前側近傍に配置されるように形成されている。
図5は、側壁1を組み立てる動作の途中を示している図である。図5に示すように、差込部材50を基面部120から切り起こした状態で、後面部20、上面部30、前面部10、及び下面部40が角筒状に配置されるように図4に示す点線に沿ってダンボール紙が折り曲げられる。尚、図5には、差込部材50が切り起こされた後の空間122が図示されており、下面部40の下側に配置されることになる。また、この空間122は、前面部10側から後面部20側に向かって除々に幅が広くなる等脚台形状である。
続いて、下面部40が基面部120上に配置されるように後面部20、上面部30、前面部10、及び下面部40が矢印A方向に回動される。そして、矢印Bに示すように、開口部11に差込部材50が差し込まれる。
ここで、図4に示すように差込部材50の根元部50bの幅Wは、開口部11の幅Yとほぼ同じであり、先端部50aの幅Wは、開口部11の幅Yよりも広くなっている。このため、差込部材50の周縁と、開口部11の周縁との摩擦によって、角筒形状が保持されることになる(図3中P参照)。
そして、この前面部10、上面部30、後面部20及び下面部40の内側に形成される空間によって、輸送等の際に物品300が前面部10に衝突したとしても衝撃が緩和され、物品の破損を低減することが出来る。
次に、収納部材100を廃棄する際について説明する。
収納部材100を破棄する際には、側壁1の角筒形状の保持状態を開放し、図4の展開図のような平らな状態とすることにより、嵩張らずに積み重ねることが出来る。このとき、本実施の形態1の収納部材100では、図6に示すように、上面部30に開口部31が形成されていることにより角筒状部材3の内部に指を挿入しやすく、更に、差込部材50の切り欠き部51の縁に指を引っかけることが出来るため、差込部材50を開口部11から引き抜きやすい(図6中矢印C参照)。このため、側壁1の保持状態を開放しやすく、従来と比較して、廃棄する際により簡単に平らにすることが可能となる。
尚、本実施の形態では、開口部31は半円形状であったが、この形状に限られなくてもよく、要するに角筒状部材3の内側に指を挿入しやすくすることが出来ればよい。
又、指の挿入が少し行いにくくなるが、上面部30に開口部31が設けられていなくても良い。この場合であっても、従来と比較すると、切り欠き部51が設けられていることによって差込部材50は引き抜きやすくなる。
又、図4の展開図に示すように、本実施の形態では中央Oから見て、先端部50aが根元部50bよりも後方側に位置するように差込部材50が形成されているが、開口部11に挿入することが出来さえすれば、差込部材50が形成される方向及び位置は限定されるものではない。例えば、図7及び図8に示すように、本実施の形態とは反対方向に差込部材50を形成してもよい。尚、図7は収納部材100の展開図であり、図8は収納部材100の側壁1の拡大図である。反対方向とは、根元部50b´の位置が本実施の形態の根元部50bと実質上同じで、先端部50a´が根元部50b´よりも基面部120の中央O側になるように切り込み121´をいれて差込部材50´を形成することである。この場合、図8の矢印Dに示すように、その差込部材50´を折り返すことによって、差込部材50´が開口部11に挿入される。ここで、差込部材50´が切り起こされた後の空間122´は、上述したように下面部40の下側には配置されず、載置面110に形成されることになる。尚、この差込部材50´が、本発明に関連する発明の、根元部を残して、その根元部より前方側が切り起こされて形成された差込部材の一例に相当する。
(実施の形態2)
以下に、本発明にかかる実施の形態2の収納部材について説明するとともに本発明に関連する発明の部材構造の一例についても同時に述べる。
本実施の形態2の収納部材500は、実施の形態1の収納部材100と基本的な構成は同じであるが、角筒状部材に形成される開口部等の構成が異なっているため、この相違点を中心に説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同一の符号を付している。
図9(a)、(b)、(c)は、本発明にかかる実施の形態2の収納部材500の正面図、平面図、及び右側面図である。又、図9(d)は、図9(b)のXX´断面図である。図10は、本発明にかかる実施の形態2の収納部材500の側壁2の拡大図である。図11は、本発明にかかる実施の形態2の収納部材500の展開図である。
図9〜11に示すように、本実施の形態2の収納部材500の側壁2は、実施の形態1の側壁1とは、後面部60と上面部70の構成が異なった角筒状部材4を備えている。本実施の形態2では、上面部70には、開口部31が形成されていない。又、後面部60には、半円形状の開口部61が開口部11と対向して形成されている。この開口部61は、図11の展開図に示すように差込部材80を形成する切り込み123から連続して形成されており、その半円の直径部分61Lが後面部60と基面部120の境界線に沿っている。
又、本実施の形態2の収納部材500は、実施の形態1と同様に差込部材80を備えているが、この差込部材80は、実施の形態1の差込部材50と異なり切り欠き部が形成されていない。差込部材80は、切り欠き部が形成されていない点以外は、実施の形態1の差込部材50と同様の構成であり、根元部80bから先端部80aに向かって幅Wが除々に広くなっている。
図11に示すような展開図の状態から、実施の形態1と同様に組み立てることによって、側壁2が形成され、収納部材500が作成される。
尚、本発明に関連する発明の第1の開口部の一例は、本実施の形態の開口部11に相当し、本発明に関連する発明の第2の開口部の一例は、本実施の形態の開口部61に相当する。又、本発明に関連する発明の、根元部を残して、その根元部より後方側が切り起こされて形成された差込部材の一例は、本実施の形態の差込部材80に相当する。
次に、収納部材500を廃棄する際について説明する。
この収納部材500を廃棄のために平らにする際には、図12に示すように後面部60に形成されている開口部61から指を挿入して、差込部材80を開口部11から押し出すことにより、側壁2の角筒状構造の保持が開放される。そして、角筒状体を平らにすることによって廃棄の際の嵩を低くすることが出来る。
このように、本実施の形態2では、構成は異なるものの実施の形態1と同様に、従来に比べてより簡単に平らにすることが出来る。
尚、本実施の形態2では、図10〜図12に示すように開口部61は半円形状であり、展開図に示すように差込部材80を形成する切り込み123と連続して形成されているが、図13に示す開口部61´のように、側壁2´の後面部60´の中央に切り込み123と独立して円形状に形成されていても良い。
又、本実施の形態2においても、上面部70の代わりに、実施の形態1と同様に、開口部31が形成された上面部30が用いられても良い。このように上面部30を設けた場合、開口部61から指を挿入して差込部材80の先端部80a側を持ち上げた後(図12参照)、図6において説明したように開口部31及び開口部11から指を差し込んで差込部材80を引き抜くことが出来る。更に、実施の形態2において、差込部材80の代わりに差込部材50を用いることによって、切り欠き部51の縁に指の先を引っかけることが出来るため、より差込部材を開口部11から引き抜きやすくすることが出来る。
なお、上記説明では、開口部61は半円形状であり、開口部61´は円形状であるが、この形状に限らず矩形状であってもよく、要するに指が挿入出来さえすれば良く、限定されるものではない。
又、上記実施の形態では、差込部材50(切り欠き部51を除く)及び差込部材80は等脚台形形状であり、開口部11は矩形状であるが、これらの形状に限らなくてもよく、要するに差込部材の周縁と開口部11の周縁との摩擦によって側壁1、2の角筒状構造を保持することが出来さえすればよい。尚、側壁1、2の構造が保持されやすいという点からは、差込部材50、80の先端部50a、80aの幅が、開口部11の幅よりも広い方がより好ましい。更に、摩擦力を強めるために、根元部50b、80bの幅を開口部11の幅より広げても良いが、開口部11に差し込みやすく、且つ引き抜きやすくするためには、根元部50b、80bの幅が開口部11の幅と同じ程度の長さに設定する方がより好ましい。
尚、図3及び図10において説明したように、上記実施の形態では根元部50b、80bは、前面部10よりも前側に配置されていたが、前面部10の直下又は後側に形成されていても良い。しかしながら、差込部材50、80を開口部11に挿入しやすいという点からは、前面部10の前側に根元部50b、80bが形成されていた方がより好ましい。
又、例えば、実施の形態1では、1つの側壁1に対して差込部材50と開口部11の組は1組のみしか設けられていないが、複数組が設けられていても良い。尚、実施の形態2においても同様に側壁2に、差込部材80と開口部11の組が複数組設けられていても良い。
又、例えば、実施の形態1では、収納部材100の対向する2辺に側壁1が設けられていたが、一辺だけであってもよいし、4辺全てに設けられていても良い。また、上記実施の形態では、基面部120は平らであったが、物品の形状に合わせて凹凸、切り込み、開口などが形成されていても良い。実施の形態2についても同様に2辺に限らず側壁2が設けられていても良い。
又、上記実施の形態1、2のように物品を収納する載置面110を形成していなくてもよく、1つの側壁1又は側壁2近傍部分のみを物品と外箱の間に挿入し、緩衝用部材として用いても良い。尚、このように1つの側壁1、2近傍部分のみを用いる場合、図14に示すように、根元部50bを前面部10の前側に形成しようとすると、基面部120´が前面部10から突出させるように形成される必要がある。この突出した部分が120a´として図示されている。尚、根元部50bを前面部10の直下又は後側に形成する場合には、突出した部分120a´を設けなくてもよい。
なお、上記実施の形態1、2では、1枚のダンボールによって形成されているが、切り離された段ボールを接続して作製しても良いし、例えば、側壁1、2の部分のみ一枚の段ボールを用いて作製してもよい。
また、本発明または本発明に関連する発明の一枚の部材の一例は、段ボールに相当するが、段ボールに限らず厚紙等であってもよいし、金属で形成されていてもよい。
なお、物品300としては、例えば、画像形成装置に用いる交換用トナー等の各種部品を挙げることが出来るが、画像形成装置に用いる部品などに限らない。
本発明の部材構造は、廃棄する際に、より簡単に平らにすることが可能な効果を有し、物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造として有用である。
本発明にかかる実施の形態1における収納部材100及び外箱200の外観図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の正面図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の平面図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の右側面図 図2(a)のXX´断面図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の側壁1近傍の拡大図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の展開図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の作製工程を説明するための側壁1近傍の拡大図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材100の側壁1を保持状態から開放するための動作を説明するための図 本発明にかかる実施の形態1の変形例における収納部材の展開図 本発明にかかる実施の形態1の変形例における収納部材の側壁近傍の拡大図 本発明にかかる実施の形態2における収納部材500の正面図 本発明にかかる実施の形態2における収納部材500の平面図 本発明にかかる実施の形態2における収納部材500の右側面図 図9(a)のXX´断面図 本発明にかかる実施の形態1における収納部材500の側壁2近傍の拡大図 本発明にかかる実施の形態2における収納部材500の展開図 本発明にかかる実施の形態2における収納部材500の側壁2を保持状態から開放するための動作を説明するための図 本発明にかかる実施の形態2の変形例における収納部材の側壁近傍の拡大図 本発明または本発明に関連する発明を緩衝材として用いる際の構成を説明するための図 従来の収納部材1000及び外箱2000の外観図 従来の収納部材1000の側壁1100近傍の斜視図 従来の側壁1100近傍の展開図
符号の説明
1、2 側壁
10 前面部
11、61 開口部
20、60 後面部
30、70 上面部
40 下面部
50 差込部
100 収納部材
110 収納部
120 基面部
200 外箱
300 物品

Claims (4)

  1. 物品の収納用又は緩衝用部材の部材構造であって、
    第1の開口部が形成された前面部、後面部、上面部、及び下面部を有する角筒状部材と、
    前記下面部の外面側に沿って配置された状態で、前記角筒状部材に連結された基面部と、
    前記基面部の一部が、前記第1の開口部の前側近傍であって前記前面部と実質上平行に形成された根元部を残して、その根元部より後方側が切り起こされて形成され、その先端に切り欠き部が設けられた差込部材とを備え、
    前記差込部材は、前記第1の開口部から前記角筒状部材内に差し込まれている、部材構造。
  2. 前記差込部材は、少なくとも先端の幅が、前記第1の開口部の幅よりも広くなるように形成されている、請求項1に記載の部材構造。
  3. 前記第1の開口部は、前記前面部から、少なくとも前記上面部の一部にわたって形成されている、請求項1に記載の部材構造。
  4. 前記基面部、前記後面部、前記上面部、前記前面部、及び前記下面部の順に、前記各部は繋がっており、
    1枚の部材が折り曲げられて、前記基面部、前記後面部、前記上面部、前記前面部、及び前記下面部が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の部材構造。
JP2008327090A 2008-12-24 2008-12-24 部材構造 Active JP5358176B2 (ja)

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