JP5357267B2 - 薬剤取り揃えシステムおよびカート - Google Patents

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Description

本発明は、トレイへの薬剤の取り揃えを支援する薬剤取り揃えシステム、および、その薬剤取り揃えシステムで用いられるカートに関する。
間違いが少なく、且つ、操作が容易な薬剤の取り揃えを行うために、さまざまな薬剤取り揃え装置が考えられている。薬剤を容易に取り揃え可能で、且つ、薬剤のチェックができるシステムとして、図12に示す薬剤設置システム1が存在する(例えば、特許文献1参照)。
薬剤設置システム1は、複数の領域3に区切られたトレイ2と、薬剤の物品情報を表示する表示部4とを備える。表示部4に表示される薬剤の物品情報は、トレイ2のそれぞれの領域3に取り揃えるべき薬剤の情報である。
薬剤管理者は、表示部4に表示された物品情報に従い、トレイ2の領域3へ薬剤を取り揃える。それぞれの領域3は薬剤読取部5を備えており、薬剤設置システム1は、トレイ2に取り揃えられた薬剤に取り揃え間違いがないかを確認することができる。
薬剤管理者は、固定されたトレイ2に取り揃えられた薬剤を搬送用の別のトレイに移すことにより、病棟や病室に搬送用トレイを搬送することができる。
また、別の薬剤取り揃え方法として、薬剤師または看護師などの資格がなくとも取り扱うことのできる一般薬剤について、調剤情報に従い個々のトレイに自動的且つ機械的に薬剤を払い出す払出機も存在する。
特開2004−70803号公報
従来の薬剤設置システム1では、固定されたトレイを用いているため、薬剤の移し変え作業が発生し、作業が煩雑になってしまうという課題がある。例えば、払出機と薬剤設置システム1とを併用して薬剤の取り揃えを行う場合、払出機が複数の搬送用トレイに薬剤を直接払い出すのに対し、薬剤設置システム1では薬剤管理者が、固定されたトレイから別の搬送用トレイに薬剤を取り揃える必要がある。そのため、払出機で払い出された個々の搬送用トレイへ、薬剤管理者が薬剤設置システム1で取り揃えた薬剤を補充しようとすると、薬剤管理者が補充の必要な患者向けの搬送用トレイを探さなければならない。このトレイの探し出し作業は、薬剤管理者にとって大きな負担になる。また、間違って、別の患者の搬送用トレイに薬剤を補充してしまう可能性がある。
そこで本発明は、払い出された第1薬剤を保持するトレイに対し、薬剤管理者が第2薬剤を簡易に補充することのできる薬剤取り揃えシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のある局面に係る薬剤取り揃えシステムは、薬剤の取り揃えを支援する薬剤取り揃えシステムであって、調剤情報に従って第1薬剤が払いだされたトレイを各々収納するための複数の収納部を備えるカートと、前記トレイごとに、カートを特定するカート情報と、前記調剤情報と、前記第1薬剤が払い出されたトレイを収納している前記収納部を特定する収納部特定情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記カート情報に基づいて特定されたカートに対し、前記カートの各収納部に収納されているトレイごとに補充すべき第2薬剤の有無を確認し、前記第2薬剤が存在する場合に、前記第2薬剤に対応する前記収納部特定情報を前記調剤情報に従って決定する決定部と、前記決定部が決定した前記収納部特定情報が示す前記収納部を特定する情報を提示する収納部提示部とを備える。
本発明の他の局面に係るカートは、薬剤の取り揃えを支援する薬剤取り揃えシステムで用いられるカートであって、第1薬剤が払い出されたトレイを各々収納するための複数の収納部と、前記収納部ごとに当該収納部に対応する位置に設けられた発光部と、外部から受信した第2薬剤の情報に基づいて、前記第2薬剤を補充すべきトレイが収納された収納部に対応する前記発光部を発光させるカート処理部とを備える。
本発明によると、払い出された第1薬剤を保持する複数のトレイを収納されたカートに対し、薬剤管理者が第2薬剤を正確なトレイに簡易に補充することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における薬剤取り揃えシステムの構成を示す機能ブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1における搬送用のカートの斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1における薬剤払い出し時の払出機及びカートを示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1における払出機の動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1における管理部が記憶している取り揃えリストを示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1における薬剤補充時の薬剤棚及びカートを示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1における薬剤棚の動作を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態1における薬剤棚が記憶している取り揃えリストを示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2における薬剤取り揃えシステムの構成を示す機能ブロック図である。 図10は、本発明の実施の形態2における搬送用のカートの斜視図である。 図11は、本発明の実施の形態2におけるカートの動作を説明するフローチャートである。 図12は、従来の薬剤設置システムを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同じ構成には同じ符号を付して適宜説明を省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る薬剤取り揃えシステムは、払出機から払い出されたトレイを収納するための搬送用のカートを備える。ここで、払出機から払い出されたトレイには、払出機から払い出された第1薬剤が保持されている。薬剤取り揃えシステムは、この搬送用のカートに収納されたトレイのうち、薬剤棚で保管されている第2薬剤の補充を必要とするトレイの情報を、薬剤管理者へ知らせる。
本実施の形態1に係る薬剤取り揃えシステムを用いることで、薬剤管理者は、払出機から払い出された薬剤を保持するトレイへ、第2薬剤を簡易に且つ正確に補充することが可能となる。
図1は、本実施の形態1における薬剤取り揃えシステム11の構成を示す機能ブロック図である。
薬剤取り揃えシステム11は、カート14と、払出機13と、薬剤棚16と、管理部15とを備える。
カート14は、トレイ12を各々収納する複数の収納部23を備える。
払出機13は、各トレイに取り揃えるべき薬剤の種類及び個数を示す調剤情報に従って、トレイ12に第1薬剤を払い出す。すなわち、払出機13は、トレイごとに設定された調剤情報に従って、払出機13が払い出すことが可能な第1薬剤を自動的にトレイ12に払い出す。そして、払出機13は、第1薬剤を払い出した複数のトレイ12のそれぞれをカート14の各収納部23に収納する。
薬剤棚16は、第2薬剤を保管している。
管理部15は、収納部位置情報(収納部番地)を含んだ情報を記憶する記憶部28を備える。ここで、収納部位置情報(収納部番地)は、払出機13により第1薬剤が払い出されたトレイ12を収納している収納部23の位置を示す情報である。また、記憶部28は、トレイごとの薬剤の取り揃えリストを記憶する装置である。記憶部28は、たとえば、トレイごとに、カート番号と、収納部番地と、払出情報、調剤番号および調剤情報を、対応付けて記憶している。カート番号は、カートを特定するためのカート情報である。収納部番地は、収納部の位置を特定する収納部位置情報、すなわち収納部特定情報である。払出情報は、払出機13により払い出された第1薬剤の種類及び個数を示す情報である。調剤番号は、調剤情報を特定する調剤特定情報である。調剤情報は、トレイごとに取り揃えるべき薬剤の種類及び個数を示す情報である。
薬剤棚16のタグリーダ31がカート14のRFID(Radio Frequency IDentification)タグ22に記憶されているカート番号(カートを特定するためのカート情報)を検出すると、薬剤棚16の薬剤棚処理部33は、第2薬剤の補充を必要とするトレイ12を収納する収納部23の収納部番地を算出する。薬剤棚処理部33での処理により、表示部30などを用いて、補充を必要とするトレイ12の情報を薬剤管理者へ知らせる。
上述した第1薬剤とは、薬剤師等の特別な資格がなくとも取り扱うことが可能な一般薬剤である。さらに、第1薬剤とは、使用頻度の高い薬剤であり、払出機13で払い出すことができる薬剤である。払出機13は、複数種類の第1薬剤を予め保管しており、要求に応じて第1薬剤を自動的且つ機械的にトレイ12に払い出す。
第2薬剤とは、特別な資格を有する人しか取り扱うことのできない特殊薬剤である。さらに、第2薬剤とは、使用頻度の少ない薬剤などであり、薬剤棚16で保管される薬剤である。また、形状が大きくて払出機13による保管または払い出しができない薬剤(例えば輸液パックなど)も、第2薬剤としてトレイ12に補充される薬剤である。これらの第2薬剤は、補充が必要なトレイ12に薬剤管理者により取り揃えられる。
薬剤取り揃えシステム11の構成を説明する。トレイ12はRFIDタグ17を有し、このRFIDタグ17にトレイ番号が記憶されている。一つのトレイ12には一人の患者用の薬剤が載置され、トレイ番号と患者とが対応付けられている。そのため、トレイ番号から患者を識別することが可能である。このため、医師等が患者に薬剤を投与する際に、トレイ12のRFIDタグ17に記憶されているトレイ番号をタグリーダ18などを用いて読み取ることにより、別の患者の薬剤を誤って投与するのを防ぐことができる。
払出機13は、タグリーダ18と、タッチパネル19と、払出部20aと、搬出部20bと、無線通信部20cと、払出処理部21とを備える。
タグリーダ18は、トレイ12のRFIDタグ17に記憶されているトレイ番号を検出する。
タッチパネル19は、払出機13に対する操作入力の受け付けと、払出機13からの各種データの表示を行う。
払出部20aは、払出機13が保持している第1薬剤をトレイ12へ払い出す。
搬出部20bは、第1薬剤が払い出されたトレイ12をカート14へ搬出する。
無線通信部20cは、払出機13とカート14との間で情報の送受信を行う。
払出処理部21は、調剤情報から払出薬剤の算出を行う。
なお、払出部20aは、払い出した薬剤の薬剤名及び個数を検出し、払出情報として取得する。
カート14は、RFIDタグ22と、複数の収納部23と、トレイ検出部24と、無線通信部25と、LED(Light Emitting Diode)26と、カート処理部27とを備える。
RFIDタグ22は、カート14の識別子であるカート番号を記憶している。
各収納部23は、それぞれ、1つのトレイ12を収納する。
トレイ検出部24は、トレイ12が収納部23の収納位置にあるか否かを検出する。トレイ検出部24は、例えば、収納部23ごとに、収納部23内に設けられた光電スイッチであり、トレイ12が収納部23の収納位置にあればONするように構成されていてもよい。これにより、光電スイッチがON状態にあれば、トレイ12が収納部23の収納位置にあると判断し、OFF状態にあれば、トレイ12が収納部23の収納位置になく、収納部23から引き出されていると判断することができる。また、トレイ検出部24は、収納部23ごとに、収納部23内に設けられたRFIDタグリーダであってもよい。この場合、トレイ12にRFIDタグが貼付されトレイ12が収納部23の収納位置にあれば、RFIDタグに記憶されたデータを読み取ることができる位置にタグリーダを設ければよい。これにより、タグリーダがRFIDタグからデータを読み取ることができれば、トレイ12が収納部23の収納位置にあると判断し、読み取ることができなければ、トレイ12が収納部23の収納位置になく、収納部23から引き出されていると判断することができる。
無線通信部25は、薬剤棚16との間で情報の送受信を行う。
LED(Light Emitting Diode)26は、収納部23ごとに、収納部23に隣接した位置に設けられ、点灯する発光部である。LED26は、請求の範囲の収納部提示部に対応する。
カート処理部27は、薬剤棚16から送られてくる情報またはトレイ検出部24での検出結果に基づいて、LED26の点灯の制御等を行う。
ここでは、各収納部23の両側にLED26を設け、収納部23を示す両側のLED26が同時に点灯するものとする。ただし、各収納部23の片側だけにLED26を設けても良い。
管理部15は、薬剤取り揃えに必要な薬剤の取り揃えリストを記憶する記憶部28を備える。取り揃えリストは、払出機13により第1薬剤が払い出されたトレイ12を収納している収納部23の位置を示す収納部位置情報(収納部番地)と、調剤情報と、払出情報とを含む。
薬剤棚16は、薬剤庫29と、表示部30と、タグリーダ31と、無線通信部32と、薬剤棚処理部33とを備える。
薬剤庫29は、第2薬剤を保管する。
表示部30(薬剤提示部)は、トレイ12へ補充する薬剤の薬剤名及び個数等を表示する。
タグリーダ31は、カート14のRFIDタグ22に記憶されているカート番号を検出する。
無線通信部32は、薬剤部16とカート14との間で情報の送受信を行う。
薬剤棚処理部33(決定部)は、薬剤棚16で補充を行う薬剤の算出等を行う。
このような構成により、薬剤管理者がカート14を薬剤棚16の付近に移動させると、まず、薬剤棚16のタグリーダ31はカート14のカート番号を検出する。そして、検出したカート番号に基づいて、薬剤棚16の薬剤棚処理部33は第2薬剤の補充を必要とするトレイ12を収納する収納部23の収納部番地を算出し、算出した収納部番地をカート14へ送信する。
するとカート14は、受信した収納部番地に基づいて、第2薬剤の補充を必要とするトレイ12に対応するLED26を点灯させる。薬剤管理者が点灯しているLED26に対応するトレイ12を引き出すと、引き出したトレイ12に補充を必要とする薬剤の薬剤名および個数が薬剤棚16の表示部30に表示される。薬剤管理者は、この表示部30の表示に従って、引き出したトレイ12へ第2薬剤を補充する。
本実施の形態1に係る薬剤取り揃えシステム11は、このようにして、払出機13により払い出された第1薬剤を保持するトレイ12に対し、搬送用のカート14からトレイ12を引き出した状態で第2薬剤を簡易に且つ正確に補充することができるものである。
次に、薬剤取り揃えシステム11を用いた薬剤取り揃えの作業について詳細に説明する。
図2はカート14の斜視図である。カート14は複数の収納部23(収納部23a〜23l)を有し、各収納部23にトレイ12を収納できる。なお、図2は収納部23にトレイ12を搭載していない、空の状態を示している。
カート14は、さらに、各収納部23の収納口の両側の隣接した位置に発光部となるLED26を備える。また、カート14は、移動するための移動手段として車輪34を備える。
なお、収納部23ごとに収納部番地が付与されており、収納部23aの収納部番地はA1、収納部23bの収納部番地はA2、収納部23cの収納部番地はA3、収納部23dの収納部番地はA4、収納部23eの収納部番地はA5、収納部23fの収納部番地はA6、収納部23gの収納部番地はB1、収納部23hの収納部番地はB2、収納部23iの収納部番地はB3、収納部23jの収納部番地はB4、収納部23kの収納部番地はB5、収納部23lの収納部番地はB6である。
また、1つの収納部23に対し、2つのLED26が対応づけて配置されている。
まず、薬剤の取り揃え作業を行う薬剤管理者は、トレイ12を搭載していない空のカート14を払出機13の所へ移動させ、カート14のトレイ出入口と払出機13の払出口とを連結させる。
図3は、カート14のトレイ出入口と払出機13の払出口とが連結し、払出機13が薬剤を払い出す時のカート14及び払出機13を示す図である。
払出機13は、調剤情報に従い、空のトレイ12へ第1薬剤を自動的に払い出す。さらに、払出機13は、第1薬剤が払い出されたトレイ12をカート14の収納部23へ収納する。払出機13の操作は、薬剤管理者がタッチパネル19を操作することにより行われる。
次に、図4のフローチャートを用いて、払出機13の動作の詳細を説明する。払出機13にカート14が連結された後、薬剤管理者が払出機13のタッチパネル19の薬剤払出ボタンを押すことで、事前に払出機13に収納されている各種の薬剤の中から指定された所要の第1薬剤の払い出しが開始される。
まず、払出処理部21は、無線通信部20cを通じて、管理部15にある薬剤の取り揃えリストより、取り揃えが必要な調剤番号および調剤情報を取得する(ステップS01)。
調剤情報とは、取り揃えが必要な薬剤の薬剤種別を示す薬剤名、薬剤の個数(分量)であり、調剤番号とは調剤情報を管理するための管理番号である。
次に、払出処理部21は、タグリーダ18を通じて、トレイ12のトレイ番号を取得する(ステップS02)。
払出処理部21は、調剤情報に従って、払出部20aからトレイ12へ第1薬剤を払い出す(ステップS03)。つまり、払出処理部21は、調剤情報に含まれる取り揃えが必要な複数の薬剤のうち、払出機13が保管している薬剤で、払い出すことが可能な第1薬剤を払い出す。
払出処理部21は、払い出された第1薬剤の薬剤名および個数(分量)である払出情報を払出部20aより取得する(ステップS04)。
次に、搬出部20bは、第1薬剤が払い出されたトレイ12をカート14の収納部23へ搬入(収納)する(ステップS05)。
この時、払出処理部21は、トレイ12が搬入されたカート14のカート番号とトレイ12が収納された収納部23の収納部番地とをカート14より取得する(ステップS06)。すなわち、払出処理部21は、タグリーダ18を通じて、カート14のRFIDタグ22からカート番号を取得する。また、カート14は、収納部23ごとに、トレイ12が収納部23の収納位置に配置されているか否かを検出するトレイ検出部24を備えている。トレイ検出部24は、トレイ12が収納位置に配置されたことを検出すると、払出機13からカート14の収納部23にトレイ12が搬入されたと判断する。トレイ12の搬入に応答して、無線通信部25は、トレイ12が搬入された収納部23の収納部番地を払出機13の無線通信部20cへ送信する。払出処理部21は、無線通信部20cよりトレイ12が搬入された収納部23の収納部番地を取得する。
そして、払出処理部21は、ステップS06で取得したカート番号および収納部番地と、トレイ12へ払い出された薬剤情報を示す払出情報と、調剤情報と、調剤番号とを、管理部15へ送信する(ステップS07)。払出処理部21は、必要に応じて、トレイ番号も一緒に管理部15に送信する。
管理部15は、払出機13の払出処理部21から受信したカート番号、収納部番地、払出情報、調剤番号および調剤情報を、薬剤の取り揃えリストとして記憶部28に書き込む。図5は、取り揃えリスト41の一例を示す図である。例えば、調剤番号「346」で示される調剤に関しては、調剤すべき薬剤の薬剤名及び個数が、「薬剤A 2個」、「薬剤B 1個」、「薬剤C 4個」および「薬剤K 1個」であり、そのうち、「薬剤A 2個」、「薬剤B 1個」および「薬剤C 4個」が第1薬剤としてトレイ番号「104」のトレイ12に払い出されたことが示されている。また、そのトレイ12はカート番号「14」のカート14の収納部番地「A1」の収納部23(収納部23a)に収納されていることが示されている。また、薬剤の取り揃えリストには、必要に応じて、調剤番号や調剤情報に対応したトレイ番号も書き込まれる。
このようにして、払出機13は、図4に示すフローチャートの動作を所要回数繰り返し実行し、払出機13から払い出された薬剤を保持する複数個のトレイ12をカート14の複数個の収納部23へ搬出する。
払出機13がカート14へ所要個数のトレイ12を搬出した後、薬剤管理者は第2薬剤を補充するためにカート14を薬剤棚16の付近へ移動させる。
図6は、カート14が薬剤棚16の付近へ移動した薬剤補充時の薬剤棚16及びカート14を示す図である。
薬剤管理者は、トレイ12をカート14から引き出し、第2薬剤をトレイ12へ補充する。なお、トレイ12をカート14から引き出すとは、図6に示すトレイ12bの状態であり、トレイ12をカート14から完全に取出した状態ではなく、トレイ12bの一部が収納部23bに残り、トレイ12bへ薬剤を補充することのできる状態である。
LED26が点灯している収納部23bに収納されているトレイ12bを引き出すと、表示部30にはトレイ12bへ補充すべき薬剤の薬剤名および個数が表示される。薬剤管理者は、その薬剤名および個数に従い薬剤の補充を行う。
次に、図7のフローチャートを用いて、薬剤棚16の動作を説明する。
まず、薬剤棚処理部33は、タグリーダ31を通じて、カート14のRFIDタグ22よりカート番号を検出する。カート14が薬剤棚16のタグリーダ31から半径1m以内の検出エリア(以下、「薬剤棚操作領域」という。)に入ると、薬剤棚16は無線通信によってカート14のRFIDタグ22の情報を読み取り、カート14のカート番号を取得する(ステップS11)。薬剤棚16は、カート番号を取得することができた場合には、ステップS12以降の処理を実行するものとし、カート番号を取得することができない場合には、ステップS12以降の処理は実行しない。なお、薬剤棚操作領域は上記した領域に限定されるものではなく、薬剤取り揃えシステム11の運用者が自由に設定することができる。
薬剤棚処理部33は、検出されたカート番号の取り揃えリストを取得するために、管理部15へ検出されたカート番号を送信し、図8に示すような検出されたカート番号の取り揃えリスト42を取得する(ステップS12)。
薬剤棚処理部33は、取得した取り揃えリスト42より、薬剤の補充を必要とするトレイ番号を算出する(ステップS13)。
ステップS13を具体的に説明すると、薬剤棚16で補充できる薬剤は、薬剤庫29で保管する第2薬剤である。図8に示す取り揃えリスト42において、調剤番号「346」、「373」、「481」および「502」の調剤情報が、薬剤棚16に保管されている第2薬剤である薬剤Kまたは薬剤Mを含む。よって、薬剤Kまたは薬剤Mを揃えるべきトレイ12は、トレイ番号「104」、「230」、「144」および「012」である。
薬剤棚処理部33は、これらのトレイ番号のトレイ12を収納する収納部23の収納部番地を取得する(ステップS14)。上記の例では、収納部番地として「A1」、「A2」、「B1」および「B2」が取得される。つまり、薬剤棚処理部33のステップS13とステップS14の動作(決定部の動作)によって、カートに対応した取り揃えリストの調剤情報を用いて、カートのトレイごとに補充すべき第2薬剤の有無を確認し、第2薬剤が存在する場合に、第2薬剤に対応したトレイが収納されたカートの収納部番地(収納部特定情報)を調剤情報に従って決定する。
薬剤棚処理部33は、ステップS14で取得した収納部番地(上記の例では、収納部番地「A1」、「A2」、「B1」および「B2」)を含む点灯信号を作成し、カート14へ点灯信号を送信する。これにより、薬剤棚処理部33は、第2薬剤の補充を必要とするトレイ12を収納する収納部23のLED26を点灯するように、カート14に対して指示を出す(ステップS15)。
すると、カート処理部27は、受信した点灯信号に含まれる収納部番地(上記の例では、収納部番地「A1」、「A2」、「B1」および「B2」)の収納部23に対応したLED26を点灯させる。つまり、上記の例では、図6に示すように、カート処理部27は収納部23a、23b、23gおよび23hに対応する両側のLED26を点灯させる。つまり、薬剤棚処理部33のステップS15およびLED26の動作(収納部提示部の動作)によって、ステップS14で決定した収納部番地(収納部特定情報)が示すカートの収納部を特定する情報を提示する。なお、カート処理部27は、LED26を点灯させる代わりに点滅させるようにして、収納部を提示してもよい。
薬剤管理者は、LED26の点灯を見ることで補充を必要とするトレイ12を知ることができ、LED26が点灯する複数の収納部のトレイのうちの1つのトレイ12を引き出す。
図6は、収納部23bに収納するトレイ番号「230」のトレイ12bを引き出した状態を示す。
カート14は、トレイ12が収納部23の収納位置にあるか否かを検出するトレイ検出部24を備えている。トレイ12が収納位置にある状態とは、トレイ12が収納部23の中に完全に納まっている状態である。トレイ12が収納位置にない状態とは、トレイ12が収納部23から引き出され、トレイ12へ薬剤の投入ができる状態である。
図6に示すカート14において、収納部23bのトレイ12は収納位置にない状態であり、収納部23a、23gおよび23hのトレイ12は収納位置にある状態である。
トレイ検出部24により収納位置に存在していたトレイ12が収納位置からなくなると、つまり、トレイ12が引き出されると、カート処理部27は、無線通信部25を通じて、引き出されたトレイ12を収納する収納部23の収納部番地(例えば、収納部23bの収納部番地「A2」)を含む引き出し信号を薬剤棚16へ送信する。
薬剤棚16の薬剤棚処理部33は、無線通信部32を通じて、カート14から送信される引き出し信号を検出する(ステップS16)。
引き出し信号を検出すると、薬剤棚16の薬剤棚処理部33は引き出されたトレイ12へ補充する補充薬剤(第2薬剤)を算出する(ステップS17)。つまり、薬剤棚処理部33は、引き出されたトレイ12に払い出しされていない薬剤のうち、薬剤棚16が保管している薬剤を補充薬剤として算出する。
例えば、引き出し信号に含まれている収納部番地は「A2」であり、この収納部番地「A2」を元に、薬剤棚処理部33は取り揃えリスト42より補充薬剤を算出する。すなわち、収納部番地「A2」に収納されたトレイ番号「230」のトレイ12へ補充すべき薬剤として、「薬剤K 2個」を算出する。
薬剤棚処理部33は、算出した補充薬剤の薬剤名と個数を表示部30へ表示する(ステップS18)。すなわち、図6の表示部30には、補充薬剤の薬剤名と個数として、薬剤Kと2個が表示されている。
なお、薬剤管理者がLED26が点灯していないトレイ12を引き出した場合には、補充薬剤の薬剤名と個数はないため、アラームを鳴らし、薬剤管理者に対し警告をするようにしてもよい。
薬剤管理者は、表示部30の表示に従って薬剤庫29から補充薬剤を取り出し、トレイ12へ取り揃える。
補充薬剤の取り揃えが終了すると、薬剤管理者は引き出したトレイ12を収納部23へ押し戻すことにより、トレイ12を収納部23に収納する。
トレイ検出部24が収納位置に存在していなかったトレイ12を新たに検出すると、カート処理部27はトレイ12が収納部23へ押し戻されたと識別して、押し戻された収納部23の収納部番地を含む押し戻し信号を作成する。そして、カート処理部27は、無線通信部25を介して、カート14から薬剤棚16へ押し戻し信号を送信する。
薬剤管理者が補充薬剤を取り揃える間、薬剤棚16の薬剤棚処理部33は、押し戻し信号の有無を検出する(ステップS19)。薬剤棚処理部33は、押し戻し信号を検出すると、引き出したトレイ12への補充薬剤の補充が完了したと識別する。
そして、薬剤棚処理部33は、図8に示す取り揃えリスト42の第1の補充情報の欄に、補充した薬剤の薬剤名と個数を記入することにより、補充薬剤を記録する(ステップS20)。
薬剤棚処理部33は、ステップS20の補充薬剤の記録が終わると、ステップS13へ戻り、薬剤の補充を必要とするトレイ12のトレイ番号を算出する。
補充を終えたトレイ番号のトレイ12については、取り揃えリスト42の第1の補充情報の欄に補充薬剤が記録されている。このため、以降の処理では、補充を終えたトレイ番号のトレイ12が、薬剤棚16で薬剤の補充を必要とするトレイ12として算出されることはない。
薬剤棚16は、ステップS13〜S20を繰り返し、薬剤管理者は、LED26が点灯している収納部23に収納されているトレイ12を引き出して、薬剤を補充する。
薬剤棚16において薬剤の補充を必要とする全てのトレイ12への薬剤の補充が終わり、ステップS13で補充を必要とするトレイ12のトレイ番号が算出されなくなると、薬剤棚16の表示部30はカート14への薬剤補充が終了したことを意味するメッセージを表示する(ステップS21)。
以上説明したように、本実施の形態1によると、薬剤取り揃えシステム11は、払出機13から払い出された第1薬剤を保持するトレイ12に対し、第2薬剤の補充を必要とするトレイ12を、搬送用のカート14に載せた状態で容易に知ることができる。
また、カート14は、収納部23に収納するトレイ12が引き出されたか否かを検出するトレイ検出部24を備える。トレイ検出部24がトレイ12が引き出されたことを検出すると、カート14は引き出された収納部23の収納部番地を含む引き出し信号を薬剤棚16へ送信する。これにより、薬剤棚16は、引き出されたトレイ12に補充する第2薬剤の薬剤名と個数を、表示部30へ表示することが可能となる。よって、薬剤管理者は表示部30の表示に従い容易に薬剤の補充を行うことができる。
なお、その形状が大きいために薬剤棚16で保管することのできない輸液パック、または温度管理を必要とする温度管理薬剤等を別の薬剤保管庫で保管する場合がある。このような別の薬剤保管庫がある場合には、その別の薬剤保管庫と薬剤取り揃えシステム11とを連携させて利用することも可能である。
例えば、図8の取り揃えリスト42に示すように、トレイ番号「012」のトレイ12に対しては、薬剤棚16で補充することのできない輸液パック100mlの補充を必要とする。この場合、薬剤管理者は、薬剤棚16で薬剤K、Mの補充を行った後、カート14を輸液パックの薬剤を保管している薬剤保管庫まで移動させる。その薬剤保管庫がカート14のカート番号を検出する。薬剤棚16の場合と同様に、薬剤保管庫は、カート番号から薬剤保管庫にある薬剤の補充を必要とするトレイ12を算出し、カート14に対して、そのトレイ12を収納する収納部23のLED26を点灯させる。これにより、薬剤保管庫は、薬剤管理者へ輸液パックを補充するトレイ12を知らせることができる。なお、薬剤保管庫は、図8に示す取り揃えリスト42の第2の補充情報の欄に、補充を必要とする薬剤の薬剤名と個数を記入することにより、補充薬剤を記録する。
なお、薬剤棚16は、ステップS18で補充薬剤を表示するのに加えて、その表示された薬剤を保管している薬剤庫の鍵だけを開くようにしたり、その表示された薬剤を保管している薬剤庫だけを自動的にポップアップさせたりするようにしてもよい。それにより、補充薬剤の選択間違いを防止し、薬剤管理者は、正確な薬剤の取り揃えが可能となる。
また、薬剤棚16にバーコードリーダのような薬剤検出部を設けて、薬剤棚16から取出した薬剤を薬剤検出部で検出し、薬剤名を確認した後に薬剤をトレイ12へ投入するようにしてもよい。つまり、薬剤管理者は、トレイ12へ補充する薬剤に付されているバーコードを、薬剤検出部を用いて読み取る。薬剤棚処理部33は、ステップS20で図8に示す取り揃えリスト42の第1の補充情報の欄に、補充を必要とする薬剤の薬剤名と個数を記入する代わりに、薬剤検出部で読み取られた薬剤の薬剤名と個数とを記入することにより、検出した正確な補充薬剤を記録する。これによっても、補充薬剤の選択間違いを防止し、薬剤管理者は、さらに正確に薬剤の取り揃えが可能となる。なお、バーコードによる読み取りの代わりに、薬剤またはそのパッケージに薬剤名が記録されたRFIDタグを貼付しておき、タグリーダを用いてRFIDタグに記録されている薬剤名を読み取るようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る薬剤取り揃えシステム11では、薬剤棚を備えている構成としたが、本発明の実施の形態2に係る薬剤取り揃えシステムは、薬剤棚を備えない構成としている。実施の形態2では、払出機から払い出された第1薬剤を保持するトレイを収納する搬送用のカートに、薬剤を検出するための薬剤検出部(例えば、バーコードリーダ)が設けられている。この薬剤検出部が補充用の薬剤のコードや薬剤名を検出すると、実施の形態2に係る薬剤取り揃えシステムは、薬剤検出部で検出されたコードや薬剤名の薬剤の補充を必要とするトレイが、どのトレイかを、薬剤管理者へ知らせる。
実施の形態2に係る薬剤取り揃えシステム61を用いることで、薬剤管理者は、払出機から払い出された薬剤を保持するトレイへの薬剤の補充作業を、簡易に且つ正確に行うことが可能となる。
図9は、本実施の形態2における薬剤取り揃えシステム61の構成を示す機能ブロック図である。
薬剤取り揃えシステム61は、払出機63と、カート64と、管理部65とを備える。
払出機63は、調剤情報に従って払出機63が払い出すことが可能な第1薬剤をトレイ12に払い出し、薬剤を払い出された複数のトレイ12のそれぞれをカート64の各収納部23に収納する。ここで、調剤情報は各トレイ12に取り揃えるべき薬剤の種類及び個数を示した情報であり、薬剤を払い出されたトレイ12ごとに調剤情報が対応づけられる。払出機63は、図1に示した払出機13と同様の構成を有する。
カート64は、図1に示したカート14の構成に加えて、バーコードリーダ71と、記憶部72と、表示部73とを備える。バーコードリーダ71は、薬剤のコードから薬剤名を検出する薬剤検出部である。記憶部72は、薬剤取り揃えリストなどを記憶する。表示部73は薬剤提示部として、トレイ12へ補充する薬剤の薬剤名及び個数等を表示する。
バーコードリーダ71が第2薬剤の薬剤名を検出すると、カート処理部27(決定部)は、バーコードリーダ71で検出された薬剤名の薬剤の補充を必要とするトレイ12の収納部23の収納部番地を算出する。カート処理部27が算出したトレイ12の収納位置は表示部73に表示され、薬剤管理者へ補充を必要とするトレイ12の収納位置を知らせる。
つまり、カート処理部27は、検出された第2薬剤の補充を必要とする収納部23の収納部番地を算出すると、算出した収納部番地より、薬剤の補充を必要とするトレイ12を示すLED26を点灯させる。薬剤管理者が、点灯するLED26に対応するトレイ12を引き出すと、引き出したトレイ12に補充を必要とする薬剤名および個数がカート64の表示部73に表示される。薬剤管理者は、この表示に従ってトレイ12へ薬剤を補充する。
このようにして、払出機63から払い出された薬剤を保持し、且つカート64から引き出されたトレイ12に対し、薬剤管理者は、補充薬剤を簡易に且つ正確に補充することができる。
管理部65は記憶部28を備えている。記憶部28は、調剤情報と、調剤情報にしたがって払出機63によりトレイ12に払い出された第1薬剤の種類及び個数を示す払出情報と、第1薬剤が払い出されたトレイ12を収納しているカートの収納部23の位置を示す収納部位置情報(収納部番地)などを記憶する。つまり、管理部65は、薬剤取り揃えに必要な薬剤の取り揃えリストを記憶している記憶部28を備える。取り揃えリストは、第1薬剤が払い出されたトレイ12を収納している収納部23の位置を示す収納部位置情報(収納部番地)に対応して、調剤情報と、払出情報とを含んでいる。管理部65の記憶部28に保持する取り揃えリストは、適時、払出機63の払出処理部21からアクセスされる。すなわち、払出機63の払出処理部21は、管理部65の記憶部28の取り揃えリストに情報を記録したり、取り揃えリストから情報を入手できる。
次に、薬剤取り揃えシステム61を用いた薬剤取り揃えの作業について詳細に説明する。
図10はカート64の斜視図である。カート64は複数の収納部23(例えば、収納部23a、23b、23g、23h)を有し、各収納部23にトレイ12を収納する。図10のカート64では、すでに収納部23a、23b、23g、23hに払出機63からトレイ12が搬入されている。
また、カート64は、補充する薬剤の薬剤名と個数を表示する表示部73と、薬剤のバーコードを読み取って薬剤の薬剤名を検出するバーコードリーダ71と、を備える。
まず、薬剤の取り揃え作業を行う薬剤管理者は、トレイ12を搭載していない空のカート64を払出機63の所へ移動させ、カート64のトレイ出入口と払出機63の搬出口とを連結させる。
払出機63は、調剤情報に従い、空のトレイ12へ第1薬剤を自動的に払い出す。さらに、払出機63は、第1薬剤が払い出されたトレイ12をカート64の収納部23へ搬出(収納)する。払出機63の操作は、薬剤管理者がタッチパネル19を操作することにより行われる。
払出機63が第1薬剤をトレイ12に払い出し、そのトレイ12をカート64の収納部に収納する動作は、実施の形態1に示すステップS01〜S07と同様である。このため、その詳細な説明は省略する。
払出機63から複数のトレイへの薬剤払い出しが終わり、払出機63からカート64を切り離す前に、払出機63の無線通信部20cからカート64の無線通信部25に取り揃えリストを送信する。すなわち、払出機63の払出処理部21は、管理部65の記憶部28から取り揃えリストを入手し、連結しているカート64のカート処理部27に対して、カート64のカート番号の取り揃えリストを送信する。例えば、連結しているカート64のカート番号が「14」の場合には、図8に示すようなカート番号「14」の取り揃えリストが送信される。カート処理部27は、受信した取り揃えリスト42をカート64の記憶部72に書き込む。
薬剤管理者は、複数のトレイ12を収納したカート64を、払出機63とは別の場所にある薬剤室へ移動させ、移動した薬剤室において第2薬剤を補充する。
薬剤室にある管理端末(図示せず)には、管理部65より補充薬剤の薬剤名、個数の情報が送信されており、それらの情報が管理端末の表示画面に表示されている。つまり、カート64のカート番号に対応する取り揃えリストの調剤情報に含まれる薬剤のうち、払い出されていない薬剤(補充する薬剤)の薬剤名と個数の合計値の情報が管理端末の表示画面に表示される。これにより、カート64へ補充するための薬剤は薬剤室であらかじめ準備しておくことができる。なお、トレイ12ごとに薬剤を準備するのは面倒であるため、カート64で必要とする補充薬剤をまとめて準備する。
例えば、図8に示すようなカート番号「14」の取り揃えリストについて言えば、補充する薬剤の薬剤名とその個数の合計値は、「薬剤K 5個」、「薬剤M 6個」および「輸液 100ml」となる。なお、これらの情報は、管理端末の表示部に表示するのではなく、カート64の表示部73に表示してもよい。
薬剤管理者は、準備された補充薬剤をまとめてカート64に持参して、カート64の補充を必要とするトレイ12に薬剤を取り揃える。
次に、図11のフローチャートを用いて、カート64への補充動作の詳細を説明する。
薬剤管理者は、バーコードリーダ71に薬剤のバーコードを近づける。これにより、カート64のバーコードリーダ71は、1つの薬剤(1種類の薬剤)のバーコードを検出し(ステップS31)、検出したバーコード情報より薬剤名を取得する(ステップS32)。
カート処理部27は、ステップS32で取得した薬剤名と記憶部72に記憶されている取り揃えリスト42の調剤情報とを比較することにより、この種類の薬剤の補充を必要とするトレイ12のトレイ番号を算出する(ステップS33)。ここでは、調剤情報に薬剤の名前を記憶させ、調剤情報の薬剤名と検出された薬剤名を比較させた。調剤情報に薬剤のコードを記憶させ、調剤情報の薬剤コードと検出された薬剤バーコードを比較するようにしても良い。
ステップS32で検出された薬剤名が薬剤Kである場合を考える。取り揃えリスト42の調剤情報の中で薬剤Kを含むものは、トレイ番号が「104」、「230」、「144」および「012」の調剤情報である。このため、薬剤Kの補充を必要とするトレイ12のトレイ番号は、「104」、「230」、「144」および「012」である。
カート処理部27は、取り揃えリスト42を参照することにより、トレイ番号「104」、「230」、「144」および「012」に対応する収納部番地「A1」、「A2」、「B1」および「B2」を取得する(ステップS34)。つまり、カート処理部27のステップS33とステップS34の動作(決定部の動作)によって、カートに対応した取り揃えリストの調剤情報を用いて、カートのトレイごとに補充すべき第2薬剤の有無を確認し、第2薬剤が存在する場合に、第2薬剤に対応したトレイが収納されたカートの収納部番地(収納部特定情報)を調剤情報に従って決定する。
カート処理部27は、図10に示すように、ステップS34で取得した収納部番地「A1」、「A2」、「B1」および「B2」に対応する収納部23a、23b、23g、23hのLED26を点灯させる(ステップS35)。つまり、カート処理部27のステップ35とLED26の動作(収納部提示部の動作)によって、ステップS34で決定した収納部番地(収納部特定情報)が示すカートの収納部を特定する情報を提示する。
薬剤管理者は、LED26の点灯を見ることで補充を必要とするトレイ12を知ることができ、LED26が点灯している複数の収納部のトレイのうちの1つのトレイ12を引き出す。
図10は、収納部23bに収納されているトレイ番号「230」のトレイ12bを引き出した状態を示す図である。
図10に示すカート64において、収納部23bのトレイ12は収納位置にない状態(引き出した状態)であり、収納部23a、23g、23hのトレイ12は収納位置にある状態(引き出されていない状態)である。
トレイ検出部24がトレイ12の引き出しの有無を検出する(ステップS36)。
トレイ検出部24がトレイ12の引き出しを検出すると、カート処理部27は引き出されたトレイ12へ補充する補充薬剤の個数の情報を取得する(ステップS37)。例えば、バーコードリーダ71で検出された薬剤名が薬剤Kであり、引き出されたトレイ12の収納部番地が「A2」である場合、カート処理部27は、収納部番地「A2」および薬剤名「薬剤K」を元に、取り揃えリスト42よりトレイ12へ補充する薬剤Kの個数を取得する。ここでは、収納部番地「A2」に収納されたトレイ12へ補充する薬剤Kの個数は2個である。
カート処理部27からの指示により、補充する第2薬剤の個数を、カート64の表示部73に表示する(ステップS38)。ここでは、薬剤Kの個数である2個が表示される。薬剤管理者は、表示部73の表示に従い、第2薬剤を表示部73に表示された個数だけトレイ12へ補充する。
補充する第2薬剤(薬剤K)の取り揃えが終了すると、薬剤管理者は引き出したトレイ12を収納部23へ押し戻す。
カート64のトレイ検出部24がトレイ12が収納部23の収納位置に配置されたことを検出すると、カート処理部27はトレイ12が収納部23へ押し戻されたと識別する。
薬剤管理者が補充薬剤を取り揃える間、カート処理部27は、トレイ12の押し戻しがあるか否かを検出する(ステップS39)。カート処理部27は、トレイ12の押し戻しを検出すると、引き出したトレイ12への補充薬剤(薬剤K)の補充が完了したと識別する。
そして、カート処理部27は、記憶部72にある図8に示す取り揃えリスト42の第1の補充情報の欄に、補充薬剤の薬剤名と個数を記録する(ステップS40)。
カート処理部27は、ステップS40の補充薬剤の記録が終わると、ステップS33へ戻り、同一名の薬剤の補充を必要とするトレイ12のトレイ番号を算出する。
ここで、補充を終えたトレイ番号のトレイ12については、記憶部72の取り揃えリスト42の第1の補充情報の欄に補充薬剤が記録されている。このため、以降の処理では、補充を終えたトレイ番号のトレイ12が、S32で取得された薬剤名の薬剤の補充を必要とするトレイ12として算出されることはない。
カート64は、ステップS33〜S40を繰り返し、薬剤管理者は、LED26が点灯している収納部23に収納されているトレイ12を引き出して、薬剤(薬剤K)を補充する。
バーコードリーダ71が検出した薬剤名の薬剤(薬剤K)を必要とするトレイ12への薬剤の補充が終わり、ステップS33で補充を必要とするトレイ番号が算出されなくなると、表示部73は、その薬剤名の薬剤(薬剤K)の補充が終了したことを意味するメッセージを表示する(ステップS41)。
次に、薬剤管理者は、バーコードリーダ71に、別種の薬剤(例えば、薬剤M)を近づける。これにより、バーコードリーダ71が、別種の薬剤の薬剤名を取得する。その後、カート64が上記と同様なステップの処理を実行することにより、薬剤管理者はカート64のトレイ12に上記薬剤(薬剤M)を補充する。
このように、カート64のバーコードリーダ71が補充用の薬剤の薬剤名を検出すると、検出された薬剤名の薬剤の補充を必要とするトレイ12を収納している収納部23に対応するLED26が点灯する。このため、薬剤管理者は、薬剤の補充を必要とするトレイ12を容易に知ることができる。よって、薬剤管理者が第2薬剤を簡易に且つ正確に補充することができる。
また、表示部73には、第2薬剤の種類及び個数が表示されるため、薬剤管理者が第2薬剤を簡易に且つ正確に補充することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る薬剤取り揃えシステムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施の形態では、薬剤を補充すべきトレイが収納されている収納部を示す収納部提示部として、LEDを用いたが、液晶表示装置などの他の表示装置を用いて収納部を示すようにしてもよい。また、収納部提示部は、表示部に薬剤の補充が必要なトレイを収納している収納部の位置情報を表示するようにしてもよい。また、収納部提示部は、予め収納部に付された番号などの識別子を薬剤管理者に提示するようにしてもよい。収納部の位置情報を音声で薬剤管理者に通知するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、薬剤管理者がカートの収納部23から1つのトレイ12を引き出すことを想定していたが、薬剤管理者が収納部23から複数のトレイ12を引き出すものであってもよい。また、収納部提示部に、トレイ12の収納位置を示す情報と補充薬剤の情報とを対応付けて表示するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態におけるトレイは、薬剤の保持やカートへの積載に適している。しかし、トレイと同等な機能を有する等価物(たとえば、薬剤を内包する薬袋など)は、本発明に含まれる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかる薬剤取り揃えシステムは、薬剤を保持している複数のトレイを載せているカートに対し、カートに載せた状態で補充薬剤を正確なトレイに簡易に補充することができるので、病院や施設などの薬剤取り揃えシステムとして有用である。
11、61 薬剤取り揃えシステム
12 トレイ
13、63 払出機
14、64 カート
15、65 管理部
16 薬剤棚
17、22 RFIDタグ
18、31 タグリーダ
19 タッチパネル
20a 払出部
20b 搬出部
21 払出処理部
23 収納部
24 トレイ検出部
20c、25、32 無線通信部
26 LED
27 カート処理部
28、72 記憶部
29 薬剤庫
30、73 表示部
33 薬剤棚処理部
34 車輪
41、42 取り揃えリスト
71 バーコードリーダ

Claims (9)

  1. 薬剤の取り揃えを支援する薬剤取り揃えシステムであって、
    調剤情報に従って第1薬剤が払いだされたトレイを各々収納するための複数の収納部を備えるカートと、
    前記トレイごとに、カートを特定するカート情報と、前記調剤情報と、前記第1薬剤が払い出されたトレイを収納している前記収納部を特定する収納部特定情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記カート情報に基づいて特定されたカートに対し、前記カートの各収納部に収納されているトレイごとに補充すべき第2薬剤の有無を確認し、前記第2薬剤が存在する場合に、前記第2薬剤に対応する前記収納部特定情報を前記調剤情報に従って決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記収納部特定情報が示す前記収納部を特定する情報を提示する収納部提示部と、
    薬剤のコードを検出するための薬剤検出部とを備え、
    前記決定部は、前記薬剤検出部で検出されたコードに基づいて前記第2薬剤の有無を確認する
    薬剤取り揃えシステム。
  2. さらに、前記トレイごとに設定された調剤情報に従って、前記トレイに前記第1薬剤を自動で払い出す払出機を備える
    請求項1記載の薬剤取り揃えシステム。
  3. 前記収納部提示部は、前記カートに設けられ、
    前記収納部ごとに当該収納部に対応する位置に設けられた発光部と、
    前記決定部が決定した前記収納部特定情報が示す前記収納部を特定する情報の提示として、前記決定部が決定した前記収納部特定情報が示す前記収納部に対応する前記発光部を発光させるカート処理部とを有する
    請求項1記載の薬剤取り揃えシステム。
  4. 薬剤の取り揃えを支援する薬剤取り揃えシステムであって、
    調剤情報に従って第1薬剤が払いだされたトレイを各々収納するための複数の収納部を備えるカートと、
    前記トレイごとに、カートを特定するカート情報と、前記調剤情報と、前記第1薬剤が払い出されたトレイを収納している前記収納部を特定する収納部特定情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記カート情報に基づいて特定されたカートに対し、前記カートの各収納部に収納されているトレイごとに補充すべき第2薬剤の有無を確認し、前記第2薬剤が存在する場合に、前記第2薬剤に対応する前記収納部特定情報を前記調剤情報に従って決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記収納部特定情報が示す前記収納部を特定する情報を提示する収納部提示部と、
    前記トレイごとに、前記調剤情報と前記第1薬剤とから決定される前記第2薬剤の種類及び個数を提示する薬剤提示部とを備える
    薬剤取り揃えシステム。
  5. さらに、前記第2薬剤を保管し、前記薬剤提示部を有する薬剤棚を備える
    請求項記載の薬剤取り揃えシステム。
  6. 前記薬剤棚の周囲に予め薬剤棚操作領域が設定されており、
    前記収納部提示部は、前記カートが前記薬剤棚操作領域に含まれる場合にのみ前記決定部が決定した前記収納部特定情報が示す前記収納部を特定する情報を提示する
    請求項記載の薬剤取り揃えシステム。
  7. 前記薬剤提示部が、前記カートに備えられた
    請求項記載の薬剤取り揃えシステム。
  8. 前記カートは、さらに、前記収納部ごとに、収納しているトレイが引き出されたか否かを検出するトレイ検出部を備え、
    前記薬剤提示部は、前記トレイ検出部により引き出されたことが検出されたトレイに補充すべき前記第2薬剤の種類及び個数を提示する
    請求項記載の薬剤取り揃えシステム。
  9. 薬剤の取り揃えを支援する薬剤取り揃えシステムで用いられるカートであって、
    第1薬剤が払い出されたトレイを各々収納するための複数の収納部と、
    前記収納部ごとに当該収納部に対応する位置に設けられた発光部と、
    外部から受信した第2薬剤の情報に基づいて、前記第2薬剤を補充すべきトレイが収納された収納部に対応する前記発光部を発光させるカート処理部と、
    トレイごとに、当該トレイに補充すべき前記第2薬剤の種類及び個数を提示する薬剤提示部とを備える
    カート。
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