JP5904388B1 - 薬剤払い出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、薬剤払い出し装置が備える薬剤を貯留する容器に、間違った薬剤が補充されることを防止することを目的とする。【解決手段】まず、使用者は、容器210を、載置部410に置く。次いで、使用者は、瓶500のシンボル511を、光学式スキャナー330に読み取らせる。次いで、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤が、容器210に補充される薬剤として正しいか否かを判別する。誤っている場合には、ディスプレイ320に、誤っている旨の表示を行う。正しい場合には、カメラ340が、使用者の薬剤補充作業を動画撮影する。さらに、薬剤の補充が完了したら、カメラ340が、容器210内の薬剤を撮影する。その後、ディスプレイ320は、撮影した薬剤の画像と、容器210の補充されるべき正しい薬剤の画像とを、表示する。使用者は、これらの画像を見て、容器210に補充された薬剤が正しいか否か確認する。この確認が完了しないと、薬剤払い出し装置100は、この容器210からの薬剤の払い出しを、行わない。【選択図】図5

Description

本発明は、容器に保存された薬剤を払い出す薬剤払い出し装置に関する。
処方箋に基づいて、処方された薬剤を処方数自動で払い出す薬剤払い出し装置が知られている。例えば、本願特許出願人は、特許文献1に記載されているような薬剤払い出し装置を開発した。この薬剤払い出し装置は好評を博し、調剤従事者から、調剤作業が効率化したと、高い評価を頂いた。
この薬剤払い出し装置では、払い出される各種薬剤は、複数のカセットに保存されている。薬剤を払い出して、カセットの中の薬剤が空になった場合、調剤従事者は、装置からカセットを取り出して、自らの手で、薬剤を補充する必要がある。その際、カセットに、間違った薬剤を補充してしまうというミスが起こりうる。
国際公開第2010/110360号
本発明は、薬剤払い出し装置が備える薬剤を貯留する容器に、間違った薬剤が補充されることを防止することを目的とする。
本発明の第一の態様の薬剤払い出し装置は、容器と、カメラと、光学式スキャナーと、表示装置とを有している。容器は、薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する。容器は、通常時では、薬剤払い出し装置が備える容器配置部に配置されることが好ましい。さらには、容器配置部からは、一度に一個の容器しか取り出せないように構成されていることが好ましい。カメラは、容器内の薬剤を撮影可能である。また、カメラは、動画を撮影可能であることが、好ましい。
容器に薬剤が補充される際には、まず、光学式スキャナーが、薬剤が保存された瓶に付されたシンボルをスキャンする。次いで、薬剤払い出し装置は、スキャンによって得られた情報に基づいて、瓶に保存された薬剤が、容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断する。瓶に保存された薬剤が容器に補充される薬剤として誤っている場合には、薬剤払い出し装置は、誤っている旨の通知を行う。瓶に保存された薬剤が容器に補充される薬剤として正しい場合には、使用者は、瓶の中の薬剤を、容器に補充する。このとき、カメラは、この薬剤の補充作業を、動画撮影することが好ましい。そして、容器に薬剤が補充された後、カメラは、容器内に補充された薬剤を撮影する。次いで、薬剤払い出し装置は、カメラが撮影した薬剤の画像を、表示装置に表示する。これに先立って、薬剤払い出し装置は、あらかじめ作成された、容器に補充されるべき薬剤の画像を取得しておくことが好ましい。そして、薬剤払い出し装置は、カメラが撮影した薬剤の画像と、取得したあらかじめ作成された薬剤の画像とを、表示装置に表示することが好ましい。次いで、使用者は、表示装置に表示された薬剤の画像に基づいて、容器に補充された薬剤が容器に補充されるべき薬剤として正しいか否かを確認する。使用者が正しいと判断した場合、薬剤払い出し装置は、画像に写った薬剤が、容器に補充されるべき薬剤として正しい薬剤であることの確認の入力を、使用者から受け付ける。この確認の入力を受け付けるまで、薬剤払い出し装置は、薬剤が補充された容器から、薬剤の払い出しを行わない。最後に、好ましくは、使用者は、薬剤が補充された容器を、容器配置部に戻す。
本発明の第二の態様の薬剤払い出し装置は、容器と、ロック解除装置と、光学式スキャナーとを有している。容器は、薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する。また、この容器は、開閉可能であり、かつ、閉じた状態でロック可能である。また、容器は、容器が貯留する薬剤を特定可能にする記憶媒体を備えていることが好ましい。ロック解除装置は、容器のロックを解除する。また、容器は、開閉可能な蓋を有しており、ロック解除装置は、この容器の蓋のロックを解除するように構成されていることが好ましい。
また、薬剤払い出し装置は、カメラと、表示装置とをさらに有していることが好ましい。カメラは、容器内の薬剤を撮影可能である。さらには、カメラは、動画を撮影可能であることが、好ましい。さらには、薬剤払い出し装置は、容器配置部と、載置部とを有していることが好ましい。容器配置部には、容器が複数配置されることが好ましい。また、容器への薬剤の補充は、載置部で行われることが好ましい。
容器に薬剤を補充する際には、まず、薬剤を補充する容器が、容器配置部から載置部に移される。好ましい態様では、薬剤払い出し装置は、容器に付された記憶媒体から、その記憶媒体に記憶された情報を取得する。そして、この情報に基づいて、容器が貯留する薬剤を特定する。また、光学式スキャナーは、薬剤が保存された瓶に付されたシンボルをスキャンする。これによって、薬剤払い出し装置は、瓶に保存された薬剤に関する情報を取得する。次いで、薬剤払い出し装置は、瓶をスキャンすることによって得られた薬剤の情報に基づいて、瓶に保存された薬剤が、容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断する。好ましい態様では、薬剤払い出し装置は、容器に付された記憶媒体から得られた容器が貯留する薬剤の情報と、瓶をスキャンすることによって得られた薬剤の情報とを比較することにより、瓶に保存された薬剤が容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断する。正しいと判断した場合には、薬剤払い出し装置は、ロック解除装置を駆動して、ロック解除装置が、容器のロックを解除する。好ましい態様では、ロック解除装置は、載置部に移された容器の蓋のロックを解除する。ロック解除後、カメラは、容器内への薬剤の補充作業を動画撮影することが好ましい。容器のロックが解除されたら、使用者は、瓶の中の薬剤を、容器に補充する。容器への薬剤の補充が完了したら、カメラは、容器内に補充された薬剤を撮影することが好ましい。また、薬剤払い出し装置は、薬剤補充前に瓶をスキャンすることによって得られた薬剤の情報に基づいて、あらかじめ作成された当該薬剤の画像を取得しておくことが好ましい。そして、薬剤払い出し装置は、好ましくは、薬剤補充後カメラが撮影した容器内の薬剤の画像と、あらかじめ作成された薬剤の画像とを、表示装置に表示する。最後に、使用者は、両画像を見て、容器に補充された薬剤が、補充される薬剤として正しいか否かを確認し、薬剤払い出し装置は、使用者から、正しい旨の入力を受け付けることが好ましい。
本発明の第三の態様の薬剤払い出し装置は、容器と、開閉装置と、薬剤投入装置と、光学式スキャナーとを有している。容器は、薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する。また、容器は、開閉可能である。さらには、容器は、閉じた状態でロック可能であることが好ましい。開閉装置は、容器を開閉する。薬剤投入装置は、容器に薬剤を入れる。この薬剤投入装置は、薬剤が保存された瓶を把持する把持装置を有していることが好ましい。
また、薬剤払い出し装置は、回転装置と、ロック解除装置と、カメラと、表示装置とを有していることが好ましい。回転装置は、薬剤が保存された瓶を回転させる。カメラは、容器内の薬剤を撮影可能である。ロック解除装置は、容器のロックを解除する。さらに、薬剤払い出し装置は、容器載置部と、瓶載置部とを有していることが好ましい。容器へ薬剤を補充する際には、容器載置部には、薬剤が補充される容器が置かれる。瓶載置部には、補充する薬剤が保存された瓶が置かれる。これら容器載置部と瓶載置部とは、互いに隣接した位置に設置されていることが好ましい。また、容器載置部に容器が載置され、瓶載置部に瓶が載置された場合、瓶は容器よりも高い位置に位置することが好ましい。
容器に薬剤を補充する際には、好ましくは、補充する薬剤が保存された瓶は、瓶載置部に置かれる。次いで、光学式スキャナーが、薬剤が保存された瓶に付されたシンボルをスキャンする。このとき、回転装置が瓶を回転させつつ、光学式スキャナーが瓶に付されたシンボルをスキャンすることが好ましい。次いで、薬剤払い出し装置は、スキャンによって得られた情報に基づいて、瓶に保存された薬剤が、容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断する。そして、正しいと判断した場合には、薬剤払い出し装置は、開閉装置を駆動して、この開閉装置が、容器を開ける。より好ましい態様では、薬剤払い出し装置は、ロック解除装置を駆動して、このロック解除装置が、容器の蓋のロックを解除する。その後、薬剤払い出し装置は、薬剤投入装置を駆動して、この薬剤投入装置が、瓶に入っている薬剤を、容器内に入れる。このとき、薬剤投入装置は、瓶を傾けることにより、薬剤を容器内に入れることが好ましい。より具体的には、薬剤払い出し装置が把持装置を駆動して、この把持装置が瓶を掴んで傾けることにより、瓶の中の薬剤を容器内に入れることが好ましい。容器への薬剤の補充が完了したら、薬剤払い出し装置は、カメラを駆動して、このカメラが、容器内に補充された薬剤を撮影することが好ましい。また、薬剤払い出し装置は、前述したスキャンによって得られた薬剤の情報に基づいて、あらかじめ作成された補充されるべき薬剤の画像を取得することが好ましい。そして、薬剤払い出し装置は、カメラが撮影した薬剤の画像と、あらかじめ作成された薬剤の画像とを、表示装置に表示することが好ましい。必要に応じて、使用者は、両画像を見比べ、容器に補充された薬剤が補充されるべき薬剤として正しいことの確認を行う。
本発明は、薬剤払い出し装置が備える薬剤を貯留する容器に、間違った薬剤が補充されることを防止することができる。
図1は、薬剤払い出し装置の実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示す薬剤払い出し装置の側面図である。
図3〜10は、主として薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の説明に用いられる。
図3は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の第1段階のイメージ図である。 図4は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の第2段階のイメージ図である。 図5は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の第3段階のイメージ図である。 図6は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の第4段階のイメージ図である。 図7は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の第5段階のイメージ図である。 図8は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の第6段階のイメージ図である。 図9は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第1実施形態の動作手順を示すフローチャートである。 図10は、図9に示すフローチャートの続きである。
図11〜17は、主として薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の説明に用いられる。
図11は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の第1段階のイメージ図である。 図12は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の第2段階のイメージ図である。 図13は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の第3段階のイメージ図である。 図14は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の第4段階のイメージ図である。 図15は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の第5段階のイメージ図である。 図16は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第2実施形態の動作手順を示すフローチャートである。 図17は、図16に示すフローチャートの続きである。
図18〜25は、主として薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第3実施形態の説明に用いられる。
図18は、第3実施形態の薬剤払い出し装置を正面側から見た斜視図である。 図19は、図18に示す薬剤払い出し装置の薬剤補充部付近を拡大した斜視図である。 図20は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第3実施形態の第1段階のイメージ図である。 図21は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第3実施形態の第2段階のイメージ図である。 図22は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第3実施形態の第3段階のイメージ図である。 図23は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第3実施形態の第4段階のイメージ図である。 図24は、薬剤払い出し装置の薬剤補充動作の第3実施形態の動作手順を示すフローチャートである。 図25は、図24に示すフローチャートの続きである。
§1 薬剤払い出し装置の概要
図1は、薬剤払い出し装置の実施形態を示す斜視図であり、図2は、この薬剤払い出し装置の側面図である。これらの図に示す薬剤払い出し装置100は、入力された処方箋情報に基づいて、処方された薬剤を処方数、バイアル瓶に払い出すことができる。この薬剤払い出し装置100は、バイアル瓶供給装置110と、ラベル添付装置120と、バイアル瓶運搬装置130と、排出口140と、を有している。さらには、薬剤払い出し装置100は、側面に、容器配置部200を有している。加えて、薬剤払い出し装置100は、正面に、タッチパネルディスプレイ320と、光学式スキャナー330と、カメラ340と、薬剤補充部400と、を有している。また、薬剤払い出し装置100は、内部に制御装置310を有している。
この薬剤払い出し装置100の詳細は、国際公開公報第2010/110360号に開示されている。また、容器配置部200に取り付けられた容器が薬剤を払い出す機構の詳細は、国際公開公報第2013/035692号に開示されている。したがって、以下では、薬剤払い出し装置100の概要は、簡潔に説明するに留める。
図1、2に示すように、バイアル瓶供給装置110は、薬剤払い出し装置100の内部下方、背面側に設けられている。このバイアル瓶供給装置110は、複数のバイアル瓶を保存する機能を併有している。ラベル添付装置120は、薬剤払い出し装置100の内部下方、正面側に設けられている。容器配置部200は、薬剤払い出し装置100の上側の両側面に設けられている。この容器配置部200には、複数の容器(カセットとも呼ばれる)210が、行列状に配置されている。薬剤払い出し装置100が払い出す薬剤は、これら容器210に貯留されている。バイアル瓶運搬装置130は、容器配置部200と容器配置部200の間、すなわち、薬剤払い出し装置100の内部上側に設けられている。また、排出口140は、薬剤払い出し装置100の正面に複数個(図1に示す例では3個)設けられている。
タッチパネルディスプレイ320は、表示装置としての機能と入力装置としての機能を兼有している。光学式スキャナー330は、バーコード、2次元コード等の、光学式スキャナー読み取り用シンボルを読み取ることが可能である。カメラ340は、薬剤補充部400を上から見た画像を撮影するように、設置されている。また、カメラ340は、静止画および動画を撮影することができる。制御装置310は、タッチパネルディスプレイ320等からの入力情報に基づき、薬剤払い出し装置100が備える各種装置の動作を制御する。
薬剤払い出し装置100が薬剤を払い出す際には、まず、光学式スキャナー330が処方箋に付されたシンボルをスキャンして、その処方箋情報を取得する。あるいは、薬剤払い出し装置100にキーボードおよび/またはマウスが接続されている場合には、薬剤払い出し装置100は、これらキーボードおよび/またはマウスから、処方箋情報の入力を受け付けることもできる。さらには、薬剤払い出し装置100がネットワークに接続されている場合には、薬剤払い出し装置100は、ネットワークを介して、処方箋情報の入力を受け付けることもできる。
薬剤払い出し装置100が処方箋情報の入力を受け付け、かつ、調剤従事者から薬剤払い出し指示の入力を受け付けると、まず、バイアル瓶供給装置110が、バイアル瓶を、ラベル添付装置120に供給する。次いで、ラベル添付装置120は、入力された処方箋情報に基づいてラベルを印刷し、このラベルを、バイアル瓶に貼付する。その後、バイアル瓶運搬装置130が、ラベルが貼付されたバイアル瓶を、処方された薬剤が収納された容器210の近傍に搬送する。そして、容器210は、処方された薬剤を、処方数、バイアル瓶に払い出す。バイアル瓶に処方された薬剤が充填されると、バイアル瓶運搬装置130は、バイアル瓶を、排出口140に搬送する。そして、排出口140に出てきたバイアル瓶を、薬剤師、テクニシャン等の調剤従事者が取り出す。
なお、後述する実施形態の手順により薬剤が容器210に補充/充填された場合、補充/充填された薬剤の画像確認を担当責任者が未だ完了していない場合には、すなわち、担当責任者による確認が完了した旨の記録(後述するステップ230、ステップ450、およびステップ650参照)がない場合には、薬剤払い出し装置100は、その容器210からは、薬剤の払い出しを行わない。換言すれば、薬剤払い出し装置100は、担当責任者によって補充/充填された薬剤の確認がなされた容器210のみから、すなわち、担当責任者による確認が完了した旨の記録がある容器210のみから、薬剤の払い出しを行う。
薬剤払い出し装置100が薬剤を払い出していると、そのうち、容器210の1つが空になる。その場合、調剤従事者は、この容器210に、新しい薬剤を補充する必要がある。本発明は、この薬剤の補充に、大きな特徴を有する。以下、容器210に新しい薬剤を補充する動作について、各実施形態ごとに、詳細に説明する。
§2 薬剤補充動作の第1実施形態 以下、薬剤補充動作の第1実施形態について、図3〜8に基づいて説明する。また、薬剤の補充が行われる際の、薬剤払い出し装置100の動作手順については、図9および10にまとめた。
図1を参照して、まず、使用者は、タッチパネルディスプレイ320を操作して、薬剤補充作業を開始する旨の入力を行う(ステップ110)。図には示されていないが、空の容器210では、例えば赤色のランプが点灯している。このため、薬剤払い出し装置100では、どの容器210が空であるのかが、使用者がすぐ分かるようになっている。そして、図3に示すように、使用者は、薬剤の補充を行う空の容器210を、容器配置部200から取り出す。
また、本実施形態では、容器配置部200に未使用で空の容器210がある場合には、使用者は、空の容器210に新たな薬剤を充填することもできる。その場合、ステップ110で、使用者は、タッチパネルディスプレイ320を操作して、新たな薬剤の充填作業を行う旨の入力を行う。この入力を受け付けて、薬剤払い出し装置100は、使用されていない容器210のランプを点灯させる。そして、使用者は、ランプが点灯した未使用で空の容器210を、容器配置部200から取り出す。
本実施形態の薬剤払い出し装置100では、容器配置部200から、一度に一個の容器210しか取り出せないように構成されている。より具体的には、薬剤払い出し装置100は、容器210の取り出しを防止するロック機構201を、容器配置部200に備えている。そして、薬剤払い出し装置100は、使用者から薬剤補充作業を開始する旨の入力を受け付けた場合には、ロック機構201を駆動して、薬剤の補充を行う容器210のロックを解除する(ステップ120)。あるいは、薬剤払い出し装置100は、使用者から新たな薬剤の充填作業を行う旨の入力を受け付けた場合には、新たな薬剤の充填作業を行う容器210のロックを解除する。なお、薬剤払い出し装置100は、補充または充填を行う容器210以外の容器210のロックは、維持したままにする。これにより、使用者が誤った容器210を容器配置部200から取り出してしまうことを、防止できる。
そして、図4に示すように、使用者は、容器配置部200から取り出した容器210を、薬剤補充部400の載置部410に置く。
次いで、使用者は、補充または新たに充填したい薬剤が保存されている瓶500(図5参照)を、例えば薬品庫や薬品棚から取って来る。通常、薬剤が保存された瓶500のラベル510には、バーコード、二次元コード等のシンボル511が印刷されている。このシンボル511には、その瓶500が保存している薬剤に関する情報が含まれる。図5に示すように、使用者は、瓶500のシンボル511を、光学式スキャナー330に読み取らせる(ステップ130)。このスキャン結果に基づいて、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤を特定する。
次いで、今回の作業が薬剤の補充作業の場合、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤が、容器210に補充される薬剤として正しいか否かを判別する(ステップ140)。瓶500に入っている薬剤が容器210に補充される薬剤として誤っている場合には、すなわち、容器210に補充されるべき薬剤とシンボル511から取得した薬剤を特定する情報とが異なる場合には、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、スキャンした瓶500に入っている薬剤が容器210に補充する薬剤として誤っている旨の表示を行う(ステップ150)。また、薬剤払い出し装置100に、使用者に、正しい薬剤を取って来るように促す。また、設定によっては、薬剤払い出し装置100は、音を鳴らして使用者に注意を促す。なお、本実施形態では、薬剤払い出し装置100は、ステップ120に基づいて、容器210に補充されるべき薬剤を特定することができる。より具体的には、薬剤払い出し装置100は、ステップ120において、特定の1個の容器210のロックを解除した。薬剤払い出し装置100は、内部の記録装置に、この容器210内にもともと貯留されていた薬剤の情報を有している。したがって、薬剤払い出し装置100は、ステップ120においてロックを解除した容器210の情報と、この容器210内に貯留されていた薬剤の情報とに基づいて、容器210に補充されるべき薬剤を特定することができる。
また、もともと空だった容器210に新たに薬剤を充填する場合(ステップ160)には、薬剤払い出し装置100は、ステップ130で、シンボル511をスキャンして得た薬剤の情報を、空の容器210に関連付ける(ステップ170)。そして、薬剤払い出し装置100は、この容器210に貯留される薬剤の情報を、内部の記録装置に保存する。
その後、薬剤払い出し装置100は、カメラ340を駆動して、動画の撮影を開始する(ステップ180)。本実施形態では、使用者による薬剤の補充または充填作業が、動画として記録される。そして、後になって必要性が生じた場合には、担当責任者は、その動画を再生して、補充/充填作業がどのように行われたのかを確認することができる。
また、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、容器210の蓋211を開けて、瓶500に入っている薬剤を容器210に補充するよう促す旨の表示を行う(ステップ190)。さらには、薬剤払い出し装置100は、「薬剤の補充が完了したら、容器210の蓋211を閉める前に、薬剤の補充が完了した旨の入力を薬剤払い出し装置100に対して行う」よう促す旨のメッセージも、タッチパネルディスプレイ320に表示する。
次いで、使用者は、図6に示すように、タッチパネルディスプレイ320に表示されたメッセージに従って、容器210の蓋211を開け、そして、図7に示すように、使用者は、瓶500に入っている薬剤を、容器210内に入れる。
次いで、使用者は、タッチパネルディスプレイ320を操作して、容器210に薬剤を投入した旨の入力を行う(ステップ200)。この入力に基づいて、薬剤払い出し装置100は、カメラ340を駆動して、動画撮影(ステップ180参照)を終了し、さらにはカメラ340が、使用者によって容器210内に補充された薬剤の静止画を撮影する(ステップ210)。別実施形態では、薬剤払い出し装置100は動画撮影を続け、撮影動画から、容器210内に投入された薬剤が写った静止画を切り出してもよい。
また、薬剤払い出し装置100は、あらかじめ作成された、容器210に補充されるべき、正しい薬剤の画像を取得する(ステップ220)。もともと薬剤払い出し装置100は、容器210に貯留されていた薬剤、すなわち容器210に補充されるべき薬剤の情報を有している。また、薬剤払い出し装置100は、内部の記録装置に、あらかじめ用意されたこの薬剤の画像を保存している。あるいは、薬剤払い出し装置100は、そのような画像をデータベースから取得可能である。したがって、薬剤払い出し装置100は、容器210に補充されるべき薬剤の情報を基に、あらかじめ作成された当該薬剤の画像を取得することができる。なお、別実施形態では、ステップ130において光学式スキャナー330が瓶500のシンボル511を読み取って取得した薬剤の情報に基づいて、容器210に補充されるべき、正しい薬剤の画像を取得してもよい。また、もともと空だった容器210に新たに薬剤を充填した場合には、薬剤払い出し装置100は、ステップ130において、シンボル511をスキャンして得た薬剤の情報に基づいて、容器210に充填されたはずの薬剤の画像を取得することができる。
次いで、図8に示すように、薬剤払い出し装置100は、ステップ210で撮影した画像、すなわち容器210内に投入された薬剤の画像を、タッチパネルディスプレイ320に表示する(ステップ230)。図8左に示すように、本実施形態では、画像は、容器210を上から見た画像となる。同図に示すように、画像には、容器210内の薬剤が写っている。また、画面左下には、容器を特定する番号が表示される。また、画面右下には、容器210に薬剤を補充した人の名前および撮影日時が表示される。さらに、画面右上には、薬剤払い出し装置100は、ステップ200で取得した画像、すなわち事前に作成・用意された、容器210に補充されるべき正しい薬剤の画像を、表示する。また、使用者がタッチパネルディスプレイ320内に表示された画像をタッチすると、図8右に示すように、撮影された薬剤の画像が、拡大表示される。なお、本実施形態では、容器210内の薬剤の画像と、あらかじめ作成された容器210に補充されるべき薬剤の画像とを、両方同時に表示しているが、別実施形態では、同一画面内に表示しなくともよい。例えば、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、容器210内の薬剤の画像をまず表示し、その後、あらかじめ作成された正しい薬剤の画像を表示してもよい。また、その逆に、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、あらかじめ作成された正しい薬剤の画像をまず表示し、その後、容器210内の薬剤の画像を表示してもよい。
担当責任者は、タッチパネルディスプレイ320に表示された薬剤の画像を見て、容器210内に補充された薬剤が、補充されるべき薬剤として正しいか否かを確認する。そして、正しい場合には、担当責任者は、正しいことを確認した旨の入力を行う(ステップ240)。すなわち、薬剤払い出し装置100は、撮影された画像に写った薬剤が、容器210に補充されるべき薬剤として正しい薬剤であることの確認の入力を、担当責任者から受け付ける。本実施形態のように、容器210内に投入された薬剤の画像とあらかじめ用意された正しい薬剤の画像とを、1つの画面上に同時に表示すると、担当責任者は、両画像を比較することにより確認作業が行えるので、担当責任者の作業が容易になる。また、もともと薬剤が貯留されていなかった容器210に新たに薬剤を充填した場合には、担当責任者は、タッチパネルディスプレイ320に表示された薬剤の画像を見て、容器210内に新たに充填された薬剤が、充填されるべき薬剤として正しいか否かを確認する。そして、正しい場合には、担当責任者は、正しいことを確認した旨の入力を行う。すなわち、薬剤払い出し装置100は、撮影された画像に写った薬剤が、容器210に新たに充填されるべき薬剤として正しい薬剤であることの確認の入力を、担当責任者から受け付ける。なお、当該ステップの確認作業は、容器210に薬剤を補充/充填した直後だけでなく、後刻あるいは後日行うこともできる。調剤現場では、担当責任者と実際に補充/充填作業を行う調剤従事者とが異なる場合が多い。この場合、調剤従事者が薬剤の補充/充填作業を行った後、担当責任者はすぐに補充/充填された薬剤の確認を行えない場合がある。確認作業を後(例えば容器210を容器配置部200に戻した後)で行えるようにすることによって、担当責任者の作業負担が軽減する。さらには、担当責任者は、確認作業を行う際、必要な場合、調剤従事者による薬剤補充/充填作業の動画を見ることができる。すなわち、薬剤払い出し装置100は、使用者から動画再生の入力を受け付けた場合には、ステップ160〜200で記録した、調剤従事者による薬剤補充/充填作業の動画を、タッチパネルディスプレイ320上に再生する。
薬剤払い出し装置100は、担当責任者による確認の入力を受け付けたら、装置が有する記録装置に、担当責任者による確認が完了した旨を記録する(ステップ250)。すなわち、薬剤払い出し装置100は、担当責任者による確認が完了した旨のフラグを立てる。
最後に、使用者は、容器210の蓋211を閉めて、容器210を、容器配置部200の元の場所、すなわち容器210があらかじめ収容されていた場所に戻す。本実施形態では、担当責任者による確認が完了した旨の記録がない容器210については、例えその容器210を容器配置部200に戻したとしても、その容器210からは、薬剤の払い出しを行わない。
§3 薬剤補充動作の第2実施形態 以下、薬剤補充動作の第2実施形態について、図11〜15に基づいて説明する。また、薬剤の補充が行われる際の、薬剤払い出し装置100の動作手順については、図16および図17にまとめた。以下、第1実施形態と共通する事項については、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態では、容器210は、ロック212を備えており、容器210の蓋211は、閉じた状態でロック可能である。すなわち、蓋211がロック212によりロックされているときは、蓋211は開かないようになっており、このロックが解除されると、蓋211は開くようになる。また、薬剤補充部400のロック212に対応する位置には、蓋211のロック212を解除するロック解除装置420が設けられている。
また、本実施形態では、載置部410に、ロック機構411が設けられている。このロック機構411は、容器210をロック可能であり、このロック機構411が作動すると、容器210が、載置部410から取り外せなくなる。
さらには、図11に示すように、本実施形態の容器210では、取っ手と反対側の側面(図11では奥側の側面)に、記憶媒体としてRF(radio
frequency)タグ213が取り付けられている。このRFタグ213は、容器210が貯留する薬剤を特定可能にする。薬剤補充部400のRFタグ213に対応する位置には、RFタグ213が保持する情報を読み取るRFタグ読み取り装置430が設けられている。
まず、図11に示すように、使用者は、容器配置部200から取り出した容器210を、薬剤補充部400の載置部410に置く。載置部410に容器210が置かれると、RFタグ読み取り装置430が、RFタグ213が近くに位置したことを検知する。これにより、薬剤払い出し装置100は、容器210が載置部410に置かれたことを検知する(ステップ310)。そして、容器210が載置部410に置かれたことを検知すると、薬剤払い出し装置100は、ロック機構411を駆動して、容器210を載置部410から外せないようにロックする(ステップ320)。
次いで、薬剤払い出し装置100は、RFタグ213から、容器210を特定する情報を取得する。そして、薬剤払い出し装置100は、この情報を基に、容器210に補充されるべき薬剤を特定する(ステップ330)。もともと薬剤払い出し装置100は、内部の記録装置に、容器210に貯留されていた薬剤、すなわち容器210に補充されるべき薬剤の情報を有している。したがって、薬剤払い出し装置100は、容器210を特定できれば、容器210に補充されるべき薬剤を特定できる。なお、別実施形態では、RFタグ213が、容器210に補充されるべき薬剤の情報を有していてもよい。この場合、薬剤払い出し装置100は、RFタグ213から、容器210に補充されるべき薬剤の情報を直接取得することができる。容器210に補充されるべき薬剤を特定できない場合、本実施形態では、その容器210は、もともと使用されていなかった容器210とみなされる。したがって、その場合には、薬剤払い出し装置100は、その後の作業を新たな薬剤の充填作業として処理する。
次いで、図12に示すように、使用者は、補充したい薬剤が保存されている瓶500に付されているラベル510のシンボル511を、光学式スキャナー330に読み取らせる(ステップ340)。このスキャン結果に基づいて、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤を特定する。
次いで、今回の作業が薬剤の補充作業の場合、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤が、容器210に補充される薬剤として正しいか否かを判別する(ステップ350)。瓶500に入っている薬剤が容器210に補充される薬剤として誤っている場合には、すなわち、容器210に入っている薬剤を特定する情報とシンボル511から取得した薬剤を特定する情報とが異なる場合には、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、スキャンした瓶500に入っている薬剤が容器210に補充する薬剤として誤っている旨の表示を行う(ステップ360)。
また、もともと空だった容器210に新たに薬剤を充填する場合(ステップ370)には、薬剤払い出し装置100は、ステップ340で、シンボル511をスキャンして得た薬剤の情報を、空の容器210に関連付ける(ステップ380)。
瓶500に入っている薬剤が容器210に補充される薬剤として正しい場合には、すなわち、容器210に入っている薬剤を特定する情報とシンボル511から取得した薬剤を特定する情報とが一致する場合には、あるいは、もともと空だった容器210に新たに薬剤を充填する場合には、薬剤払い出し装置100は、図13に示すように、ロック解除装置420を駆動して、蓋211のロック212を解除する(ステップ390)。なお、図13では、容器210をカセットと表記している。また、薬剤払い出し装置100は、カメラ340を駆動して、動画の撮影を開始する(ステップ400)。
さらに、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、容器210の蓋211を開けて、瓶500に入っている薬剤を容器210に補充するよう促す旨の表示を行う。さらには、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、「薬剤の補充が完了したら、容器210の蓋211を閉める前に、薬剤の補充が完了した旨の入力を薬剤払い出し装置100に対して行う」よう促す旨のメッセージを表示する(ステップ410)。
次いで、使用者は、図14に示すように、タッチパネルディスプレイ320に表示されたメッセージに従って、容器210の蓋211を開け、そして、図15に示すように、使用者は、瓶500に入っている薬剤を、容器210内に入れる。
次いで、使用者は、タッチパネルディスプレイ320を操作して、容器210に薬剤を投入した旨の入力を行う(ステップ420)。この入力に基づいて、薬剤払い出し装置100は、カメラ340を駆動して、動画撮影を終了し、さらにはカメラ340が、使用者によって容器210内に補充された薬剤の静止画を撮影する(ステップ430)。また、薬剤払い出し装置100は、あらかじめ作成された、容器210に補充されるべき、正しい薬剤の画像を取得する(ステップ440)。
次いで、図8に示すように、薬剤払い出し装置100は、ステップ430で撮影した画像、すなわち容器210内に投入された薬剤の画像を、タッチパネルディスプレイ320に表示する(ステップ450)。担当責任者は、タッチパネルディスプレイ320に表示された薬剤の画像を見て、容器210内に補充された薬剤が、補充されるべき薬剤として正しいか否かを確認する。そして、正しい場合には、担当責任者は、正しいことを確認した旨の入力を行う(ステップ460)。薬剤払い出し装置100は、担当責任者による確認入力を受け付けたら、装置が有する記録装置に、担当責任者による確認が完了した旨を記録する(ステップ470)。そして、薬剤払い出し装置100は、ロック機構411を駆動して、容器210のロックを解除する。これにより、容器210を載置部410から外せるようにする(ステップ480)。なお、本ステップでは、ステップ430の薬剤の撮影は行われたが、ステップ460の担当責任者による確認が完了していない場合にも、薬剤払い出し装置100は、容器210のロックを解除する。ただし、ステップ430の薬剤の撮影が未だ行われていない場合には、その旨をタッチパネルディスプレイ320に表示し、薬剤払い出し装置100は、容器210のロックを解除しない。
最後に、使用者は、容器210の蓋211を閉めて、容器210を、容器配置部200の元の場所、すなわち容器210があらかじめ収容されていた場所に戻す。本実施形態でも、担当責任者による確認が完了した旨の記録がない容器210については、その容器210からは、薬剤の払い出しを行わない。
以上述べた第2実施形態では、容器210が貯留する薬剤を特定可能にする記憶媒体としてRFタグ213を用いたが、これに代えて、記憶媒体には、例えば磁気ストライプ、バーコード、2次元コード等を用いてもよい。また、以上述べた実施形態では、表示装置としてタッチパネルディスプレイ320を用いたが、これに代えて、表示装置には、例えばディスプレイ、プロジェクター等を用いてもよい。
§4 薬剤補充動作の第3実施形態 以下、薬剤補充動作の第3実施形態について、図18〜23に基づいて説明する。本実施形態の薬剤払い出し装置の装置構成については、図18および図19に示した。また、薬剤の補充が行われる際の、薬剤払い出し装置100の動作手順については、図24および図25にまとめた。以下、第1実施形態または第2実施形態と共通する事項については、その説明を省略する。
図18は、本実施形態の薬剤払い出し装置100を正面側から見た斜視図であり、図19は、図18に示される薬剤補充部400付近を拡大した斜視図である。図19に示すように、本実施形態では、薬剤補充部400には、容器載置部440と瓶載置部450とが設けられている。容器載置部440には、容器210が置かれ、瓶載置部450には、瓶500が置かれる(図21参照)。これら容器載置部440および瓶載置部450は、互いに隣接した位置に設けられている。図19に示すように、瓶載置部450の上面は、容器載置部440の上面よりも高い所に位置している。このため、容器載置部440に容器210が置かれ、瓶載置部450に瓶500が置かれると、瓶500は、容器210よりも高い場所に位置することとなる。
容器載置部440の上方には、ロック解除装置420と、開閉装置460と、カメラ340とが設けられている。ロック解除装置420は、容器210の蓋211のロックを解除することができる。開閉装置460は、容器210の蓋211を開閉することができる。
瓶載置部450の下方には、回転装置480と、重量センサー490とが設置されている。重量センサー490は、瓶載置部450に瓶500が置かれたことを検知する。回転装置480は、瓶500を回転させる。また、瓶載置部450の上方には、光学式スキャナー330と、薬剤投入装置470とが設けられている。薬剤投入装置470は、瓶500内の薬剤を、容器210内に入れることができる。この薬剤投入装置470は、把持装置471と、瓶移動装置472とを備えている。把持装置471は、瓶500を把持することができる。瓶移動装置472は、把持装置471を、回転軸473を中心に回動させることができる。
図18に示すように、本実施形態の薬剤払い出し装置100では、タッチパネルディスプレイ320は、薬剤払い出し装置100とは別体として設けられている。具体的には、本実施形態では、タッチパネルディスプレイ320は、アーム321を介して、薬剤払い出し装置100に取り付けられている。
まず、図20に示すように、使用者は、容器配置部200から取り出した容器210を、容器載置部440に置く。これにより、薬剤払い出し装置100は、容器210が載置部410に置かれたことを検知する(ステップ510)。次いで、薬剤払い出し装置100は、RFタグ213から、容器210を特定する情報を取得する。そして、薬剤払い出し装置100は、この情報を基に、容器210に補充されるべき薬剤を特定する(ステップ520)。容器210に補充されるべき薬剤を特定できない場合、薬剤払い出し装置100は、その後の作業を新たな薬剤の充填作業として処理する。
次いで、図21に示すように、使用者は、補充したい薬剤が保存されている瓶500のキャップを取り外し、瓶載置部450に置く。瓶載置部450に瓶500が置かれると、重量センサー490が、瓶500の重量を検知する。これにより、薬剤払い出し装置100は、瓶載置部450に瓶500が置かれたことを検知にする(ステップ530)。
次いで、薬剤払い出し装置100は、回転装置480を駆動して、瓶載置部450を回転させる(ステップ540)。これにより、瓶500が回転する。次いで、薬剤払い出し装置100は、回転している瓶500に付されているラベル510のシンボル511を、光学式スキャナー330に読み取らせる(ステップ550)。すなわち、薬剤払い出し装置100では、回転装置480が瓶500を回転させつつ、光学式スキャナー330が、瓶500に付されたシンボル511をスキャンする。このスキャン結果に基づいて、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤を特定する。
次いで、薬剤払い出し装置100は、瓶500に入っている薬剤が、容器210に補充される薬剤として正しいか否かを判別する(ステップ560)。瓶500に入っている薬剤が容器210に補充される薬剤として誤っている場合には、すなわち、容器210に入っている薬剤を特定する情報とシンボル511から取得した薬剤を特定する情報とが異なる場合には、薬剤払い出し装置100は、タッチパネルディスプレイ320に、スキャンした瓶500に入っている薬剤が容器210に補充する薬剤として誤っている旨の表示を行う(ステップ570)。
また、もともと空だった容器210に新たに薬剤を充填する場合(ステップ580)には、薬剤払い出し装置100は、ステップ550で、シンボル511をスキャンして得た薬剤の情報を、空の容器210に関連付ける(ステップ590)。
瓶500に入っている薬剤が容器210に補充される薬剤として正しい場合には、すなわち、容器210に入っている薬剤を特定する情報とシンボル511から取得した薬剤を特定する情報とが一致する場合には、薬剤払い出し装置100は、ロック解除装置420を駆動して、蓋211のロック212を解除する(ステップ600)。さらには、図22に示すように、薬剤払い出し装置100は、開閉装置460を駆動して、容器210の蓋211を開ける(ステップ610)。
次いで、図23に示すように、薬剤払い出し装置100は、薬剤投入装置470を駆動して、瓶500内の薬剤を容器210内に投入する(ステップ620)。具体的には、まず把持装置471が、瓶500を掴む。次いで、瓶移動装置472が、回転軸473を回転軸として、把持装置471を回動させる。これにより、瓶500は、容器210の上方に位置し、かつ、瓶500の口は、下方を向くようになる。すなわち、瓶500は、容器210の上方で傾いて、斜め下を向くようになる。その結果、薬剤が瓶500から落ちて出てきて、容器210内に入る。本実施形態のように、瓶500が瓶載置部450に置かれた状態で容器210よりも高い場所に位置していると、薬剤を容器210からこぼれないように、瓶500を傾けることが容易となる。容器210への薬剤の投入が完了したら、あるいは、投入開始後所定時間が経過したら、薬剤払い出し装置100は、瓶移動装置472を駆動して、瓶500を元の位置、すなわち瓶載置部450上に戻す。
次いで、薬剤払い出し装置100は、カメラ340を駆動して、容器210内に補充された薬剤の画像を撮影する(ステップ630)。次いで、薬剤払い出し装置100は、開閉装置460を駆動して、容器210の蓋211を閉じる(ステップ640)。容器210の蓋211が閉じられると、蓋211は、自動でロックされる。別実施形態では、薬剤払い出し装置100がロック解除装置420を駆動して、蓋211をロックしてもよい。また、薬剤払い出し装置100は、あらかじめ作成された、容器210に補充されるべき正しい薬剤の画像を取得する(ステップ650)。
次いで、図8に示すように、薬剤払い出し装置100は、ステップ630で撮影した画像、すなわち容器210内に投入された薬剤の画像を、タッチパネルディスプレイ320に表示する(ステップ660)。担当責任者は、タッチパネルディスプレイ320に表示された薬剤の画像を見て、容器210内に補充された薬剤が、補充されるべき薬剤として正しいか否かを確認する。そして、正しい場合には、担当責任者は、正しいことを確認した旨の入力を行う(ステップ670)。薬剤払い出し装置100は、担当責任者による確認入力を受け付けたら、装置が有する記録装置に、担当責任者による確認が完了した旨を記録する(ステップ680)。
最後に、使用者は、容器210を、容器配置部200の元の場所、すなわち容器210があらかじめ収容されていた場所に戻す。
§5 まとめ
以上述べた薬剤払い出し装置100では、空になった容器210に薬剤を補充する際に、間違った薬剤が補充されることが好適に防止される。しかも、上記実施形態の薬剤払い出し装置100は、米国では、その仕様を、クローズドループ仕様とすることができる。クローズドループ仕様では、容器210への薬剤の補充後、薬剤払い出し装置100が処方箋情報に基づいて払い出した薬剤に対して、調剤従事者は、目視による監査を省略できる。加えて、クローズドループだと、薬剤払い出し装置100は、バイアル瓶の口をシールして払い出すことが認められるようになる。この場合、通常のキャップと異なり、一度シールを開封するとすぐに分かるので、薬剤払い出し装置100が払い出した薬剤が充填されたバイアル瓶を第三者が開封したか否かが、容易に分かるようになる。
尚、容器210の蓋211の上面には、容器210に貯留された薬品の情報を示すラベルを貼付する第1領域と、第1領域に隣接し、第1領域よりもくぼんだ第2領域とがある。第1領域は、凹凸になっている。第1領域が凹凸になっているので、貼付したラベルをはがし易い。従って、容器210に貯留される薬剤の変更に伴い、ラベルの貼り替え作業が円滑に行える。第2領域が第1領域よりもくぼんでいるので、ラベルの一部が第2領域の一部を覆うように(第2領域の上方に位置するように)第1領域にラベルを貼付すれば、第2領域とラベルの一部との間に指や爪を入れ、指や爪でラベルの一部を下から持ち上げることができる。従って、ラベルがはがし易い。また、容器210は、本体部と、本体部に対して回転する第1回転体と、本体部に対して回転する第2回転体とを備える。第2回転体の下面には、第2回転体と本体部との摩擦を軽減するための低摩擦部材が配置されている。低摩擦部材は、第2回転体の下面に形成された溝にはめ込まれている。このような構成においては、低摩擦部材の取り付けに別の部材(例えば両面テープ)を必要としない。また、別の部材がないので、第2回転体の水洗いが容易である。



100・・・・・・・薬剤払い出し装置



110・・・・・・バイアル瓶供給装置



120・・・・・・ラベル添付装置



130・・・・・・バイアル瓶運搬装置



140・・・・・・排出





200・・・・・・・容器配置部



201・・・・・ロック機構



210・・・・・・容器



211・・・・・蓋



212・・・・・ロック



213・・・・・RFタグ





310・・・・・・制御装置



320・・・・・・タッチパネルディスプレイ



321・・・・・アーム



330・・・・・・光学式スキャナー



340・・・・・・カメラ





400・・・・・・・薬剤補充部



410・・・・・・載置部



411・・・・・ロック機構



420・・・・・・ロック解除装置



430・・・・・・RFタグ読み取り装置



440・・・・・・容器載置部



450・・・・・・瓶載置部



460・・・・・・開閉装置



470・・・・・・薬剤投入装置



471・・・・・把持装置



472・・・・・瓶移動装置



473・・・・・回転軸



480・・・・・・回転装置



490・・・・・・重量センサー





500・・・・・・・瓶



510・・・・・・ラベル



511・・・・・シンボル

Claims (22)

  1. 薬剤を払い出す薬剤払い出し装置であって、当該薬剤払い出し装置は、
    前記薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する容器と、
    前記容器内の薬剤を撮影可能なカメラと、
    表示装置と、を有し、
    前記容器に薬剤が補充された後、前記カメラは、前記容器内に補充された薬剤を撮影し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記カメラが撮影した前記容器内に補充された薬剤の画像を、前記表示装置に表示し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記画像に写った薬剤が、前記容器に補充されるべき薬剤として正しい薬剤であることの確認の入力を、使用者から受け付ける、
    ことを特徴とする、薬剤払い出し装置。
  2. 前記薬剤払い出し装置は、あらかじめ作成された、前記容器に補充されるべき薬剤の画像を取得し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記あらかじめ作成された薬剤の画像を、前記表示装置に表示する、
    請求項1に記載の薬剤払い出し装置。
  3. 前記薬剤払い出し装置は、前記確認の入力を受け付けるまで、前記薬剤が補充された容器からは薬剤の払い出しを行わない、
    請求項1または2に記載の薬剤払い出し装置。
  4. 前記薬剤払い出し装置は、光学式スキャナーをさらに有し、
    前記容器に薬剤が補充される際には、当該光学式スキャナーは、薬剤が保存された瓶に付されたシンボルをスキャンし、
    前記薬剤払い出し装置は、このスキャンによって得られた情報に基づいて、前記瓶に保存された薬剤が、前記容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記瓶に保存された薬剤が前記容器に補充される薬剤として誤っている場合には、誤っている旨の通知を行う、
    請求項1〜3いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  5. 前記薬剤払い出し装置は、前記薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する容器が複数配置される容器配置部をさらに有し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記容器配置部から一度に一個の容器しか取り出せないように構成されている、
    請求項1〜4いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  6. 前記薬剤払い出し装置は、動画を撮影可能なカメラをさらに有し、
    前記カメラは、前記使用者による前記容器内への薬剤の補充作業を動画撮影する、
    請求項1〜5いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  7. 薬剤を払い出す薬剤払い出し装置であって、当該薬剤払い出し装置は、
    前記薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する容器と、ここで、当該容器は開閉可能であり、かつ、当該容器は、閉じた状態でロック可能である、
    前記容器のロックを解除するロック解除装置と、
    光学式スキャナーと、
    を有し、
    前記容器に薬剤を補充する際には、前記光学式スキャナーは、薬剤が保存された瓶に付されたシンボルをスキャンし、
    前記薬剤払い出し装置は、このスキャンによって得られた情報に基づいて、前記瓶に保存された薬剤が、前記容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断し、
    前記薬剤払い出し装置は、正しいと判断した場合に、前記ロック解除装置を駆動して、前記ロック解除装置が、前記容器のロックを解除する、
    ことを特徴とする、薬剤払い出し装置。
  8. 前記容器は、貯留する薬剤を特定可能にする記憶媒体を備え、
    前記薬剤払い出し装置は、前記記憶媒体から取得した情報に基づいて、前記容器が貯留する薬剤を特定し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記特定した薬剤の情報と、前記瓶に付されたシンボルをスキャンすることによって得られた情報とを比較することにより、前記瓶に保存された薬剤が前記容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断する、
    請求項7に記載の薬剤払い出し装置。
  9. 薬剤払い出し装置は、
    前記薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する容器が複数配置される容器配置部と、
    補充が行われる容器が載置される載置部と、
    をさらに有し、
    前記容器に薬剤を補充する際には、補充される容器が前記容器配置部から前記載置部に移され、
    前記ロック解除装置は、前記載置部に移された容器のロックを解除する、
    請求項7または8に記載の薬剤払い出し装置。
  10. 前記容器は、開閉可能な蓋を有し、前記ロック解除装置は、当該蓋のロックを解除する、
    請求項7〜9いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  11. 前記薬剤払い出し装置は、前記容器内の薬剤を撮影可能なカメラをさらに有し、
    前記カメラは、前記容器のロックを解除後当該容器内に補充された薬剤を撮影する、
    請求項7〜10いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  12. 前記薬剤払い出し装置は、表示装置をさらに有し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記カメラが撮影した薬剤の画像を、前記表示装置に表示し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記スキャンによって得られた薬剤の情報に基づいて、あらかじめ作成された、前記容器に補充されるべき薬剤の画像を取得し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記あらかじめ作成された、前記容器に補充されるべき薬剤の画像を、前記表示装置に表示する、
    請求項11に記載の薬剤払い出し装置。
  13. 前記薬剤払い出し装置は、動画を撮影可能なカメラをさらに有し、
    前記カメラは、前記容器のロックを解除後、当該容器内への薬剤の補充作業を動画撮影する、
    請求項7〜12いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  14. 薬剤を払い出す薬剤払い出し装置であって、当該薬剤払い出し装置は、
    前記薬剤払い出し装置が払い出す薬剤を貯留する容器と、ここで、当該容器は開閉可能である、
    前記容器を開閉する開閉装置と、
    前記容器に薬剤を入れる薬剤投入装置と、
    光学式スキャナーと、
    を有し、
    前記光学式スキャナーは、薬剤が保存された瓶に付されたシンボルをスキャンし、
    前記薬剤払い出し装置は、スキャンによって得られた情報に基づいて、前記瓶に保存された薬剤が、前記容器に補充される薬剤として正しいか否かを判断し、
    前記薬剤払い出し装置は、正しいと判断した場合に、前記開閉装置を駆動して、前記開閉装置が、前記容器を開け、
    次いで、前記薬剤払い出し装置は、前記薬剤投入装置を駆動して、前記薬剤投入装置が、前記薬剤が保存された瓶に入っている薬剤を、前記容器内に入れる、
    ことを特徴とする、薬剤払い出し装置。
  15. 前記容器は、閉じた状態でロック可能であり、
    前記薬剤払い出し装置は、前記容器のロックを解除するロック解除装置をさらに有し、
    前記薬剤払い出し装置は、正しいと判断した場合には、前記ロック解除装置を駆動して、前記ロック解除装置が、前記容器のロックを解除し、
    次いで、前記薬剤払い出し装置は、前記開閉装置を駆動して、前記開閉装置が、前記容器を開ける、
    請求項14に記載の薬剤払い出し装置。
  16. 前記薬剤払い出し装置は、
    前記開かれる容器が載置される容器載置部と、
    前記薬剤が保存された瓶が載置される瓶載置部と、
    をさらに有し、
    前記容器載置部と瓶載置部とは、互いに隣接した位置に設けられている、
    請求項14または15に記載の薬剤払い出し装置。
  17. 前記容器載置部に前記容器が載置され、前記瓶載置部に前記瓶が載置された際、前記瓶は前記容器よりも高い位置に位置する、
    請求項16に記載の薬剤払い出し装置。
  18. 前記薬剤投入装置は、前記薬剤が保存された瓶を傾けることにより、薬剤を前記容器内に入れる、
    請求項14〜17いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  19. 前記薬剤投入装置は、前記薬剤が保存された瓶を把持する把持装置を有し、
    前記把持装置が当該瓶を掴んで傾けることにより、薬剤が前記容器内に入れられる、
    請求項18に記載の薬剤払い出し装置。
  20. 前記薬剤払い出し装置は、前記薬剤が保存された瓶を回転させる回転装置をさらに有し、
    当該回転装置が前記瓶を回転させつつ、前記光学式スキャナーが当該瓶に付されたシンボルをスキャンする、
    請求項14〜19いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  21. 前記薬剤払い出し装置は、前記容器内の薬剤を撮影可能なカメラをさらに有し、
    前記カメラは、前記投入装置によって容器内に入れられた薬剤を撮影する、
    請求項14〜20いずれか1項に記載の薬剤払い出し装置。
  22. 前記薬剤払い出し装置は、表示装置をさらに有し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記カメラが撮影した薬剤の画像を、前記表示装置に表示し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記スキャンによって得られた薬剤の情報に基づいて、あらかじめ作成された、前記容器に補充されるべき薬剤の画像を取得し、
    前記薬剤払い出し装置は、前記あらかじめ作成された、前記容器に補充されるべき薬剤の画像を、前記表示装置に表示する、
    請求項21に記載の薬剤払い出し装置。
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