JP5353092B2 - 電気泳動分散液、並びにこれを用いた画像表示媒体、及び画像表示装置 - Google Patents

電気泳動分散液、並びにこれを用いた画像表示媒体、及び画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、電気泳動分散液、並びにこれを用いた画像表示媒体、及び画像表示装置に関する。
従来、文字や静止画、動画等のいわゆる画像の表示用機器としてCRTや液晶ディスプレイが用いられている。これらはデジタルデータを瞬時に表示し、書き換えることができるが、装置を携帯して常時使用するには不向きである。また、長時間の作業では眼が疲労したり、電源をオフにしているときは表示できないなど多くの欠点もある。一方、文字や静止画を書類などとして配布や保存するときは、プリンターにて紙媒体に記録されている。この紙媒体は、いわゆるハードコピーとして、広く使用されているものである。ハードコピーは、ディスプレイより文章が読みやすく、疲れにくく、自由な姿勢で読むことができる。さらに、軽量で自由に持ち運びが可能である特徴を有する。しかし、ハードコピーは使用された後は廃棄され、リサイクルされるが、そのリサイクルには多くの労力と費用を要するので省資源の点では問題が残る。
このような表示用機器とハードコピーの両方の長所を持った書き換えが可能なペーパーライクな表示媒体へのニーズは高く、これまでに高分子分散型液晶、双安定性コレステリック液晶、エレクトロクロミック素子、電気泳動素子等を用いた表示媒体が反射型で明るい表示ができる表示媒体として注目されている。中でも電気泳動素子を用いた表示媒体は、表示品質、表示動作時の消費電力の点で優れており、例えば、特許文献1、2などに開示されている。電気泳動素子を用いた表示媒体では、一組の透明電極の間に、着色した分散媒中に分散媒の色とは異なる色を有する複数の電気泳動粒子を分散させた分散液を封入してある。この場合、その電気泳動粒子(単に泳動粒子とも言う。)は、分散媒中で表面に電荷を帯びており、透明電極の一方に泳動粒子の電荷と逆向きの電圧を与えた場合には、泳動粒子がそちらに吸引されて、透明電極側からは泳動粒子の色が観測され、泳動粒子の電荷と同じ向きの電圧を与えた場合には、泳動粒子は反対側に移動するため分散媒の色が観測される。この電圧変化に対応した色の変化を利用して表示を行うことができる。
ペーパーライクな表示媒体は上記のように視認性、可搬性などのほか双安定性が求められる。特許文献3によれば、非極性溶媒に溶解あるいは分散された、約4,000,000から1,200,000の範囲の粘度平均分子量のポリイソブチレンにより、いわゆるdepletion効果による凝集状態を実現し、双安定性が高まることが開示されている。
特許第2612472号公報 特開平5−173194号公報 米国特許出願公開第2002/0180687号公報
特許文献3に開示されているように、双安定性が高めるために、ポリマーを分散媒へ溶解すると、分散媒粘度の上昇を引き起こす。Huckelの式(下記式1)によれば、電気泳動移動度と分散媒粘度は反比例の関係にあり、分散媒粘度が上昇すると電気泳動移動度が低下する。
Figure 0005353092
(ここで、μは電気泳動移動度、εは真空中の誘電率、εは分散媒の比誘電率、ζは電気泳動粒子のゼータ電位、ηは分散媒粘度を表す。)
ポリマーを分散媒へ溶解すると分散媒粘度が上昇して、双安定性が高まるが、一方で、電気泳動移動度が低下し、電気泳動表示媒体の動作時間の遅延や駆動電圧の上昇などを招くことにつながる。すなわち、Huckelの式の関係が成り立つ場合は、分散媒粘度を上昇させずに双安定性の向上を実現することは非常に難しい課題となってしまう。
本発明の目的は、安定した電気泳動移動性と、安定した停止状態の実現が可能な双安定性を有する電気泳動分散液、並びにこの電気泳動分散液を用いた画像表示媒体及び画像表示装置を提供することである。
電気泳動分散液に安定した電気泳動移動性を実現するためには、電気泳動粒子は良好な分散状態にある必要がある。粒子分散系において良好な分散状態を形成するには、DLVO理論によれば、粒子間に働くVAN−DER−Waals力(引力)と静電的反発力(斥力)を制御する必要がある。特に、非極性溶媒系においては非DLVO的相互作用が強く働くことが一般的に知られている。そのなかでも高分子反発力(斥力)に関する成分が、特に優位であることが知られている。つまり、非極性溶媒中での粒子分散系における電気泳動粒子の安定した電気泳動状態の実現は、粒子表面を分散媒に対して親和性を有する物質で被覆ないし内包することと、適切な密度および重合度の高分子を粒子表面に形成することにより達成される。
また、安定した停止状態を実現するためには、電気泳動粒子は凝集状態にある必要がある。なお、複数種の電気泳動粒子のうち可視領域における消光係数が最も小さなものは、画像表示での光学的変化への影響が小さいのでその限りではない。n種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液において、凝集状態をとり得る電気泳動粒子は少なくともn−1種以上である必要がある。凝集状態は、同種粒子間の凝集または電極表面やそのほか電気泳動媒体の構成要素に含まれる壁面への付着でもよい。安定した凝集状態を形成するには、分散状態を形成するときの逆の処理を行えば良い。粒子表面の高分子を除く処理では引力が強くなりすぎて分散状態を形成しづらくなり、安定した電気泳動状態が得られなくなる。
双安定性を考慮した凝集状態を形成するには、荷電基を有したモノマーを含む高分子を電気泳動粒子表面に形成して、電気泳動粒子の帯電性を制御することが有効である。さらに、複数種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液において異種粒子間の相互作用が強い場合、異種粒子それぞれに独立して電気泳動させることが困難になり、電気泳動媒体内での粒子の偏在が難しくなる。つまり、異種粒子それぞれに独立した電気泳動状態が得られず、また、異種粒子それぞれに独立した凝集状態が得られない。また、例えば一方の電気泳動粒子が他方の電気泳動粒子の凝集状態を阻害し、安定した双安定性が得られない。これを回避するため、それぞれの粒子表面は、異種粒子間及び粒子ー壁面間で適切な相互作用を持つように設計された物質で修飾ないし内包する必要がある。
本願発明者らは、このような考え方をもとに、最適な電気泳動分散液を鋭意検討した結果、荷電基を有するモノマーと、非極性溶媒に対して親和性を有する物質として下記一般式(I)に示すポリシロキサン構造を有するモノマーを選び、少なくともこれらモノマーを含む共重合体で粒子表面を修飾ないし内包した電気泳動粒子と、非極性溶媒に対して親和性を有するモノマーとして少なくとも下記一般式(II)に示すモノマーを含む重合体で粒子表面を修飾ないし内包した電気泳動粒子とを含む電気泳動分散液を見いだした。
Figure 0005353092
(但し、Rは水素原子又はメチル基、R'は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、nは自然数、xは1〜3の整数を表わす。)
Figure 0005353092
(但し、Rは水素原子又はメチル基、R''は炭素数4以上のアルキル基を表わす。)
荷電基を有するモノマーとしては、下記一般式(IV)に示すモノマーである。
参考の発明における荷電基を有するモノマーとしては、下記一般式(III)に示すモノマーである。
Figure 0005353092
(但し、R、R、Rはそれぞれ独立に水素原子又はメチル基、xは1〜3の整数を表わす。)
Figure 0005353092
(但し、Rは水素原子又はメチル基を表わす。)
上述の電気泳動分散液により、安定した電気泳動状態と安定した停止状態の実現が可能な双安定性を有することができる。本発明で提供される電気泳動分散液は電気泳動現象を利用する画像表示媒体に使用した場合、電圧応答により容易に画像表示が可能で、且つメモリ性にも優れるという特徴を有する。
即ち、本発明は、非極性溶媒と複数種の電気泳動粒子とを含み、少なくとも1種の前記電気泳動粒子は表面に荷電基を有するモノマーと上記一般式(I)で表されるモノマーを含む共重合体を有し、少なくとも他の1種の前記電気泳動粒子は表面に上記一般式(II)で表されるモノマーを重合構成要素に含む重合体を有することを特徴とする電気泳動分散液である。
好ましい本発明は、前記荷電基を有するモノマーは、下記一般式(III)で表されるモノマーを含むことを特徴とする前記電気泳動分散液である。
好ましい本発明は、前記荷電基を有するモノマーは、下記一般式(IV)で表されるモノマーを含むことを特徴とする前記電気泳動分散液である。
好ましい本発明は、分散剤を含むことを特徴とする前記電気泳動分散液である。
本発明は、少なくとも一方が光透過性である一対の電極間に、隔壁により区画された複数の微小空間ごとに分割されて前記電気泳動分散液のいずれかが充填されていることを特徴とする画像表示媒体である。
好ましい本発明は、前記微小空間は、マイクロカプセルであることを特徴とする前記画像表示媒体である。
本発明は、前記画像表示媒体と該画像表示媒体の表示を制御する制御部を備えたことを特徴とする画像表示装置である。
本発明によれば、安定した電気泳動移動性と、安定した停止状態の実現が可能な双安定性を有する電気泳動分散液、並びにこの電気泳動分散液を用いた画像表示媒体及び画像表示装置を提供することができる。
本発明を実施するための実施の形態を必要に応じて図面を参照にしながら説明する。なお、以下の説明は本発明の好ましい形態における例であって、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態における電気泳動分散液は、非極性溶媒と複数種の電気泳動粒子を含み、少なくとも1種の電気泳動粒子の表面には、荷電基を有するモノマーと前記一般式(I)で表されるモノマーを含む共重合体を有し、少なくとも他の1種の電気泳動粒子の表面に化学的には、前記一般式(II)で表されるモノマーを含む重合体を有することを特徴とする電気泳動分散液である。
非極性溶媒としては非極性有機溶媒が好ましく、非極性有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ドデカン等のパラフィン系炭化水素、イソヘキサン、イソオクタン、イソドデカン等のイソパラフィン系炭化水素、流動パラフィン等のアルキルナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、アルキルベンゼン、ソルベントナフサ等の芳香族炭化水素、ジメチルシリコーンオイル、フェニルメチルシリコーンオイル、ジアルキルシリコーンオイル、アルキルフェニルシリコーンオイル、環状ポリジアルキルシロキサン又は環状ポリアルキルフェニルシロキサン等のシリコーンオイル、またこれらの混合物などが挙げられる。
荷電基を有するモノマーとしてはイオン性の極性基を含むモノマーを使用することができる。正帯電可能な極性基としてはアミノ基が、負帯電可能な極性基としてはカルボキシル基、スルホ基、ホスホ基などがよく知られている。
例えば、負帯電可能な極性基を有するモノマーの具体例としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、フマル酸、桂皮酸、クロトン酸、ビニル安息香酸、2−メタクリロキシエチルコハク酸、2−メタクリロキシエチルマレイン酸、2−メタクリロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−スルホエチルメタクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−クロロアミドホスホキシプロピルメタクリレート、2−メタクリロキシエチルアシツドホスフエート等が挙げられる。
また、正帯電可能な極性基を有するモノマーの具体例としては、N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N、N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N、N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N、N−ジブチルアミノエチルアクリレート、N、N−ジ−tert−ブチルアミノエチルアクリレート、N−フェニルアミノエチルメタクリレート、N、N−ジフェニルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノスチレン、N−メチルアミノエチルスチレン、ジメチルアミノエトキシスチレン、ジフェニルアミノエチルスチレン、N−フェニルアミノエチルスチレン、2−N−ピペリジルエチル(メタ)アクリレート、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニル−6−メチルピリジン等が挙げられる。
一般式(I)に示すシリコーンマクロマーのポリシロキサン部位は非極性有機溶媒、特に脂肪族系炭化水素やシリコーンオイルといった電気泳動画像表示媒体に好適に用いられる分散媒に対して優れた親和性を有する。特に、片末端にビニル基を有するマクロマーの重合体は、主鎖に対して多くの側鎖が結合した櫛型構造をとる。この櫛型構造部分が溶媒に相溶する性質を持つことにより、このモノマーを構成成分に有する高分子には大きな立体効果が付与されて、該分散媒に対して良好な分散安定性を有する。なお、一般式(I)において、Rは水素原子又はメチル基であり、R'は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、xは1〜3の整数であるが、nは自然数であり、通常は3〜600が好ましく、10〜200が特に好ましい。これを一般式(I)に示すシリコーンマクロマーの平均分子量として表現すれば、およそ、500から50,000程度であり、例えば、x=3で、平均分子量が1,000、5,000、10,000のものが実際に製品として市販されており、いずれも良好に使用可能である。
一般式(II)に示すモノマーのアルキル部位R''は非極性溶媒、特に脂肪族系炭化水素やシリコーンオイルといった、電気泳動画像表示媒体に好適に用いられる分散媒に対して優れた親和性を有する。特に、片末端にビニル基を有するモノマーの重合体は主鎖に対して多くの側鎖が結合した櫛型構造をとる。この櫛型構造部分が溶媒に相溶する性質を持つことにより、このモノマーを構成成分に有する高分子には大きな立体効果が付与されて該分散媒に対して良好な分散安定性を有する。また、アルキル基は本質的に荷電基を持たないために静電的相互作用を持たず、さらに、化学的に結合させることで電気泳動粒子の顔料表面由来の荷電基を化学反応により不活性とすることが可能であり、他種粒子への影響を抑制できる。一般式(II)のアルキル部位R''の炭素数には、4以上であれば特に制限はないが、通常、炭素数4以上18以下程度のものが製品として市販されており、いずれも良好に使用可能である。
本発明の電気泳動粒子における、表面に上記重合体や共重合体を有するための核となる微粒子核は、ポリマー粒子、金属粒子、金属酸化物粒子、無機物粒子、カーボン粒子、顔料粒子など、どのような材質の粒子でもよい。通常は、微粒子核自身が色を持っているか、顔料などの色素により着色した微粒子核とすればよい。カーボン粒子や金属酸化物、セラミックスなどは、カップリング剤によるその粒子表面改質が容易であり、また、光の吸収効果や散乱効果が大きいことから、表示装置に使用した際のコントラストを向上させる上で有効である。本発明において使用される金属酸化物の具体例としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウムなどが挙げられる。その他、カップリング剤処理可能のものが好ましく、任意の微粒子核を使用可能である。このような微粒子核には、例えば、金属硫化物等が挙げられる。
微粒子核として白色粒子の例として、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタンなどの金属酸化物の固体粒子が使用できる。微粒子核として黒色粒子の例としては、カーボンブラック、アニリンブラック、ファーネスブラック、ランプブラック等が使用できる。
微粒子核としてシアンの着色粒子としては、例えば、フタロシアニンブルー、メチレンブルー、ビクトリアブルー、メチルバイオレット、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー等が使用できる。微粒子核としてマゼンタの着色粒子としては、例えば、ローダミン6Gレーキ、ジメチルキナクリドン、ウォッチングレッド、ローズベンガル、ローダミンB、アリザリンレーキ等が使用できる。微粒子核としてイエローの着色粒子としては、例えば、クロムイエロー、ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モリブデンオレンジ、キノリンイエロー、タートラジン等が使用できる。
また、上記白色粒子、黒色粒子や着色粒子を少なくとも電気泳動分散媒となる溶媒に不溶なバインダー樹脂に分散乃至混合したものも使用できる。バインダー樹脂としては公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のうち分散媒に不溶なものが全て使用できるが、とりわけ非粘着材系材料が好ましく使用できる。このような樹脂の例として、ポリエステル樹脂、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体などを例示することができる。上記金属酸化物や着色剤が使用できる量は、バインダー樹脂100質量部に対して上記金属酸化物や着色剤0.1質量部〜300質量部、好ましくは1質量部〜100質量部とすればよい。
参考の実施の形態)
参考の実施の形態における電気泳動分散液は、前記荷電基を有するモノマーが一般式(III)に示すモノマーを含むことを特徴とする電気泳動分散液である。一般式(III)のモノマーは、アミノ基を含有するため塩基性を示す。すなわちカチオンとしてのイオン性をもち、したがってこのモノマーを構成成分に有する高分子は正帯電性を示すことが可能となり、他種粒子あるいは壁面との相互作用の兼ね合いによりこれを選択することができる。なお、一般式(III)において、R、R、Rはそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を、xは1〜3の整数を表わす。

(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態における電気泳動分散液は、前記荷電基を有するモノマーが一般式(IV)に示すモノマーを含むことを特徴とする電気泳動分散液である。一般式(IV)に示すモノマーは、末端アミノ基の水素原子がアルキル基で置換されていない1級アミンであり塩基性が強い。すなわち、カチオンとしてのイオン強度が強い。したがってこのモノマーを構成成分に有する高分子は、強い正帯電性を示すことが可能となり、他種粒子あるいは壁面との相互作用の兼ね合いによりこれを選択することができる。なお、一般式(IV)において、Rは水素原子又はメチル基を表わす。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態における電気泳動分散液では、分散剤を含有することができる。この分散剤は、電気泳動粒子が分散媒中で凝集することを防ぎ、粒子の安定分散状態を保つ機能を有するものである。このような分散剤は、分散媒、電気泳動粒子粒子の双方に親和性があるものであり、いわゆるカチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性の各界面活性剤が広範に利用可能である。これら分散剤は、親水基部分が粒子表面の極性基部分に吸着し、疎水基部分の立体効果によって電気泳動粒子が相互反発することにより分散剤として機能する。また、カチオン系、アニオン系の界面活性剤の場合は電荷調整剤としても働くことが知られており、電荷調整としての用途での使用も可能である。
分散剤の含有割合は、電気泳動粒子分散液に対し、0.1〜40質量%、好ましくは1〜20質量%である。
本発明においては、電気泳動粒子がアミノ基等の塩基性基を有する粒子である場合には、分散剤としては、酸性基を有するものの使用が好ましい。このとき粒子表面の塩基性基と粒子に吸着した分散剤の酸性基との間の酸塩基解離によるイオン生成によって帯電特性をさらに向上させることが可能となる。このような分散剤の具体例としては、ステアリン酸などの長鎖カルボン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸などの界面活性剤が挙げられる。
酸性基を有する分散剤としては、高分子化合物であることが好ましい。酸性基を有する高分子化合物は、高分子鎖の立体効果による分散粒子の分散安定性を向上させることが可能となる。酸性基を有する高分子化合物は、非極性溶媒との親和性が高い単量体、酸性基を有する単量体、および必要に応じて極性基を有する単量体などを共重合させたものが好ましい。
重合可能な単量体について説明する。まず、非極性溶媒との親和性の高い単量体の例としては、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ビニルラウレート、ラウリルメタクリルアミド、ステアリルメタクリルアミド、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フエニル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエン、ビニルアセテート等が挙げられる。
また、ポリ(メタ)アクリル酸プロピルの側鎖プロピル基にポリシロキサンをグラフトしたシリコーン分散剤は、シリコーンオイルとの親和性に富み、安定な分散液を与えることができる。
酸性基を有する単量体の例としては、ビニル基とともに、−COOH基、−SOH基、−SOH基、−CHNO基、−CHRNO基、−ArOH基、−ArSH基などのアニオン性基を少なくとも一つを併せ持つものが挙げられる(ただし、Rはアルキル基、Arはアリール基)。具体的には、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、フマル酸、桂皮酸、クロトン酸、ビニル安息香酸、2−メタクリロキシエチルコハク酸、2−メタクリロキシエチルマレイン酸、2−メタクリロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−スルホエチルメタクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−クロロアミドホスホキシプロピルメタクリレート、2−メタクリロキシエチルアシツドホスフエート等が挙げられる。
極性基を有する単量体の例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−プロピルメタクリレート、2−クロロエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジブロモプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、イソブチル−2−シアノアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、エチル−2−シアノアクリレート、メタクリルアセトン、ビニルピロリドン、N−アクリロイルモルホリン、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、トリフロロエチルメタクリレート、p−ニトロスチレン、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジブチルメタクリルアミド等が挙げられる。
本発明で分散剤として用いる高分子化合物において、その数平均分子量は、1,000〜100,000、好ましくは2,000〜50,000とすればよい。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態である画像表示媒体を、図1を参照して説明する。図1において、符号4、5は白色ないし着色の電気泳動粒子であり、例えば、着色電気泳動粒子4、白色電気泳動粒子5であり、色および帯電極性はそれぞれ異なっている(この実施形態では、黒色電気泳動粒子も着色電気泳動粒子として扱っている。)。すなわち、一方の電気泳動粒子が、表面に荷電基を有するモノマーと一般式(I)で表されるモノマーを含む共重合体を有していれば、他方の着色電気泳動粒子は、表面に一般式(II)で表されるモノマーを重合構成要素に含む重合体を有する。
着色電気泳動粒子4、及び白色電気泳動粒子5は、マイクロカプセル3の中に分散媒7と共に封入されており、マイクロカプセル3が隔壁の役目を担っており、それぞれのマイクロカプセル3ごとに封入されている分散媒7、着色電気泳動粒子4、及び白色電気泳動粒子5の分散液が、本発明の電気泳動分散液である。分散媒は、非極性溶媒であり、無色透明であることが着色電気泳動粒子4と白色電気泳動粒子5の色の違いに基づく画像のコントラストを鮮明にできるので好ましい。分散媒7には分散粒子の分散性を制御するために分散剤などが必要に応じて添加されることもある。隔壁は、マイクロカプセルでなく、リソグラフィー等により電極上に直接形成してもよい。
電気泳動粒子分散液を構成する白色電気泳動粒子5の例としては、前記白色粒子を核として表面に前記重合体や共重合体を有する電気泳動粒子が挙げられる。着色電気泳動粒子4の例としては、前記黒色粒子及び前記着色粒子を核として表面に前記重合体や共重合体を有する電気泳動粒子が挙げられる。
図1において、符号1および2は電極であり、少なくとも一方は光透過性である。電極としては前記の材料が使用できる。電極1、2の一部に電源をコンタクトすれば電極1、2の間に電界を生じさせることが可能となり、着色電気泳動粒子4、白色電気泳動粒子5は、確実にかつそれぞれ電界に応じて所定の方向に移動できる。表示を行うには電極1、2間の電圧印加手段を用意すればよいので簡便である。なお、一方の電極として、薄膜トランジスタ(TLT)等を用いて、各マイクロカプセル毎、又は一定区画毎に印加電圧を制御すれば、それぞれのマイクロカプセル又は一定区画を、画素として取り扱うことができる。
本実施の形態における画像表示媒体を製造するには、上記で得られる粒子分散液含有マイクロカプセルと接着支持層6となる無色透明な接着剤とを混合した混合物を電極基板に塗布し、対向電極基板を張り合わせる。塗布方法としてはブレード、ワイヤーバー、ディッピング、スピンコートなど公知の塗膜形成方法が使用でき、また特に限定されない。これらの工程により簡便に画像表示媒体を製造することが可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態の画像表示装置を、図2を参照して説明する。図2に示されるように、本発明の画像表示装置10は、本発明の画像表示媒体からなる画像表示部11と、画像表示部11を制御するための駆動回路、演算回路、内部メモリ、電源等をからなる制御部12を備えている。表示媒体における電極は、ドットマトリックスを形成し、指定のドットをON表示することにより、全体として画像を表示する。図2において、符号13は、制御部に必要な情報を入力する情報入力手段である。
(実施例1)
(白色電気泳動粒子Aの作製)
撹拌機を備えた反応容器にエタノール93質量部(以下、「質量部」を「部」と表すことがある。)、水7部の混合溶媒を準備し、氷酢酸でpHを4.5に調整した。3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレート16部を溶解したのち、酸化チタン100部を加えて10分攪拌を続けた。次いでエタノール180部を加えて攪拌し、遠心分離で回収した固体分を1昼夜放置してから70℃で4時間真空乾燥して、表面処理酸化チタンを得た。撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた別の反応容器内にトルエン70部を準備し、ラウリルメタクリレート50部を溶解した。ここに上記表面処理酸化チタン40部、アゾビスイソブチロニトリル0.3部を溶解したトルエン25部を加え、窒素雰囲気下70℃で7時間加熱攪拌した。反応終了後、遠心分離とトルエン洗浄を繰り返すことにより固形分を分離精製し、最後に70℃で4時間真空乾燥して目的とする白色電気泳動粒子Aを得た。
(黒色電気泳動粒子Aの作製)
撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応容器内に、分散剤1部、カーボンブラック1.5部、シリコーンオイル200部を合わせて氷冷しながらホモジナイザーで1時間超音波照射し、カーボンブラックを分散した。これにメタクリル酸メチル6部、メタクリロキシプロピル変性シリコーン(チッソ社製 サイラプレーンFM−0725;一般式(I)においてx=3、分子量約10000)3部、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド0.1部、及び重合開始剤であるアゾビスジメチルバレロニトリル0.05部を加え、60℃で6時間反応させた。反応終了後固体成分のみを回収し、乾燥することにより目的とする黒色電気泳動粒子Aを作製した。
(電気泳動分散液Aの調製)
イソパラフィン系炭化水素溶媒(エクソン化学社製:IsoparG)20部に、上記白色電気泳動粒子A15部、上記黒色電気泳動粒子A0.7部、油溶性界面活性剤(ルーブリゾール社製:Solsperse17000)0.18部を加え超音波分散したものを電気泳動分散液Aとして調製した。
(電気泳動分散液内包マイクロカプセルスラリーAの作製)
マイクロカプセル化は、コンプレックスコアセルベーション法で最も一般的かつ研究の盛んなゼラチン−アラビアゴム系で行った。撹拌機、温度計を備えた反応容器内に2.5質量%のゼラチン水溶液130部を準備し、40℃に温めておく。そこ上記で調整した電気泳動分散液A45部を投入し、10分間攪拌を行い乳化させる。その後、あらかじめ40℃に温めて用意しておいた10質量%のアラビアゴム水溶液32.5部を投入し10分間攪拌を行う。その後、10質量%酢酸水溶液を滴下し、pHを4に調整しさらに10分間攪拌を行う。その後、1℃/分の速度で5℃まで冷却し、5℃のまま20分間攪拌を続ける。その後、25質量%グルタルアルデヒド溶液を1.7部投入し、さらに30分間攪拌を行う。その後、10質量%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、pHを9に調整しさらに30分間攪拌を行う。その後、1℃/分の速度で40℃まで加熱し、40℃のまま120分間攪拌を続ける。その後、室温まで冷却し一夜間攪拌を行うことで電気泳動分散液を内包したマイクロカプセルを作製した。その後、作製したマイクロカプセルをイオン交換水で十分に洗浄し、篩にて分級を行いカプセル径40μm程度が主のマイクロカプセルスラリーAを得た。これを電気泳動表示媒体作製に用いた。
(画像表示媒体Aの作製と動作)
画像表示媒体は特開2004−279999に開示される共電着法を用いることで作製した。上記マイクロカプセルスラリーAを一夜静置し、沈降濃縮したカプセルスラリー1部と適当な濃度に調整した電着液(ウレタンディスパージョン:SF150、第一工業製薬株式会社製)3部を混合、攪拌し、間隔を設けて配置したITO透明電極つき基板と対向金属電極との間にこの混合液を充填し、両電極間に10Vの電圧を10秒間印加した。その後、イオン交換水でITO透明電極つき基板を洗浄し、オーブンにて80℃30分間乾燥することで、ITO透明電極上に形成されたマイクロカプセルアレイを得た。得られたカプセルアレイに適当な濃度に調整したウレタンディスパージョン(DMS社:NeoRez9617)をディップコートし、オーブンにて80℃30分間乾燥した。その後、ITO透明電極つきガラスと貼り合わせ、100℃、0.4m/分、1MPaの条件でラミネート処理を行うことで画像表示媒体Aを作製した。
以上のように作製した画像表示媒体Aの動作を行った。上部ITO電極に+15Vを印加すると、白色電気泳動粒子Aは速やかに上部電極側に、黒色電気泳動粒子Aは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると白色に観察された。次に上部ITO電極に−15Vを印加すると、黒色電気泳動粒子Aは速やかに上部電極側に、白色電気泳動粒子Aは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると黒色に観察された。また白色表示時の光反射率(白色入射光量に対する反射光量の割合)は45%であり、この白色状態を電圧印加しない状態で1日放置したところ光反射率にほとんど変化はなかった。
(実施例2)
(黒色電気泳動粒子Bの作製)
撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応容器内に前記分散剤1部、カーボンブラック1.5部、シリコーンオイル200部を合わせて氷冷しながらホモジナイザーで1時間超音波照射し、カーボンブラックを分散した。これにメタクリル酸メチル6部、メタクリロキシプロピル変性シリコーン(チッソ社製 サイラプレーンFM−0725;一般式(I)においてx=3、分子量約10000)3部、アリルアミン0.1部、及び重合開始剤であるアゾビスジメチルバレロニトリル0.05部を加え、60℃で6時間反応させた。反応終了後、固体成分のみを回収、乾燥することにより目的とする黒色電気泳動粒子Bを作製した。
(画像表示媒体Bの作製と動作)
実施例1における黒色電気泳動粒子Aの代わりに黒色電気泳動粒子Bを用いた以外は、実施例1と同様に画像表示媒体を作製した。上部ITO電極に+5Vを印加すると、白色電気泳動粒子Aは速やかに上部電極側に、黒色電気泳動粒子Bは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると白色に観察された。次に上部電極に−5Vを印加すると、黒色電気泳動粒子Bは速やかに上部電極側に、白色電気泳動粒子Aは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると黒色に観察された。また白色表示時の光反射率(白色入射光量に対する反射光量の割合)は45%であり、この白色状態を電圧印加しない状態で1日放置したところ光反射率にほとんど変化はなかった。
(比較例1)
(黒色電気泳動粒子Cの作製)
撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応容器にイオン交換水450部を準備し、カーボンブラック25部と37%の塩酸0.7部を加えた。この中に4−ビニルアニリン0.6部を加えて65℃で加熱攪拌し、10%の亜硝酸ナトリウム水溶液3.2部を滴下した。さらに3時間加熱攪拌を続けて反応を終了し、固形分を遠心分離を繰り返すことによりイオン交換水で洗浄し、最後に40℃で4時間真空乾燥して表面処理カーボンブラックを得た。撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた別の反応容器内にトルエン50部、2エチルヘキシルメタクリレート50部を準備した。ここに表面処理カーボンブラック25部、アゾビスイソブチロニトリル0.33部を加え窒素雰囲気下70℃で6時間加熱攪拌した。反応終了後冷却しテトラヒドロフラン500部を加えて攪拌し、メタノール3000部中に投入し固体分を沈殿させた。ろ過により回収した固体分をテトラヒドロフランで洗浄し、最後に70℃で4時間真空乾燥して目的とする黒色電気泳動粒子Cを得た。
(画像表示媒体Cの作製と動作)
実施例1における黒色電気泳動粒子Aの代わりに黒色電気泳動粒子Cを用いた以外は、実施例1と同様に画像表示媒体Cを作製した。上部ITO電極に+5Vを印加すると、白色電気泳動粒子Aは速やかに上部電極側に、黒色電気泳動粒子Cは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると白色に観察された。次に上部電極に−5Vを印加すると、黒色電気泳動粒子Cは速やかに上部電極側に、白色電気泳動粒子Aは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると黒色に見えた。また白色表示時の光反射率(白色入射光量に対する反射光量の割合)は45%であり、この白色状態を電圧印加しない状態で放置したところ10秒程度で反射率15%にまで低下した。
(比較例2)
(白色電気泳動粒子Dの作製)
酸化チタン25部、加熱溶解したスチレン樹脂75部を混合しロールミルを用いて均一に分散した。その後、冷却硬化させ、微粉砕することで白色電気泳動粒子Dを得た。
(画像表示媒体Dの作製と動作)
実施例1における白色電気泳動粒子Aの代わりに白色電気泳動粒子Dを用いた以外は、実施例1と同様に画像表示媒体Dを作製した。上部ITO電極に+20Vを印加すると、白色電気泳動粒子Dは速やかに上部電極側に、黒色電気泳動粒子Aは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると白色に観察された。次に上部電極に−20Vを印加すると、黒色電気泳動粒子Aは速やかに上部電極側に、白色電気泳動粒子Dは速やかに下部電極側に電着し、上部基板面から見ると黒色に見えた。また白色表示時の光反射率(白色入射光量に対する反射光量の割合)は40%であり、この白色状態を電圧印加しない状態で放置したところ100秒程度で反射率15%にまで低下した。
本発の明画像表示装置は、例えば、手軽に持ち運べ、表示を記憶しておける紙媒体の代替手段として、また、記憶装置や送受信装置との組合せにより、CRTやフラットパネル等の表示装置の代替としても適用することができる。
本発明の画像表示媒体の構成図 本発明の画像表示装置の例
符号の説明
1 :電極
2 :電極
3 :マイクロカプセル
4 :電気泳動粒子(着色電気泳動粒子)
5 :電気泳動粒子(白色電気泳動粒子)
6 :接着支持層
7 :非極性溶媒
10 :画像表示装置
11 :画像表示部
12 :制御部
13 :情報入力手段

Claims (5)

  1. 非極性溶媒と複数種の電気泳動粒子とを含み、少なくとも1種の前記電気泳動粒子は表面に下記一般式(IV)で表される荷電基を有するモノマーと下記一般式(I)で表されるモノマーを含む共重合体を有し、少なくとも他の1種の前記電気泳動粒子は表面に下記一般式(II)で表されるモノマーを重合構成要素に含む重合体を有することを特徴とする電気泳動分散液。
    Figure 0005353092
    (但し、Rは水素原子又はメチル基、R'は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、nは自然数、xは1〜3の整数を表わす。)
    Figure 0005353092
    (但し、Rは水素原子又はメチル基、R''は炭素数4以上のアルキル基を表わす。)
    Figure 0005353092
    (但し、Rは水素原子又はメチル基を表わす。)
  2. 分散剤を含むことを特徴とする請求項に記載の電気泳動分散液。
  3. 少なくとも一方が光透過性である一対の電極間に、隔壁により区画された複数の微小空間ごとに分割されて請求項1又は2に記載の電気泳動分散液が充填されていることを特徴とする画像表示媒体。
  4. 前記微小空間は、マイクロカプセルであることを特徴とする請求項に記載の画像表示媒体。
  5. 請求項3又は4に記載の画像表示媒体と該画像表示媒体の表示を制御する制御部を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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