JP5352210B2 - 剪断式破砕機用回転刃とそれを備えた剪断式破砕機 - Google Patents

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本発明は、種々の被破砕物を剪断破砕する剪断式破砕機用回転刃と、それを備えた剪断式破砕機に関する。
従来、プラスチックや木片、紙、金属、ゴム、繊維、皮革等の固形状の被破砕物を剪断破砕する剪断式破砕機が知られている。例えば、この種の剪断式破砕機として、本出願人が先に出願した剪断式破砕機がある(特許文献1参照)。
図10の剪断式破砕機を示す平面図と、図11の図10に示すXI−XI断面図とに示すように、この剪断式破砕機100は、駆動軸101と従動軸102との軸方向に、複数の回転刃103がスペーサ104を挟むように交互に設けられている。このスペーサ104は、回転刃103を軸方向に位置決めしており、上記回転刃103の基部を軸方向に位置決めできる外径で形成されている。また、上記回転刃は、このスペーサ104の外周よりも突出する刃台部と、この刃台部から周方向に突出して回転方向に尖った複数の刃先部を具備した刃部105とを有している。
これらの回転刃103は、対向して回転する回転刃103の側面間に、例えば、0.5mm〜1mm程度の軸方向隙間を設けた状態で互いの刃部105が噛合うようにラップした状態で配設されている。この回転刃103の外周に設けられた刃部105は、被破砕物120を引き込むとともに対向する回転刃103との間の剪断作用によって被破砕物120を破砕するものである。両軸101,102は、歯車機構109を介して駆動機108によって駆動されている。
なお、この回転刃103の破砕機本体106側には、回転刃103に付着した被破砕物120を掻き落とすスクレーパ107が設けられている。このスクレーパ107は、回転刃103とスペーサ104の間の空間に入り込むような形状に形成されている。
特開平8−323232号公報
ところで、上記回転刃103及びスペーサ104は機械加工によって設計上の所定厚に仕上げられるが、機械加工品には必ず設計上の寸法に対する許容誤差が設定されており、その許容誤差範囲内に仕上げられる回転刃103及びスペーサ104は、全て同一の厚みではなく必ず許容誤差範囲の加工誤差を生じている。
そのため、このような加工誤差を生じた回転刃103とスペーサ104とを駆動軸101と従動軸102との軸方向に交互に複数枚設けて上記したように対向させて配設した場合、設計上は上記したように刃部105の側面間に軸方向隙間(0.5mm〜1mm程度)が形成された状態で噛合うようにラップする回転刃103の軸方向隙間に誤差を生じてしまう。そして、この軸方向隙間の誤差により、対向して回転する回転刃103の軸方向隙間が非常に小さくなって、回転刃103の側面が接触しながら回転する部分を生じてしまう。
図12は、従来の回転刃の噛合い時の接触面を示す側面図であり、対向して回転する回転刃103の側面が接触する場合、図示する位置関係では破線で示す接触面積Lが接触しながら回転することとなる。
一方、上記特許文献1に記載されたような剪断式破砕機100は、上記回転刃103の厚み(所定厚)で被破砕物の破砕サイズ(破砕後の被破砕物の大きさ)を決めており、破砕サイズを小さくしたい場合には、厚みの薄い回転刃103を軸方向に多く設けている。上記図10では簡略的に記載しているが、軸方向に数十枚を設ける場合がある。また、処理能力を上げるために破砕機を大型化する場合も、軸方向に多くの回転刃103が設けられる。
しかしながら、軸方向に多くの回転刃103を設けると、上記したように接触しながら回転する側面が複数箇所となり、その複数の接触面における摩擦抵抗によって装置全体では大きな摩擦抵抗となって、その摩擦抵抗に抗して破砕機を駆動して破砕するためには大きな破砕動力(破砕トルク)が必要となり、不経済になるとともに、処理効率の低下も生じる。
また、回転刃103の間の上記摩擦によって回転刃が発熱し、プラスチック等の破砕した被破砕物120の破砕面が熱によって溶けて再結合する場合がある。このような場合、小さく破砕した被破砕物が再結合して大きな塊になり、安定した破砕処理が行えなくなって処理効率が低下する。
そこで、本発明は、破砕動力の低減と、処理効率の低下抑止を図ることができる剪断式破砕機の回転刃と、それを備えた剪断式破砕機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の剪断式破砕機用回転刃は、複数の駆動軸の軸方向に所定厚の回転刃と該回転刃の基部を軸方向に位置決めできる外形を有するスペーサとを交互に設け、該複数の駆動軸を回転刃とスペーサとが対向して噛合うように配設し、該回転刃の側面間に形成した所定の軸方向隙間で被破砕物を破砕する剪断式破砕機の回転刃であって、前記回転刃は、前記スペーサの外周よりも突出する刃台部と、該刃台部から周方向に突出して回転方向に尖った複数の刃先部を具備した刃部とを有し、該回転刃の側面は、該回転刃の外形部分に形成した前記所定厚の半径方向外周刃面と、該半径方向外周刃面と前記スペーサと接する面との間に形成した所定深さの空間を形成する凹状部とを回転刃の両側面に具備し、前記凹状部は、前記回転刃の周方向に連続して形成されるとともに、前記スペーサの外形と一致する内形と、前記回転刃の刃先部の外形形状に沿った外形とに形成されて、該凹状部の外形側に半径方向外周刃面を残した形状で形成されていることを特徴とする。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「所定厚」は、回転刃の厚みであり、被破砕物の破砕サイズに応じて決定される。これにより、対向して回転する回転刃の側面間が接触したとしても、回転刃の周囲では所定厚の半径方向外周刃面によって対向して回転する回転刃との間での剪断破砕機能を保ちながら、回転刃の接触する面積は凹状部を除く半径方向外周刃面の部分とすることができ、並設される複数枚の回転刃の両側面で回転刃の接触面積を大幅に減らして摩擦抵抗を減少させ、破砕動力の低減と処理効率の向上を図ることができる。また、スペーサによる回転刃の確実な軸方向置決めを行うとともに、その外側で凹状部によって回転刃側面に空間を形成して摩擦抵抗を減少させることができ、摩擦抵抗による発熱抑えて破砕後の被破砕物が再結合することを防止することができる。しかも、凹状部によって回転刃の側面に大きな空間が形成されるので、破砕した被破砕物が回転刃間に詰まるのを抑止することもできる。
また、前記刃部は、前記刃台部と分離できる分割式刃部であり、該分割式刃部は、前記刃台部に固定した状態で該分割式刃部と前記刃台部との側面で連続する前記凹状部を具備していてもよい。このようにすれば、分割式刃部を備えた回転刃においても、対向して噛合う回転刃の接触による摩擦抵抗を減少させることができる。
一方、本発明の剪断式破砕機は、上記いずれかの剪断式破砕機用回転刃を備えている。この剪断式破砕機によれば、対向して回転する回転刃の接触による摩擦抵抗を減少させて、破砕動力の低減と処理効率の向上を図ることができる。また、摩擦抵抗による発熱も抑えて破砕後の被破砕物が再結合することを防止することができるとともに、回転刃の側面に形成される凹状部の空間によって、破砕した被破砕物が回転刃間に詰まるのを抑止することもできる。
本発明によれば、複数枚の回転刃が噛合う時の接触による摩擦抵抗を大幅に減少させて、破砕動力の低減と処理効率の低下抑止とを図ることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1参考例に係る回転刃を示す側面図である。図2は、図1に示す回転刃の分割式刃部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は(a) に示すII−II断面図である。図3は、図1に示す回転刃の斜視図であり、図4は、図3に示す回転刃の分解斜視図である。この参考例は、二軸剪断式破砕機の回転刃を例にし、この回転刃は刃台部と分離できる分割式刃部を有する構成としている。なお、二軸剪断式破砕機の構成の説明は省略し、上述した図10〜図12に示す構成と同一の構成には、同一符号を付して説明する。
図1に示すように、この参考例の回転刃1は、駆動軸101(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「駆動軸」は、「従動軸」でもよい)に挿入するための挿入穴2を有する刃台部3と、その周囲に固定される分割式刃部5とを有している。この分割式刃部5は、6個に分割されており、刃台部3の周囲に固定することにより、この刃台部3の全周を覆うように構成されている。また、分割式刃部5は、半径方向に突出して回転方向前方に向けて尖った刃先部7を具備した刃部6と、上記刃台部3に固定するための取付部8とが一体的に形成されている。取付部8には、上記刃台部3に固定するための取付面9と、刃台部3に係止される係合段部10とが設けられている。
上記刃台部3は、上記分割式刃部5を周方向に係止する係合突起11が半径方向に突設されており、この係合突起11で各分割式刃部5の係合段部10を支持することによって剪断反力を支持している。また、この刃台部3は側面に接するスペーサ104によってほぼ全面が覆われ、上記係合突起11のみがスペーサ104の外周よりも半径方向に突出している。
そして、上記刃台部3の周囲に分割式刃部5が固定された回転刃1の側面には、この回転刃1の外形部分に所定厚Tの半径方向外周刃面14(図2(b) 参照)が形成されるとともに、この半径方向外周刃面14と上記スペーサ104と接する面との間に所定深さの凹状部12が形成されている。この参考例の凹状部12は、回転刃1の軸心と同心で周方向に連続する溝状に形成されており、内形12aはスペーサ104の外形とほぼ同一の円形に形成され、外形12bは分割式刃部5の刃先部7の基部に所定厚Tの半径方向外周刃面14を残した円形に形成されている。
図2(a) に示すように、分割式刃部5としては、側面視では基部に上記刃台部3に固定する取付面9と係合段部10とが形成され、側面に上記凹状部12の一部が弧を描くように形成されている。図2(b) に示すように、分割式刃部5に形成された凹状部12は、その側面から所定深さDで窪むように形成されている。
上記図1及び図3,4に示すように、上記凹状部12は、上記分割式刃部5を刃台部3に固定した状態で、分割式刃部5の側面と、刃台部3の係合段部10とに連続するような溝状に形成されている。つまり、図3に示すように、刃台部3の周囲に分割式刃部5が固定された状態で、この分割式刃部5の側面と刃台部3の側面に形成された凹状部12が連続し、所定幅の溝状凹状部12となるようにしている。従って、図4に示すように、固定ボルト13を外して分割式刃部5を刃台部3から分割した状態の回転刃1は、分割式刃部5の側面と、刃台部3の係合段部10の側面とに、各々凹状部12が形成されており、図3に示すように固定した状態で連続した同心円の溝状の凹状部12となる。
以上のような第1参考例の回転刃1によれば、凹状部12の外周側に位置する所定厚Tの半径方向外周刃面14が対向して噛合う回転刃1の半径方向外周刃面14と接するのみで、凹状部12の側面では対向する回転刃1と接触することはないので、対向して回転する回転刃1の側面間に設けた軸方向隙間(例えば、0.5mm〜1mm)が製作誤差で小さくなったとしても、図1に示す噛合い状態では、破線で示す接触面積L(この接触面積Lは回転に伴って変化する)が接するのみで、噛合う回転刃1の間に生じる摩擦抵抗を減少させることができ、破砕動力を低減させて処理効率の向上を図ることができる。この参考例の接触面積Lとしては、例えば、凹状部12を設けない場合に比べて約1/4程度にすることができる。しかも、回転刃1の周囲では、所定厚Tの半径方向外周刃面14の部分により、対向して回転する回転刃1との間で被破砕物を剪断破砕する機能は保っている。
また、接触面積Lが減ることによって摩擦抵抗による発熱を抑えることができるので、熱によって被破砕物120の一部が溶けて破砕後に再結合することを防止することもできる。
さらに、回転刃1の側面に形成された凹状部12により、刃部6で剪断破砕した被破砕物120が回転刃1の間で自由に動くことができるため、容易に排出され、雑物が回転刃1の間に挟まったとしても容易に掃除することができ、効率の良い剪断式破砕機の運用ができる。
その上、刃物としての硬度を要する刃部6の加工面積が半径方向外周刃面14の部分となって小さくなるので、加工に要する時間短縮と加工工具の長寿命化で製造コストを低減させることができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る回転刃を示す側面図である。図6は、図5に示す回転刃の分割式刃部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は(a) に示すVI−VI断面図である。この実施の形態は、上記第1参考例と凹状部の形態が異なるものである。上記第1参考例と同様の構成には「20」を付加した符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5及び図6(a),(b) に示すように、この実施の形態の回転刃21は、刃台部23は上記第1参考例の刃台部3と同一であるが、分割式刃部25の形態が異なっている。この実施の形態の分割式刃部25は、外形は上記第1参考例の分割式刃部5と同一であるが、側面に形成される凹状部32が、内形32aはスペーサ104の外形とほぼ同一の円形で形成され、外形32bは分割式刃部25の外形形状に沿った外形の半径方向外周刃面34を残した形状で、所定深さDで形成されている。従って、この実施の形態の凹状部32の面積は、上記第1参考例の凹状部12よりも大きくなっている。
以上のような実施の形態の回転刃21によれば、凹状部32の外周側に位置する所定厚Tの半径方向外周刃面34が対向して噛合う回転刃21の半径方向外周刃面34と接するのみで、凹状部32の側面では対向する回転刃21と接触することはない。従って、図5に示す噛合い状態では、破線で示す接触面積Lの部分のみが接する小さな接触面積Lとなり、噛合う回転刃21の間に生じる摩擦抵抗を第1参考例よりも更に減少させることができ、破砕動力を更に低減させて処理効率の向上を図ることができる。この実施の形態の接触面積Lとしては、例えば、凹状部32を設けない場合に比べて約1/13程度にすることができる。しかも、回転刃21の周囲では、所定厚Tの半径方向外周刃面34の部分により、対向して回転する回転刃21との間で被破砕物を剪断破砕する機能は保っている。
また、この実施の形態によれば、上記第1参考例に比べて更に接触面積Lが減ることによって摩擦抵抗による発熱も更に抑えることができるので、熱によって被破砕物120の一部が溶けて破砕後に再結合することを防止することができる。
さらに、回転刃21の側面に形成された凹状部32により、刃部26で剪断破砕した被破砕物120が回転刃21の間でより自由に動くことができるため、容易に排出され、雑物が回転刃21の間に挟まったとしても容易に掃除することができ、効率の良い剪断式破砕機の運用ができる。
その上、この実施の形態によれば、刃物としての硬度を要する刃部26の加工面積が外形に沿う半径方向外周刃面34となって更に小さくなるので、加工に要する時間短縮と加工工具の長寿命化で製造コストを低減させることができる。
図7は、本発明の第2参考例に係る回転刃を示す側面図であり、図8は、図7に示す回転刃のVIII−VIII断面図、図9は、図7に示す回転刃の斜視図である。この第2参考例は、刃台部と刃部とが一体的に形成された回転刃41の例である。
図7に示すように、この参考例の回転刃41は、駆動軸101に挿入するための挿入穴42を有する刃台部43と、その周囲に設けられた6個の刃部46とが一体的に形成されている。そして、この回転刃41の側面には、図8にも示すように、回転刃41の外形部分に所定厚Tの半径方向外周刃面54が形成されるとともに、この半径方向外周刃面54と上記スペーサ104と接する面との間に所定深さDの凹状部52が形成されている。この参考例の凹状部52は、回転刃41の軸心と同心で周方向に連続する溝状に形成されており、内形52aはスペーサ104の外形とほぼ同一の円形に形成され、外形52bは刃先部47の基部に所定厚Tの半径方向外周刃面54を残した円形に形成されている。図9に示すように、このように形成された凹状部52は、回転刃41の側面で連続する円形の溝状となっている。
以上のような第2参考例の回転刃41によれば、一体型の回転刃41においても、凹状部52の外周側に位置する所定厚Tの半径方向外周刃面54が対向して噛合う回転刃41の半径方向外周刃面54と接するのみで、凹状部52の側面では対向する回転刃41と接触することはないので、図7に示す噛合い状態では、破線で示す接触面積Lの部分が接するのみで、噛合う回転刃41の間に生じる摩擦抵抗を減少させることができ、破砕動力を低減させて処理効率の向上を図ることができる。この参考例の接触面積Lとしては、例えば、凹状部52を設けない場合に比べて約1/4程度にすることができる。しかも、回転刃41の周囲では、所定厚Tの半径方向外周刃面54の部分により、対向して回転する回転刃41との間で被破砕物を剪断破砕する機能は保っている。
また、接触面積Lが減ることによって摩擦抵抗による発熱を抑えることができるので、熱によって被破砕物120の一部が溶けて破砕後に再結合することを防止することができる。
さらに、回転刃41の側面に形成された凹状部52により、刃部46で剪断破砕した被破砕物120が回転刃41の間で自由に動くことができるため、容易に排出され、雑物が回転刃41の間に挟まったとしても容易に掃除することができ、効率の良い剪断式破砕機の運用ができる。
その上、この参考例でも、刃物としての硬度を要する刃部46の加工面積が小さくなるので、加工に要する時間短縮と加工工具の長寿命化で製造コストを低減させることができる。
なお、上述した実施の形態の回転刃21は一例であり、上記実施の形態に限定されるものではない。
さらに、上述した実施の形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
本発明に係る剪断式破砕機用回転刃は、複数枚の回転刃を並設して噛合わせることによって被破砕物を剪断破砕する剪断式破砕機に利用できる。
本発明の第1参考例に係る回転刃を示す側面図である。 図1に示す回転刃の分割式刃部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は(a) に示すII−II断面図である。 図1に示す回転刃の斜視図である。 図3に示す回転刃の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転刃を示す側面図である。 図5に示す回転刃の分割式刃部を示す図面であり、(a) は側面図、(b) は(a) に示すVI−VI断面図である。 本発明の第2参考例に係る回転刃を示す側面図である。 図7に示す回転刃のVIII−VIII断面図である。 図7に示す回転刃の斜視図である。 従来の剪断式破砕機を示す平面図である。 図10に示すXI−XI断面図である。 図11に示す回転刃の噛合い時の接触面を示す拡大側面図である。
1 回転刃
3 刃台部
5 分割式刃部
6 刃部
7 刃先部
8 取付部
9 取付面
10 係合段部
11 係合突起
12 凹状部
12a 内形
12b 外形
14 半径方向外周刃面
21 回転刃
25 分割式刃部
26 刃部
27 刃先部
32 凹状部
32a 内形
32b 外形
34 半径方向外周刃面
41 回転刃
43 刃台部
46 刃部
52 凹状部
52a 内形
52b 外形
54 半径方向外周刃面
L 接触面積
T 所定厚
D 所定深さ

Claims (3)

  1. 複数の駆動軸の軸方向に所定厚の回転刃と該回転刃の基部を軸方向に位置決めできる外形を有するスペーサとを交互に設け、該複数の駆動軸を回転刃とスペーサとが対向して噛合うように配設し、該回転刃の側面間に形成した所定の軸方向隙間で被破砕物を破砕する剪断式破砕機の回転刃であって、
    前記回転刃は、前記スペーサの外周よりも突出する刃台部と、該刃台部から周方向に突出して回転方向に尖った複数の刃先部を具備した刃部とを有し、
    該回転刃の側面は、該回転刃の外形部分に形成した前記所定厚の半径方向外周刃面と、該半径方向外周刃面と前記スペーサと接する面との間に形成した所定深さの空間を形成する凹状部とを回転刃の両側面に具備し
    前記凹状部は、前記回転刃の周方向に連続して形成されるとともに、前記スペーサの外形と一致する内形と、前記回転刃の刃先部の外形形状に沿った外形とに形成されて、該凹状部の外形側に半径方向外周刃面を残した形状で形成されていることを特徴とする剪断式破砕機用回転刃。
  2. 前記刃部は、前記刃台部と分離できる分割式刃部であり、
    該分割式刃部は、前記刃台部に固定した状態で該分割式刃部と前記刃台部との側面で連続する前記凹状部を具備している請求項1に記載の剪断式破砕機用回転刃。
  3. 請求項1又は2に記載の剪断式破砕機用回転刃を備えた剪断式破砕機。
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