JPH0737338U - 二軸剪断式破砕機の回転刃 - Google Patents

二軸剪断式破砕機の回転刃

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JPH0737338U
JPH0737338U JP6901393U JP6901393U JPH0737338U JP H0737338 U JPH0737338 U JP H0737338U JP 6901393 U JP6901393 U JP 6901393U JP 6901393 U JP6901393 U JP 6901393U JP H0737338 U JPH0737338 U JP H0737338U
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JP
Japan
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piece
blade
edge
cutter
rotary blade
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JP6901393U
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English (en)
Inventor
直哉 和田
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Kinki KK
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Kinki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二軸剪断式破砕機の回転刃における摩耗・欠
損し易いピースカッタのエッジ部分をも交換可能にして
回転刃の再生を可能にする。 【構成】 二軸剪断式破砕機の回転刃を台刃部分とこれ
を取り囲む刃先部分とで分割形成し、この刃先部分を周
方向に分割して複数個の接離可能なピースカッタ7で形
成する。そして、各ピースカッタ7に予め該ピースカッ
タ7のエッジ部分を形成する平面エッジ片13をピース
カッタ7側の平面エッジ座13aに着脱可能に装着して
ピースカッタ7即ち回転刃Cの再生利用を可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、剪断作用により各種の固形処理物を連続的に破砕する二軸剪断式 破砕機の回転刃におるけ刃先交換カッタ(以下「ピースカッタ」という)の改良 に係り、詳しくはケーシングに軸支された回転軸上に装着される回転刃を、台刃 部分と刃先部分とによって分割形成して、摩耗などが刃先部分のみに生じるよう に構成すると共に、摩耗・欠損し易いピースカッタのエッジ部分の再生を容易に するために予め再生用のエッジ片を着脱自在に備えた二軸剪断式破砕機の回転刃 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、剪断力を効果的に利用してプラスチック、木片、紙、金属、ゴム、 繊維、皮革に至るまであらゆる固形処理物を粉砕する、剪断式粉砕機が知られて いる(例えば実公昭55−41309号公報参照)。
【0003】 この種の剪断式粉砕機(以下「二軸剪断式破砕機」という)においては、上下 にそれぞれ処理物の投入口と排出口を有するケーシング内に、2つの軸が平行に 軸受を介して対向回転可能に支承されており、各軸上にはスペーサを挟んで交互 に、一体物である円盤状の回転刃が配設されている。交互に配設された回転刃は 、片側側面同志が相互に密接すると共に、回転刃の外周面同志が一部ラップして 、所謂スリットカッタを形成している。また、回転刃の外周には一部突設したよ うに処理物引き込み用の爪が設けられている。二軸剪断式破砕機の使用時には、 相対する一対の回転刃を互いに内方に向かって回転駆動させ、ケーシングの上部 の投入口から目的の処理物品を投入する。すると、相対向する回転刃の爪により 、回転刃間の間隙に処理物が引き込まれ、スリットカッタの剪断作用で破砕され 、排出口より落下する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 この種の二軸剪断式破砕機においては、機能上、回転刃が最も摩耗し易く、一 定の使用期間を経過すると、回転刃を新しいものに取り替える必要がある。使用 頻度、処理物によってはかなり短期間のうちに取り替えなければならない。
【0005】 しかし、円盤状の回転刃は一体物であるから、これを取り替える場合には、ケ ーシングと軸受をばらして取り外した後、軸からスペーサと共に回転刃を引き抜 く必要があり、非常に煩雑で手間のかかる作業を強いられることとなる。しかも 、かかる二軸剪断式破砕機には相当数の回転刃が備わっているので、その取り替 えには相当の労力を要し、保守管理が容易でない。
【0006】 そこで、回転刃を台刃部分とこれを取り囲む刃先部分分とで構成して摩耗した 刃先部分のみを交換可能にした考案が、本件出願人によってすでに提案されてい る。この案ではピースカッタのみの交換が容易となるものの、二軸剪断式破砕機 の回転刃におけるピースカッタの便宜性および経済性、資源の有効活用を図ると いう点で更に改良が必要とされていた。すなわち、ピースカッタのうちでもその エッジ部分が最も摩耗・欠損し易く、しかし、たとえエッジ部分のみが摩耗・欠 損してもその都度ピースカッタ全体を交換しなければならず、ピースカッタのス クラップが再利用の途もなく廃棄処分されていた。これでは資源の有効利用にな らず、全く不経済である。
【0007】 そこで、本考案の目的は、摩耗欠損のし易いピースカッタのエッジ部分のみを 交換可能にしてピースカッタ全体の再生を可能にした二軸剪断式破砕機の回転刃 を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案は、二軸剪断式破砕機のケーシングに軸支された 軸に装着される回転刃において、この回転刃を該軸に嵌着される台刃部分とこれ を取り囲む刃先部分とで分割形成し、この刃先部分を周方向に分割して複数個の ピースカッタで形成し、このピースカッタを該台刃に接離可能に構成する共に、 該ピースカッタのエッジ部分再生用のエッジ片を該ピースカッタの所定位置に着 脱可能に装着したことを特徴とする二軸剪断式破砕機の回転刃である。
【0009】
【作用】
上記構成において、台刃部分は刃先部分により表面に露出しないように取り囲 まれているため、処理物を破砕する際の摩耗から保護され、使用によって摩耗す るのは、刃先部分(周方向に幾つかに分割されたピースカッタからなる)だけと なる。しかも、この場合、摩耗・欠損し易いピースカッタのエッジ部分について は予めエッジ片を着脱自在に備えているため、摩耗・欠損等したエッジ片のみ取 り替えるだけでよい。新しいエッジ片を該ピースカッタに取り付けて再生した後 、再びそのピースカッタを台刃部分の所定箇所に固着すれば摩耗・欠損した刃先 部分を何度でも再生して繰り返し使用することが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】 まず、本考案にかかる回転刃を装着した二軸剪断式破砕機全体の構成について 説明する。図1は二軸剪断式破砕機全体の正面の断面図である。
【0012】 図において、2つの矩形断面をした回転軸である、主軸1と従軸2が一定間隔 をおいて平行に並設されており、各軸1、2の両軸端は軸受(図示略)を介して 回転自在に箱形のケーシング3に支承されている。なお、主軸1には図示しない 電動機の駆動軸に連結されている。主軸1を左回転させると、従軸2はこれと反 対の右方向に回転、つまり、2つの軸1、2は内方に向かって(図の矢印方向に )対向回転するように構成されている。
【0013】 上記2つの平行な軸1、2上には、それぞれ円盤状の回転刃Cがスペーサ9を 間に挟んで交互に、その側面同志が互いに密接ラップした状態で嵌合装着されて いる。各回転刃Cの外周には処理物を引き込み且つ切断用の複数の爪6aが円周 上一定の間隔で設けられている。爪6aは、回転刃Cの回転時に処理物を引き込 む作用と同時に、相対するスペーサ9の外周面に摺接するほどに接近して剪断作 用により処理物をある一定の長さに破断する作用を奏する。そして、相対向する 一対の回転刃Cの側面同志が常時密接ラップしてスリットカッタを形成しており 、ケーシング3の上方から投入された処理物は爪6aによって引き込まれ、スリ ットカッタの剪断作用により破砕され、下方に排出されるようになっている。な お、上記回転刃C及びスペーサ9に対向する位置にスクレーパ4が箱形のケーシ ング3側部から突設され、その先端部はそれぞれ回転刃C(爪6aの先端)及び スペーサ9の周面に近接するよう半円弧状に形成されている。このスクレーパ4 は、回転刃Cに挟まった処理物をかき取る働きをする。
【0014】 ところで、上記のような機能を有する回転刃Cの場合、外周の刃先部分6と特 に爪6aの部分が摩耗し易く、一定期間使用すれば新替えする必要がある。ここ で、回転刃Cが一体物であれば、簡単に取り替えできないことは前述した通りで ある。
【0015】 そこで、本考案にかかる回転刃Cは、図2(分解斜視図)の如く構成されてい る。すなわち、図2に示すように、回転刃Cは、矩形断面の軸1、2に嵌着され る台刃部分5とこれを取り囲む刃先部分6とに分割・形成されている。しかも、 刃先部分6は、周方向に幾つか分割された略鉤状のピースカッタ6を円周上に接 合連設することによって構成され、このピースカッタ6と台刃部分5とは後述す る如く接離(着脱)可能になっている。
【0016】 刃先部分6と台刃部分5との接合境界面10は、表面に露出しない、つまり、 台刃部分5の外周全体が表面に露出しないようにピースカッタ6Aによって完全 に取り囲まれた形に囲繞されている。これにより、摩耗は刃先部分6にのみ生じ 、台刃部分5の部分には生じない。かくして、台刃部分5の部分は、刃先部分6 によって保護されて摩耗しないから、交換は刃先部分6のみでよくなる。なお、 台刃部分5の外周には各ピースカッタ7に噛合する如く段状歯部10aが突出形 成されており、この歯部10aにより軸回転力を刃先6部分に確実に伝達できる ようになっていると共に、切断時の反力をこの歯部10aで受け持つ。
【0017】 各ピースカッタ7にはボルト孔8が開設されており、このボルト孔8にボルト を挿入して台刃部分5側に形設した雌ねじ孔8aに螺着することにより、各ピー スカッタ7は台刃部分5の外周に接離(着脱)可能に一体化され、一つの回転刃 Cが形成されるようになっている。
【0018】 更に、本考案では上記構成に加えてピースカッタ7の摩耗・欠損し易いエッジ 部分(爪エッジ部分、平面エッジ部分および側面エッジ部分)に再生用の予め再 生形状に加工されたエッジ片がピースカッタ7の所定位置に装着されている。
【0019】 図3は本考案にかかる回転刃のピースカッタの爪エッジ座とそのエッジ片とを 示す分解斜視図、図4はピースカッタの平面エッジ座とそのエッジ片とを示す分 解斜視図、図5はピースカッタの側面エッジ座とそのエッジ片とを示す分解斜視 図である。
【0020】 図3に示すように、ピースカッタ7の爪エッジ部分に形成された爪エッジ座1 1aには、予め再生形状に加工された爪エッジ片11がボルトおよび接着等によ り着脱可能に装着されている。つまり、爪エッジ片11のボルト孔12にボルト 挿通してピースカッタ本体の雌ねじ孔12aに螺合して爪エッジ片11を爪エッ ジ座11aの位置に取り付けピースカッタ7本体と一体化するようになっている 。
【0021】 また、図4に示すように、ピースカッタ7の平面部に形成された矩形溝状の平 面エッジ座13aには、平面エッジ片13が上記と同様に着脱可能に装着されて いる。8cは平面エッジ片13に設けたボルト孔である。
【0022】 更に、図5に示すように、ピースカッタ7の側面部に形成された側面エッジ座 14aには、側面エッジ片14が上記と同様に着脱可能に装着されている。15 は側面エッジ片14側に設けたボルト孔、15aはピースカッタ7側に設けたこ れと係合する雌ねじ孔である。
【0023】 好ましくは爪エッジ部分、平面エッジ部分および側面エッジ部分のすべてにつ いて再生用のエッジ片を着脱自在に備えておくのがよいが、例えば最も摩耗・欠 損し易いと予想される爪エッジ部分についてのみ再生用のエッジ片を備えておく ようにしてもよい。
【0024】 上記構成において刃先部分6を交換する際には、締結用のボルトを取り外して ピースカッタ7を台刃部分5から取り外した後、摩耗又は欠損したピースカッタ 7のエッジ片を取り外して新しいエッジ片に交換した後、再びそのピースカッタ を台刃部分の所定箇所に固着すれば摩耗・欠損した刃先部分を何度でも再生して 繰り返し使用することが可能となる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明した本考案にかかる回転刃は、台刃部分部分は刃先部分により表面に 露出しないように取り囲まれているため、処理物を破砕する際の摩耗から保護さ れ、使用によって摩耗するのは、刃先部分だけとなる。しかも、この場合、摩耗 ・欠損し易いピースカッタのエッジ部分(好ましくは爪エッジ、平面エッジ、側 面エッジ部分全て)については予めエッジ片を着脱自在に備えているため、摩耗 ・欠損等したエッジ片のみ取り替えるだけで摩耗・欠損した刃先部分を何度でも 再生して繰り返し使用が可能となる。
【0026】 これによって、摩耗・欠損したピースカッタのうち真にスクラップにせざるを 得ないもの(スクラップ率)は極めて少なくなり、資源の有効利用に資すること ができ、結果的に二軸剪断式破砕装置全体としてのランニングコストが低下でき 、大きな経済効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の適用対象である二軸剪断式破砕機正面
の断面図である。
【図2】回転刃の分解斜視図である。
【図3】本考案にかかる回転刃のピースカッタの爪エッ
ジ座とそのエッジ片とを示す分解斜視図である。
【図4】本考案にかかる回転刃のピースカッタの平面エ
ッジ座とそのエッジ片とを示す分解斜視図である。
【図5】本考案にかかる回転刃のピースカッタの側面エ
ッジ座とそのエッジ片とを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…(主)軸 2…(従)軸 5…台刃部分 6…刃先部分 7…ピースカッタ 11…爪エッジ片 11a…爪エッジ座 13…平面エッジ片 13a…平面エッジ座 15…側面エッジ片 15a…側面エッジ座 C…回転刃

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二軸剪断式破砕機のケーシングに軸支さ
    れた軸に装着される回転刃において、この回転刃を該軸
    に嵌着される台刃部分とこれを取り囲む刃先部分とで分
    割形成し、この刃先部分を周方向に分割して複数個のピ
    ースカッタで形成し、このピースカッタを該台刃に接離
    可能に構成する共に、該ピースカッタのエッジ部分再生
    用のエッジ片を該ピースカッタの所定位置に着脱可能に
    装着したことを特徴とする二軸剪断式破砕機の回転刃。
JP6901393U 1993-12-24 1993-12-24 二軸剪断式破砕機の回転刃 Pending JPH0737338U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6901393U JPH0737338U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 二軸剪断式破砕機の回転刃

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JP6901393U JPH0737338U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 二軸剪断式破砕機の回転刃

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JPH0737338U true JPH0737338U (ja) 1995-07-11

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ID=13390290

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JP6901393U Pending JPH0737338U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 二軸剪断式破砕機の回転刃

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JP (1) JPH0737338U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010131510A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Kinki:Kk 剪断式破砕機用回転刃とそれを備えた剪断式破砕機
CN107377142A (zh) * 2017-08-03 2017-11-24 无锡泰全环保机械有限公司 双轴粉碎机分体刀

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